繋がってはいけない者達―ヴァンパイアと人間

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:かえっp:2012/12/31(月) 00:19 ID:S9c


 こんちわ!

 いじめ――あなたの身の回りで起こるかもしれないホントの物語の作者です!

 はしごして書いてるので、なかなか手に付けられませんがそっちも4649!

 では、だれか来たらかく、

 

2:かえp:2012/12/31(月) 00:48 ID:S9c


  ーーープロローグーーー  
  「ねぇ、おばあさま、何かお話をしてちょうだい」  

 丁度今日で12になったばかりの女の子が言った。
  
 彼女は、幼いころに両親の亡くし、今まで母方の祖母に面倒を看てもらった。
 
 そのため、随分と頭の固い頑固娘に育ってしまったが、友達も多く明るい子に育った。

 「そうだねぇ、お前さんももう12になったのだから話してもいいころだろう」
 こちらのおばあさんは、腰が曲がり始め、昔の面影、栄光は少しずつ薄れて来たがその眼は強い光を放っている。 
 
 「ねぇ、そのお話って前におばあさまが私に話そうとして止めた時のお話?」
 
 女の子は目をらんらんと輝かせながら聞いてきた。

 「いいかい、アンジェラ? 今までおばあさんが話した話はほとんど教会で牧師さんに教えてもらったじゃろう。
 
 しかし、これは作り話でもおとぎ話でもないのだ。 これは、親から子へ受け継がねばならぬ話なのだが、
教会のようなところで、一度に一人の牧師さんが一度に20人もの人数に教えるのは大変な、事なんじゃ。

 だから、わしらは家で長い時間を掛けながらゆっくりと話を教えなければならんのじゃ。

 同じ過ちを繰り返さぬように。

 お前は聡い子じゃ、本当なら16の成人のころに教えてもらうのじゃが、おまえさんには早う話たろう。

 わしら、ポップ一族とライナー一族は特別なんじゃ。 
 
 だから、クレンも知っとるはずじゃ」
 
 「えぇっ!?クレンもっ!?」   

 …クレンは、アンジェラにとって特別な存在である。
 
 なにか言葉で言い表すことができないようなモヤモヤするこの気持ち。 
 
 それは、アンジェラに不快感を覚えさせた。
 
 彼とは3か4つの時から知っている、いわゆる幼馴染というものだ。
 
 昔は、2人で悪戯をしたり……、昔はいろんなことをしたものだ。
 
 今までは、友達…遊び仲間であった。   
 
 でも、私は気づいてしまった。 
 
 モヤモヤして、不快感を感じ、目が合うとドキドキと心臓が跳ね上がる。
 ……これは恋‥‥だ。
 
 クレンのことを考えていたがアンリーおばあさまの声により、現実に引き戻された。

 「いいかい、その話というのは……」

  

3:MA−TAN:2012/12/31(月) 12:51 ID:i-ES2

面白そう!

4:かえp:2013/01/01(火) 01:48 ID:S9c




3!  ありがと!

