ずっと君の温もりを、全てを。

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1:薫 ◆0rlM:2012/11/30(金) 19:02 ID:hwQ


愛のカタチってたくさんあるよね。

純粋な愛、甘い愛

切なく苦しい愛や淡く大人な愛もある。

あたしが愛した男の愛のカタチは

もがいても
叫んでも

何をしたって逃げられない

禁断の愛だったんだ。

2:薫 ◆0rlM:2012/11/30(金) 19:10 ID:hwQ

第1章


季節は冬。
クリスマス間近。
周りでカップルか増えているのは…あたしの気のせいだと思いたい。
「莉紗(りさ)、帰ろ」
ってことで負け組軍団の放課後。
と、思っていたのに…
「ごめんっ! 今日は彼氏となのっ」
如月(きさらぎ)莉紗は、負け組を奪還したのだ。
その証拠に幸せそうな笑顔と、教室前で誰かを待つ男。
背が高くてイケメンで、…ってあれ、イケメンで有名の先輩じゃん。
うわぁ憎たらしい。
今時ツインテールの高校生女子が、こんな男を捕まえられるものなの?
…あたしそれ以下じゃん。
「あの人の友達とかでもいいからさ、あたしに男紹介してよね」
嫌味ったらしく鼻で笑う。
でも幸せいっぱいの莉紗には通じないようで。
「うん、聞いておくね」
「……」
「じゃあまた明日!」
そう言うと莉紗はあたしの元を離れて、笑顔で彼氏に駆け寄って行く。
羨ましい…その感情しか見当たらない。
他の感情など持てるような状況ではないのだから。

3:薫 ◆0rlM:2012/11/30(金) 19:17 ID:hwQ

あたし篠塚未琴(しのづか みこと)。
高校一年生にして彼氏は一度もできたことがない。
それどころか告白されたこともないし、したこともない。
恋愛に関してはまだまだ子供。
そして見た目も莉紗のことなんて言ってられないくらい子供だ。
肩まで伸びた髪の毛は、巻いたり、ましてや染めたりなんてしたことがない。
スタイルも人一倍いいわけじゃないし、顔だってメイク一つしない童顔。
こんなのが恋愛できるはずないか。
ふっと出たため息は悲しみのため息だ、きっと。
半ばやけくそになりながら、下げていた鞄を勢いよく持ち上げる。
「…帰るか」
再びため息をついた時、

4:saki:2012/11/30(金) 19:17 ID:cnc

あの、薫さんですか?

5:薫 ◆0rlM:2012/11/30(金) 19:28 ID:hwQ

「あ、待って篠塚」
グイッと引かれる手。
驚いてバランスを崩す中、後ろには同じく鞄を抱えた男子。
佐川直(さがわ なお)は、クラスのアイドル。
成績優秀 運動神経抜群の、少女漫画によくいるようなムカつくくらいの完璧男。
整った顔立ちに惚れた女子は多い。
「え、何」
「ちょっと来て」
「は!?」
更に手は引かれ、あたしは教室を出る。
でも玄関に向かってるわけではなく、階段を上るばかり。
混乱するあたしに気づいているのかいないのかは分からないけど、ただ真っ直ぐ前を見て先を歩く。
ちょ、ちょおおお。
あたし何か怒られる? 言われる?
ええええ。やめてよやめてよ離してよ。
てかさ、手なんか掴んじゃって…この光景を誰かが見たら終わりだよ。
あああ嫌だ嫌だ。敵対する目は嫌だ。
離してなんて言えない。
もう手遅れ。
どんどん玄関は遠のいていく。
半ば強引にあたしを連れた佐川くんは、一体どこへ行くのか。
焦りより疑問が浮かぶ。
何であたしはドキドキしないんだ?
イケメンだよね。運動神経抜群のモテ男だよね?
何でこんなに平然としてられるのかな。
佐川くんに想いを寄せる女子なら、手を引かれる時点で失神寸前だ。
あたし…そんなに意識したことないしな。
かっこいいとは思う。
好きになる気持ちも分かる。
でも好きな人ではない。
…ややこしいな。
好きにはなれるんだけど、現に引かれる腕に何とも思わない。思えない。
あたしってどんな人にドキドキするんだ? 恋するんだ?

