喧嘩上等

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1:とかげ:2012/11/29(木) 07:37 ID:ffE

こんにちは!苺大福から改名しました、とかげです!
春風模様はどうも続きそうにないので・・・、視点を変えて強気な女の子の小説を書きたいと思います!!
これは絶対に、続けるつもりです(><*)だから、見放さないで〜!!←←←


___プロローグ

誰も本当のあたしを見ようとしない。
だから、友達だっていない。

でも、あたしはそれでも良いんだ。
どうせ、元々友達なんて作るタイプじゃなかったし。

男子も女子も、皆あたしから逃げていく。
あたしなんて___つまらない人間だよ。
弱くて、冷たくて、嘘つきで。













誰か、あたしを助けて____

2:とかげ:2012/11/29(木) 07:43 ID:ffE

「でさ〜。」
辺りから、女子の声が聞こえる。

「アハハッ!!馬鹿じゃん!!」

・・・たく、うるせえ。
いい加減学習しろよ、って言いたい。

読書の邪魔だ。
せっかく良いところなのに。



女子って、なんでグループを作るんだろう。って、つくづく思う。
でも、あたしは、自分が弱いって自覚してるから集団行動するんだ、って思う。

・・・・つか、動物かよ。
所詮人間、そんなんだろうな。

3:とかげ:2012/11/29(木) 16:25 ID:ffE

「や〜ま〜だ〜さん♪」
近くから声が聞こえる。

「お・・・ぎはらさん」
荻原 沙夜__あたしのクラスメイト。

「あのさぁ〜今日塾だから山田さんに掃除当番変わってもらおうと・・・」
あたしはすぐさま反論する。
「あたしじゃなきゃ駄目?」

その瞬間、荻原 沙夜の顔が凍り付く。


「ひ・・・ひどいっ!!」
荻原 沙夜は泣き出した。
いや__嘘泣きだ。


「何だ何だ?」
周りのクラスメイトがぞろぞろとやって来る。

「山田さんひどい!うわああ〜〜〜ん」
ひどいのはどっちだよ。
・・・それにしてもこの嘘泣き・・・下手過ぎだろ。


でもコイツのことだしなぁ・・・。




「おい、山田。沙夜ちゃん泣かしてんじゃねえ。」
・・・・始まった。男も、簡単な奴何だな。
たかが一人の女で__アホらし。






____その時。
「てめえ山田ツラかせっ!!」
一人の男子が、殴りかかってきた。




「・・・売られた喧嘩は買ってやる」
私は視界に飛び込んできた拳を片手で受け止めた。
「・・・なっ!?」

男子は少し慌てたように見えた。
「・・・・・・・・とう」
私はポツリと呟いた。
「は?」
そして、拳に思いっきり力を入れた。
「喧嘩上等!!!」
辺りがざわめきに包まれた。



「・・・ちっ。分かったよ。やってやろうじゃねえか。」
私はフン、と鼻を鳴らした。

4:とかげ:2012/11/29(木) 16:36 ID:ffE

↑本当はあたしと書くつもりだった所が私になっています!
ごめんなさい(><)以後気を付けます。

5:とかげ:2012/11/29(木) 17:00 ID:ffE

「ぐわっ」
___・・・弱い。
これだから人間は弱いんだ。
弱くて、冷たくて、嘘つきで___。


その時、荻原 沙夜が立ち上がり、こう言い放った。
「や・・・山田 美苗!!あんた・・・生意気なのよっ」
そう言って、逃げ出していった。
「めんどくさい奴__」




___帰り道。
一人で街を歩いていると、三人のチャラチャラした男がこっちに向かってきた。

「ちょっとそこの姉ちゃ〜ん」
・・・は?
いきなり話しかけられた。

「俺たちとカラオケ行かない?」
うっざ。ナンパしてんじゃねえよ。
「ね〜。君の欲しいものおごってあげるからさ〜。」

小学生じゃないんだから騙される訳ないだろ__このガキが。
「マジで行かない?俺さ、めっちゃ好みだし〜。」
だからなんだっつの。

「ね〜・・・」
あたしは男の胸ぐらを掴んだ。
「おゎっ・・・」
あたしは眉をつり上げた。
「もうこれ以上あたしに近づくな!!」
そして手を離した。

「痛えっ」
男は思いっきり尻餅を着いた。
「っざけんな!!ちょっと美人だからって調子乗んな!!」
マジで意味分かんねぇ。さっきと態度違うじゃねえか。
___つか、美人とか思ってないし。
自分のことイケメンだと思ってんのは、お前らの方だろ!!

6:美麗:2012/11/29(木) 17:37 ID:gTo

主人公の心情が書いてあってとても分かりやすいです

プロローグから素敵ですね

これからも頑張って下さい

7:とかげ:2012/11/29(木) 18:10 ID:ffE

>>美麗様
コメントありがとうございます!!

これからも頑張りますね。

8:美麗:2012/11/29(木) 18:19 ID:gTo

いえいえ

それが使命なので・・・

頑張って下さい!です

9:とかげ:2012/11/30(金) 07:29 ID:ffE

後ろを振り返ると、男は唾をペッと吐き出していた。
ふん、それでも男か。軟弱な奴。

あたしは辺りを見回しながら歩いていると、街角に本屋を見つけた。
何だかその時、胸がきゅ〜〜っと、締め付けられるようだった。
「・・・もう、本なんて二度と読まない・・・!」
本屋を避けるように、あたしは走っていった。




空は真っ暗、あたしは駐車場にいた。
「・・・はぁっ」
喉が渇いて、息が切れた。
___もう、家に帰ろう。




「ただいま。」
家に帰ると、父さんが待っていた。
「美苗、こんな夜遅くまで何をしていた!!」
めんどくさ・・・。いちいち全部説明しろって言うの?
「別に?普通に帰ってきただけ」
あたしは冷たく言い放った。
「・・・まあ良い。それよりさっさと小説の続きを書け。」
結局それかよ。娘の心配なんてちっともしてないじゃん。
ちょっとはあたしのこと考えてよ___。




あたしは夜中まで小説を書き続けた。
どうしてあたしがこんなこと。
父さんが作家だからって__あたしは作家になんてならない。
本なんてもう読みたくない。

___それにあたしは、シンガーソングライターになりたいんだ。
あたしが5歳の頃に死んじゃった母さん。元々病気がちだったけど___母さんはシンガーソングライターの道を突き進んでいった。
だからあたしもシンガーソングライターになりたいと思った。
なのに、父さんの勝手で___。



>>美麗さん
はい!それでは頑張ります!!

美麗さんも頑張ってください!!

10:とかげ:2012/11/30(金) 16:24 ID:ffE

その時。
『コンコン。』
ドアのノックの音が聞こえた。
「父さん?」
あたしはドアを開けた。
「美苗。できたか?」
・・・わざわざそんなくだらないこと聞くために来たの?
「できてるならもうとっくに持ってってるよ!」
あたしはドアを閉めた。
「美苗!それが親に言うことか!!」
あたしはカッとなった。
「父さんがそういう人間に育てたんでしょ!?」


そう言うと、父さんは少し反省したような表情をした。
「・・・美苗、すまない。俺はつい、自分のことを美苗に押し付けてしまったよ。・・・ごめんな。母さんがいなくなってから俺は子育てがどんなものか知らなかったから、男手1つでこんな男勝りな女の子に育ってしまった。本当に、すまなかった。」
父さんは土下座でもするように、本当に申し訳無さそうに礼をした。


「・・・もう、良いよ。それで・・・あたし本当はシンガーソングライターになりたいんだ。」
父さんは、はっ としたように顔を上げた。
「シンガー・・・ソングライター・・・だと?それは確か・・・母さんが___」

11:美麗:2012/11/30(金) 19:54 ID:gTo

うお!?
ど、どうなるんだ?
続きが気になります(^p^)

12:とかげ:2012/12/01(土) 08:53 ID:ffE

あたしは、髪に付けていたピン止めを外した。
「あたし、覚えてるよ。母さんが、あたしの為に作った歌。母さんは__死にそうな位辛かったハズなのに、一生懸命歌ってくれた。」
あのメロディー、12年経った今でもはっきりと心の中に残ってる。

「・・・そうか。お前は、母さんの道を選んだんだな。」
父さんは煙を吐くように溜め息を吐いた。
「あたし・・・父さんになんて言われようと絶対シンガーソングライターになるから・・・__!!」

あたしは、母さんの後を継ぎたい。母さんが死んだ4歳の頃からずっと、夢は変わらない。
「・・・分かった。それより、今日は早く寝なさい。もう、小説は一人で書くようにするから。」
そう言って、父さんは部屋を出ていった。


___母さん。

今頃、向こうの世界で幸せでいるのかな?
あたしは・・・少し、今の人生が不安です。
でも、ちゃんと作詞はやってるよ。
絶対、絶対にシンガーソングライターになるから。
__向こうの世界で、見ててね。



あたしはそう誓った。
大丈夫。母さんは、ずっとあたしの中で生き続けてるよね。







>>美麗さん
これからコメントはあまり返せないかもしれませんが、引き続き読んでもらいたいと願っています。
のろのろ更新ですが、これからもよろしくお願いします(^^*)

13:とかげ:2012/12/01(土) 09:03 ID:ffE

>>12

誤 あのメロディー、12年経った今
でもはっきりと心の中に残ってる。

正 あのメロディー、11年経った今でもはっきりと心の中に残ってる。


誤 母さんが死んだ4歳の頃からずっと、夢は変わらない。

正 母さんが死んだ5歳の頃からずっと、夢は変わらない。



間違えてしまいました!!
ごめんなさい(><)

14:とかげ:2012/12/01(土) 09:49 ID:ffE

__次の日。

あたしは、久しぶりに本を読んでみようと思う。
なんとなく、そんな気分だからだ。
そしてあたしは本屋へ向かった。


思ったより、人はあまりいなかった。
__でも、どんな本にしようか迷う。
その時、視界にとても良さそうな本が入ってきた。
本を取ろうと、手を伸ばした時__

誰かと、手が重なった。
「ご、ごめんなさい。」
そう言って謝った。けど__相手はなんと不運なことに、荻原 沙夜だった。

「あっれ〜。山田さん?意外〜、こんな本読むの?」
荻原 沙夜は、わざとらしく嫌味を言い放った。
「・・・別に。悪い?”弱虫”さん。」
その時、荻原 沙夜のに表情が一変した。

「私が”弱虫”?ふざけないで。弱虫は、山田さんの方でしょ?」
あたしは表情を崩さずに反論をする。
「荻原さん?昨日、あたしがどんなことしたか見てたよね。これ以上あたしのこと言うなら昨日の男子と同じことするよ。」
そう言うと、荻原 沙夜は一瞬怯んだようだった。

あたしはその隙に、本を取りレジへ向かった。
「や、山田さん!?あなたのこと、全校にバラしてやるっ。」
あたしは無視した。特に、答える必要が無かったからだ。
第一、荻原 沙夜にそんなことをする権利は無い。

「ありがとうございましたー。」
あたしはレジを離れ、本屋を出た。
一瞬振り返ると、本屋の中には荻原 沙夜の姿がチラッと見えた。

15:美麗:2012/12/01(土) 10:08 ID:gTo

女の嫉妬みたいなものですね
女子って怖い!

