もう一度だけ。

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1:陽実 ◆NLsI:2012/11/30(金) 22:09 ID:NWQ

どこを探しても宇宙を探してもこれ以上いない駄作者陽実と申します。
なんだか新しいの書きたくなったので書きます。

かけもち申し訳ないです。


色々なジャンル含みますので(死ネタなど)苦手な方はご遠慮下さい。

感想やアドバイス等はhttp://ha10.net/test/read.cgi/frt/1348838144/l50でお願いします。

書き込み禁止なので、ご協力お願いします。

2:陽実 ◆NLsI:2012/11/30(金) 22:13 ID:NWQ

prologue


君のぬくもり

君の香り

君のささやき

君の言葉

君の涙…



君のすべてが、私の中に残っている。

会ってしまえば、想いが溢れ出してしまうことが分かっているのに。

それでも会いたいと願わずにはいられない。



もう一度だけ、会いたいよ…。

3:陽実 ◆NLsI:2012/11/30(金) 22:28 ID:NWQ

  one


入学式から数ヶ月経った、9月。


涼しい風が吹き始めた頃のことだった。


私と、君の出会いは…。



「突然だが、今日は転校生を紹介する」

格好良くない残念な担任が、いきなりそう告げる。


その言葉で、教室中がざわつき出す。

転校生ごときでこれだけ騒ぐとか、小学生か。


全く興味のわかない私は、頬杖をつき、窓の外を眺める。

青い空、白い雲、新鮮な風。

嫌悪を覚えるほど、美しい光景だ。


「入ってこーい」

担任が、教室の外に呼びかける。

男の、低い声がした。

「はーい」

コツっという音を奏でたスリッパが教室に侵入する。

指定の青いブレザーが、風になびく。



「えーっと、京都から転校してきました、碧井 雅人(あおい まさと)って言います、よろしくー」

途端、女子から黄色い歓声が上がる。

カッコイーだとか、タイプだとか。


それに全く共感できない私は、意味もなく見つめていた雲の動きだけを気にしていた。

「じゃ、席はあそこだ。座れ」

「はーい」


という声も、関係のないと思い込んでいた私は聞いていない。

だから、急に引かれたとなりの椅子に体をびくつかせてしまった。

「あーっと、俺この席だから。よろしくー」


…最悪、よりによってここか。

小さく「よろしく」と言ってまた窓の外に目線を移動させた。


「なーなー、名前なんていうんー?」

…鬱陶しい。

ものすごく、鬱陶しい。

「柴咲 瑠雨(しばさき るう)」


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