6:薫 ◆0rlM:2012/11/30(金) 19:29 ID:hwQ

sakiさん>薫ですよ(キリッ←
     永遠の片想いとやらの放置気味作品を書いていた薫です!←

7:あんず:2012/11/30(金) 19:34 ID:mTs

すごく面白いです。
さすが薫さん♪♪
私、薫さんの密かなファンです。
薫さんの作品は面白いので大好きです。
(お世辞じゃないですよ!)
もし良ければいれてください。

8:薫 ◆0rlM:2012/11/30(金) 19:36 ID:hwQ

って、何考えてるの。
あたしどうなるの……!?
一人でパニックに陥っているバカを、佐川くんは何したいのか。
この時は全く予想がつかなかった。
そして気づけば、鼻に入ってくるのは昔を感じさせたような本の匂い。
図書室だ。
「えーと…?」
ぎこちない笑顔で笑ってみる。
佐川くんは背を向けたまま話さない。
「佐川くん? あの…なぜここに」
大体予想はついていたのだと思う。
だって、ほら。
不思議と鼓動が速まってくる。
よく考えれば、この状況。
男女が人気のないところで二人っきり。
予想が的中しないことをなぜか祈ってしまう。
「佐川くん。佐川くん?」
動揺を隠そうと必死に口を開く。
明らかに声は震えていて。
無駄なあがきをしたとしか思えない。
その時佐川くんがこちらを向き、赤くなった頬を向けられる。
夕日のせい。夕日のせいだよね。
そう勝手に言い聞かせて、速まる心臓を必死に抑えようとする。

9:saki:2012/11/30(金) 19:37 ID:cnc

>>6
そうですか!もしやと思って
これからも、ちょくちょく来ますね♪

10:薫 ◆0rlM:2012/11/30(金) 19:37 ID:hwQ


あんずさん>ありがとうございます!!
      とっても嬉しいです……どうぞお入りください!!

11:あんず:2012/11/30(金) 19:40 ID:mTs

入れてくれてありがとう♪
私も嬉しいです♪
私も、ちょく×2顔出しますね。

12:美麗:2012/11/30(金) 19:59 ID:gTo

薫さま!
また戻っていらしたんですね!

お帰りなさいませ
また、お美しい小説をお書きになって・・・

こんな私で良ければ入れてください!でございます

13:薫 ◆0rlM:2012/11/30(金) 20:19 ID:hwQ

お知らせ

ここでは雑談禁止です。
なるべく小説に関係ない書き込みはお控えください。

感想は自由です。
そして、ご自由にお入りください!

コメ返は基本しないと思います。
ただ質問等は返させてもらいますので…

14:薫 ◆0rlM:2012/11/30(金) 20:32 ID:hwQ

跳び跳ねる心臓はもうおさまらない。
反射的に、強く目を瞑る。
「好き……付き合ってくれないかな」
予想は的中。
まさかとは思ってたけど…告白?
嘘だ。聞き間違えだと思いたい。
でも佐川くんの声は、言葉は、耳にしっかり刻まれてる。
じわじわと熱いものがあたしを呑み込むかのように、カッと体が熱くなった。
おさえきれない。
跳ねる、跳ねる。熱い、熱い。
これは…夢?
「な、何であたしなんか…!」
ただもう驚きしか残らない。
冗談? 騙してる?
そう思いたいのに、真剣な瞳が本当だって言ってる。
趣味悪い、なんて言っちゃいけないけど…うん、趣味悪い。
こんな子供っぽいのを…だよ。
ありえない。
「いつも見てた。友達と一緒に笑い合う姿に、すごく一生懸命に仕事をこなす姿。すごく輝いてた」
笑顔でそんなことを語るから、赤面してしまう。
実際にはちゃんと仕事をこなさせてるわけではないけどね。
ドジばっかりだし…。
「そんな篠塚に惚れたのかな」
「佐川くん…」
嬉しい。素直に嬉しいよ。
こんなあたしに初めて告白してくれたのが、佐川くんで。
好きって言ってくれて、少しだけ心が揺らいだ。
でも、あたしなんかが付き合っていいの?
好きでもないのに…これから好きになるなんてこと、はっきり言えない。
そんなので付き合ったら、佐川くんに迷惑だよ。
「…えっと」
「あ、彼氏でもいた?」
一瞬だけ顔が曇る。
と、いうより…歪んで見えた。
…気のせいだよね。
「彼氏なんているわけないよ」
こんなことを堂々と言えるあたしって…。
「俺さ好きになってもらう自信あるよ。お試しでもいいから」
佐川くんはそう簡単に言える。
けど、

15:薫 ◆0rlM:2012/11/30(金) 20:38 ID:hwQ

あたしは怖くて言えないよ!!
だって、佐川くんのことを好きって女子はいっぱいいるんだよ。
睨まれる、無視、もしかしたらいじめ…?
耐えられない。怖すぎる。
「佐川くんのことを、その…好きな女子とかもいると思うし」
「そんなの気にしなくていいよ」
「い、いやいやいや。いじめとかありそうだし…」
冷や汗が背中を伝う。
佐川くんのあまりに大きい迫力に負けそうだ。
「じゃあ…俺が守るよ」
真剣な眼差しを向けられては、断ることができない。
莉紗にだって彼氏はいる。
莉紗と佐川くんがいるなら、あたし…
「……お、お願いします」
「マジ? やった! よろしく!」
ニカッと笑う姿は子供のようで、すごく無邪気。
あたし…佐川くんなら好きになれそう。
そう思えたんだ。

16:美麗:2012/11/30(金) 21:15 ID:gTo

薫さん>
少し書き方が変わりましたね・・・

質問なんですが・・・
雑談とコメントの境目がよく分からないんですが
教えていただけないでしょうか?

