つんでれ女とS男

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:のの ◆JrGE:2013/01/26(土) 18:53 ID:406

恋愛小説ちゃんと書くの初ですー!
まー。気まぐれ作品。
コメ&評価、嬉しいです。

2:のの ◆JrGE:2013/01/26(土) 18:57 ID:406

わたしの隣の席の男は―――


最低である。


これは、そんな最低男と素直になれない女の話……

3:ゆず:2013/01/26(土) 18:57 ID:tqU

がんばってください!
題名自体が面白そうですね

4:のの ◆JrGE:2013/01/26(土) 18:59 ID:406

ありがとうございますー
頑張ります
>ゆず様

5:椿 ◆zRTU:2013/01/26(土) 19:01 ID:SNk

頑張ってください♪

6:のの ◆JrGE:2013/01/26(土) 19:02 ID:406

ありがとうございますー
頑張ります!
>椿様

7:椿 ◆zRTU:2013/01/26(土) 19:05 ID:SNk

お互い頑張りましょうね♪

私は小説板で描くのが久しぶりなんです(^_^;)
なんだか、頑張れそうです(*´∀`*)

8:のの ◆JrGE:2013/01/26(土) 19:08 ID:406

それは突然だった。

『ごめん。別れてくれね?』

クリスマス目前にして、女連れで現れた彼氏。
へらへらと軽そうな笑いを浮かべ、わたしに言ってきた。

一回、ハゲろ。

女は女でケバそうな厚化粧してやつの腕に絡み付いている。
なんて暑苦しい。

『そう』

わたしは一言返すと奴らを睨み付けた。
そーでもしないと涙が出てきそうで。

フられたことが、浮気されたことが悲しいんじゃない。
ただただ悔しくてさっさとその場をあとにした。

すごい必死だったから気づかなかったの。
あいつがそんなわたしを見ていたことを。

9:のの ◆JrGE:2013/01/26(土) 19:10 ID:406

そーですね!
頑張りましょう!
>椿様

10:椿 ◆zRTU:2013/01/26(土) 19:15 ID:SNk

>のの様

そうですね!
『あいつ』……気になります(´∀`*)

よければ、私のスレにも来てくださいね^^

11:のの ◆JrGE:2013/01/26(土) 19:27 ID:406

そして新学期。

「もー、莉子ったら元気だしな。あんな浮気男忘れちゃえ!」

「ごめん、せんちゃん。わたし落ち込んでない」

朝っぱらから、やたらハイテンションの親友を前にわたしは重いため息をついた。
声が大きいのでわたしがフられたことはみんなにしれわたったであろう。
まわりはバツが悪そうにわたしから視線を背けていく。

面倒になって席につく。
なんで朝からこんな仕打ちを受けないといけないのか。
なんか悪いことした?

二度目の重いため息をついた。

「ふーん、桜庭さんフられたんだ?」

隣から意地の悪い不快な声がした。
ジロリと視線を向けるとニヤニヤとした笑いを浮かべながらわたしを見ている男がいた。

「そーだけど?藤崎くんには関係ないでしょ?」

「まぁね、でも楽しいじゃん?人の不幸って」

口角をあげる最低男をガン無視して窓のそとを見る。
性格は、あり得ないくらい最低なこの男。
実はかなりの美少年である。

茶色のさらさらの髪に切れ長の瞳はアイドルを思わせる。
この性格さえなければ、きっとわたしもこいつに恋でもしていたことだろう。

「それにさー、見ちゃったんだよね」

「何を?」

「桜庭さんの泣き顔」

見ると自慢げに携帯の画面を見せる藤崎くん。
画面には、わたしの泣き顔が。

「最高だよね、女の泣いた顔って」

「サイテー。消してよ」

「やだ。一斉送信すんだから」

12:のの ◆JrGE:2013/01/26(土) 19:30 ID:406

はい、是非見させていただきます
>椿様

13:紫苑:2013/01/26(土) 20:17 ID:1KI

上手いですね!!
私も小説を書くのは初なんですがとても同じ
とは思えない……。

頑張って下さい☆

14:のの ◆JrGE:2013/01/26(土) 20:29 ID:406

ありがとうございます!
頑張りますー(*´∇`*)
>紫苑様

15:紫苑:2013/01/26(土) 20:33 ID:1KI

楽しみです♪

あと良ければ私の作品も見てください!!

