銀狐。

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1:睦月 ◆8skU:2012/11/21(水) 17:30 ID:Q.M

昔々、貴族の中でも姫族という、
和火華(ワビカ)の能力を引き継ぐ族がありました。
姫族といわれますから、女にしかその能力は使えず、
その能力だけが、国を納めることができました。
ですが、姫族は希少で、その中でも女の子が生まれる確率は少なく、
男の子ばかりが生まれてきました。
国の女王の交代まであと15年。
女王になれるのは15からのため、ここで生まれなければ女王の交代はなしです。
そんなとき、唯一生まれたのが宮園家の姫嬢(キジョウ)でした。
姫嬢は病にかかることなく、すくすくと育ち、ついに女王となりました。
ここから20年間、女王を務めます。
その間に女の子供が生まれれば、15になったとき、女王になるのでした。

____が、その姫嬢が結婚したのは、人間に化けた銀狐でした。
それが、この物語を生み出したのです。

2:睦月 ◆8skU:2012/11/22(木) 21:51 ID:Q.M

~1~
12,3歳ほどの1人の少女が歩いていた。

白い着物のような服装に、赤いズボンのような服装。
これが少女の通う学校の制服だった。
周りには友人と帰る少女達の姿がある

が、少女は1人ぼっちだった。
その理由と考えられる点は3つあった。

まず1つ目。少女には普通の人間ではあり得ない、銀色の耳が付いていた。
偽物ではない。ピクピクと、時々動いている。

そして2つ目。腰辺りから銀色の尾が出ていた。
これも偽物ではなく、横にユサユサと揺れている。

そして3つ目。足の早さが尋常ではなかった。
少女は軽く走っているのだが、普通の人の本気の走りほどだった。
まるで子狐の遊ぶときのはしゃぐ姿のようだった。


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