君のことは忘れない.......

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1:梅子 ◆N4dg レッツダサク:2013/01/08(火) 12:20 ID:gTo

<ぷろろーぐ>

君が僕を忘れても僕は忘れない。
君が僕を嫌いでも、しょうがない。

でも、いつまでも好きなんだ、
忘れられないんだ。



それでも許してください。

2:梅子 ◆N4dg:2013/01/08(火) 18:15 ID:gTo


___ガタンガタン...ゴンッ!!

突然の揺れと音と共に目が覚める。
そういえば転寝していたな。

ふぁ〜と欠伸する。

今は電車の中、
母さんと僕とで田舎に引っ越すのだ。

それは父さんの突然の転勤の為__
父さんはちなみに先に行っている。

僕は【木下 こころ】中学1年生。

特に目立つこともなく、普通に暮らしてた。
でも、小6の終わり頃______

1人の女の子と出会ったんだ。
それが僕の運命を大きく変えた。

僕の小学生活は灰色から赤色に変わった。


その子の名前は【斎藤 仁衣菜】(にいな)。

3:梅子 ◆xgV2:2013/01/08(火) 18:53 ID:gTo

斎藤は僕を救ってくれたんだ。


1人っていう闇から。
その時はどうも思っていなかったけど、

仲良くなっていくにつれ
“離れたくない”そんな気持ちが強くなっていった。

でも、離れてしまった________。


僕は悲しい記憶を振り払い、
これからのことを考えた。

学校のこと。
また、友達が居なかったらどうしよう?とか、
新しい友達はできるのかな?とか。

そんなことばかり。

「母さん、後どのくらいで着くの?」
「そうねぇ......1時間くらいかしら」

疑問になっていたことを聞くとそんな返事が返ってきた。

僕は頬杖をつき窓の外を見る。

そこには雪景色。
そういえばもう、そんな時季か。今は12月、
冬真っ最中。

電車の中は暖かくてとてもそれを感じさせなかった。
だから、また転寝してしまった。

4:梅子 ◆xgV2:2013/01/08(火) 20:27 ID:gTo

その時……夢を見た。
斎藤と僕の夢。

それは初めて話し掛けてくれただった_________

「ねぇねぇ、木下くん!」
「な、なに?」

クラスで一番モテる斎藤がなんの用だろう。

「用は無いんだけど……」
「じゃあ、なに?」
「あっや!別に!」

その時、斎藤の顔は真っ赤だった。


そこで夢は覚めた。
今、思えばあの時は幸せ絶頂だった。

5:梅子 ◆xgV2:2013/01/08(火) 20:54 ID:gTo

ああ、また会いたい。
斎藤に会いたい。

「こころ、起きて、着いたわよ」
「うん……」

苦しい思いを押し殺し返事をする。


電車を降りしばらく歩いた。
そこに有ったのは電車の中で見た雪景色。

「綺麗ねぇ」
母さんが呟く。

確かにこんな景色、都会では見たことない。

雪の中でちらちら現れる家々。
ここも都会とは違う。

此処もいいかもしれない、
斎藤のことを忘れられることができる。
嬉しい。でも悲しい。

「家、どこなの?」
「もう少し先よ」

悲しいって大変だ。
苦しいって大変だ。

我慢しないといけない。何があっても。

「こころ?顔色悪いわよ?」
「ううん、大丈夫だから安心して」

と言い精一杯の笑顔を作る。
でも、母さんは納得してないようだったーーーーー。

6:梅子 ◆xgV2:2013/01/08(火) 22:19 ID:gTo

でも、それは無視して歩く。
少し歩いた所にでっかい家……。

「お、大きい……」
「そう…ね」

見上げると家族3人では余るくらいの家。

「あれ?君、転入生?」
隣にはニコニコと笑う女の子。
勿論、斎藤じゃない。

ちょっとガッカリ。

「一応、そうだけど」
「やっぱりぃ!!あたしね、【瀬崎 真穂】だよ」
「そ、そうなんだぁ〜」

美少女……一瞬で思った。
背が小さいようで上目遣いじゃないと僕が見えないらしい。

「君の名前は?」
「木下……こころ」

「ふぅ〜ん。こころかぁ〜。何年生?」
次から次へとぶつけられる質問。

___やっと終わった。
そう思った時には母さんの姿が無かった。

「ごめんなさい!もう行かないと」
「あっ、ごめんごめん。バイバイ」

大きく手を振って挨拶を交わす。

瀬崎……真穂ちゃん……。
覚えておこう。

7:梅子 ◆xgV2:2013/01/09(水) 17:16 ID:gTo

そして家に急いで向かう。
やっぱり大きい。

「こころー、早く来てー」

これは母さんの声。
「はーい!」と適当に返事をし、家の中に入った______。

そこに入ると玄関。
靴を揃え、リビングに行く。

和風の家だから、リビングと呼ぶよりは、
和室、の方が正しそう。
なかなかいいなぁ〜。和風も。

「こころ……これよ」
「なになに?」

リビングのはしっこの方。

そこに有ったのは________。
ネズミの死骸。
それも臭い。

「どうするの?」
「それが……取って欲しくて…」

僕の顔を見て言う。

8:梅子 ◆xgV2:2013/01/11(金) 16:27 ID:gTo

もしかして…僕がやるの?
そうだとしたら絶対に嫌。
そんな時_____

インターホンが鳴った。
母さんがパタパタよ音をたてながら出る。

「は〜い」
「えっと……瀬崎です。こころくんは居ますか?」
「居るわよ〜」

こんなやり取りを母さんと誰かがしていた。
僕は外を見る。
瀬崎 真穂ちゃんが居た。

「母さん、僕、行って来る!」

そう言い急いで外い出た。


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