私事情_あなたは私にホントの愛をくれますか_

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1:アリス:2012/11/18(日) 16:03 ID:v4k

「すきっ・・・付き合って…」
私は、幼馴染の錬に告白した。 その気持ちには不安はあまりなく、期待ばかりだった。


「・・・・ごめん、俺、幼馴染としか見れねぇ・・・」




――――――ショックだった。 期待が大きかったぶん・・・  こんなのなら期待なんかするんじゃなかった、告白なんてするんじゃなかった、普通の・・・幼馴染のままでいたかった・・・・



後悔しかできない。 新しい恋を・・・なんて考えられない。

その日、私はご飯も食べずに、ただただ布団にうずくまって泣いた。
泣いているうちに寝てしまっていたようだ、いつの間にか朝になっていた。

私はトボトボと学校への道を歩く。今は錬の顔を見たくないから、早めに家を出た。

「よぉっ!!! テンション低いぞォォ!!」

そう声をかけてきたのは・・・聞きなれた声。錬ではない・・・

「かける・・・。」

幼馴染のかけるだった。 私、かける、錬は幼馴染。

「あっ、そうだ。えっと、あ、・・・うーん・・・」

「な、なに」

かけるはくしゃっと頭を掻いた。

「話してぇことがあるからさ、・・・・放課後!放課後、教室に!!!んじゃっ」

それからかけるは走っていった。 私はポカンとする。  なに・・・


その日、私はかけるに言われたことをなぜか一時も忘れなかった。 そして放課後。教室に残った。
私とかけるだけ・・・・

「話したいことって何…」

「おれさ」

2:アリス:2012/11/18(日) 16:04 ID:v4k

「お前のことが好きだっっ!!!」

「えぇっ!?!?」

「おれと・・・付き合え。」

「そんなこと言われても・・・ 」

前日に、好きな人からフラレ、そして今日幼馴染に告られ、私はもう混乱状態だった。

「ご、ごめんなさい!!  私・・付き合えない・・・」

「な、なんで!好きな人・・・いるのか?」

かけるが眉間にしわを寄せて聞いたきた。 私は首を振る。

「ううん、いない。でも・・・」

「じゃぁなんで・・・!!!」

「ごめん・・・ 私、かけるのことは・・・」

「・・・・っ」

「えっ」

私は目を見開いた。 そして数秒後、顔を赤らめる。
私は・・・かいとに突然唇を奪われた。

「んんっ!?」

手首をかけるに捕まれ、身動きが取れなかった。

(ガラッ!!!)

「・・・!!」

誰かが教室に入ったと同時にかけるは唇を離した。
そして、教室に入ってきた人がしゃべる。

「お前ら…なにして・・・」


それは錬だった。

3:アリス:2012/11/18(日) 16:17 ID:v4k

「れ,錬・・・!」

「おー、錬か、わりぃな、いま取り込み中」

かけるは得意げな顔で言う。

「っそうか・・・ よかったな、羽依。」

錬はうっすら笑みを浮かべた。でも、その顔にはいろんな思いがあった。

「錬っ!」

錬は無視をして、机に置いてあった本を持って教室から出ていく。 
ぴしゃんという音がしてドアが締まる。そして、かけるがじっと私の顔を見てきた。

「なに・・・」
「いや・・・悪かったな。  でも、お前って錬のこと、好きなのか?」
「なっ・・・そ、そんなわけないじゃん・・・言ったでしょ、好きな人いないって・・・。」
「でも、お前らの様子からしてそんな感じがした。」

かける、よくわかったね。。。 ていうか、私たちやっぱそんな感じだったかな?

「あっ、私もう帰る。」

「ん・・・それじゃぁ。ごめん」

4:モモンガ:2012/11/18(日) 16:25 ID:fyA

アゲ(^ー^)ノ
これ面白いです。頑張ってください!!

5:アリス:2012/11/18(日) 16:34 ID:v4k

そのひから、なんだか三人ともお互いを避けるようになった。なるべく、目を合わせないようにもした。
でも、けっこうそれがしんどい。会うともっとしんどいんだけど、今までずっと一緒にいたぶん・・・。

そんなことをかんがえながら、ボーっと階段を下りていた。    そして・・・ 

「!!!!」

ずるっと足を滑らせ、落ちそうになった。体は前に傾く。
お、落ちるっ・・・・!!!!!  
ズダダダダダダアァアンという、大きな音を立てて私は勢いよくしたまで落ちた。だけど・・・・