16:とかげ:2012/12/01(土) 11:01 ID:ffE

あたしは家に帰り、早速本を読んだ。
そしたら少し眠くなってきて、知らない間に寝てしまった。



「ここは・・・__?」
恐らく、夢の中だろう。
すると、どこからか声が聞こえてきた。
「あなたに、シンガーソングライターになる資格は無い。」
この聞き覚えのある声は、荻原 沙夜のものだ。
「そんなことっ・・・」
だけど、あたしの言葉を退けるように別の声が入ってきた。
「山田 理絵なんて大嫌い。あんな歌__二度と聞きたくない。」
「!?」

山田 理絵___それはあたしの母さんの名前だった。
「なんでっ・・・。あたしのことは別に何を言われても良い。だけど__母さんだけは!!」
必死に反論するけど__
「分かった。じゃあ、これからあなたのこと“だけ”いじめてあげる。」
あたしは、このことがどんなものかなんて考えずにいた。




___あたしははっとした。
「夢・・・か。」
そのわりには、ずいぶんリアルだった。
もし、このことが現実で起こったら?
あたしは、どうなるのかな__。

17:とかげ:2012/12/02(日) 09:17 ID:ffE

__次の日。学校。

あたしは教室に入った。その時__。
「あ、山田さ〜ん!!みんなに“あの”動画公開しておいてあげたから〜!!」
・・・は?あいつ、マジでやった訳!?
馬鹿じゃないの!?
荻原 沙夜、何故かあたしの邪魔をする。
「ね・・・。そんなことネチネチやるくらいならあたしより強いって証明できると思うんだけど。」
荻原 沙夜は一歩後ろに引いた。
「ま、別に良いけど。」
あたしは、自分の席に着いた。

__そういえば、昨日の夢は何だったんだろう。
やっぱり、単なる夢かな?
・・・でも、一応聞いてみよっと。

「荻原さん。」
荻原 沙夜はビクッと身体を震わせた。
「な、何っ。この、男女。」
ふん、男女か。ふざけんな。じゃあお前のことぶりっこって呼ばさせてもらうよ。
「ねえ、ぶりっこ。」
すると、荻原 沙夜の顔が真っ赤になった。
「続けるけど・・・。あんたさ、山田理絵って知ってる?」

18:とかげ:2012/12/02(日) 12:33 ID:ffE

「し、知ってる・・・けど・・・・?」
荻原 沙夜が戸惑っているのは、恐らくあたしの態度がいつもと違うからであろう。
「やっぱ知ってるんだ。それじゃあさ、山田理絵のことってどう思ってる?」
荻原 沙夜はめちゃくちゃ動揺している。何しろ、手が震えている。
「そそ、そんな訳無いじゃない。だって・・・私、山田 理絵のファンなんだからっ。」




__え・・・・・。
荻原 沙夜が、あたしの母さんの


___ファン・・・・?


じゃああの夢は?
単なる夢だったってこと?

あたしは少し、荻原 沙夜にだったら山田 理絵があたしの母さんだってことを教えてあげても良いかな、なんて思ってしまった。


あたしも勝手に、荻原 沙夜は悪い奴だって思い込んでたのかも___。

19:とかげ:2012/12/02(日) 12:52 ID:ffE

「なぁーんてね」


・・・は?

「山田理絵・・・あんたの母親でしょ?大っ嫌いに決まってんじゃん!!」
あたしはいきなり倒されて、背中を蹴られた。
「あんたなんて世界のゴミよ!!このっ・・・“弱虫”!!」
「くっ・・・」

___弱虫・・・。

「うん・・・。知ってるよ・・・。」

辛い。辛い。辛い。

___そうよ。あたしは弱虫だよ。

「別にっ・・・そんなこと知ってるってば!!」
あたしは無理矢理立ち上がった。
「っ!!」
もう、あたしはどうなっても良い。





___ううん、“どうだって良い”。

20:とかげ:2012/12/02(日) 12:57 ID:ffE

「知ってるなら大人しく従えっ!!」
あたしは水をかけられた。
それも、トイレにあったバケツの中の水。
「やだー、くさーい!!」
荻原 沙夜はわざとらしく言い放った。

「だから・・・なんなの・・・」
周りの人間は見てみぬフリをする。
・・・だからって、強くなれる訳・・・ないよね。
仲間なんていらない。














だから早く、あたしを楽にして___。

21:みい♪:2012/12/02(日) 17:26 ID:YjA

面白いですね〜〜^^

22:美麗:2012/12/02(日) 17:31 ID:gTo

いじめになっちゃった!?
予知夢をみたんだ・・・

23:とかげ:2012/12/03(月) 07:09 ID:ffE

「さあみんな!!コイツを取り抑えて!!」
__!?どういうこと___・・・?!
あたしはクラスの数人に抑えられて、口を塞がれた。
「んー!!んふーー!?」
そして、その姿を周りの人間は見下した。


駄目・・・。こんなことになっても、決して“あの歌”を忘れちゃ・・・



駄目・・・・なのに_____。








あたし・・・このままで良いの・・・?

・・・そうだ

あたし やることがあるんだった


___頑張らなきゃ!!





>>みい♪さん
コメントありがとうございます♪
読んでくださる方がこんなにいるなんて・・・有難いです(´△`°⊂)

>>美麗さん
はい、まあそんな感じです←
続きはまた今度です!!

24:とかげ:2012/12/03(月) 16:51 ID:ffE

「あははっ馬鹿みた〜い」

とうとうあたしの我慢がぶちぎれた。
黙ってりゃ好き放題やりやがって・・・!!

「・・・___ぅ」
まだ、周りにあたしの声は聞こえていない。
あたしは、思いっきり息を吸い込んだ。
「喧嘩上等!!!」
辺りの声が一気に静まる。



「なっ・・・。何!?」
あたしは心の中で自分に、大丈夫、大丈夫と話しかけた。
「何じゃねえよ!!あんたがやったこと!全部そっくりそのまま返してやる!!」

あたしは荻原 沙夜にバケツの水を上から掛けた。
「きゃぁあ〜〜!!何すんのよっ__」
荻原 沙夜は汚い水でびしょびしょだ。
「何って・・・。さっき言ったよね。“そっくりそのまま返してやる”って。話聞いてたかな〜?」
あたしは強気でいるよう、気を付けた。
「き、聞いてたっ。で、でも、こんなの酷いっ。」
荻原 沙夜は泣きながら叫んだ。
「酷いってさぁ、これ全部あんたがあたしにやったことだよ?」




そして、しばらくすると荻原 沙夜が口を開いた。






「ご・・・めんなさ ぃ・・・・・っ」
荻原 沙夜は、泣きじゃくりながらぺこぺこと頭を下げた。
「・・・反省してるなら、別にもう良いよ。」
荻原 沙夜ははっと顔を上げた。
「ゎ・・・分かった・・・・。から・・・もう何も悪いことしないから___許して」

あたしはスッとその場を離れた。









「___どうも」

そう言って、走っていった。

25:とかげ:2012/12/04(火) 07:11 ID:ffE

____母さん・・・・。

あたし、歌がやっと完成したよ。


だって・・・、このお守りがあるから__。


その“お守り”っていうのは、あたしがいつも髪に付けているピン止め。
赤いハートの周りがゴールドで縁取られていて、シンプルなものだ。

そしてこれは、母さんの形見なんだ__。







あたしは家に帰ると、パソコンを動かした。
「・・・遅い〜〜」
あたしがイライラしていると、丁度パソコンが起動した。
そしてページを開き、あたしの作った歌を動画サイトにUPした。




[投稿が完了しました]

そんな文字が見えると、明日がワクワクしてたまらない。

26:とかげ:2012/12/04(火) 16:12 ID:ffE

___そして、次の日。


あたしは起きたらすぐ、パソコンを動かした。
マウスをカチカチやっていると、起動された。
そしてお目当てのページをクリックすると、画面に映った文字は___。



[再生回数:8061回]


ま・・・じで・・・___!?
嘘でしょ。だって・・・いくらなんでも一晩で!?
そう思っていると、次々と涙が溢れてくる。
こんなに、嬉しかったことは無い。

あたしは、父さんにも結果を知らせた。
すると、「良かったな」と言われた。
あと・・・知らせる人っていないかな・・・。



___・・・あれ?いないや・・・。
そうだ・・・。だってあたし、友達がいないんだもん。
・・・まあ、他の奴等に言ってもまたいじめられるだけかもな。



そして、あたしが部屋を出ようとしたとき。
『~~~♪』
ケータイの着心音がなった。
「ぉわっと・・・。」

27:読者:2012/12/04(火) 16:21 ID:A4M

面白いです!! 今まで、途中で更新が止まってしまった小説見てきたましたが、この小説は本気で止まって欲しくないです。頑張ってください!!

28:とかげ:2012/12/04(火) 16:33 ID:ffE

>>読者さん
本当ですか!?
ありがとうございます(><)頑張って最後まで書けるようにしますね!!!

29:とかげ:2012/12/04(火) 16:44 ID:ffE

あたしはケータイを手に取り、電話に出た。
「もしもし。」
そしてあたしは、次の言葉に驚く程びっくりした。
「・・・はい、分かりました__。」
あたしは電話を切り、深呼吸をした。









・・・まさか、まさかあんなことを言われるなんて___!!
答えは勿論、YESに決まってる。
__あたしが、“シンガーソングライターとしてデビューする”ってこと!!


まだ信じられない。
嘘。嘘。あり得ないっ。
でも・・・。

あたしは頬をつねった。
「痛ぃっ」
夢じゃない。
げ、現実だ。これこそが、“夢のような出来事”っていうの!?

