満月の夜、狼の遠吠えは響く

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1:環 ◆Dhi2:2013/02/02(土) 11:21 ID:fSs

こんにちは。そしてはじめまして、環と申します。
俺は前まで「ピコ森」という所で書いていましたが、最近エラーが続いているので、治るまで、そしてまたエラーになった時、
ここで書かせていただきたいと思います。
それでは次のレスくらいから本編スタートさせていただきます。

2:環 ◆Dhi2:2013/02/02(土) 11:44 ID:fSs


「ウオオオォォォォォォ・・・・・・」

満月の夜、この遠吠えが、山奥から聞こえてくる。
私は膝を抱えて泣いていた。

お祖母ちゃんの家に泊まりに来た私は、その日のうちにお祖母ちゃんと喧嘩した。

悪いのは私だった。愛犬のナナが子供を産んで、勝手に子犬を友達にあげてしまった。
ナナはお祖母ちゃんが飼っている犬カナの子どもで、ナナが産んだのは、カナの孫に当たる犬だった。
どうしても引き取りたいと言ったお祖母ちゃんを無視して、勝手な行動をしてしまった。

「舞っ! 犬がいないの。どうして!?」

必死になって子犬を探したおばあちゃんに、私は本当のことを言った。
信じられないような顔をした後、私は叩かれた。

「舞がこんなことするなんて。私は・・・・・・思ってもいなかったわ」

でもよく考えれば、お祖母ちゃんだって勝手だ。お祖母ちゃんだけのモノじゃないのに。
それは心の中で思っていたこと・・・・・・のはずだった。

知らないうちに声を出してしまって、また叩かれた。

「もういい。私は舞には何もしない」

酷い。酷すぎる。許さない。いや、許せない。憎い。おばあちゃんは酷い。残酷だ!!

「私だって勝手だったよ、でもお祖母ちゃんだって勝手だ。私だけのものじゃないけど、おばあちゃんだけのモノでもないんだよ」

泣きながら部屋のドアをガタンと閉めた。その音は、家の中に響くようなものすごい音だった。

3:環 ◆Dhi2:2013/02/02(土) 12:15 ID:fSs


「ウオオオォォォォォォ・・・・・・」

また、遠吠え。
私はあることに気がついた。

日本に、狼はいない。でもこれは、犬の声じゃない。確実に狼の声。

気がつけば、立ち上がっていた。
狼の姿が見たい。幻の狼の姿。

白いノースリーブワンピースから、Tシャツとショートパンツに着替え、虫除けを塗って、そっと部屋を出た。
部屋に、外から鍵をかけた。この部屋の鍵は私しか持っていない。だから誰も居ない事は私にしか分からないんだ。
音を立てないように、そっと玄関のドアを開け、外に出る。
夏の夜はとても涼しい。蛍の光が、向こうの山にちらちらと光っていた。

「あ」

山を登らないといけない。私はおんぼろのスニーカーを見た。
靴の底には小さな穴。今にも切れそうな靴紐。泥だらけ。

「うわー、どうしよう」

つい、古いのを履いてきてしまった。
今から戻ろうとしても、おばあちゃんに気づかれたら終わりだ。

「まぁ良いや。裸足で行こう」

靴を脱ぎ捨てて、山を登っていくことにした。
そんなに大きくない山だから、明日の朝未明には戻ってこられるだろう。

「オオオオォォォォ・・・・・・」

だんだん遠吠えが近づいてくる。
木の根に足を掛けて、登っていく。

「くはぁっ! 頂上だ・・・・・・」

3時間くらいたったのだろうか。私の体は、汗びっしょりだった。
で、肝心の狼の姿はあるのだろうか。

「・・・・・・!?」

私は息を飲んだ。私の前に現れた、大きな大きな獣・・・・・・。

「・・・・・・!!!」

狼だった。

4:& ◆0q6I:2013/02/06(水) 13:12 ID:fSs

〜報告〜
みなさま、お久しぶりです。
ピコ森が復活しましたので、少しこちらの掲示板での更新をお休みさせていただきます。
読んでくださっている方もいらっしゃるかもしれませんが、申し訳ありません。
しかし、また暇のあるときなどに更新させていただくと思います。
ご理解いただきますよう、お願いいたします。


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