私の隣に道標

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1:薫純:2013/01/09(水) 13:10 ID:z32

席替えで隣になったきみ。

色んなことを教えてくれて、私の生きる道の道標みたいだった。

キラキラしてて、
輝いてて。

濁っていないとてもきれいな笑顔で私の腕を引っ張ってくれた。

2:薫純:2013/01/09(水) 15:54 ID:z32



「あーぁ…はぁ…ふぅ…」


「…何よ、そのため息の様で違うような息は」

机に突っ伏して変なため息をする私に親友の許斐 季万吏(このみ きまり)は少し目を細めてツッコむ。

「いや…ね。今日は嬉しい日ですよ。2学期が今日から始まり、季万吏とも会えたし…」
「…で?」
「いい日なんだよ…。だけど今日は、席替えがあるんです…」
「知ってる」

少し顔を上げて口をとがらせてもごもごという私にいらいらとした口調で季万吏はそう言い放つ。

「席替えでね?アイドルの針谷(はりや)くんとか久遠(くおん)くんならいいよ?だけど…」
「だけど、ジョーカーの樹(いつき)はやだ、と」
「…ハイ」

見事に当てられ再び顔を隠して小さくそういう私にはぁ、とため息をついて季万吏はこういった

「あのさ…ジョーカーは何人もいるわけじゃないんだよ?37分の1の確率だから、早々当たんないって」

「うぅー…でもなんか今日は当たりそうなんだよ…」
「はいはい気にしない!ほら、もう予鈴なるよ」
「はぁーい…」
ぐったりとした口調でそう言うと間髪入れずに季万吏がそう言ったから、あたしは姿勢を戻してちゃんと座った。

今日は本当に嫌な予感するんだよな…
でも、季万吏も言ってたし37分の1の確率。早々当たんないか。


そう油断してたのがいけなかったのかな…
神様は本当に意地悪だ。

3:薫純:2013/01/09(水) 18:13 ID:z32


まあ、季万吏も言ってたけど37分の1の確率だもんね。

そんなことを思ってたら先生が来て、ついに来ました席替えの時間!

先生が持ってきた箱はくじが入っているみたい。

「ほらー。さっさとくじ引いて黒板書いて席座れー」

…37番は、窓際か…
グラウンドとかよく見えるし一番後ろだからよかった♪

ん?…隣の29番は、樹…はや、と?樹 颯音(はやと)ぉぉー!!?
ジョーカーの、樹 颯音が来てしまった…

樹 颯音 あたしと同い年で中学3年。
メガネしててちょー!ダサくて、皆から嫌われてる。

私、高屋 陽(たかや はる)。中学3年の2学期の席替えで、
ジョーカーと隣になってしまいました(泣)

4:薫純:2013/01/10(木) 12:19 ID:z32


「うぅー…。もー最悪だよ…」

「あははっ。あんた、ほんと運いいね!」

もー…笑い事じゃないよ…

「っていうか、なんでここ来てんの?」
だって、
「あそこの席、侑依(ゆい)ちゃんが近くにいるけど、侑依ちゃん、凜子(りんこ)のところ行ってるんだよ。
それに、季万吏のところに来たかったんだもん。」

私は季万吏の机に突っ伏しながらぶつぶつと口をとがらせる

はぁ、やだよー…あそこの席…

キーンコーンカーンコーン…

大きな鐘の音が教室や学校内の色々なところに響き渡る。
ざわざわと生徒たちが教室の中に入ってくる

「…さて、もう陽も戻ってよ。」
「…はぁ…はぁーい…」
季万吏は席に着くとしっしっっと手を動かし私を立たせ席に戻るようジェスチャーをした。

戻るのやだ…


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