生きる意味。

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1:陽実 ◆NLsI:2012/11/20(火) 20:52 ID:EvY

書き込み禁止です。
http://ha10.net/test/read.cgi/frt/1348838144/l50感想等はこっちでお願いします。

死ネタ含むので、苦手な人は見ないでくださいね。

2:陽実 ◆NLsI:2012/11/20(火) 20:59 ID:EvY

prologue

僕の生きる意味は、なんだろう。

生きていくことが、辛いよ。


私の生きている意味はなんだろう。

早く消えてしまいたいよ。


少年と、少女。

闇に足を救われ囚われた二人。


「僕は必要とされてない」

「私は犯罪者だ」


明日を必死にさがした。

3:陽実 ◆NLsI:2012/11/20(火) 21:07 ID:EvY

第一章『生』咲かない。


ブラウンの髪の毛。同じくブラウンの瞳。
高く美しい鼻、薄く血色の良い唇。

何もかもがパーフェクト。

そんな呪縛が私をおそう。


「俺と付き合ってください!!」

体育館裏で下げられた頭。
それを見下ろす、私。

「…」

「ずっと好きだったんだ」

「…」

頭を深々と下げる男に、私は低い声でつぶやいた。

「…アンタ、誰?」

「え?」という言葉とともに、男の顔があげられる。

「ずっと好きとかキモい。消えろ」

私がそう言うと、男は風のように逃げていった。


赤城 美雨(あかぎ みう)。それが私の名前。
整いすぎた容姿のせいで、女子からは妬まれ、男子からは視線が痛い。

すべてが面倒くさい。

勉強も、テストも、学校も、生きることも。

4:陽実 ◆NLsI:2012/11/22(木) 16:16 ID:sI.



「赤城」

担任のウザったい声が脳内に響く。

なんだよ、と言ってやりたいところをグッと我慢する。

「…なんですか?」

「ちょっと指導室来い」

「ヤダ」

「いいから」

…んだよ、もう。

繰り返される会話が嫌になり、諦めて教室から出ていく。

担任は先に足を進めている。

…来いっつったなら、ちゃんと連れてけよ。
心の中で悪態を付いていると、指導室の前についた。


「なんすか?」

あからさまにダルそうに口を開く。

担任はきつく私を睨むと、要件を口にした。

「この成績の落ち具合はどういうことだ?もともといいわけじゃないんだから努力しろ」

ウザ。

5:陽実 ◆NLsI:2012/11/22(木) 19:47 ID:BBk



もともといいわけじゃないんだから、とか。

たしかにそうだけどはっきり言うなよ。


「…勉強くらい真面目にしたらどうだ?高校はいけよ。俺のためにも」


…クソジジィ。自分のことしか考えてねーじゃん。

「帰るから」

「どこにだ?」

家に。

「教室だよ」

「ちゃんと帰れよ」

…うっせーな。

「はいはい」

適当に返事をして腰を浮かせ、扉からすり抜ける。

ダルい。さっさと帰ろ。



まだ昼前なのに、家路につく。

玄関の扉を開けた瞬間。

「美雨!!」

お母さんの声が私の耳を猛スピードで通り抜けた。

6:陽実 ◆NLsI:2012/11/23(金) 16:40 ID:71U



「また学校サボって!どうしてアンタはそうなのよ!!!」

お母さんの声は甲高い。

甲高さが災いして私の脳内がぐちゃぐちゃにされた気分。


「早く靴脱いでリビングに来なさい」

「ヤダ」

「早く!!」

…なんでいつも私ばかり。

私ばかり責められて私ばかり傷つけられなきゃいけないの?

「お母さんなんて大嫌い!!」


そう言って、閉じられた扉を開いた。

風と一体化して走り出す。お母さんの声が聞こえた気がしたけど、聞こえないふりをした。


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