5:かえp:2013/01/01(火) 01:50 ID:S9c





    ーーー開けてはならぬ扉ーーー

 「早く、アンリー!」
 
 「あーん、待ってよーう」 
 
 「早くしないと置いていくぞ」
 
 「あぁっ!、あれが……」
 
 「開けてはならぬ扉‥‥‥」
 

   ーー数日前ーー

 アンリネット.バーナー、フライゼ.ポップ、エンナ.ケリーン、アーリー.ライナーの4人は、
 
 いつものように村長の家に忍び込んで悪さをしようとしていた。
 
 しかしその途中、見たこともない小部屋があるのを見つけてしまった。
 
 屋敷を知り尽くしていた(つもりの)4人は新たな部屋に興味を持ち、迷うこともなく、部屋に入った。
 
 今思えば、それが悪夢の始まりであった。
 
 その秘密の部屋というのは、普段村長のお気に入りの絵画の裏に隠されていたのだが、
 
 今日はその絵画がなくなり、扉があらわになっていた。
 
 「こんなところに扉があったなんて‥‥‥」
 
 アンリネット、(愛称アンリー)が呟いた。 

 アンリーの家族は父が大工をやっており、この家の建設にもかかわったほどの腕のいい大工である。 
 
 そして、アンリーはというと、幼い時から護身用にカラテを習っており、小さい割に力が強い。
 ‥‥が、人見知りがひどくなかなか友達ができなかった。
 
 しかし、エンナ達と知り合い、見違えるほど変わった。
 
 図書館にこもるのを止め、外に遊びに行くことが増えた。
‥‥‥が、困ったこともある。 …悪戯好きになってしまったことだ。

 その悪戯仲間の一人であるエンナ.ケリーンは、幼いころに母を亡くした義妹ポロネと、祖母のリリエーナの3人暮らしだ。

 エンナもポロネと同じく、両親がいない。

 理由は、2人共愛人が出来て家を出て行ったのだ‥‥‥幼いエンナを残して……。

 それから、3日程経って祖母のリリエーナがエンナに会いに行った。

 もしも、あと1時間でも遅ければ、彼女は命を亡くしていたかもしれない。

 当時、住んでいた場所は寒いことに有名な村であった。

 暖炉のつけ方も、上着の置き場所も、布団の置き場所も、ご飯の置き場所、作り方も知らないエンナにとって地獄であったに違いない。

 リリエーナが部屋に入った途端、

 「ばぁば? ばぁーばーー」

 ‥と、フラフラとした足取りで近寄ってきた。

 リリアーネはエンナを抱きしめるやいなやギョッとした。

 風邪で気持ち悪くなり、吐いたのだろう、ものすごい刺激臭がする。

 それに‥‥熱い、この世の物なのだろうかと思うほど熱い。

 幸い、家から病院は近く、ありがたいことに病院はあいていた。

 しかし、そこからが問題であった。 

 長い間、高い熱のまま放置され、食事もせず、薬も飲まず、整った環境に居なかったエンナは、風邪をこじらせ肺炎になっていた。

 特に、幼いエンナには沢山の薬を飲ます訳にもいかず、長期入院する事となった。

 入院中、体中を激しい痛みが襲い掛かり、食欲は失せ、ひどい吐き気、めまい、だるさに支配された。

 しかし、リリエーナの必死の看病と、エンナの生命力の強さにより一命は取り留めた。

 だが、その時の後遺症で、視力3.0、嗅覚は犬並み、口に物を入れただけで調味料とその分量がわかる、
聴覚は、相手が1q離れたところでつぶやいた声さえ聞こえる、と人間離れした体を持ち、周りから気味悪がられた。

 そんななか、その能力を気にせず接してくれたのが、アンリー、フライゼ、アーリー、であった。

 フライゼ一家は旅人だ。  

 しかし、この町を気に入ってしまい、たまに短期の旅出る位だ。

 父親や母親も、彼を気にして自分たちだけで旅に出かける。

 そして、いかなる時もアーリー達に土産を買ってくる、どこにでも居る様な優しい家族だ。

 フライゼは幼いころから旅に連れて行かれたため、サバイバル能力が豊富である。

 そして、その横を金魚の糞のようについて回っているのがアーリーだ。

 そして、そのアーリーはというと自分のことを語りたがらない。

 そして彼はひどく変わり者ですぐに怒ってしまう。

 しかし、冷静な判断力と大人顔負けの頭脳で一目置かれているのは確かだ。

6:かえっp:2013/01/05(土) 00:46 ID:S9c




アンリネットは頭の中でみんなのことを思い出していた。

 どういう接点で知り合い、仲良くなったのかは忘れたが、仲良くなってからというものの、どんなにひどい喧嘩をしても仲直りする仲なのだから
とても強い絆で結ばれているのだろう。

