つまようじ=\100

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1:匿名さん:2013/02/08(金) 21:44 ID:BdE

始めまーす



俺、高三。大学に行く気なぞさらさらない。いずれ、金に困る。でもいま、[経済の実験]が行われる。最大500000円手にはいるらしい。パンフレットなど読まずに、[実験室]まで向かう。あっ。ラーメン屋さんだ。寄っていこっと。

あー食った食った〜。しぃ〜と食後につまようじで歯間を掃除するのが、最近のマイブームだ。つまようじは道に格好よく捨て、いざ、挑もう。

2:匿名さん:2013/02/17(日) 07:04 ID:BdE

着いたのは、ドーム状の建物だった。中に入ると、中心に20畳ほどの広間があり、外側に10の部屋と食堂があった。もうすでに9人の男が集まっていた。
すると、建物に長身の男が入ってきた。「こんにちは。お忙しい中、10人の高校生に集まっていただいた。開始前に、点呼をとる」
「安藤」
はい。と返事をしたのはでっぷり太った男だった。
次に隼という男がいた。こいつは、学力テストで、全国1位だったヤツだ。次に、仲のいい它鹵(たろ)と迩鹵(じろ)、ヤンキーの頭部(あたべ)、体が弱そうな表労(ひろう)筋肉質の剛志(つよし)チビの女々谷(めめたに)でかい大田と俺の10人だった。
長身の男が、「今から実験の備品を配る。」と言い、みんなにつまようじの束を配ってきた。

3:& ◆nJQQ 2000:2013/05/22(水) 16:56 ID:5zk

「つまようじ?」「なにこれ?」 「どうするの?」
様々なざわめきが飛び交う。
「えー、これはただいまからお金のようになります。
そして、これで賭けをしてください。」
すると地面から台が出てきた。上にはコインが載っている。
「そうです。コイントスです。このコインには『表』と『裏』と模様が彫ってあります。これを台に投げて賭けたほうが出れば総取り。但し勝負は2人ずつで行います。」
コインだからイカサマは出来ない...?
「そしてつまようじ1本1000円、つまり一人50万円持っていることになります。」
1000円........?
「そしてもうひとつの要素 今から腕時計型の器具を配ります。これは残り勝負数を表す物、つまり、この企画では1日5回勝負をします。5回未満でもいけませんし、それ以上でもいけません。
では、自由に相手を選んで、勝負をしてください。
1ヶ月後の終了後、つまようじを換金します。但し、
下位3人は費用として200万円ずつお支払いいただきます。用意、スタート」

4:&131:2013/05/25(土) 22:25 ID:5zk

とりあえず、表労や女々谷などとつまようじ1本単位の勝負をする事にした。とりあえずこれでやり過ごせた、と思ったがそこまでだった。
大田が俺に話し掛けてきた。
「なぁ、俺、必勝法見つけちゃったんだ。」
えっ?何?
「100ずつ半永久的に賭け続ければ、得も損もない、だろ?」
は?...ああ!!!!!!!!!!!!
そう、勝てる!!!
一回目。
俺が表、大田が裏。
チリーン、、。
裏だった。
大丈夫、大丈夫。
二回目。
チャリーン、、。
裏、、。
三回目も四回目も裏だった。
今日は、負けか......
しかし、明日、大田と表労が勝負してる時も、女々谷の時も、すべて裏だった。
きっと俺は騙されたんだ......
くそくそくそくそくそおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
あっという間だった。
すると、隼がやってきた。
「実は、俺もアイツに騙されたのさ。表労も女々谷も。まっ、俺は100で気づいたけどな。
俺たちで、チーム。組まないか?」
んんんんんんん?

5:& ◆h.fs:2013/06/01(土) 07:45 ID:5zk

その時、
「ウああああああああああ!!」
叫び声が聞こえた。
安藤......?
安藤のつまようじがなくなったのだ。
すると、大田が安藤に近づいてきた。
「俺がつまようじ貸してやるよ。」
えっ?
大田は奥の部屋に入っていった。工具室だ。
ハンマーやバーナー、コピー用紙が保管されている。
しばらくすると、大田がコピー用紙を持って出てきた。
「ほい、じゃあここにサインして。」
借用書だ。
条件は、1日10本の利息と、大田の仲間になる事だった。
「こっ...こんな法外な利息......違法だろ!!!」
「ふふふ......ばーか。これは金じゃあねえ。ただのつまようじだ。」
安藤はしぶしぶサインした。
「面白くなってきましたねぇ。」
隼が呟く。
「あっ、そうそう。チームの件だけど、条件はひとつ。チームみんなの財産を共有する事。
そうすれば、チーム同士で勝負すれば、全体の財産は変わらない、よな。」
「でも、大田も同じ事考えるはずだよ。」
「大丈夫さ。囲って奪えばいい。」
フフフフフフ......
隼の恐ろしげな笑いがひびく。

6:汐:2013/06/01(土) 08:39 ID:kb.

おおお!意外なストーリー!
こう言うの好きです!面白いですね!

それから1つ……
私も昨日気づいたのですが(私も出来てませんが)
「」の最後には。は無くて良い、「」以外の文の最初は一マス空白をあけるそうです!

お互い頑張りましょう!
私も頑張って有名にしたいと思っていますので!

7:胡瓜。:2013/06/01(土) 16:10 ID:Qx6

カイジに似てますね…

8:& ◆SpOo:2013/06/02(日) 18:54 ID:5zk

◇ ◇ ◇
ー実験は始まったかね。
ーはっ。順調でございますっ。
ーそうか、それは良かった。
ー実験の途中経過は、どうやら2つのチームに分かれているようです。大田という男のチームと、隼のチームです。
ーどちらが優勢なのか?
隼の軍資金は700、大田は3300でございます。
圧倒的に大田でしょう。
ーそうか。
ーじ、実は、大田のチームは、イカサマをしているようです。
ーはぁ? まあいい。面白いじゃないか。
ーはぁ...今日は、始まってから13日経ちます。
ーここからだな。
フフフフフフ......

9:& ◆SpOo:2013/06/06(木) 20:58 ID:5zk

「はい、この宙ぶらりんのお金、1000、無視」
隼が必死に熱弁をふるう。
ここには、俺、女々谷、隼、表労の4人が集合している。今は夜中の2時。眠い、眠すぎる。
隼の説明によると、大田チームは3300、俺たちは700、残りは、安藤などの残した借金。明日ごろ、取り立てのショウタイムが始まるだろうか。
で...?
「あ、あの〜おっ、大田のイカサマはどんなのです...?」
「よし、今から確かめにいくぞ」
あっ...もしかしたら俺、余計なこといった...?