17:あんず:2012/11/30(金) 23:18 ID:mTs

莉紗ちゃん、可愛い♪
初恋おめでとう★
って言ってあげたくなる♪

佐川くんも、かっこいい!
その真剣な感じと無邪気に笑う感じの
ギャップ?がいい♪♪

これからも応援してます。薫様。
あと、雑談しちゃってすいませんでした。

18:薫 ◆0rlM:2012/12/01(土) 12:59 ID:hwQ




翌日、いつも通り莉紗が迎えに来た。
その横には彼氏の姿はない。
あたしのことなんて考えないで、彼氏と登下校すればいいものの…。
でも本当は、莉紗の優しさにすごく感謝してる。
「おはよ!」
ニコニコと笑いながらの挨拶。
何かあったか聞いて、と言わんばかりの顔だ。
「おはよ。…どしたの?」
道を歩きながら、期待通り質問する。
待ってましたというような勢いで、莉紗はふふんと鼻で笑う。
「昨日…キスしたのっ」
「付き合って2日で? 軽いね、彼氏さん」
「軽いとか言うなっ」
心底びっくりしていた。
キス? キス? ええええ2日?
でもパニック状態だと、莉紗にバカにされそうだと感じたあたしは、冷静さを必死に装う。
2日でキスってありえるんだ。
……あたしも佐川くんと、
「う、うああ」
一人で考えて赤くなる顔。
しまった。
「あ、やっぱり驚いてる」
自慢気な顔を見せられる。
「違う!!」
「未琴は彼氏いないから羨ましいだろうけど…」
「いるし!!」
あ…言っちゃってよかったのかな!?

19:薫 ◆0rlM:2012/12/01(土) 13:08 ID:hwQ

*美麗さん
私的には、小説の感想以外のことは全て雑談と見なします。
なるべくは「入れてください」などは、遠慮してほしいと思ってます。

*あんずさん
主人公は未琴ですよー。
莉紗は未琴のお友達です!
分かりにくくてすみません(汗

20:薫 ◆0rlM:2012/12/01(土) 13:16 ID:hwQ

後悔というか…なんというか。
口止めされたわけではないけど、あたしの彼氏が佐川くんだと知って、莉紗がもしもクラスの子に言っちゃったら?
そう思うと言わない方がよかったのかもしれない。
莉紗はぽかんと口を開いて、足を止めている。
何も言葉を発せず、動きもせず。
相当びっくりしている…。そんなに意外だったのかな。
って、あたしそれバカにされてると一緒じゃない?
「彼氏? …は?」
莉紗の口元に、微かに浮かべられる笑顔。
明らかに引きつっておりますが。
ええい…もう言っちゃえ。
「佐川直。佐川くんが相手で、昨日の放課後に告白されて…」
「どこからどこまでが妄想なのかな」
「ちょ…全部本当だけど!?」
再び足を進める莉紗。
嘘だ嘘だと呟きながら、あたしの顔を見ては笑う。
明らかに信用されてない…。
というか妄想で流されてしまった。
ここに佐川くんでも現れてくれれば、信じてくれるはずなのにな…。

21:薫:2012/12/01(土) 13:43 ID:hwQ

そんなことを思っても佐川くんは来ない。
少女漫画みたいな展開を期待してた自分が恥ずかしい。
「ねえ莉紗。本当だってば」
「ええ〜?」
やめてよね、その「嘘ついてるんでしょ」みたいな顔。
さすがのあたしも傷つくよ。
…なんてことはないのだけれど。
「嘘なんかつかな、」
「篠塚!」
耳に響く低い声。
昨日鼓膜を刺激した甘い甘いその声の主は、振り返らなくても分かった。
「佐川くん」
ぽっと頬が赤くなる。
意識しすぎ?
莉紗は案の定目を見開いて、立ち尽くす。
これでやっと信じてもらえる…!
「おはよう。あ…お友達?」
莉紗の存在に気づいた様子の佐川くん。
莉紗はハッと我に返る。
「未……未琴の彼氏って本当!?」
飛び付くようにして聞く莉紗。
え、もう聞いちゃうの!?
少しびっくりしたけど、あたしも身を乗り出して、佐川くんの言葉を待つ。
佐川くんは一瞬困ったような顔をしたけど、すぐに笑みを浮かべる。
ああ…迷惑かけてごめんなさい。
「うん。昨日付き合うことになったんだ。篠塚に好かれるように頑張るよ」
爽やかすぎる笑顔に莉紗は、
「ええええ……!?」
と、驚きの声を上げた。

22:あんず:2012/12/01(土) 16:38 ID:mTs

莉紗ちゃん、未琴ちゃんを信じて!!
驚きの声ってヒドイ……。
あ、でも莉紗ちゃん嫌いじゃないですよっ!

