・・・いじめって止まんねぇのかな。

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1:ヒヨドリ:2013/01/25(金) 17:10 ID:QdU

わぁ ついにスレッド立てちゃった!
元気な主人公の小説が発掘されたので、少し訂正しながら、書きたいです!

よろしくです!!というか 開いてくれてありがとう!!!

主人公は一応女です!
野球部です!
女じゃないみたいです!

   みなさん、よろしくです!

2:林檎:2013/01/25(金) 17:13 ID:2U6

いじめですか!
ワクワクします!!

3:ヒヨドリ:2013/01/25(金) 19:04 ID:QdU

お・・・わぁぁぁ! まさか更新して3分で返信が来るとは!!
ひゃ〜 どもッス!!
ヒヨドリは、林檎さんのような小説をかけるように頑張るゼ!

今回の話は私の憧れを主人公にしています(笑)
アドバイスなどプリーズです。

4:ヒヨドリ:2013/01/25(金) 19:15 ID:QdU

。。プロローグ。。
ふう、疲れたぜ。体はびしょびしょのビショ子になっちまった。
まぁ、手が傷つかなくて良かった。

「きゃ!じゅ、樹木さん・・・!」
俺は、そいつを睨んだ。そして低い声で
「お前・・・ふざけんなよ。何してんのか分かってんのか?」
そいつは半分泣きそうになりながら、
「ご、ごめんなさい・・・っ。」
と言って、出て行った。

「んで、怪我無いわけ?」
隣の女子に聞くと、
「あ・・・・そんなに」
と言った。




意味分かんないでしょうが、これからたぶん分かると思います。
たぶん!

5:麗愛:2013/01/25(金) 20:25 ID:RNw

こんにちは、いじめという言葉に惹かれ来ました。
麗愛です☆

いじめられているのは主人公ではないのですね?

6:ヒヨドリ:2013/01/25(金) 20:28 ID:QdU

俺、(女)は 篠山 樹木(ささやま じゅき)
現在 中1  花ノ山中学に通っている。

早川 美柚(はやかわ みゆ)
俺と同じ、中1 同じクラス。


伊川 桜(いかわ さくら)
こいつも同じ。 中1 同クラ。
いじめリーダー。

山本 鈴(やまもと すず)
中1 同クラ。
いじめグループの一員。

と、このくらいかな。 

7:マスカット:2013/01/25(金) 20:40 ID:q5E

頑張って下さいでーす♪
…あれ?林檎…居た♪偶然!
また、来ますねー!!

8:ヒヨドリ:2013/01/25(金) 21:14 ID:QdU

あわわわわ! こんなに来てくれるとは思っていませんでした!!!!
え・・・っと <<5さんはなんて読むんですかね・・・?麗愛と書いて(れいあ)と読むのでしょうか・・・?

 結局いじめられるのは、主人公になると思います。まだあまり考えていませんが・・・。<<麗愛さん

マスカットさんぜひ、また来てください!意見やアドバイス待っています!応援ありがとうございます!
<<マスカットさん
 
まだまだ未熟な私ですが、林檎さん、麗愛さん、マスカットさん、
よろしくです!

9:ヒヨドリ:2013/01/25(金) 22:15 ID:QdU

俺の男のような短い髪型は、すごくしめっている。
なぜこうなったかって? HAHAHA、とても、くだらないのだが・・・。

        プロローグ☆完☆

『篠山樹木(12)県内の天才ピッチャー、中学野球へ!』
そう書かれた新聞の記事。
ったく、勝手に俺を盗撮して、勝手に記事にしやがって・・・。

俺は快い朝、食パンをかじりながら、新聞を読んでいる。 どっかのオヤジみたいだけど。
だって、なんか俺、新聞に載ってるし。むろん 野球でだが。
学校いったらこの話題でもちきりかも・・・。ま、いい。

ささっとつめたい水で、顔を洗ってみた。お、完全に目が覚めた。
歯を磨き、いざ出発!

少しずつ、春のおとずれを感じる。2週間前の入学式は、春だというのに、大雪だったからな。
「おっす!樹木!」
「おっす、有美」
おっとっと、有美のこと紹介してねぇな。 三崎 有美。(みさき ゆみ)
俺の親友。あと・・・

「樹木!学校行ったら、宿題見せてくれ!」
こいつも俺の親友、 三崎 青(みさき せい)男
・・・YES。こいつら似てないが双子。

覚えてくれよな。

「青、挨拶しないで、それはないだろ。」 俺
「サーセンサーセン。」 青
「バカ青!昨日やれと言っただろ!」 有美
「サーセンサーセン。」 青
「だんだんサーモンに聞こえてくるから、だまれ、青。」 俺
「サーモンサーモン。」 青

ここで、大事であろうことを、言っておく。俺ら3人、野球してるってこと。
この中では有美だけが違うクラスだということ。


道が一気に賑やかになった。
朝日が眩しい。 咲いたばかりの桜が、太陽の方を向いていた。

教室に着くと、みんながぞろぞろよってきた。

「樹木すげーな!新聞載ってただろ!」
「樹木さんすごい!憧れる!」
「やっぱり、すごかったんだな!篠山!先生感動したぞ!」
わいわい、がやがや。キャーキャー、ピーピー。

俺は無表情のまま、
「そおっスか。全然しらねーけど。」
とわざと知らない顔をした。

・・・あれ。
一人だけ、イスに座って下向いてるやつがいる。なんだ?
気になってはいたが、まあ 後でいいか。

俺はクラスメイトに押しつぶされそうになっていた。

10:RYOU:2013/01/25(金) 22:41 ID:cdk

面白いですよ!
あ、はじめまして。
RYOUって言います。
小説頑張って下さい!

11:麗愛:2013/01/25(金) 23:22 ID:RNw

そうですよ。
レイアと読みます。

性格は男寄りですょ(笑
パソコン内でゎ、明るく振る舞うのでーす!

これからもがんばって!

12:ヒヨドリ:2013/01/25(金) 23:59 ID:QdU

わあ! ヒヨドリ、嬉しくてにやついてしまってます!
RYOUさん、励ましのお言葉、ありがとう×100!

麗愛さん、男寄りなんですか?! 私も、樹木ほどではないですが
男寄りです(笑)

RYOUさん、麗愛さん、カキコありがとう×100! 
今度はアドバイスもくださいです!

13:麗愛:2013/01/26(土) 00:21 ID:RNw

あたしは小説書いてても、小説評論家ではないのでーす。
アドバイス出来るような立場じゃないですけど、いーですか?

14:ヒヨドリ:2013/01/26(土) 01:02 ID:QdU

俺の新聞騒動(?)が終わった昼休み、俺は有美と屋上でパンを食べていた。
太陽の光が屋上のコンクリートを反射して、少し眩しい。

ランチ以外は、俺はたいてい、男子と行動しているのだが、有美が嫌そうなので、
ランチは、2人で食べるようになった。
「暑いな。」
「そう?」
と有美。

俺はパンを無理やり口につめこむ。そういや、今日までに提出する、プリントをやってないことを
今頃思い出したのだ。
「有美、悪い。プリントしてなかった。先行く。」
「頑張れ〜〜」

15:ヒヨドリ:2013/01/26(土) 01:04 ID:QdU



階段への扉を開ける。ドアのぶは少しひんやりしていた。

まず、屋上は立ち入り禁止だ。 階段を降りているところを、誰にも見つからずに
行かねば・・・・・・・ん?

あれは、グループリーダー、伊川と山本、と数人の女子・・・?
その中に朝、下を向いてたやつ。 
あっぶね!見つかるとこだった!!!

行ったことを確認し、すぐさま降りる。
ちらりと廊下を見てみると、あいつらはトイレに入ってく。
下を向いていた子は少し嫌がっているようにも見えた。
「・・・なんだぁ?」

16:ヒヨドリ:2013/01/26(土) 01:05 ID:QdU


多少気にはなったが、見間違いだと悪いので、そのまま、教室に向かった。


「は・・・やっと終わった。」
おれがプリントを終えた頃には休み時間は残り10分となっていた。

あ、そういえば。さっきの女子、どうしたんだろ。
まさかまだトイレ・・・ってことは無いだろうが。

ドアをそっと開けてみる。
「!?」
そこには信じられない光景があった。
一人の女子が数人に放棄で叩かれてる??
まじで。ウソだろ。。。

信じられないが現実のようだ。いじめリーダーのようなやつが、
「もっとやれ!あははっ。」
といって、バケツに水を注いでいた。

あれをかけるつもりなのか。

くみ終わったらしい。よろよろと叩かれている女子の近くに歩いていってる。

ヤバイ!!!

「よしっかけちゃえ〜〜〜」

と言った。

17:ヒヨドリ:2013/01/26(土) 12:41 ID:QdU

俺の体はその声よりも、一瞬早く飛び出していた。

ばしゃっ!

冷てっ!
もろ俺の背中にかかる。

ふう、疲れたぜ。体はびしょびしょのビショ子になっちまった。
まぁ、手が傷つかなくて良かった。

「きゃ!じゅ、樹木さん・・・!」
俺は、そいつを睨んだ。そして低い声で
「お前・・・ふざけんなよ。何してんのか分かってんのか?」

そいつは半分泣きそうになりながら、
「ご、ごめんなさい・・・っ。」
と言って、出て行った。

「んで、怪我無いわけ?」
隣の女子に聞くと、
「あ・・・・そんなに」
と言った。

「ご、ごめんなさい!樹木さん。私のせいでびしょぬれに・・・」
「・・・別にいいけど。君が謝ることではないだろう。
 というか、君 名前は?」

その女の子は、少し焦りながら、
「わ、私、早川 美柚です。」
「美柚か、なんか聞いたことはあった気がするな。」

その後3秒ほど沈黙だった。

「美柚はなんで言い返さないんだよ。」
顔を覗き込むようにして、聞いてみた。
「・・・樹木さんは強くていいですが私なんかいじめられても
 言い返すことすら出来ないし、言い返す価値も無い・・・。」

この反応によると、いじめられたのは初めてではないようだが、
なんじゃこのマイナス思考は!

ありえねぇ!こんなこと試合で言ったら、監督にしごかれるわ!

俺は美柚のほおを両手で挟むようにして軽く叩いた。
「・・・え?」

「いいか美柚、お前のあだ名は、今日から『柚(ゆず)』だ!」
「・・・え!?」

「お前はまだ美しい柚にはなれていない!ってことで、柚だ!」
なぜか、その女子は顔を赤らめる。

「自身持って、美柚って言えるようになったら、美柚って呼んでやる。」
「・・・・・・」
美柚(以下柚)は手を握りしめて

「分かりました。頑張って自身つけられるようにします!そして
 樹木さんに有美って呼んでもらえるように頑張ります!」
柚はまっすぐこっちを向いている。

これから、柚がどう変わるのか面白いが、そんなこととは
裏腹に、いじめをたえきれるのかが心配だった。

18:ヒヨドリ:2013/01/26(土) 12:47 ID:QdU

麗愛さん、いいですよ! 読者としての意見でいいです!
そんな高度なアドバイスされても、私初心者なので、わかりませ〜ん。(苦笑)
  麗愛さんも、小説書いてるんですか?さがしてみますね!

19:麗愛:2013/01/26(土) 13:11 ID:RNw

漢字のミスが目立ちますねー?

名前は間違えないであげてー!

20:ヒヨドリ:2013/01/26(土) 13:23 ID:QdU

・・・ほんとだ。 やばいやばい! 教えてくれてありがとうございます!
×→有美
○→美柚  なんで似てる名前にしたんだろ、私・・・(恥)

21:麗愛:2013/01/26(土) 13:25 ID:RNw

そうですね、私はあまり似てる名前は使いませんねー
てか、いま書いている小説の主人公たち名前カタカナだしねw

22:ヒヨドリ:2013/01/26(土) 14:15 ID:QdU

チャイムが鳴った。 そうだ、着替えないと。
「じゃ、俺行くから。」

そう言ってトイレを後にした。がどうしようか、制服の後ろはずぶぬれだ。
髪の毛も。
嫌だな。俺いじめられてるみてぇじゃん。

「あれ、樹木?」
「おう、有美。」
ナイスタイミング!

「俺の体操着と鞄、持ってきてくれ。廊下がぬれちまう」
「・・・・?分かった。」

さて、俺の体操着が届くまで、どうしようか。
一応有美が来るまで隣の空き教室の前で待っていた。
もう掃除の時間が始まっていた。

通り過ぎる人が不思議そうな目でこっちを見ていた。見んじゃねぇよ。

どうやら柚はもう掃除しているようだ。階段から、
「美柚、あんたこれ!」
という、怒鳴り声がした。

おいおい、

「はい、樹木!」

体操着と鞄を渡された。
「サンキュー」
俺は空き教室に入り、すばやく着替える

「樹木、どうしたん?」
有美がドアを閉めながら心配そうに聞いてきた。
「早川美柚って人がいじめられてて・・・」

「あ、うちのクラスではそれ、けっこう有名だよ。」
・・・・なんで隣のクラスが知ってて、俺のクラスが
何も知らないのか。

「んで、樹木はかばったわけね。」
分かりきった様言っていた。
「なんで、いじめられてるか、知ってるか?」
俺はもう着替えはほぼ、終わっていた。

「小学校の時から、気が弱いのに成績優秀だったらしいからいじめてるみたい。
 噂だけど。」

はぁ?成績優秀だと、いじめられるのか。
くだらねぇ。くだらなすぎる。

「つまり、僻みか。」
「うん。噂だから本気にはしてなかったけど、本当なんだね。」

俺が想像するに、テスト前や、テストの後に特にいじめられるのであろう。
 
「・・・・あ!掃除!」
有美は思い出したように言った。
「うわ!やべ。説教だ! 担任のメタボに怒られる!」
俺は教室に向かって走りだした。

23:ヒヨドリ:2013/01/26(土) 14:18 ID:QdU

カタカナですか。いいですね! 私も、カタカナの名前、好きです!

24:麗愛:2013/01/26(土) 14:29 ID:RNw

名前がカタカナってファンタスティックな感じで好きなんですよーw

25:ヒヨドリ:2013/01/26(土) 22:50 ID:QdU



キーンコーンカーンコーン

「部活行こー」
「帰りになんか食ってかね?」
「ねー、今度の日曜さー。」

今日のすべての授業が終わった。
みんなの声が行き来する。私は、樹木さんの方を見た。
強い樹木さんが羨ましい。

「はぁー」
私は大きくため息をつく。樹木さん私のせいで、掃除遅れて怒られてたし、
もう嫌われたかなぁ。

もう一度、樹木さんのほうをちらりと見てみる。
樹木さんは気づいたらしく、こっちを見た。
そして少し笑って、

「柚っ!」
と言った。
な、なんて言い返せばいいのかな。
「・・・はいっ。」

樹木さんは、また少し笑って、男の様に、鞄をかつぎ、
教室を出た。

嫌われてはないらしい。
少しほっとして、帰ろうとした瞬間、腕をつかまれた。

「・・・えっ?」

26:ヒヨドリ:2013/01/27(日) 12:01 ID:QdU

いじめグループの女子だと思い、すばやく後ろをふりむく。
「そんなにびっくりすんな。」

この人は・・・三崎青さん? 
なぜ、女子に人気の三崎さんが地味子の私に?

「あの、なんでしょう。」
「あのさ、君と同じ学校だったやつから聞いたんだけどさ、」
わわわ。何聞いたんだろう。。。

「看護師志望なんだって?」



「よろしく。私野球部マネージャ、3年生の雪です。」
ああ、なぜこんな事になったのか。
「私、早川美柚です。お願いします・・・。」

_______回想。_______________________

「今、マネージャー1人辞めちゃってさ困ってんだよね。」
「・・・・はい。」
まさか、それを私にやらないかと?

「あ、俺よく分かんないけど、テーピング?ってできる?」
テーピングの後に、なぜはてなが入るのか。
っていうか、テーピングって・・・
「手当ての事ですか?」
「・・・うん、ま そんな感じ。」

はぁ。断れないし・・・。
「分かりました。やってみます。」
ああ、引き受けちゃった。 まぁ、どうせ部活とかやってなくて暇だから
別にいいか。
_________________________________
 
あああ、だからといって、なぜ引き受けた、私!
「では、美柚さん、早速だけどボール磨きしてくれる?」
「・・・分かりました。」

看護師志望とボールって何の関係があるんだろう。
私は箱につめてあったボールを1つ持ち、拭き始めた。

マネージャーってどんな事するんだろう。
ボール磨きと、野球部の怪我の手当て?

あ〜〜〜〜もう、分からない事だらけ!

27:ヒヨドリ:2013/01/27(日) 12:56 ID:QdU

「樹木!」
ふいに名前を呼ばれた。
「なんだよ、有美。」

それは、野球の帰り道だった。

※説明しておこう。俺たちは学校の野球部には入っていない。地元の中学生女子野球部に入っている※

「学校の野球部に美柚ちゃん入れたって?」
「・・・へ?俺が?」
なんのこちゃっ?
・・・・・青か?

「え?知らない?」
と有美。
「青に、柚がいじめられてる事を言っただけなんだけど。」
いやいや、俺は知りませんよ。

「あいつか!」
うわぁ、有美が怒ってる。
「でも、放課後いじめられなくて、いいんじゃね?
 入ったってことは、相手もオッケーしたんだろうし。」

俺はケータイを開いた。18:14。 もう青も練習終わっただろう。

「おい、青。」
『あ、樹木か。どうした?』
おいおい、どうしたじゃねーよ。
「美柚を野球部に入れただろ。」
『え?あぁ。マネージャーとしてな。』

やっぱり、マネージャーとしてか。ならまだいい。
「分かった。」
『おう、じゃーな。』

そこで電話は切れた。

「なんだって?」
「マネージャーとしてだってよ。」
有美はなんだか安心していた。
 仲良くやってくれればいいんだが。

28:ヒヨドリ:2013/01/27(日) 13:01 ID:QdU

ここで新しいキャラ登場。
花ノ山中学3年。 雪(ゆき) 名字不明。

 

29:ヒヨドリ:2013/01/27(日) 15:58 ID:QdU

「行ってくる。」
適当にいって俺は家を出た。

柚をかばってから、1週間が経とうとしていた。
あれから何も起きていない。
これからずっと何も起きなければいいのだか、それはさすがに無理だろう。

たぶん、このままだと、いずれ俺がいじめられることになるだろう。

だけどそれが一番いい結果だろう。

手を絡めて背伸びしてみた。春は本当に気持ちがいい。
桜が少しずつ散り始めていた。


「おっす!樹木」
「ちっす、青。」
朝から騒がしいやつ。
「おはよぉ。樹木ぃ・・・。」
え、有美、まさかの寝起き?
「眠そうだな・・・。」

どうやら、柚は野球部でうまくいってるらしい。
最近、怪我したやつの手当てをうまくやったみたいだ。

あれから、俺と柚は話していない。言葉をかけなくても大丈夫な女になればいい。
・・・と思っているのだが・・・。

昼休み

「ねぇ。美柚ちょっと来なさいよ。」
声が聞こえて柚の席の方を見ると、数人の女子が机を囲っていた。
いじめリーダーの伊川はいないようだ。

それにしても、けっこうな人数だ。ここで、止めておいたほうがいいな。よし。

「なぁ。そこまでにしたらどうだ?」
後ろから声をかけた。
数人の女子がこっちを向いた。

そして、一番気の弱そうな女子が、
「え・・・・っと、私は悪くないです、樹木さん。」
と言ったら、3人ほど、

「わ、私も何もしてないです!」
「ごめんなさい、樹木さん。勘違いです。」
「ち、違うの、樹木さん!」

と言って、どこかに消えた。

・・・・なんだぁ?

30:ヒヨドリ:2013/01/27(日) 23:42 ID:QdU

「ちょっと、あんたたち・・・!」
いじめグループ副リーダー的存在、山本鈴が
焦って言う。

そして、ゆっくりこっちを向いた。そして、柚の方を睨んでいた。
柚は少し脅えていた。

「じゃあ、もういいです。樹木さんも、美柚と一緒に来てください。」
なんで俺にだけ、敬語なんだよ。

3人ほどの女子について、俺は歩く。俺の後ろから柚がビクビクしながら
くっついて歩く。
この状況を何と言う?果たし状に書いてあった場所に行くようなもの、と言うのか。

5分ほど歩いただろうか。体育館倉庫に着いた。
なんで体育館倉庫なのか。なにを企んでいるんだ。

俺より前にいる山本達は、後姿で表情が見えない。

ふと、俺は後が動いたような気がした。
すばやく後ろを振り向く。

そこにはいじめグループリーダーの伊川桜が水の入ったバケツを持ち、構えていた。
「何してんだよ。昼休みを使って掃除か?」
「もう、我慢できない・・・。」
そう伊川がつぶやく。

「さすがの樹木さんでも、ここまで邪魔されたらもう、我慢できない!」
「はぁ?」
伊川は、怒りで震えていた。

「樹木さん!」
「はい。なんでしょう。」
やばい、少しふざけてしまった。

「これ以上私達に関わるなら、今度のターゲットは、樹木さんですよ!」
「いいけど。」
俺は即答。
思いがけない俺の答えに、驚くいじめグループ。

そしてさっきよりも震えが増した伊川は
「美柚・・・・・・あんたのせいよ・・・。あんたのせいで・・・っ・
 私が樹木さんに嫌われることになったのよ。あんたのせいで・・・。」
伊川は今にも爆発しそうになっていた。

そして、伊川は近くに積んであったテニスボールを手に取り、柚の顔面に向かって
思いっきり投げた。

「パシッ!」

倉庫にその音が響きわたった。俺は手を伸ばし、柚の顔面に飛んできたボールをキャッチしていた。
遅いなぁ。60`出てねぇよ。
心の中で呟いた。

伊川は顔を真っ赤にして、食いしばっていた。
そして、ガラッと大きな音を立てて倉庫の扉を開け、出て行った。

残りの女子はしばらく、黙って見ていたが、
「樹木さん気をつけてください。」
「ごめんなさい、樹木さん。」
「樹木さんが悪いわけじゃないです。」
と、一声ずつかけて、倉庫を出て行った。

31:ヒヨドリ:2013/01/27(日) 23:44 ID:QdU

なまぬるいいじめ小説だと思った方、
これからたぶん、ハードないじめになると思います。

樹木にはあまり通用しないと思いますが・・・・(汗)

32:麗愛:2013/01/28(月) 20:08 ID:RNw

樹木って、本当に男みたいっ!

即答ってw
てか、リーダーくんゎ樹木のこと好きなのかな?
まぁ、女×女かぁー

33:ヒヨドリ:2013/01/28(月) 20:58 ID:QdU

ん〜〜。普通だと思います。嫌いではないんでしょうね(・・)
あまりにも邪魔されるから、もうたえられなくなったんでしょう。

返答ありがとうございます。<<麗愛様!

いやー。私、野球好きなんですよ。一応♀ですがWW

34:ヒヨドリ:2013/01/28(月) 21:55 ID:QdU

どうしよう・・・。私のせいで樹木さんが次のターゲットに・・・・・・!
「ごめんなさい!樹木さん。」
私は深く頭を下げた。

「・・・えっ?」
樹木さんは、なぜかびっくりしていた。

「私のせいで・・・今度のターゲットが樹木さんになってしまって・・・
 ごめんなさい!」
樹木さんは黙っていた。どんな顔してるんだろうと思い、顔を上げたら・・・

少しだけ、ムッとしていた。というか、なんとなくムッとしているように
見えた。
そして、1つ、小さなため息をついた。

「おい、いいか柚?もう謝るな。俺、謝られるの好きじゃない。」
「あ、はい。ごめんなさ・・・じゃなくて・・・えっとー。」

樹木さんは苦笑いした。そんなにおかしい?私。
そして、すぐ真顔になって、こう言った。

「柚、これからの俺の予想だと、伊川達は柚に俺をいじめるように指示するだろう。よく、漫画とかにあるだろ?
 だけど、この時絶対に断わちゃだめだ。」
え?そんな・・・。
「え?!どうしてですか?」
「そしたら、ターゲットが柚に戻るかもしれないからだ。」

す・・・すごい読み。どこまで感がいいの?
「でも、そしたら樹木さんが・・・。」
「俺があんなんに負けるとでも?」

わぁぁぁ!樹木さんかっこいいけど怖い!
「い・・・いいえ。」
「一応言っておくが、柚が俺をいじめた場合、どんな状況でも俺と、柚は敵同士だ。 
 だから俺は、反撃するかもしれない。そこだけは覚えてろよ。」

「・・・はい。」
私がいじめグループに加わったら、敵同士・・・。
恩をあだで返すようなものだ。

だけど、私、いじめられたくない・・・。

私は、自分でも分かるくらい不安な表情を顔に出しただろう。樹木さんは気づいたのか、

「大丈夫、嫌いになんかなんねぇよ。」

と、言って優しく私の頭をたたいた。
私より、5pほど背が高い樹木さんがとっても大人に見えた。

35:ヒヨドリ:2013/01/29(火) 21:54 ID:QdU

次の日教室に着くと、予想通り伊川さんたちが私を囲んだ。

「ねぇ、美柚、いいこと教えてあげる。」
伊川さんが少しにやつきながら、話しかけてきた。
「・・・え?」

伊川さんはもっとにやつきながら、
「今日の昼休みに樹木をいじめる手伝いをしてほしいの。」
「・・・・・・!?」
「ちゃんと手伝えたら、私たちのグループに入っていいわ。どう?」

樹木さんをいじめる? 
あ、これ樹木さんが予想してたのと同じ・・・。
私は、断っちゃ駄目だと言われている。

けどー・・・
断りたくない。だけど、いじめられたくない。
「私ー・・・。」

「どうなのよ?」


「・・・・・・はい。手伝います。」
「あははっ!いいわ、決まりね!ちゃんと手伝いなさいね!」
「・・・・・・はい。」

言っちゃった。これで、いいんだよね?

いじめグループは教室に戻った。

いいのかな・・・。
私の目から、涙が零れ落ちていた。



昼休み。

「ねぇ、美柚そろそろ行こうよ。桜が呼んでる。」
山本さんが、話かけてきた。他に、2人ほど。
いやになれなれしく腕をつかんできた。
振りほどけないし・・・・・・。いやだけど。

「はい。」
少し笑ったふりをして、立ち上がる。


はなれのトイレに来た。
何するつもりだろう。

私はあたりを見回す。いじめるような道具はない。
一体、何を考えてるんだろう。

キイッ・・・

ドアを開けて、今、伊川さんが入って来た。
そして、ニッコリ笑うと
「ちょっといいかな?」

そういって、私の腕をつかんだ。
あれ、待ってたんじゃないの?

そしてトイレの角に私をつれてきてこう言った。
「私、正直樹木さんは嫌いじゃないの。」
「え・・・?」

バンッ!

「痛っ!」

私はトイレの個室の中に突き飛ばされた。
そして、勢いよくドアが閉まり、外側から鍵をかけられた。

私は必死に出ようとしたが、頭を強く打ったせいか、体に思うように
力が入らない。

「あははっ!あんたにはそれがお似合いね!ははっ!」

みんなが笑ってる。さっき優しくしてくれたのも

演技だったんだ。


キイッ・・・

再び、ドアが開く音がした。

36:ヒヨドリ:2013/01/29(火) 22:05 ID:QdU




※樹木目線に切り替えます※

「あ、来たね。樹木さん」
おいおい、呼び出しといてそれはないだろ。

「なんだよ、こんなとこに呼び出しやがって。」
「ふふ・・・。それにはちゃんと訳があるのよ・・・・・・。」

「なんだよ」

「実はねぇ、あそこのトイレに美柚を入れといたの」
「はぁ?」

「樹木さん、悪いけどあなたがここで謝って、もうここで美柚いじめの
 邪魔をしないって誓わないと、あなたも同じ目に合うわよ。」
伊川は仲間に合図した。

仲間こと山本たちは水の入ったバケツを、3人がかりで一番奥の個室に投げ込んだ。

ばしゃっ!  カランッ・・・

「・・・うっ。」
柚の声だ・・・・・・!