かつーん、、。かつーん、、。
暗い部屋の中に俺たちの足音だけが響く。
「お、有った」
大田と勝負したときの台だ。
「台にイカサマは無い...?コインか。見た目は変化が無いなあ。 ん...?おい!」
えっ、何?
「このコイン、うっすら厚さが一部へこんでないか...?」
そういえば...厚さが位置によって違うような...
「そういうことか......?厚さを変えれば確率が変化する」
「でも、金属ですよ。そう簡単に潰れませんよ」
「お前、ばかか。金属は展性に優れてるっつうこと、習っただろ」
天才にばかにされると、ここまでイライラするとは。
「最終日に勝負、しかけるぞ〜」
また何か思い付いたらしい。
はあ......。

10:& ◆SpOo:2013/06/06(木) 21:05 ID:5zk

休憩
  ∩___∩
   | ノ      ヽ
  /  ●   ● | ぼくはくま
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_)

11:匿名さん:2013/06/12(水) 19:00 ID:5zk

15日目。
 大田が大きな声でいった。
「あれ〜、そういえばお金、返してもらってないよね〜」
安藤は、
「ごめんなさい、もうすこし待ってくだっさいよう〜」
「でも、お前1000本、3人で持ってんだろ?
 わかった。いいか、おまえらに貸した1200のうち、1000は現金、残りは、30日目に5回、勝負しろ」
「勝負?それならおれがやる」
 隼だ。
「いいか。逃げたら どうなるか、わかってるな」


 

12:& ◆SpOo:2013/06/22(土) 07:17 ID:5zk

あの宣言から3日がたった。
隼チームは集会を開く事になり、チームが揃った。
隼は、俺たちにバーナーと粘土を取ってこい、と言われて、倉庫まで動いた。
「あっ...鍵...閉まってます...」
女々谷が報告する。
「どういう事だよ!」
俺はパニックだった。
「大田の仕業だな」
隼が言う。
「まあいい。有り合わせでやろう。マッチ、あるか?」
「ありますよ」
表労が言う。
「じゃあ、粘土は?」
「あるわけ無いですよ」
女々谷が冗談めかして言う。
「なにいってんだよ」
俺も冗談めかして女々谷をつつく。
すると女々谷はよろよろと転んだ。
すると、女々谷のポケットから何かが出てきた。
「何だ、こりゃ?」
隼が聞く。
「あっ、これは練り消ゴムですよ」
「何でそんなもんあるんだよ」
「実は僕、鉛筆画が趣味なんです」
そういうと俺たちに絵を見せてくれた。上手だ。
「僕は消ゴムはあまり使わないんで、練り消ゴムとかパンとかで消すんです」
隼はこれを練りながら、
「これでいいや。よし、作戦決行だ」

13:匿名さん:2013/07/03(水) 19:03 ID:5zk

◇◇◇ドリームクリエイトの会にて◇◇◇◇
ーおい田原、ゲームの進行はどうなっている?
ーはい。順調でございます。立花会長にもお楽しみいただいてもらえると思われます。
ーそうか。期待しているぞ。
問題は無いのかね。
ー はい。
その時だった。
モニターの中の実験室の床が水だらけになっていた。
ーはぁ??



◇◇◇実験室 20日目◇◇◇
大変だ。
床が水まみれになっている。
理由はわからないが、きっと隼の仕業だろう。
隼の言う"作戦"とはなんなのだろう。
そこに、長身の男が入ってきた。
「何事なんだよ!!!」

14:匿名さん:2013/07/23(火) 13:57 ID:5zk

「何があったんだよ!」
 田原という男が叫んでいた。
 俺が隼の所に行くと、そこにはビショ濡れでコップをもった隼がいた。
「やりすぎちゃった...かな?」
隼は健気に微笑んでいた。
 そこへ、田原がやってきた。
 彼は冷酷な顔をして言った。
「これで獄行きが2人になったというわけか。」
は?獄ってなんだ?
...とりあえず事件は解決...ということか。


 29日目 実験室

 隼の作戦がわからないまま前日となった。隼のことだから準備はできているだろうが、やはり心配だ。
 明日はいよいよ大田との対決だ。

15:匿名さん:2013/07/27(土) 14:49 ID:5zk

ーあの水騒ぎは何だったんだ?
ー隼が悪あがきで天井のスプリンクラーを作動させただけです。
ーそうか、ならいい。あ、そうだ。30日目はルール変更をする。
 回数制限をなくして、田原、お前は隼対大田の戦いの取り仕切りをしてもらう。
 わかったか?
ーはい。


 最終日 実験室
 今日は大田との決戦の日だ。
 今日の朝一番に、腕時計を外され、田原が実験室に取り仕切りをするとやってきた。
「隼さんよう、調子はどうだい?ハハハハハハ!!!!」
大田が高笑いをした。
 「負けねえ....」
隼もほんきだ。

16:ちなつ ◆m.92:2013/07/27(土) 17:52 ID:R4g

初めまして、ちなつという者です。
早速アドバイスをさせて頂きます。少しキツいと思いますが、ご了承下さい。

まず良いところを言わせて頂きます。
他サイトでは台本書きが多いのですが、匿名さん様はそれをしていません。
それはとても尊敬しました。


では次に、アドバイスを言わせて頂きます。アドバイスは4つ程あります。

一つ目は、間の空け方の時使う「…」この三点リーダーというもののことです。
匿名さん様は、「...」と使っておりますが、「…」を使った方がいいと思います。
ですが、「…」を使う時は必ずこの「…」の数を偶数にしてください。


二つ目は、「?」「!」の使い方についてです。
時々この小説を見ていますと、「!!!!」という風に半角と全角に分かれています。
なのでそこは、見やすい全角を使われるといいと思います。
それと、「?」などを使った後は、一マス空けて書くといいと思います。

他サイトでは、このような質問があったりしました。
「情景を表すときはどうすればいいのですか?」という質問が来ました。
それが大きな間違いです。
情景のときは、あまり「!」などを使わない方がいいです。


三つ目は、情景をもっと詳しくした方がいいということです。
どんな風にその人物が言ったのか。どのような所に人物は居るのか。ということを書くといいです。
もちろん、視点が一人称の場合はその彼が思っていることを書くことも必要です。


四つ目は、効果音の使い方のことです。
効果音はあまり使わない方がいいと思います。どうしても使いたいという方は、その効果音はどのような音だったのかということを書けばいいと思います。
基本的にはその効果音を文で表しています。
例えば、鉄砲を撃った音の場合です。

鈍い音が、白くて清楚な広い部屋に響く。壁には真赤な血。彼の気持ちはどんなものだろうか。
いや、そんな分かり難いことではないようだ。彼の表情にその気持ちは映っていた。
―――人殺しは楽しい。という最低最悪の気持ちが。

可笑しい文なのですが、少しでも参考にして頂けると嬉しいです。


長文失礼致しました。これからどうなっていくのかが楽しみです。

17:匿名で悪かったな:2013/07/30(火) 17:23 ID:5zk

「さあ、台の前に立ってください。では、勝負の始まりです!!!」
 田原が高らかな声で宣言した。
 隼がいつもより冷めた目で大田を睨んでいる。
大田も同じく睨み返す。
「どちらがコインを振りますか?」
隼が気取ったように大田に聞く。
「じゃあ…俺から」
大田はコインをたかくなげた。

