おもいでコロン。

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:なでしこ:2013/01/15(火) 19:53 ID:3hY

***
 ねえ、大和。
 私たちの最初の出会い覚えてる?
 私はしっかり覚えてるよ。
 そう、私はあの日は朝から途轍もなくついてなかったんだ。
 大切な香水、こぼしちゃったから。
***

    おもいでコロン。

2:瞳:2013/01/15(火) 20:00 ID:YU.

おもしろそうですね★

タイトルに引かれて、やってきました(`・ω・´ヒカレマシタ)

頑張ってください(*^皿^*)/

3:なでしこ:2013/01/15(火) 20:18 ID:3hY

2011年、春。

 お母さんの「早くしなさい!」の声が私を急かしている。「うるさいなぁ」と言えればどれだけいいことか。あいにく私はそのような言葉を言える立場ではなかった。
 時計の針は八時ちょうどを指している。そう、私は寝坊をしたのだ。しかも、今日は中学の入学式。普段寝坊など絶対にしないのに、よりによって今日するなどとは思ってもみなかった。
 自分自身に舌打ちしながらも、真新しい中学校指定のセーラー服にぎこちなく腕を通しながら私は思った。あれつけちゃおっと、と。
 セーラー服を着て白いタイをきれいに整えてから私は少し小走りで自分専用の化粧台に向かい、一つの小さな瓶を取り出した。それには小さく「さくらころん」と可愛らしい平仮名で書かれていた。
 これは入学祝いに、と親戚のお姉さんからもらったサクラの香りの香水。「美香ちゃんも中学生になったんだから香水くらいちょっとつけてみなよぉー」と、渡された。でも、この香水は香水の中でも一番臭いがきつくないコロン。中学生の私にもつけやすいようにと、考えてくれたのだと思う。

4:なでしこ:2013/01/15(火) 20:21 ID:3hY

瞳さんへ
ありがとうございます!
頑張ります(*^_^*)

5:瞳:2013/01/15(火) 20:38 ID:YU.

なでしこs>
返信ありがとうございます!
『さくらころん』私もつけたいなw

6:なでしこ:2013/01/15(火) 23:12 ID:3hY

サクラはいい香りですもんね!

7:なでしこ:2013/01/15(火) 23:30 ID:3hY

 小さな小さなコロンのキャップをはずし、スプレーのプッシュ部分に指をかける。自分の胸に向けて一押しすると、プシュッという小さな音色を奏でながら、春の爽やかな香りが私を包み込んだ。私は香水をつけるのがこれが初めて。なんだか大人びた感じがして少し、自分に自信がでてきた。
「美香! なにしてるの? 入学式間にあわなくなちゃうよ」
 すてきな大人なムードはお母さんの一声で一気に吹き飛んでいった。
「待ってー! 今いくからっ」
 玄関で待っているお母さんと、お父さんに聞こえるように大きな声で返事しながら、さくらころんを化粧台の上に戻そうとしたそのとき。
 手が滑った。私の手から化粧台の上におかれるはずの小さな瓶はカコンという小さな音をたててフローリングに横たわった。
 私は一瞬なにが起こったかわからなかったが、すぐに冷静に頭が戻り、すぐさま瓶を拾い上げた。
 幸い、瓶は割れてはいなかったが、落ちた弾みにとれたのか、スプレー部分がはずれており、床には瓶に入っていたらしき液体で水溜まりができていた。
 ただでさえ小さな瓶。さくらころんは瓶の中にもう半分しか残っていなかった。      

8:れたす(きゃべつの敵)S:2013/01/19(土) 12:12 ID:mtw

こんにちは。お初にお目にかかります。
題名に魅かれてやってきました(おめーもかww)
さくらころんか〜。可愛い名前///
文章も私の1000000倍くらい上です。
続き早く見て見たいです !!
更新頑張ってください ☆


書き込む 最新10 サイトマップ