「な・・・おまえらなにしてんだよ!」
「あなたも、同じ目に合うわよ!今のうちに謝っといた方がいいんじゃない?」

やばい、やばいそ。今すぐ伊川を殴ってしまいたくなる。
この野郎・・・・!

「ふざけんな!」
俺は、いつもより鋭く伊川を睨みつけた。
伊川は一歩あとさずりした。

「やっていいことと、悪いことがあるだろ。」
それは、自分でもびっくりするほど低い声だった。

「な・・・・・・何を言ってんのよ。じ・・・邪魔したのは
 そっちでしょ?」
「あぁ?マジでお前ら言ってんのか?」

伊川が、あんたらも何か言いなさいよ、と言うように山本達の目を見るが、
山本達は、目を反らしている。

伊川は顔が真っ赤になった。
「樹木・・・・!」
「『樹木・・・・』じゃねーよ!柚はどうすんだよ!早くドアを開けろ!」
とうとう伊川がきれた。
「うるさいわね!柚、柚、柚、って!あんたは何も知らないでしょ!」

これ、あんま使いたくなかったんだけど。
「美柚は私にとって、悪魔なの!」
俺は、ポケットからボールを取り出す。

そして、構えた。
「なによ!そんなのどうせ脅しでしょ!ドアなんか開けないわよ!?
 野球なんか、腰抜けのスポーツよ!当てたらもっと美柚をいじめてや・・・」

バキっ・・・・!!

俺の球は伊川の2p横を通り、壁に激突。

「な・・・っ。」

「この、100キロの速度の球投げれるやつも腰抜けか?」


伊川は泣き出し、
「ごめんなさい!」

と言って、はなれのトイレを出た。

37:ヒヨドリ:2013/01/29(火) 23:21 ID:QdU

これ、あんま使いたくなかったんだけど。
「美柚は私にとって、悪魔なの!」
俺は、ポケットからボールを取り出す。

すみませんがこの、
「美柚は私にとって、悪魔なの!」
というセリフ、樹木が言ったように一瞬見えてしまいますが、
伊川が言ったセリフです。
まぎらわしくて、ごめんなさい。

さてさて、ヒヨドリはみなさんからのアドバイスを待っています。
「評価版の人に言ってアドバイスもらえ!」
という感じなのですが、こんな不十分では、注意のしどころが
多すぎて評価する人が大変です。 なので、みなさま、私の質問に対して、意見があったり、アドバイスがあった
人は、ぜひ、書き込みお願いします!

1、なぜか「かいこう」がうまくいかない。
2、いじめ小説の気がしない。
3、やはり野球だとあんまり人気が無いので人の気が引けないのか。

です。     アドバイスお願いします。

38:ヒヨドリ:2013/01/30(水) 18:16 ID:QdU

あれ、待てよ?
合鍵持っていったよな?あいつ。

そうだ、柚!

「おい!柚?聞こえるか柚?!」
俺は一番奥の個室を叩く。

声がしない。 柚・・・?

「なあ!お前ら合鍵持ってねぇか?!」
呆然とこっちを見ている山本達を見た。

「も・・・・・・持ってないです。」

じゃあ、どうするんだよ!
ここで用務員を呼んだら面倒なことになるし・・・

ガチャガチャッ

くそぉ。どんなに叩いても開かねぇじゃん!
「おい!大丈夫か?返事しろ。返事するんだ柚!」

上を向いた。2メートルほど登れば入れる。
この鍵かけるところを踏み台にして・・・

ぐっと手に力を入れる。
柚・・・・・・・!

一応楽々登れた。だが、中を覗いたら柚がうずくまっているのが見えた。
「柚!」

俺はすばやく着地して、鍵を開ける。
「柚?聞こえるか?」
柚は返事が無い。ただ、苦しそうな息をしているだけだ。
柚の頭から血が出ていた。

俺は柚をおぶった。 保健室まで思い切り走った。


保健室に着くと、先生が救急車を呼んだ。
そんなに深い傷だったのか。


「樹木、お前が何か関係してるのか?」
「関係してるかといえば、関係してます。」
「何をしたんだ。」
担任のメタボが柚が運ばれた後、俺に聞いてきた。

ここで、あの出来事を言った方がいいのか。
俺は決心した。

「実はー・・・・・・」

その後、放送が流れた。
内容は、伊川、山本を至急生徒指導室に来なさいとの事だった。

柚は無事なのか。不安が横切る。
もっと早く、助けていれば、良かったんだ。
もっと早くー・・・・・・

「樹木。」
「・・・有美。」

有美は、俺を無理やり屋上に引っ張っていった。
「大丈夫?どうしたん。」
「え。」
「美柚ちゃんどうしたの?伊川さん達が何かしたの?」
俺は下を向いた。言う言葉が分からなかった。

「うん。俺のせい。」

ん?待てよ?
なんか俺、静かじゃね? 柚が伊川達にいじめられて、さっきまでイライラしてたのに。
なんか、そう思うと・・・。

「なんか、いつもの樹木じゃない。」
有美が少し悲しそうに言う。

「・・・・・・有美。」
「何?」
「俺、今から柚のいる病院に行く。」

有美はびっくりした顔つきで、
「はぁ?」
と言った。

俺はすぐさま走り出した。

39:ヒヨドリ:2013/01/30(水) 23:08 ID:QdU

見つかってはいけない階段を12段まとめてジャンプ!

ダァン!

すごい音が響く。周りのやつが一斉にこっちを見た。

「・・・樹木さん?」
俺のことを知っている俺の知らない誰かが、言った。


やっぱ俺は、こうじゃないと。

俺はその階の自分の教室へともうダッシュ!
ジャージを取り、トイレへ。
ちゃっちゃと着替え、制服を、適当に鞄に入れる。

教室に戻り、ロッカーにそれを入れ、ジャージ姿で下にいる、メタボ担任に、
「先生、今日早退します!」
と、3階から呼びかけた。
「な・・・何?理由を述べー・・・」

悪ぃな、メタボ。お前に構ってる暇はねぇ。

俺は階段を飛ぶように降りた。自分が風になったようだ。

すぐに、校門まで来た。先生たちは気づいてないらしい。
よし!

俺は校門をよじ登り、うまく着地。
確か、柚の言った病院は・・・・・・

確か、俺も行ったことのある病院だ。
往復10キロ程度だったと思う。

「楽勝・・・。」
口に出して言ってみた。

道に迷わないように一応ケータイは、ポケットに入ってる。
大丈夫、着ける。間に合うか心配だが、とにかく走ろう。

柚、ごめんな。今行くから
そう心の中で呟いてたかもしれない。


「・・・ハァッ!」
もうそろそろ、という所で息が切れてきた。
病院はもうすぐそこ。こんなに一生懸命走ったの初めてかもな。

「はっ・・・はっ・・・はっ。」
総合病院セノウ。

うん、間違いない。ここだ。
俺は、入り口に入る。入ったとたん、警備員に
「君、学生だよね?」
と、言われた。

俺は完全無視。 近くにいた、看護婦さんに聞いてみた。
「先程、ここに早川美柚さんが運ばれたそうなんですが、今どこにいますか?」
一応丁寧に聞いておいた。

そしたら案内してくれた。集中治療室にいるらしい。
俺は待った。その辺のソファーに腰かけ、ケータイを取り出す。

あ、メールが来てる。有美からだ

_____樹木_______________

今、何処にいんのよ!
もう! 本当に今、総合病院セノウにいるの?

というか、着いた? まぁ、樹木の足なら着いて
るだろうけど。
で、美柚ちゃん大丈夫なの?
私から先生に何か伝える事ある?
美柚ちゃん、平気そうだったら、すぐ帰って
来るんだよ!
______________________


「そうだ・・・」
やっとここまで来たとこで、自分が何をしてしまったのか・・・・・
でも、『早退』って形にしたし、悪くないよなぁ・・・。

いいんだ、今は俺、柚を待ってるんだ。柚が来るまでずっとここにいてやるさ!

集中治療室から医師が出てきた。

結果は?柚は?

40:ヒヨドリ:2013/01/31(木) 23:55 ID:QdU




「ん・・・・・・?」
柚が目を開けた。
「おう。俺だ、樹木だ。分かるか?」
「ひゃあ!」
柚は突然顔を赤くした。

「なんだよ」
「いっ、いやあの。樹木さんに寝顔見られてたなんて・・・。」
そういう問題かよ。

「俺くわしく聞いてないけど、けっこう縫ったらしいな。
 痛くないのか?」
柚は体を起こす。
「そんなに、痛みません。」

ふと、柚が辺りを見回す。
「あれ、お前家族は?」
「あ・・・今いないですね・・・・・・。」
「何処にいんだよ。」
う〜んと柚はうなっていた。

「何処でしょうね。私置いて、昔家出っていったので・・・」
「じゃあ、保護者誰なん。」
「兄が一人と、おばあちゃん、おじいちゃんかな。」

へぇ。柚にも、兄ちゃんいるんだ。
「そういえば、樹木さんの家族構成は・・・・・・?」
「兄、母、父、妹だった。」
短く答えた。教える理由などないから。

柚は反応した。
「『だった』って、どういうことですか?」
「・・・教えなくちゃ駄目か?」
「あ・・・ごめんなさい!」

「いや、別にいいけど。」


俺の兄ちゃんは、昔行方不明になった。
野球をやっていたが、肘を壊してしまい野球をやめた。
そんな時、親が兄ちゃんに当たった。
兄は激怒し、家を出たきり行方不明だ。

俺が9歳で、兄が16歳の時だった。

「俺が野球やってんのなんでか知ってるか?」
不思議と柚には話せる気がした。
「いえ・・・。」

ふっと俺は息を吸う。
「兄ちゃんが昔、家出て行ってさ、ま 野球のせいなんだけど。」
「え?!」
柚は思ったよりも、びっくりしていた。

「兄ちゃんは、肘壊してさ。すごく悩んでたのに、そこで親が兄ちゃんに当たってよ。」
「・・・・・・ひどいですね」

「ボールが兄ちゃんの人生をめちゃくちゃにしたんだよ。」

「なのに、樹木さんは野球を?」
「だからこそだよ。」
俺は、柚に笑ってみせた。

「兄ちゃんはボールに操られたようなもんだろ?
 だから、俺がボールを操るんだ。」

「完璧に。」
俺は、遠くを見た。夕日が沈もうとしていた。

「そうなんですか。かっこいいです、樹木さん。」
「なんだぁ?」
「樹木さんのお兄さんの名前は?」

俺の兄・・・・・・
「信道(しんどう)。芸名みたいだろ?」

柚は、目を大きくした。
「しんどう・・・・・・?」
「・・・え?」

「あ!いえ、なんかかっこいい名前だと思って。」
「本当か?」
「あ・・・・・・もちろん・・・」

コンコン

ドアをノックする音が聞こえた。
「早川さん、保護者の方です。」
「あ、はぁい!」

カラカラと音がして、振り向くと柚の保護者らしき人がいる。
「なんじゃ、柚大丈夫そうじゃの。」
「そうですね、安心しました。」

おばさんらしき人が、俺をのぞきこむ。・・・なるほど。
俺はすばやくイスから立ち、頭を下げる。

「始めまして。篠山樹木といいます。美柚さんの友達です。」

顔を上げる。おばあさんは感心したようにこっちを向いている。
「久しぶりだねぇ。こんなに礼儀正しい子は。ねぇ、じいさん。」
「おお、そうじゃな。正のようだ。」

正? あ、柚の兄ちゃんか。
「まぁ、いいわ。こんなにいい子が近くにいるなら、安心だわ。」
「そうじゃな。安心だ。さて、帰るか。」

はい?もう帰るんですかい?早すぎねぇか?

「そんな、おじいちゃんおばあちゃん。もうちょっといてよ!」
「大丈夫治療費はちゃんと、払っとくわ。さてじいさん行きましょ。」

カラカラと音がして、ドアが閉まった。
柚、お前の家族関係ってどうなってるんだよ。

あんなの家族っていうのか?

「うちのおばあちゃん達、いつもああなんです。」
「あれは、家族と言えるのか?」

柚はしばらく黙ってしまった。

「柚は、家族だと思ってんのかよ。」
「・・・・・・・・・」
だから、いじめられても相談出来ないのか。


「家族は、家族でしょう?血がつながっていれば。
 そう、思いませんか?樹木さん」

柚はこっちに視線をまっすぐに向けた。

41:麗愛:2013/02/01(金) 17:51 ID:RNw

血が繋がってれば、家族。
血が繋がってなければ、家族じゃないの?

↑悲しい(;•_•;)

42:ヒヨドリ:2013/02/02(土) 01:05 ID:QdU

麗愛さん! 書き込みありがとうございます!
最近書き込みがなくて、悲しかったです。(__)

その答えは、小説の中に出てきます。(^^)
はぁぁぁ。明るい小説にしようと思ったのに、だんだん暗くなっていく・・・

43:麗愛:2013/02/02(土) 13:58 ID:RNw

題名からして暗いイメージあるよぉ?
「私の友達と恋物語」「紳士と宿命」
この2つ、あたし書いてるの!
良かったら、来てっ☆

血縁関係って複雑っ(>_<)
小説がんばって!!

44:ヒヨドリ:2013/02/02(土) 23:54 ID:QdU

麗愛さん、ありがとうございます!頑張ります!



そんなに、まっすぐこっちを向かれても・・・
「個人的な意見として、」
「・・・はい。」
俺はふっと一呼吸。

「血が繋がってるだの、繋がってないだの、関係無いんじゃないか?
 家族かどうかは、お互いが思い合ってるかどうかだろ。」

「お互いが・・・・・・。」

柚が少し悲しそうな顔をして、うつむく。

「そんなに暗い顔すんな。来週には学校来れるだろ?」
「・・・はい。」
「とにかく、今日は休め。俺はそろそろ帰る。」

俺は柚に背を向ける。少しチラッと柚の方を見たが、そんなには落ち込んでないらしい。
「あ、樹木さんここまでどうやって来たんですか?」
思い出したかの様に柚が聞いてきた。

「走って。」
短く答えると、柚はびっくりした顔になっていた。

少し笑って、じゃあなって俺は言った。
「気を付けてください。」
柚が答える。


「ただいまー」
俺が家のドアを開けた瞬間、何かが俺に突進してきた!そして、俺は押し倒される!
「うわぁ!な、なんだよ有美!ここは俺の家だぞ?」
有美はへっへっへ、と奇妙な笑い声をたてた。

「学校抜け出して、なにやってんのよ樹木!お仕置きだ!」
「やめろよ!おい、けっこうキモイぞ!触るな!!!!うわぁぁぁ!」
女子に触られるのはいい気がしない!
コチョコチョでも!

「誰が、あんたの担任メタボに頭下げて見逃してもらえるようにしてもらった
 と思ってんの?この・・・・・・」

コチョコチョをしようとした手を、すばやくキャッチ!
「ストップ!何が目当てで押し倒すんだよ!俺は女子に触られるのは
 拒否!拒否だから!」
言った後に有美が、珍しい物を見るような目で言った。
「女子に・・・?」
「?」
「ふーん。樹木は男子に触られるのはいーんだ?」
「!?」
ヤバイ、言った後で後悔!違うってそういう意味は無い!

「男は論外!」


・・・・疲れた。ジャージで良かったよ。HAHAまじで。
なんで有美は俺をいじめるんだよ。
やっと、俺から離れてくれた、有美に問いかける。

「どうかしたのか?」

俺の家なのに関わらず、ソファーに寝転がる。ま、いいけど。

「う〜ん。樹木が美柚ちゃんにばっか構ってるから、嫉妬☆」
「はぁ?」
「だってさ、樹木みたいに男前で、美男子な人がサ、一人の女の子にばっかり
 構ってたらさ、誰だって文句言いたくなるわ。」

はい?なんですかそれ。君の家には女子がキャーキャー騒ぐ(俺にはさっぱり分からないけど)
青がいるだろ?

「男みたいなのは自分でも認めるが・・・。」

「っていうか、美柚ちゃんは?どうだった?」
有美はソファーにあぐらをかいて座った。
「少し縫ったみたいだけど、大丈夫だと思う。」

俺はジャージを洗濯機に放り込む。
大丈夫なのかと、今考える。俺にも責任はあるから。

「樹木、真面目な話、明日犯人扱いされるかもだから、気をつけてね。」
「どういうこと?」

「伊川さんが、素直に罪を認めると思う?」
「・・・・・・さぁ。」
伊川が罪を認めることなど想像できない・・・が、山本達はどうだろう。

「とにかく、明日気を付けてね。私はいつも見方だからね。ダーリン☆」
「うん。最後の一言余計。」
「ははっ、じゃぁね!」

有美は玄関のドアを開け、ふつうに出て行った。

あれ?あいつは?
あいつ→俺の妹、香り(かおり)現在小2

おかしいな、もう7時なのに帰ってないのか?
俺は階段を登る。俺の部屋から声がした。
「おい、香りー・・・・」

ドアを開けると、そこには青がいた。
「よお、樹木!」
「あ、おねえちゃん!おかえり〜」

おいおい、人の家に上がりこんで・・・・・・
「青、今日部活は?」
「一応あったけど、いつもより短かった。」

俺は荒く鞄を放り投げる。

「なぁ、樹木。結局アレどうなったんだ?」

「美柚の事?大丈・・・・・・」
いじめられて、怪我して、救急車で運ばれて・・・・それでも大丈夫なわけないよな。

「よく分からない。一応来週には、学校来れるみたいだけど。」
「次は、お前が危険だぞ。」
青と視線がぶつかる。

「・・・分かってるよ。」

うん。なんとなくだけど、予想してる。なんとなく・・・

45:服部謙介:2013/02/02(土) 23:57 ID:aTQ

服部謙介
1月30日生まれ
22歳

46:ヒヨドリ:2013/02/03(日) 21:50 ID:QdU

・・・どなた・・・?ですかね・・・・・・。
ためし打ちですかね・・・・?
それと、本当の名前じゃないですよね?・・・・・・。

一応、書き続けますね。。。

47:ヒヨドリ:2013/02/03(日) 23:30 ID:QdU



俺は分かってるつもりだ。

でも、なんで俺がいじめられなきゃいけねぇんだ。

俺の手に力が入る。いじめグループとやらを、握り潰してやりたい。
いじめをこの世から消せたら・・・。
そんな思いが頭を横切る。

「お前一人で抱え込むな。」
いきなりの青からかけられた言葉。


「・・・・・・・。」
俺はどういう意味だと言おうと思い青を見た。だが不思議と言葉が出ない。

「苦しい時は言ってくれ。お前も女なんだから。俺が守る。」
真面目な青の視線。冗談を言っているようには見えなかった。

ふつうの女子なら、ここでドキッとすると思うんが、俺には何の感情も無い。
むしろ、少しイラついたのかもしれない。

俺はさっき有美にやられたテクニックですばやく青をベットに押し倒し、手をつかんだ。
「俺は守ってほしくなんかない!」
青の、このびっくりした表情。今まで見たことが無い。

「なんだよ、じゅっ・・・・」
「こんなことで、お前を巻き込めるかよ!ふざけんな、冗談じゃない!」
最初は、すぐにおさまるいじめだと思ってた。
こんないじめでも止められない、自分が憎い。

悔しい。

「俺はそんなのに巻き込まれるほどアホか?!」
青が俺に言い返す。

「アホなんて一言もいってないだろ!それに・・・守ってほしいなんて・・・・・・!」
「そういう意味じゃない!」
青が強く否定する。

「じゃあどういう意味・・・」
「わ〜。お姉ちゃんと青くん、キモ〜イ!」
なんと、俺の妹が信じられない言葉を・・・・!

「・・・・・なっ!」
やばい、顔が赤く・・・・・・!
「おい!香り、どこでそんなこと覚えた!」
俺は、高速でベットから離れる。

48:ヒヨドリ:2013/02/03(日) 23:51 ID:QdU

49:ヒヨドリ:2013/02/03(日) 23:52 ID:QdU

試しです!すみません!

50:ヒヨドリ:2013/02/04(月) 17:09 ID:QdU



「はぁぁ。香り、隣の部屋に行け。」
「・・・分かった。ごゆっくり、フフ!」

香りはにやけながら部屋を出る。なんなんだ、あの生意気さは!

香りのいなくなった部屋はなんとなく静かな気がした。
ふぅ。まぁ、いい。気を取り直して、

「んで、『そういう意味じゃない』ってどういう事?」
「・・・だから、お前はいつもひとりで抱え込むだろ?だから、少しは俺に頼れってこと。」
「キモイ!」

「一人で解決しようとするのは、樹木のいいところでもあるけどな、
 悪いところでもあるんだよ。」

・・・・・そうなのか・・・。
確かに、青が手を貸してくれるなら頼んだ方がいいのか・・・?
一人で解決するよりも、早く解決する方がいいのかもしれない。

・・・・・・そうだ。

「・・・青」
「ん?」
「協力してほしい。あのさ・・・・・・」

51:ヒヨドリ:2013/02/04(月) 20:59 ID:QdU



次の日。


「はよ、有美と青。」
「おはよぉ。樹木ぅ・・・。」
有美はまた眠たそうだ。

「青!」
「んぁ?」
こいつもか!
「アレ!やっといてな。」

「OK!」


教室に着くと、予想通りクラスメイトがこっちを向き、ヒソヒソ話し出した。
・・・・・やっぱり、伊川達は罪を認めなかったのか。

「いくら地味だからって、早川さんを怪我させるなんで、最低。」
「どういう神経してんの?いくら樹木さんでも許せないよね。」

なるほど、女子は全員的確定。
「おい、樹木。」

振り向くとクラスの男子が数人いた。
「・・・何?」
「お前・・・・・早川に怪我させてないよな?」
「青が違うって言ってるから信じてんだけど。」

「あのさ、男子たち。よく考えてくれよ・・・。」
俺は、あらかじめ用意していた納得させる言葉を口にする。

「俺が、野球好きなの知ってんだろ?」

「あぁ。」
「そんなの、誰でもしってるさ。」
「もちろん。」

口々に男子が答える。

「これから、試合とか大会とかたくさん控えてる俺が、こんなことすると思ったか?」
男子は顔を見合わせる。

そして、『たしかに・・・』と、うなずく。
「お前ら、信じてくれるか?」

「・・・・・・・・俺らは、樹木を信じる!なっ?お前ら!」
青が一声かける。

「おうっ!」


・・・・・ひとまず、良かった。男子は見方になってくれるみたいだ。
だが、肝心の女子は、まだヒソヒソ話してる。

俺は席についた。青からのVサイン。
よし、大丈夫。まだ負けたわけじゃない。

女子からの視線はうざいくらいの物だった。
あちこちから視線が俺に集中する。

俺は鋭い目で睨み返す。さすがに女子は視線を反らした。
「樹木さん。」
後ろから声をかけられた。
振り向くと、伊川がいた。

「・・・なんだよおばはん。」
「・・・樹木さんが人に罪をなすりつける人だなんて思わなかった。」
・・・・・・・下手な芝居。

「伊川さん、あなたが・・・あなたが嘘をつく人だなんて
 信じられないわ。なんつって。」
俺は言い返してやった。

動揺する伊川。さて、これからどうなるんだろう、俺。

「悪いけど、みんな来てくれる?」
伊川が女子に呼びかけた。

女子が俺の机を囲む。なんだぁ?
「あのさぁ、樹木さん・・・」

「席つけー!HR始めるぞー!」

「・・・・・・・。」
ここでか・・・・・・。

52:ヒヨドリ:2013/02/04(月) 21:01 ID:QdU

あ、敵って言う字間違えた。
『女子は全員敵確定。』

です。

53:ヒヨドリ:2013/02/04(月) 21:23 ID:QdU


ここで、メタボ先生のお話です。はは・・・。

「あー。昨日の事だが・・・・・・。篠山、立て!」
はい?いきなり俺ですか?

「・・・はい。」
「お前、昨日なんで逃げて帰った?」
「逃げてませんよ。昨日言いましたよね?早退するって。」
・・・・・・いきなり質問攻めですかい。悪趣味が!

「なぜ、帰ったんだ。」
「美柚さんのいる病院に行ったからです。」
「・・・・・それは本当か?」
「病院に連絡したらどうですか。俺が昨日行ったか、行ってないか。」

メタボ・・・・・まじで俺を疑っていやがる!

「伊川、立ちなさい。」
「あ、はいっ!」
「お前は昨日、樹木が倉庫に隠れるところを見たんだよな?」
「あ、はい・・・。山本さん達と一緒に・・・・・。
 それに、私本当にいじめてないんです!信じてくださ・・・・・っ。」

あぁ、伊川が嘘泣きしだした。
「樹木、本当の事を言いなさい!」
「俺は本当のことしか言ってません。」
「伊川が泣いてるんだぞ!謝れ!今すぐ謝るんだ!」

やばい、やばいぞ。怒り10000まで来てしまった。

「はぁぁ?おい、くそ禿げ女たらし独身メタボ、マジで言ってるのか?
 何も知らないくせに口出してんじゃねーよ!」

「な・・・・・・っ!教師に向かってそれはなんだ!」
クラス中が大爆笑になってしまった。

「はぁ?教師ぃ?お前が教師かよ、生徒の意見も聞かずに謝れだって?笑わせんな!」
「笹山ぁぁぁ!」
「なんだよ、くそ禿げぇぇぇ!」



「生徒指導室に来い!」
「おう!行ってやるよ!どうどうと話しつけようじゃねぇか!」

・・・・・俺はもはや女じゃなくなっている。


チラッと青見た。・・・・・・爆笑中。役に立たない・・・・。

54:麗愛:2013/02/04(月) 21:23 ID:RNw

伊川ぁーーー!!

55:麗愛:2013/02/04(月) 23:12 ID:RNw

同時に投稿ww
樹木かっけぇー

56:ヒヨドリ:2013/02/04(月) 23:17 ID:QdU



。・・・生徒指導室・・・。

「篠山、まず言葉使い気をつけろ。」
「了解。」

「お前は本当にやってないんだな?」
「何回言ったらいいんですか。やってませんて。」

メタボが正面に座ってる。あぁ、なんか臭い。

「伊川達がいじめてるのか?」
「前からいじめてましたよ。俺が最初に見たのはトイレででした。
 俺が体操着に一人だけ着替えてた時ありましたよね?覚えてます?」
「・・・・・あぁ、あの時か。この学校で部活してないのに、なんで体操着なのかとか
 思ったっけ・・・・・・。」

曖昧。

「その時、制服に水かけられてたんですよ、俺。」
「な・・・・・・っ、なんだと?」

______________________________________


ほおぉぉ。やっとメタボさんとの討論が終わりました。
今は1時間目の真っ最中で、伊川が生徒指導室で話している。俺は自習の時間、数学のワークを
解いているふりをしながら、作戦を考えていた。

どうしたら、伊川達を黙らせられるか。

10分後、伊川が不機嫌そうな表情で、教室に戻って来た。
どうなんだ。
伊川の顔を見るが・・・・・・分からない。

伊川が席についた。おいおい、どうなんだ?

「では、授業を始める。教科書のー・・・・・」

え?まさかのメタボさん、あの話放棄ですか?
おい!