佐川くんも意外と?きっぱり言っちゃうんだww
なんか、想像と違ってる感じでよかったです。
すごく続きが気になる感じで。
(なんか上からですいません。)

あと、主人公間違えててすいません。
分かりにくいわけじゃなくて、ただ
私に読解力がないだけなんで……。

>>19 では、薫さんと雑談というか、
お話したいときはどうすれば……。
そういうスレとかあるんですか?

23:薫 ◆0rlM:2012/12/01(土) 16:40 ID:hwQ

嘘だよね? というように、あたしの顔を見つめる。
まだ信じないつもりかと思うと何となく呆れてしまう。
まあでも疑う気持ちは分かる。
子供っぽくて、恋愛経験なんてないし、可愛くなろうなんて思わない。
でも佐川くんは、そんなあたしを好きになってくれた。
人生を変えてくれた佐川くんに、死ぬまで感謝したいくらい。
まだ驚く莉紗に、佐川くんは笑みを浮かべる。
細く開かれた瞳が何となく気になった。
「彼氏いるんだよね? ……これからはその彼氏と登下校したら?」
それは遠回しに、あたしと登下校をするなと言ってるみたいで。
気のせいだと思ってもいいんだよね?
「未琴は大切な友達だから、彼氏よりも優先しようと決めてるの」
途中ため息を混ぜ、莉紗は強い瞳で佐川くんを見る。
佐川くんはというと、パッと花が咲いたように笑顔を浮かべ、
「付き合ったばっかりなんだ。学校で話したりできるか分からないから、登下校だけは一緒にしてほしい」
すごく真っ直ぐに言うから、不思議と身体が熱くなる。
心臓が跳ねて、何だか恥ずかしくなって…。
考えてくれてるんだと思ったら、どうしようもないくらい嬉しい。
これってもう…恋なのかな。

24:薫 ◆0rlM:2012/12/01(土) 16:43 ID:hwQ

*あんずさん
感想ありがとうございます。
あ、そのようなスレはございません;
すみません。

25:あんず:2012/12/01(土) 17:00 ID:mTs

佐川くん、真っ直ぐな人だねー。
未琴ちゃんが、心臓が跳ねて、
恥ずかしくなるのが分かるよー。
さぁ、佐川くんVS莉紗ちゃんによる
未琴ちゃんの取り合いww
どっちが勝つの?

>>24 あ、そのようなスレ、無いのですか。
じゃあ、『作る』なんて事は……。
無理ですよね。すいません、わがままで……。
どうにかお話したくて。

26:薫 ◆0rlM:2012/12/01(土) 17:11 ID:hwQ

莉紗はチラリとあたしを見る。
顔が赤かったら困るから、さりげなく前髪を避けるふりして隠す。
その時、微かに頬に手が触れただけなのに、熱いということに気づいた。
絶対に赤くなってるよ、もう。
「…じゃあ未琴、学校でね」
「え、行っちゃうの?」
正直莉紗と行きたかった。
佐川くんとだと何話したらいいか分からないし、友情のほうを大切にしたい。
そんなこと言ったら、佐川くん怒るかなぁ。
「ごめん、学校で待ってる」
優しく微笑み莉紗は先を進んだ。
その背中を名残惜しそうに眺めてしまう。
これからもう一緒に行けないのかな…。
そんなの嫌だよ。
「佐川くん、ごめん…莉紗と」
「待ってよ」
佐川くんならきっと、笑って莉紗のとこに行くことを許してくれると思ったのに。
腕を掴む力が強い…怒ってる?
佐川くんの顔は笑顔なのに、…笑顔だからこそ、不気味だと思ってしまった。
何で自分の彼氏を、不気味だなんて思っちゃうんだろう。
でも今回ばかりは本当に驚いた。
だって佐川くんは、すごく優しくて、他人最優先で。
自分の思いを優先させる人じゃなかった。
「佐川くん…?」
「一緒に行こうよ」
「で、でも」
ぎゅっ……と、掴む力が強まる。
「一緒に、行こうよ」
満面の笑み。
確かにそれは、誰が見ても不気味だったと思う。

27:薫 ◆0rlM:2012/12/01(土) 17:12 ID:hwQ

*あんずさん
大丈夫ですよ。
じゃあ交流板に作っておきますね!

28:あんず:2012/12/01(土) 17:18 ID:mTs

ありがとうございます×10000・・・・・
薫様!大好きです!!