 ぼーっとしていたのだろう。 気が付くと下に寝かされていた。 というよりも、そんなことに気が付かなかった私もすごいと思う。

 エンナはしきりに私の声を呼んでいる。 そして、アーリーが私の頬をぶった。

 さすがにこれはこたえた。

 まだ、焦点の定まらないままの重い頭を起こす。
 
 エンナが心配そうに私の顔を覗き込み「アンリー、なんともない?」と、聞いてきた。

 実際、なんともない事もなかったが一応、大丈夫だと答えた。

 一体、何があったのだろうか。

 確かに私はボーっとしていることが多いが、気づいたら寝かされていた‥‥なんて事は今までになかった。

 「ここは、どこ?(村長の家?)」

 でも、あたりは木が生い茂って家の中とは思えない。

 そんなことを考えていると、さっきの私の呟きが気に食わなかったフライゼに
「おまえっ、なんも覚えとらんのか!?」‥‥と、怒鳴られた。

 「シッ、前方から女と男が歩いてくる。 隠れてっ!」

 エンナが突然叫んだ。

 そういわれても周りには木、木、木。 木しかない。

 「走れっ!」

 そんなこと言われなくても、隠れられないのなら走るしかない。

 4人ともそういった顔をしながら走っている。

 しかし、先ほどの謎が解けたわけではない。

 アンリーはそんなことを考えながら4人で走っていた。

7:かえp:2013/01/05(土) 22:44 ID:S9c


  だれも、来ない……

8:かえp:2013/01/05(土) 23:03 ID:S9c


「はぁーっ、はぁーっ」

 額に浮かび上がった汗をアーリーが手の甲で拭っている。

 こういう仕草でさえ様になっている。

 認めたくはないが、彼は顔はいい。

 その為、かれのキレ性でさえかっこいいと評判である。

 「なんとか奴らを撒いたようだが、一体奴らは誰でここはどこなんだ。」
 
 「私はさっきから考えていたのだけど‥‥」

 そう言うと、エンナはみんなが自分の顔を見ていることを確かめた。

 そして、みんなが輪になって自分の話を聞く体勢になったところで話を始めた。

 「私たちは村長の家に忍び込み、秘密の部屋に入った。 そこまでは良いわね。 そして、
その部屋に入って宝箱を見つけた。」

 思い出した、なんとなく。

 「そして、14桁もあり50文字もの候補がある宝箱の暗号を何故かアンリーが知っていた。
しかも、見たこともない文字を使っていたし。
 アンリー、どういうことなのかしらね。」

 エンナや、フライゼに睨み付けられアンリーは慌てて弁解した。

 「そ、その事については、ほ、ホントにどう言う訳かそ、その、あの箱を見た瞬間にか、勝手に手が動いていた、から‥‥お、覚えてないわ」
 
 なにも、やましい事など無いのにすぐにどもる、これは癖だ。

 「何どもってるんだよ!! お前なんか知ってるんだろうっ」

 「黙れ 阿呆どもっ。 おめぇらが信じなくてどーすんだよっ。 そんでおまえはホントにやってないんだろ!?」

 いきなり肩を掴まれた為ビクッとしたがすぐにコクン、と頷いた。

 「なら、俺はこいつを信じる」

 そう言うとアーリーはサッと立ち上がり私の腕を掴むと逃げ出してきた方に向かい歩き出した。

 「ちょっと!? どこに行くの!? しかもそっちは今逃げてきた方向でしょう!? それに―――」

 「お前もちょっとは頭使えよ、阿呆。  それに俺らはここら辺は良く分からない。 人が歩いてきたということは町か何かがあるんだろう。
なら、そっち方面に進んでいった方がいいだろう。 違うか?」

エンナとアーリーが睨み合っているとフライゼが申し訳なさそうに私たちに声を掛けた。

 「なら、俺も連れてってくれないか?  もちろんさっきの事は悪かったし、俺すごく焦ってたんだよ。 
す、すまなかったっ」

 情けない顔になって涙声で思いっきり頭を下げられた。

 「私は謝らないからね! 」

 今度はエンナが私とアーリーを睨み付けながら言った。

 「それじゃ」

 冷たく言い放つとエンナは私たちが行こうとした方向とは反対の方向に走って行った。

 「エンナ! 」

 「待て!」

 「きゃっ!」

 何故か、アーリーがエンナを追いかけようとする私を阻止した。

 「離してよ! エンナが、エンナが‥‥!」

 私は泣き叫びながらアーリーの腕を引っ張ったり髪の毛を掴んだりして手を放すように求めた。

 しかし、私の必死の抵抗も虚しく、とうとうエンナは森の奥へと消えてった。

 私はおもいっきしアーリーの頬をぶった。

 怒りの次には悲しみが来た。

 「どうして……どうして……えんなぁぁーーーーっ……。」

 「アンリー、話を聞……」

 「うわぁぁぁん、えぇんなぁぁぁーーっ!!」

 もう、私は立っているのが限界であった。
 
 そして、私はゆっくりと地面に倒れ込んだ。

9:秋:2013/01/06(日) 00:04 ID:TGo

ちょっと・・・恐い・・・
で?続き!(´・ω・;)