18:匿名で悪かったな:2013/07/31(水) 18:54 ID:5zk

 隼が賭けたのは700、大田も700だ。
 表が出れば俺たちの勝ち…
 コインは台の上に鋭い金属音を立て、表を向けて止まった。
 ―――勝った?
 いや、勝ったんだ。こみ上げる電気のような喜び……気がつくと俺は叫んでいた。
「たった一回勝ったぐらいでこの喜びよう。隼さん、あなたどれだけ運悪かったんですか?
 あれは偶然。次は必ず勝ちます」
 大田はまだ余裕の表情。
「勝利の女神は俺に微笑んでんだよ。さあつぎは1400賭けましょう」
「望むところよ」
 大田はコインを投げた。
 コインは、またも表の文字を輝かせた。
 大田の顔が一気に青ざめた。
「な、何だと…」
「今の勝負、隼の勝ちだ。大田、このままダラダラ勝負をしても意味がない。
 お互いの財産すべてを賭けて勝負する、どうだ?」
「いいぞ」
「隼もいいか?」
「ああ、いい」
大田は、天高くコインを投げた。
 コインは、表という字を上にしていた。
 うわああああーー!
大田は声の限り叫んだ。
 一通り叫びきった後、大田は掠れた声できいた。
「な…なぜ…おまえがっ…勝ったんだ?」
隼は言った。
「低融点合金って知ってるか?非常に低い温度で融ける金属だ」

 

19:匿名で悪かったな:2013/08/01(木) 18:35 ID:5zk

「その低融点合金というのはスプリンクラーの栓などに使われている。融点が低い、つまり加工しやすいということだ。だから俺はこのマッチを使ってスプリンクラーの栓を融かし低融点合金を採取した。それをこのコインに加工した。どちらの模様も表になるようにな。まずコインの表模様を練り消しに写しとる。それから合金をコインにかけ、形を整えた。そうして作ったのが、このイカサマコインだ。」
「何だと......ただのイカサマじゃないか!!!!!!」
大田が怒り出す。すると田原が冷めた顔で、
「あなたもイカサマしてたじゃないですか。このゲームにイカサマ禁止のルールはない。騙されたお前が悪い」
大田は、その場で倒れこんだ。


「隼様、表労様、女々谷様、藍原様。」
俺、高3。名前は藍原 夢月。
俺はつまようじゲームで大田に勝った。
勝ったのは隼のおかげだ。
「つまようじ一本に付き1000円ですから、400万 円になります。おめでとうございます」
大田はどうなったのだろう。
「大田さんは、獄へ行きました」
「あ、あの、獄ってなんですか?」
「獄は、簡単に言えば奴隷売買所です。逃れる方法はあるにはあるみたいですけど難しいみたいですよ。でも、大田は我がドリームクリエイトの会に勤めたいと言ってますから、会長がいいと言えば出して貰えるはずです」


帰り道、ラーメン屋さんに寄った。
つまようじは、使わなかった。
隼が、俺に話しかけてきた。
「なあ、俺たちといっしょに暮らさないか?」





――――――――――――――――――――――――――
話はまだまだ続きます。
新たな“選挙ゲーム”とは?
誰も見てないだろうけど書きます!
コメントお願い!!!!!!

20:つくだ煮 ◆KOSA:2013/08/02(金) 14:58 ID:0Gk

ファンです!
あまり葉っぱ天国にこれなくて見れないですが
影ながら応援させていただきますね…!

21:りな〒124:2013/08/02(金) 19:42 ID:FLA

ずっと読んでますよ♪←きもい?(笑)

22:りな ◆WVds:2013/08/02(金) 19:43 ID:FLA

あ、郵便番号みたいに……すみません。

23:& ◆SsdY:2013/08/03(土) 18:35 ID:5zk

2章 闇の選挙



「お前か、獄から我が会に勤めたいと言ったのは」
「はい、大田と申します」
「お前には、次のゲームの仕切りを頼もうと思う。
大田とやら、隼も招聘した方がいいか?」
「はい、お願いします」


――――――――――――――――――――――――――――――――
..................ジリリリリリリ!!!
目覚ましの轟音で目が覚める。
「おはよう」
隼だ。
あれから3年が経った。
例の件から、俺たちはシェアハウスをしている。
バイトしながら、隼と表労は大学に行き、俺たちは短大を卒業したばかりだ。
新聞取りに行こう。

あれ?青いパンフレット?
あれか?いや違う違う。

ある日、隼が言い出した。
「明日は日曜日だし、ドライブ行こうぜ。
俺免許取ったんだ」
「あっいいね〜」

渋滞。
渋滞。
行きも渋滞、帰りも渋滞。
おまけに帰りは酒に弱い俺と隼以外潰れてしまった。
「抜け道ですか。いいですね」
隼の提案で少し道をそれる事にした。

「前の車、止まりなさい」
警察だ。
俺たちは路肩に止まった。
「なっ、なんですか」
「これに見覚えありますね?」
そういって彼はパンフレットを差し出した。
「ちょっと来てもらいます。一週間程になります」
足かせ、手錠をされて、さらに目隠しも
され、連れていかれたのは、第2の【実験室】だった。

24:りな ◆IoXo:2013/08/04(日) 08:00 ID:9AQ

闇の幕開けですねっ!!ワクワク

25:匿名で悪かったな ◆y4yk:2013/08/04(日) 14:56 ID:5zk

>>24
  | |    |   |        |
  | |    |   |        |
  | |    | ( ̄ヽ、 _      .|
  | |    | `)  ノ(_`ヽ|   ? |
  |   |  |  |  (/ ノ || .  |
     ||    ヽ 〈  〈.     |
 |      ∧_∧ y  ヽ    |
 ||     (  ・∀)    )    |
      /´    ⌒二二) | ∩
    彡 |     ノ  〈 || | |
      彡   <    ト、_ノ 〉
   |  ヽ__ `ヽ _   ,ノ  |
    ||  / /    ノ,;)  ̄   ||
      し'し´ ̄ ̄ V  て
        |/\/V\|\(

26:匿名で悪かったな ◆y4yk:2013/08/07(水) 19:04 ID:5zk

どこだ、ここ?
二階建てで、天井が吹き抜けになっている、明るい雰囲気だった。
1階部分には、大きなプロジェクターがあり、螺旋階段を上った二階には、個室があった。
「なんだ?」
表労と女々谷も目を覚ました。
しばらくすると、大きな男がはいってきた。
「大田、か?」
隼が呟いた。
「ええ〜点呼を取る」
その声と容姿は、大田そのものだった。
 ゲームに参加するのは、がりがりの渡辺、ギャル女の片瀬、口ひげが生えている山上、
無駄に色黒な吉永、若いのにハゲてる若林、髪が長い女の森元だった。
「では、ルール説明を行う」
大田がいった。