昼休みになっちまった。さて、有美の所に行きますか。

「ねぇ、樹木さん。ちょっと来てくれない?」
いきなりの、伊川からのおさそい。

青に目線で合図。
青はこくんとうなずく。よし、準備は整った。

「なんだよ。」
「体育館倉庫に行くから、来て。」

来たよ。体育館倉庫!いじめの定番!・・・・・ってはしゃいでる場合じゃねぇよな。

「・・・・・・・分かったよ。」


俺が青に昨日頼んだこと。それは、カメラを持ってきて、俺がいじめられてるところを、
ムービー撮影すること。(俺はやられるつもりないが)
もう1つは、青の仲間に俺が犯人ではないことを伝えること。
そんだけ。


少し歩いた。
あの時、柚にむけて投げてきたテニスボールを思い出す。


色々考えてるうちに、倉庫に着いた。
青の姿が見当たらないんだが、どこに行ったんだろう。

「樹木さん、とうとう私を本気で怒らせたわね。」
と、伊川。
今まで本気じゃなかったんですか。

周りには、10数人ほどの女子。さすがに厳しい。
「私を怒らせるとどうなるか分かってるわよねぇ。」

「ゴジラになって町中荒らすのか?」


「・・・・・・・。調子に乗るのもここまでよ。」
「いや、調子に乗ってんのは、お前だろ。」
伊川を睨む。

ふうっ、と伊川が息を吐く。
「あなたのお望み通り、美油はターゲットから外させてもらうわ。」
「ふうん、んでその代わり、俺をいじめるおつもりで?」
「フフ、そういうことになるわね。」

このやろ・・・・っ!

「行くわよ、絶対私たちに逆らったこと、後悔させてやる!」

57:ヒヨドリ:2013/02/04(月) 23:21 ID:QdU

ほんとだ!同時に投稿してる!ww

書き込みありがとう!(^0^)
樹木はヒヨドリのあこがれのキャラです・・・・・・口悪いけど・・・・(汗)

58:ヒヨドリ:2013/02/05(火) 00:40 ID:QdU




「・・・・・面白い、やってみろよ。」
俺はにやっと笑った。

後ろから気配がした。すばやく避けると、さっきまでいた場所に大量の水が。
「な、なんで気づくのよ!」
「はは、ピッチャーだったものでねぇ、後ろの気配はすぐに感じ取れるのだよ。」
俺は舌を出した。

「そいつをとっ捕まえて!」
伊川が命令した。俺の腕が捕まれる。
しまった

次の瞬間、俺の腹にストレートパンチ!
「・・・・・うっ・・・・・・・ってこの位で俺がダウンするわけ・・・・」
捕まれていた手をふりほどき、相手の腕をつかみ、思いっきりひねる!
「ねーだろ!」

「キャッ!」
「痛っ!」

まずは、2人、倒れた。一応ここまでにしておこう。

後の数人を壁によけた。

「おい、イカワゴジラ。やるなら一発勝負とするか?」
伊川はさすがに顔が青ざめていた。
「それとも、降参か?」

俺は腕を組み、伊川を見下ろす。

伊川の目からは涙が出ていた。

「・・・・・・っ、ごめんなさい。」
すすり泣く声は、体育館倉庫中に広がった。

59:ヒヨドリ:2013/02/05(火) 01:12 ID:QdU



「青、もういいから出て来い。」
俺は青を呼ぶ。

「ほい、一応撮ったけどいらないよな?」
青が、ドアの影から出てくる。

「・・・・・・青さん!」
「なんで青さんがここに・・・?」
数人の女子が顔を赤くして青の方を見た。

青は泣いている伊川の前にしゃがみ、カメラを置く。
「これ、このムービー。もういじめやんねぇって誓えるなら
 消していいぞ。」


「・・・・・・・・・っ、ごめんなさい。もうやりません。」

そして、伊川はカメラのムービー消去ボタンを押した。



休み明けの月曜日、柚が久しぶりに登校した。

「樹木さんもいいですか?」
いつもとは表情が違う伊川に、柚と一緒に教室の前に呼ばれた。

クラスの女子もいる。

伊川は床に手を付け、こう言った。
「美柚ちゃん、ごめんね?私嫉妬してたの。美柚ちゃんがあまりにも勉強
 出来るから・・・・・。ごめんね、許してもらえなくたっていい、
 謝らせて・・・・・。」

柚は少しびっくりしていたが、すぐに柔らかい表情になり、
「顔をあげて?」
と言った。

伊川が顔を上げる。柚は笑顔で
「もう、いいわ。そんなこと忘れる。だから友達になってもいいかな。」
と、言う。天使のような軟らかい表情だった。

「ごめんなさい、美柚ちゃん!」
「もうあんなこと、絶対しないから!」
女子も口々に言葉を発する。

良かった。

「樹木さん、ありがとう。」
伊川が俺に言ったときの顔は、優しい笑みだった。

「お礼言われるような事はしてねぇ。・・・・が、まぁ、よろしくってことで。」
伊川の手を握る。
クラスからの大歓声。
    
    

いじめは止まらないかって? いいや、止まる。  自分から止めればいい。

色んなことを学んだ中学生の春だった。

60:ヒヨドリ:2013/02/05(火) 01:18 ID:QdU

ふうぅ。いきなり終わったって感じでしたが、これは第一章ということで!
完結しました〜!

さて、次は中1の夏からの話になります。おそらく!
では、感想やアドバイス、これからもよろしくです〜〜!

ではでは、 第二章 〜先輩と後輩、チャラ男とスポーツマン〜

です!長い題名ですが・・・・・・。

主人公はもちろん変わりません!これからも温かい目で見てやってください・・・・・・。

61:麗愛:2013/02/05(火) 17:56 ID:RNw

美油ちゃんになっとるよ?
美柚ちゃん、でしょ?

第二章もがんばってね!!

62:ヒヨドリ:2013/02/05(火) 21:42 ID:QdU

私は、漢字の誤りが絶えません・・・・・WW

一応確認してるんですが・・・・・。

ま、第二章は誤文字を減らせるように、頑張ります!

63:麗愛:2013/02/06(水) 16:44 ID:RNw

誤文字ってww
誤字じゃない?

64:ヒヨドリ:2013/02/09(土) 13:19 ID:QdU

わぉ〜 久しぶり (って言っても、四日ぶりなんだけど)に
書き込んだ〜〜!

・・・・・まぁ、どっちでもいいよぉー・・・・(汗)
同じような意味だよぉ。。。。。<<麗愛様。

65:麗愛:2013/02/09(土) 16:56 ID:RNw

ま、そーだね(笑)
がんばってね!

66:ヒヨドリ:2013/02/09(土) 22:58 ID:QdU


  第二章 〜先輩と後輩、チャラ男とスポーツマン〜

プロローグ

「樹木ちゃん、オレ君のこと好きなんだ〜。オレと付き合わない?」
・・・・・・・は?
「ってゆーことで!オレと樹木ちゃんは、付き合うことになりましたー!」
はぁぁぁぁぁ!?


プロローグ ☆完☆ (早っ!)


「樹木さん、おはようございます!」
「おう、おはよう柚。」

私は、樹木さんに向かって元気に挨拶した。
あの日から、私の生活はとても楽しくなった。
学校では、みんなが私に話しかけて来てくれて、笑う事が多くなったかな?

あれから私は、皆に信用されてる。
これも樹木さんのおかげだな。
いじめられてた頃を思い出すとやっぱり辛いけど、それでも楽しくやってる自分がいる。

それに私には新しい友達ができた。
「あっ・・・小鳥ちゃん!おはよう!」
「美柚!おはよっ。課題やった?」
この子は小鳥ちゃん。席は隣で、気付くと私はいつも小鳥ちゃんといるようになった。

「一応やったよ。今日提出だよね?」
「うん、そう。そうなのだから見せて!お願い!」

「ふふ、いいよ?教室着いたらね。」
小鳥ちゃんは本当に面白い。申し訳なさそうにごめんねー、と言っていた。

教室に着いた。鞄を机に置き、道具を机の中に入れる。
課題のノートを小鳥ちゃんに渡して、読書の準備をする。
今日一日、また楽しい日になるといいな。


昼休み。

私は小鳥ちゃんと教室でパンを食べていた。
だんだん廊下が騒がしくなっていく。
「何かあったのかな?」
私は廊下に視線をやる。

「・・・・・んー。ちょっと見に行く?」
小鳥ちゃんはパンを銜えながら立ち上がる。
私も慌てて、立ち上がった。

廊下に出ると、けっこうな人数がいた。
どうしたのかな?
あれは・・・・・放送委員会の人達?
なんでー・・・・・

「えー、ではでは。樹木さんと王子こっち向いて〜。」

・・・・・・・・へっ?
「何すんだよ!離せこの野郎!」
樹木さんの声が聞こえた。

「今の、樹木さんの声じゃない?」
小鳥ちゃんに問いかけた。
「・・・・・うん、そうだね。どうしよう。」

私は人ごみを掻き分けて前の方へと進む。

「・・・・・樹木さん!」
「あ、柚!こいつ、異常にキモいんだけど!」
目線を樹木さんの隣にやると、あれは、学校一もてると噂の、王子?
えっと、確か名前は・・・・・・

「なんだよ、樹木ちゃん。オレ、本気で君の事好きなのに・・・・・」
「却下!死ねこのチャラ男!触んな!」
樹木さんは女の子が出す言葉とは思えない暴言を吐き、王子という人に必死に抵抗していた。

それを楽しむように、周りの人がちゃかす。
「夫婦喧嘩ー!」
「リア充〜。ヒューヒュー!」

「だーかーら!違うって言ってんだろ!弱民ども!」
あぁ、私のおじいちゃんとおばあちゃんに挨拶していた、
礼儀正しい樹木さんは何処行ったんだろう・・・・・。

というか、状況が全く理解出来ない。

67:麗愛:2013/02/10(日) 09:31 ID:RNw

チャララうぜぇ…
でも、そーいうキャラも面白い(^ω^)

68:ヒヨドリ:2013/02/10(日) 15:01 ID:QdU


麗愛様、ありがとうございます!頑張ります!  
後で、麗愛様の作品も見に行かせてもらいますよ(^^)
<<麗愛様

樹木が主人公のはずなのに、美柚目線になってます。なぜか。
お許しあれです。
これからは、樹木目線で、少し前に戻って書いていきます。



昼休み、俺はまた有美と屋上でパンを食べていた。
屋上のコンクリートは昼はとても暖かい。
寝転がると、電気カーペットの上に寝ているみたいだ。

「樹木、あんたスカートなんだから少しは控えなさいよ?」
と有美。
「別にいいし。ジャージこの下に着てるから。」
「ホント、男みたいなんだから。」
「褒め言葉どうも。」

あれ、今日ってなんかあったっけ?
「・・・・・あ!課題!またもや忘れてしまったぁ!」
「あははっ!樹木また?成績落ちるよー!」
「まぁ、いいや。体育オール5だったら親は怒んない、が 勉強オール1だったらさすがに
 やばい・・・・・・・。」

俺は屋上のドアを開ける。
いつもこのパターンだ。

いつも通りに階段を12段ジャンプしたかったが、下に人がいるのでやめておこう。
ばれない様に静かに降りたが、やはり見つかった。
そして、その目撃された相手がー・・・・・・

「あ!樹木ちゃんこと、オレのお姫様!」
学校で王子として有名! 3年のチャラ男! 寺ノ上 豊作(てらのうえ ほうさく)!
っていうか、こいつ何言ってんだ?

「何言ってるんですか、寺ノ上先輩・・・・・。」
一応、丁寧語を使う。あぁ、面倒くさい。
こいつは、めちゃくちゃチャラい。髪は茶髪で、腰パンしてる。

「始めまして!ふうん、君が樹木ちゃんかぁー。かわいいね!」
「・・・・・お世辞をどうも。」

チャラい。こいつマジで無視していいか?
俺はそいつの横を通り過ぎようとした。
その瞬間、腕を捕まれた。

「樹木ちゃん、待って?」
女みたいでキモイ!っていうか、ちゃんを付けんな!
「何ですか。」
俺はろこつに嫌な顔をした。

「樹木ちゃん、オレ君のこと好きなんだ〜。オレと付き合わない?」
・・・・・・・は?
「ってゆーことで!オレと樹木ちゃんは、付き合うことになりましたー!」
はぁぁぁぁぁ!?

王子こと寺ノ上豊作は、周りの生徒に呼びかけるようにVサインをして言った。
「いやいやいや!何言ってんですか!?寺ノ上先輩、何かの間違いですよ!」
人がだんだん集まってきた。
「ううん!間違いじゃない!樹木ちゃんは、オレの好きな人。そして恋人!」

キャーと、王子ファンの女子が叫ぶ。

「嘘でしょー!王子ー・・・・・!」
・・・・・キモイ。醜い女子達の欲望が伝わってくる。

「こんにちはー!放送委員会でーす!ムービー撮っていいですかー?」
はい?まさかの放送委員登場ですか?
っていうか、どっから情報仕入れたんだよ!

「おぉ、バッチシ撮ってくれよな!」
と、王子というやつ。

「だーかーら!違います!俺、先輩の事、好きじゃ無いです!」
「何言ってんのぉ?この前0Kしてくれたじゃん!」
「何の事だかさっぱり分かんないです!悪ふざけはここまでにしてください。」
俺は寺ノ上の腕をはらい、この状況から抜け出そうとしたが、そう簡単にはいかなかった。

「一年のいじめを止めたって言うから、少し試すんだよ。ははっ。」
王子という、寺ノ上豊作は俺の耳に口を近づけ、静かに呟く。
他人に聞こえないようにしているのだろう。

「悪趣味。」
俺はそう言って寺ノ上を睨んだ。

69:白粉 ◆5g2E:2013/02/10(日) 15:23 ID:T6Y

樹木ちゃんにある意味ピンチ到来?
しっかし兄貴と呼びたくなるような格好いい女の子ですねー。
これからの活躍も楽しみにしています!

70:ヒヨドリ:2013/02/10(日) 17:29 ID:QdU

ギヤー!
まさか、白粉様に来てもらえるなんて、夢にも思ってなかったです!(嬉)(嬉)(嬉)
楽しみにしてるなんて、そんなお高い物ではございませんよ!

まず、こんな面白くない小説を開いてくれて、ありがとうございます!
いじめ小説はけっこうスレにあるので、似た話にならないように、努力します!

71:ヒヨドリ:2013/02/10(日) 17:35 ID:QdU

今になって、題名がおかしい事に気付きます・・・・・

72:麗愛:2013/02/10(日) 17:51 ID:RNw

樹木ちゃんに彼氏、かぁ…………。
いますぐ、糞王子潰してやる…………。

73:ヒヨドリ:2013/02/10(日) 17:59 ID:QdU



「ひどいなぁ、樹木ちゃん。なんでそんなに照れてるの?」
もうこんなやつに、丁寧語は必要ないと考えた俺。



「えー、ではでは。樹木さんと王子こっち向いて〜。」
と、放送委員のやつらが言った。
まさか、これを校内放送する気じゃ・・・・・

寺ノ上が俺の右肩をつかみ、自分の方へと俺を引き寄せた。
肩に何かされるのかと思い、全身が拒否する。


「何すんだよ!離せこの野郎!」
俺は寺ノ上を突き飛ばす。
倒れるかと思ったが、何とかバランスをとったらしい。

すると、人混みの中から、見覚えのある顔が見えた。

「・・・・・樹木さん!」
柚だ。
「あ、柚!こいつ、異常にキモいんだけど!」
その言葉に寺ノ上が反応を示す。

「なんだよ、樹木ちゃん。オレ、本気で君の事好きなのに・・・・・」
「却下!死ねこのチャラ男!触んな!」

中にはちゃかすやつが多い。
そして、寺ノ上のファンの女子なのか、こっちを睨んでくる集団。
この場をしのごうと、逃げようとするが、寺ノ上が必ず腕をつかんでくる。
どうすればいいか。

なんとなく浮かんだ作戦が一つ。

俺は、寺ノ上の手を自分から、絡めた。あの、恋人つなぎ(?)のように。
寺ノ上はびっくりした表情を隠せない。
俺は空気を体いっぱいにため、腕に力を入れ力の限り、握り潰した。

「痛てっ!」
寺ノ上が叫び、慌てて俺の手を離す。

俺は、ニヤッと笑い、カメラに目線を向ける。
「俺は、自分より弱い男は彼氏にはしねぇ。」
そう一声呟き、人混みを掻き分け、この場を去った。

74:ヒヨドリ:2013/02/10(日) 18:04 ID:QdU

麗愛様♪また呼んでくれてありがとうです!

えぇ?樹木に彼氏ですか?
いやいや、王子は彼氏じゃないですよ?
悪役です、一応設定としてはですが(|0|)。

また、これからもこの駄目駄目な小説を読んでください・・・・お願いします!

<<麗愛様。

75:ヒヨドリ:2013/02/10(日) 18:06 ID:QdU

あ!また字間違えた!

呼んでくれて×
読んでくれて○

毎度毎度、なんで私はこんなにアホなの?

76:麗愛:2013/02/10(日) 18:59 ID:RNw

ほーぉ、悪役ですかぃ。
でも、潰したいなー(笑)

樹木ちゃんに彼氏が出来ますよーに(祈

77:ヒヨドリ:2013/02/10(日) 19:59 ID:QdU

そ、そうですかね?
あぁ、寺ノ上はけっこうな悪役になりそうです。

樹木は恋とは無縁なんですよ〜!
まぁ、最終的にはハッピーエンドにしたいのですが、樹木の口が悪すぎてー・・・・
樹木は一生彼氏出来ないかもね☆

78:麗愛:2013/02/11(月) 00:40 ID:RNw

なんか、樹木は以外に真面目くんが好きだったりしてw

79:なめこと一体化したヒヨドリ。:2013/02/12(火) 00:42 ID:QdU

そうかも・・・・・・。
それに、自分より野球が出来ない人は候補じゃないかもですね♪

自分の得意なスポーツとか、やっているスポーツとかすごいできる男子とかって、
恋愛対象じゃないですか?(麗愛様に質問です)

私は自分より弱い人は好きじゃないですけど☆
なんか、私は樹木に似ているトコけっこうあるかも・・・・・(笑)
あと、最近麗愛様しか来てくれない〜!けど頑張るぞー・・・!ヤンさん、見てるー?!




話に戻ります↓

ったく、面倒な事にまきこまれたもんだ。
俺が提出するプリント達をどうしてくれるんだ。

「樹木さん!」
「お、柚!」
柚が後ろから話しかけてきた。
「大丈夫ですか?」
「全然大丈夫じゃない!俺のプリント&ノート、まだ出してない!」

「へっ・・・・?」
なんか柚が驚いた顔してるぞ?なんなんだ?
「・・・・・・・・柚。」
「はい?」
「カモン!」
「え?」


・・・・・・・・・数分後・・・・・・・・・

「サンキュー柚、写させてもらって悪ぃな。」
俺はバサバサとプリントをまとめながら言う。
さすが、柚。完璧だよこのプリント。でも俺のプリント、筆算無いから怪しまれるんじゃね?
89167×87037を暗算で解ける人って日本に何人いるんだろう。

まぁ、多少はいいか。

「樹木さん、そんなんで期末テスト大丈夫なんですか?」
「期末なんて全然先だろ?」
俺はプリントを机に押し込んだ。
プリントの端が折れてしまった。悪いな、プリント達よ。

「樹木さんらしいです。」
柚はニッコリと笑う。
「何が?」
「いえ、その余裕っていうか、全然何にも気にしてない所が。」

そうか?、と表情を変えずに言葉を発し、立ち上がる。
もちろん教室には誰もいない。皆何処に行ったのだろうか。

くそぉ、また地獄の日々が始まるかもなぁ。王子(どこが王子なのか俺にはさっぱり分からない)の
ファン女子かぁ、これまた厄介な問題かもしれない。あの睨みからして。
俺どんだけターゲットにされてんねん!って自分で突っ込み入れたくなるよ、マジで。

嫌な予感がすんなぁ。


俺の予感は的中することになる。

80:ヒヨドリ:2013/02/12(火) 21:56 ID:QdU


「ただいまー・・・・」
俺は荒く家のドアを開ける。
香りがトタトタと足音を立てて玄関に顔を出す。

「お姉ちゃん!お帰り!」
「なんだよ、嫌になれなれしく・・・・・。」
「だって最近お母さん達居ないんだもん。」

中1と小2の子供を家に残して1ヶ月帰って来ない親ってどうよ。
仕事なんだか知らないけどよ。

「・・・・・飯は?」
俺は靴を脱ぎ、靴下のままリビングへ。
「冷蔵庫空っぽ!」
香りが笑って冷蔵庫を開け、俺に見せる。

「・・・・・・・・・スーパー行って来る。」
「あ、香りも行く!」
香りはまたトタトタと足音を立て玄関まで来て、靴を履く。
俺はドアを開け、チャリの鍵を回して跨る。

「香り。」
香りが家のドアを閉め、後ろの荷台に乗る。
俺はすばやくペダルをこぎ、坂道を下った。



次の日は本当に気持ちのいい朝だった。
はずだが・・・・・・・

ガコッ・・・・
靴入れを開けると、髪が落ちた。何かと思いクシャクシャになった紙を開くと、

『死ね』
『寺ノ上様に近づくな』
と書かれた紙。後ろから視線を感じるものの、俺は表情を変えずに再び紙を丸め、数メートル離れたゴミ箱へ投げる。
おみごと。うまく入った!

俺はこんなの気にしない。
どうせこうなると分かってたのだから。

嫉妬

またこいつか。
いじめの原因は・・・・・・・・って、ん?
嫉妬?え?あぁ?


いや、まず嫉妬されるようなこと俺してない。ということは?
寺ノ上のせいか!!
なんなんだ!あいつは!ほんとに邪魔な存在だ!

悪趣味君。

今日から寺ノ上のあだ名は『悪趣味君』決定。

81:ヤン:2013/02/12(火) 22:16 ID:We.

どーも、ヤンです!面白いところもあっていいね!!頑張れ〜♪

82:ヒヨドリ:2013/02/12(火) 23:02 ID:QdU

つーか、なーにが『寺ノ上様』だ。

悪趣味君は何がやりたいのか。
そういえば、「一年のいじめを止めたって言うから、少し試すんだよ。ははっ。」 って言ってたっけ。
試すー・・・・・。

「樹木?今何投げた?」
有美が聞いてくる。
「ん?俺へのラブレターだけど?」
「えぇ!嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ!」

「おい、本気にすんな!」


まぁ、4時間目までは良かったよ。平和だったからな?
けっこう眠たいけどよ。
だが、昼休みという地獄の時間がー・・・・・

「樹木ちゃーん!一緒にお昼食べよ〜!」
悪趣味君!来やがったか!
今日は鼻にまで、ピアスしてます!髪の毛はいつもより茶色っぽくなってますねぇ。

「はぁ?ふざけんな!誰がてめぇなんかと食うかよ!」
俺はすぐさま暴言攻撃で相手を追い払おうとする。
「えぇ〜!一緒に食べようよぉ!」
「ピアス鼻にしてる牛なんかと食いたくないわ!牛はさっさと牧場行って農家のじじばばのために
 牛乳出してろ!」

さすがにもう何も言えない悪趣味君。
俺の暴言攻撃が今日は勝ち、ということで。
俺は鞄から財布を出し、パンを買いに行く。

呆然と立っている悪趣味君を鼻で笑いながら教室を出た。

83:ヒヨドリ:2013/02/12(火) 23:04 ID:QdU

あ!!!やんさーん!来てくれたんだ!(嬉)
っていうか、書き込めたんだね!
っつーか、見んな!恥ずかしいだろうがー!

84:匿名さん:2013/02/12(火) 23:12 ID:We.

あはは〜♪悪いね!!
やっぱり面白いね!

85:ヒヨドリ:2013/02/12(火) 23:14 ID:QdU

84の匿名さんは誰だ!
ヤンか?
名前を入れろ!

86:ヤン:2013/02/12(火) 23:23 ID:We.

すいません・・・
まぁ見逃してくれ(笑)

87:ヒヨドリ:2013/02/13(水) 00:07 ID:QdU


「有美!」
「おぉ!樹木、またなんかやらかしたな?!」
いやいや、なんもやってねーよ!

「何の事だよ。」
「さっきさー2年の女子があんたの弱み聞いてきたから適当に答えといたよ。」
「へ?俺の弱み?」

俺の弱みといえば・・・・・・・恋愛(?)とか?

「ゴキブリが苦手って言っといた!ははっ!」
「ははっ!・・・・・って俺ゴキブリ苦手じゃねぇよ!」
「知ってるよー!樹木、ゴキブリ好きなんでしょー。」

はい?

「寺ノ上よりは好きだけど。」
「わー、かわいそー!」

わーじゃねーよ有美。俺はマジで言ってんだぞ?おい。


無事にパンを買い終えた俺達は、やはりいつもの場所で食べていた。
今日の屋上のコンクリートはあまり暖かさの変化が無い。
つまらないが、寝転ぶ。

いじめ。

さてと、これはいじめって言うのか。
『死ね』とか、『消えろ』とか。

消えろってある意味すげぇとかたまに思ったりする。
消えろ!って言って物が消えたら、マジックだ。

死ねは、なんとも言えねぇな。
いや、死ねって命令だよな?命令する位なら殺してみろよという感じだ。

・・・・・・・とよく言う人がいるけどな。
影でんな事言ったってなんも変わんないしな。影で強がって威張った事を言う人に限って、
肝心な時に何も言えない。

人間は所詮そんなものだ。

88:麗愛:2013/02/13(水) 17:23 ID:RNw

麗は、スポーツ出来る人好きだよ!!
麗の元彼もサッカーしてるもん!

小学校の時は、サッカー選手になる!って言ってたのにね〜何だーね?

今は、パティシエなるとか言ってるわ〜

でも、(話戻して)スポーツ出来る人っていいよね!麗は運動音痴とは付き合いたくない!
まっ、麗自身は運動音痴だけど(汗

89:ヒヨドリ:2013/02/13(水) 17:52 ID:QdU

そうなんですか?
元彼さんサッカー部なんですね!

私もサッカー好きだったりします(^^)
私も運動音痴です。
なので樹木とかめっちゃ憧れます♪

90:麗愛:2013/02/13(水) 17:55 ID:RNw

うん、樹木憧れる!

麗も運動できたらなぁ

91:ヒヨドリ:2013/02/13(水) 18:05 ID:QdU

同感!
でも、麗愛様の紳士と宿命の主人公も憧れるって!
私もいつかはあんな風にうまく小説書けたらいいなー!

92:ヤン:2013/02/13(水) 18:59 ID:We.

また来ました!怒んないでね・・・(´д`)

93:麗愛:2013/02/13(水) 19:20 ID:RNw

紳士と宿命ゎもうgdgd小説になっちゃったよ……

94:ヤン:2013/02/13(水) 23:03 ID:We.

樹木って意外といい事って言うか深い事言ってますよね(・∀・)!!
そういう樹木、いいと思います!

95:麗愛:2013/02/13(水) 23:12 ID:RNw

うん、樹木君。あ、ちゃん。
イイコト言うよね♪

柚ちゃんを美柚と呼ぶ日はいつ来るんだろね?

96:ヒヨドリ:2013/02/13(水) 23:19 ID:QdU

そうかなぁ?私はすごくあの小説好きなんだけど・・・・・。
後で、そこのスレ行ってみよ〜!
>>麗愛様

あら、ヤン居たの!ハロー(^^)
ヤンも書き込みばっかじゃなくて、スレッド作れば?
いや、まぁヤンが作るとは思えないけどさ〜
>>ヤーン様


     続き     ↓



・・・・・・・・・また入ってる。
『死ね』『クズ』『消えろ』『学校来るな』
俺の靴入れの中は紙クズがいっぱい!

開けた瞬間にわちゃわちゃ出てきやがる。
それに、靴が入ってないという、最悪な状況に。

「あ〜ら、篠山さん。汚い靴箱ねぇ。」
・・・・・初めて俺に声をかけてきたこの2年。悪趣味君のファンか?