「痛くない・・・?」

「うっ・・・ててて・・・」

「!?」

「羽依・・・大丈夫か?」

「か、かける!!」

すぐに状況がわかった。まるで漫画でよくあるあのパターン。かけるがしたに・・・

「だ、大丈夫!?」

「あ、あぁ・・・。あ、あのさ・・・」

「へ、な、なに。」

ドキンとしてしまった。どうして・・・

「降りて。 重い・・・」

「あぁっ!!ごめん!」

私が慌てて降りるとかけるは起き上がった。そしてしばらく沈黙が続いた。  私はその沈黙を破った。

6:アリス:2012/11/18(日) 16:36 ID:v4k

>>モモンガさん

ありがとうっっ!!! 超嬉しいです!(嬉泣)

がんばっちゃいます!!!(`∀´V)イエイッ

7:アリス:2012/11/18(日) 16:54 ID:v4k

「かける・・・」
「なに」
「わ、私・・・・・」
「ん?」
「やっぱりかけるとは付き合えないよ。でも・・・」
「・・・でも?」
「今までどおり普通に接して欲しい・・」

「・・・・」

そしてかけるはフッと笑っていった

「寂しがり屋だなぁ、羽依は。分かってる。」

「寂しがり屋なんかじゃ・・・!!!」

そんな時、近くから女の子の声がした。 その声の方へ視線を向ける。
二人・・・いるみたい。一人は制服からして男子だ。

「あ、あたしねっ。。。 す、好きでしたっ!!!付き合ってください!!」

・・・・告白か。 ドキドキするよね。 心臓壊れるんじゃないかってくらい。

「ごめん。俺、好きな奴いるから。」

!! 一瞬耳を疑った。 その声は・・・錬だった。   錬、告られたんだ。相変わらずモテるね。

「ふぅん。告られたんだ、あいつ。」
「うん・・・そうみたい。」
「いいなぁ〜。羽依にも告られたくせに。」
「・・・・え・・・?」

なんで知ってるの・・・?まさか・・・聞いていたの?知らないふりしてホントは知ってたんだ・・・

「なんで・・・・」
「っふっ。やっぱりな。実際には見てないけどまさかと思ったよ。」



「そのまさかがあたってよかったな。」

8:アリス:2012/11/18(日) 17:13 ID:v4k

聞きなれた声・・・避けていた声・・・ついさっき聞いた声・・・

そこにいたのは錬だった。

「そのまさかが当たってなかったらお前は意味もなくフラれたことになるからな・・・」
「錬・・・ フッ・・・」
「なんだ」
「まてよ、まだ続きがある。錬は鈍感だから気づいてないかもしれねぇけどな。」
「・・・?」

「羽依はまだ、お前のことが好きだぜ? 諦めてねぇよ?」

「え・・・!!!!」

「ちょ・・・!!!!!!」

私は一気に顔を赤くする。 そして錬は私の顔を見る。ゆっくりと口を動かした。

「・・・本当か?」

「・・・っっ!!」

否定しようとしたけど、どうせ、バレてしまう・・・  そう思ってコクリと静かに頷いた。
それとほぼ同時に錬の顔は赤くなる。

「な・・・によ。 フッたくせに。」

錬から視線を外す。声は涙声になっているのかな・・・

「・・・・ちょっと来て。」

ぐいっと腕ほ引っ張られる。

「や、やめ・・・!」
手を振りほどこうとしても、錬の力には到底かなわなかった。

9:アリス:2012/11/18(日) 17:41 ID:v4k

今は誰もいない図書室に連れて行かれる。ドクンドクンと心臓がうるさくなった。

「なに」
「さっきの・・・・」

「・・・・っ本当だって言ってんでしょ! じゃ、じゃぁっ・・・・」
その時、私は何かを期待していたのかもしれない。
「まてよっ・・・おれ・・・」
「?」
「おれが・・・お前のことが好きだって言ったら?」
「は!? 言ったら・・・って・・・」
「俺は・・・好きだ。」
「・・・!?!?  何言ってんの、フッたくせに!私のこと・・・」

「すまなかった。俺、答えが見つからなかった。でも・・・わかった。答え。」

少し途切れ途切れで言う。    ほんとはすごく嬉しかった。目には涙が溜まっていた。

「・・・う・・・わ、私・・・・まだ・・・好き。」
その時、軽くだけど、唇が重なった。     キスされた。
ニコッと笑って錬が言った。

「嬉しい。」

そして、再び唇を重ねる。でも、さっきのより、深かった。頭は真っ白になる。

「ぅ・・・んっ」

少し角度を変える。   静かな図書室に、私の漏らす声と、キスの音だけが響いた。
唇は離してはまた重ねる。   その繰り返しだった。

「ふっ・・・・ん・・・」

「やらしい声すんな。」
「うるさい・・・」
幸せなひとときだった。


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