人間なんて信じない。

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1:りっこ ◆5SxA:2013/01/19(土) 11:37 ID:FlY

りっこです。

また作ってしまいました。

しかもまたいじめ系です。

この小説は、もう1つの「この気持ちは永遠に届かない」と一緒に進めて行こうと思います。

きっと、こちらの方が更新頻度は高いと思います。

恋愛系はとても難しいので……

また、相変わらずの駄作ですが、温かく見守って頂ければと思います。

2:りっこ ◆5SxA:2013/01/20(日) 09:41 ID:eHY

プロローグ

「あはははは!」
今日も教室中に女子生徒の笑い声が響き渡った。
その笑い声は、決して楽しそうな笑い声ではなかった。
まるで黒い闇に取り付かれたような、憎悪に満ち溢れたような笑い声だった。
私はそれを聞いて呟いた。
「やっぱり人間は信じられない」と。

――私は人間を信じられない。
いや、信じない。
昔にあった『いじめ』のせいで。
私は小学生の頃にあったいじめのせいで、人間が信じられず、笑うことも出来なくなった。

向けられ冷たい目線。
浴びせられる暴言。
振りかざされる拳。

――これらが今日も私に向けられ、人を信じられなくさせてゆく。

3:りっこ ◆5SxA:2013/01/21(月) 20:01 ID:zjs

「彩姫! 宿題やってきたでしょうね?」
沢山の取り巻きを連れた、1人の少女が言った。その名も佐々原泉。このいじめの主格犯である。
私は佐々原に一枚のプリントと、ノートを渡すと
「もう用は無いでしょ」と、吐き捨てるように言った。
泉は、不気味な笑みを浮かべると
「勿論、さっさと消えろ。」と、言った。
私はくるりと背を向け、前に進もうとした。


その時。
バシャッという音と共に、冷たい何かが私に降りかかった。
「何……これ」
私は小さく呟き、湿った服を触った。
その瞬間、寒気が体中に走った。
この冷たさからして、きっとこれは『氷水』
私はそれが分かると恐ろしくなった。
それと同時に、あいつは……人を従える為なら何でもやるんだ。という恐怖も頭を横切った。

風が吹く冬の朝。
氷水に濡らされた私の体の体温は、確実に奪われていった。
私は、早く着替えなきゃ。そう思い、着替えがある保健室に向かおうと、震える体を一歩踏み出した。
すると、窓から差し込む光が何かに遮られた。
ぱっと顔を上げると、そこには泉とその取り巻き達がいた。

「ちょっとどいてよ」
震える体をさすりながら、頼りない声で言った。
泉はにやりと笑うと
「私の手下になってくれたら、退いてあげる。」と、意地悪そうに言った。
私は迷わず首を横に振った。
すると、腹に強い痛みを感じた。
「うっ」と、声を上げると私は思わず床に倒れこんでしまった。
泉とその取り巻き達はそれを見ると、皆、声を上げて笑った。
――やめて。苦しいよ。
私は心の中で叫んだ。
どうせ口に出したところで聞いてくれるわけが無いから。
でも、苦しいのは確かだった。


たとえ人間を信じていなくても――


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