「はぁ・・・・・そおっスね。」
俺は紙クズを取りながら、2年の女子の方は一切向かずに答える。

「ふふっ、靴が無いのにどうやって帰るのよ?」
2年の女子は嫌な笑いを立てる。
「もしかして、内履きで帰るとかぁ?」

「まさか。」
俺はその時やっと2年の女子の方を向いた。その時、俺の顔は笑っているように見えただろう。
「内履きで帰る訳ないでしょう。きっと何処かに無くしたんですから、明日には出てくると思うので。」
「クスッ、じゃあ、裸足で帰るのかしら?」

うわぁ、マジで『クスッ』って笑う人初めて見た。

「そんな無様な格好で帰りませんよ。」
俺は鞄から野球で使うスパイクを取り出す。

「これ履いて行きますから。」
さすがに金属のスパイクを見せられて、何やかんや言う女子はいないだろう。
それでけっぽくられたら、おしまいだからな。

「お気遣いありがとうございます。先輩部活に遅れないで下さいね(棒読み)。では」
やばいぞ?俺は極上に嫌な笑顔になっていたかもしれない!
マジで笑い我慢するの大変だったぜ!2年の女子の引きつった顔凄かった。


学校の玄関を出ると、それまでの話を全部聞いていたらしい有美が
壁によりかかり、こっちをニヤニヤ見ていた。

「一部始終見てたけど、樹木らしいわ。」
「でも、俺の靴、無くなっちまったぜ?」
「樹木の事だから、10000円位のヤツ1000円位で買ったでしょ?」
・・・・・・・・・・おしい。

「決算セール、1000円」
「ほら、やっぱり!」
「・・・・の60%オフ。」
「うそぉ!安すぎるでしょ!」

有美といると、すぐに話が反れる。まぁ、別にいいけど。

俺の履いているスパイクがアスファルトに擦れる音がする。
嫌な金属音だ。ガリガリいってる。

でも本当にスパイク持ってて良かった。

俺達は今から、野球の練習に行く。
今日はなんとなく、スパイクに感謝。。。





























     

97:ヒヨドリ:2013/02/13(水) 23:25 ID:QdU

そうかな?
っていうか、ヤン。俺と樹木を重ねて見るなよぉ!
>>もう寝たらしいヤン

そうですね・・・・・・・
いつ美柚って呼ばれるんでしょー!
まだまだ、先かもしれないですね。。。。
ははは、樹木の学校ライフはまだまだ続きそうです・・・・・。
>>麗愛様


というか、このめっちゃ長い空白は何?↑
PC壊れた?

98:白粉 ◆5g2E:2013/02/13(水) 23:54 ID:T6Y

樹木さんの靴が安すぎてビビりました。
というか樹木さんならスパイクを持ってきていなくても上級生の靴を奪って平然とした顔で履いて帰りそうですww

↓以下、小説に関係なし↓

『死ね』の部分を見て思い出しましたけど、
そういえば昔家族に「死ねって言われたらなんて言い返す?」と質問した時に返って来た答えは
父→「将来的にはその予定だけど今はまだ早いかな」
母→「明日も仕事なので、それはちょっと困りますね」
姉→「それはそうとお菓子いる?」
でした。

99:ヤン:2013/02/14(木) 16:53 ID:We.

たしかに靴安すぎですね(笑)そんな安い靴があればいいのに・・・(´・ω・`)

あとヒヨドリ〜、スレッド作るなんて無理だよ!!ヤンは書き込み専門!(?)

100:麗愛:2013/02/14(木) 19:22 ID:RNw

樹木強いー。
引きつった顔見たかったなーw

101:麗愛:2013/02/14(木) 19:34 ID:RNw

わー、祝100!!

おめでとー!!

102:嬉しくて、嬉しくて、嬉しすぎるヒヨドリです〜〜〜!!:2013/02/14(木) 22:06 ID:QdU

キャー!
ままま、まさかの100ですか!
本当にここまで続くとは思ってなかった!
嬉しすぎる!

麗愛様、ヤーンありがとうございます。
これからも頑張ります!

103:麗愛:2013/02/14(木) 22:19 ID:RNw

ヤーンになってるw

麗の小説は100いかずに終了しちゃうかも

104:ヒヨドリ:2013/02/14(木) 22:19 ID:QdU

白粉様、そうなんですか?(笑)
白粉様のお姉さんって、やっぱり面白い方ですね!白粉様がシスコン(?)になるのも分かりますよ!

私は一人っ子なので、お姉さんがいる家とか、憧れる・・・・・・!
白粉様の 【実話】姉ちゃん観察日記【ただし主役は姉】 を見ても思ったんですが、
本当にいいお姉さんです。。。(ホンワカ・・・)

105:ヒヨドリ:2013/02/14(木) 22:21 ID:QdU

わあ!同時に更新!(^^)

そうなんです、ヤンなんですが、学校ではヤーンとか、ィヤーンって呼んでるんですよ〜!
>>麗愛様

106:麗愛:2013/02/14(木) 22:39 ID:RNw

リア友くん?ちゃん?かぃw

ヤーンくん。ヤーンちゃん。

107:ヒヨドリ:2013/02/14(木) 22:44 ID:QdU

リア友です・・・。
女だよ☆ヤーンちゃんだよぉ!

108:麗愛:2013/02/14(木) 22:53 ID:RNw

ヤンちゃん!やんちゃみたいw

109:ヒヨドリ:2013/02/14(木) 22:59 ID:QdU

ははは!そうかも!

110:麗愛:2013/02/14(木) 23:00 ID:RNw

実際にはやんちゃなの??

111:たまにイヤーンと呼ばれるヤン:2013/02/14(木) 23:10 ID:We.

突然、すいません!
ヒヨドリの方がやんちゃです!!マジで(笑)

112:ヒヨドリ:2013/02/14(木) 23:14 ID:QdU

ううん、私の方がやんちゃ!私クラス1のワルガキだから!

113:ヒヨドリ:2013/02/14(木) 23:16 ID:QdU

あ!ハローヤーン!
ケータイ没収されて、メール出来ない可哀想なヒヨドリです!

114:ヤン:2013/02/14(木) 23:23 ID:We.

えーー・・・何で没収されたの??

115:麗愛:2013/02/14(木) 23:37 ID:RNw

わー携帯没収?どんまぃ。
麗は没収される危険なんて1mmもない

116:ヒヨドリ:2013/02/15(金) 07:24 ID:QdU

   話の続き↓


毎日毎日入ってる紙クズ。
そして、悪趣味君からの、アタック。
いい加減、俺のストレスは爆発寸前にきていた。

そして、何をしても無表情の俺に、相手もストレスが爆発寸前になっていたらしい。
その証拠に・・・・・・


「悪いけどぉ、篠山さん来てくれなぁ〜い?」
また、事態は昼休みに起こった。

「・・・・・・。」
毎度毎度、俺はなんでこんな目に合わなければいけないんだ。
購買のパンが売り切れてしまうだろう!?

俺はまた無表情顔を演じて、教室を出る。
2年の女子は俺の無表情にイラついたようだ。
俺の右腕をつかみ、無理やり引っ張ろうとする。

「やめてください。」
俺は乱暴に2年女子の手をはらう。
2年女子はこっちを睨む。

睨み返そうとして、2年女子の方を向くと名札に目がいく。

鳥内 夕日(とりうち ゆうひ)
水鳥崎 奈津(みどりざき なつ)

と、まぁこんだけ覚えておこう。他の3人は、あんま目立ってないからいいや。
っていうかそんなに名前覚えられねぇよ。
今から、『2年の女子』から、『名字呼び』に変えよう。

鳥内 夕日 髪はとての長め。前髪をピンでとめている。
足は長く、スカートが異常に短い。

水鳥崎 奈津 髪は肩につく程度。髪の毛を後ろで纏めている。
顔は悪くはないが、付け睫毛を付けているせいで、見た目気持ち悪い。

まさに二人ともギャル系だ。

黒髪なのがせめてもの救いだ。


ついたところは学校裏。
まさに、いじめの定番。そんなとこに俺を連れて来て何するおつもりで?

「私達ねぇ、あんたのことが気に入らないのよ。」
うんうん、まぁ予想通り。
俺はやはり無表情。いや、今は演じている訳ではない。自然とこのような顔つきになってしまう。

「・・・・・・ねぇ、なんとか言わないの?」
鳥内が口を開く。腕を組み、いかにもえらそうだ。

「コメントのしようがないですね。」
俺は鳥内に向かって微笑んでみる。

「ふぅん、そんなえらそうな口叩くんだぁ?」

攻撃開始か?

「ちょっと、黙らせてあげないとね?」
鳥内は怪しげに頬を吊り上げる。

117:麗愛:2013/02/15(金) 19:51 ID:RNw

鳥内悪魔に見えるわw

118:ヒヨドリ:2013/02/15(金) 20:10 ID:BVc

そうかも! 多分、これからもっと悪くなっていくと思う!

119:ヤン:2013/02/15(金) 20:54 ID:We.

「もっと悪くなっていく」って・・・
これでも怖いのにさらに!?(笑)
面白くなりそうだね!!!

120:麗愛:2013/02/15(金) 20:55 ID:RNw

ヒョって文才あるよね!

121:ヤン:2013/02/15(金) 21:00 ID:We.

確かに!!
それにヒヨドリ、頭いいんだよ!

122:ヤン:2013/02/15(金) 21:05 ID:We.

頭いいとか言ったらヒヨドリに怒られるかも・・・(´∀`)アハハ

123:麗愛:2013/02/15(金) 21:15 ID:RNw

でも、ヒヨは頭良さそうだよ?

124:ヒヨドリ:2013/02/15(金) 21:37 ID:QdU

私?
1+1なら、余裕で答えられる位頭いいよ〜!

1+1=田んぼの田!

125:麗愛:2013/02/15(金) 21:40 ID:RNw

麗も!
1-1=毎日の日!

126:ヒヨドリ:2013/02/15(金) 21:45 ID:QdU

あ!それ新しい!
クラスで使おう!(^^)

127:麗愛:2013/02/15(金) 21:55 ID:RNw

何ソレww
新しいの?
1+5=いちご。とかは言うでしょ?

128:ヤン:2013/02/15(金) 22:26 ID:We.

あんまり使わない!初めて知った(・∀・) ヒヨドリは?

129:麗愛:2013/02/16(土) 00:12 ID:RNw

あ、でも。こーいうバカな答えが飛び出すのが麗の学校なんです(^^♪

130:白粉 ◆5g2E:2013/02/16(土) 01:11 ID:T6Y

>>114

ありがとうございます!(*^▽^*)
姉ちゃんだけじゃなく母さんも父さんも好きなので、もうファミコン(ファミリーコンプレックス)ですよww

ヒヨドリ様って一人っ子だったんですか? 何故か勝手に弟がいそうなイメージを抱いていました(笑)
そうです、本当に良い姉ちゃんなんですよ!←
もう家族全員ラブというか、まだ十四年しか生きてないんですけど生きてるのが嫌になった瞬間なんて一秒ありません!
ヒヨドリ様のご両親はどのようなお方ですか?

131:麗愛:2013/02/16(土) 08:53 ID:RNw

白粉さんの家族はいいですねー!
麗の家族なんて喧嘩が絶えませんよぉ……

132:ヒヨドリ:2013/02/16(土) 10:20 ID:QdU

私の学校もけっこうアホなクラスかもしれません!(笑)
全国一斉テスト受けてる時も、騒がしくしているヤツがいるぐらい!
>>麗愛様


うーん、そこまでいい家族ではないですね〜!
まぁ、普通の家族って感じです。
白粉様のお姉さんって、正義のヒロイン的ですよね!何回も言うけど、憧れるー!
>>白粉様

ヤンもそんなお姉さんになんなきゃ!
>>ヤーン

そろそろ小説書かなきゃ〜。
続きが思い浮かばないけど。。。。。。。。。。

133:麗愛:2013/02/16(土) 11:19 ID:RNw

>ヒヨ
うーん。麗が思うのは、直接悪趣味野郎がいじめること、かな?
んで、鳥ちゃんが「ざまぁみろ」的なw

134:麗愛:2013/02/16(土) 11:39 ID:RNw

>ヒヨ
悪趣味野郎って、何者?

135:ヤン:2013/02/16(土) 19:32 ID:We.

ヤンはそんなお姉さんにはなれないよ〜(´д`)そもそも妹がわがままなんだ!!1日1回は喧嘩してるかも・・・(笑)

136:ヒヨドリ:2013/02/16(土) 21:17 ID:QdU


     話の続き ↓

怪しげに頬を吊り上げた鳥内。迫力があり、さすがに目つきの悪い俺でもこんな顔は出来ないだろう。
この顔はきっと、自ら作り出したのではない。
おそらく、いじめという醜いものを続けてきた証拠なのだ。

突然、水鳥崎がバケツを持ってくる。
中に敷詰められた石。大きいものから小さいものまであった。
当てるつもりなのか、水鳥崎は石を1つ持った。

「どうやって黙らせるつもりなのか知りませんけど、そっちがやるつもりなら
 相手してあげてもいいですよ。」
俺は数歩後ろに下がり構えた。

相手は5人。この位離れてたとすると、数発はくらうかもしれない。
だけど、こんな奴等に負けたくない。
一気に戦闘開始だ。数個もの石が俺に向かって飛んでくる。

俺は素早く避けるか取るかだ。ここでなんが本気で投げたくない。

・・・・・そっれにしても・・・・・
遅すぎるだろ、この速度。俺にしちゃあありえない速度だ。
とても本気で投げているとは思えなかった。

突然、後頭部を何かで叩かれた。一瞬、火花が見えた気がする。
目眩と吐き気が襲う。

「〜〜〜っ!」


鳥内の笑い声が聞こえる。

鳥内がやったのか・・・・?

俺は倒れそうになったが、なんとか近くの木の幹につかまった。
その間にも石は投げ続けられている。
幸いな事に、顔に当たることは無かったが、制服がボロボロになっていた。

手に力が入らない。

苦しい。


くそ・・・・・!俺はこんな事で負けたくねぇ!

こんないじめなんかに飲み込まれてたまるか!
動かない手を無理やり動かし、地面に落ちている石を拾う。

その腕を捕まれた。
そして、黒い物を投げつけられた。

ゴキブリだった。

「・・・・・・なっ。」
多少びっくりしたが、俺はゴキブリを手に取る。本当は触りたくもない。

「何?!あんたキモ!そんなの触れんの?!」
これを投げつけたのは水鳥崎か。すぐに俺から女子が離れた。

チャンス・・・・・!

やっと自分で立てる位だが鳥内に向かって笑みを浮かべる。

「触れますよ・・・・・鳥内先輩、このゴキブリ可愛いじゃないですか。」
「なっ!ど、どこがよ!気持ち悪いこと言わないで!」

「そうですかね・・・?この背中の部分なんかツルツルしてて、先輩の肌にそっくりですよ。」
「な、何を・・・・・!1年のくせに調子にのって・・・・・・!」

鳥内が俺の方に近寄って来る。
俺はすぐに構えに入り、男かと思われるほど綺麗なフォームで石を鳥内のすぐ横に投げる。

ガキッ!

石は壁に当たり、砕け散った。
どのぐらいの速度が出たか見当はつくだろう。

そして、俺はこの世の者とは思えない位低い声で
「消えろ」

と呟いた。

「あ・・・・あんた覚えてなさいよ!」
そういって鳥内がハサミを投げる。
俺には避ける気力は残っていなかった。スカートにハサミが突き刺さり、スカートには穴が開いた。



もう鳥内達の姿は見えない。
俺はハサミを取り、その場に倒れこんだ。

137:ヒヨドリ:2013/02/16(土) 21:20 ID:QdU

悪趣味君は簡単に言うと、いじめが一番好きなのかも・・・・。
どんだけ悪趣味なの!って言うくらい悪趣味ですよ!

138:白粉 ◆5g2E:2013/02/16(土) 21:41 ID:T6Y

>>131
まあ、喧嘩するほど仲が良いって言いますし(*´∀`*)
はっ! でもその理論でいくとうちの家族がめちゃくちゃ仲悪いみたいになる!?((

>>132
でも大人になってから自分が目指す家族の形って、子供の頃に“普通”だと思ってた自分の家族にそっくりになるもんだって親戚の幼稚園児がドヤ顔で語ってましたよ。
本人的には悪も正義も苦手で、とりあえず周りにいる全員が幸せそうならそれでいいらしいですけど(笑)
姉ちゃんが褒められると私が嬉しいです(*^▽^*) ありがとうございます!
しっかし樹木ちゃんへのいじめがいじめを通り越してリンチのレベルですね(苦笑)
先輩の肌ww ゴキブリにそっくりww

139:麗愛:2013/02/16(土) 22:00 ID:RNw

なんか、今日の小説板の更新数多いね…

ゴキブリって樹木好きじゃなかったっけ?

140:ヒヨドリ:2013/02/16(土) 22:28 ID:QdU

リンチ・・・・・。
そこまでいっちゃう系ですか・・・・・。確かにー・・・・・。
いやー、先輩達悪いですね!
>>白粉様


寺ノ上よりは好きなんじゃないですか・・・・・・(汗)
樹木は嫌いなものとかほとんど無いはずなんですが、さすがにゴキブリは・・・・・・・
>>麗愛様

141:ヒヨドリ:2013/02/16(土) 22:43 ID:QdU





どれ位時間が経ったか。俺を呼ぶ声が聞こえた。
「・・・・・・さん・・」

「樹木さん!」
俺は目を開ける。さっきと同じ場所にいた。
そして目の前には柚がいる。

「・・・・・あれ、柚・・・・・。」
「良かった・・・!樹木さん大丈夫ですか?」

俺は起き上がる。
頭の痛みはあまり気にはならなくて痛みは少しずつ消えてきていた。

「・・・・・あぁ、痛くない。」
「でも、念のため病院で見てもらわないとですよ。」
「・・・・・行きたくない。あんな薬臭いとこ行けるかよ。」
「え・・・・でもー・・・」

柚は少し考えてこう言った。

「あ、じゃあ今から私の家来ます?」

「え?いやでも今昼休みだろ?」
「樹木さん、もうとっくに授業終わってますよ?」
「え!」

まさか・・・・・!そんなに寝てたか?俺。
「2年生が『樹木さんがさぼりしています』とか言ってたけど、やっぱり嘘だったんですね。」

はぁ、事態がもっと複雑に・・・・・。
「はぁ、いいや。俺、自分の家帰る。」
「駄目です樹木さん、そんな格好で家に帰ったら、大問題になってしまいます!」

柚は鞄を俺に渡した。
「あ、サンキュー。」
そして自分の鞄からケータイを取り出し、電話をする。


「もしもし、おじいちゃん?あのね友達が怪我してるんだけど・・・・・」

しばらくすると校門の前に黒い外車が止まった。
俺はその車に乗った。

「おぉ、あの時の樹木ちゃんかね!?どうしたんじゃ。」
「おじいちゃん、いいから。」

俺は軽く頭を下げた。
柚のじいちゃんはにっこり笑った。そんなに悪い人ではなさそうだ。

柚の家にはすぐ着いた。すごく大きくて、まるで豪邸のようだ。日本の家とは思えない。
綺麗な西洋作り。レンガが多く使われていて花や木が周りに植えてある。
全体的に白っぽくて、新築かと思う。

「どうぞ。」
柚がドアを開けた。中は見た目よりもっと綺麗で城のようだ。
「おじゃまします。」
「ほぉ・・・・やっぱりとても正に似ておる。」

正・・・・・。

「あ、樹木さんこっちです。」
「あぁ。」
柚の部屋に案内された。ホテルみたいだ。殺風景な俺の部屋とは大違いだ。

「今、救急箱持って来ますね。」
そう言って柚は部屋を出た。

柚の部屋を見回すと、1つ気になる事があった。
写真だ。
柚の小さい頃の写真だが、そこに見覚えのある顔があった。

「兄ちゃん・・・・・?」

142:麗愛:2013/02/16(土) 22:47 ID:RNw

でも、悪趣味野郎よりは好きといぅー

143:麗愛:2013/02/16(土) 22:51 ID:RNw

ええ!?兄ちゃんと柚ちゃん家関係あるのっ!?新展開!

144:& ◆hp3E:2013/02/17(日) 14:15 ID:CEU

はは~~(^o^)樹木頭打たれたのに、けろっとしてんね(^-^;

145:ヤン:2013/02/17(日) 22:28 ID:We.

まさかの柚ちゃん金持ち!?ひゃ〜〜(´о`)

146:ヒヨドリ:2013/02/17(日) 23:12 ID:QdU

ははは〜!
新展開ですか。確かにー・・・。

さぁてこれからどうしよっかな〜(悩)
麗愛様の小説書く能力を分けていただきたい。
>>麗愛様

ヤン、なんでこんな時間に書き込みしてんねん!
君は早く寝ないと、また授業中寝るぞ?
っていってる私(?)もたまに授業中寝てます(笑)
>>ィヤーン

147:ヒヨドリ:2013/02/18(月) 00:28 ID:QdU



これは間違いなく兄ちゃんだ。だがどうしてー・・・・・?

「樹木さん?」
柚がドアを開けて入ってきた。
隣には白衣を来た謎の人物が、って・・・・・・・

「なっ、医者?!」

柚は、いたって普通の顔。
「はい、そうです。頭は危ないので。」

少し若めのこの女性、柚が呼んだのか?救急箱と偽って医者を・・・・・!
「こんばんは。お名前は?」
個人情報流す気か?この医者は!名前なんてどうでもいいだろうに。

「篠山樹木。中学1年です。」
「・・・・・・男?」

はい?

「ふうん。意外と美形な男の子ね?女子の制服なんか着てこの子何してるの?美柚。」
「お、おばさん待って。この子は男じゃなくて女の子だよ!」

柚は少しあたふたしている。俺、男と思われたんすか。
おばさんという名の女性は、まさかぁと言って俺を見た。そんなにじろじろ見られても・・・・・。
というか、この女性は柚の知り合いか?
「ま、いいわ。頭見せて。」



診察は数十秒で終わった。
この女性は別に大丈夫だと言う。

「どうも。」
「お大事に。この美男子めが。」
「ちょっと、おばさん。」

おばさんという女性は部屋を出た。柚はそれを誇らしげに見ていた。



「柚、あんま関係ない話なんだけどさ。」
「・・・はい?」
俺は柚の部屋に飾ってあった写真を手に取る。

「この人誰?」

俺はそこに写っている一人の男を指差す。柚はその写真を見て、目を細めた。


「仮名は『正』、本名は『信道』ー・・・」

信道、兄ちゃんの名前。
俺が9歳の時に家を出た、俺が一番尊敬してた兄。

「状況が全く理解できない。どうして俺の兄が柚の写真に写っているのか。」
「詳しくは分からないんですが、養子みたいです。」
「養子?」
16歳で養子とかありかよ。

「働き場所が見つかるまで・・・・・っていうか・・・・。」

「そうか・・・・・、じゃあなんで柚の家に?」
「なんか、おじいちゃんが連れて来ました。身寄りが無いみたいだから家で預かろう、みたいな事言って。」

納得。

「どうりで似てるわけだよな、俺と正っていうの。」
「本名は私しか知らないんですよ。」
「え?」

148:麗愛:2013/02/18(月) 19:26 ID:RNw

養子かあ…………

お兄ちゃんも美形かなw

149:ヒヨドリ:2013/02/19(火) 17:50 ID:QdU



あれは4年位前だったかな。
おじいちゃんが一人の男子高校生をつれて、家に帰ってきた。
一人っ子で、親がいない私にとってその高校生はお兄ちゃん的な存在だった。

いつも学校が終わるとランニングシューズにジャージ姿で帰ってくるお兄ちゃん。
「美柚」

そう呼んでくれるのが嬉しかった。
だけど、たまに私が「お兄ちゃん!」って呼ぶと「なんだ、樹木」って返ってくる。
お兄ちゃんはいつも、「ごめんごめん、なんだ?美柚」って言うけど
それがなんだか寂しかった。

そんなある日、お兄ちゃんが言ってた。

「俺にもな、美柚と同い年の妹がいたんだ。」
「え、そうなの?」
「樹木っていってな、すごく賢くて男みたいな女の子なんだ。」
その時初めて知った。樹木っていう人は、このお兄ちゃんの本当の妹なんだって。

私はすごく悲しくなった。
今思うとずうずうしいけど、私はお兄ちゃんにこう言った気がする。

「お兄ちゃん、本当の家族の事なんか忘れて、美柚の本当のお兄ちゃんになってよ。」
だけど、お兄ちゃんは答えてくれない。
「ごめんな。」
そう言葉を発したお兄ちゃん。いっそのこと私が彼女になってやろうかと思った。
「どうしても、どうなっても、やっぱり実の妹のことは忘れられない。」

お兄ちゃんが言った後で後悔する。

あぁ、言わなければよかったなって。



そこまで話すと、柚は顔を上げ俺のほうを向いた。
「だから、樹木さんは本当にお兄さんに好かれてたんだなって思いました。」

実の兄、信道の考えていることがさっぱり分からない。
好かれてた?ふざけんな。
親が子供の面倒見ないの知ってて、俺と香り置いて家出たくせに、何言ってんだ。
「・・・・・んで、その兄の本名はどこで知った?」
「あ、言い忘れてましたね。その時、美柚には本当のこと教えてやる、って言われてそこで初めて知りました」

「ふうん、それで今兄ちゃん何処にいんの?」
それが俺にとって一番聞きたい事だった。4年も前に分かれた兄が、生きているか死んでいるかさえ
知らないのだから。

「分かりません。」
「柚と一緒に住んでたんじゃないのか?」
「私がお兄ちゃんといたのは半年ぐらいで、その後住めるアパートを見つけたのか、おじいちゃんに別れを言って
 私の家を出て行きました。」

ドラマかよ。
そう突っ込みたくなるぜ。

まあ、いい。兄のことは後で事件が片付いてからゆっくりと・・・・・・。

「その話はもういい。」
さてと、どう切り出すか。

「そうだ、樹木さん!制服・・・・・明日どうするんですか?!」
「ん、そ。それ。」
制服がズタズタになっている。このまま明日登校してみろ、ピンクのおばけがいるような目で見られるぞ。
同情されたくない。励ましの言葉も、頑張れという言葉も要らない。
ただ、勝ちたい。

俺は負けたくない。

「それに、明日は風紀委員の抜き打ち服装検査があります。」
「そんな事なんで知って・・・・・・あれ?風紀委員だっけ、柚。」
「はい。」

なるほど。なら・・・・・・。

「それに体育のテストもあります。私にとっては恐怖です・・・・・。」
「ぎょっ!テスト?それは休んではならない!成績にひびが!」

150:ヒヨドリ:2013/02/19(火) 17:54 ID:QdU

できればお兄ちゃんも美形という設定にしたいですね。ハイ。
(〜〜)>>麗愛様

151:麗愛:2013/02/19(火) 18:59 ID:RNw

制服どーすんのかな?樹木…………

152:ヒヨドリ:2013/02/19(火) 19:47 ID:QdU

ふっふっふ、そらはこれからのお楽しみなのだ・・・・・・・・・・

153:ヒヨドリ:2013/02/19(火) 21:21 ID:QdU

あれ、「そらは」になってる!「それは」です。
久しぶりに、打ちミス?

154:ヒヨドリ:2013/02/19(火) 21:44 ID:QdU


「まずい!体育の成績1つでも4があったら、俺マジで死ぬ!」
「受けてないからって落ちることは無いと思うんですが・・・・・・。」
「万が一って事がある!うわぁぁ!」

小学生の時から、体育だけはオール大変良いだった俺。
それを中学で壊してたまるか!