16:のの ◆JrGE:2013/01/26(土) 20:38 ID:406

「消してよ」

「やだ」

「消せ」

「やだ」

この性悪最低男は「やだ」の一点張り。
意地の悪い笑みを浮かべながらわたしを見ている。
こんな写メを送信された日にはわたしは生きていけない。
わたしのプライドが許さない。

「じゃあさー」

藤崎くんが思い付いたようにわたしを見る。
その瞳が綺麗でわたしは目をそらした。

根性悪いくせに目だけは綺麗なのね。


「なによ?」

「俺と付き合って?」

「……はい?」

やばい。幻聴が聞こえた。

「だから、俺と付き合って?」

「何を考えてます?」

こいつのことだ。
きっとロクなおとじゃない。断るのが賢明だ。

「……お断りします」

「いいの?写メ送っちゃうよ?」

ケータイをヒラヒラさせて笑う最低男。

「……付き合います」

渋々と頷いた。

17:紫苑:2013/01/26(土) 21:21 ID:1KI

藤崎くん性格の悪いですね!
莉子ちゃんのことが好きなんですか?

ますます楽しみ♪

18:のの ◆JrGE:2013/01/27(日) 10:34 ID:406

さあ、どーでしょうか?

ありがとうございますー(*´∇`*)

>紫苑様

19:のの ◆JrGE:2013/01/27(日) 10:48 ID:406

渋々と頷いたわたしに満足げな笑みを浮かべる最低男。
そいつをキッと睨みながらわたしは疑問を口にする。

「なんで、わたしと付き合いたいの?」

まずそこだろう。ロクな答えには期待していないが相手の反応をうかがう。
そいつは不敵な笑みを浮かべるとわたしの口元に指をあて艶めいた声で囁いた。

「……好きだから」

「嘘だよね?」

「あ、ばれた?」

誰が騙されるか。お前の嘘はなんかお見通しだ。
藤崎くんは悪戯っぽい笑みをわたしに送り切り出した。

「……女がまとわりついてくるからさ。女避け」

悪魔のような表情を浮かべるそいつ。
校内で「王子」と呼ばれているのは一体誰だろう。
紛れもなく、目の前のこの男なのだが。

「……あと、人の弱味握って従属させんのって萌えない?」

表情をとびきりの笑顔に戻すと奴はわたしを見た。

「これから宜しくね。桜庭サン」

語尾に「ハート」をつけるような猫撫で声で語りかける藤崎くん。
その顔を思いっきり睨み付けるわたし。

偽装カップルがここに誕生しました。

20:のの ◆JrGE:2013/01/27(日) 12:34 ID:406

「んじゃ、俺のことは今から"陽斗"ね。俺も"莉子"って呼ぶから」

「は……?呼ぶわけないじゃん」

「返事は?」

畜生。ケータイの画面見せながらの命令は断れない。
それをわかっててやるこの男の人間性は如何なものか。

「わかったよ」

「それでよし。あ、放課後待っててね。一緒にかえろ」

アイドルのような爽やかな笑顔を向けるとあいつは廊下へと出ていった。
悔しながら顔だけは一級品だ。
性格が残念だけど。

「放課後か……。気が重い」

わたしはゲンナリしながら呟き、本を開いた。
静かに本でも読んでいよう。気分をリフレッシュするためにも。

だけど、そうそううまくいかないのが現実なわけで。

「桜庭さん、話があるんだけど……?」

顔をあげると他クラスの女子が。
確か「藤崎陽斗様ファンクラブ」の会長サマだっけ?
鋭くわたしを睨みながら腕組みをしている。

「少し顔を貸してくださる?」

性悪最低男の次は勘違いストーカー女かよ。
ああ、先が思いやられる。

21:のの ◆JrGE:2013/01/27(日) 19:10 ID:406

わたしの彼氏(仮)は

性悪で――

最低で――

顔だけは一級品で――

やたら女子に人気がある――

22:のの ◆JrGE:2013/01/28(月) 18:08 ID:406

《藤崎陽斗様ファンクラブ》の女たちに連れられ校舎裏へ。
校舎裏って嫌な響き。いじめの定番じゃない?