27:匿名で悪かったな@アク禁明け:2013/08/27(火) 18:12 ID:5zk

すいませんアク禁されました


―――――――――――――――――――――――
「ルールは少々複雑なので注意して聞いていただきたい。まず、今からメダル1000枚を配ります。
 それが今回のゲームの肝、票になります。それをこの『投票室』で投票します。
 投票室には、プレイヤーの名前が書かれた箱があるので、そこに投票します。
 自分で自分を投票することはできません。
 締め切りは午後5時30分、結果発表は6時です。『投票室』には、1人ずつしか入れません。
 1日目から6日目の結果で最下位だったものは、『引退』です。『引退』と 『失格』は違います。
 引退した人は、投票はできますが、ランキングに入れられなくなります。失格は、ゲームに参加できなくなります。
 7日目で1位のものは、賞金5000万円を差し上げますが、2位以下は負けとなります。
 投票はしなくてもかまいません。
 これで、説明を終わります」
 同時に、大きな電子音がなり、ゲームが始まった。
「どうすんのよおお!!!」
「うああああああ!!!」
同時に叫び声もこだまする。
「どうするんですか隼さん…」
「とにかく投票だ、1人20票ずつだっ!皆で交互に投票
するぞ!みんな、票を出せ!」
「はい!」
「おい表労も早く!もじもじすんな!」
「ちょっと待ってください…」
表労がコインを集める。
「あ〜もういい!ほら、20票、女々谷のぶん!」
「あっ、ごめんなさい…」
「じゃあいくぞ、俺からいく」


 ――投票完了。
「あれ、表労は?」
そういえばいないな。
「まっ、いっか」
え〜〜いいのかよ。
 一日目の投票があと15分で終わる。
 皆が投票室で列を作る。
「早く投票してて良かった。俺は人ごみは嫌いなんだ」
――たった10人足らずじゃねーか。
―――投票を締め切ります。
大田の声が響く。

28:匿名で悪かったな@シャイン:2013/08/30(金) 18:42 ID:5zk

――1日目投票結果は、
    1位 隼 220票
  同率1位 藍原 
  同率1位 女々谷
  同率1位 表労
    5位 渡辺 50票
  同率5位 片瀬
  同率5位 山上
  同率5位 森元
  同率5位 吉永
   10位 若林 0票
  でした。
 2…2…0?
 なんでそんなに?
「くそっ!」
 隼が怒りを露わにしている。
「あいつら、チーム組んでやがる!」
「えっ、もしかして、6人全員?」
「ああ、そうだろう。しかも、目的は勝つことじゃない。俺たちを貶めるためだ」
「じゃあ、なんで200票も入ってるんですか?」
「このゲームは、1日目から6日目までの引退者は、なんのペナルティーもない。
 あいつらは、俺たちに借金負わせるために動いてるんだから、それまでは勝たせなければいけない。
 若林を落したのも、そのためだ。
 あいつらは、大田の指示で動いてる。
 俺たちは生き残ってはいけない。早く引退しなければいけない。
 勝てないとわかっている勝負、しかも命がけだ。むりに勝ちへ向かわない方がいい」

29:匿名で悪かったな@うp:2013/09/01(日) 18:54 ID:5zk

「知ってるだろ?負けは終わりと思え」
 隼の声は静かに響いた。
 とりあえず眠ろう。


 2日目 10:00
《どうする?俺たちの目的は勝つことじゃない。一刻も早くここから抜け出すことだ。》
 モニターからあの隼の声がわんわんと鳴る。
 大田はイスに腰掛け、勝負を観戦している。
「隼さん、お前は俺をよくも陥れてくれたな。
 今度は俺の番だ。見てろよ」
 大田はテーブルに寄りかかり、恐ろしげにつぶやいた。

 藍原 夢月
「もう12時ですよ。早く投票室へ行きましょうよ!」
「いや、大丈夫だ。勝手に向こうが投票する。今は無理に動かない、そう決めた」
 もう女々谷は置きものだ。さっきから1mmも動かない。
そういや表労がいないな…
「あっ、すいませーん、トイレ行ってましたー!」
 表労が朗らかに帰ってくる。
「ったく…ドコ行ってたんだよ!」
「だからトイレです!」
「あっそうか」
「作戦は練っている。6日目までは待機だ。7日目に俺たち全員残ってたら終わりだからな」
「なんでですか?勝ち確定じゃないですか」
「もしそうだとして7日目で俺が優勝したとする。
 +5000万。でも、
 他の3人は負け。−6000万で、1000万の損だ」
 そうか。
「6日目までに、1人抜けて、優勝する。
 これがベストだ」


 吉永チーム残票 4950
  隼チーム残票 2920

30:匿名で悪かったな@うp:2013/09/04(水) 13:05 ID:5zk

2日目 11:00
「はぁ…俺たちがなあ、チーム組んでたってなあ、勝てっこないんだよ。
 6対4だぜ?4の方が負けるに決まってる。だから、完全勝利は諦めて、
 少しでも得する。なんとか+で終われたらいいじゃないか」
 その時、女々谷が叫んだ。
「なんなんだよ?さっきから勝てそうにないとか負けるとか。勝ちを目指さないのか??
 いつもの隼なら諦めずに、勝ちへ進んでいたぞ!なん…」
「うるさいっ!」
「なっ…」
「俺だって勝ちたいよ。勝ちたいけど、詰まれてるんだよ…このゲームは人数がものをいうゲーム。
 そうだろ?だから4人で抜ける方法を考えるんだよ!…いいか、時には、諦めた方がいいこともある。
 そういうときは、できるだけ損が小さいようにする。それがベストだ。大丈夫。何かあったときでも
 お前だけ生き残るようにする」
「わかった。だが、残れるのか?3000で」
「ああ」



  ―2回目の投票結果は、
 1位 隼 100票
    藍原
    表労
    女々谷
 5位 森元 50票
    片瀬
    山上
    吉永 
 10位 渡辺 0票
 でした。

吉永チーム残票 4350
  隼チーム残票 2920


 

31:匿名で悪かったな@うp:2013/09/04(水) 13:17 ID:5zk

みんな見てくれてる???

32:りな(乃愛) ◆IoXo:2013/09/04(水) 20:15 ID:cFE

>>31
見てますよ!!

33:匿名で悪かったな@うp:2013/09/07(土) 18:26 ID:5zk

3日目 14:03
 藍原 夢月
「ほらな。あいつらチーム組んでる」
 隼が当たり前のように言う。
 すると、
「よう。てめぇが隼って奴か?」
「ああ、そうだが?」
「俺は吉永。てめぇには、ぜってぇ勝たせねぇからな!」
 そして、5人の男女が付いてきた。
「あ、あの、私、も、森元って言います、よ、よろしくおねがいします
「あたしぃ、片瀬っていうから〜、よろしくぅ〜」」
「あっ俺山上なんで、ういっす」
「僕渡辺だよ〜。よろ〜」
「ぼ、僕、若林です。う、うん」
「一通り終わったか?」
「ああ。勝てるもんなら、勝ってみろ。ハハハハ!!」

 吉永は高笑いしながら去って行った。

 大田 ドリームクリエイトの会
「フフ…面白くなったじゃないか。いいぞぉ、隼くん」
「面白いじゃないか」
「た、立花様!?」
「ああ、あの隼とやらは私たちにも脅威になる存在かもしれん。早めにつぶすという君の意見は正しい」
「ありがとうごさいます。なんとしても潰して見せます」
「獄にぶち込んでやれ。ハハハハハ!」
「はい…獄の女リーダーの福井さんにぶちのめされればいいんですよ」
「福井も僅かな望みを奪うのが得意だ。…ああ、安藤とかいう、馬鹿の典型のような奴が堕ちてきたぞ」
「あいつも、喰いもんにされるでしょうね」