「うーん・・・・そうですね。どうやって無事に校門を通るかですね。」
ん?そうだ!
「ジャージは?」

柚は少し肩をすくめる。
「ジャージは駄目ですね。服装検査で引っかかりますし、生徒指導室で長い説教です。」

これは困ったぞ?なんで明日に限って服装検査があるんだ。
体育のテストも・・・・・。
その時、柚が何やら閃いた様子。そうだ!、と大きな声を上げた。
「樹木さん、明日私の自転車使って登校してください!ヘルメットをかぶって・・・・!」
「んぁ?俺の住んでる地域じゃ自転車乗れないし、まず制服は?」

柚は得意そうな顔で、ヘルメットを手に取る。そして、ヘルメットを俺の頭に無理やりかぶせた。
「な、なんだよゆ・・・・・」
「だから、私の自転車を使って登校し、ヘルメットを深くかぶって、服装は・・・・・・」

「樹木さんのお兄さんの、学ランでいいじゃないですか!」


しばらく数秒の沈黙。5秒ほど経っただろう。
確かに、女ってばれなければいいんだよな?校門を通過したら学校でジャージに着替える・・・・・。

「柚!それナイスアイディア!」

155:ヒヨドリ:2013/02/19(火) 21:46 ID:QdU

あぁ、樹木が男化してしまいそうです。

156:麗愛:2013/02/19(火) 22:40 ID:RNw

柚ちゃんむちゃ言うね〜(笑)

157:ヒヨドリ:2013/02/19(火) 23:19 ID:QdU

樹木の場合、むちゃぶりが、むちゃじゃないからすごいです(笑)
柚も確かに凄いこといいますね〜!

158:ヤン:2013/02/19(火) 23:32 ID:We.

あぁ〜 学ラン着たらもう完璧に樹木、男じゃん!!(笑)

159:ヒヨドリ:2013/02/19(火) 23:46 ID:QdU



朝、俺はいつもとは違う制服に着替える。
昨日、けっこうかかって探し出した兄ちゃんの学ラン。(ついでに、俺と兄ちゃんは中学同じ)
香りは、いかにも面白そうという顔をしている。
学ランはさすがに少し大きかった。ぶかぶかって程ではないが。

ベルトが無かったので、俺のユニフォームのベルトを代わりとして使う。

ヘルメットをかぶり、いざ学校へ。
予め有美と青には言ってある。

いつもより早めに家を出た俺、柚に自転車も借りていくように勧められたが、自転車は家にあるから断った。
抜き打ち検査の日、風紀委員は普通の登校時刻より早く登校しなければならない。
柚がいるのは確か南門。俺がいつも入る北門と間違わないようにしなければ。

シャーッと自転車から音がする。
いつも徒歩の道を、自転車で通るのは楽しいのかもしれない。


南門の前まで来た。いつもよりは少ないが、もう来て喋っている生徒がいた。
俺はヘルメットを深くかぶり、あごを引いて門の前に行く。



俺が女だということは誰にもばれなかった。
柚が小さく俺にVサインを送る。俺は笑って返した。
素早く更衣室に行き、ジャージに着替える。校内は指定された制服か、ジャージでいいからな。
これで、体育の前の時間に着替えなくていいし、楽。

我ながらすごいと思う。俺女だぜ?学ラン着たら男だって思われるってどうよ?
すごくないか?

160:ヒヨドリ:2013/02/19(火) 23:47 ID:QdU

あ!ヤン(^^)ハロー!
引き続き更新するから見てね〜!

161:麗愛:2013/02/20(水) 14:03 ID:RNw

麗も男装したいなぁ……

162:ヒヨドリ:2013/02/20(水) 17:12 ID:QdU

引き続き更新するとかって言っておいて、更新してないヒヨドリです。
ヤン見てるー・・・?

そうですよね!私も男装したいです(^^)
学ラン、一度でいいから着てみたいな・・・・・!
>>麗愛様

163:ヒヨドリ:2013/02/20(水) 17:22 ID:QdU



「鳥内。」
ふいにあたしは名前を呼ばれた。振り返ると・・・・・・・・!
「あ・・・・!寺ノ上様!?どうしてここに?」

「ちっと、コンビニで買い物しててな。」
今は朝。あたしは登校中で学校に向かって歩いていた。
こんなとこで会うなんて、運命・・・・・・・・?

そうよ!

「あ・・・・の。寺ノ上様・・・・?あたしと一緒に学校に行きませんか・・・・・?」
精一杯の勇気を出したつもり。
あたしなりには自身があった。今1年の篠山樹木と付き合ってるという噂を聞くけれど、
あたしは半信半疑だった。
篠山樹木は今ごろ、着ていく制服がなくて困っているころだろうけど?

王子はかたをすくめた。
「ごめんな?オレ、今日は樹木ちゃんと学校行きたいんだ。オレ達、付き合ってるしな。」
王子はあたしに向かって笑いかけてきた。


嘘、あの噂って本当なの?本人の口から出るほど確実な話なの?
急にわきあがる苛立ちと、醜い感情。
自分では止められないこの感情。どう抑えたらいいのか。

篠山樹木が憎い。

そして、あたしの怒りを爆発させるような言葉を王子が口にしてしまった。

「いやー、最初は君のことマジで好きだったんだよねー・・・。でも今は樹木ちゃんの事が好きだから。」

屈辱。

初めて味わった屈辱。呆然と立ち竦むあたし。
あたしはもう自分のことをコントロールできない。あたしはその道を思いっきり走った。
「鳥内?!」
王子の声が聞こえるけど、もうそんなのどうでもいい。

篠山をいじめて、土下座させて別れさせてやる・・・・・・・!
そうよ。篠山樹木を本気でいじめればいいのよ。後悔させればいいのよ・・・・・!

「ふふっ!あはははっ!」

あたしは校門まで走る。生徒達が不思議そうな目でこちらを見たが、あたしには関係ない。
そう、いじめればいいのよ。気が済むまで。あたしと同じ、屈辱を味わうがいいわ!

164:ヤン:2013/02/20(水) 17:27 ID:We.

鳥内・・・コワッ!!

165:麗愛:2013/02/20(水) 17:27 ID:RNw

あらー。樹木のこと本気!?

166:ヒヨドリ:2013/02/20(水) 17:30 ID:QdU

そうですねー・・・・!
鳥内もう完全にいっちゃってますね・・・・・・。
ってヤン!
なに見てんじゃーーーーーー!(笑)

167:ヤン:2013/02/20(水) 17:45 ID:We.

あはは〜(・∀・)いいじゃん!(笑)

168:麗愛:2013/02/20(水) 19:13 ID:RNw

………………?
ヒヨはヤンに見て欲しいの?見て欲しく無いの?

169:ヒヨドリ:2013/02/20(水) 21:06 ID:QdU

コメントしてくれるのはたまらなくありがたいことです☆
見て欲しくないと言ったら嘘かもです・・・・・・・・。
ついでに今ヤンは塾にいると思います(笑)
必死に勉強中ですよ、きっと。。。

170:麗愛:2013/02/20(水) 22:03 ID:RNw

塾かぁ…
麗は5時前からだから、夜は家でお勉強♪
夜の塾なんて行きたくない!

171:ヤン:2013/02/20(水) 22:19 ID:We.

ヤッホ〜!塾で雑談ばかりしていたヤンです!!(笑)

172:麗愛:2013/02/20(水) 22:23 ID:RNw

塾って大変??

173:ヤン:2013/02/20(水) 22:33 ID:We.

ヤン的には、雑談は楽しいよ!まぁ塾はそういう所じゃないけど(笑)

174:麗愛:2013/02/20(水) 22:40 ID:RNw

塾で雑談w
麗の所は雑談は先生とになるw

175:ヒヨドリ:2013/02/20(水) 23:48 ID:QdU


「あれ・・・・。」
服装検査をしている。どうしよう・・・・・。



あたしのこのミニスカートで通れる方がすごい。案の定あたしは服装検査で引っかかった。
本当に自分はついてないと思う。

「夕日、災難だったね〜。」
「そんなに楽しそうに言わないでよ、奈津(水鳥崎)。」
「ストレス発散と行きますか?!」
奈津がいかにも楽しそうに言う。そしていじわるそうな笑いをたてた。

「ふふっ、そうね。昼休みが楽しみよ。」
篠山樹木が王子と別れればいい。そうすれば、王子だって少しは安心でしょう?本当はあたしのことが好きなんだから。
篠山がくたばった姿が楽しみ。


 ※          ※          ※          ※  


「ところで、篠山は今日来ているのかしら?」
いなかったらつまんないわ。遊び道具が無いようなモノだもの。
あたしは1年の教室のドアを開ける。
あいつは・・・・・・いた。

おかしい、なぜ?昨日の制服で来たのかしら?まさか、だって今日は服装検査があったじゃない。
なのに、どうしてー・・・・・・・・・・・?
「篠山樹木、いる?」
奈津が呼びかける。篠山はいかにも面倒くさいという顔で、出てきた。

「ちょっといい?あなたと仲直りしたいの・・・・」
奈津がとっさに嘘をつくが、それはもうすでに篠山に見透かされていた。
あたしは、まあまあとにかく、といって篠山の手をつかんだが、思いっきり振り払われた。

「右手に触るな!」

そのときの篠山の顔は、明らかに敵意むき出しだった。
まあ、いいわ。そんなことを言ってられるのも、今のうちよ。







  

176:ヒヨドリ:2013/02/20(水) 23:53 ID:QdU

ヤン!ここは雑談するとこじゃないってば!il||li(つд-。)il||li
雑談したければ、せめて小説書きなさい!(怒)
そんでアドバイスでも書いてよ〜!o(;>△<)o

177:あきら:2013/02/20(水) 23:59 ID:i-JB2

ひよどり いじめたいな

178:& ◆hp3E:2013/02/21(木) 17:15 ID:QdU

ウソっ、まさかのネットいじめ??

179:麗愛:2013/02/21(木) 21:03 ID:RNw

>>177
いきなり、どーした?
礼儀という物を知らんか?

>>178
無視でいーんじゃない??
ネットでいじめるって無理w
暴言吐いたらアク禁依頼出せばいいだけ。

180:ヒヨドリ:2013/02/21(木) 21:13 ID:QdU



学校裏に来た、さすがにここなら安心してできる。
「奈津?」
「はぁい、ちゃんとあるよぉ!」
奈津は金属バットをあたしに渡した。

その時、篠山が異常な反応を示す。目を見開き、その後すぐにきつい表情に戻る。
ふふ、おもしろいわ。びびってんのかしら・・・・・・?

「覚悟はできた・・・・・?」

あたしがそう言ったが、篠山はそれを無視し、あたしを睨みつけ、こちらに怒った表情で近づいてきた。
そして、無理やりバットをうばい、投げ捨てた。

カランッ・・・・・・

「土下座しろ。」

それを言ったのは、篠山だった。
いきなり、あたしの襟をつかんだ。
「ざけんな!バットは、んな事に使うもんじゃねぇ!この世界の野球やっているやつら、全員に謝れ!」
いきなりの事で、思考回路が動かなかった。

「ちょっと、あんた離しなさいよ!」
奈津が引き離す。助かった・・・・・・。
「どけ!」
篠山は奈津を突き飛ばす。奈津はキャッっと言って尻餅をついた。
いつもの篠山の表情ではなかった。あたしでも、正直ぞっとする顔つき。

「おい、鳥内。お前がなんの目的でやってんのか知らねぇけどよ、俺お前に、今めちゃくちゃイラついてるからな!」

このままだと、本当に篠山に殺されそうな気さえした。本能的に体が篠山を避けているような気がする。
篠山のここまで怒った顔は、男にも勝るだろう。

あたしは怖くて、平手で篠山の頬を殴った。

だけど、篠山はよろめくことも、頬を押さえることも、苦痛の表情も浮かべる事もなかった。
ただ、あたしの方を見つめているだけ。顔を動かすことも、殴りかかってくることもなかった。
「なんなよ!あんたー・・・・・」

あたしはまた手を振り上げた、そして頬を殴ろうとした
パシッ・・・・・!
篠山に腕を押さえられた。さすがに王子を黙らせるだけあると思う。
すごい力で握られた。手が締め付けられて、手の先に血が行かなくなると思ってしまう程だ。

「いった・・・!」
あたしは必死につかんでいる腕を離そうとしたが、離れない。本当に痛い・・・・・!
「ちょ、ちょっと!夕日を離して!」
奈津が篠山の手を外そうとするが、やはりビクともしなかった。
野球をやっているらしいから、自然に握力はついたのだろう。だが、篠山は本当に爆発寸前だったに違いない。
もともとの握力と苛立ちから出たこの力を合わせると、きっとあたしの腕は引きちぎれてしまうだろう。

篠山は離すどころか、奈津の腕をもう一方の手でつかんだ。

「痛い!」

奈津まで呻き声ををあげた。篠山はいったい何者なのか、他の2人が篠山に近づいても、
そちらの方を見ないで、足で蹴飛ばした。
明らかに今はこっちが不利だ。

181:ヒヨドリ:2013/02/21(木) 21:21 ID:QdU

あ、>>178私です・・・・・・。

麗愛さんありがとう・・・・・!ピーー☆━━━━━…‥‥(・_・ヽ) アリガタビーム!!
そうですね、無視です無視!

182:ヒヨドリ:2013/02/21(木) 23:19 ID:QdU

はは、なんか樹木が主人公なのに、鳥内目線になっています。
でも、いろんな人の目線でやるの私好きなんですよ〜!

さてさて、次は樹木目線に戻そうかな。

183:麗愛:2013/02/21(木) 23:49 ID:RNw

樹木流石!

184:ヒヨドリ:2013/02/22(金) 07:11 ID:QdU

ヽ(*^^*)ノ フフフ!どーも☆
さて、これから書くぞー!

185:ヒヨドリ:2013/02/22(金) 22:15 ID:QdU

快い風が吹いていた。日光が頬に当たり、少しヒリヒリする。
鳥内の鋭い目線。だがそんなのは関係ない気がした。

「ははっ・・・・なによ、殴ればいいじゃない!あんたもムカついてんでしょ・・・・・!?」
あぁ、そうだ。殴れるものなら今頃ボコボコになるぐらいまで殴っているであろう。
「これから夏だ。俺は大会控えてんだよ。暴力沙汰にしたくねぇんだ。」
「な、なによ。これも暴力って言うんじゃないのかしら・・・・?」
鳥内が襟をつかんでいる俺の手を引っ張る。

「じゃあ、俺が今やってるのが暴力だとして、お前らがやったのは何になるんだ?」
鳥内は戸惑いを隠せない。思いつきで言った言葉というのが伝わってくる。
俺は少し嫌な笑いを浮かべた、そして乱暴に襟を離した。

「もう一度言う。俺は、自分より弱い男は彼氏にはしねぇ。お前らも聞いてんだろ?
 あいつはまず、俺の彼氏候補じゃねぇ。」
「は?何。一回呻らせただけで、買った気分になってるんじゃないわよ!」
鳥内はいつもの口調を取り戻しつつあった。水鳥崎達はさっきから、こちらのやり取りを見学しているだけのようだ。
水鳥崎はたまに靴の近くの石をけりながら、地面にむかって舌打していた。

「じゃあ、なにかで勝負してやるよ。それで俺が勝ったら、そのイメージを取り消せ。」
「ふっ、最後まで命令口調なのね?・・・・・・・まあいいわ、その代わり負けたら土下座をさせるわ。
 私達の前で寺ノ上様を一発叩いて嫌われなさい。」
一発叩いただけで嫌われるんなら、こんなに苦労しねえよ。

「そうね、勝負種目は・・・・・・。やっぱり力比べのほうが面白そう。」
「いや、野球にしてさ、負けたらプライドズタズタのがいいよぉ。」
「じゃあ、ふつうにやれるのがいいんじゃない?例えば・・・・・・」

ヒソヒソ話のつもりなんだろうが、こっちまで全部聞こえる。いやにじろじろ見ながら話していたのは水鳥崎だった。
数秒後、いいね!という声が聞こえた。
「いいかも、あははっ!寺ノ上様前得意っていってたしね!」
「きゃー!寺ノ上様かっこいい〜!」

前から思っているんだが、寺ノ上様とか本当にやめてほしい。うんざりだしどこが様なんだよ。
あのチャラ牛変態ナルシストが。

「決まった。」
水鳥崎が不気味な笑みを浮かべる。少女マンガで表すとたぶん顔半分が真っ黒だ。
そんな水鳥崎の表情。

俺はそれを睨みつけずに、ただじっと見ていた。

186:ヤン:2013/02/22(金) 22:24 ID:We.

・・・「買った気分」って、「勝った気分」じゃない?(・∀・)

187:ヒヨドリ:2013/02/22(金) 22:39 ID:QdU

あははは〜!ヾ(- -;)
なによ、漢字テスト毎回100点君めが!なんなん(笑)
どもー☆*~゚⌒('-'*)⌒゚~*☆ウフフ♪

188:麗愛:2013/02/22(金) 23:17 ID:RNw

王子が勝負すんの?

189:匿名さん:2013/02/23(土) 13:32 ID:QdU

うぅ・・・・・"o(-_-;*)
私、説明があまりうまくいってないですね。。。。。
そうです、王子と勝負する予定です。
これからは、もう少し説明(?)というか、人の動作とか(?)気をつけて書いていこうと思います。

あと、今度から『麗ちゃん』って呼んでいいですか・・・・・・?

190:麗愛:2013/02/23(土) 13:37 ID:RNw

ん?麗でいいよ?

191:匿名さん:2013/02/23(土) 14:30 ID:QdU


ドタドタと廊下に響く俺の足音。俺は今3階の廊下を歩いている。
寺ノ上が居るという2組の教室のドアを乱暴に開けた。

ガラッ・・・・・ドカッ。

勢いでドアが跳ね返ってきた。教室にいるほとんどの生徒がこちらを振り向いた。
俺はそんなのも関係無しに、寺ノ上がいる机へと向かう。寺ノ上は全く意味が分からないとでも言いたそうな目つきだった。
俺は床に膝を落とし、机の上に肘をついた。

「腕相撲、つまり腕力勝負。負けたら俺の目の前には一切来現れるな。」

数秒の沈黙が続いた。寺ノ上の顔つきはさっきより引き締まってきているように見えるが、やはり意味はまだ理解していないらしい。
ゆっくりと再び教室のドアが開いた。2年の女子数人と、鳥内、水鳥崎だった。
イライラする位『静かな女の子』を演じていた。

「失礼します・・・・・入っていいですか・・・?」
何処となく、どうぞという声が聞こえた。ゆっくりとドアを閉める鳥内と水鳥崎、その後ろに金魚の糞みたく
くっついてきてる女子2人。・・・・・今度から女子@、Aと呼ばせもらおう。

こちらに向かって歩いてくる2年女子、それをいつものへらへらした表情で見ている寺ノ上。
鳥内が寺ノ上が座っている席に来て、寺ノ上をじっと見つめた。

「・・・・・・・・・・」

何かを言うために言葉を考えているらしいが、なかなか言葉がでないらしい。
何が言いたいのかさっぱり俺は分からないけど。

「・・・・・この篠山樹木と勝負してください。あたしはやっぱり寺ノ上様と篠山が付き合ってるなんて信じられないです。
 だから、もし篠山が勝ったら篠山と分かれてください。でも、寺ノ上様が勝ったら諦めます。」

・・・・・・・ん?どういうことだ。だんだんどっちが味方なのか区別が付かなくなってきた。
なんか。2年の女子+俺VS寺ノ上みたいになってね?
でも、なんだか理解不能だけど、とにかく勝てばいいんだな?

寺ノ上は一度俺の顔を見て、鳥内に視線を戻した。すこし口元を引き締めると
「分かった」
と一言だけ言って、俺の手をつかんだ。

何処からか、「カーン!」
という声が聞こえたと同時に俺は腕に力を入れた。

決着は10秒でついた。

俺の圧勝、その途端クラスの人たちの目線が一気に俺に集中した。

192:ヒヨドリ:2013/02/23(土) 14:38 ID:QdU

上の私です・・・・↑

そんな、先輩に向かって呼び捨てはNG・・・・っ!
麗ちゃんでお願いします。

これからも駄作読んでください。。。。

193:麗愛:2013/02/23(土) 18:33 ID:RNw

>ヒヨ
先輩???

194:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 00:05 ID:QdU

麗ちゃんは中2でしょ?
ヒヨドリは中2じゃないから。。。

麗ちゃんより年下なんだ〜
それに、小説だって私の方が下手だし、間違い多いし。
決してお世辞ではないですよ!

195:麗愛:2013/02/24(日) 00:10 ID:RNw

小説って書き始めて何年?何ヶ月?

196:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 00:12 ID:QdU

んとね〜

もうすぐ二ヶ月!
この小説が始めて書いたのです。

197:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 00:14 ID:QdU

あ!間違った!
一ヶ月!

198:麗愛:2013/02/24(日) 00:27 ID:RNw

なら、2、3ヵ月しか変わらないじゃん!
学年的に言うとー、同級生ってことになる!

よし、同級生w

麗って呼んでねー☆

199:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 00:40 ID:QdU

さてさて、この小説もそろそろ終わりです。。。。
この章はすぐ終わらせて、次の章はめちゃくちゃ短くなる予定です。。


         話の続き↓

「俺の勝ち。もう二度と俺の目の前に現れるな。」
俺は厳しい言葉を吐き捨てるように言った。寺ノ上の表情は俺を睨んでいるようにも見える。
鳥内は今にも飛び跳ねそうなくらいの喜びを隠しているようだ。
俺は無言で3年の教室を出る。背中に無数の視線を感じたが、振り返ることはなかった。

この勝負は決してまぐれで勝ったんじゃない。相手が弱すぎたんだ。

俺の腕力を舐めるからだ。これでも俺は野球で全国大会ベスト4に入ったんだからな。


この地獄の日々はきっともう終わるだろう。

これでもう地獄の日々が終わり、普通の日々に戻るだろうと思っていた俺。
だが、現実は甘くないようだ。
次々に出てくる問題、対決。これはいつまで続くのか。


第二章 〜先輩と後輩、チャラ男とスポーツマン〜  完

200:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 00:42 ID:QdU

200!

あれ?なんか急に終わったね〜〜www

201:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 00:45 ID:QdU

じゃあ・・・・麗と呼ばせていただく。
うわあ・・・・・・・!なんとなく感動・・・・・!なんか、一気に200行っちゃったし、
麗愛様のことを麗って呼べるなんて・・・・・・!

202:麗愛:2013/02/24(日) 00:52 ID:RNw

200おめでとーっ!!
第三章?も楽しみにしてるね!

麗もヒヨって呼んでるし、タメでいこーよ

203:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 01:02 ID:QdU

☆:*:・感。゚(゚ノД`゚)゚。動・:*゜☆
タメ!?麗・・・・・!分かった。少しづつ慣れて行こうと思います。

それに楽しみにしてるなんて言ってくれるの麗くらいだよ・・・・+。:.゚ヽ(*´∀')ノ゚.:。+゚ァリガトゥ
これからもがんばります!

第三章 〜別れ〜

です。なんか前と比べて題名が短いです。もうすぐこの小説も終わりーーーー!
でも、樹木も好きだし、どうしよーー!

204:麗愛:2013/02/24(日) 08:24 ID:RNw

じゃあ、完結したら番外編とか書いたら?

樹木の恋愛とか……(笑)
いじめが終わった後の物語としてっ!

205:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 11:57 ID:QdU

そうですね・・・・。でもこの後の章は微妙に恋愛系になると思います。
あぁ、やだな。恋愛系苦手・・・・・。というか、樹木の恋愛なんて考えられない!

なんとなく、この話が終わったら新しいスレ立てようかと。主人公候補に一応樹木も入ってます。

206:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 12:43 ID:QdU


俺はゆっくりと振りかぶる

ボールはミットに吸い込まれるー・・・・・

「ストライク!バッターアウト、ゲームセット!」
そう審判の声が聞こえた。

俺はこの時のこの様子を、あの人が見ているなんて思ってもいなかった。


第三章の意味不明プロローグ   完


第三章 〜別れ〜

一難去ってなんとかってこういうことだろう。
無事にいじめのことも解決し、修理に出した制服もそろそろ帰ってくる頃だった。
朝、俺はジャージ姿で家を出た。

桜の季節はとっくの昔に過ぎ、桜は青々とした葉を付けていた。
今は7月。日差しが強く、今日は真夏日並の暑さになりそうだ。

「樹木!」
青が俺の名前を呼ぶ。
「なんだよ、お前今日早いな。有美は?」
「いやいや、それどどころの話じゃないんだ!」

いつものヘラヘラした顔つきじゃなかった。
「・・・・・・・なんだよ。」
「今度の夏の大会のための練習試合があるんだよ!だけどさ、9人そろってないんだ!」
そういや、今年の野球部の新入生、青を入れて7人だったっけ。

「ん?でも野球部全体では30人位いるだろ?」
「相手は1年だけで試合するって言ってんだよ!断るかと思ったが、かなりの名門校らしくて、どうにか
 人数賄おうって監督が言っててさ。んでそこまで正式な試合じゃないからさ」

まさか

「樹木、入ってくれね?」
はぁぁ?

「でも、なんで俺?」
「有美にはOKもらってる。」

強制的?まさかの。中学生男子の試合に俺が混ざって投げろと?しかも名門校だと?
青がケータイを取り出す。4コール鳴った後に青が喋りだす。
「あ、先輩?・・・・・・・はいOKもらいました・・・・・・・・・・・あそこですか?はい分かりました。
 伝えときます。」

青はケータイを閉じた。そしてサンキュー、有美呼んでくると言って俺から離れた。
俺、出るなんて一言も言ってねえんだけど。
数秒後、有美が家から出てきた。

「あはよぉ、樹木ぃ・・・・・。」
「有美、おまえも試合に出るのか?」
「うん。」

これから1週間、試合の為に学校の野球の練習に出ろとの監督命令が出た。
その為、女子野球部の練習は1週間休みとなる。

いや、まあ。小学校の時は男子に混ざって野球してから、慣れてるっちゃ慣れてるんだけど、
3年の先輩が嫌に期待&プレッシャーをかけてくる。
ははは。
というか、あまりにいきなりすぎだ!

207:麗愛:2013/02/24(日) 12:49 ID:RNw

私に期待しなーいで
………………
プレッシャーぁーー♪

↑AKBのやつww
いまの樹木そっくり!?

208:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 13:34 ID:QdU

え?それって歌ですか?

209:麗愛:2013/02/24(日) 13:39 ID:RNw

うん、歌。
永遠プレッシャーのサビw

本当は、

私に期待しないで
(理想の彼女になんて)
(きっとなれない)
プレッシャー

だけど、樹木。恋愛ちゃうから()を……にした

210:麗愛:2013/02/24(日) 13:47 ID:RNw

>ヒヨ
なんか、敬語になってなぃ?

211:テト:2013/02/24(日) 17:56 ID:JoE

ヒ…ヒヨドリ様・・・
すごすぎます!!

212:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 18:49 ID:QdU

>>麗

そうですね・・・・。おっと!また敬語に!
少しづつ慣れていくよ!(^▽^)/

>>テトさん

始めましてー! 感想ありがとう×100 わあい\(^▽^\)(/^▽^)/わあいっ
新読者!やったぁ!また見てくださいです!!(喜)

213:麗愛:2013/02/24(日) 21:06 ID:RNw

>ヒヨ
久しぶりの新読者!
あ、紳士と宿命完結したよん☆

敬語をやめる方法ー!
友達と話すような感覚でっ!
麗をヤンと思えばいいんだよっ!←えw

214:ヤン:2013/02/24(日) 22:48 ID:We.

・・・久しぶりに来たら200超えてるし、第三章になってるし!おめでと〜(>∀<)/

215:ヒヨドリ:2013/02/24(日) 23:00 ID:QdU

おひさ〜!ヤン!

なんか、いままで書いてた小説が消えてた(笑)


麗!頑張って敬語やめるよ!
友達感覚になれたら、すごく嬉しい!

216:麗愛:2013/02/24(日) 23:05 ID:RNw

>ヒヨ
友達関係〜♪

217:ヒヨドリ:2013/02/25(月) 16:54 ID:QdU

ラジャー!頑張って友達関係になるぜ!
さて、今から小説書こーーっと!あぁ、色々大変!

218:麗愛:2013/02/25(月) 21:07 ID:RNw

>ヒヨ
ファイトですっ♪

219:ヤン:2013/02/25(月) 21:39 ID:We.