10:白粉 ◆5g2E:2013/01/06(日) 00:12 ID:T6Y

私の小説にコメントありがとうございます。
不束者ですが、がんばってアドバイスさせていただきますね!

まず一つ目ですが、登場人物の名前を一気に出し、なおかつまとめて説明を終わらせてしまうのは非常にわかりにくいです。
それぞれ個性的でキャラも立っているのに、それを読者が理解してくれないのはさびしいことだ思うのですよ(´・ω・`)

二つ目は、たまに描写が飛んでいて時間の経過がこれまたわかりにくいです。
この掲示板の中では語彙も豊富で描写力もあるかえっp様ですから、そこがもったいないです。

この二つさえどうにかしてしまえばもっと素晴らしい作品になると思いますよ!

生意気に上から目線ですみませんでしたm(__)m
では、更新がんばって下さいね!

11:香枝p:2013/01/06(日) 13:05 ID:S9c


 白粉さんにアドバイスを貰ったので、これからは頑張ってみます!

 これからもよろしくお願いします!!

 

12:香枝p:2013/01/06(日) 13:14 ID:S9c


 どれ位の時間がたったのだろう。

 私はゆっくりと目を開ける。

 いつの間にか辺りは暗くなっており、暗闇の中に炎が赤々と燃え上っている。

 そして、微妙な木の配置を見てアンリーは、倒れたところからさほど動いてない事を知った。

 フライぜが火を熾したのだろう、うまい具合に炎が上がっている。

 そして、その火の周りにアーリー、フライゼが座っている。

「アーリー、今のはホントか? エンナが裏切っていたというのは……」

「シッ、」

 そういうと、アーリーは私の顔を見て寝ているかどうかを確かめた。

 私は咄嗟に瞼を閉じた。  ……おかげで起きていることはばれなかったようだ。

 「そんな‥‥、あの優しいエンナが。」

 「俺が知っている範囲ではエンナは八方美人って奴だ。  この前、アンリーの本がなくなったのもエンナが取ったんだ。
  それも、なかなか手に入らなくてアンリーが1年半も探していた大切な本だ。

 これもひどい話だが、こんなの軽いもんだ。  だいぶ前の話だがアンリーが転んで馬車に轢かれかけた事もあいつに仕業だ。

 後ろからあいつが突き飛ばして……。

 他にもエンナのお気に入りの服を破いたのも、みんなの前でアンリーの悪口を言ったり―――」

 「もう、やめてぇ〜!」

 私は気が付くと大きな声で叫んでいた。

 そして、ポロポロと大粒の涙を流していた。

 悲しかった、エンナがまさか私を裏切っていたなんて……。

13:香枝p:2013/01/06(日) 18:20 ID:S9c


 彼女との思い出が走馬灯となって甦る。

 
 これは確か六つの時の思い出だ。

 毎年、町で行われるお祭りでの事だ。
 
 アンリーは1人ポツンと座っていた。

 彼女は、彼女の周りの皆が家族の話をしている時に必ず顔をゆがめてみんなの話を聞いていた、
家族に恵まれている人を見ていると彼女の頬に涙がつたっていた。

 だから、アンリーは気になって声をかけてみた。

 「あなたはどうしてそんな顔してるの? そんな顔ばっかりしていると神様にあっという間にお迎えに来られちゃうよ。
だから、ねぇ、笑おうよ。  ほら、あなただけが悩んでいるんじゃないよ。  私もね、みんなと仲良くしたいのに
図書館にこもってばっかだから気持ち悪いって思われたりさぁ。  他にも、私ねお母さん居ないし兄弟もいないし
お父さんも仕事でなかなか帰ってこないしね、この前の嵐のときなんて一人で凄く怖かったんだからね!
 それに、それに‥‥」