「あなた藤崎様とお付き合いしてらっしゃるって本当ですこと?」

髪を巻きに巻いた何処かの令嬢風の女にギロリと睨まれる。
明らかに敵視されてる。
きっと、この女たちは奴の本性を知らないのだろう。

「えー、誰から聞いたんですか?」

「藤崎様、ご本人よ」

「じゃあ、そうなんじゃないですか?」

女はキィっとハンカチを噛む勢いで怒る素振りを見せるとわたしの髪をむんずと掴んだ。
禿げたらどーしてくれんだ、このやろう。
わたしが睨むと女は悔しそうな顔でハサミを取り出した。

「あなたのこんな髪、切って差し上げるわ。それで藤崎様に嫌われてしまえばいいのよ!」

無茶苦茶だな、この女。ていうか、わたしピンチじゃん!
藤崎の馬鹿野郎。末代まで呪ってやる。

女がハサミを髪へと近付ける。
わたしはぎゅっと目を瞑った。

「へぇ……楽しそうなことやってるね。俺も交ぜてよ」

その声は、一番聞きたくなかった声。
ていうか、元凶が登場ってどういうことだ。

「ふ……藤崎様」

女たちの慌てふためく声が聞こえる。
目を開けると、真っ青な顔をした女たちと普段見せないような顔で女たちを睨み付ける奴がいた。

23:のの ◆JrGE:2013/01/28(月) 19:50 ID:406

「ねえ、お前ら莉子になにしてんの?」

普段の王子スマイルはなく、ただ瞳には怒りの色が浮かんでいる。
一体、どーしたっていうの?

「……わ、たしたちは、ただ」

「消えろよ。目障り。次、莉子になんかしたら……」

怯えん女と呆然とするわたしの真ん前までつかつかと歩いていくと陽斗はわたしの手を引き抱き寄せる。
制服越しに体温の温もりを感じて、少しだけ顔が熱くなる。
そんなわたしとは裏腹に陽斗は普段よりも低い声色で女たちに言いはなった。

「タダじゃおかねぇから」

一言言い終わると同時にわたしの手を引いて歩き出す。
向かう先は教室……

ではなく、屋上だった。

頬にあたる風が心地よい。
ただ、こいつと一緒なのが気にくわない。
だいたい、いつまで手を握ってるつもりだ。

「ちょっと、陽斗!手……」

「ごめんね、俺のせいで。怖かったろ?」

背を向けたまま、わたしの言葉には答えず聞いてくる陽斗。
ムッとしながらも頷く。

「まあ、髪切られちゃうかと思った」

素直に答えておくことにしよう。
謝られたことに内心驚きつつ相手を見た。

「でも、まぁ。大丈夫だよ」

「一体、なんの根拠があんのよ」

「俺が守るから」

はぁ?と怪訝に思って相手の後ろ姿をを見つめる。
茶色の髪から少し見えた耳がほんのり赤い。

それを見て、少しだけ。
ほんの少しだけ可愛いと思ってしまったわたしは甘いだろうか。

24:のの ◆JrGE:2013/01/28(月) 20:03 ID:406

それからは大変だった。
陽斗に屋上に連れていかれたおかげで一限目はサボり。
担任に説教をくらい憂鬱な気分で席につく。

陽斗はというと、さっきまでの照れはどこへやら。
王子スマイルを振り撒いている。

この役者が。

「ちょ、莉子どーしたの?めずらしーじゃん」

心配して来てくれるせんちゃん。
やっぱり親友だ。

「せんちゃん、実はね……」

「千田さんっ」

話そうとしたとき、別の声に遮られる。
同クラスの男子だ。そいつは廊下を指差しながらせんちゃんを読ん

「柿本先輩が呼んでるー」

「え、まじ?ごめん、莉子!また後でね」

ささっと身なりを整えると浮き足で廊下へと出ていくせんちゃん。
この裏切り者。
親友より彼氏を優先しやがった。

「……せんちゃんのバカー」

ぼそっと呟いてみる。
聞こえるわけないんだけど。

「どーしたの?さみしいの、莉子」

あー、悪魔の囁きが聞こえる。
ここは狸寝入りでもしとくか。

「俺をシカトなんていい度胸だね」

やっぱり、可愛くないや。このどS野郎。

25: ◆JrGE:2013/01/28(月) 20:08 ID:406

せんちゃんを読ん×

せんちゃんを呼んでいる◎

訂正です。

26:のの ◆JrGE:2013/01/28(月) 20:29 ID:406

「ねぇ、莉子。ケータイ見せて?」

「は?嫌だし」

お昼休み。お腹ペコペコのわたしを前にお預けをくらわす陽斗。
おまけにケータイ見せろとのご命令。

誰が見せるか。

「はい、藤崎くん!これ莉子のケータイ」

「ありがと、千田さん」

「ちょっと!せんちゃん!!!」

何故かわたしのケータイを陽斗に渡す親友。
いつの間に。
そして、陽斗お得意の王子スマイルを向けられ照れている。
あんた、それでも親友か?