がんばれ〜(・∀・)/

220:大和:2013/02/25(月) 21:55 ID:/qE

小説より雑談が多いっておかしいのですが。

221:ヒヨドリ:2013/02/25(月) 22:33 ID:QdU

あぁ、とうとう来てしまいましたか。。。

あの大和さんが・・・・・・・・
申し訳ございません。( ´Д⊂ヽごめんなぁぁ[涙]
 大和さんに嫌われないように、小説頑張って書きます。・・・・・というか、チラッとでも見てくれたんですか?

でしたら嬉しいです。っとまた雑談!

222:麗愛:2013/02/25(月) 22:40 ID:RNw

>ヒヨ
更新がんばれっ♪
大和sにまたお会いした(殴←反省しろよの一発w

223:ヒヨドリ:2013/02/25(月) 23:14 ID:QdU


今日は日差しがとても強い。やはり真夏日並みの暑さだった。
練習用のユニフォームを着用、スパイクを履き、グローブを持ち、帽子を被った。
準備は出来た。

俺はグラウンドに目をやる。もう準備を始めている1年がいたが、陸上部だろうか。
有美を呼んでみたが返事がない。まだ着替えてるのか?
「先行くぞ。」
「分かったー!」

俺は玄関を出て、石段を下りた。夏の生暖かい風が顔をさする。
野球部の用具室までダッシュした。まだ野球部で準備をしているやつはいない。
何をやったらいいか迷っていた俺は、野球部の更衣室に入るわけにもいかず、とりあえずバットの入った箱を、
用具室から出そうとした。

「ん?君が篠山君か?」

後ろから声をかけられた。
振り向くと、ガタイのいい男が俺を見下ろしていた。・・・・・・・野球部の監督か?
「え・・・・・っ・・」
「野球部の監督だ。名前は、佐藤義正。」

なんというありふれた名前なんだ!と叫びそうなのを必死に押さえ、俺は帽子を取り、頭を下げた。
「篠山樹木です。今日から一週間お願いします」
俺は顔を上げ、帽子を被りなおす。見上げてみると、やはり大きい男だと改めて思う。

「やはり信道の妹だな?ふふん、えらいしっかりした兄妹やな。そういえば信道も初めて会った時
 こんな挨拶してたかもしれん。」

こんなとこで、兄の事なんか聞きたくない。面倒くさいと思った俺は、話の切のいいところで、
「ありがとうございます。ところで、今日は何の準備をしたらいいですか。」
と、尋ねた。
突然、監督は笑い出した。

「はっはっはっ!初めてなのに誰よりも早く来て、準備するなんて何処のいいもんじゃ!はっはっはっ!」
・・・・・ははは・・・。

224:麗愛:2013/02/25(月) 23:18 ID:RNw

流石樹木!!
野球への熱意が感じられるー

225:ヒヨドリ:2013/02/27(水) 07:38 ID:QdU

麗!ありがとー☆ ・・・・・くそっ!全部消えちゃった!また今から書き直しだぁ!




監督はまだ小さく小刻みに笑っていた。
「まぁ、まだよい。準備してるのを見てなんとなく覚えればいいんだ。」
・・・・・・・適当な監督だ。うん適当。・・・・・めちゃ適当。

「樹木ぃー!」
背後から有美の声が聞こえる。
「ごぶさたしてます、監督。」
有美は監督を見上げて、少し笑いながらだった。
「おぉー!君が青の姉か?」

しばらくの間、有美と監督が喋っているから、いくら断られてからって準備しないわけにはいかないだろう。
俺は用具室のバットの入った箱を再び持ち上げた。その時
「お!そうだ。背番号の発表しないといけないのか。」

監督が思い出したように言う。・・・・・おいおい監督大丈夫か?まじで・・・さ。

「みな、集合!」
監督の声と共に更衣室から25、6人が出てきた。男子はすごい迫力だ。
俺のことをじろじろ見る3年。中には全身をぐるっと一周見ていくヤツもいた。

「さぁて、1年よく聞けよ。えーと、んー今度の試合のことは知ってるよな?さっそくだが背番号発表ー・・・」
適当だ!今発表する意味がないと思うのは、はたして俺だけだろうか。

「じゃあ、背番号1−・・・・・・篠山樹木。んで2−・・・・京かなぁ。」
ん?今なんて言った?背番号1が俺?ピッチャー俺・・・・・?

「えっ、ちょ、か、監督!さすがにピッチャーは無理です!」
俺は全力否定!名門校(しかも男子の野球部!)に、女の俺が投げろと?
だけど、適当な監督は。
「んー、いいよ。大丈夫、このチームは打たせて取るチームだから、あんまピッチャーは関係ない。」

もう一度、・・・・・・適当だぁ!
それに隣に居るこの先輩が、嫌味までいってくる!

「140`は楽に出るんだろうなぁ?」
「出るかもしれませんね(棒)」
さすがに先輩を睨むわけにいかない。(と言っている俺が前睨んだ人は誰だったっけ)
俺は少し引きつっただろうけど、一応笑って答えたつもりだ。

っていうか、140も出るわけないだろ!『バッテリー』の主人公じゃあるまいし!

よくよく考えたら、それは冗談で言ったのかもしれない。
「まじかよ・・・・・・!」
と、その先輩が小声で呟いたのだ。いや、真面目な顔で冗談言わないでくれる?

あんまり真面目に話を聞いていなかったけど、有美がファースト、青がショートということだけは理解した。

226:ヒヨドリ:2013/03/01(金) 00:23 ID:QdU





適当な監督さんのおかげで俺がピッチャーをやることになった所為か、次の日から俺は学校の女子の
注目の的となってしまう。どこから情報が洩れたのか。
ピッチャーだからなんだよ!打たれるピッチャーの役なんか演じたくねぇ!
そう心の中で叫んでみた。

「ほら、あの人でしょう?」
「ええ、そうみたいね。野球の名門校との試合でピッチャーやるなんて、すごいわね。」

ははは・・・・・・って笑えねぇ!女子の目線がうざい。チラチラこっちを振り向く女子もいる。
それにしても、野球部の練習は普通、つまり一般的だった。
アップだろ?キャッチボールにボール回し、それが終わるとノックだろ?

なんでも、七色の魔球を投げられたと言われる監督(佐藤義正)。もう少し他校とは違う練習をしていると思っていた。


俺のその思いをひっくり返したのは、試合3日前のことだった。

俺と有美が少しだけ野球部に慣れた時だった。監督が欠伸をしながらグラウンドに来た。
「ふわぁー・・・・今日は試合に備えて監督ノックするぞぉ・・・・。」
一瞬、部の全員がビクッと肩を震わせたような気がした。

「なぁ、監督ノックってなんだ?なんか皆、今変な反応したよな?」
俺は偶々隣に居た、試合当日キャッチャーをする・・・・・・『京』というやつに聞いてみた。
京は俺の目をじっと見た。

「監督が考えた、まさに魔球のノック。」
「・・・・・え?」

「ノックで、イレギュラーバウンドが来るんだよ。」
と、青が口をはさむ。こいつらは監督の話中なのに、誰一人聞いていないのか?っていうかイレギュラーバウンドって・・・・・
「やろうと思って出来るものなのか?イレギュラーって・・・」
不思議に思い、青に問うてみる。だが、今度返答したのは、前にいる2年だった。

「ま、一般人には無理だな。あ、あとこれ企業秘密だからな。誰にもばらすなよ。」
これだけ言って、2年は前、つまり監督の方を向いた。
企業秘密の意味違うと思うんだけどな。


イレギュラーバウンド

球技において、球が何らかの障害物により、不規則な跳ね方をすることである。

これらの打球は野手の失策の対象とはならず、そのためイレギュラーバウンドの打球を野手が弾いたりトンネルしてしまい、
打者走者が生きることになっても、それは安打として記録される。

227:空き缶 ◆KnlY:2013/03/01(金) 14:31 ID:T2o

アドバイスの依頼を受けましたので書かせていただきます。
人の小説にアドバイスするの初めてなんで出来は期待しないでください(´・ω・`)

・・・・・は…(三点リーダー)偶数個です。 私も前にそういわれましたww
!や?を重ねて使うとき(!?や?!のように)は半角で! これも私が言われたことです。気がつかないものですよ(´・ω・`)
あとこれが一番説明しにくいんですが(←)、!のあとの言葉の間はヒトマスあけます(謎)。
本文を例にとって説明するとですね、

>>225の八行目。
「おぉー!君が青の姉か?」
  ↓
「おぉー! 君が青の姉か?」

>>226の三行目。
ピッチャーだからなんだよ!打たれるピッチャーの役なんか演じたくねぇ!
  ↓
ピッチャーだからなんだよ! 打たれるピッチャーの役なんか演じたくねぇ!

……といった感じです。理解していただけたでしょうか(´・ω・`)
説明下手で申し訳ありません(ジェットストリーム土下座)。

私の小説を応援してもらってありがたいばかりです。
ヒヨドリさんも頑張ってください(`・ω・´)

228:ヒヨドリ:2013/03/01(金) 16:12 ID:QdU

アドバイスありがとうございます+。:.゚ヽ(*´∀)ノ゚.:。+゚ァリガトゥ!
なるほど。半角にするんですね→!? 

  空き缶 ◆KnlY様、ありがとうございます【★тндйκ чoμ.゚+。☆ 】ョ´∀`)
これから、気を付けていきたいと思います。わざわざ来てくださってありがとうございました!

めちゃくちゃ理解しやすかったです! (土土土土土土土土下座!)
また来てもらえたら、光栄です。 これからも頑張ります!

229:空き缶 ◆KnlY:2013/03/01(金) 19:01 ID:T2o

>>229
的確で!完璧な!アドバイスを!という場合は専用スレへGO!
そう言ってもらえて嬉しいです。こちらも負けずに精進しますww

230:ヒヨドリ:2013/03/01(金) 20:24 ID:QdU

私は専門的な小説の言葉は分かんないのです。
 今の小説は私自身、直そうと思っていることがありますし、もう少し人の行動(?)
とか、読者様に分かりやすく伝えるようにしているつもりですが、やはりまだまだなのです。

小説と言えない位酷い作品があっても、『個性的』と言えば済んでしまうのです。(私の作品のようにw)
でも、基本的な事は知っておかないとですし、やはりこういう場合は、先輩に、・・・・・・という事でして、
空き缶 ◆KnlY様に頼んだわけでございます。

それと、空き缶 ◆KnlY様を含む、尊敬する3人の先輩様、ありがとうです。
これをきっかけに、もう少し良い作品がかけるといいと思います。ぜひぜひご応援を・・・・・・・・

231:麗愛:2013/03/01(金) 20:57 ID:RNw

ヒヨファイト!!!

麗はいつだってヒヨ好きだょー!
って、個性的って……

232:空き缶 ◆KnlY:2013/03/01(金) 23:11 ID:T2o

>>230
そういうことでしたか。
自分、依頼を引き受けたときは結構嬉しかったんですよww
先輩……キラッキラしてるよ←

雑談注意されそうなので私はここで。

233:゚+。:.゚*rin*゚+。:.゚  ◆gXeQ:2013/03/02(土) 10:59 ID:6RU

あの……雑談多過ぎません?

やるなら交流板かフリートーク板へどうぞ。
それでも無視して辞めない場合、アク禁で。

234:麗愛:2013/03/02(土) 11:11 ID:RNw

わっわっ、アク禁ゎ困る!
ごめんちゃい……

235:ヒヨドリ:2013/03/02(土) 19:16 ID:QdU

>>゚+。:.゚*rin*゚+。:.゚  ◆gXeQ様

開いてくださってありがとうございます! いや、もう開いて、チラッと見ていただくだけで嬉しいです。
以後、雑談が多くならないように気をつけますので、お許しください・・・・。

でも、アドバイス等は多めにみてくださいm(_ _)m お願いします。
これから、書こうと思いますが、ちょっと調べることがあるので、小説はもう少々お待ち願います。

236:ヒヨドリ:2013/03/02(土) 19:37 ID:QdU

熱血野球小説!・・・・・目指して頑張ります。


「イレギュラーバウンド!?ヒャッハー何ソレすごいない?」
「有美、落ち着け。」
興奮状態の有美の腕を青がつかむ。イレギュラーバウンドを打つなんて聞いて同様しない方がすごい。
監督ノックと聞いて、野球部全体がどよめくのだから。


「監督って七色の魔球持ってんだぜ?知ってるか?」
その会話を聞いたのはノックの数分前だった。2年の先輩が俺の前で話していたのだ。
「え?魔球?」
「えーっと、確かカーブとシンカーと、チェンジアップにスライダー、それにシュートだろ?あと・・・・」
「まさか、ナックルとか?」

聞いた瞬間寒気が襲う。監督は只者ではないことが明らかになったのだ。

「そう! それと、ジャイロボール!それ投げれたらしいぞ!」

これで、7つ。これだけの変化球を操るって天下のピッチャーじゃないか! これこそ新聞沙汰所かテレビ局が
押し寄せて来るんじゃないか?

「なぁ、そこの1年。」
不意に声をかけられた。それは今変化球の話をしていた2年の先輩だった。

「ナックルってどんなボールか知ってるか?お前、ピッチャーだったんだろ?」

237:ヒヨドリ:2013/03/02(土) 20:02 ID:QdU


一人は睨むような目つき。もう一人はからかうように薄く笑みを浮かべていた。

俺は昔の記憶を瞬間的に探ってみた。兄が庭で練習している時に机に置いてあった、ピッチングの本。
その中で、一番印象に残ったナックルとジャイロボール。

「ナックルはピッチャーでも予測がつかないほど不規則な動きをします。ボールをこう持って・・・・」
俺はグローブに入っていたボールを持ってみる。
「こうやって、爪をボールに当てるようにして、指で押し出すように投げると空気抵抗かなんかでフラフラした
 球になるんです。ナックルが来るって分かっていても打てないので、魔球と呼ばれるらしいですよ。」

驚きを隠せない先輩の顔は、写真で撮ってみようかと思うぐらい面白かった。
「おま・・・・っ、ナックルっていうの投げられんのか?」
一人がおろおろした様子で問いかけてきた。

「まさか。変化球は肩に負担がかかるので、まだどれも練習なんかしてないですよ。それにナックルは軟球じゃ
 変化しませんから。」

二人は顔を見合わせた。その時、監督の声がグラウンドに響き渡る。
「いくぞぉ! 絶対取るつもりでつっこめよぉ!」

3年が最初だ。監督はボールを叩きつけるようにして打った。カキッ、と金属音が響く。
ボールが3年に向かって飛んできた。危なげもなく3年は補給しようとするが

「あっ。」

そのボールがワンバウンドして、右に反れた。

まさにこれがイレギュラーバウンド。
まさか、本当に打てるなんて俺も思っていなかった。
3年は捕球できずに、ボールは草むらへボテボテと入っていった。

監督、佐藤義正。脳でこの名前を探してみるが、この名前は一切昔の記憶から、出てこなかった。
こんなすごい選手なのに、なぜ有名じゃない。なぜこの名を俺は知らなかったのか。

238:ヒヨドリ:2013/03/02(土) 23:48 ID:QdU





その日は薄く雲がかかった日だった。少し肌寒いような気がしたのは朝早いからだろう。
7時に学校の第2グラウンドに集合だ。土曜日だというのに、早起きしすぎが。まだ5時半だった。
俺はカーテンを開け、まだ寝ている香りを起こさないように静かに階段を降りた。

試合。

箪笥から、学校の備品のユニフォームを取り出す。南校とかかれていた。
適当に朝食を済ませ、箪笥から学校の備品のユニフォームを取り出す。さっさと着替え必要をバッグに詰める。

「お兄ちゃん・・・・?」

眠たそうな香りの声が聞こえた。それと同時にゆっくりと階段を降りてくる音がする。
香りがリビングのドアを開けた。

「あっ、お姉ちゃんか。ごめん間違えた、お兄ちゃんいつもこの位の時間に家出てたからなんとなく・・・・」
「いいけど。まだ6時だぞ?寝てろよ。」
あまり兄のことを聞きたくないから、わざと突き放したつもりだったが、香りは首を振った。

「ううん、見に行く。今日試合なんでしょ?有美ちゃんが言ってた。」
「香り、お前野球興味あるのか?」

香りは少し微笑んでいた。自分の妹ながら可愛い。
「うん、最近だけどね。お母さんにも許可もらって来年から小学校の野球部入るんだ。」
「まさか、俺の影響?」
香りは当たり前だという顔で頷いた。俺の野球は俺の妹までを支配しようとしているのか。

「後で来い。」
と、それだけ言って、鞄とバットを担いで俺は家を出た。

鞄を乱暴にチャリの荷台に置く。跨ってペダルをこぐ。

東の空に、少しだけ太陽が見えていた。

239:麗愛:2013/03/03(日) 09:20 ID:RNw

なんかユニフォーム2回取り出してません?

240:みかん:2013/03/03(日) 11:07 ID:h1o

面白いですね。
がんばってください♪

241::

R-18厳禁

242::

R-18厳禁

243:麗愛:2013/03/03(日) 12:10 ID:RNw

人の小説でR-18の小説を紹介するのはどうかと思うよ?
年齢認証があるやつは“いいえ”で退場した方が身の為。
あと、みかんs何歳なの?
ここは18禁になるような小説を書くのもダメだし紹介もダメだと思う。

244::

R-18厳禁

245:麗愛:2013/03/03(日) 14:31 ID:RNw

24才ね。
なら常識は分かるかな?

R-18の小説って自覚してるのに紹介するなんて。まあ、みかんsが24才なのとちゃんとR18て書いたことは正しいと思う。
けど、人のスレで紹介しなくてししと思うょ☆

あと、244はR18じゃないってことだよね?なら、いいんじゃないかな。でも、ヒヨのスレで紹介しなくたって…………

ヒヨ、ごめんね。

246:ヒヨドリ:2013/03/03(日) 15:34 ID:QdU

>>みかんさん
R18かぁ、私が見るのは後2190日後ですね。おもしろいって言ってもらうのは嬉しいですが・・・・

 でも、他の小学生などが開いてしまうと悪いので、削除依頼出させてもらってよろしいでしょうか?
というか、これ以上雑談すると゚+。:.゚*rin*゚+。:.゚  ◆gXeQさんにアク禁にされちゃう。。。


>>麗 いえいえ、謝る必要なんかないですよ☆
 味方してくれてありがとう! 確かに、ユニフォーム2回出してますね・・・・・・・・。


 えぇい!これ以上荒らしが来たら!アク禁送り版にぶち込んでやるぅ!!覚悟ぉぉぉ!

247:麗愛:2013/03/03(日) 15:42 ID:RNw

あ、もう既に削除依頼出しましたょ?

248:ヒヨドリ:2013/03/03(日) 15:43 ID:QdU

麗が削除依頼に出しててくれた!ありがとう!×100
あとで小説書きますね。ほんとありがとう!助かった(嬉泣)

っと、゚+。:.゚*rin*゚+。:.゚  ◆gXeQさん。只今はちょっとしたトラブルのため、これは雑談とみなさないでほしいです。
おおめに見てくださいましです。

249:麗愛:2013/03/03(日) 15:46 ID:RNw

削除依頼は出したけどまだ対処されてないみたいで……

250:ヒヨドリ:2013/03/03(日) 19:08 ID:QdU

>>麗     どのぐらい経ったら消えるのでしょうか・・・・・・     



試合。

箪笥から、学校の備品のユニフォームを取り出す。南校とかかれていた。
適当に朝食を済ませ、箪笥から学校の備品のユニフォームを取り出す。さっさと着替え必要をバッグに詰める。
これ×↑

試合。

適当に朝食を済ませ、箪笥から学校の備品のユニフォームを取り出す。それには、南校と書かれていた。
俺はさっさと着替え、必要品をバッグに詰める。
これが○です↑

間違いばかりですみません・・・・

251:ヒヨドリ:2013/03/03(日) 20:15 ID:QdU



この3日間、監督のもう特訓だった。3日前はイレギュラーバウンドを使った瞬発力を高める特訓らしい。
2日前は、俺と京はピッチング練習。勿論他はノック。俺は軽く30ほど投げて終わりだった。
1日前。俺以外は、またまたイレギュラーバウンド取り。少しずつ皆取れるようになってきていた。

そして、ボール回しの特訓、牽制球の処理、ショート(青)のカットの練習。
とにかく、試合1日前は、めちゃくちゃ詰め込んでいた監督だった。

こんな練習で、名門校と試合が出来るかと思うだろう。だが、確実に俺のピッチングも、1年の守備も
完成度を増してきていた。


学校のグラウンド。やはりまだ誰も来ていなかった。
結局、イレギュラーバウンドを10球受けた俺だが、3球しか取れなかった。だが、監督はそれでいいと言う。

「はよーっス!」

ぎょっ! なんとまさかの、名門校野球部がバスから降りてきたではないか!

「おはようございます!」
俺も帽子を取り、軽く挨拶した。というか、1年しかいないんじゃないか?12、3人ほどしかいないから。
うっわ今頃になってから、少し緊張してきたぞ?落ち着け俺!!

252:アイン:2013/03/04(月) 15:58 ID:WDE

こんにちは♪
アインといいます。
この小説、面白いですね!!
書くの頑張ってくださいネ!!

253:麗愛:2013/03/04(月) 16:25 ID:RNw

泣いて喜ぶヒヨが頭に思い浮かぶっ……

254:ヒヨドリ:2013/03/04(月) 17:27 ID:QdU

めっちゃ嬉しい! アイン様ありがとう。・゚・(゚`д´゚)・゚・。uresinaki
アインさんは野球好きですか?? 私はむっちゃ好きです!
 これからも、ぜひ見てください!゚.+:。∩(・ω・)∩゚.+:。  >>アイン様

いやもうめっちゃ嬉しいですよぉ・・・・・・。よっし、頑張って小説書くぜ!!・・・・・・・あ。。。

255:アイン:2013/03/04(月) 21:37 ID:Lik

私は見る専門ですね!兄がやってるんですよ(^∀^)
WBC(だっけ?)3連覇!!ファイト!!

256:ヒヨドリ:2013/03/04(月) 23:01 ID:QdU

へぇぇ!!お兄さんですか!いいなぁ〜〜! 
私はずっと昔から、野球部のお兄ちゃん欲しかったんですよ( ´・ω・)o
 お兄さん何歳ですかね?? ←興味津々 

257:ヒヨドリ:2013/03/05(火) 07:01 ID:QdU



「君も・・・・今日の試合に出るのかね?」
そう話しかけてきたのは、相手校の監督らしき人だった。

「はい。今日ピッチャーをやらせていただきます。」
俺は軽く頭を下げる。一瞬、相手校の野球部がすこしざわついた気がした。
・・・・・・こいつら、俺が女って気づいてんのかな。

俺は帽子の鍔を持ち、深く被せた。


「じゃあ、サイン決めておこうぜ。」
そう京に言われたのは、試合が始まる前のピッチング練習の時だった。

「変化球投げられるわけないのに、どうやってサイン決めるのかだよな。」
キャッチャーの無茶ぶりは怖い。

「いや、カーブぐらい投げられるだろ?」
「投げ方は知ってるけど?」
「じゃあ、投げてみろよ。」

キャッチャーの無茶ぶりは怖いな。いやホントまじで。

親指を出したらカーブ。その他はストレート。それが京と決めたサインだった。

258:ヒヨドリ:2013/03/05(火) 07:35 ID:QdU



「試合開始! 礼!」
「おねがいしゃーす!」

礼が終わると、一斉に相手校の野球部が守備に着いた。


先行は我野球部。1番君はライトのなんとか君。

「平ちゃーン! 打ってけよー!」
「もう少しバット短めに持てー!」

騒がしいベンチの後ろの方に座り、まずはピッチャーがどの位のレベルなのか、確かめよう。

金属音が響き渡る。 
「ファール!」

かなりの速球だ。やはり最初では打ち遅れるのだろうか。
ピッチャーは余裕ぶっこいて、舌を出している。なんなんだ、あのピッチャーは。


結局3人で終わった。おいおい、上位打線が何やってんだよ。試合は6回までしかないんだぞ?


最初のバッターは、背番号4君、左バッター。こっちを睨みつけているような気がするのは気のせいか。
打たせて取るバッティングだから、本気は出さない。むしろスローボールを投げてやろうかと思ったくらいにして。
京のサインは・・・・・・ピースか?あれ。

1球目、外郭低めにいった球はうまく打ち返されたが、セカンドが取ってまずは一人アウト。
次のバッターの球が2遊間を抜け、バッターを背負うことになったが、3人目でショート(青)がうまくボールを
捕球し、5球でその回は終わらせた。

「ばか者ー! ちゃんと捕れ! バッターは一人も出すなぁ!」
監督がいつもよりむっちゃピリピリしているのは・・・・・・・・気のせいか?

259:ヒヨドリ:2013/03/05(火) 20:18 ID:QdU

おっと、間違い!

「ばか者ー! ちゃんと捕れ! バッターは一人も出すなぁ!」
監督がいつもよりむっちゃピリピリしているのは・・・・・・・・気のせいか?
これ×↑

「ばか者ー! ちゃんと捕れ! ランナーは一人も出すなぁ!」
監督がいつもよりむっちゃピリピリしているのは・・・・・・・・気のせいか?
こう○↑

260:ヒヨドリ:2013/03/05(火) 23:30 ID:QdU



「すみません! あのっ、監督!?」
見知らぬ若い男性がフェンス越しから、監督に話しかけていた。
「なんだ。」

男性が監督に何か耳打ちした。監督の表情は一瞬にして固まったように見えた。
監督は後ろを向き、こちらのベンチからは見えない所に目線を移した。
それが、さっき。2分ほど前のことだ。

それから監督は、ピリピリしている。なにかあったらしいが、誰も何も聞かなかった。

金属音と共に野球部の声が沸きあがる。4番バッターがヒットを打ち、ノーアウト2塁のチャンス。
次のバッターは青。監督からサインを受け、バッターボックスに立った。
カキッ。

バント成功。1アウト3塁という大チャンスになる。
次の打者は有美。軽く素振りをしながらバッターボックスに向かう。俺はネクストバッターボックスにて、試合を見続けた。

またまた快い金属音が響き渡る。下位打線の方が打ってるって、どういうことだ?
センター前ヒット! 楽々1点。

ピッチャーの顔つきが変わってきた。今頃本気になったか?俺はバットを短く持つ。強く握り締め、ピッチャーを睨んだ。
初球はカーブ、大きく外れた。2球目はストレートでど真ん中。俺はこのボールを見逃さない。爽快な金属音が再びグラウンドに響き渡る。
この、軟式ボールの潰れた様な感覚。

確実に、キタ。


この回、俺のチームは3点を取った。


再びマウンドに上がる。京に目線をやる・・・・・・って、え?
カーブの指示来ました。いやいや無理だろ。京は余裕な表情で、こっちをじぃっと見つめていた。
無茶ぶりやめてくれって。俺は顔を横に振った。

相手の攻撃は、4番バッター。ここは出来れば本気で勝負したいところだが、打たせて取るという監督命令は絶対だ。
俺は大きく振りかぶった。

261:みかん:2013/03/06(水) 20:19 ID:h1o

がんばってください!
ほんとにこの前すいません!