 あまりに勢い込んで話し込む物だから、エンナは目を丸くしていた……と、思えば急に笑い出した。

 「わ、笑ったぁ〜。  ねぇねぇ、何て名前なの? 私はアンリネットって名前なんだけどね、パパはアンリーって言うの。」

 「あ、あたしは……え、エンナ。」

 「エンナちゃんかぁ、いい名前! ほら、エンナちゃんも何か話してよ。」

 「えっ……」

 サーっと、エンナの顔が変わった。

 しばらく二人の間に沈黙が流れた。

 「あ、あはは何かごめんね。  ちょっと調子に乗りすぎたかな? 私すぐに……」

 「ううん、 今まで私の話を聞いた人はみんな気持ち悪がって離れて行っちゃったから。 
ねぇ、アンリーちゃん…?は、私のことを嫌いにならない?」

 「うん! どーんな事でもいいんだよ! 嬉しかった事、何でも無いような事でも、……他の人には言えないことも」
 
 エンナは自分の生い立ちを話した。
 
 幼いころに両親に捨てられ、義理妹と祖母と住んでいること、そのせいで友達にいじめられたこと、自分の特殊な能力について。

 エンナは、泣いていた。

 肩を震わせながら、静かに。

 アンリーは そっとエンナの手をつないだ

 今まで孤独であったアンリネットにとって、エンナの気持ちは痛いほど分かった。

 「友達に……なってくれる?」

 「もちろん! これからもずーっといっしょ!」

 それから2人はすぐに仲良くなった。

14:香枝p:2013/01/06(日) 22:46 ID:S9c


 次の日、アンリネットが通っている教会にエンナは祖母とやってきた。

 今でこそ大きな町となったが、昔は名前もない様な小さな町であったため、新しい仲間であるエンナにみんな、興味を持った。

 帰る時間に、エンナはみんなに取り囲まれてしまった。

 「ねぇ、どっから来たのん?」

 「何しに来たん」

 「うーん、皆に言っても知らないようなところ、おばぁちゃんの故郷に戻ってきたの。」

 沢山の質問にあたふたしながらもエンナは楽しそうに質問に答えていく。

 そしてみんなで教会から出ようとしたときにエンナはこっちを見て手招きした。

 すると皆の蔑んだ目で睨まれた。

 そして、私をいじめていたリーダー格のサリヴァンがエンナに耳打ちした。

 (――あいつに近づくな――)


 そして、やっとその言葉の意味が分かったエンナはサリヴァンの言ったことを無視して私に声をかけた。

 「アンリーも帰ろ!」

 「ちょっとあんた、私に逆らうつもりなの!?  こいつ、生意気っ!」

 「もう止めようよ!サリヴァン、みんなこんな事しても楽しくないんだよっ! あんたにホントの友達なんていないんだよ。
アンリネット、今までゴメン。」

 「ごめん」

 マトリシカの声を合図にみんなが頭を下げた。

 「はっ?  こんな奴にあやまんの?  あんたらも随分落ちたわね。  いいわ、次はあんたらなんだがら――」

 「いい加減にしな!  私たちは警告した。 それでも止めないんなら牧師さんとお父さんに言いつけるから」

 「っ!?」

 「みんなで帰るよ」

 「うん」

 エンナのおかげで学校でのいじめはなくなった。

 それからも、足りないことがあれば補い合い、励ましあい、助け合ってきた。

 そのエンナは私にとっては友達であっても、彼女にとってはどうでもいい奴だったんだ。


 涙があふれる。

 抑えようとしてもあふれる。

 すごくみじめだ。

 ナンデ?  ドウシテ?  ワタシハナンデイキテイルノ?  カミサマハザンコクダ  ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?

 ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?……

 「なんでぇ〜?  どうしてぇ〜?  いたいよぉ〜。  つらいよぉ〜。  くるしいよぉ〜。  さみしい――」
 
 涙が、止まらない


書き込む 最新10 サイトマップ