吉永チーム残票 4350
  隼チーム残票 2920

34:匿名で悪かったな@うp:2013/09/14(土) 18:26 ID:5zk

 あれから6日目まで、俺たちは全くと言っていいほど進展がなかった。隼は「何もしなくていい」の一点張りだ。
 6日目の午後1時ごろ、隼が急に「作戦会議をしよう」と言い出した。女々谷、表労、俺、隼が集まった。
 内容は基本的にこれまでのまとめだ。吉永の残金は2850で、俺たちは2820だ。
 隼によるといままでは相手の票を減らすため行動しなかったという。
 そして本題に入った。隼は「何か忘れていることはないか?」と聞いてきた。
う〜ん……あっ…!
《『とにかく投票だ、1人20票ずつだっ!皆で交互に投票
するぞ!みんな、票を出せ!』
『はい!』
『おい表労も早く!もじもじすんな!』
『ちょっと待ってください…』
『あ〜もういい!ほら、20票、女々谷のぶん!』
『あっ、ごめんなさい…』》
――あっ、表労の票…
「そう、俺は表労の票を丸々取っておいた。それが今回の切り札だ」


 そしてそのあとほかにも作戦を話し、会は終わった。



 5:18
 吉永
 隼とかいう奴が急に叫んだ。
「おまえ等いいのかな?俺は吉永に2820丸々投票したがなぁ。早くしないと、キミが1位になって、僕たちのうち一人がぬけちゃうよ〜」
 つまり、俺は奴に2830入れればいいだけのことだ。
 気がつくと、吉永は2830票を投票箱に入れていた。

35:匿名で悪かったな@うp:2013/09/16(月) 18:18 ID:5zk

藍原

吉永が泣きながら叫んでいる。
「返してくれよ〜ああ〜」
色グロでこんなセリフじゃあ実に滑稽だ。
第2作戦は成功だ。
《「2800票を返すには10000票いる。
  そんなもん残っているはずないさ。だが俺たちには、表労の票が残っている。
  完全な勝ちだ」》
第6回は……
1位 吉永 2830票
2位 隼 2820票
3位 表労 40票
3位 藍原 40票
5位 女々谷 0票

 「おかしい……」
 隼がぼそりと呟いた。
「何でですか?順調なんですよ?」
「いや、順調すぎる。おかしいかも知れないんだ」
「心配性何ですよ。奴は俺たちが1000票持っていること知らずに投票した。だから……」
「表労が裏切るという可能性は?」
「ち……ちょっと考えすぎ!あの馬鹿が裏切れると?」
「すまん……思い違いだった」




そして、7日目には、表労は1000枚のコインが入った袋を持って投票室に入り、投票室から出てきて、
プラプラと袋を逆さに振り、アピールした。
そのあと、吉永が手ぶらでポッケに手を入れながら投票室に入った。

36:匿名で悪かったな@うp:2013/09/16(月) 18:24 ID:5zk

大田 モニター室
「面白いじゃないか。これは」
 大田がモニターを睨む。
「さあ、一番良い所に差し掛かりましたよ?福井さん?獄に一部屋開けといてください。
 隼たち、3人の部屋をね」
「3人?はい、分かりました。こちらも、新ゲームを獄でやってるのですが、
 もうカモが多すぎて……」
「そりゃいいなぁ。ハハハハ!」

37:匿名で悪かったな@うp:2013/09/18(水) 18:37 ID:5zk

――――第7回投票結果は……
 心臓が暴れだす。
 お願い……お願いっ……お願いっ……お願いします……
 4位…藍原 0票
 くっ……
 同率4位 吉永 0票
 き、きたああああああ……
 お、俺たちの、勝利……
 体がフワッと浮くような錯覚をした。
 4位 隼 0票
 ということは……表労が勝った。でも、
《自分で自分を投票することはできません。》
何で……?
 1位 表労
え〜よって、表労さんには5000万円の賞金が贈呈されます。

おめでとうございます。 
 すると、表労は俺達の方ではなく、吉永の方へ向かい、こう言った。
「残念。お前らの負け」
 
 

38:りな ◆IoXo:2013/09/19(木) 21:29 ID:e3s

表労裏切ってたのか!?

39:匿名で(ry@部活が休み:2013/09/20(金) 15:08 ID:5zk

 すると、突然吉永がケタケタと笑いだした。
「カッカッカッ…隼。負けおめでとう。5000万は、俺達で山分けするんで、よろしく〜
 獄行き、片道切符でございま〜す!」
表労がっ……裏切り?
「みんなのお察しのとおり、僕は裏切りました。まず、僕の1000票を、裸で投票室の床にばら撒きます。
 それをこの吉永くんが拾って、投票した。というわけさ」
「というわけさ、じゃねーだろ!!」
「女々谷、このゲームは俺たちの負けだ。黙って引きさがるしかない。諦めるんだ。万が一負けた時のために、
 お前だけ出れるようにしておいた。俺たちはいいから、行け、出ろ!」
「いや、行くんなら、俺も獄へ行く。行かせてくれ」
 終わった。俺は、負けた。負けた。
 怒りの感情は出てこない。もう、終わりだ。



そして俺たちは、眠らされた。
起きたら、そこは獄だった。

______________________________
次からは、獄から抜けるため、単純なカードゲームをします。
福井が仕掛ける、アンダードッグ・カードとは!?
そして、あの人や、あの人が仲間に!
お楽しみに!!!!

40:匿名で(ry@:2013/09/22(日) 18:25 ID:5zk

 3章 負け犬のカード

41:匿名で(ry@うあああカキコ:2013/09/22(日) 18:49 ID:5zk

……………………ん?ここは?
 そこは、一面コンクリートの部屋だった。
かなり広いが、ムワッとした空気が漂ってきた。
「あ、藍原、大丈夫か!?」
隼?
「こ……ここは?」
「たぶん獄だと思うんだ。女々谷も堕ちてきたみたいだ」
と、そこに、
「ようこそ、獄へ」
 女の人の声だった。
「私は福井。この獄の管理をしてる。あと2週間……いや、正確にはあと13日と14時間42分31秒であなたたちは運ばれる。
 奴隷としてね」
この女、ものすごくウザい雰囲気を出している。
ルックスは悪くないが、1言聞いただけでその劣悪な性格は推して知れる。
「では、今から、このイヤリングを付けてもらいます」
宝石。大きな宝石が付いている。2つはルビー、1つはダイヤモンドだ。
「これはあなたたちの質を決めるものです」
そう言ってダイヤを隼、ルビーを俺と女々谷に付けた。
「そして、これを」
そう言い、小さな金貨を渡してきた。
何なんだ?
「これはへヴン。ここの通貨です」
へヴン?
「これといったものは無いんですが金貨が100、銀が10、銅が1へヴンです。
 これを1000集めると、解放されます」