・・・なんて、馬鹿なことやってる暇ない・・・かも。

30:°:2012/12/05(水) 07:21 ID:ffE

ちなみに今日は、○○芸能事務所に来てくれと言われた。
タクシーの中でうとうとしていたら、もう事務所の近くまで来ていた。
あたしはお金を払い、歩いていった。

「結構デカ。本物初めてみた」
あたしは早速事務所の中に入り、来るように言われた部屋をノックした。
「はい。山田さんですね?どうぞ、お入りください。」
そう言われたので、あたしは「失礼します」と言い、部屋へ入った。

「じゃ、とりあえず座って。」
その綺麗な女の人に言われた通り、あたしはソファーに座った。
__高級感がある。
「ん、と。山田美苗ちゃんだったよね。すごいよ、あの曲。あなた一人で作ったんだよね?」
びっくりした。この女の人は、すごく話すのが上手い。
「はい。あたし一人で作りました。」
女の人はにっこり笑った。
「私は如月 恵未。これから、美苗ちゃんのマネージャーになるから、よろしくね。」
如月さんかぁ。ほんと、綺麗な人だな。


「・・・そういえば、誰かに似てるわね。うんと、誰だったかしら__」
・・・それって
「山田 理絵・・・じゃないですか?」
あたしは恐る恐る答える。
「そ、そう!山田さんよ!!・・・懐かしいわ。まさか、美苗ちゃんって・・・__」
これは言って良いものなのか、と疑ってしまうが、一応言おう。
「はい、山田 理絵の娘・・・です。」
ここまで問い詰められたら、言うしかないし・・・。
「やっぱり。あ、お茶、持ってくるわね。」
そう言って如月さんは、部屋を出ていった。

31:とかげ:2012/12/05(水) 15:44 ID:ffE

__それにしても・・・。

事務所って、結構広いんだな〜。
ま、当たり前といえば当たり前か。
・・・ていうか、あたしこれから“芸能人”になるんだよね!?
しかもずっと憧れてたシンガーソングライターに__・・・。


『コンコン』
ドアをノックする音が聞こえた。
如月さんかな・・・?
「如月さんですか?」
あたしはドアを開けた。でも、そこにいたのは__
「ほへ?誰!?」
その可愛らしい声を出したのは、“16歳のシンガーソングライター”で有名な、ASUK(アスカ)だった。

「あああ、ASUK・・・!?」
あたしは動揺を隠せなかった。
__何しろ、ASUKはあたしの憧れの存在なのだから。
で、肝心のASUKはキョトンと不思議そうな目をしてあたしを見つめている。

「ぇ、ええと。あ たし・・・は・・・っと。そのですね〜__~~~~」
言葉が詰まって、上手く喋れない。どうしよう。
すると、ASUKがにっこりと笑った。
「そんな緊張しなくて良いのに!ね、私ASUKってゆーの。知ってる?」
その言葉に、す〜〜っと緊張が解れていく。

「あ、あたしは山田 美苗。あ、あなたのことは、とても尊敬しておりまふっ」
か、噛んじゃった〜〜〜!!!最悪・・・。
「よっぽど緊張してるみたいだけど。大丈夫?そういえば、私あなたのことどこかで見たことあるような・・・」
ASUKはあたしに顔を近づけ、まじまじと見てきた。
「ん〜。思い出したかも。あなた、私立蒼咲学校の子でしょ?」
「え!」
ズバリ当たっている。

「この前、近くでPV撮影があったから。そうそう、今度新しい歌出すんだよ。」
マジですとぉー!?ASUKの新曲!?
「今歌ってあげる♪『今伝えたいことがあるn』」
「明日歌ぁっ!!こんなところで何やってんのっ」
!??

32:とかげ:2012/12/05(水) 16:11 ID:ffE

「あ、ごめんなさい!確か山田 美苗ちゃんだったよね?この子ってば部屋間違えちゃったみたいで」
「またねーっ」

そう残し、ASUKは言ってしまった。
「・・・いいな。あたしも、あんな風になりたい・・・。」
あたしなんて、全然作詞も作曲もできない。
そんなとき、如月さんが帰ってきた。

「ごめんごめん!遅くなっちゃった。はい、お茶。」
お茶を差し出されたので、有り難くいただいた。
「んで。美苗ちゃんのデビュー作っていうのは【夢叶】で良いかな?」
【夢叶】。あたしがこの前、動画サイトにUPした曲。

「はい、それで良いです。」
如月さんは頷きながら、資料らしきものをパラパラと捲っている。
「ん〜。それで早速なんだけど明日記者会見があるんだけど__~~~~」





「失礼しました。」
こうしてやっと、やり取りが終わった。
なんてヘビーな1日。
もう外はだいぶ真っ暗だ。
「帰んなきゃっ」
あたしは走って帰った。

33:とかげ:2012/12/06(木) 16:37 ID:ffE

__次の日。

あたしは記者会見に行った。
沢山のカメラマンがいて、もうすでに足が震えてガクガクしている。

「ほらー緊張しない!」
肩に手が、ポンと置かれた。
「如月さん・・・。」
如月さんは、ニコッと笑って何か紙切れのようなものを取り出した。
「!これって・・・」
そこには、『ASUK』という文字が書いてあった。
文を目で追っていくと、『手のひらに【人】の字を書いて飲み込むと良いよ』と書いてあった。
もしかして、あたしが緊張しないように書いてくれたのかな__・・・?
なんだか、やる気が出てきた。
__今日の記者会見、記者の人達が絶対満足するものにさせてやる!!



そんなこんなで、早速記者会見が始まった。
「えー、山田 美苗さんは“16歳のシンガーソングライター”としてデビューする訳ですが、同じコンセプトのASUKさんに対してはどう思っていますか?」
いきなり質問だ。ここは、冷静に答えなければ。
「ASUKさんは、デビューする前から憧れの存在でした。しかし、デビューしてから、ライバルとしても意識するようになりました。」
__やった!言えた!!
記者の人は満足気にメモをしている。

「それでは、質問です。山田 美苗さんは、確か山田 理絵さんの娘でしたよね。母親に対して、どう思っていますか。」
また次の質問だ。落ち着け、美苗。
「母に対しては、尊敬、そして今まで支えにして生きてきました。いつか母のようなシンガーソングライターになりたいと願っています。」
記者達は写真を撮ったりメモしたりしている。
緊張してるせいか、息が荒くなってきた。





そしてやっと、記者会見が終了した。
あたしは楽屋に戻り、如月さんと向かい合わせに座った。

「お疲れ〜!良く頑張ったね〜。結構良かったよ!」
如月さんはお茶を差し出した。
「そ、そぉですか?かなり緊張したんですけど・・・」
如月さんはクスクスと笑った。
「な・・・」
「大丈夫!自分が思ってるより相手には良く映るものだから!!」
・・・ホッ。良かった。



__これも、母さんの形見のお陰なのかな。









・・・ううん。


__“母さんの”お陰だ。

34:とかげ:2012/12/07(金) 07:13 ID:ffE

___母さん。



あたし、本当にシンガーソングライターになれたんだよ。

信じられないかもしれないけど・・・
今まであたし___母さんに嘘付いたっけ?

天国から見ていてくれているかな?
まさか・・・・・






___いや、あたしは信じてるから。














絶対、日本一のシンガーソングライターになってやる!!




====================================
短くてごめんなさい〜・・・。
続きは学校から帰ってきてからにします。

35:とかげ:2012/12/07(金) 16:43 ID:ffE

あたしはうきうきしながら家に帰った。
途中、クリスマスツリーがあるのを見た。
光輝くイルミネーションで飾られていて、いつまでも眺めていたい位だった。


子供の頃は、良くサンタさんにプレゼントのお願いの手紙書いたっけなあ・・・。
それで、次の日の朝に大喜びして。


__なんて、素敵な日なんだろう、って。







「美苗ちゃん!」
__え?誰__・・・

「A・・・SUK・・・・・?」
やっぱり、ASUKだ。でも、一体どうしてこんなところに?
「ぁ・・・。ご、ごめんっ。話しかけといてなんだけど、さよならっ。」
___え・・・?

どういう意味・・・?
まさか・・・・あたしなんてウザイと思ってる?いらないと思ってる?







・・・今更だけどなんか泣きたくなってきた。
今まで友達なんていなかったはずなのに、今になって親しい人ができて突き放されるとどうして悲しくなるの?

・・・ASUKと親しいなんてあたしの勘違いだったのかな?
もう___気にすることなんて無いのに。
友達なんて元々作るはずじゃなかったのに。
友達なんて___邪魔なんて思ってたはずなのに!!




自分で原因作って後から後悔するならASUKと仲良くなんてするんじゃ無かった__。


























「さよなら」

36:とかげ:2012/12/08(土) 09:42 ID:ffE

そうして、あたしは家に帰ってきた。

「__ただいま」
ドアを開けると、父さんが待っていた。
「おお、おかえり。どうだ、上手くいったか?」
なんだか、答える気がしなかった。
「うん。」
あたしは父さんの横を通り、洗面所へ行った。


『ジャーーー・・・・・』
「ぅわっ」
勢い良く出てきた水が、顔に掛かった。
「・・・どうしてこんな・・・」
あたしは何をすれば救われるの?
もう手遅れ?

・・・きっとみんなから見たらあたしなんてどうでも良い“ゴミ”なんだよね__

「美苗。ご飯できたぞ。」
ご飯・・・か。可哀想だな。
あたし達の為に、命を削られてしまう・・・。

『じゃあ、あたしが代わりに死んでやろうか。』
嫌な音が、あたしの中をよぎる。


「嫌・・・__!!」
気がつくとカッターを持っていた。
「もうやめてよ!!!」
『カラン・・・』
その言葉と共に、カッターが手からするりと滑り、床へ落ちた。







____あたしは弱い。
だからこんな気持ちになるんでしょ?
人間なんて弱くて、弱くて、弱すぎて。
“自分に酔ってる”んだ___。

37:とかげ:2012/12/09(日) 08:33 ID:ffE

あたし・・・何をすればいいの?


あたしが生きてる意味ある?





あたしになんて“価値”あるの?








___“無いの”・・・・・・・。








___だからこそ人間なんでしょう
生きることに意味なんて無い
うん・・・。あたし、前母さんに誓ったんだ。

___日本一のシンガーソングライターになる!!___

日本一なんて夢のまた夢。だけど__

「美苗ならきっと大丈夫だ」って・・・。
母さんが言ってるような気がした。



「あたし・・・もう弱音吐いたりしないから・・・・・」









___許してください。___

38:とかげ:2012/12/10(月) 07:26 ID:ffE

「__えっ!?歌番組!?」

今、あたしは事務所の楽屋にいる。
如月さんから、話があるようだ。
「来月のことなんだけどね。デビューするっていうことで出るんだけど・・・、実はASUKも来るのよね。」
・・・ASUK___・・・。

「で、美苗ちゃんに一個言っておかなきゃいけないことがあるのよ。」
ん___?“言っておかなきゃいけないこと”?
「あんまり、ASUKとは仲良くしないでね。」


___え?
「どういうことですか?」
状況がつかめない。
如月さんは、“何が言いたい”のだろう。

39:とかげ:2012/12/11(火) 07:25 ID:ffE

「えーっとね。これから、美苗ちゃんとASUKはライバル同士になる訳だから、あまり仲良くしちゃうと、後で気まずくなるでしょ。」

___あ・・・・・!!
そういうことか・・・・!!
「あたし・・・っ、ちょっと行ってきますっ!!」
あたしは一目散に走っていった。
「ぇ、あ、ちょっ!?」
『バタンッ』
ドアを乱暴に閉めた。






__ASUKに・・・・・

ASUKに謝らなきゃ・・・・・___!!


