向日葵の笑顔。

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1:陽実 ◆NLsI:2012/12/31(月) 18:03 ID:rRM

宇宙一の駄作者陽実といいます。
さくっとルール行きます。

書き込み禁止。
これ、本当に守ってください。

http://ha10.net/test/read.cgi/yy/1356680611/l50こちらにて、感想等お願いします。


本当に申し訳ないのですが、これと「君が好きだと、言いたいの。」だけに絞ります。
それ以外を楽しみにしてくださっていた方がもしいたら、心から謝ります。すいませんでした。


これを完結させるのはいつになるかわかりませんが、精一杯書いていきます。
気の長い人は読んでくださると嬉しいです。

2:陽実 ◆NLsI:2012/12/31(月) 18:06 ID:rRM



プロローグ


君の笑顔は、向日葵。

すっごく綺麗に、太陽みたいに笑うの。

そんな君が、大好きです。



私は、滅多に笑わなかった。

友達いないし、地味だし暗いし。

だけど、そんな私を君は見つけてくれた。


そんな君に、自然と惹かれていきました。




君と出会ったから、私は踏み出せたのです。

いなくならないでください、私の前から。


私の前から、消えないでください。

3:陽実 ◆NLsI:2012/12/31(月) 18:09 ID:rRM

(続)プロローグ


君との出会いは、君が転校してきたことだった。

あの時の君の印象は、軽い人。

誰にでもいいよっていくような、私の中でのイメージがすごく悪かったの。


今だったら、謝りたい。

君は全然そんな人じゃなかった。


一途で、優しくて、太陽みたいにあたたかくて。


そんな君に、惹かれるなっていう方が無理な話でしょう?



君は、私を受け止めてくれた、たったひとりの初恋の人なんだから。

4:陽実 ◆NLsI:2012/12/31(月) 18:19 ID:rRM

第一章 第一節


ざわざわと騒がしい教室。

そんな中孤立する私、和泉 真帆(いずみ まほ)。

いつも私は窓際の席でひとりで本を読んでいる。


だって、人と関わるとロクなことがないから。

昔から、そうだった。


信じた人にはすぐ裏切られる、それの繰り返し。

だから、もう人は信じないって決めたの。

絶対に信じない。


そう、決めていたのに。


君に心を開く羽目になるなんて……。




HRの始まりを告げるチャイムが鳴り響くと、ガラリと音を立てて教室に入ってくる担任教師。

みんなが慌てて席に着く横で、私は青い空に目を向けていた。


「今日は転校生がいます」


嫌に気に障る担任教師の声が、耳をなでた。

その言葉にクラス中が反応して、雑音とも呼べる声を発する。


……なんで転校生ごときでこんなに騒ぐのかが、わからない。


「じゃ、入って〜」


担任教師の甘ったるい声が、私の気分を悪くさせる。

……転校生とか、世界一どうでもいい。


そう思っている私とは裏腹に、クラス中のテンションはマックス。


何がそんなに嬉しいのやら。

5:陽実 ◆NLsI:2012/12/31(月) 18:34 ID:rRM



“はい”という低めの声が教室中に響き渡った。

転校生は男か…。

そう思いながらも興味はないので、流れていく雲に目を向ける。

……流れが、早い。何か嫌なことでもあるのかな……。


教室に入ってきた転校生(男)は、にかっと笑って言葉を発した。


「高橋 怜汰(たかはし れいた)っていいます、よろしくー」


語尾に星をつけたような、鬱陶しい喋り方。

一瞬にして嫌いになった。


そんな私と反して、大体の女子は目がハートになっている。

あんなのが格好いいっていうのか?

全く理解できずに、ふと隣に目を向ける。


……空席。


この流れ的に、嫌な予感がする……んだけど。

私の隣の席を見て、担任教師は微笑んだ。


「和泉さんの隣が空いてるわね、あそこに座って?」

「……うげ」


思わず声に出してしまった。

……いや、私の隣とかふざけないでください。

そう思うも、声に出すことはできないのが現実だ。

嫌がっている私とは反対に、クラスの女子からは痛い視線が注がれているし
隣の席になる予定の高橋 怜汰はニコニコ笑っている。


重っ苦しい溜息を吐き出す。

そんな私の横に、高橋 怜汰は笑いながら座る。


……席替え、いつかなぁ。

6:陽実 ◆NLsI:2013/01/01(火) 13:38 ID:WSY



HRが終わると、私は静かに席を立ち上がった。

授業が始まるまでに20分の休み時間があるのがうちの学校。

その時間に、私はいつも屋上に行くんだ。


風に当たると、心が落ち着いてくれるから。

夏でも風邪だけは冷たくて、地面よりも高い屋上は普通に涼しかった。


屋上の錆び付いた扉を開けると、耳障りな音を奏でた。

冷たい風が、長袖の制服も通過して肌に直接当たる感じがする。


「……落ち着く」


ぼそっとつぶやくと、屋上の冷たいタイルに腰を下ろした。

ひんやりした感じが体中を這い回る。


教室にいるより、ここにいたほうがいい。

落ち着くし、気持ちいいし。

……鬱陶しい転校生もいないし。


高橋 怜汰。

鬱陶しい転校生。

たまたま空席だった隣の席に座ってしまった人。

教室に帰ると、高橋と顔を合わせなきゃいけない。


……嫌だな。


そう思いながら冷たいタイルに頭をおろした瞬間、扉の開く耳障りな音が空気を揺らした。


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