42:匿名で(ry@うあああ :2013/09/24(火) 18:34 ID:5zk

「1000集めればいいのか?」
「ええ。しかし、今まで1000集めて開放されたものはいません。ヘヴンを集めるには、
 仲間を集めて出るか、博打に勝つしかありません。食事は朝7:00、昼12:00、
 夜18:00です。これで、説明を終わります」
 そう言って福井は獄のドアを開け、出て行った。
「あのな、望みは捨てろ。ここから出る確率は限りなくゼロだぜ。」
「お、おまえ……」
そこには、
《『ウああああああああああ!! 』》
人の言うことは何でも鵜呑み……
……安藤?
「おれ、安藤。よろしく」
「お前、何でここに?」
「そっちこそ、何でですか?」
「いや、新しいゲームに参加させられて、負けた」
「ここはだれでも自由にギャンブルを開くことが出来る」
確かに、大勢の人間の中では、チンチロリンやポーカーをやる人物もいる。
「しかし、ここはせいぜい勝っても2倍。確率も低い。だがな……。こいつは、二分の一の確率で、
 勝てば、4倍。アンダードッグ・カードだ」
「アンダードッグ・カード?」
「ルールは、プレイヤーが、ジョーカーとスペードのキング、2つのカードを持たされる。
 それをプレイヤーがよく交ぜて、ちょうどババ抜きの様に引かせる。
 ジョーカーを相手が引いたら、プレイヤーの勝ち。逆なら負け。それだけ。
 で、このゲームを主催してるのは、福井本人。あいつのこづかい稼ぎなんだ。今は、22連勝中。
 ほら、あいつが23人目だ」
 今まさに、勝負が行われようとしていた。



◇◇◇◇ドリームクリエイトの会にて◇◇◇◇
「大田、よくやった」
「はい、憎き隼を始末できた、よかったです」
「しかし田原、お前は最近業務内容が芳しくない」
「いっそのこと解雇すればよろしいと」
「そうだな。しかし、われわれの機密情報が他に知れ渡ってはいかん。
 口封じのため、 獄行きとする」

43:匿名で(ry@うあああ :2013/09/29(日) 15:54 ID:5zk

藍原 夢月

「さあ、勝負の始まりよ!」
 ついにアンダードック・カードが始まった。
「さあ、いくら賭ける?負け犬」
「ご……50……」
「じゃあこれ、どうぞ」
 福井は2枚のカードを手渡した。キングとジョーカーだ。
 男はカードを入念にシャッフルしている。
「は……はい、引いてください……」
 福井はカードと顔を一通り見た後、スッと何事もないようにキングを引いた。
そしてそのあとに白々しい顔で、
「アッ、キング。私の勝ち。賭け金没収」
そのあと、
「お、俺もやるっ」
もう一人の男も名乗り出た。
「よ〜し、もう一気に100!」
周りからざわめきが聞こえる。
「勝てば4倍、勝てば4倍……」
 シャッフルの後、福井にカードを示す。
こいつは1人目と違い、表情が全く読めない。
 しかし、福井は頭を掻き回したあと、キングを引いた。
「強い……」
隼が呟いた。

44:匿名で(ry@意気投合 :2013/10/12(土) 16:40 ID:5zk

 その時だった。
「お、おい、俺が何したってんだよ!」
声とともに長身の男が入ってきた。
「た……田原か?」
「ああ、そうだよ」
「なんで……?」
「大田、大田にしてやられたんだよ!」
大田?
「あの大田が……」
「話は聞きたくない。お前の泣きごとなどな。でも、お前がいたら俺たちの情報係として、活躍してくれるかもしれない。
 お願いだ、協力してくれ」
「あ、ああ。分かった。俺にできることならやるよ」
「獄って何なんだ?ドリームクリエイトは何でこんなゲームをするんだ?」
「ドリームクリエイトは、小売業を中心にして、外国でカジノとかも経営してたりするんだ。
 大田は、外国のカジノで、ディーラーの仕事をしながら、本社の経営も手伝っている。
 ドリームクリエイトは、何か儲かるものはないかと、探していた。それが、『実験』
 の開催さ」
「『実験』って、賭けでもしてるのか?」
「いいや。それもしてみたが余りもうからない。だから俺たちは、『実験』のデータ、
 監視カメラのDVDを、販売してみた。そしたら、ウン千万という金が入ってきたんだ。
 2回、ゲームを開催した。3回目も計画中何だが、あいつ、何をたくらんでいるんだ?」
 そういうことか。
 俺は溜まった唾を飲み込んだ。

45:匿名で(ry@見微知著 :2013/10/14(月) 19:00 ID:5zk

「田原、その手に持っているの何だ?」
「ああ、これは、セキュリティトークンだよ」
 田原は、名刺大の板のような機械を俺たちに見せた。
「ここのちっちゃい文字盤に、数字が表示される。それがドリームクリエイトのパソコンすべてに入れるパスワードになる」
「で、でも、そんなのだったら、パスワードを知られてたら、一気に侵入されるんじゃないんですか?」
 女々谷が問い詰めた。確かにそうだ。
「だから、1分ごとにパスワードが変わるんだ。そして、それがこいつにリアルタイムで表示されるんだ。
 まあ、俺はこいつの電源ごと落とされた。電源を付けるには、ドリームクリエイトのパソコンに侵入しなきゃならない。
 今それをやっても無駄だよ」
「で、獄から脱出する方法はあるのか?」
「ない。24時間監視カメラで監視されてるし、福井や部下たちの監視もある。不可能さ。
 ヘヴンをためるって言うのもあるが、あれはもともと暴動、脱走しようとするヤツを静かにさせる目的で始まったものだ。
 集まったらだしてくれるだろうが、集めるのは無理だ。1つあるなら、アンダードッグ・カードだ。
 あれはレートも高いし、2分の1の確率だ。しかし、あいつはいかさまをしてる。何かは知らないがな。
 逆にいえば、それを破ることができれば、勝てるってことだ。相手にジョーカーを引かせればいいだけだしな。
 みんなで協力して、勝とう!」
 「ええっと……アンダードック・カードって、キングを相手に引かせればいいんでしょ?簡単じゃん」
急に女々谷が言い出した。
 いや、簡単じゃねーし、ルール逆だし、……突っ込みどころ多すぎ。
 しかし、隼は、「そうだ」と肯定した。
 ただのジョークか、それとも作戦か。
 頭の中で糸がからまる。

46:匿名さん:2013/10/18(金) 20:32 ID:5zk

「ああ、そうだ。忘れてたが…お前ら、まあ俺もだが、耳にイヤリング着けてるだろ?それに、盗聴器が付けられてる」
「つうことは、今の俺たちの会話も全部聞かれてるってことか?」
「ああ」
なに…?
「そりゃあいい、作戦に役立つなぁ」
隼が言った。
 すると、福井の甲高い声が聞こえた。
「アンダードッグ・カードの時間よ!!」
ま、また始まった。
悪魔のカードゲーム。
「また始まったか」
隼が話しかけてきた。
「後ろのほうに居る、眼鏡の男、よくよく見とけ。いいな」
えっ?ああ、あいつか。

プレイヤーは2枚のカード、ジョーカーとキングを渡された後、よくシャッフルした後、福井に向けた。
すると眼鏡の男は、ゆっくりと右手を頭の上に置いた。
福井は、すぐにキングを引き当てた。
「ね、ねえ、いったい何がしたいんだ?」
俺はすかさず聞いた。
「あいつ、福井に合図を送ってる。ジョーカーがどちらに潜んでるか、教えてるんだ」
「そんなの、勝てっこないよ…」
 獄では、硬いパンと、水だけで、コンクリートの棚に寝る生活、そんな生活が2日もたった。
生きる希望を、失った。
希望は、あと12日と3時間だ。

