藍色の世界。

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1:紅葉 ◆NLsI:2013/01/14(月) 11:13 ID:m02

たいへん言いにくいのですが……

捨てます。すべて。これ以外、すべての小説捨てます。
本っ当にごめんなさい。
「好きって言っちゃ、いけません。」の続編はかけるのであれば魔法のiらんどで書きます。

本当に申し訳ありません。深くお詫び申し上げます。



ちなみに、この小説は昔執筆していた「私のセカイと君のセカイ。」という作品を
今の私の書き方に落として、心情描写や情景描写を増やして……ry
という作品です。

書き込みは禁止します。本当に。
交流板の「陽実と話して……みる?part2」にてお願いします(URLがはれなかった)

この作品は、流血表現や死ネタなどを含みます。
苦手な方はUターンお願いします。

では始めます。

2:陽実 ◆NLsI:2013/01/14(月) 11:23 ID:m02

……>>1、私です。

プロローグ


神様。

答えてください。

人間を作った意味を。


神様。

教えてください。

私が生きていく意味を。


神様。

なんで人間なんて生き物を作ったんですか?


おのが私利私欲のために他人を蹴落とし傷つける。

最低な生き物なのに。



好きになるとか、愛すとか。
もう、飽きた。

そう思っていた。

3:陽実 ◆NLsI:2013/01/16(水) 18:28 ID:Snk



「俺と付き合ってください!」
「消えてください」

精一杯の告白を断られ、男は沈みながら去っていく。



私の名前は絢沢 夢(あやさわ ゆめ)。
自称学校一可愛くない女子。他人から見て、学校一可愛い女子……らしい。
でも、私にとってはそんな肩書き重いだけの無価値。
そんなものがあるせいで私は壊れた、壊された。


――あぁ、今日もすべてが壊れる音が響く。


バシンっと大きな音が、中庭に響く。
それと同時に、私の体がはじかれて尻餅をついた。
顔を下げたままの私の目の前に仁王立ちする名前も知らない複数の女子。
その女子たちのリーダー的存在であろうなかなか可愛い女子が、私に向かって毒を吐く。

「アンタ、本当にムカつくのよ!!」

……いやいや、そんなこと知りませんけど。
あなたたちのイラつきやムカつきなんて、私が理解できるはずないじゃない。
そんなこともわからないのか、と心の中で毒づきながらも黙っている。
一向に口を開かない私を見て、さらに罵声を浴びせてくる女子。
「何か言ったらどうなの!? なんで黙ってるの!?」
そんな内容の言葉を、いくつぶつけられたことか。
言葉の凶器、とかいうのはこのことかと納得できる。
いや、えぐられても刺さってもいないんだけど。
頭の中で言葉を整理して、短く淡々と言葉を綴った。

「全く痛くないから」

その言葉に比例し、女子の顔は赤く染まる。
怒らせたか。まぁいいけど。
そう思いながら立ち上がり、地味な濃紺のブレザーについた砂を払った。
そんな私をさらに突き飛ばす女子。
私を突き飛ばした女子の顔は、さっきよりもさらに憎しみを増幅させている。
「覚えてなさいよ!!」
捨てゼリフ。何度聞いたかわからない。
馬鹿の一つ覚えのように繰り返されるその言葉にイライラしないといえば嘘になる。
女子は固まったまま中庭をあとにした。

こんな時まで団体行動かよ。

4:陽実 ◆NLsI:2013/01/26(土) 14:26 ID:FX6



そんな女子たちを冷たい瞳で見つめながら見送る。
見つめる、というか見据える、というか。
そんな冷たい瞳で。

教室に戻るとなれたホコリの香りが鼻腔を刺激した。
私の席に着き机を見ると、机の上にはしまったはずの教科書とノートが開いたまま散乱している。
乱雑に置かれた教科書の端には、小さな落書き。
それを見つめながら、落書きに比例するような小さなため息をつく。
机の上の教科書を整理して机の中にしまう。
すると、甲高い、耳をつんざくような笑い声が脳内に響き渡った。

「アハハハハッ」

笑い声の主は、確認しなくてもわかる。
それでも一応、確認するように振り向いた。
亜月 凪沙(あずき なぎさ)――……

ふんわりとした色素の薄い茶髪は星のようにきらめく。
吸い込まれそうに大きな瞳はカラーコンタクトによってスカイブルーだ。
高い鼻に血色の良い薄い唇。
見た目だけなら、極上の美少女だろう。
そう、見た目だけなら。
人の苦しむ姿を見るのが何より好き。
そんな美少女、ほかにどこにいるって話だ。
大きなスカイブルーの瞳には、狂気が宿る。
そんな瞳を見て、私は思わず警戒態勢を取った。

それもそうだろう、私の生活、私のリズム。
“それ”が狂ったのはこいつのせいなんだから。

亜月は大きな、品のない足音を立てながら私に近づいてくる。
その足音が近づくにつれて、亜月の纏っている暗い、狂気が増幅していく。

「――……ねぇ、そろそろ学校来るのやめてくれない?」

亜月は私の耳元まで顔を近づけると、そう囁いた。
アニメ声ともとれる可愛らしい声でそんな言葉を。

5:陽実 ◆NLsI:2013/01/27(日) 09:43 ID:582



もちろん私は即反撃――といきたいところだけど、さらに面倒くさくなるので脳内で即却下。
今この場で取れる、最善の行動を考えてみる。

亜月はその誰もが振り返るであろう美しい容姿故に、クラスの頂点的存在。
ここで私が亜月に暴力でも振るえば、確実に悪者は私。
正当防衛で悪者扱いされてたらたまらない。
暴力がダメなのであれば、やはり口で反撃するか?
いや、それでも結局は私が悪者にされてエンドだ。
ならばここを乗り切る方法は、ひとつしかない。