感想
佐川くん怖い怖い怖い……。
裏ありそうな感じ………。
いや、絶対裏ある!
てか、未琴ちゃんもだけど
莉紗ちゃんが可哀想だよ……。

29:陽実 ◆NLsI:2012/12/01(土) 17:20 ID:9Rg

>>薫
佐川くん怖い…。

小説、書き方変わったね。

30:薫 ◆0rlM:2012/12/01(土) 19:14 ID:hwQ

何でこんなに怯える必要があるんだろう。
彼氏だよ。優しい人だよ。
何考えてるの…あたし。
「帰りは、…莉紗と帰っていいかな」
「邪魔しちゃ悪いんじゃない? きっと彼氏と帰るはずだよ」
佐川くんが浮かべる笑顔はいつも通りだ。
さっきの表情は…幻?
なんか色々考えすぎてたのかなぁ。
そう思うと申し訳ない気持ちになる。
少しでも怯えていた自分が最低だ。
「そうだね…じゃああたしたちも、一緒に登下校しようね」
少し大胆だったかな。
後から顔が赤く染まっていくのを感じる。
それを見て佐川くんは笑う。
その笑顔に惹かれた…すごく。
太陽のような明るい笑顔。
こんなの見たことない。
それは全身であたしが好きだと言ってるようで、嬉しかった。
「佐川くん……好きだよ」
「本当?」
「うん。大好き」
ニカッと歯を出し笑う。
佐川くんもそれを見て、同じように笑った。



「ずっとずっと大好き」



彼を愛すことが
彼に愛を伝えることが

あたしの一番の愛情表現。
佐川くんの一番の愛情表現。

そう思っていいんだよね?

31:あんず:2012/12/01(土) 19:16 ID:mTs

あぁ、まるく収まってよかった……。

32:薫 ◆0rlM:2012/12/01(土) 19:23 ID:hwQ






学校に着いた。
何とか佐川くんを説得して、付き合ってることは内緒にすることに。
教室に入ったらもう…いつも通りただのクラスメイト。
というか登下校してること自体で、クラスにバレるんじゃないか。
そう思ったけど、それで登下校が一緒にできないことが嫌だった。
だから、教室内でだけ、ただのクラスメイト。
少し寂しいけど…話し相手、莉紗もいるしね。
少しだけ距離を置き、まず先にあたしが教室に入る。
「おはよ」
「あ、未琴…」
力ない笑顔で、莉紗が笑う。
「どうしたの?」
急いで鞄を置き、莉紗が座る席へと歩み寄る。

33:あんず:2012/12/01(土) 19:27 ID:mTs

莉紗!?どうした!?
ま、まさか彼氏と別れt(殴&蹴
ままままま、まさかそんなことないよ……ね?

34:薫 ◆0rlM:2012/12/02(日) 11:05 ID:hwQ

莉紗の顔は、落ち込んだりしてるものではない。
何か言いたげな、複雑な表情。
あたしは首を傾げた。
「本当に好きなの?」
「えっ?」
ドキッと心臓が跳ねる。
きっと佐川くんのこと。
「なんかさぁ、他の人とは違って見えるんだよね」
「…どういうこと?」
「どこか引っ掛かるというか…」
うーんと莉紗は唸りながら、同じように首を傾げる。
引っ掛かる?…何がだろう。
さっぱり言ってることが分からない。
莉紗は何を伝えたいの?
「どういうことか全然分かんないよ。佐川くんが何だって言うの?」
怒りが込み上げてきた。
ちゃんと好きになった相手に対して意味深な言葉を吐かれて。
侮辱してるの?
そう考えると…莉紗に対して苛立ちを覚える。
「あ…ごめん。気にしないで」
むっとした顔を見た莉紗は、慌てて笑顔を作ってそう言った。
何を考えてたの?
それは隠されたまま、なぜか聞くことができない。
聞いちゃいけない気がした…ってことかな。
何だか触れちゃいけない気がした。

35:(愛*´艸`*なずな。):2012/12/02(日) 11:31 ID:Prw



   がんばって★

36:薫 ◆0rlM:2012/12/04(火) 11:18 ID:XDQ

まだ少し困った表情の莉紗。
莉紗も謝ったんだし、いつまでも怒る方がおかしいか。
「気にしないで」と笑顔を浮かべると、莉紗はほっとしたように、柔らかい表情になっていく。
とその時、
「未琴に好きな人?」
馬鹿にしたような声と、頭にかかる全体重。
こんなことをする奴は一人しかいないと確信を持てる。
ムカつくはずなのに、嬉しいと思ってしまうのはいつもだ。
それは、本当の優しさを持ってると知ってるからであって、その優しさをあたしにくれることが嬉しいと思うだけで、恋愛には繋がらない。
「うるさいなぁ……文句ある?」
素っ気ない態度しか取れないのもいつものこと。
でも、幼なじみだからなのか、そんなことで戸川太一(とがわ たいち)は怒ったりなんかしない。
それどころか笑顔を浮かべて、もう一度話しかけてくるくらいだ。
「文句なんてないけどさ。お前みたいなのが、恋愛なんて知ってるの?」
「はぁ…!?」
ふっと鼻で笑われ、苛立ちを覚える。
その様子を、再び困った表情を浮かべ、莉紗は見つめていた。
太一だって、恋愛のことなんか知らないくせに!!

