Caramel Sugar

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1:Cosmos:2012/11/23(金) 10:32 ID:jtk


どうも。Cosmosです。

タイトルは、キャラメル シュガー と読みます。
甘く、粘り強いキャラメルに、さらさらだけど、熱が加わるとドロドロで黒くなる、ほんのり甘い砂糖の掛け合わせ。
本編はそんな、複雑な恋を描いて行こうと思います。

では、作品の傾向がわかったところで、規則の紹介です。
守れない方はご退場願います。

規則
・荒らし等はお断り。もっとも、行えばアク禁ですけど。
・書き込みは一切禁止しています。
・感想等も http://ha10.net/test/read.cgi/frt/1350702628/l5 こちらでお願いします。
・以上を守れる自信が無い方、ご退場願います。

ちなみに、おそらく途中で放棄すると思いますので、それでも良いという方は歓迎致します。
それでは、Let's START!!!

2:Cosmos:2012/11/23(金) 10:41 ID:jtk

プロローグ【prologue】

あなたとの出会いは突然で。

あなたの印象はとても悪くて。

でも思えば、きっとその時から、もう...。

3:Cosmos:2012/11/23(金) 14:33 ID:jtk

第一章 「出会い」

入学式なんて、楽しみじゃない。

でも、中学生になるための大切な日だから__。


いつもより早めに起きた私は、ゆっくりと制服に着替えた。

身支度を整えて、深呼吸をしてから階段を駆け下りた。

ここまで言ったら分かるだろうけど、私の家は二階建て。

「美羽、今日は早いのね。朝食もさっさと食べちゃいなさい。今日入学式でしょ。」

当たり前な事を言うお母さん。席につきながら、まただ、と思った。

昔から当たり前な事を言うお母さん。そんなお母さんはやさしくて、いつも温厚で、私の自慢だった。

今日も私の前にすわって、にこにこしながら、おいしい? と聞いてきた。

もちろん、頷いた。

「相変わらず仲がいいな〜、美羽とママは。ママ、朝ごはん。」

はいはい、と立ち上がるお母さんと入れ替わりに、お父さんは席についた。

ちょうど私があと野菜ジュースだけってところで、ようやくお父さんの朝食が来た。

あっという間に野菜ジュースを飲み干した私は、バッグの中身を確認してから、玄関に向かった。

「いってきます。」

少し大きめの声で言うと、お母さんがやってきた。

お母さんは毎朝、こうして出かける皆を見送ってくれているのだ。

毎朝言われる、気をつけて、に元気よく返事し、私は中学校生活に足を踏み入れた。

4:Cosmos:2012/11/23(金) 15:03 ID:jtk

早く起きたはずなのに、結構時間が迫っていた。

まずいよ、まずい。入学式で遅れたらどれだけ浮くか…。

もうすぐ着く…あの曲がり角を曲がれば…!