262:ヒヨドリ:2013/03/06(水) 22:58 ID:QdU

いや、もういいですよ。 見てくれて、メチサンクス!
頑張りたいです。なので、また見に来てくださいね♪  >>みかんさん 

263:ヒヨドリ:2013/03/06(水) 23:43 ID:QdU

くっそぉ。野球小説になってしまってる。。。。
早めに終わらせよう。うん。・・・・・・・・・・・・熱血野球小説・・・・・・。

264:ヒヨドリ:2013/03/07(木) 00:07 ID:QdU





そろそろ息が切れてきた。力を入れてないとはいえ、やはり本気で投げた方がいいに決まってる。
只今3回。4−0で我野球部が勝ってるが、ランナーを2人出してしまった。 
塁に出ているのは、8番バッター&9番バッター。 8番バッターは3塁だから、ここは打たれちゃいけない場面だ。

マウンドに京が来た。
「次カーブな。」
そう言って俺にボールを渡した。少し顔が引き締まってるように見えた。
「だから、無理だっつってんだろ?」
「ピッチャーがカーブ投げられなくてどうする。」

正直答えられなかった。カーブの投げ方は知ってるが、投げたいとも思わなかったのだから。
それに、変化球は嫌いだ。兄の人生を狂わせた原因なのだから。

だけど、俺はボールを操るって決めた。だけどそれはー・・・・

「やってみる」
京が子供のような笑みを浮かべ、俺の帽子の鍔をグイッと下げる。
「頑張れ」

京はキャッチャーマスクを被り、ミットを前に突き出した。というか、お前カーブ取れるのか?
「ここの投げ込めばいいんだ。容易い事だろ?」
「単純なら、こんなに苦労しねぇよ。」

軽く腕を回してみた。調子悪くはない。カーブを打たせるか、三振を狙うか。
まぁ、カーブは追い込んでからでいい。最初は本気のストレートで、三振を狙う。



「ストライク!」
審判の、何回聞いても飽きない声が聞こえる。
ストレート。絶対に打たせはしない。
「ストライク2!」

最後、これで決める。これで一人目ー・・・・・・!
「ストライク!バッターアウト!」

265:ヒヨドリ:2013/03/07(木) 07:08 ID:QdU




今は上位打線だから、ここを三振してとにかくこの回を終わらせよう。
「ストライク!」
「ボール!」
「ボール!」
「ストライク!」
「ストライク3、バッターアウト!」

もう思い切り投げて、コントロールなんかどうでもよくなってきている。
リリースポイントも定まらなくなってきていた。監督の方に視線をやると、こちらをじっと見ているが、
怒っている様子ではない。ただ、腕をくんで難しそうな顔をしていた。そしてたまに、違うところに視線を移す。

そろそろ、打ち取る方式に変えた方がいいか。そう思い、3番バッターを見る。

キイィン・・・・・・

力のない音が響き、セカンドが取って3アウト。

266:アイン:2013/03/07(木) 16:01 ID:KqY

来れなくてすいません><
兄の年齢ですか?
12です。今年で13になります
私も同じ年なんです、つまり、双子っす!!

267:ヒヨドリ:2013/03/07(木) 16:57 ID:QdU

ヒャッハー! 私と同い年! 私も12歳だよ〜〜!
男女の双子?へぇーーー!
お兄さんは葉っぱ天国来てるの?? アインさんも野球やればいいのに。。。

268:ヤン:2013/03/07(木) 20:38 ID:We.

久しぶりに来ました!ヤンです!!ついでにヤンも12歳です(・∀・)
小説、これからも頑張って♪

269:ヒヨドリ:2013/03/07(木) 22:47 ID:QdU

↑ははぁ・・・・・・・・・・と、皆様にお知らせです。。。
卒業式練習&最近体育なくて体がなまってる&中学への準備&ピアノ&野球の 所為で、しばらく小説はお休みさせていただきます。
春休み辺りから、またバンバン書き込みますので、どうぞよろしくです。

その間、たまに見に来て書き込んだりするかもしれませんが、あまりないと思います。。。
その間、雑談しないでねぇー。 勝手に続きとか書く人いたら、やめてねー?
ま、とりあえず今日は落ち!!

 また更新したら、樹木達をよろしくです。では、また会う日までーー・・・・・・

270:麗愛:2013/03/08(金) 06:53 ID:RNw

>ヒヨ
そっか。もう中学だもんね。
いろいろ大変だと思う。
けど、がんばれ!
勉強もだし、部活とかで5月辺りからは更に忙しくなるだろうから…
ずぅーーっと更新待ってるよ☆

何かあったら相談してね♪
私の小説にブログURLあるからコメントしてくれれば返事出来るから!

271:ヒヨドリ:2013/03/09(土) 20:59 ID:QdU

>>麗  ありがとう゚ヽ(´∀`。)ノ゚
卒業式でピアノ弾くから大変! でも卒業式終わったら書き込める(*′∇`*)
まぁ、中学行ったって、私帰宅部だしぃー・・・・・・
 麗ありがとね!気長に待ってね?  

272:アイン ◆L4JU:2013/03/10(日) 11:51 ID:HC6

し、しー!!
ここに書きこんでるのはヒミツなんだよっ
ピアノ弾けるんだ?すごいっ!!>>ヒヨドリさん

273:ヒヨドリ:2013/03/13(水) 07:34 ID:QdU

日ごろのストレスで書き込めずにはいられず。。。
運動してないから、体は銅像みたいに硬くなっちゃった。
 やっぱり、野球小説書きたい。
>>アインさん  下手ですがwww


       話の続き↓

ベンチに戻ると、なんとなく監督に目が行った。
やっぱり監督は難しそうな顔で、マウンドを見続けるのだが、何がしたいのか。
「ねぇっ、樹木!」
有美が眉を寄せて話しかけてきた。
「・・・・なんだよ」

俺はベンチ腰掛けた。汗が滲んでいる首元に、後ろの板の隙間風が当たり、スースーする。
だが、相変わらず周りの気温はどんどん上がってきているような気がした。
「あそこに居る女性ってさ、もしかして、女子の軟式野球大会で、1位取った学校の監督じゃない?」
「え!?」

自然と女性の方に目が行く。見にくかったから、体を動かす。
やっと見えた女性の髪の毛は短めで、サングラスをかけている。少し赤毛のような髪質で毛先が少しカールしている。
テレビで見た、あの――

「辻監督だっけ?辻 洋子(つじ ようこ)監督だよね、確か。」
「私立日和ヶ丘中等学校だよな。」
それにしても、問題は1つ。なぜあの辻監督が来ているのか。
誰か相手のチームとかに、スカウトする予定の人がいるとか?それとも監督の、友達かなんかなのか?
いや、女子野球部に男子入れるヤツはさすがにいないだろう。

では、監督のお友達という事で。

ベシッと頭に軽くグローブが当たる。
「うっわなんだよ、京」
「呼び捨てするな。それに、カーブは何処行った」
「はーい京ちゃん。変化がありませんでした。(棒)」

ピキッ。。。空気が一瞬固まった気がする。京の睨んだというか、屈辱というのか。そんな表情で
こっちを見てきた。
「あんなに思いっきり投げれば変化出るわけないだろ」

274:ヒヨドリ:2013/03/13(水) 07:35 ID:QdU


「しょうがない。やっぱいきなり試合でカーブは無理だ。ストーレートだけでいい。」
「それで三振取れんのか?」
マウンドに視線を戻す。さっきからまともに試合を見ていない。
いつの間にか、ランナーが1塁にいた。

「勿論。」

俺は口だけで笑ってみた。 根拠なんか無いが、それなりに自身があった。
上位打線に本気で投げたが、全部簡単にストライクが入った気がする。本当に野球の名門校なのかと思う。
だが、野球は面白いことに最初だけでは、チームの弱い強いは分からない。
後から打線が繋がってくるチームだってあるし、最後の方でピッチングの調子が上がってくる投手も居る。

まぁ、俺も後から調子が上がってくるタイプだけど。

有美はいそいそとネクストバッターボックスに入る。バットを2本持って素振りをしていた。
つまり、今は青がバッターボックスに居る。 カウント2−3

275:麗愛:2013/03/13(水) 07:45 ID:RNw

久しぶりの更新だぁ♪
わぁ〜い☆

276:ヒヨドリ:2013/03/13(水) 16:30 ID:QdU

麗!投票してくれてありがとう!!
こんな駄作を。。。。  感謝×1000000

277:麗愛:2013/03/13(水) 16:32 ID:RNw

あ、小説投票のやつでしょ?
投票してきたよ〜ってか、フリト板久しぶりに行ったw

続き待ってるよ☆

278:助けたい:2013/03/13(水) 18:03 ID:QdU

サンクスッ! よし、暇だから書くぞっ!   >>麗


青が球を捉えた。また聞こえる、耳を刺す様な金属音。
「ナイス青!」
「回れ回れっ!」

ボールはレフト前ヒット! 青は1塁を蹴って、2塁に滑り込む。
そして、一塁ランナーはホームに向かって突進!
「ショート、ノーカット!」

レフトからほぼ直線的にボールが飛んできた。キャッチャーがうまく捕球し、判定は・・・・・・
「アウト!」
すごい肩の強いレフトだった。あっちのがピッチャーに剥いてたりして。
俺はネクストバッターボックスに入る。有美は意外とリラックスした表情。

それにしても暑い。帽子の中が燃えそうだ。今すぐにでも氷水を頭からぶっかけたい気分。
カウント1−2から、有美は打った。 

ボールはセンターの方向に飛んでいく。風が吹いていたのか、ボールの動きが不安定だった。
センターの後ろにボールが落ちた・・・・・・!
青は楽々ホームに帰ってきた。そして、打席に向かう俺の頭を叩いて、
「打ったぜ」
と、嫌味なのか言ってきた。

俺は軽くバットを振って、バッターボックスに入る。
ピッチャーと目が合う。ピッチャーがなかなか視線を反らさない。・・・・・・・・俺から視線を反らした。
5−0で野球の名門校に勝ってる俺たちのチームってすごくね?
いや、でも野球って何があるか分からない。もしかしたら、最終回で6点位入れられるかもしれない。

10点位入れないと、こっちもゆったり投げられないからな。
当たり前だけど、ここは思いっきりバット振ったほうがいい。絶対塁にでて、有美を返してやる。
カウント0−3 ストライクがなかなか入らないのは、俺と勝負する気がないからなのか?

バシッ!
「ボール!フォアボール!」
・・・・・・・真剣に勝負しないのか?俺はピッチャーを見た。
――笑ってる?・・・・・・・・まさか

ピッチャーは、ピッチャー同士で戦おうぜ。
そう言っているように見えた。

俺は睨んだ。試合はお遊びじゃない、野球は一人でやるものでもない。
こういうピッチャーは

キィン!

弱い。
打球はセカンドの頭上を越え、センターの頭上を越えた。・・・・おしい、もう少しでホームランだった。
俺は3塁を蹴った。その数秒後にショートがカットに入る。俺がホームを踏んで、振り返った時に、バッターが
3塁を蹴った。俊足バッターだったけ?
そう思っているうちに、バッターランナーがホームに滑り込んだ。

「セーフ!セーーフ!」

279:ヒヨドリ:2013/03/13(水) 21:11 ID:QdU

ってか、ヤン投票してたの? よく見つけたな。。。 まぁ、たまにフリト版に出現してるからな。
サンクス+。:.゚ヽ(*´∀)ノ゚.:。+

280:アイン ◆L4JU:2013/03/14(木) 17:42 ID:YAw

名前ちがくね?
>>278

281:ヒヨドリ:2013/03/14(木) 22:10 ID:QdU

>>280
バカなので、お許しください!
あぁぁ!!

名前間違いましたw スマソww(小説に出てくる人物の名前じゃなくて良かった(汗)) 
 ヒヨけっこう色んなとこ行ってるからねー・・・・

そうそう、それはそうとアインさんは小説版で、好きな小説はありますか?
http://ha10.net/test/read.cgi/frt/1363081676/l50
楽しいのとか、面白いのとかー・・・・・・感動したのに、投票してみるといいかもです♪

麗が投票してくれたやつです(´ノω・。)uresinaki

282:ヒヨドリ:2013/03/15(金) 14:46 ID:QdU

只今4回の途中。 先行の我野球部が、8−0でリードしている。
あの後、打線は続いたが追加点は1点。 俺は少し砂が乱れた、4回のマウンドに上がる。
後3回投げればいい。

相手は4番バッター。 コントロールを意識して投げなくてはいけない。
相手の4番は、外角高めが好きなようだ。 少しでも高めに上がると危ないのは、さっきのショートへのライナーが
鋭く、速度が凄かったから・・・・・・としか言えない。

バッターは軽くバットを振った。背番号2、キャッチャーで、すごくがっしりとした体付き。
俺は京が合図した内角低め、そこにコースを定め投げ込んだ。


それは瞬間的にバッターの素振りの姿が、スライドされているように見えた。
足を踏み出した途端、足、腰、肩、と 綺麗に回転した。
スイングを見た時思った。 あ、打たれる。

バットがボールに当たる音、軟球なのに硬球を打ったような金属音。
ボールはぐんぐん伸びていく。センターが下がる、下がる・・・・
センターのグローブの少し上をボールが延びていく。

バッターランナーは、楽々とホームを踏んだ。

京がタイムを取る。
「今のは本気の球じゃなかっただろ?」
「・・・・あぁ。」
「打たれたとは思ってない顔だな」
京が続ける。
「お前の本気の球は、なかなか打てるモンじゃない。ましてや、あっちのチームで打てるやつはいねえよ」
そう言って京は、砂のジャリジャリした音を立てて戻った。
なんだか、相手を貶してるみたいだ。一応相手は名門校なんだけどな。

気持ちを切り替えろ。あの時の判断は的確じゃなかった。

次はミミズみたいに、ひょろひょろした下位打線。 ここは三者三振で終わらせてやる。
バッターボックスに5番バッターが入る。

もうここからは、打たれる気がしなかった。

その後の記憶はほとんど無い。 ただスコアに三振が三つ並んでいたのは確かだ。

283:ヒヨドリ:2013/03/16(土) 16:03 ID:QdU

・・・・・・すぐに終わらせるつもりだったのに。。。f(´−`;)ポリポリ
いつまで続くんだろう(゚ω゚;) 読む人少ないに決まってるよこんな小説。。。

えぇ、確かに。もー少なくてもいいっ! 麗とアインさんいるもんっ!yannmo
誰も来なくても、誰かに『野球の内容ばかりですねwww』って感じに言われるまで書き続けるモン!

284:麗愛:2013/03/16(土) 16:32 ID:RNw

野球分かんないけど面白いしいいじゃん

285:ヤン:2013/03/16(土) 18:08 ID:We.

うん、そうそう。面白いじゃん!!
・・・なんか久しぶりに来た!てか、いつから再開してたの?言ってよ〜(´д`)

286:ヒヨドリ:2013/03/17(日) 12:49 ID:QdU

>>284 麗  ベリーサンクス。・゚・(゚`д´゚)・゚・。
でも、ヒヨは文才無いので『バッテリー』とか、『偏差値70の野球部』とかみたいに、
野球分かんない人とか、知らない人とかでも分かる様に書けたらいいなーって思ってる( ´・ω・)
もし分かんないトコとか、知らないのとか、分かりづらい所があったら、言ってね! いつもありがとうtyoukannsya

>>285 ヤン 気づいたかぁ。。。 だって学校つまんない時に小説ストップしたら、ストレスが。。。。
なんだか最近樹木が思うように動いてくれない(?)ので、完結してから言おうと思ってたPC|゚Д゚)ノ
樹木目線やーめた!


         話の続き↓ 

「辻監督。どうですかな?我野球部の、ピッチャーは。」
後ろから私に話しかけてきたのは、この学校の監督だった。
「とても面白いと思うわ。なんか、打たせて取る作戦と思ったら、いきなり速い球投げるんですもの。」
「はぁ、申し訳ない」

南校の監督は軽く頭を下げ、少し苦笑いした。
今、4回のマウンドを駆け足でベンチに戻るピッチャーに目を移す。
「どうして女子をお使いになられるのか、やっと分かった気がしますわ。あのピッチャー、只者じゃないもの。」

南校の監督は、どこか遠くを見つめるように目を細めた。
「最初から只者ではなかった。監督として、あの素質を充分に引き出してやりたかった。」
監督は満足げに試合を見ていた。

「確かに。ホームラン打たれて平気なピッチャーって、なかなか居ないわ。それに驚くのがね、相手のチーム
 誰もピッチャーが女子だなんて思っている人がいない事よ。」

監督は一度目を見開いて、大きく数回瞬きした。 そして、目線をあいてチームのベンチに移した。

「それと、もう1つ。もう少しちゃんとした試合を計画しなさいよ。相手は名門校って聞くじゃない。」
「はぁ。球場が取れなくて、そして時間も・・・・・・。」
南校の監督は、申し訳なさそうに溜め息をついた。

完璧なフォームだった。男子の中でも、あの球は速いほうに入るだろう。
瞬きしないぐらい試合に集中したのは、久しぶりだと思う。 何年も監督をやってきたのに。
南校の監督と同じ。 この試合を見て、あの子の能力を引き出してあげたいと、心底思った。

まだ、話したことも無い。メディアに取り上げられてのも見たこと無い私にとって、彼女は特別のように感じる。
もし、このまま最終回まで三振をうばったら―――

「4番バッターまでギリギリ回るわね。」
そこを抑えたら、本気で考えさせてもらうわよ?


全国大会シード校の監督、私のスカウトを。

287:ヒヨドリ:2013/03/18(月) 14:35 ID:QdU



「確かに。まぁ、大丈夫だとは思うんですが。」
南校の監督は、頭をポリポリかきながら言った。

「もう、さっきから改まっちゃって。変な気がするのよね、そろそろやめてよ義正。」
私は上目使い気味に、南校の監督を見た。
実に、この監督・・・・・・つまり、義正とは、小学校からの付き合いでお互い野球が大好きだった。
いつも、キャッチボールとかで遊んでた。
義正が・・・・・・右腕に怪我をするまで。

「周りにばれると悪いんじゃないか?」
「なによ、悪いことなんか無いでしょう。別に、貴方が教えてるからスカウトしに来たんじゃないんだから。」
一瞬、義正君が、ピクリと動いた。 ゆっくりこっちを振り向き、じっと私の目を見つめた。
私は腕を組んだ。 生暖かい風の所為で、汗が出てきた。

「スカウト?」
私は、口だけで笑ってみた。なにが面白かったとか、そういうのでは無い。
「あなたのところに居る、ピッチャーよ。分かるでしょ?」
「え、篠山のことか?」
「勿論。それ以外に誰が居るの? まぁ、最初はスカウトするつもりはなかったけど?
 あなたのトコと、名門校が試合するって聞いて、用事のついでに来ただけなんだから。
 でも、只者じゃない、しかも女の子が、破壊的な打線を持つ中学と対等にやってるのよ?」

体の向きを変え、義正に一歩近づく。
足元にある草が踏まれて、パキッと音を立てた。瑞々しい音だ。

私は続ける
「それにね、もったいないと思ったの。確かにね、あなたは野球を教えるのがうまいと思うわ?」
「じゃあ、なぜ―――」
「あなたは――女の子の目線にはなれないじゃない。」

義正の言葉を遮り、私はまた続ける。
今の言葉は、正直、義正に突き刺さっただろう。でも、私には言わなくてはいけないことが・・・・・・ある気がした。

「彼女が受けてくれるか分からないけどね。 もしかしたら、貴方のほうがいいって言うかもしれないでしょ?」
私は、ベンチに座っている彼女を見る。 あと2回のイニングを控えている緊張さは、まったく感じられない。

彼女は・・・・・・私がスカウトしに来たって知ったら、どんな顔するかしら。
なんだか、きっぱり断りそう。 会った事も、喋ったことも無いのに、どうして分かるのかしら。

「でも、まだスカウトする気はないわ。これからどう試合の流れが変わっていくか、分からないもの。」

288:ヒヨドリ:2013/03/18(月) 14:38 ID:QdU

10行目→義正君じゃなくて、義正でーす!

289:ヒヨドリ:2013/03/18(月) 15:36 ID:QdU


私が、グラウンドに目を戻した時に、丁度南校の攻撃が終わった。
無得点。

「スカウトするのか、しないのかはっきりさせてくれ。」
義正が、溜め息をつきながらグラウンドに視線を移す。

まぁ、いいわ。試合が終わってから、じっくり話しましょうよ。
そう言おうと思ったがやめといた。

マウンドに上がる彼女は、とても冷静に見えた。よくホームランを打たれておいて、冷静でいられるな。
そう野球を知らない人たちは、言うだろう。だけど、ホームランに動じない彼女は凄いのだ。
ましてや、女の子。

振りかぶる彼女の顔つきは、怖い・・・・・・いいや、そんな言葉では表せないかもしれない。
迫力、圧力といった方が適しているかもしれない。

いつ見ても、飽きない綺麗なフォーム、手のしなやかさ、リリースポイントの位置も、全くと言っていいほど変わらない。
どれを取っても、綺麗で無駄が無い。 これこそが、フォームが美しいと言うのだろうと確信した。

女の子が投げているとは思えないスピード、バッターはタイミングが未だにつかめていない。
バックが、仕事がなさすぎて退屈そうに見える。

腰をうまく使っているから、バッターはスピードだけではなく、球自体も重く感じるのだろう。

あっという間に1アウト。
・・・・・・・・・・2アウト。
最後、1番バッターの時は力み過ぎたか、2球逸れたが空振り三振。

周りから拍手が起こる。
ピッチャーは帽子を取り、軽く頭を下げベンチに戻る。

今、連続6三振。 このまま連続9三振まで行けばいいけど。

290:ヒヨドリ:2013/03/18(月) 17:12 ID:QdU




「おい篠山。」

この無愛想な声は、振り向かなくても分かる。
「なんだよ京」

京は、俺の隣に座り、ミットを外した。 一呼吸置いてから、なんとなくもったいぶったように言った。
「なんでホームラン打たれてから調子が上がってくる」

・・・・・・痛いところを刺された気がするのは・・・・・・・・まあいい。
意識が朦朧とするくらいの気温。汗がジャージャー流れてきているといっても過言ではない。
はぁ、暑い。

「なんか、ホームラン打たれてから、無駄な力が抜けたっていうか。」
そんな適当な返答しか出来ない。

汗を手の甲で拭い、帽子を被りなおす。
次で最終回だ。バッティングには、力を入れないでおこう。

たった今、3番バッターがボックスに入る。
簡単にアウト取られちゃ困るけど、俺まで回ってくるのも困ります。ハイ。

291:ヒヨドリ:2013/03/18(月) 17:13 ID:QdU

作者の余計な一言

樹木は背番号1で、打順は7番です。 たぶん。

292:ヒヨドリ:2013/03/18(月) 17:43 ID:QdU







さっきから試合が早く進んでいるように感じるのは私だけだろうか。
日陰でこっちは気持よくて、丁度いい気温。
お姉ちゃん暑そう。

「香、こんなトコにいたんか。どないしたん?」
後ろから、不意に声をかけられて、一瞬びっくりした。
「ツーちゃん。よくココ分かったね」
「なんとなくや。何? 野球の試合してんの。ずっといたん?」
 
ツーちゃん(津世♂)は、不思議そうにグラウンドを見た。
私もフェンスにくっ付いて見ていた。
「うん。試合前の練習からずっと。足が痺れる、というか疲れた」
ツーちゃんは、被ってるキャップを取り、脇に挟んだ。

「面白いから、俺も見ようか。なぁ香しっとるか?野球ってな、面白いんやで?」

なんとなく笑みがこぼれた。 
「知ってる」

野球ってな、面白いんやで?

頭の中でリプレイされる、ツーちゃんの声。
知ってる。 すごい面白いんだよ、実際キャッチボールしかやったこと無いけど、お姉ちゃん見てれば分かる。
お兄ちゃんも、楽しかったんかな。
ふと、そんな事を思ってしまう。

今はお姉ちゃんの学校の攻撃。 頑張って点、入れてくれるといいな。

293:ヒヨドリ:2013/03/18(月) 22:25 ID:QdU

うー。。。
今見直したけど、間違いけっこうあるなぁ。。。
見逃して〜。 

294:ヒヨドリ:2013/03/20(水) 21:26 ID:QdU

妹目線になってから、小説更新楽しくなった気が・・・・・・。
イヨッシャー!頑張って更新するどー!



ツーちゃんによると、今は上位打線だから点数が入りやすいらしい。
お姉ちゃんを見たら、お姉ちゃんと目が合った。
お姉ちゃんは、数秒私のことを見てから、帽子を深く被り、お姉ちゃんの顔は見えなくなった。

数秒後、いきなり白い物が私のところに飛んできた。
それと同時に肩をつかまれ、後ろに思い切り引かれた。
「え!?」

どうしよう、体勢が崩れる!
後頭部に、軽いが衝撃が伝わる。 痛くなかったのは、芝生だったからだろう。
私の数十センチ上を、ボールが通り抜けた。

すごく勢いのいいファールボール。

「っ、悪い香。大丈夫か!?」
「・・・・・・うん。ありがと」

今のは、ツーちゃんが私を後ろに引いてくれたんだろう。 結局倒れてしまったけど
私は寝転がったまま、空を見た。 危ない、顔面に当たるところだった。

295:ゆい:2013/03/20(水) 21:38 ID:nTQ

わあ
ヒヨドリすごすぎ!!

タメいい??

それと
うちも小説書いてるので見てくれるかな??

296:ヒヨドリ:2013/03/20(水) 22:58 ID:QdU

>>295
very thank you  
タメオケです。 あなたが俺の年上でなければ。
俺に対しては、タメでけっこうです。 レスありがとう。

297:麗愛:2013/03/20(水) 23:03 ID:RNw

ヒヨ……
風が怖い…………。部屋が揺れるの。

298:ヒヨドリ:2013/03/21(木) 06:59 ID:QdU

なぬっ!? おーい。  麗大丈夫!?
部屋が揺れるほどの風って・・・・・・・・・・! 昨日風すごかったからねー。。。
(´・ω・`|・ω・`) 麗〜!

299:ゆい:2013/03/21(木) 18:09 ID:LuQ

おもしろい

300:ゆい:2013/03/21(木) 18:12 ID:LuQ

ヒヨドリ>うち中1だよw4月から中2ですw

年下だよね!?

301:麗愛:2013/03/21(木) 19:53 ID:RNw

>ゆいさん
こんにちは〜♪
このスレの住人Aの麗愛です(^^;

302:ゆい:2013/03/21(木) 22:04 ID:LuQ

麗愛さんこんちくわー
ヒヨドリ&麗愛さん
http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1363767547/l5
よかったら
私の小説みてもらえないかな??
へたくそだけどw

303:麗愛:2013/03/21(木) 22:11 ID:RNw

私、新しい小説書き始めたの!

「アリスと白うさぎ。」

良かったら来て!

>ヒヨ

卒業式いつ?明日?

304:ゆい:2013/03/21(木) 22:43 ID:LuQ

麗愛さん
うちもみたーい
見ていい??

305:麗愛:2013/03/21(木) 23:03 ID:RNw

もちろんOKだよ!!
みんな見ていいに決まってんぢゃん!!

(^▽^)/~~

じゃ、おやすみ☆

306:ヒヨドリ:2013/03/22(金) 06:58 ID:QdU

>>300 年下です。 小6 12歳  今日卒業式です。
読んでくれてありがとうございます! 小説後で見に行きます。

>>303 今日ですwww
後で小説見に行きますね! すっごく楽しみです。

そうそう、2人とも! 野球好きじゃなくてもいいから、このスレ
http://ha10.net/test/read.cgi/frt/1362795203/l50
来て、話しようよ!

おっと、雑談が多くなってきてる! ま、次のスレでは小説書くからいいや!