37:薫 ◆0rlM:2012/12/04(火) 11:41 ID:XDQ

強く睨む。
そんなんで太一は動じない。
ニヤニヤ笑ってあたしを見るばかりだ。
完全に馬鹿にされてる。見下されてる。
「彼女もいない太一に言われたくない!!」
「いるし」
「は?」
当たり前なことを言ったかのよう。
太一に彼女…?
いやいや、ありえない。
「嘘つくな!」
きっとここで笑い飛ばして、「冗談だし」なんて言うんだろうな。
なぜか祈ってしまってる。
太一に馬鹿にされてたまるか。
あたしだって彼氏はいるけど。
「本当だよ。お前と一緒にすんな」
再び太一からこぼされる笑み。
もう唖然とするしかない。
目の前にいるこの馬鹿男に彼女?
なんて物好きな女がいるものなのか。
いや、でもまだ…嘘をついてる可能性はある。
やっぱり信じられない。
…その前に、
「あたしだって彼氏いるから」
太一に越されてないってことを伝えたきゃ。
どや顔でそう強く言うと、今度は太一が驚いた表情を浮かべる。
口を開けて、目を丸くして。
はは、驚いてるよ。
快感っていうの?…とにかく楽しい。
あたしだって恋愛を知ってるんだから。
「妄想彼氏っつーの?」
「んなわけないでしょ!?」
「物好きな奴」
「こっちの台詞だ!!」
ああもう。
太一のせいでどんどんキャラが崩れていくじゃん。

38:薫 ◆0rlM:2012/12/04(火) 16:50 ID:8Lg


怒鳴った後の疲労感。
たまらなく苛立ちも溢れてくる。

明らかに太一が原因で溢れる怒りと疲れ。

嫌と思ったりはしない。
幼なじみだから…なのだろうか。

何をしても許す。甘く見る。
何をしても嫌とは思えない。

寧ろ笑顔を向けてくれるなら、どんなことをされたって構わない。

本能がそう叫んでる。
…太一相手に、なんたる不覚。

「そんな怖い顔すんなよ。お前は嘘つかないって、俺が一番知ってる」

急に優しくしたり
急に笑ったり

だから、太一から離れられない。
手離せない存在。

家族愛っていうものなのかな?

すごくすごく心地いい、柔らかい感情。

素直になれないからこそ、余計に深く抉られるような感覚が襲う。

「一番分かってるのはあたしですから」
「ドキッとしなかった?」
「するか、馬鹿」

そんなやり取りが嬉しくて、楽しくて

離れない苦しさに溺れて


気づかなかったんだ。
忘れてしまってたんだ。


"彼氏"という存在がいること


その"彼氏"が


悲しそうに、でも冷たく鋭く


あたしたちのやり取りを見てたなんて。

39:あんず:2012/12/04(火) 22:15 ID:mTs

来たよっ!薫♪♪
佐川くん、やっぱ怖い……。
ヤキモチ……にしては怖いよね……。
太一、なんか佐川くんに
ボッコボコにされそうww

40:薫 ◆0rlM:2012/12/05(水) 16:28 ID:/P.






放課後。
要約チャイムが鳴り響き、今日の授業は終了した。
「ばいばい、未琴」
莉紗が微笑みながら手を振る。
同じく微笑み、手を振り返した。
そしてあたしはバッグを持つと、佐川くんと約束した通り、図書室へと足を運ぶ。
教室には既に姿は消えていた。
もう図書室に行ったのだろうか。
太一にも別れを告げようとしたが、太一ももう教室にはいなかった。
太一も彼女と待ち合わせてるのかな。
太一の嬉しそうな横顔が頭に浮かぶ。
…ふんだ。あたしだって、あんな完璧な彼氏がいるんだから。
図書室の前に立つ。
閉まっている戸を開こうとした時、
「お前さぁ、篠塚とどういう関係なわけ?」
いつもより低くておぞましい。
背筋が凍るような冷ややかな声で、今にも怒鳴りそう。
声の主は間違いなく…佐川くんだ。
こんな声聞いたことない。
そして佐川くんは、誰に話しかけてるのだろうか。
図書室からは入っちゃいけないような暗い雰囲気が漂っている。
こうなったら仕方ない。
バレないように腰を屈めて、微かに開いてる戸の隙間に目を近づける。
「未琴はただの幼なじみだよ。お前、そんな言い方する奴だっけ?」
太一…!?
唖然と口を開けてると、
「嘘つくな。篠塚に…未琴にもう近づくんじゃねぇ」
な…佐川くんは何を言って、
「何だよそれ? お前が言うことじゃないだろ。未琴は危なっかしいから、ほっとくなんてできないし」
笑いの混じった太一の言葉に、怒りを抱くことはない。
あれ…な、何でだろう。
頬が、顔が熱い。
「俺以外の男が未琴に近づくことが、許せねぇんだよ!!!」
佐川くんは声を張り上げると、飛び付くようにして太一の胸ぐらを掴む。
焦ったあたしは、気づけば図書室に足を踏み入れていた。

41:あんず:2012/12/05(水) 17:13 ID:mTs

予想当たった!!
太一がぁー!!!
佐川くんめ!!暴力はいかんぞ!
ヤキモチなのですかね??
これは。
未琴ちゃん、止めてほしいけど
危ない事しないでっ!

