その笑顔は第三者に向けられ

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1:Cosmos:2013/01/06(日) 09:39 ID:A4M

どうも、スリの小説を捨てました、Cosmosです。

はいそうです、恋愛系です。ここで忠告。

忠告!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 読んで〜。
・一切 書き込まないでください。
アドバイスの依頼を受けた方も、下のURLか、ご自身のスレでお願いします。
守られなかった方は、失礼ながらも厳しく言わせていただきますので、ご了承ください。
小説 感想等 => http://ha10.net/test/read.cgi/frt/1350702628/l50

・当然ですが、荒らしを禁じております。
注意を受けても尚 書き込むのであれば、アクセス出来なくなることを覚悟してください。

・続かないんです。
予告なく更新が途絶えたり(いつもです)、書けなくなったから捨てます、ということがよく起こります。
上のURLで【更新お願いします】などあれば、近いうちに更新すると思いますが、基本的に脳がストーリーを考えるとパンクするので...。
続かなくても読む!!忠告も守る!! という方、歓迎します。


ちなみにですけど、ストーリーが続かない時にちょっとしたアイディアやリクエスト場面くださると助かると思います。


それでは始めましょう。Lets START!!

2:Cosmos:2013/01/06(日) 10:31 ID:A4M

プロローグ

平和な都会の小学校に、突然の侵入者。

地方からやってきた彼は、皆のなごみの元らしい。

でも私は騙されない。この早い鼓動も、きっと恐怖のせい...。

3:Cosmos:2013/01/06(日) 12:22 ID:A4M

「奈央〜、転校生だって!! かっこいいかな〜?」

転校生と聞いて、クラスはざわめき始めた。 男か女か。格好いいか可愛いか。

くだらない。

半年が経ち、ようやく落ちついてきた5年B組だったが、この日を境に暴れ出す。

先生が入ってきて、後ろには派手な私服の男のコ。髪の毛は焦げ茶色で、服は肩が出る気持ち悪いもの。ズボンはボロボロなのに、長いチェーンの十字ネックレスを掛けていて、貧乏なのか裕福なのかわからない。

先生は黒板に名前を書き、自己紹介するよう、転校生をうながした。なんて言おうか悩んでいる様子の転校生。

名前を確認しようと黒板に目を向けた、その時。彼の顔を見た。黒板の名前を見た。

間違いなく、アノ時のカレだった...。


次回に続く。

4:Cosmos:2013/01/07(月) 10:54 ID:A4M

昔、付き合っていたコ。その彼がここにいる。

私は焦りを隠せなかった。席を見回すと、私の周りに空きはなかった。不意にもホッとして、大きなため息をつく。それがいけなかった。この時、油断大敵がどんなに正しいかを知る。

ため息をついた私に、先生は目を付けたらしい。

「桑原(くわはら)、遠藤の構内案内を頼んでいいか? こいつが嫌いなら克服できるぞ。」

クラスはしばらく笑いに包まれ、中には信じられないような目で私を見る人も。

「で、どうだ。」

少しだけ笑みを浮かべた先生が、再び問いかけてくる。

この際はっきり言ってやると、本気でそう思った。

「先生__。」

すると、遠藤...渡(えんどう わたる) くんはこっちをびっくりしたような、少し惜しむような目で見てきた。

いやです。

立った一言が出てこない。

他に案内したい人はたくさんいるんじゃないですか。

冷たくあしらうその言葉が声帯を通らない。

「__わかりました。案内します。」

クラスで浮きたくなかっただけ。

そう心の中で言い訳をする私は、なんて見にくいのだろうか。

5:Cosmos:2013/01/07(月) 10:54 ID:A4M

醜い(みにくい)です。すみません。

6:Cosmos:2013/01/14(月) 17:50 ID:A4M

「こっちが南校舎です。」

校舎の案内を荒っぽく済ませた私は、遠藤くんの希望で南校舎の案内もすることになった。

南校舎には、専門的な部活用の教室や、空き教室に物置部屋が多くあった。そのため、普段この校舎には入らない。

もともとハウスダストアレルギー(ホコリアレルギー)である私は、慣れない南校舎と積もるホコリのせいか、気分が悪くなってきた。だけど遠藤くんの前で弱みを見せても良いなんて気分にもならない。