「…………」
少しのあいだ考えた私は何も言わずに無言の圧力、そう呼べる何かを身に纏いながら教室をあとにした。
教室に背を向けた私の耳に、先ほどよりももっと甲高く、ただ不快なだけの笑い声が飛び込んだ。
……なぜ、あんな気持ち悪い声が出るのか疑問で仕方ない。

授業は受けずとも成績は学年トップを争う。
そんな必要ない授業を受けるより、家で寝ていたほうがよっぽど有意義だ。
そう思いながら肩で揺れるスクールバックを見る。
中身を見なくてもわかる残酷な状況。
落書きで埋められた教科書類ノート類。中身の抜かれていく筆箱。
あぁ、そういえば昨日、悪口で埋められたノートをプレゼントしてもらったっけ。
タイトルからして“悪口ノート☆”。
もうちょっと頭を使ってカモフラージュできないものか。
――いや、今はそれはどうだっていい。
そんな私の可哀想なノート教科書類に膨らんだスクールバックは、いつもと変わらず感情を感じ取れない。
いや、布に感情はないんだけど。


そんなことを考えていると、家にたどり着く。
どこか圧倒される雰囲気を放つ一軒の西洋屋敷。
西洋屋敷、と言えば聞こえはいいが手入れが放棄されているため荒れ放題。
深緑のツタはくすんだ茶色の屋敷に絡まり放題の好き放題。まるで命を持っているが如く絡みつく。
私が通う烏間高等学院(からすまこうとうがくいん)も私立故に広大な敷地を誇るが
その敷地を庭だけで優に超えるほどの広さの庭。
そんなありえないほど広い庭には雑草が好き放題に伸びまくっている。
屋敷の壁は壊れかけの修復なし。庭に植えられた木はなんの木かもわからないまま。
とにかく、平凡な住宅街から少し外れた位置にある荒れ果てた西洋屋敷。
それが私の家だ。

私の家系は昔々その昔の貴族らしい。
“貴族”なんて西洋、欧米等だけだと思われているのかもしれないが、昔の日本にももちろん貴族はいた。
平民とは180度異なる対応を受け、それ故に天狗になっていた馬鹿共。
それが日本の貴族だ。

そんな家系に生まれた私は、幼い頃から英才教育を受けてきた。
だから、基本的な問題の解き方や応用なんかは今何もしないでもわかっている。
授業に出てもみんなが頭を抱えてついて行くのがやっとな授業なのに
私はため息をつきながら寝ているという状況を作り出してしまう。
それも逆恨みされる原因になるのだろう。
だから私は真面目に授業に出ない。

6:陽実 ◆NLsI:2013/01/27(日) 09:48 ID:582

無駄レス申し訳ないです。

>>1で言っていました雑談専用のスレのことですがURLを持ってきました。
「陽実と話して………みる?part3!!!」になりましたので。

http://ha10.net/test/read.cgi/yy/1359026102/l50
こちらになります。

7:陽実 ◆NLsI:2013/01/27(日) 12:15 ID:582



「ただいま」
家に入り、そう声をかけるも返答はない。
当たり前だ、誰もいないんだから。

私の家族は私以外、二年前交通事故に巻き込まれて死んだ。
母親も父親も、祖母も祖父も弟も。
全員トラックに潰されて仲良く天国に旅立った。
そんなみんなの血しぶきを全身に浴びながら、私はひとりだけ生き残った。
つまり、今の私は天涯孤独。
従ってこの馬鹿でかい家に住むのも私一人だ。
一応二日に一回はお手伝いさんの美雪(みゆき)さんが来てくれるけど。

地味すぎるほど地味な、校章以外なんの刺繍もない見るのもすぐに飽きる濃紺のブレザーを脱ぎ袖をハンガーに通した。
ブレザーの重みが加わり少しだけ重くなったハンガーを壁のS字フックにかける。
重い体をベッドに投げ、体でベッドのやわらかさを堪能。
ほのかに香る柔軟剤の柑橘系の香りが少しだけ気分を落ち着かせていく。
私の好きな柔軟剤使ってくれたんだ、美雪さん。


暇な時間を潰そうと、ヘッドフォンを耳に当てる。
小さなリモコンのような正式名称のわからない機械を操作すると、耳から頭へと音楽が流れ込んでくる。
J-popは好きじゃない。だけど、暇潰し時間潰しのために聞くこともしばしば。
可愛らしい声で歌い上げられている恋愛ソングとか
力強く歌い上げられている命の応援ソングとか。
未来につなげようとかいう趣旨の明るい歌詞が耳に飛び込む。
未来を捨てた私はどうすればいいわけ?
未来を信じない私はどうすればいいわけ?

亜月やクラスメイトから冷たい視線を浴びせられ罵声を飛ばされ
そんな毎日からどうやって未来を見い出せと。
私には光なんてないし、未来なんて描かない。
ただ、なるようになって流されるだけ。

そんな人生でいいと思ってた。


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