307:ゆい:2013/03/23(土) 16:28 ID:qok

行くぜい
ヒヨドリ
おげ
見に来てねー。小説

308:ヒヨドリ:2013/03/24(日) 08:38 ID:QdU

やばいやばい。 雑談がおおくなりすぎに……
こんどから、出来たらココに書き込んでね☆
http://ha10.net/test/read.cgi/frt/1362795203/l50


私は空を見ながら、深呼吸した。 今度から気をつけないと…………
ジャリジャリと、スパイクが砂に擦れる音がした。
目線をそっちにやると、ユニフォーム姿の人が、危なげもなくフェンスを飛び越えた。
「お姉ちゃん」

お姉ちゃんは私を持ち上げ、服に付いている草を掃った。
「バカ香り、ちゃんと避けろよ。」

ツーちゃんが、ポカンとこっちを見ている。

お姉ちゃんが私を下ろして、木の根元に引っかかってるボールを取った。
「気を付けろよ、ファールボールは危ないんだからな。」
そう言って、フェンスを飛び越えようとした時、何かを思い出したように「あ」と言って、こっちを振り返った。

「君、反射神経いいな。」
「ふぇ!?お、おれ?」
ツーちゃんが、ひょうしぬけた声を出した。 なんとなく笑える。

「そう、君。さっき香り引っ張ってくれただろ。こいつ疎いから、たまに守ってやって」
「ちょっ、お姉ちゃん!」
お姉ちゃんは苦笑いして、ベンチに戻って行った。

ツーちゃんがなんとなく、悔しそうな声で言う。
「あいつ……誰なんや。あのかっこいいやつ。」
「姉妹(きょうだい)だよ」
「え、そうなんか。」

あとから知ったけど、ツーちゃんは姉妹(きょうだい)を兄妹(きょうだい)と間違えていたらしい。
まぁ、間違えるのも分かるんだけどさ。

…………試合、勝つといいなあ……。

309:ヒヨドリ:2013/03/24(日) 19:13 ID:QdU






「絶対三振取れよー!」
「樹木、本気で投げろよー! 手え抜くなー!」
バックが騒がしくなったのは6回、つまり最終回で2アウト。 バッターは4番 という漫画のような場面。
4番バッターには、さっきホームランを打たれた。

只今連続8三振。 連続9三振を取ったと同時に、試合が終わる。
まあ、ランナーが居ないからホームラン打たれても8−2。だけど…………
2打席連続ホームランなんて、絶対出させない。


カウント、0−1からの……
「ストライクッ!」

インコース低め、なかなかいい所入ったじゃないか。 バッター腰引きすぎ。
俺はさっきよりもゆっくり、大きめに振りかぶる。

全身の力を、この1つのボールに託す。 さっきはバッターの動きがスライドされて見えたが、
今度は、俺のフォームがスローモーションになっているように感じた。

ボールはミットに吸い込まれるー…………

「ストライク!バッターアウト、ゲームセット!」
そう審判の声が聞こえた。


「ナイス樹木!」
そう言って、青が駆け寄ってきて、俺の頭をグローブで叩いた。
「いってーよ、バ――」
「いやあー、篠山ナーイッス!」
俺の言葉を遮り、1年のメンバーが俺に突進してきた。 そして、なぜかグローブでベシベシ叩かれる。

「やったね樹木! 名門校野球部に勝ったよ! うちらすごくない!?」
「有美! お前まで俺を叩くか!」
有美は大げさに肩を竦めてみせた。

310:アイン ◆L4JU:2013/03/25(月) 13:48 ID:hLE

あれ、ヒヨドリさん、卒業式22日なんだ!?
私は19日だったよ!!
ピアノ弾けるんだったっけ…?
大丈夫だった?
も―眠くて眠くて…!
泣くどころか笑っちゃた…!!

311:ヒヨドリ:2013/03/25(月) 17:04 ID:QdU

>>310  19日だったんだ!!  一応うまく弾けた☆
わ、笑った・・・・・・?

312:アイン ◆L4JU:2013/03/27(水) 08:58 ID:Wgk

そう!!私んとこの学校では、在校生代表で毎年5年が出るんだけど、(←ヒヨドリさんのとこもそうだよね?)
退場する時にたまたま5年の友達と目が合っちゃって、そんときに笑っちゃったんだよ!!

313:ヒヨドリ:2013/03/27(水) 09:06 ID:QdU

>>312  そうなんだー!! そだ、一緒にしゃべろっ(★´∀`)ノ
http://ha10.net/test/read.cgi/frt/1362795203/l50
あんまり人来ないからぜひきてね!!

314:ヒヨドリ:2013/03/28(木) 10:05 ID:QdU





試合が終わり、コート整備を始めた頃、監督が辻 洋子監督と長く話していた。
相手校は肩を落とし、しょぼしょぼと荷物を整理していた。

「おい。篠山、ちょっと来い」
監督が手招きして、俺を呼んだ。
適当に返事をして、トンボを有美に渡した。

一応走って向かったが、そんなに急ぐ必要は無かったらしい。
監督の目は、もう辻監督の方に行っていた。 なんの話をしてるんだ、一体。

辻監督と目が合ったから、俺は軽く頭を下げる。

「ほら、ついでに自己紹介せえ」
小さい声で、監督が俺に言った。 なんで俺だけ自己紹介しなきゃいけないんだ?

「え……っと、中学1年の篠山樹木。ポジションはピッチャーとショート…………。」
「野球はいつから?誰の影響でやったの?」

いきなり質問攻めか、辻監督は。思ったよりも綺麗な声してるけど。
っていうか、誰の影響でやったかなんて、関係ないだろ。

「3年の時から始めました。兄の影響で…………」
辻監督は軽く頷いた。
「ふーん、そうなの。 今日試合見せてもらったわ。あなた、自分が速い球投げてるっていう自覚ある?」
「ありません。自分より速い球を投げる投手は、ゴロゴロ居ますから。」

きっぱりと言ったつもりだった。だけど、辻監督はまだねちねちと絡んでくる。
「それは、男女合わせた時の意見ね。確かに、さっき試合したあいての投手だって、完璧なトレーニングを
 数ヶ月続ければ、楽に貴方を超えられるわ。」
「でしょうね。」

「でもね、どんなスポーツにだってやっぱり男女には壁があるのよ。特に元は男だけがやってた、
 野球や、サッカーとか。 だから、貴方がきっと同じトレーニングをしても、必ず結果が出るとは
 限らないの。つまり、貴方は女子の中では――――」
「もういいです。」

痛いところを突かれた。 それは小学校の野球部でも、今も、たぶんこれからずっと突きつけられる
『男女の差』というヤツだろう。

315:ヒヨドリ:2013/03/28(木) 10:28 ID:QdU




この監督が言っていることは、適当だ。 
女子の中で、俺より技術があって、速い球を投げられるやつはもちろん、たくさん居ると思う。
いつかは、そういう女子を全員越してやろうと思った。

つまり、もっと野球をして、経験をして、女子の中で“何番”じゃなくて、男女の中で“何番”になりたかったから。
夢を見ているって言われてもいい。 どんなに貶されても、そう言い続けるつもりだった。

「男女の差は、どうやったって、どうもがいても変わらない。つまりね、私が言いたいのは……」

俺は、辻監督を睨んでしまった。 でも辻監督は、お構いなしという反応。

「とりあえず、あなたは女子なんだから、男子と同じトレーニングじゃなくて、女子がうまくなれる
 練習をしない?ってこと。」
「つまりそれは?」
「私が監督をしている、私立日和ヶ丘中等学校の女子野球部に来ない?ってこと。
 まあ簡単に言うと、スカウトを受けないかってことかな」

スカウト? それをするためにここに来たのか?
男女の差は仕方ないからって、女子野球部に俺をさそうつもりなのか?

俺のチームの監督は、俺の目をじっと見た。
自分の判断でいいと言っているようだ。 自分の判断? 答えなんて決まってるも同然だろ。

「受けません。 女子野球部に入って、井の中の蛙になりたくないんで。」

辻監督は、いかにも残念そうに言ったが、目の奥はまだ諦めていないようだ。
かすかに辻監督が笑って、俺のチームの監督に目を移す。

「まあ、断られたけれど。 あんまり諦めたくないなー。」
我チームの監督の顔は、めちゃくちゃ強張っている。
なぜかって? 辻監督が万遍の笑みでこっちを見るからだ。

俺は、ずっとここでプレイする……………………つもりだった。

316:ヒヨドリ:2013/03/28(木) 10:53 ID:QdU









次に辻監督が、学校を訪れたのは俺が此処の野球部に正式入部してから、1週間がすぎたころだった。
「また来たのか、洋子。」
練習後、そう監督が言っているのを聞いた。

もちろん、俺はまた呼び出された。

「篠山君? さっき聞いたんだけど、先週正式入部したんだって?」
「はい。」
「その前は、女子野球部に居たんでしょ? どうしてこっちに来てくれないか、教えてくれないかな。」

本当にしつこい。

「わざわざそっちに行く必要ないからです。」
「じゃあ、高校はどうするの? ここの中学だって、貴方の行っていた女子野球部だって、中学生まででしょ?」

ドクン……

心臓が強く鳴った。
高校――――…………。  考えたこともなかった。
鼓動が早くなる。 貧血を起こしたように、目の前が真っ暗になるような感覚を覚えた。

「私の日和ヶ丘中学校は、高校でも続けられるわ。さあ、どうする?」
完全に俺を落としに来たようだ。
でも、前と言っていることは変わらない。 これだって男女の差じゃないか。

でも、ここまで説得されたら――――

「…………考えます。」
「そう、じゃあこれケータイの番号ね。 決めたら教えてちょうだい。」
その勝ち誇ったような笑みが、癪にさわった。
もらったメモを破ってやろうかと思ったが、手は動かなかった。

「それと、もう1つ。あなたは篠山信道と血筋関係あるの?」

俺は顔を上げた。
聞き間違いかと思った。けど、今確かに聞いたのだ。


兄の名前を――――――

317:ヒヨドリ:2013/03/29(金) 08:38 ID:QdU

ヒヨドリが小説を始めてから、2ヶ月が経ちましたー  wa-patipatipati!!
 2ヶ月でこんなに進むなんてね。。。
頑張って今月中に終わらせよーかなwww  ハイすみません、たぶん無理ですorz

いや、でも頑張ります。 なんか一番短くなる予定だったのに、一番長くなってません?

318:アイン ◆L4JU:2013/03/29(金) 09:02 ID:VHk

2か月でこんなに進むもんだね

319:ヒヨドリ:2013/03/29(金) 09:10 ID:QdU

俺は暇人なのでw

320:ヒヨドリ:2013/03/29(金) 09:35 ID:QdU





「ただいま」
「おかえりー」と、リビングから、香りの声が聞こえたが、返事はしないで自分の部屋のドアを開けた。
ベットに寝転がり、さっきもらったメモを眺めた。

『高校はどうするの?』
辻監督の声が、頭の中をリピートする。 何回も、何回も…………

俺はケータイを取り出し、有美のケータイに電話をかけた。
6コール後、フシダラな男の声がケータイから聞こえてきた。

『はーい。こちら三崎 青ですがー。』
…………これは有美のケータイのはずだが。 なぜに青が出るんだ。
「有美は?」
『家に居るよー。今料理中ですがー。かっこいいお兄様はお勉強中ですがー。』

さて、こういう場合はどうしたらいいのか。
「後でそっち行っていい? 有美が作り終わってからでいいから。」
『ん? 別に今でもいいけど。』
「そうか、…………分かった」

そう言って、俺はケータイを閉じ、家を出た。 一応香りにすぐ帰ると言っておいた。

321:ヒヨドリ:2013/03/29(金) 10:01 ID:QdU



俺が、有美の家のドアを開けたとき、いかにも新妻気取りの有美(?)が出てきた。
「あ、樹木! いいよ、入って」
有美はにこやかに言って、廊下を走ってどこかの部屋に入った。
3秒後、有美が部屋から出てきた。

「あれの話でしょ? 分かってるんだから。」
有美が、階段を数段登り、手招きした。




「ふーん。 そんで、樹木はその話受けるの?」
「えっ、いやだからそれを――」
「私はいいと思うよ。 だって、一生に一度のチャンスかもしれないし。」

有美は、手に持っていたぬいぐるみを突くような仕草をした。
「そりゃあ…………さ、確かに樹木が居なくなって、こっちの野球部自体も困るだろうし、美柚ちゃんだって
 なんて言うか分からないよ? でもさ、結局決めるのは自分じゃん?」
俺が、何も言わずに黙っているから、有美は続けた。

「やっぱり、私達女っていうものは、壁に当たらなくちゃいけないんだよ。だから、女子の方の野球部が
 やりやすいと思うし、高校だって続けられないのは確かでしょ? だから…………」

軽く、有美は息を吸い込んで言った。

「私はある意味…………賛成……かな。」

冗談気に言うけれど、それを言った有美の瞳までは笑っていなかった。 むしろ、悲しそうだと言った方が
しっくりくるかもしれない。

「でも…………」
その続きは聞かなくても分かっている。
やっぱり、自分で決めろということだ。

俺は――――どうしたい?


初めて自分に問いかけてみた。 自分なりの答えが出なかったからだ。
それに、もっと俺を惑わせているもの。さっきから引っかかっていて邪魔なもの……

「俺の兄がさ、なんか向こうの学校でコーチやってるみたいなんだけど。それはどう受け止めればい――――」

有美が瞬間的に、こっちを振り向いた。

「信ちゃんが…………?」
信ちゃん。 この言葉を聞くのはいつぶりだろう。
信ちゃんは、有美が昔から使っていた兄の呼び名だった。

 急に居なくなり、一時期は死んだって噂も流れた俺の兄、信道が向こうの女子野球部に居る。
そんな現実を突きつけられた有美は…………

322:ヒヨドリ:2013/03/29(金) 10:19 ID:QdU


「ありえない…………って感じ。コメントのしようが無いかな」
ぬいぐるみを挟み込み、照れたような恥ずかしいような表情で俺を見てくる。

「好きだったもの、信ちゃんが…………。そんなとこに行くなんて、樹木ずるい」
目まで笑っていない有美。
こんな有美を見たのは初めてだ。  幼馴染で、ずっと一緒に野球して、ずっと一緒に行動してきた仲だ。

「いいもん。 私だっていっぱい練習して、樹木みたいにスカウトされてみるもんね。」
「ぜひ、そうしてもらいたいね。」


いったん、相談をそこで止めにして、家に帰った。
ベットにずっと寝転がり、どうしたらいいか自分に必死に問いかけた。

 そこで、目に入った物があった。
適当に引き出しにしまってあった、兄の写真だ。
もっと技術を高めて、兄を操ったボールを操り返すっていう、自分の言葉が浮かんだ。

………………………………決めた。

くしゃくしゃになった、メモを拾いケータイを取り出す。メモ通りの番号を押して、相手が出るのを待った。

「俺…………さっきの話――――――――」

323:ヒヨドリ:2013/03/29(金) 10:39 ID:QdU



有美に、受けることを伝えたのは月曜日の朝だった。
「俺、受けることにした。 向こうでは高校まで続けられるから」
「そう…………頑張ってね。 応援してるから」

有美は、頑張れとガッツポーズをしてみせた、が 本当に喜んでいるような顔ではないと
はっきり分かった。





転校すると、クラスに言うタイミングがつかめなかったが、時間は刻々と過ぎていった。
転校の手続きは済ませ、夏休み中に荷物をそろえて、行くつもりだ。 

引越しはしない。

向こうの女子野球部の寮でくらす。
だから、香りは一人でおいてけぼりな訳だが、真向かいのおばさんが面倒を見てくれるらしいし、たぶん
大丈夫だろう。

親には連絡をとった。  母は、一応真剣に考えてくれたみたいで、荷物など必要費を送ってくれた。

今現在、夏休み2日前な訳だが、俺の転校を知っているのは先生と、有美と青と俺の家族。
先生にはクラスの皆に言わないように言っておいた。

324:ヒヨドリ:2013/03/29(金) 11:42 ID:QdU




初夏ってやつかな、これが。
日光が刺すように照り付ける中、俺は一人で学校に足を運んだ。

「お姉ちゃん、本当に行っちゃうの?」
何度も何度も香りに言われた。だけど、俺は決して首を横には振らなかった。 俺が決めたことだ。
最後まで貫き通すしかない。

「樹木君なら、やっていけるわよねー。」
これも、耳にタコが出来るほど、近所のおばはんに言われた。

……本意のところでは、自分の心にマイクを何個も突きつけ、聞いている。

『俺はどうしたい。地元で続くか分からない自分の野球をやるか、技術を高められて続けられる方を選ぶか、
 迷っていないか』

『俺は、技術を高めたい。 確実に続けられるところで…………』

 それは、俺なりに考え、ひねり出した答えだ。 これから先、どんなことがあっても後悔しないだろう。
…………いや、後悔しないように行動すればいい。 そしていつか技術を高めて、自分が納得できるような
投手になったら、此処に戻ってくればいい。


教室に入った途端、クラスがざわつき、俺に視線が集まった。
もう、俺が転校することが噂となって流れてしまったらしい。

「樹木さん!!」
最初に話しかけてきたのは、柚だった。

「あのっ……噂で聞いたんですけど、本当に転校するんですか!?」
柚が、目にいっぱい涙をためて聞いてきた、今にも声を張り上げて、大泣きしそうだ。
俺は、黙って頷いた。

「そんな」と、柚は視線を落とし、それっきり黙りこんでしまった。

「柚……お前ならここでやっていけるだろ。そう信じてるから」
俺がそう言った時、とうとう柚が泣き出してしまった。
クラスメイトが、驚きを隠さない表情で、起きている出来事を、じっと見つめていた。

「やっていけるって……そんなっ…………何も保証がないこと言って……っ、樹木さんに頼ってばっかりの
 私がっ…………一人で……それに、もう会えないなんて――――」
「柚。」
少し強めの口調で言ったから、柚が顔を上げ、涙を拭いた。

「必ず戻ってくるから。」
たぶん、この言葉だけでは伝わらないだろう。 もっと、長くて理解できるように言わなければいけないのだろう。
だけど、この言葉で伝わると信じたい。いや、信じたかった。

間も無く、HRが始まり、俺の転校が告げられた。

先生が買ってきた色紙が、授業中に回り、徐々に埋め尽くされていき、帰りのHRの時、委員長に渡された。
「この学校から、向こうの中学に行くのはとても名誉な事だ。頑張ってくれ」
という、メッセージ付きで。



「さっきはごめんなさい。……頑張ってください。応援してます。」
クラスメートで、最近柚と仲がいい小鳥と一緒に、柚が俺の机の前に来た。

「お前には、小鳥がいるだろ。 一人じゃないよな。」
柚はとても可愛く微笑んだ。

「だから……はやく美柚って呼ばれるようになれよな、柚」
「はい。 私は――」

いったん、話をとぎれさせて柚は息を吸ってこっちを向いた。 その顔は、今まで見た柚の顔の中で

一番輝いていた。

「待ってます。 樹木さんが戻ってくるのを、この地で…………樹木さんが生まれ育ったこの町で。」

325:ヒヨドリ:2013/03/29(金) 11:43 ID:QdU

よし。 明日がクライマックスかな。
なんとか3月中に終わりそう。。。

 

326:麗愛:2013/03/29(金) 12:40 ID:RNw

もぅ、クライマックスなの!?

…………って、いじめ。もう、関係にゃい(^^;

327:ヒヨドリ:2013/03/29(金) 13:30 ID:QdU

もう番外編ってことでいいやーwww
最初題名ミスった(汗)

328:アイン ◆L4JU:2013/03/31(日) 17:48 ID:z7M

がんばれーwww

329:ヒヨドリ:2013/04/02(火) 13:15 ID:QdU

>>328  サンキュー!!  頑張って書くよっ!!

330:ゆい:2013/04/02(火) 13:26 ID:muE

おひさー
頑張れ!
応援してるよー
ちゃんと!!

331:ヒヨドリ:2013/04/02(火) 15:27 ID:QdU

書き溜めていた文章が消えましたwww

332:ヒヨドリ:2013/04/03(水) 15:04 ID:QdU

>>330  うっわ、俺はクソ馬鹿っ!!
ありがとうございます!!

333:ヒヨドリ:2013/04/03(水) 17:56 ID:QdU




 俺が家を出て、寮のある日和ヶ丘中学に行く日。
 その日はすごく暑くて、半袖を着ていても汗が出てくる位の日差しと、アスファルトからじわじわと噴出す
熱気が混ざり合って、最悪な暑さだった。

「うっわ最悪……。よりによって、こんな日に……」
 ついつい声が漏れてしまう。最後なのに、此処が雪国だというイメージが消えてしまうかと思った。
いや、現に消えかけてるんだけど。

 いつもより重たいスポーツバックを肩からさげて歩く。
それを涼しげな顔で見ている、ユニフォーム姿の有美と、同じくユニフォーむ姿だが、表情が固い青。

「それにしても、樹木かわいそうね。私立の中学なんだから、きっと制服かわいいわよ」
「有美、それは嫌味か?」

 確かに、その中学の制服は、リボンとスカートのチェックがかわいくて、その制服を着たくて
入学する人も少なくないらしい。

「嫌味じゃないよ」

「そうか……」
耳に、ツンと響く蜩の鳴き声が聞こえた。


もう夏か…………


 そうだ。もう夏なんだ。一年の中で最も試合や大会が多くある時期だ。そんな夏に俺は此処を出てしまうんだ。
 
後悔はない。寂しくもないけれど、それに似ている感情が、残っているような気がする。だけど、その心につまった
ドロドロで、ベッタリと張り付いた感情は
『また、戻ってくる』
 という言葉で、少し剥がれつつある。

「……そうだ」
不意に青が口を開いた。考えてみれば、家を出てから一回も口を開いていない。

「樹木。キャッチボールしようぜ。まだ時間あるだろ?有美は……もう練習始まるけど。」
青が静かに笑った気がした。

「女子野球部のくせに、練習時間長いのよねー。ま、いいわ。駅まではとりあえず見送りに行くけど」

 そう。有美は女子野球部でスカウトを待つとか言って、今は練習熱心なんだった。
 
 そうだ、駅の隣に、遊具の無い公園があったんだった。田舎なだけあって、木が多く植えられている公園だ。
夏は日陰になっているところが多く、とても涼しい。わざわざそこに行ってキャッチボールした時もあった気がする。
 

334:ヒヨドリ:2013/04/03(水) 17:57 ID:QdU



駅に着くと、人通りが多くなった。
 その人通りが多いところを抜け、公園の入り口に来た。

「来てないうちに、けっこう変わったな。」
俺は手の平を、太陽に翳してみた。

「じゃあ……私は時間だし行くね。………………樹木」
 少し間をあけて、有美が俺の方に振り返った。
「私も頑張るから、樹木も頑張ってね。」

 ゆっくり間をあけて喋る有美は、久しぶりに見た。 本当に真面目な時に話すテンポだった。

「ああ」

 目線を上げて、少し微笑んでみた。
 夏の生暖かい風ではなく、涼しい風がほおを撫でた。一斉に植えてある気の葉が揺れる。

『また、戻ってくる』 
 もう一度、心の中で呟いてみた。

「樹木、キャッチしようぜ」
 青が鞄の中を探りながら言う。 俺も鞄の中からグローブを取り出して、左手にはめる。
ついでに、鞄の隅にあった硬式のボールを、いきなり青に投げてみる。

 それを、青が素手で取った。

「うっわ、あっぶねっ!! 樹木、こんなの護身用に持ってるのか?」 
 青がおどけたふりをして、大げさに肩を竦めた。だけど、右手にあるボールはしっかりと握っていた。
「いつもポケットの中に入ってるぞ」
「うっわ、やめとけ。樹木が持ってるボールなんか護身用になんかなんねーよ! 凶器レベルだぞこれは!!」

 少し笑って、俺は少し青から離れた場所からボールを投げてみる。

綺麗な弧を描いて、ボールが青のグローブにおさまる。
「えっ? 硬式のボールでキャッチすんの?」
 青は、右手をひらひら振って、無理だとジェスチャーする。

 いいじゃん、と軽く聞き流してボールをよこせとジェスチャーしてみる。
最初はゆっくりとボールが行き来して、だんだん速度を上げていく。 青は子供のころやったときよりも
安定していて、案外ボールを投げやすかった。

 数十球投げた頃、時間が迫っている事に気づいた。

「青、俺もう時間だから」
 そう声をかけると、いきなり青は慌てたように言った。
「あっ、じゃあ一球でいいからセットポジションの距離から投げてくれね?」
「……いいけど」

 適当に十八メートルを測り、ボールを握ってみた。

 青がしゃがんで、構える。

 俺は、大きく息を吸って、振りかぶる。
 硬式の球はあまり投げた事がない。硬式は重くて固いから、肘に負担がかかりやすいのだ。
でも、硬式を思い切り投げたけど感覚はいつもと同じだった。

バシッと低くて響き渡る音を立てて、ボールは青が構えるグローブにおさまった。

公園にいた人たちが、一斉にこっちを振り返ると同時に、青が叫んだ。

「痛ってえっ!!! 硬球やばいっ。ガチで死ぬかと思ったっ!」

 その叫び声の所為で、もっと注目を浴びてしまう俺達。俺はさっさと鞄が置いてあるところに戻り、
グローブで、青の頭を軽く叩いた。

 「馬鹿、うるせーよっ!」

 腕時計を見てみる。時間はギリギリだ。 急いでグローブをしまい、駅の階段をいそいそと登る。
改札口の前、立ち止まって青の目を見た。

「いよいよ…………だな」
 青は、いったん目線を下げてもう一度俺の目を見て、続けた。
「…………俺、樹木が帰ってくるまでずっと……すっと此処で待ってるから。だから……また会おうぜ」

 俺は瞬間的に、青の言っている事を理解した。恥ずかしくはなかったけれど、嬉しかったかもしれない。
だが、それを表情や言葉に表せないのが俺だ。

「お前が甲子園に行くまでは、帰ってこねえかもな」

「なんだそれ。行けなかったら一生帰って来ないのか」

「そういうことになるな。だけど、……また会おうぜ、青」



「もっと強くなって」






☆。。。。。END。。。。。☆

335:麗愛:2013/04/03(水) 18:55 ID:RNw

>ヒヨ
きゃああぁぁぁああぁああぁあぁ!
あっ……青くん…………。
樹木っのこ、とっがぁあああああ!?
↑精神安定剤が欲しいなー(笑)←こんなこと言ってる時点でいらないw

最後は恋愛を混ぜて来ましたか、ヒヨ♪

良かったょー(グスングスン。

完結おめでとぅ!!

336:ヒヨドリ:2013/04/03(水) 21:15 ID:QdU

麗に言ってもらえて嬉しいっ!!
この話、最初から最後まで読んでくれたの、麗だけだもんっ(泣)

 そうよ、恋愛を混ぜましたw
伝わってくれたなら、よかったです(* ゜∀`*)ノ 好きって入れちゃうと、なんか普通の恋愛小説だしい。。。
けっこう、どうしたら告白風に聞こえるか迷った(汗)

337:あー kll:2013/04/05(金) 15:37 ID:N8s

はじめまして
ヒヨドリさんすごすぎ

338:ヒヨドリ:2013/04/05(金) 23:02 ID:QdU

>>337  ・・・・・・・・なんかめっちゃ嬉しいんですけど!!!!
ありがとう×100   すんごい感謝っ!!
またこれからも応援してください(uresinaki)

339:らい:2013/04/12(金) 15:50 ID:mgk

はじめまして(^^)
続き楽しみにしてます(><)

340:ヒヨドリ:2013/04/12(金) 17:43 ID:QdU

>>339  あげるなああああ!!・・・・・・・・ハイ。すみません
嬉しくて暴走しましたw
 続きは・・・・・・あんまり人が来ないので、やらなくていいかな・・・・・・と

341:麗愛:2013/04/12(金) 19:07 ID:RNw

>ヒヨ
君に書く気があるなら書いて欲しい所だが?ww

342:ひyぽふぃr:2013/04/13(土) 13:26 ID:QdU

書く気はあるんだけど、野球好きは少ないしなあ。。。
くそ恋愛消えろwww   ヤンも見てんだか見てないんだか分かんないし!!   

 恋愛はもう書けないや。振られたばっかだしな。
雑談が多くならないように、ここでサゲwww 上げるなやーー(^^)

343:凛:2013/07/29(月) 16:31 ID:PuY

久しぶりにきた
元ゆいっす!

おぼえてるかな??

新作
空色書いてるからよかったらきてねえ

344:ヒヨドリ hoge:2013/08/20(火) 20:04 ID:QdU

今の作品が書き終わったら、これの続き書きます。
野球好きな方なども、ぜひ見てください。

 以下hogeです。


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