あたしはASUKの楽屋の前に来ると、ドアをノックした。

「はい?」
___ASUKだ。
「美・・・苗ちゃん!?ぁ、ごめんっ」
「待ってよ!!」
ASUKは戸惑った表情をした。
「あたし、勘違いしてた。ASUKが、あたしを避けるの。あたしが嫌いだからじゃなくて、これから気まずくなるから。って、如月さんが___。」

・・・・・ちゃんと、伝わったかな。

「ゎ・・・、私こそ・・・ごめッ ん・・・___」
ASUKは、急に泣き出してしまった。
「あたし、これから気まずくなっても良いから・・・友達になってくれる・・・?」
そして、ASUKは泣きながらこう言った。





「__うん」

40:とかげ:2012/12/11(火) 16:19 ID:ffE

「ねぇ・・・、あれってシンガーソングライターの山田美苗とASUKじゃない?」

周りから、ヒソヒソと声が聞こえる。
「明日歌・・・、バレてるけど・・・。」
「へ?なんかひった?」
明日歌は、クレープを頬張りながら答えた。

今は、明日歌とショッピングに行っている。
あれ以来、明日歌とは仲良くなった。
「次はどこ行くー?」
あたしは辺りを見回してみた。
すると、良さげなバッグが視界に入ってきた。
「あれ!あれ見に行こ!」




====================================
また短くなってしまって、ごめんなさい!
次はきっと、多分、恐らく、長くなると思いますw

41:ささかま:2012/12/11(火) 16:28 ID:hn6

主人公かっこいー
また来ます♪

42:とかげ:2012/12/11(火) 17:01 ID:ffE

>>ささかまさん
ありがとうございます♪
素人の小6ですww

43:とかげ:2012/12/11(火) 17:18 ID:ffE

「んー?どれー?・・・あっ!可愛いー!!」
明日歌は一目散に走っていった。
「待ってよ〜」


__「このバッグ良いかも♪」
え。それ、あたしが良いと思ってたバッグ・・・・・
「ね、おそろいにしよ!?」
あたしは、急に明日歌が振り向いてきたので、びっくりした。
「う、うん。良いょ」
「分かった!じゃ、私が白で美苗が黒ね!」
言い終わる前に、レジへ持っていってしまった。
そういえば、明日歌って前こんなんだったっけな?
ていうか、今までは“ASUK”として見てきてたし。


「ありがとうございました〜」
あたし達は店を出て、カフェに行くことにした。
「そういえば・・・あと少しでクリスマスだよね。」
__クリスマス・・・か。
「美苗は、クリスマスの日空いてる?」
あ、空いてる!?って、まさか・・・・・
「良かったら、家でクリスマスパーティしよ!」
や、やっぱり__!!で、でも、明日歌の家ってどこなんだろう?
「た、多分空いてる・・・と思う。」
父さんに一応言わないと分からないけど。
「オッケー。じゃ、後日場所とか行っておくよ。」
「うん。」
ちなみに、あたしと明日歌はすでにメアドを交換している。






__カフェ

「は〜。疲れた。」
もう、くたくただ。何しろ__ちょっと遠くまで電車で来たんだから。
「だね。そういや今度の歌番組だけど__」
__歌番組。つい最近、あたしと明日歌が出ることが決まった。
あたしは【夢叶】、明日歌は【咲×恋】を歌う。
二人とも、“16歳のシンガーソングライター”として。






「またね。」
「じゃ、また今度。」
あたしと明日歌は別れて、家に帰った。

今度の歌番組、楽しみだな__・・・!

44:ささかま:2012/12/11(火) 22:03 ID:hn6

うちも小6!
いやー差がありすぎ!

でも
僕は「きみ」をずっと見ていた

来てもらえると嬉しい!

45:とかげ:2012/12/12(水) 07:17 ID:ffE

>>44
そんなこと無いよ〜(いきなりタメ、ごめんなさいm(_ _)m)

りょーかい!でゎ、後で見にいきます。
あと、もし良ければフリートーク板の「Let’s*雑談」にも来てもらえると超嬉しいです。
まあ、別に、来なくても良いんですけどねww

46:とかげ:2012/12/12(水) 15:42 ID:ffE

あたしは家の前のドアのところまで来ると、バッグから鍵を取りだし、鍵を開けた。
「ただいまー。」
温かな光が、あたしの疲れを癒してくれた。
玄関で靴を脱いでいると、父さんがやって来た。
「美苗、おかえり。夕飯、できてるぞ。」
父さんは、まるで母さんのように、エプロンを掛け、お玉を持っている。
「うん。分かった。」
あたしはそう言い、リビングまで歩いていった。


テーブルには料理が並んでいる。
あたしは椅子に座り、手を合わせ「いただきます」と言った。
箸を手に取り、おかずを取ろうとしたら、父さんも椅子に座り、「いただきます」と言ってビールを一口飲んだ。

「そういえば・・・」
あたしは、父さんの方に目を向けた。
「美苗、変わったな。」
__・・・え?
「“変わった”・・・って?」
突然現れたその言葉の意味が分からず、あたしは父さんに訪ねた。
「美苗・・・、前はもっと父さんに冷たかったし、そんなに明るくなかっただろ。でも、シンガーソングライターになってから、友達もできたみたいだし、なんか・・・生き生きしてるぞ。」

__“生き生き”。
あたしが、人間らしくなったってことかな・・・・。
そうだよな。だって前は、あんなにやな奴だったもんな。
今までは、“正直過ぎた”んだ__。

今は、“正直”っていうより、“素直”になれたのかな____。

47:ringo:2012/12/12(水) 18:25 ID:RyM

すっごく上手!です。
尊敬します!

48:とかげ:2012/12/13(木) 15:37 ID:ffE

>>47
本当ですか!?ありがとうございます!!
こういう方がポツポツいてくださると、とても有難いです。


============================

__夜の11時。
あたしは、作詞をしていた。
考え付いた言葉を、1つ1つノートに書き留めていく。
「うーん・・・、ここはこうした方がいいのかな。」
今度の曲は、恋愛ものにしようと考えている。
恋愛なんて、性に合わないって分かってるけど。






「ふあ・・・」
結局遅くまで作詞していたので、目は乾き、体が疲れている。
「もう、寝よっと。」
あたしは、布団をがばっと捲り、思いきり頭から突っ込んだ。
頭を枕に乗せると、ランプを消して目を閉じた。

__明日も・・・頑張らなきゃ・・・__

そう呟くと、すぅっと息を潜めた。








__次の日。

今日は、番組の打ち合わせがある。
__今回の歌番組に出る人は、有名な歌手やアイドルまで出るらしく、この打ち合わせで会えると、__如月さんは言う。
それから勿論、明日歌、いや__ASUKも出る。
__そうワクワクしながら事務所の長い廊下を歩いていると、来るように言われた部屋のドアの前まで、気がついたら来ていた。
そして、あたしはコン、コンと__軽くドアをノックした。
「はい、どうぞ。」
そう言われたので、恐る恐るドアを開けた。

49:とかげ:2012/12/14(金) 16:27 ID:ffE

目の前にあったのは、キラキラした、まるで夢みたいな世界。
「初めまして〜。あなたが美苗ちゃんかな?」
そう話しかけてきたのは、有名な歌手の わお せらさんだった。
「可愛い〜♪若いって良いな・・・」
ちなみにせらさんは、今年で22歳。
あたしは別に、せらさんも充分若いと思うけどな。

「でもね〜・・・なんか暗い気がするのよね。」
「えっ」
突然のその言葉に、あたしは戸惑いを隠せない。
「く、暗い?」
「今まで、なにか悪いことでもしたのかなぁ。」
せらさんは、あたしをまじまじと見てきた。
「悪い・・・こと?はあ、喧嘩、とか?」
「ああ、喧嘩ね。なるほど__、それでか。少し、他の人とは違うような気がしたの。」
良く分からないけど、とりあえず__なんとなく分かる。

「じゃ、頑張ってね。動画、見たよ。」
そう残して、__水を飲みに__せらさんはドアの隙間を通り抜けた。
・・・あたし、暗い・・・か____。



じゃあどうすれば、良いの__?
あたし、あたし__。

「さっきから何そんなしかめっ面してるの?」
「え・・・。」
せら・・・・さん
「アタシは暗いって言ったけどあなたがどう読み取るかは自由だよ。」
___あたしが、どう読み取るか。
・・・・そうだよ。あたしは、あたしなりに明るいと思ってる。
「・・・分かりました。あたし、今の自分を見つけられた気がするんです。」
あたしは、満面の笑顔__のつもり__で言い残した。

50:とかげ:2012/12/15(土) 09:22 ID:ffE

__そして、ようやく打ち合わせが始まった。

「えーと、まず、皆さんは椅子に座っています。司会の方に「どうぞ」と言われたら、ステージに立ちます。そして音楽が流れるので・・・____」
説明長!!退屈〜・・・。
「ちなみに、この番組は生放送ですので間違ってもヘマはしないように」
番組の企画社らしき人が、渋々とした口調で話すと、周りの全員が頷いた。
しばらく、そのような話が2.3分続いたが、途中で休憩となった。


「ふぁ〜!!疲れた〜」
あたしは背伸びをした。
「美苗ちゃん」
「あ、明日歌。」
明日歌は、あどけない笑顔でチョコレートをあたしに差し出した。
「これ。あのアイドルグループの、CHOCOに貰ったんだけど、私、チョコ要らないから。」
そう残し、明日歌は水を飲んだ。

「・・・あたしもチョコ、要らないのに。」
「えーっとぉ美苗さん」
「え?」
いきなり話しかけられた。
多分、アイドルグループのCHOCOとかいう奴だろう。
「差し入れのチョコでぇーす。良かったらどぉぞぉ〜。」
だけど、あたしは「いいえ」と言った。向こうは不満そうな顔をしていたが、あたしは構わない。
無駄に貰っても、きっとあたしは相手を喜ばすことはできない。
だからあたしは、「ASUKさんに渡してください」と言った。
__だって、ASUKの分はあたしが貰ったから。

51:ささかま:2012/12/15(土) 09:27 ID:hn6

相変わらず上手いね♪

52:とかげ:2012/12/15(土) 11:48 ID:ffE

>>51
ありがとう♪
ささかまの小説もちょくちょく見に行くよ

53:マスカット:2012/12/15(土) 18:22 ID:KEs

すごく面白いです!!
あっ!いきなりで、すみません!
それにしても、すごいですね!!!
尊敬します!

54:ささかま:2012/12/15(土) 20:14 ID:hn6

とかげのも、見るよ

新しい小説も書いてるんだ!
吸血少女!〜その血、私にちょうだい?〜
ていうの。

まぁ、これからも読み合おう

55:林檎:2012/12/15(土) 21:25 ID:oeU

めっちゃ面白いです!
私もこんな面白い小説が書けたら
良いのにな\(ο>ω<ο)/

56:とかげ:2012/12/16(日) 09:10 ID:ffE

>>53
ありがとうございますm(_ _)m
まだまだ未熟者ですがこれからもよろしくお願いします・・・。

>>54
ok 分かった
じゃあ後で読みに行くね♪

>>55
いえいえ〜
恐縮です・・・(((_ _)))知らぬ間にこんなにコメントを貰っているなんて・・・

57:とかげ:2012/12/16(日) 09:31 ID:ffE

あたしは、チョコを一口食べた。
甘くて、少し苦かった。

あたし、気がついたら喧嘩なんてもうしなくなっていた。
それはきっと、あたし自信が変われたから___。
「美苗ちゃん・・・」
「明日歌」
明日歌は、ふっと微笑んだ。
「私、美苗ちゃんの真っ直ぐなとこ、好きだよ。」
___・・・え・・・・・・?