我慢して案内を続けるか、諦めて保健室にいくか。考えられる道は二つだった。

私たち以外、人の気配のない南校舎で、変な気分になったと勘違いされれば、最悪噂になって逆に浮く。かといってこのまま案内した後すぐ、授業を受けられるかどうか...。

この長い戦いに終わりを告げたのは、遠藤くんの行動だった。

「ちょっと来て。」

そういって遠藤くんは私の手を引き、校舎へ続く渡り廊下を歩いて行く。

7:Cosmos:2013/01/15(火) 23:02 ID:A4M

手を引かれて着いたのは、トイレ前。

「気持ち悪いんだったら吐いてこいよ。スッキリするんだべ。」

何気なく出たナマリのある言葉に、不覚にも心臓は一瞬鼓動を早めた。

まずい。直感的にそう思った。

これ以上関わると、いつか遠藤くんのことが好きな子にいじめられるかもしれない。

わかったわ、と一言伝え、トイレに入って行った。もちろんすぐ出て、気分が良くなったからと嘘をついた。そしてある決意をした。

「...遠藤くん。私、人と接するのが嫌いだし、あなたのことも好きじゃないから、これ以上関わるのはやめましょう。」

遠藤くんは標準語に慣れていないらしく、さらには言われたこともないであろう言葉を一度に振りかけられたからか、顔に困惑の色が浮かび始める。

もう一度はっきりと言った。

「だから、もう私に話しかけないで欲しいの。」

彼の顔には驚き、そして悲しみさえ読み取れた。その表情を見て、何も感じずにはいられなかった。私の心が、本当の言葉を叫んでいる。

「覚えてねぇがな、俺のこと。」

覚えてない。

覚えてない

覚えてない?

覚えてない訳がなかった。

忘れるられる訳がなかった。

君は、君はボクの初恋だから。

8:Cosmos:2013/01/17(木) 00:02 ID:A4M

番外編

「えん君!! あそぼー?」

いつのことだろう。気付いたらいつも君がそばにいた。

家は同じマンションで、階数も同じ。隣までとはいかなかったけど、お互い近かった。

幼稚園も一緒で、小学校も。そんな話を聞いてると、生まれた病院も同じかな、なんて考えたりもして。

でも違った。私の出身は東京だった。お父さんはよく転勤していたらしい。九州と東京の行き来は何度かしてるって。

そしていつも一緒にいた私たちは、真っ二つに引き裂かれた。

えん君は北海道に。私は東京に。お互い一緒に過ごした九州から、私たちは跡形もなく消えた。

向こうは住所がまだ決まっていなくて、私の方も詳しくは知らなかった。

ずっと一緒だった君と離れ離れになる。小さかった私にはもうそれしか頭になかった。

それでも、小さいと言っても小学生。泣くのはみっともないと思った。でも、テンキンという言葉が脳裏をよぎるたび、涙が自然と溢れ出した。

えん君も泣いていた。

泣いて泣いて。

会うたび目は赤く腫れていて。

私も同じ姿で

みんなに双子みたいって言われたんだよね。

嬉しかった。双子なら心に残ってるって、どこかにいるって感じがした。これなら、離れても寂しくないかもって思えた。その日から、私から涙が減っていった。

私の目が腫れなくなった一方、えん君は相変わらずふっくらした顔で登校してくる。私の顔を見ては、不機嫌そうにそっぽ向いた。

突然の出来事に何も考えられなくなった。

どうして。

なんでよ。

私が嫌いになったの?

長くなったので次回に続く。

9:Cosmos:2013/01/19(土) 12:42 ID:A4M

そのことは話せていないまま、私たちのお別れの日。

えん君は、泣いていなかった。でも目が腫れていて。それを見て、久しぶりに泣いた。

びっくりした顔でこっちを見るキミに、最後の質問をした。

「私が嫌いになったの?」

嫌われていたらどうしようと、幼い私は必死で考えた。たどり着いた結果はあまりにも虚しくて。結局キミは僕が嫌いなんだと思っていた。

だからキミからの答えはあまりにも意外で、すごく嬉しかったことを覚えてる。

キミは僕の初恋だから。

すごく大切な人だから。


番外編終わり。

10:Cosmos:2013/01/19(土) 21:55 ID:A4M

ここで人名確認です。
自己紹介が出来ていない人物がいたりするので、名前だけ発表します。
性格は今後のストーリーで読み解いていってください。

主人公
桑原 奈央 (くわはら なお)
あだ名: なおみん

主な登場人物

遠藤 渡(えんどう わたる)
あだ名: なし

奈央の主な友達
琴里 美優(ことり みゆう)
あだ名: みゅう、うぐいす(小鳥からの連想で)

