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1:ささ:2013/01/12(土) 23:04 ID:/yk



医者の物語です。

また新しいのが書きたくなってしもた…

駄作を読んでくれる読者様はすぐに来てください!

アドバイスも歓迎です!

2:ささ:2013/01/12(土) 23:52 ID:/yk




研修医の俺、伊藤佑真。
やっと、医者という職業に就くことができた。
やっと人を救うことができるのだ。
そう思って、そんな純粋な気持ちで心臓外科として働くことを決意したのだった。



でも、現実は違う。
熱い医療ドラマのような病院を想像していた俺が間違っていたのだろうか。

実際は、人を救う職業ではない……らしいのだ。
つまり、論文だ。
そして上の位に上がる。
それが大学病院の目的らしいのだ。

信じがたいのだが、それが現実らしいのだから、仕方ない。

それが研修医として過ごした一週間で学んだことなのだ。


―――――そして現在に至る。

今日も慣れてきた大学病院のドアを開ける。

そこには俺の指導医である、上田俊夫がいた。


「おはようございます」
俺が挨拶をすると、上田は少し顔を上げて……

「伊藤。今日、第三助手として、オペに入ってもらう」
そう、言った。

3:ささ:2013/01/13(日) 18:08 ID:/yk



オペは九時半。

それまで、カルテを見るというつまらない雑用を命じられた。
ドイツ語で薬の名前を書きつける。
ペンをひたすら走らせながら、俺は胸を高鳴らせていた。

オペに入れるのか。やっと医者らしい仕事をさせてもらえるのか。これまでのベテランのお手伝いとは違うのだ。俺は外科医になれる。

一通りいつもの仕事を終え、そっと立てかけてあったカルテを開いた。

―――立花唯、十七歳。重度の心筋梗塞。

その横にある書き込みを、見てしまった。
「助かる見込みなし。下の医者に執刀させる。」
そう、書いてあったのだ。

時計は、九時を指していた。


上田に、「伊藤が患者を呼んで来い」と言われた俺は、病棟に向かっていた。

プレートを確認して中に入ると、一人の女の子がいた。隣には母親。
俺の姿を見るなり、母親は凄い勢いで頭を下げた。

「唯を、よろしくお願いしますっ!!」

そんなことを言われても俺には何もできない。
戸惑う俺を、立花唯は、じっと見つめていた。

俺は立花唯から目をそらすしか無かった。

「それじゃあ……行きましょうか」
そう言うしか、なかったのだ。

車輪のついた担架に横になる少女は、まだ俺を見つめている。
何も言わず、ただじっと。

言ってやりたい。
――君は最低なお医者さんに、助からないからいらないと決められた人間なんだよ。

医者とはなんて残酷なももだろう。
そんな医者にはならない。そう、心に決めた。

俺が見た最初の患者は、何も言わないまま、手術室へと入っていった。

4:遼:2013/01/13(日) 18:11 ID:g4w

面白いです♪頑張ってくださいね!応援しています!

5:ささ:2013/01/13(日) 18:20 ID:/yk

ありがとう!!!

遼様!

って、ん??

遼ってあの遼??

6:遼:2013/01/13(日) 18:32 ID:g4w

???

7:ささ:2013/01/13(日) 18:37 ID:/yk

フリト中のフリトの遼?

8:遼:2013/01/13(日) 18:42 ID:g4w

うん

9:ささ:2013/01/13(日) 18:53 ID:/yk


ささってささかまの省略形だからwww

10:遼:2013/01/13(日) 19:08 ID:g4w

あぁ!じゃあ小説頑張ってね!
私も後で書くわ!

11:ささ:2013/01/15(火) 08:22 ID:/yk

誤字発見!

医者とはなんて残酷なももだろう
      ↓
医者とはなんて残酷なものだろう

です。
すいませんでした。

って、読んでる人いないかw

12:ささ:2013/01/15(火) 08:44 ID:/yk


オペが始まった。
執刀医はやる気の無い顔をして。
「メス」
患者の体に執刀した。

やはり、すぐに心拍数は下がり始める。

執刀医は――――――

なんと、手を止めたのだった。
それとともに、当然ながら、患者の心臓は止まった。
「患者は死んだ。伊藤、家族に伝えとけ」

「伊藤?」

俺は返事ができずにいた。
しかし、ここで反論したら飛ばされる。いや、クビもあり得る。

「……は…い…」

なんとか声を振り絞った。
無表情に出て行く手術に関わった奴等を茫然と見つめる俺。

こいつら、患者が死んでも何も感じないのか?

そして、これが本当に医者なのか?

13:ささ:2013/01/16(水) 08:27 ID:/yk

できれば感想、アドなど欲しいです

14:take:2013/01/16(水) 09:04 ID:iyk

こんにちは

15:ささ:2013/01/16(水) 11:26 ID:/yk

こんにちは

感想頂けますか

16:ささ:2013/01/18(金) 10:11 ID:/yk




_____________________________


一年たった。俺は研修医時代、怒りを覚えたような医者になっていた。

症例を論文に書くためにオペをした。
といっても、助手にしかなれなかったのだが。

俺は患者を診なかった。ただ、病気をみていた。



―――そんな俺を救ってくれたのが、あのチームだった。




オペ。いつもの様に第二助手の位置についた。

俺が入るオペは、助からないものだ。重要なオペに入れるような上の医者じゃないから。

どうせ、あと数分。あと数分で患者の心臓は止まるのだ。


「オペ終了」予想は当たった。心停止。
執刀医は去る。日常だ。

俺も、もう何も感じない。
片づけようと動いたその時―――――


手術室のドアが開いた。

17:ささ:2013/01/20(日) 13:50 ID:/yk


そこには、一人の男。

「何の用だ」
執刀医が唸るように言った。

男は答えない。

コイツ、誰だ?
そんな周囲の目は気にならないのか。気づかないのか。
手術室に入ってくる。

「蘇生する。もう一度胸開け」
誰も、動かない。
「目の前の患者を助けないのか」

「部外者が手術したら問題になるぞ。お前の指示に従った私達もだ」
執刀医が答える。
「まず、あんた誰?」
臨床工学士が、機械を弄びながら言った。


「――俺は、佐々木達也だ」

一瞬凍りつく空気。

「佐々木……達也……」

医療に携わる人なら、誰でも知っている名前、佐々木達也。

誰も協力しないことを知ると―――

「俺がやる」
一人、メスを手に取ったのだった。


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