ららら

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:みつさん hoge:2012/11/23(金) 21:41 ID:B8Y

基本恋愛小説です。
ホラー要素もちょびっとあります。
えび天やニャル子さんみたくパロディ要素がふんだんに盛り込まれています。
次から書き始めます。

2:みつさん hoge:2012/11/23(金) 22:02 ID:B8Y

毎朝、兄と妹の喧嘩で起こされる。

たまには静かに起きたいと思っているのは次兄である純(じゅん)。

「おい、怪獣。さわやかメガネを起こしてこい」

「うるさい!兄さんが起こしてきて!」

純は自室の扉を開ける。

「起きてるよ。兄さん。おはよ、りんごちゃん」

「おはようございます。お兄ちゃん」

妹の態度の違いに辟易しているのは長兄の良(りょう)だ。

「毎朝、仲良いね」

「ああ?喧嘩するほど仲が良いってか?ねーな」

りんごは良の言葉に頷く。

「あ!今日はちよちゃんと約束があったんだ。もう行かなくちゃ」

りんごは急いで家から出る。

走っていたため、目の前の人にぶつかってしまう。

「きゃっ」

「あ、ごめんなさい。急いでて……」

りんごは目の前の人を見て驚いた。

流れるようなブロンドの髪に、緑のワンピースがよく似合っていた。

そう。まるで人形のように。

3:みつさん hoge:2012/11/23(金) 22:55 ID:B8Y

「良いよ。気を付けてね」

「は、はい。すみませんでした」

女性は手を振ってどこかへ行ってしまった。

りんごはちよと待ち合わせていた駅に急ぐ。

「りんごちゃん、こっちこっち〜」

手を振って呼んでいるのは華奢なからだには似合わない大きいカメラを首にぶらさげた少女、ちよだった。

二人は切符を買い、特急に乗る。

「りんごちゃん、夏休みの宿題終わりました?」

「自由研究を絵日記にしちゃったからね。夏休み最後の日まで宿題はあるよ……」

「あらあら、それは大変ですわね」

二人は他愛のない話で盛り上がる。

りんごは突然目の前が真っ暗になった。

「私は誰でしょう?」

声は聞いたことがある。

でも、思い出せない。

「正解は私でした〜」

「ええっ?」

「どなたですの?」

りんごは今朝あったことをちよに話す。

「マリー、そいつ怪獣だからあまり驚かすと放射能火炎を吹くぞ」

「兄さん!伝わりそうで伝わらない懐かしのネタはやめて!」

りんごは周囲の注目を浴びてしまい、顔を赤くして小さくなる。

「あ、良さん……こんにちは」

ちよは良を目の前にして頬を染める。

「あなた、名前は?」

「人に名前を聞くときはまずご自分のお名前からですわ」

「これは失礼したわ。私はマリー・イルアム。よろしくね?」

「わたしは水前寺ちよ。どうぞお見知りおきを」

彼女達は顔では笑っているが、目は笑っていない、


マリーはぎゅっと良の袖を掴んで離さない。

4:みつさん hoge:2012/11/23(金) 23:06 ID:B8Y

そんな時だった。

電車が中途半端な次の駅も見えない場所で急停車する。

車内放送で女性のみが呼び出される。

「この電車を爆破されたくなければ、女だけ手ぶらで車掌室の前に来い。ただし、中学生以上に限る」

「あーあ、めんどくさいなぁ」

マリーは指定された乗客を連れて車掌質の前に行こうとする。

「だいじょぶ、だいじょぶ。ちよちゃん以外は私が守ってあげるから」

「わたしだけ除外されてるんですの?」

「うん!」

マリーの笑顔はとても美しく、ちよにだけは残酷なものだった。


書き込む 最新10 サイトマップ