【私の予想】
もしかすると未琴が太一と付き合う…かも?。
でも、それでも佐川くんが好き!って
言うかもな……。未琴ちゃんは。

42:薫 ◆0rlM:2012/12/05(水) 17:44 ID:/P.

「ダ、ダメ!!」
必死になっていたからなのか、今にも殴りかかろうと拳を上げている佐川くんの前に立ちはだかる。
佐川くんは一瞬驚いたような顔をしたあと、慌てて拳を下ろす。
「未琴っ……ちょ、何やってんだよ、危な…」
「馬鹿じゃないの!?」
あたしの怒鳴り声が響き、太一も佐川くんも額に汗を流す。
心臓は激しく動いて、でも口が動くのをやめない。
佐川くんが太一に向ける瞳。
それを思い出したら、身震いして鳥肌までがたつというのに。
「佐川くん」
しばらく太一を睨んだあと、佐川くんに向き直る。
佐川くんの表情はもう変わっていて、真剣で今にも胸が高鳴りそうなほどに、美しい顔立ち。
「太一は大事な幼なじみだから…」
「…うん」
「いくら佐川くんでも、太一を傷つけたら許せなくなっちゃう」
「…うん、ごめん」
相当傷ついたのか、眉を八の字にして佐川くんは俯く。
言ったことは正しいはずなのに、酷く胸が傷んだ。
…少し言い方きつすぎたかな。
「何か…ご、ごめん。太一もごめん。帰っていいよ」
太一は何か言いたげな顔をしたけど、無言で頷き佐川くんを見る。
殴りかかったりしないか、すごく心配になった。
「…悪かったな」
いつもよりほんの少し声が低くなる。
でも笑っていたから、そんなこと気にも止めなかった。
それよりも疑問に思ったのは、どうして太一が謝るのか…ということ。
端から見てて、悪いのは佐川くん。
自分の彼氏が悪者になるのは、良い気分はしない。
でもやっぱり、誰が見てもあれは、佐川くんが悪いと口を揃えて言うだろう。
あたしが来る前に、何かあったのかな。
あんな短時間で、何かあるとは思えないけど…。
太一が静かに図書室を出た。
佐川くんに視線を向ければ、まだ悲しそうに俯いてて。
なんて声をかければいいのか迷ってると、
「ごめん」
もう一度佐川くんの口から、謝罪の一言がこぼれる。
正直言うと、あたしじゃなくて、太一に言ってほしかった。

43:薫 ◆0rlM:2012/12/05(水) 19:40 ID:/P.

上げます。
これから少し書き方を変えていきますね〜。

44:薫 ◆0rlM:2012/12/05(水) 20:04 ID:/P.

>>43
やっぱりこのままで(

——————————

でも佐川くんも反省してるみたいだし、面と向かって謝るって、少し言いづらいよね。
太一には後であたしが謝っておこう。
「顔上げて? …何があったの?」
本当は分かっていた。
あたしのことで佐川くんは怒っていた。
全部全部、あたしが悪い。
佐川くんを不安にさせて、関係ない太一を巻き込んで。
太一はただの幼なじみって、ちゃんと言い聞かせればよかった。
「あいつが、篠塚を好きって言ったから」
「…え?」
頭が真っ白になる。
…な、何動揺してるの。
幼なじみとしてってだけなのに。
でも、体は心よりもずっと素直だった。
頬から放たれる熱。
…太一には彼女がいるんだから。
「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」
「……」
「幼なじみってことだよ、きっと」
笑いかける。
佐川くんはぐっと唇を噛み締めて、あたしの腕を掴んだ。
そして自分の胸に引き寄せ、あたしは佐川くんの胸にすっぽりはまる。

45:あんず:2012/12/05(水) 22:39 ID:mTs

まさかの△▲三角関係▲△ですか!?

どうなっちゃうの?この恋は!!

最後はハッピーエンドだといいな…。

46:薫 ◆0rlM:2012/12/06(木) 14:29 ID:8c6

ドクンと心臓が跳ねた。
少し熱くて、大きくて、男の人って感じがする、がっしりした体つき。
ドキドキも戸惑いも、隠すことができない。
「え、えっと…佐川くん?」
「本当迷惑かけてごめん。篠塚を…未琴を失うことが怖かったんだ」
その言葉に胸を傷める。
佐川くんに悪気はない。
ただ失いたくなかっただけで、大事にしたかっただけで。
あたしが愛するしか、佐川くんの不安ま沈められない。
心配しなくても、ありったけの愛をあげるのに。
「ごめんね……好きだから」
そう言って、強く抱きしめ返した。