47:匿名で(ry :2013/10/20(日) 19:07 ID:5zk

福井 ドリームクリエイト センタータワー


「やっぱあたしって天才だわ〜」
福井が言う。
「何で、そう思う?」
大田が訊いた。
「奴隷1人につき10万の支給あるじゃん?あれから2万ピンはねすんの。奴隷には8万分の待遇にして、残りは『ヘヴン諸費』にするの。
 そんでヘヴンも回収したら2万稼げるってわけ。そして獄から出るには、絶対私のギャンブルに参加しないといけない状況にする。
 アンダードッグ・カードで、勝負させるってわけ。大石っておっさんに後ろからヤジ馬のふりをしてカードをのぞき見させる。
 それを合図してくれたらいいだけ。でも1回、大石に裏切られたことがあるの。だれか忘れたけど、大石を説得して、逆の合図を送るよう仕向けたの。
 そんな時、こいつが役に立った」
福井は耳を大田に向けた。
「イヤリング?」
「ええ、これに盗聴器を付けといたの。それで作戦が分かったってわけ、すごいでしょう」
「ああ。でも、隼、隼っう男には気をつけろ。奴は裏の裏を掻いてくる」
「大丈夫よ。これがあるから」
福井はルビーのイヤリングを外した。


藍原 獄

あと、11日23時間34分。それで俺の人生の全てが終わる。
 すると、隼が、「話しがある」と呼んできた。
なんだ?
「アンダードッグカードに勝つ準備を今からしていく。俺たちの全ては、俺、女々谷、藍原、田原、安藤。この5人のヘヴン、500だ。だから最低2回は勝たないといけない。
 1戦目は女々谷、お前だ」

48:匿名で(ry :2013/10/20(日) 19:07 ID:5zk

伏線張り終えました〜

49:匿名さん:2013/11/11(月) 13:46 ID:5zk

「ええっ?お、俺?」
「ああ、一戦目はお前、二戦目は俺がやる」
「でも、何で俺なんすかぁ?」
「お前にしか、心理戦で福井に勝てる奴はいない。だからだ」
「えっ……」
――でも、相手に常にカードを覗かれてたら、勝てないんじゃ?
「アンダードッグカードでは、奴は2つのチェッカーを用意してるはずだ。1つは福井自身の勘、洞察だ。それで100%分かれば引くが、分からなければ、あの男に覗かせる。
 そうなんじゃないか?」
「何故そう考える?」
田原が問い詰めた。
「田原、福井の性格、知ってるだろ?あの傲慢な態度が見え見えで俺たちにも解る。そんな奴が何を考えるか。相手から金、いや、プライド、僅かに残った希望を奪う。
 しかしイカサマがばれたら意味がない。相手からより効率よく、ヘヴンを取るには、できるだけイカサマをしない方がいいんだ」
「そうなのか……?」
「俺はそう考えてる。
 さて、今から勝つための作戦を言うぞ……ああ、今から言うことは、盗聴されてるが、気にしなくていい。
 まずは盗聴を解除しなければならない。もし作戦がばれたら、もとも子もないからな。
 まず、福井たちがいない夜中、まあ防犯カメラはあるが……その時に、獄の管理室に忍び込む。そこにあるパソコンに、アクセスする。」
「どうやってアクセスするんだ?田原のトークンも電源切られてるし」
「セーフモードからアドミニストレータにアクセスしようと思う。多くのパソコンユーザーが見落とす罠だ」

50:匿名さん:2013/11/20(水) 18:25 ID:5zk

「あどみにすとれーたーって、なに?」
俺はついつい聞き返した。
「パソコンの中でも最大の権限を持つアカウントのこと。大抵の人はここに入る方法を知らないからロックを掛けない。
 単純に言えば、玄関にカギが掛かってても、裏口がガラガラだったらそこから入ればいい。そういうこと」
 そういうことの意味がわかんないんだよ……
「まっ、細かいことはおいといて、データは消せるから安心しろっつうことだ。終了まで10日しかない。善は急げ。
 決行は明後日だ。いいな」
 どうせ俺には拒否権はない。でもいくつもの障害を俺たちは乗り越えてきた。いける……んじゃ?ないか?今度も………………ああっ……!
 隼の作戦何にも聞いてない!!
 どうやって勝つんだよ…………!

51:匿名ですよ:2013/11/20(水) 18:25 ID:5zk

50突破!おめでとう

52:愛乃れい:2013/11/20(水) 22:51 ID:9Fk

50突破おめでと〜!!

元、りなです。

53:匿名さん:2013/11/21(木) 22:08 ID:5zk

>>52
か、改名?

54:愛乃れい:2013/11/21(木) 23:37 ID:9Fk

>>53
ま、簡単に言えばそういう事ですね♪
新しい小説を書き始める時にたまに変えるんです^^

55:匿名で悪かったな@v(´∀`*v)ピース :2013/11/22(金) 17:48 ID:5zk

福井 


「な……何よこれ!!」
福井はパソコンの前で叫んだ。
「データが全部消されてる……どうすんのよ、これ!! 全部、全部!!盗聴のデータも!!」
――ん?1つだけ、データが残ってる。何?
福井は『再生』のボタンを押した。
《覗き見のおっさんを、俺が説得させておいた。……
――ばれてたのね、あの作戦。
 ……んで、おっさんに逆のカードの指示をさせる。そしたら福井はまんまと引っかかり、負ける。というわけだ》
――何よ、心配ないわ。逆に作戦が見えた。願ったり叶ったりじゃない。

56:匿名で悪かったな@(*≧ω≦)キャハハ♪ :2013/11/24(日) 16:01 ID:5zk

藍原
「いよいよ今日だな……」
「ああ」
ついにこれですべてが終わる。まあ……勝てばの話だが……
 「1つ心配なことがあるんだが……」
隼が呟いた。
「何だ?」
「1つだけパソコンの音声ファイルを消し忘れていたかもしれない……」
「はぁ!?なんだって?どこの、いつのファイルだよ!」
「ちょうど俺たちが作戦会議してた頃の……」
 あの隼があれだけ項垂れているってことは、本格的にやばいんじゃないか……
今までは、どんなバッド・ニュースでも、目は輝いてた。しかし、今は違う。
 隼の目は、完全に死んでいた。