「なんか、いきなりごめん。」
明日歌はそう言い、へらっと笑った。
「私・・・なんだか、この番組で芸能界を卒業することになりそうなの。」
「えっ・・・」
それでも明日歌は、へらへらとした表情で話し続けた。
「自分でも分かってるんだ。もう、私は“売れない”ってことが。目の前の美苗ちゃんが、通り過ぎてゆくのが。」
そんな____
「明日歌・・・っ、なんでそんな平気なの!?涙くらい・・・流してよっ」
なにが・・・__なにが可笑しいの!?

「・・・もう気 使わなくても良いよ」

58:とかげ:2012/12/17(月) 07:06 ID:ffE

「___・・・ッ」
あたしは言い返せないまま、その場につっ立っていた。
明日歌があたしの横を通りすぎるのと同時に、涙が込み上げてきた。
「ぁ・・・あぁあ〜〜・・・・」
他人事で泣いたのは初めてだった。
あたし・・・自分のことばかりで周りのことなんて考えて無くて・・・






___弱虫で。

荻原 沙夜

あいつとの関係はもう途切れたけど__あいつの言葉、ちゃんと当たってるんだ。
あたしが、“弱虫”だってこと___。
言いたいことも、本気出さない限り言わない。
すぐに自分のことでくよくよする。
自分でも、弱虫だって自覚してる。
だからかな。










___あたしのことを馬鹿にされても涙が出ないのは___。

59:°:2012/12/17(月) 15:27 ID:ffE

あたし、強くなりたい。
___喧嘩が強い、とかじゃなくて。

あたしの、この品曲がった弱虫な心を強くしたいの。
誰もこの気持ちを分かってくれない。
じゃあ、じゃあ、どうすれば良いの。

__その時だった。
「美苗ちゃん・・・私・・・」
明日歌が口を開いた。
「私、美苗ちゃんは強いと思うよ。だから・・・」
「そんなお世辞やめてよ!!」
その言葉に、一瞬、明日歌の表情がまるで恐ろしいものを見たかのように変わった。

「みんなあたしを怖がって・・・やっぱり友達なんていらない!!いても良いけどどうせ裏切られるんなら二度と___!!」
あたしはめちゃくちゃになって、怒鳴り続けた。
「だって・・・!あたし、___」






それは、11年前のこと___

あたしは母さんが死んでから、ずっと独りぼっち。
父さんのことだって、大嫌いだった。

そんなとき。
『友達になろ。』
一人の女の子が、あたしに話しかけてきた。
『・・・__』
あたしは無視したけど、その子はあたしにしつこく話しかけ続けた。

とうとうあたしは我慢ができなくなって、嫌でも『何?』と質問した。
そしたら___『独りぼっちだったから、ぇと・・・可哀想だから、友達になろ・・・って』
なんて言われた。
その言い方には、少々腹がたったが、その子も実は独りだったという。

その子とは、1週間程一緒に遊んでいたが、名前も聞かずに、引っ越していってしまったという。



「あのときから・・・もう・・・友達なんていらないと思った。仲良くなったのに、勝手に行っちゃうなんて、裏切りと同じことだから・・・もう、友達なんて__」
「美苗ちゃん」
明日歌の手が、あたしの手に触れる。
「あのときの女の子・・・・美苗ちゃんだったよ」
「え・・・・」

明日歌はふっと微笑むと、あの頃の、幼い笑顔と重なった。
「明日・・・歌」
まさか・・・・・・明日歌があの女の子だったなんて・・・・___
「あのときはごめんね・・・。私も・・・もっと美苗ちゃんといたかっ・・・」
明日歌の顔は、涙でぐしゃぐしゃ、声も水っぽかった。
あたしも、「ごめんね、ごめんね」なんて、100回ぐらい謝った。










「ありがとう」

明日歌のその一言で、あたしの気持ちが揺らいだ。

60:林檎:2012/12/17(月) 17:21 ID:oeU

やっぱり上手いですね!
見習いたいくらい上手ですね!!
更新を楽しみにしてます!

61:°:2012/12/17(月) 20:45 ID:ffE

>>60
ありがとうございます(; ;)
頑張って更新します!!

レスが60まで行ったなんて初めてです。
これも、皆さんのお陰だと、感心しております。

62:とかげ:2012/12/18(火) 07:16 ID:ffE

「私・・・・・・・・もっと・・・頑張るから・・・・__心配してくれて・・・・ありがとう」
明日歌が映し出したその表情は、涙を流しながら笑っていた。
「・・・・・あたし__何こんなところで夢見てるんだろう」
「え?」
あたし・・・・・またやるべきことを忘れてるような気がする。

何度も何度もこんなくだらないことが起こって・・・、何夢見てるんだろう。




“早く、目を覚まさなきゃ“____!




「美苗ちゃん・・・・どうしたの・・・?」
明日歌が不思議そうな目で訪ねる。
「あたし、紅白に出る。」
「ええっ!?こ、紅白!?まさか__」
「あたしは本気だよ。母さんに約束したから。それに、今の自分の力を試したいんだ。」
これだけは、叶えたい。
“夢を叶えたい”_____。

出られるかは分からないけど。
如月さんに、頼もう。
できる限りの最善を尽くして!!!








==========================
>>61

○ 感心しております。
× 感謝しております。

です。

63:ジニー:2012/12/18(火) 19:13 ID:J/I

入れて♪書き込んでいいかな?
*声で気持ちを伝えるんだ*
私は氷室楓みんなは私がケータイを持ってないから仲間外れにする。
友達と話していてもケータイの話しになればいつも、仲間外れにされる。
クラスのリーダーの佐伯莉恵に嫌われたかもしれない・・・
「えっ楓ちゃんケータイ持ってないの1人だけじゃない?可哀想〜」
もう我慢の限界!
「ねえお母さん!!!」
「なによそんなに大きい声だして」
「あのさ、そろそろケータイ買ってよ。」
「あんたにはまだ、早いわよ。それになに、につかうの?」
「友達とメールしたりする。みんなが楽しいって言ってたから。」
「なに言ってるのよ!メールなんかするより言葉で伝えたほうが相手によく伝わるしお金もかからないでしょ。
「それはそうだけど・・・」
「それにあんた、ケータイゲームとかしそうだし。さっ早くねないと遅刻するわよー。
(やっぱり無理だった・・・)
★続く☆

64:露草:2012/12/18(火) 19:16 ID:0uM

友情・・・いいですねぇーw
続きがんばってください!!

65:ジニー:2012/12/18(火) 19:24 ID:J/I

翌日
はあ今日も仲間外れにされる
ガラッガラッ(教室のドアを開けた)
あっ莉恵ちゃんが歩いてきた!どうしよう!怖い・・・
「楓ちゃん!おはよう★」

(夢だろうか莉恵ちゃんが話しかけてくれたホッよかった)
「今日うちでクリスマスパーティーするんだけど来る?」
「えっ!?いいの!?」
「うん★もちろん♪」莉恵ちゃんはにっこりうれしそうに笑った。
このとき私はまた、ケータイを持ってないことで損することにきずいていなかった・・・

66:ジニー:2012/12/18(火) 19:26 ID:J/I

↑☆続く★

67:とかげ:2012/12/19(水) 07:03 ID:ffE

>>63
あの〜・・・ここは私の小説のスレなので勝手に小説を書くのはやめてください。

小説を書きたいなら、ご自分でスレを作ってください。
すみません。でも、そうしてもらわないと、困るんです。

68:とかげ:2012/12/19(水) 07:18 ID:ffE

あたしと明日歌は、如月さんに一生懸命お願いした。
あたしが、紅白に出してもらえるか。
・・・でもまあ正直、今年が駄目でも、来年、出してもらえれば良いんだけど・・・・・。

「ん〜・・・、悩むところだけど、今回は無理かな。一応オファーが来ないと出られないし・・・・・」
如月さんは、お茶の入った紙コップを手に取ると、眉間にしわを寄せた。
「やっぱり駄目・・・ですよね」
だって、如月さんがそう言うんなら__。
「美苗ちゃん・・・・・・」
「さすがに今回はしょうがないよ」
だけど明日歌は、目を細め、「どうしたら良いんだろう」とでも言うような表情をした。


___その時だった。
『プルルルルル・・・・・・・』
電話が鳴った。
如月さんは慌てて、電話に出た。
「はい、はい・・・・・。えっ!?本当・・・ですか!?」
そして如月さんは電話を切ると、なぜかこちらへ向かってきた。
「美苗ちゃん!!すごいわよ、なんと!紅白に出られることになったの!!」
「ええっ・・・・・・!?」
そのまま力が抜けて、ヘナヘナ〜、と、床に腰が落ちていった。

「こ、腰抜けた・・・・・っ」
「だ、大丈夫?」
明日歌が、手を差し出した。
あたしは手を取るのをためらったけど、明日歌はにっこり笑い、あたしを引き上げてくれた。
「ありがとう」
そう言うと、明日歌は満足げに頬を赤らめた。
「良かったね」

69:ジニー:2012/12/19(水) 14:09 ID:zdU

すいません!とかげさんのお話しうきうきしてたから、ついつい書きたくなって書き込んでしまいました。
お邪魔しました。すいません汗

70:とかげ ◆TwCg:2012/12/19(水) 15:40 ID:ffE

>>69
いえ、こちらこそ少し言い方がキツかったかもしれません。
でも、そう言ってもらえるのはとても嬉しいです。
では、また。

>>64
コメントありがとうございます〜

71:とかげ ◆TwCg:2012/12/19(水) 15:54 ID:ffE

「ところでさ、クリスマスパーティのことだけど・・・・」
しまった!クリスマスパーティのこと、すっかり忘れてた!!
「来週、クリスマスだよね。その日、空いてるかな」
「もちろん」
明日歌は、少しホッとしたような顔をした。
「じゃあ、25日の午後6時30分、○○駅に集合。プレゼントも持ってきてね」
「ok」

ああ、クリスマスパーティ楽しみだな〜。
今まで、パーティなんてやったこと無かったし。
・・・・・まあ、昔は母さんと父さんとあたしで誕生日パーティしたけど。
でも、全然覚えてないから、パーティがどんなものかなんてことまで良く分からない。
でも、母さんのあの一言だけなら覚えてる。