47:薫 ◆0rlM:2012/12/06(木) 17:34 ID:8c6

抱きしめ返すと、更に佐川くんは強くあたしを抱きしめた。
腰に回る手が大きくて、逞しい。
でも微かに…震えている。
心臓を鷲掴みされたかのように、再び襲ってくる罪悪感。
太一とはもう…あんまり話さない方がいいのかな。
ずっと一緒にいた幼なじみだから、名残惜しいと思ってしまうのは当たり前だよね。
太一と話せなくなることが悲しい…なんて、恋してるわけでもないし。
佐川くんに不安を与えたくない。
これがきっと、恋。
これがきっと、愛。
どうしようもないくらい…佐川くんに溺れてる。

そう、信じたい。

「未琴。約束できる?」
「ん?」
佐川くんが不安がってる中、名前を呼ばれただけで胸が高鳴る。
真剣な雰囲気なのに。
「ずっと一緒にいて?」
あたしから離れたあと、次は手を強く握りしめられる。
ふっと頭に太一が浮かぶ。
でもそれは、あたしの気づかぬ間に浮かんで、消えた。
この時は、ただ佐川くんを好きになろうと思ってただけで…。
笑顔を作って言ったんだ。





「うん。ずっと一緒にいる」





この言葉が後に後悔を生むとは知らずに。

48:亜由奈:2012/12/06(木) 17:48 ID:kwE



おっおもしろそ〜

49:あんず:2012/12/06(木) 18:17 ID:mTs

未琴ちゃん!
簡単にそんな事
(「うん。ずっと一緒にいる。」)
言っちゃダメだよー!!!

後悔しちゃうらしいから!!
作者(薫)によるとw

頑張ってね!薫!!

50:薫 ◆0rlM:2012/12/06(木) 18:36 ID:8c6






朝。
陽の光が目に入る。
ぎゅっと顔を歪め太陽を睨み付けると、だるい体を起こしてリビングへ行く。
自分の部屋は二階だから、朝はいつも階段を下りることになる。
一度だけ、睡魔が襲ってきて、階段から落ちたことあったっけ。
はは……笑えるな。
大きなあくびをしてから、リビングに入ると、いつものように誰かの姿はない。
ため息が出てしまうのも…いつも。
<仕事に行って来ます。ご飯は適当に食べてね。>
テーブルの上には、いつもと同じ文の書かれた紙の切れはし。
お父さんもお母さんもちゃんといるのに、いつもあたし一人のような気分になる。
両方共朝から仕事で、一緒にご飯を食べたことは滅多にない。
時々、夜ご飯も一人になることがある。
いっつも孤独な毎日を過ごしてきた中、励ましてくれたのは太一だった。
太陽のような笑顔で笑いかけて、あたしの心を溶かしていく。
太一といたら不思議と笑顔になれた。
今思うと…太一って、あたしの初恋だったんだよなぁ。
中学生の中盤から太一が急にモテるようになって、好きでいるのもやめたんだっけ。
…そんなことがなかったら、あたしは今もまだ太一が好きだったのかもしれない。
…と、余計なこと考えてないで、早く用意しなきゃ。
今日からずっと、登下校は佐川くんと一緒だしね。
莉紗と行けないのは…残念だけど、仕方ないな。
莉紗もきっと、彼氏と登下校したいって思ってたはずだし。

51:薫 ◆0rlM:2012/12/07(金) 15:46 ID:Ub.



準備を終え、家を出る。
返事が来るはずもないから、振り返らず、行ってきますも言わず。
ドアを閉めた時、塀に寄りかかっている人を見つける。
佐川くん?
恐る恐る、塀の横を見る。
そこにはバッグを持って、あたしを待っていたと思われる佐川くんの姿。
鼻が赤い。
…こんな寒い中、待っててくれたんだ。
クリスマス間近ということは、もうとっくに冬。
朝に襲う寒さは半端なものではない。
「ごめんね…待った?」
「ううん。今きた。今日薄着だったから、寒くて」
あたしを待ったせいだとは言わない。
嫌な顔もしないで、笑ってくれる。
そんな佐川くんに対して、申し訳ない気持ちと、嬉しい気持ちが込み上げる。
「ありがとう」
微笑めば、佐川くんの顔は赤くなる。
戸惑ってるような様子が…可愛くて、愛しい。
それを見て小さく笑えば、
「こら、笑うな」
こつん、と軽く頭を叩かれる。
その手はすごく冷たいんだろうな。
でもそんな素振り見せないで、あたしにマフラーを巻いてくれるとことか…こんな優しさが、佐川くんを輝かせる。
女子にモテる理由は、こんな時すごくよく分かるな。

52:薫 ◆0rlM:2012/12/08(土) 12:20 ID:Ub.

あげ。
しばらく更新停止します。

53:あんず:2012/12/08(土) 16:36 ID:mTs

>>52
了解!

これからも頑張って♪
薫も未琴も。


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