「……男の名前が多い」

何故かムッとしたように呟くあいつ。
嫌な予感しかしない。


ボキッ


「……やぁああああ!!!」

「うん、これで大丈夫」

陽斗の手にはわたしのケータイが真っ二つに折られた状態で握られている。
さすがのせんちゃんもこれには唖然。
わたしは悲鳴をあげた。

「大丈夫じゃない!!!どーしてくれんのよ!」

「あー、俺が買うし」

「そーいう問題じゃないのよ!!!さいってー」

陽斗からケータイの残骸を奪い取ると鞄に突っ込んだ。
お気に入りだったのに。

ムカついたわたしはなにも持たずに教室を飛び出した。
向かう先は2-6の教室。

27:のの ◆JrGE:2013/01/28(月) 21:37 ID:406

「せんぱぁあああい……」

2-6のドアをガラッと開け、中へと飛び込む。
周りの視線が痛いが気にしない。
それどころではないのだ。

「桜庭?どーしたんだよ、そんな顔して」

すぐに見つかった目当ての人は優しくわたしの頭を撫でる。
ああ、先輩の方があいつの100倍も王子じゃないか。

「ほら、可愛い顔が台無しだぞ?」

「東城先輩……」

やはり来て正解だった。
先輩だけがわたしの味方なのだ。

「ケータイ、折られました」

「はあ?誰に!?」

「藤崎くんです」

ほら、こんなにも驚いて心配してくれる。
ついでに……

「ありえねーな、そいつ」

自分のことのように怒ってくれる。
わたしは、そんな先輩が大好きだ。

28:のの ◆JrGE:2013/01/29(火) 21:33 ID:406

えっと、たぶん相関図要りますよね。
誰が誰だかごっちゃですよね、
てことなので、とりあえず。

先輩 後輩 偽装カップル
東城悠哉 ← ―――→桜庭莉子←――――――→藤崎陽斗

|友達
↓ 恋人
千田香織←――――→柿本彰

29:のの ◆JrGE:2013/01/29(火) 21:35 ID:406

あら、少しおかしなことに……

千田香織は、せんちゃん。です、
せんちゃんの恋人が柿本先輩。
東城先輩はフリー。

と、文字でお伝えします。

30:のの ◆JrGE:2013/01/31(木) 18:37 ID:406

一応あげときます

31:のの ◆JrGE:2013/02/01(金) 18:55 ID:406

「もうそろそろ予礼鳴るから……戻れ。送っていくから」

楽しく談笑していると東城先輩が時計を見て言った。
授業にこれ以上遅れるわけにもいかないのでコクリと頷く。

「ありがとうございます」

「ついでに、その男に説教してやらぁ」

「先輩、頼もしいですね」

廊下を歩きながら楽しそうに話をする私たち。
もう陽斗なんか知るもんか。
幸せ気分最高潮の私の耳に飛び込んできたのは悪魔の声だった。

「………随分とたのしそうだねぇ、莉子?」

「……」

壁に寄りかかりながら私を冷たい目で睨み付けてくる奴。
いつもの王子スマイルはどこへやら。
こういうときは、無視に限る。
私は、ふいっと顔を背けると早足に奴の前をすり抜けようとした。

「……無視とか傷付くんだけどな」

私の前に立ちはだかる陽斗。
すると、私の背後にいた先輩が「あっ……」と声をあげた。

「お前、確か『藤崎陽斗』……」

「だったらなんすか?それより人の女口説かないでください、センパイ」

口説かれてないんですけど。
何を勘違いしたのか陽斗は完全に先輩を敵視している。
それにも動じず、にこにこと笑みを浮かべる我が先輩。
さすが、大人です。

32:のの ◆JrGE:2013/03/16(土) 14:24 ID:406

ですが、私だけでしょうか。
二人の間に火花が見えるのは……

「口説いてないっつーの」

にこにこと爽やかな笑みを浮かべながら、私の頭をがしがし撫でる東條先輩。
陽斗はと言うと、その光景を不機嫌そうに睨み付けてくる。
心なしか殺気を放っているようにも見えなくはない。

「手ェ、どけてください。とーじょーセンパイ」

「えー、仕方ないなぁ」

大袈裟に肩を竦めて私の頭から手を離す先輩。
その瞬間を狙って陽斗が私を引き寄せる。

「じゃー、莉子ちゃん。御愁傷様」

「わっかんねーですよ!意味がっ!」

先輩は意味深な笑みを浮かべると手をひらひら振り帰っていった。
ちょっと……ほんとに意味わかんないんですけど。

「もー、浮気なんて酷いよ莉子」

「した覚えねーし」

男ってつくづく訳がわかんない、と思った私であった。


書き込む 最新10 サイトマップ