私だってバカじゃなかった。

マンガでよくある、ドッシーン、いたたた、ドキン!!なんてあったら遅刻するに決まってる。

だから、曲がり角だけはゆっくり歩いた。

曲がり角を曲がり終えた瞬間、走った。それも全力疾走で。制服が原型を保てない位、私は必死に走った。

学校に到着したら、なんと門は閉まっていた。

私は激しく肩を上下させながら、呼吸した。体が酸素を求めていた。

血液中の酸素が足りていなかったのか、呼吸していくうちに頭がはっきりとしてきた。

そうだ、時間!! 校舎に付いている時計を見たら__なんとまだ七時ちょっとだった。

お母さんに出かける際に、あと十分あるわよ、と言われたのを思い出した。

あれは、七時まで、という意味だったらしい。

この時ばかりはさすがに、お母さーん!!!! という感じだった。

仕方がないから、反対側の門の様子も念のため見ることにした。

歩きながら、あることを考えていた。あの曲がり角の時。

歩き出してから間もなく、あの角から男の子が飛び出してきた。その時、私は歩いていてよかった。と思ったけど…。

今こんなことになるなら、ぶつかっても良かったかも、なんてことを考えていた。

そうこうしているうちに、門に着いた。なんと、でかでかと___開いているわけがなかった。

がっかりして、戻ろうとしたときだった。

____。

物音がした。それも、門の中から。私は怖くなって、走り出した。

不幸中の幸いのつもりなのか、人にぶつかった。

いててて…。ん? これって、逃げないと、ドキってくるんじゃ…。

そう思った矢先、相手は信じられない事を口にした。

「おまえ、ぶつかった拍子だからって、キスしてくんなよ!!ったく、最近の女は__」

                 ・・・・・・
相手は最後まで言わなかった。いや、いえなかったんだ。

.....私がそいつの目の前で泣き出したから.....だと思う。

5:Cosmos:2012/11/25(日) 21:33 ID:jtk

「ちょっ、お前なっ!!」

相手は慌てまくった挙句、その場に耐えられなくなったようで、いきなりメモ帳を取り出し、必死に思い出す様子で何かを書き始めた。

その間、私は尋常じゃないほどの涙が目から溢れ出ていた。

ふと、あのときの状況を思い出した。悲しい、悔しいなんて感情は無いのに、なぜか涙は絶え間なく出てくる。

あの時、私はキスなんかしていなかった。口には何も当たらなかった。

どうしてキスなんて嘘...。でもよく考えると、思い当たることがあった。

私のほっぺたに、相手の口が当たっていたかもしれないのだ。ほっぺたでキス...しかも中学生のくせに。

私は真っ赤になって訴える顔を思い出した。

よく考えると可愛いかも。名前...なんて言うんだろ。そう思うといてもたってもいられず、振り返った。

こういうとき、漫画によると、誰もいなくって。

がっかりするけど、奇跡的に出会えて。

そして愛らしいキミに恋をする。

そんな流れにひそかに憧れていた。

振り返るとそこには誰も...いや、人だかりができていた。

理想とあまりにも真反対な現実に、少し悔しい気もしたが、人だかりを掻き分けた 

すると、そこには...

仔犬のような顔を必死に隠そうとする、キミがいた。

私に気づいた様子のキミは、紙を差し出した。

紙には名前、携帯電話の番号とアドレスが書いてあった。

「きょ、うは悪かった、から、と、とりあえず何かあったら連絡しろ。借りは作らない主義だからな。」

そう言って、青年のような、まぶしい笑顔を見せて、キミは去っていった。

周りの人も、カップルの喧嘩か、と離れていった。

その中でたった一人残った私。紙に載っていた名前をじっと見つめた。

華宮 真(かみや しん)

私はその日、つまらない中学校生活の代わりに、素敵な出会いを見つけた。

真というなのキミに、恋をした。

いや、まだ恋かはわからない。でも、キミと一緒にいたいと思った。

愛しくて。

格好良くて。

でも可愛くて。

キミに会ってからの、キミのその全てに、私は惹かれたんだ。

<第一章 「出会い」 終了>

6:Cosmos:2012/11/29(木) 21:34 ID:A4M

第二章 「クラス」

中学校二日目。昨日、すごいことが分かった。華宮くん...彼とは同じクラスだった。

彼と目が合った瞬間、思わず目をそらせた。

ちょっとまずかったかなと思い、彼のほうを見ると、そこには耳だけが真っ赤になった顔。

そんな様子を思い出し、不覚にも少し笑ってしまった私の近くの人は、私をチラッと見た後、視線を元に戻していった。

そんな、恥ずかしい状況の中、声をかけてくる人物がいた。

「季咲、おはよ。」

垢野 柳(くの やなぎ)、私の幼馴染だった。

「...おはよ。何か良いことが?」

昔から挨拶をすっぽかす柳は、機嫌の良い時のみ挨拶する。それでこういう質問が出たわけ。

「昨日座る席、自由だっただろ?で、たまたま後ろにかっわいい子が座っててさ。」

                         ・・
言い忘れた。こいつ、一目惚れ体質。ちなみに私も告白され済み。

「カトウ セイっていうんだ。名前まで可愛いし!!」

このセリフ、もう聞き飽きた。またって感じ。

そもそも、実は私もあなたに季咲 美羽が可愛いとは言われたんだけどね〜。なんて言っても覚えてないか。

あいつ、季咲をキサクって読んだのよね、キサキなのに。笑えちゃう。

こんなこと言ってると少年漫画みたい。10分くらいここに立ってるけど、華宮くんはまだ来てない。

早く会いたいな...。



「季咲...さん、おはようございます。」

ああ、会いた過ぎて幻聴が...え、華宮くん?!

...華宮くんじゃない。って本当に誰....?


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