注意↓女です。
桑崎 玖真(かざき くま)
あだ名: ベア、

南野 康祐(みなみの こうすけ)
あだ名: なんの、こう(ちゃん)

先生
福原 智(ふくはら さとる)
あだ名: (ふくちゃん)、ぷくはら


以上です。ちなみに先生は男です。

11:Cosmos:2013/01/19(土) 22:04 ID:A4M

すみません、訂正です。
>>9の後ろから三行目と五行目の「キミ」と「僕」は、それぞれ「君」と「ボク」の変えてください。

12:Cosmos:2013/01/19(土) 22:22 ID:A4M

本編に戻りまーす。


君はボクの初恋だから。まだ恋してる? まだ好きなの?

どう問いかける自分が虚しくて、苦しくて。

私は心の扉に鍵をかけた。誰も入れないよう、誰も気づかないよう、そっと入り口を隠した。

「覚えてるって、何の事? 私たち、今日で初対面じゃない。」

行きましょう、と声をかけて顔を合わせると、そこには悲しそうな君がいた。

さっき閉ざしたはずの扉が現れて開きそうになる。それを必死に押さえつけ、かろうじて開かない状態。

どうすればいいのか。

どの道が正しいのか。

いくつもの経路はすべて行き止まりで、まるで出口も入り口もない迷路のようだった。

どので入ったかもわからず、抜け出す方法も知らない。永遠に出られない迷路をさまよう私は、疲れ果てて次第に壊れていく。

私の心もいつかは壊れてしまう。



__ならば壊れてしまう前に壊してしまおうか。

行き場のないこの気持ちを吐き出してしまおうか。

壊れようとするのに傷付くのは怖い。告白したいのに積極的にいきたくない。これが世の中のとんだ矛盾点だ。__でも。

それでも私は囚われたくないと思う。幸せになりたくてもドロドロの道を選ぶ。私は何も怖くない。

13:Cosmos:2013/01/19(土) 22:24 ID:A4M

毎回すみません。訂正です。
一番最初のところ、「そう」問いかけるです、「どう」ではなくて。

14:Cosmos:2013/01/19(土) 23:02 ID:A4M

私は決意を固めた。うじうじしていてもしょうがない。言ってしまおうと。

「あなたが好きだった、小学校の時。でも、離れてからは忘れられていないかって、不安だった時があったの。」

私は今まで溜めていたことを吐き出した。

向こうはこっちの住所を知っているくせして、手紙が届かなかったこと。

何度も何度も泣いたこと。

あなたのことを忘れようと、封印したこと。

全てではないけど、一生懸命 話した。

「今日あなたが来て、思い出したの。楽しかったこと、苦しかったこと。何があっても一緒に居たかった気持ち。それって、恋でしょう?」

君はボクの初恋だから。

それは今でも変わらない事実それでも私を強くする。

あなたを好きでいられるだけで。

わたしがあなたのそばにいる限り。

15:Cosmos:2013/01/19(土) 23:06 ID:A4M

最初の
言ってしまおうと。
と、最初のセリフの間に挟んでください。

ゆっくりと吸って吐く。見つめる先の君はまだ悲しそう。私が言うことで何か変わるのなら、少しでも希望があるのならば、私は言う。未来のためにも。

16:Cosmos:2013/01/21(月) 22:50 ID:A4M

「僕は......僕も好き」

君が少し照れながら言った。内心では嬉しいはずなのに、うかない君の顔が私を不安にさせる。

「わっ、私たち......両想い? 付き合うのかな? ......付き 合い たい けど、私は」

恥ずかしいセリフを言ったあとで、とてつもない感覚に襲われる。きっと顔が赤い、目も開けてない、涙もこぼれる......。

その時、君は私に歩み寄ってきた。そして、優しく私を抱きしめる。突然のことに戸惑い、遠藤くんの腕から逃れようとするけど、動かないでと強く言われた。

「どうしたの? 緊張するんだけど。心臓が早いよ」

すると君は、涙ぐんだ、恐怖に震えた顔で言ってきた。

「奈央、今、ゴキブリがいた〜!!!」


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