____“おめでとう”____












それ以外は、全く記憶に無い。
だから、今度のパーティは、すごく楽しみだ。
「へへ」
自然と、口元が綻んだ。

72:とかげ ◆TwCg:2012/12/20(木) 07:39 ID:ffE

__そして、歌番組当日。

ちなみにこの番組は昼に撮って今夜放送する。
「頑張ろーね」
明日歌が声をかける。
「うん」
あたしは深く頷いた。

広々としたセットに囲まれた椅子に座ると、一気に緊張が込み上げてきた。
「本番いきまーす!」
ADの人が手を上げると、手をサッと後ろの方に隠した。
「5!4!3!・・・・・・__!」

『~~~~♪』
番組のオープニングソングが流れる。
「さて、今夜も始まりました、____」
司会者がペラペラと話すと、少ししてASUKの出番が来た。
「・・・歌います、【咲×恋】」










『パチパチパチ』
曲が終わると、拍手が聞こえた。
なのであたしも、拍手をする。
「えー続きましては山田 美苗ちゃんですね」
「はい」
「よろしくお願いします」


そしてステージに上がると、沢山のお客さんがいて、なにかを感じた。

___なにかを。
そう、この圧倒間___。

『~~~~~♪』
でも、曲が始まると、自然と緊張が無くなった。
「夢を叶えたいんだ」
・・・__そうだ
「いつも願っていた」
あたしは・・・
「なりたかった」
シンガーソングライターになる夢を
「___“叶えたかった”んだ!!」


曲とあたしの気持ちが重なって、ひとつの想いになった。









「ありがとうございましたっ」
あたしはただただおじぎをし、涙が込み上げつつあった。
「良かったよ」
明日歌に微笑まれた。
「・・・・・うん」






















____母さん、見てる?

73:とかげ ◆TwCg:2012/12/20(木) 16:03 ID:ffE

___「あ〜疲れたっ!」
やっとのことで、番組の収録が終わった。
これから、どんどんこういうことが増えるのか。
「それじゃ、一旦ここまでだね」
「また後で」
あたしは明日歌と別れ、一旦家に戻った。


「ただいま」
「お帰り」
あたしはバッグを廊下ドサッと置くと、自分の部屋にあるプレゼントと、違うバッグを手に取り、バッグの中にプレゼントを押し込んだ。
「どこか行くのか?」
父さんが、横目でこちらを見てきた。
「友達と、クリスマスパーティ。だから、今日は夜ご飯要らないよ」
「そうか」
父さんは、肩を竦めた。

「行ってきます」
あたしはそう言い、ドアを閉めた。
コートを着込み、少々寒かったが、明日歌とパーティができることを思えば辛くはない。
「えっと・・・○○駅だよね___きゃっ」
誰かに、ぶつかってしまった。
「ご・・・めんなさ___美苗ちゃん!?」
そこにいたのは、明日歌だった。

「ごめん!!えと、明日歌の家だよね。早く行こう」
「うん」
吐く息は白く、相当寒かった。
雪もちらほらと降り、イルミネーションが輝いていた。
「綺麗ー」
「後で雪だるま作ろ」
「良いよ〜」
何気ない会話も、特別な気がする。



___「あ、着いたよ!」
そこは、至って普通のマンション。
10階程あり、ロビーが広くて綺麗だ。
___と、その間に明日歌が鍵を開けていて、ドアがゆっくり開いた。
明日歌はエレベーターの7階を押すと、壁にもたれかかった。

『チー・・・__ン』
その音と共に、ドアが開いた。
「こっちだよ〜」
明日歌は少しはっちゃけるように、手招きをした。
『ガチャガチャ』
___ついに、明日歌の家が・・・・・!!

74:MA−TAN:2012/12/20(木) 21:23 ID:i-TXk

面白いです!
明日歌の部屋が気になる!
頑張って下さいね〜。

75:MA−TAN:2012/12/20(木) 21:27 ID:i-SPc

宣伝みたいになっちゃうんだけど、私も【メイド始めましたっ!】って小説書いてるんだんだ。
良かったら遊びに来てね。

76:とかげ ◆TwCg:2012/12/21(金) 07:07 ID:ffE

>>74
>>75
コメントありがとうございます〜♪
分かった、後で見に行くね。

急にタメになってるけど気にしないで〜

77:とかげ ◆TwCg:2012/12/21(金) 07:29 ID:ffE

__そこは、特に他と違う訳でもなく、平凡な一室だった。
「さ、入って」
あたしは明日歌に誘導されて、長い廊下を進んでゆく。

しかし・・・その先は真っ暗で、何も見えなかった。
「ねえ・・・明日歌、電気付けて欲しいんだけど」
「え?・・・ん〜、付かないみたい」
電気のスイッチをカチャカチャやる音が確かに聞こえたが、電気はやはり付かない。
「・・・どうしよう、停電みたい・・・」
そんな__・・・

__その時だった。


『パァンッ』
突然、銃のような音がしたかと思えば、目の前は電気が付き、ツリーやリースで飾られていた。
「メリークリスマス!サプライズだよ♪」
明日歌は、いたずらっぽい目で答えた。
「え?え?」
状況が掴めない。
明日歌はクラッカーを手に持ち、紙くずを拾い集めた。

「さ、早急の停電って・・・・・」
「嘘だよ☆」
___えっ・・・・・
「ま、マジか・・・」
騙されて、損した気がした。
「でも、せっかくのパーティ、楽しんでもらおうと思って」
あっ・・・・・。

そうか、あたしを騙したって言うよりも、あたしに楽しんでもらおうとして、驚かしたのか・・・・・。
「・・・じゃあ、早くご飯食べよ!お腹空いちゃった!!」
「・・・そうだねっ」


___友達になるって、なんて楽しいんだろう・・・・・


「あ〜っ、美苗ちゃん、チキン取りすぎ」
「これはあたしの!!ん〜、美味し〜」
「ずっる〜」
あたしはチキンをほおばる。

78:林檎:2012/12/21(金) 14:12 ID:CGY

あの…ちょっと宣伝しても
宜しいでしょうか……?
◆生き返って私は貴方に恋をする◇
です!お願い致します。

79:とかげ ◆TwCg:2012/12/21(金) 15:44 ID:ffE

>>78
良いですよ〜♪

読みにいきます。

80:林檎:2012/12/21(金) 16:04 ID:CGY

あの!すみません!
完結してしまいました……
しつこいんですが……
『happy☆sing』です!
来なくても結構です!
駄作なので!!

81:とかげ ◆TwCg:2012/12/21(金) 16:13 ID:ffE

二人でしばらく話しながらご飯を食べていると、ふと、あることに気づいた。
「ねぇ・・・明日歌、親は?」
「・・・・あー、実は親は、外国に仕事に行ってるんだ・・・」
明日歌は、目を伏し目がちにした。
「なんか、ごめん」
「別に良いよ」

急に、静かになった。
どうしよう、あたしが余計なこと言うから。
__「み、美苗ちゃんっ」
明日歌が、口を素早く動かした。
「何?」
「テレビでも見ない?その方が、ほらっ、盛り上がるし・・・・・」
明日歌はテレビのリモコンを取り、電源ボタンをピッと押した。

『さて、今夜も始まりました__』
___これって!
今日撮った番組だ!
『いやぁ、ASUKちゃん、最近CMにも出てますねー!』
あのときの、司会者の人が番組の中でASUKに話しかける。
『いえ、大したことじゃないんですけどね』と、ASUK。
そして、ASUKの曲が流れてきた。

__【咲×恋】__
画面には、そう映し出されていた。
『私は〜』
ASUKの、その美声が放たれた。
そしてあたしの隣の明日歌は、目を閉じ、リズムに乗っていた。




__しばらくし、番組が終わり、その頃にはもう食べ終わっていた。
「じゃ、トランプでもやろっか」
「ばばぬき決定〜!」
「えー、二人で〜?」
二人でアレコレ言った結果、神経衰弱になった。

「やった、私からだ〜」
そして、初めに明日歌がトランプを捲った。
「あ〜もう、全然駄目〜」
「よっしゃ〜」
__かれこれ、7分程経って、やっと終わった。

結果はあたしが勝ちだった。
「美苗ちゃん、強すぎ〜」
「明日歌が弱いんだよ」
「何を〜っ!!」
今夜は二人で、大暴れして。
めちゃくちゃ楽しい1日だった。

82:林檎:2012/12/21(金) 16:36 ID:CGY

面白いですね!やっぱり
とかげsには叶いません!
応援します!頑張って下さい!

83:とかげ ◆TwCg:2012/12/21(金) 17:34 ID:ffE

>>82
いえいえ〜。そう言ってもらえて、光栄です。
林檎さんも、頑張ってくださいね。
私も、頑張って完結、いけるといいなぁ・・・

84:とかげ ◆TwCg:2012/12/21(金) 18:25 ID:ffE

そのあとは雪だるまを作ったり、プレゼント交換をしたりした。
充実した、素敵な1日だった。

そして、もうそろそろ帰る時間になった。
「美苗ちゃん、また今度ね」
「うん!!バイバ〜イ」
あたしはドアから見送る明日歌に手を振り、歩いていった。

そして、明日歌がドアを閉めると、あたしも前を向いて、さっさかと早足で歩いた。


__しかし、そこから悲劇は始まった。


あたしが、道路を横切ろうとしたとき。
『プアッ』
耳元で、大きな音が鳴ったかと思えば、『キキキィ』という音が、耳の奥で響いた。
が、その音を発していたものは、巨大なトラックだった__。

「きゃあぁっ」
『キキキキキイイイイィィィッ』
そして、そのまま、なにもかもが終わったかと思った。
__何しろ、目の前は真っ暗、音もなにも聞こえず、ただただあのときの光景が頭の中で止まり続けていたのだから___。

85:林檎:2012/12/21(金) 19:49 ID:CGY

美苗cどうなるの!?
続きが気になる!!

86:とかげ ◆TwCg:2012/12/22(土) 08:57 ID:ffE

『ピーポーピーポー~~~~・・・・・・』
しばらくして、サイレンの音が、聞こえてきた。
それから、明日歌の「美苗ちゃん、美苗ちゃん」と、あたしを呼ぶ声も__。

あたし、どうなったの?
もう、死んでしまったの?
___嫌だ。
そんなの、そんなのって、あんまりすぎるよ___・・・

















__「・・・ちゃん」
誰かの声が聞こえる。
「・・・えちゃん」
なんて・・・言ってるの?
「・・・なえちゃん」
良く聞き取れない・・・

「美苗ちゃん!!」
__はっ
あたしは意識を取り戻した。
そしてここは、病室だった。
「明日・・・歌・・・?」
本当に・・・これで合ってるっけ・・・?
記憶があやふやだ。
「よ、良かったぁ・・・。み、美苗ちゃんっ。し、死んだかと、思っちゃ・・・っ」
明日歌(らしき人)は、涙をボロボロと溢し、あたしのことを「美苗ちゃん」と呼んだ。

「あの・・・あたし・・・・・・__誰?」
そう言うと、明日歌(らしき人)は、我に返ったように、目をぱっちりと開けた。
「ご、ごめんね。まだ、記憶がはっきりしてないのかな。私は、睦井 明日歌。そして、あなたは、山田 美苗。・・・・・・覚えてる?」
「う〜ん・・・」
そんな人・・・いたような、いなかったような〜・・・・・・

__そんなとき、病室から、あるひとつの曲が流れてきた。
『~~~~♪』
「こ、これって・・・・・・!!」
___あたしのデビュー曲、【夢叶】だ!!
「明日歌、あたし思い出した。全部、全部。あたしが、あの夜、トラックに引かれたってことも!!」
「美苗ちゃん・・・・・・!!!」
明日歌の目には涙が浮かび、あたしは、ほんの一滴の涙を溢した。

87:とかげ ◆TwCg:2012/12/22(土) 10:07 ID:ffE

『コンコン』
ドアのノックの音が聞こえた。
「ちょっと良いかな?」
そう言ったのは院長さんだった。

院長さんはあたしの方に目を向けると、目を見開き、ジ〜ッと見てきた。
「こ、これはこれは・・・。すごい回復力だ。き、君。いつ、目を覚ましたんだ?」
突然尋ねられたので、少し、動揺している。
「つい早急です。な、何故・・・?」
そう言うと、院長さんはますます、その眼鏡の奥の大きな目をギョロリと丸くした。
「い、いや。すまない。あれだけの事故で、大抵は意識を取り戻す前に死亡するのだが、君はその前に意識を取り戻し、怪我も少ないのだ」と、院長さん。

「あ、あたしは良く小さい頃、怪我ばかりしてましたから。」
__母さんが死んでからのことだけどね。
「なるほど__それは良かった。おかげで、もう退院して良いぐらいだ」
「本当ですかっ!?」
その言葉に、あたしも目を大きく開いた。
「じゃああたし、紅白に__」
「無理だよ」
そう言ったのは、明日歌だった。

「な、なんで」
「だって・・・もう紅白は終わっちゃったの!」
__え______
「美苗ちゃんが意識不明のあいだ・・・もうお正月を過ぎてるの!!」
「___どうして」
「え・・・?」
「どうして早く目を覚ましてくれなかったの!!!」

88:とかげ ◆TwCg:2012/12/22(土) 10:41 ID:ffE

一応もうすぐで本編は完結です。
・・・本編はです。ここ大事w

本編が完結したら、続編を同じスレで描いていこうと思います。
なにしろ、レスが余ってますからねw
まだ100も行ってないですが、せめて完結までは読んでもらいたいなぁと、思っています。

89:とかげ ◆TwCg:2012/12/22(土) 12:31 ID:ffE

「・・・じゃあ、如月さんにお願いしてみる?」
明日歌が、渋々とした口調で言った。
「うん」と、あたしは答えた。
胸が、なんだかちくちくする。
でも、紅白にどうしても出たいから__。

__そしてあたしは、1週間程で退院した。
あたしはすぐさま事務所へ行き、如月にそのことを話した。
「・・・分かったわ。話してみる。ただし、断られた場合は___」
「分かってます。覚悟の上で、言っていますから」
如月は、「仕方ないわね」というような表情で、フゥッと溜め息をついた。
そして電話を掛けて、しばらく話していた。


「・・・どうでしたか?」
あたしは、ゴクリと唾を呑んだ。
そして、如月さんは目を瞑りこう言った。
「もう一度、紅白に出られるって!!」
「如月さんっ・・・・・!!」
本当に、本当に紅白に出られる・・・・・!!

___母さんが、ずっと出たがっていた紅白。
しかし、病気の為紅白に出ることは無いまま、死んでしまった。
母さんの夢、あたしが叶える___!!





=========================
あと1話で、多分本編完結です。
次、描きます。

90:とかげ ◆TwCg:2012/12/22(土) 15:35 ID:ffE

__そして、収録の日。

「じゃあ撮影始めますねー」
ADの人が、手を上げてみんなに呼び掛ける。
あたしは、ニコッと微笑みかけると、眉をつり上げた。

あたしがセットの椅子に座ると、少しして監督が「スタート!」と叫び、収録が始まった。
『~~~♪』
オープニングソングと共に、司会者がセリフを次々と話す。
「なんと今日は、今年二回目の紅白です!!実は、シンガーソングライターの山田 美苗ちゃんが事故に逢ってしまったので・・・・・~~~~」

「ところで美苗ちゃん、ASUKちゃんと仲良いの?」
隣の人が、あたしに話しかけてきた。
「はい、あたしが事故った日に、二人でクリスマスパーティして・・・・・」
番組で話すのは中々緊張したが、だいぶ慣れた。
「なんか気ィ合いそうやもんな〜」
「そうですか〜?」


そんなこんなで、やっとステージに立つことができた。
『~~~♪』
曲が始まった。
そしてあたしは、息を思いっきり吸い、こう言った。

















「___喧嘩上等!!!___」

















周りはかなり驚いていたが、あたしは何事も無かったかのように、歌を歌った。



「・・・・・ありがとうございましたっ」
そう残し、あたしはステージを降りた。
__沢山の拍手を、浴びながら。






そしてやっと、番組の収録が終わった。
楽屋に戻ると、如月さんが待っていた。
「美苗ちゃん・・・歌う前に言ったあれ・・・なんだったの?」
如月さんが尋ねた。
「あれは・・・あたしがもっと荒れてた頃の口癖だったんです」
如月は「もっと教えて」とでも言うように、目を閉じた。
「あたし・・・母さんの夢を叶えたかったんです」

如月さんはニコッと微笑み、あたしも微笑み返した。
__その時だった。









___ありがとう


母さんの夢を、叶えてくれて。




母さんはいつも・・・美苗を見守っているよ___











__そう聞こえた、気がした。
それはなんだか、とても懐かしくて、暖かい声だった。
そして、なんだか母さんがどこかへ行ってしまった気がした。
















「またね・・・・・母さん」



〜The*End〜

91:とかげ ◆TwCg:2012/12/22(土) 15:43 ID:ffE

〜*後書き*〜

今まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!!
ついに「喧嘩上等」、完結してしまいました。
作者としても、それは寂しいことだし、だけどとても、嬉しいです。

で、勿論こんな中途半端な終わり方じゃなく、続編も、同じスレで描いていこうと思います。
あと、大量に間違いなどがありますが、それは無視して頂きたいw

とりあえず、こんな駄作を読んでくださって、誠にありがとうございました!!
とても感謝しております!!
続編もよろしくお願いします!!



*°__*〜°*m(_ _)m*°〜*__°*

92:saki:2012/12/22(土) 17:05 ID:cnc

一気読みしました〜
Σてかっもう完結くるの遅すぎた

あ、私も小説かいてるので
暇でしたら見に来てください。

93:MA−TAN:2012/12/22(土) 18:10 ID:i-58w

終わった…!!
寂しいけど、おめでとう♪

続編たのしみにしてるからね〜!

94:とかげ ◆TwCg:2012/12/23(日) 10:55 ID:ffE

>>92
分かりました、後で見に行きますね。
確かに、完結早いですねw

>>93
ありがとう♪
続編も期待せずに読んで頂きたい・・・w

95:とかげ ◆TwCg:2012/12/23(日) 11:32 ID:ffE

__一年後


「美苗ちゃん!サイン会決まったんだって・・・・・!?」
そう言ったのは、明日歌だった。
「うん。如月さんが言ってた!」
あたしは、笑顔でそう答えた。





山田 美苗、17歳。

今でもシンガーソングライターとして、大活躍中です!!


1枚目と2枚目のシングルも発売して、今はやっと落ち着いたところ。
だけど、あの紅白以来、人気が絶えない。


そしてなんと、独り暮らしも始めて、今はとても充実している。
なにもかもが上手くいって、なんだか怖い__。


ちなみに今は、明日歌が家に遊びに来ている。

「ところで美苗ちゃん、大学行くの?」
「ううん。大してお金もないし、行かないことにした」
「じゃあ、私も行かないことにしようかな・・・・・」
「行っておいでよ」






その間、ビミョーな空気になった。

「明日歌、本当は行きたいんでしょ?行っておいでよ」
あたしは、明日歌にニコッとピースした。
すると明日歌も、ピースした。
「・・・うん。じゃあ、行ってくる。たまには、遊びに来てね」
「分かった」

96:° ◆TwCg:2012/12/24(月) 08:50 ID:ffE

__それから明日歌は、シンガーソングライターと大学の両立で、忙しそう。


そして、あたしはっていうと__。
実は、まだなにも予定してないし、ましてや__・・・

ちょっとそこのみなさん、「結婚は?」って思いましたね!?
ナイナイ!!このあたしが、この、あたしが___


・・・・・・まぁ、気になる人ならいるけどね。
この前、学校帰りに荷物落としちゃったら、拾ってくれた。
そのまま家まで送ってくれて、顔はそこそこ良い方。


それから、えっと・・・___



この続きは、また今度にしよっと。


〜end☆〜

97:林檎 hoge:2012/12/24(月) 08:59 ID:CGY

何でうちの事を無視するの?
感想書いたのに。

98:とかげ ◆TwCg:2012/12/24(月) 09:07 ID:ffE

>>97
・・・ごめんなさい。
そういうつもりは無かったんですが、本当に、無視した訳ではありません。

皆さんが書いたコメントは、全て見ています。
そして、とても感謝しています。
しかし、林檎さんがそう思うなら、これからは、ちゃんと返すようにします。
ごめんなさい。

99:林檎 hoge:2012/12/24(月) 09:17 ID:CGY

>>98
別に良いです。
私、影薄いですから…
気にしないで下さい。
感想は、書かないです。
ずいぶん無視される事が多いので。
でもとかげsの小説は、絶対見ます。
失礼致しました。

100:とかげ ◆TwCg:2012/12/24(月) 09:23 ID:ffE

>>99
そんなことないです。
感想は、どうするかは林檎さんに任せます。
・・・傷つけちゃいましたね。
ごめんなさい。
でも、小説を読み続けてくれることは、とても嬉しいです。
本当に、本当にすみませんでした。

101:とかけ ◆TwCg:2012/12/24(月) 09:43 ID:ffE

「・・・よしっと!」

あたしは、最後の『〜☆end☆〜』の文字を書き終わった。
最近、あたしは日記を書いている。
まぁ、恥ずかしくて、他の人に見せられる訳無いけど。


「あ〜っ、冬休み最高」
あたしは思いきり、背伸びをした。
そして机の上のココアを、一口飲んだ。

「さ〜てと、明日歌の大学行ってみるかぁ」
そう言ったきり、急いで準備をした。
コートにバッグ、財布に__


初めて二人で撮った、プリクラ。


「・・・__」
なんとなく、ニヤッとしてしまった。
って、キモいか?
なんて。

102:林檎:2012/12/24(月) 09:52 ID:CGY

別に大丈夫です。
慣れてますから…
学校でいつも無視される
事も多いので。
傷付いてませんから大丈夫です。
私の事が嫌いなら嫌いと言って
結構です。慣れてるんで。

103:とかげ ◆TwCg:2012/12/24(月) 10:09 ID:ffE

>>102
嫌いなんかじゃ無いです。
私の小説を、見てくれたんですから。

104:林檎:2012/12/24(月) 10:11 ID:CGY

ありがとうございます。
嫌いって皆から言われていて…
好きって余り言われた事が無くて…
必ず誰かを傷付けて…
私って最低ですよね

105:とかげ ◆TwCg:2012/12/24(月) 10:14 ID:ffE

「行ってきまーす」
そう言い、あたしは明日歌の大学へ向かった。



徒歩5分、意外と近かった。

「うっひょ〜・・・広っ」
結構、頭が良い大学らしい。
そりゃそうだろう、こんなデカイんだから。


・・・でもどうやって入れば?


・・・・・・変装?
って、馬鹿かあたし。

106:とかげ ◆TwCg:2012/12/24(月) 10:19 ID:ffE

>>104
いえいえ。
私も、人見知りで、あまり皆から相手にされなかったので、林檎さんの気持ちが、少し分かります。
人を傷付けちゃうのは、仕方ないですよ。
きっと、今だけです。

107:とかげ ◆TwCg:2012/12/24(月) 14:59 ID:ffE

「あ!!美苗ちゃん!!」
そう言ったのは、明日歌だった。

「ちょっと遊びに行こうかな?って・・・」
あたしはへらっと笑った。
「それならこっちおいで!」
明日歌に腕を引っ張られた。



「・・・で、ここが、~~~~」
なんか・・・無理矢理紹介されてるような気がするよ〜・・・
あたしが遊びに来たのに・・・なんで遊びに誘われたいみたいになってるの!?

・・・まあ、良いけど。

108:とかげ ◆TwCg:2012/12/26(水) 09:23 ID:ffE

__「楽しかったね〜」

や、やっと、終わった。
「ぜんっぜん楽しくなんかないっ!」
来るんじゃなかった。こんなとこ。

「そうかな?私は、美苗ちゃんといられて、楽しかった」
明日歌は、あどけない笑顔でそう言った。
こういうところが、うざったいんだよな〜〜


・・・でも、明日歌はすごく良いコだ。
面倒見も良いし、可愛いし、・・・

あたしは、何一つ叶わない。


「・・・明日歌が羨ましいよ」
ボソッと、あたしは呟いた。
それに気づいた明日歌が、こう言った。

「美苗ちゃんは、私と違う良いとこ、沢山持ってるじゃん」
「え・・・」



・・・そうか


「そう・・・だよね」
その一瞬、明日歌はふっと笑った。

109:とかげ ◆TwCg:2012/12/27(木) 15:37 ID:ffE

__次の日。


仕事が終わって事務所を出ると、この前の男の人がいた。
「・・・誰か待ってんの?」
そう言うと、男の人は、ボソリと呟いた。
「・・・お前だよ」




・・・お・・・前・・・・・・?



「お前を待ってたんだよ」
そう言ったきり、腕を引っ張られ、事務所の裏まで連れて来られた。





「ッたっ・・・何すんのっ」
あたしは手を振りほどいた。
スルッと、手が腕から抜ける感触がした。

「やめてくんない?そういうの__」
「待てよ」


_____え




「俺は・・・、お前をずっと見てた」
男の人はそう言うと、あたしの方を向き、また口を開けた。
「高校、同じだったんだ」
・・・嘘だろ。
「その時から、好きだったんだ」
ドキッ
「め、迷惑だ」
なんでこんなヤツ・・・


す、好き_____だと?




あり得ない。






「さよなら」


その一言を言うと、あたしは走り去っていった。

110:とかげ ◆TwCg:2012/12/30(日) 08:57 ID:ffE

ちょっと気になっていた、なんて___口が裂けても言えない。

でも__あたしなんかじゃ駄目だ。













せめて今だけは、恋はもうしない_____。








いつも通りの、生活。
仕事も充実していて、仲の良い友達だっている・・・。

そんな幸せな人生に、“これ以上何を足そうって言うの?”




__あたしは、今の幸せを壊したくない。

もう、二度と。


昔のように、辛いことは忘れたくて___・・・






逃げているあたしが、あたしは嫌いだ・・・。
だけど、逃げなきゃ駄目な時だってあるじゃないか・・・。


あたしは、いつもあたしだから___。

111:とかげ ◆TwCg:2012/12/30(日) 12:50 ID:ffE

そんなわけで、あたしはもうしばらく、恋はしないことにした。

明日歌は、なんか残念そうだったけど・・・
あたしは、これで良かったと思ってる。


別に、人の人生をどうしようが、良いじゃん。
あたしは、このこと、後悔してない。


でも、いつか後悔する日は来る。
それでも、あたしはこれでも良かったと満足してる。



いつか、いつかあたしにも彼氏ができて、結婚して、___。





今はまだ、先のことだって思うけど、大事な人は、特別な人にしたいから。
それまでは、我慢しなくちゃ____。

112:MA−TAN:2012/12/30(日) 15:40 ID:i-dqo

おお!続きが気になる!

113:とかげ ◆TwCg:2012/12/31(月) 10:39 ID:ffE

>>112
久々のコメントありがとう(; ;)
続きが気になるって、そんな展開なのかな?;

とりあえず続き書くねd

114:とかげ ◆TwCg:2012/12/31(月) 10:47 ID:ffE

__『リンゴーン・・・リンゴーン・・・』


目を開けると、真っ白な光が、辺りでちらほらと降り注いでいた。
そして、目の前にいたのは__顔の見えない、男の人。


花弁を振り撒かれ、そこは教会だった。
「げっ!?」
あたしはなんと純白のドレスを着、相手は薄く青掛かった白いのスーツ。

相手はあたしの手をギュッと握っていた。
「い、嫌だ!離せ!」
手を振りほどこうとしても、離さなかった。

115:ピーチ 0417:2012/12/31(月) 12:43 ID:Hzc

いきなり、失礼します。
すっかり、ファンになってしまいました。
とかげさんの小説、大好きです。
続きがめちゃくちゃ気になります。
 
  いきなり、すいませんでした。

116:とかげ ◆TwCg:2012/12/31(月) 13:09 ID:ffE

>>115
本当ですか!?ありがとうございます!!
作者として、すごく嬉しいです!ファンだなんて、恐縮です。。。

いえ、とても有難いです!謝る必要ないですよ。

117:とかげ ◆TwCg:2012/12/31(月) 13:22 ID:ffE

「美苗!おめでとう___」










___「明日っ・・・」

そこで、目が覚めた。
どうやらさっきのは、夢だったようだ。
「・・・はぁ」

最近、“レンアイ”とか、気にしすぎな気がする・・・。
ああもう、忘れたいってのに!

「・・・どっか行こ・・・」
早く、このこと忘れなきゃ__なんとしてでも!!










__「おっ・・・これ、新刊じゃん」
そう言って手に取ったのは、今大人気
の小説。
ちなみに今、あたしは本屋にいる。
・・・ここなら忘れられそう・・・って、また!!

「・・・カフェでも行こ」
そう呟くと、行き先はカフェに変更、すぐさま行った。









__ポカポカした公園の道を歩き、カフェに到着。
・・・・・が、そこには・・・

人目につくところでイチャつくカップルどもがいて、目障りだ・・・。
「~~~」
落ち着かない・・・。
こうなったら、作詞でもしていよう。


「~~~~」
あたし、変だ。

どうしても、レンアイのことばかり考えてしまう・・・。
あたし、あたし___

















「喧嘩上等!!!」

















あたしは立ち上がり、そう叫んだ。
「!??」
辺りの人は、目を円くし、驚いていた。

「お客様、人様の迷惑になさらないようにしてくださいませんか」
一人の店員が、あたしにそう呼び掛けた。
「すみません」
あたしはそう言うと、席に座った。


__これは、あたしがあたしに売った喧嘩だ。
これで、少しはスッキリした。
これで、これで良いんだ___。

118:小説大好き匿名さん:2013/01/01(火) 12:16 ID:JSs

表現がわかりやすく楽しいお話で素敵なお話しですね♪
これからがんばって書いてください。応援しています♪

119:° ◆TwCg:2013/01/16(水) 16:10 ID:ffE

>>118
ありがとうございます。
これからあんまり来れませんが、頑張ります!





「ひぃ〜まぁ〜」

あたしは、頬杖をついて、ベッドにボフッと寝転んだ。


あたしももう、立派な成人だ・・・。成人式もしたし、何もやることないよ〜。



-----------------------------------
短くてすみません!!また今度書きます

120:汐:2013/06/01(土) 12:25 ID:kb.

面白いです!
夢があってとても良い作品だと思います!
尊敬します!!

情景もあって……分かりやすくて……
もう最高ですねw
これからも頑張って下さい!

121:とかげ:2013/06/01(土) 14:05 ID:ffE

>>120
ありがとうございます!
私的にこの作品は、とても気に入っています。

一応この小説はやめました・・・というか、完結ですw
これからは、白爪草を頑張りますね!

122:姫蘭:2013/06/03(月) 05:14 ID:pZQ


 とかげサマ♪…**

 読ませて頂きました♪

 情景……、主人公の気持ち……、がきちんと書かれていて、読者的にはとても読みやすかったです。

 読んでいくうちに、美苗の性格……成長……に感動しました。

 すみません、ちょっと気になった点、この話はもう完結?ということになっていますが(?)私的にははっきり言うと、ここで完結は書き方がタイミング悪いと思います。

 あと1話2話ぐらい書いてみたらどうですか??

 それは私が決めることではないのでどちらでも構いませんが……。

 書き方は上手いです!
 今後の活動に期待してます♪


            by 姫蘭☆

123:姫蘭:2013/06/03(月) 05:14 ID:pZQ


 とかげサマ♪…**

 読ませて頂きました♪

 情景……、主人公の気持ち……、がきちんと書かれていて、読者的にはとても読みやすかったです。

 読んでいくうちに、美苗の性格……成長……に感動しました。

 すみません、ちょっと気になった点、この話はもう完結?ということになっていますが(?)私的にははっきり言うと、ここで完結は書き方がタイミング悪いと思います。

 あと1話2話ぐらい書いてみたらどうですか??

 それは私が決めることではないのでどちらでも構いませんが……。

 書き方は上手いです!
 今後の活動に期待してます♪


            by 姫蘭☆

124:姫蘭:2013/06/03(月) 05:16 ID:pZQ

連打申し訳ありません。><

無駄レススイマセン。

125:とかげ:2013/06/03(月) 16:21 ID:ffE

>>122
ありがとうございます!

感動していただけるなんて・・・作者として光栄です(;;)
そうですね・・・タイミング悪いですね(^^;)
それはまた、機会があれば書こうと思います。なかなか進められそうにないですが。。。


ぃゃ、無駄レスっていうかレス数増やしてもらって逆に嬉しいと←
謝る必要ありません!(^^)


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