 その時、
「さあ、アンダードッグ・ゲームの時間よ!ここにある他のゲームはお遊び。本当に勝ちたいならここが手っとり早いよ!!」
ついに来た、開戦だ。

57:匿名で悪かったな@(*≧ω≦)キャハハ♪ :2013/11/25(月) 16:34 ID:5zk

「あら、誰も勝負する勇者はいないの?」
「俺たちがやる」
「そんなに大勢で?負けたらおしまいじゃない。ま、いいわ。来るもの拒まず去る者追わず……そうだ、
 田原!!あんたに1つ言っておきたい事があるの。今まで、散々私をこき使ったあんたが、こんな形で会えるとはねぇ。
 田原? あんたに生き残るチャンスをあげる」
――はぁ?
「こんな囚人相手に私が戦ったらすぐに決着がつくわ。だからこの勝負は無意味。あんたにチャンスはない。
 でも、田原が土下座してくれたら田原だけ出してあげる。どう?」
「別にいいんだぜ。お前が抜けたとしてもこっちの心配はいらない」
「ふ……笑わせんな。何があってもお前はおれの部下だ。だから土下座なんてしない!!」
「ふーん……まあいいけど。誰が相手するの?」
「うちの女々谷だ」
「幾ら賭ける?」
「俺たちの全財産、500ヘヴンだ」
「じゃあこっちにきて。勝負開始」

58:匿名で悪かったな@& ◆DpYk :2013/11/27(水) 16:26 ID:5zk

 俺たちは福井に連れられ、階段を下りた。
 獄といっても意外と広い。獄の地下に、テーブルがあるとは。。
「こんな大きな勝負には、人がいないところでやるほうがいい。そう思わない?
 さあ、女々谷さん?早く席について」
「は、はい……」
 女々谷は取調室に入った容疑者のようにしぼんでいる。
 それから震えた手で小さな金貨を5枚、置いた。
ついに始まった。もう後戻りはできない。まあ戻るところもないけど……
福井は女々谷に2枚のカードを手渡した。
「あ……どっ……どうしたらいいんですかっ?隼さん」
女々谷がパニックになっている。
「分からんがお前を信じる!」
「そっ……そんなこと言わないで下さいよオオ!」
「早くシャッフルしなさいよ、早く」
福井が急かす。

59:愛乃れい:2013/11/27(水) 23:23 ID:9Fk

この女々谷の動揺も作戦とかっっ!?

60:匿名で悪かったな@おひさ〜:2013/12/15(日) 17:33 ID:5zk

数日前
「作戦、女々谷に教えたんだろうな。隼」
「ああ、教えてない」
このやり取りにはつい吹き出してしまった。でも、一大事だ。
「はぁ〜?ありえねー!頭おかしいのか?あの女々谷が丸腰で勝てるわけないだろ!」
「それが、勝てるんだよ。馬鹿だからこそ、勝てる」


「はぁっ……無理ですよぉぉ……」
女々谷が必死にシャッフルする。
「シャッフル、終わった?」
一方、福井は、何かを確かめるような顔。
「はい……」
「じゃあ、引くわ」
その時、駄目だと思ったのは俺だけじゃないだろう。
女々谷はキングに手をかけた時、盛大に動揺しているのだ。わずかに駆け引きはしているつもりだろうが、全く見えない。
 福井も呆れている。
福井が、カードを引いた。
 

61:匿名で(ry:2013/12/29(日) 12:24 ID:5zk

カードが引かれた瞬間、女々谷が崩れ落ちた。
「ま、負けた……」
えっ……本当に……?
しかし、福井も、
「これって……ジョーカー?」
どちらも負ける?そんなのありえない。なぜ?
女々谷の持つカードは、
…………キング。
しかし、女々谷は落ち込んでいる。
「これ、どういうことですか?」
俺は隼に訪ねた。
「俺は女々谷に間違ったルールを教えていた。それだけ」
《 「ええっと……アンダードック・カードって、キングを相手に引かせればいいんでしょ?簡単じゃん」 》
「ああ!」
俺は納得して、思わず手をポンと叩いた。
「女々谷、だまして悪かった。お前が勝ったんだ。今回の勝負」
「えっ……?」
「ああ」
 そして田原は福井の方を向き、こう言った。
「さ、賭け金4倍返し。よろしくぅ」
福井は驚きを隠せていない。
「ご、500の4倍で、2000。これじゃあ2人だけしか出れないわ。女々谷とかのトリックももう終わり。
 あと、隼。もう一回はやめた方がいいわ。お前のは、種もシカケも分かってるんだから。ふっ……」
「福井さん。ご忠告有り難い。でも、もう一度勝負してみる。おまえらもいいな。安藤、藍原、田原。女々谷は休んでろ。
 2000、全額。そのまま。賭けさせてもらう」

62:匿名で悪かったな:2013/12/31(火) 09:07 ID:5zk

「はぁ?あんたバカじゃない?このままあんただけ逃げて出たらいいじゃないの」
「嫌。勝負させろ。それとも負けるのがこわいのか?」
「そ、そんなことないわ。隼、席に着きなさい」
「明らかに動揺してるな。あいつ」
田原が耳打ちしてくる。俺は「黙ってください」とだけ言った。
 そういえば男5人がアホみたいな顔して真剣勝負しているのは、それはそれで面白い。
 でもそんなシュールさを醸し出すほど、隼は真剣なのだ。
「あんたの作戦。全部知ってるの。なんなら1つ1つ言いましょうか?
 あんたが私の必勝の元になってるカードを覗いてくれるあの男。あんたはそれに目をつけた。
 男を釣って、反対のカードを引かせるように指示した。間違いない?」
間違いないもなにも、その通りだ。でも隼のことだ。大丈夫だろう。……たぶん……

63:匿名で悪かったな:2014/01/21(火) 18:07 ID:5zk

「大丈夫なのか?今なら止めてもいいんだぞ」
 田原が念を押す。
「いや。必ず勝てるとは言わんが、86パーセント位で勝てる」
 いや信用度低いって……もう感覚がおかしくなっているような気がする。
「おら、早くカード配ってくれよ……」
隼が急かす。
 福井はカードをシャッフルしてから、隼に渡した。
福井はさっきとは違い、余裕綽々だ。
隼はカードを交ぜ、福井に示した。

64:匿名さん:2014/02/11(火) 22:44 ID:5zk

俺は例の男の動きを観察していた。しかし、サインが解ってもそれが何を示してるか分からないと意味がない。
福井は、カードを手に取り、引いた。
そこには、道化師が笑っていた。
勝った。勝てたんだ。何故?
もう喜ぶ余裕もない。精神がおかしくなっている。
隼が、カードの道化師のようにケタケタと笑い出した。
「お前は、いくつか勘違いをしていた」


☆    ☆    ☆
この、つまようじ=\100は、このアンダードッグカード篇終了後、一旦休止します。
また、いつか続編を書くかも知れないので。




新作情報は、ここで紹介させていただきます。


ではでは。

65:れい:2014/02/12(水) 23:01 ID:9Fk

一旦、休載って感じですか?

新作情報待ってます!

66:匿名さん:2014/02/28(金) 21:15 ID:5zk

「か、勘違いって、なによ」
「まず、俺たちがあの後ろにいるおっさんを誘ったということ。
 俺がパソコンに、そういう内容の音声を入れ、残りはすべて消しておく。
 そうすると、お前はそれを信じ込み、俺の『偽の』作戦に気付いた。 
 当然嘘のな。
 しかし、それだけでは十分じゃない。だから、最初に女々谷の『フェイク』を入れた」
「ふぇいく?」
「女々谷の作戦で、お前の理性、そういうものが全て吹き飛んでしまう。だから、誰にもこの結末は、
 分からなかった」
「あああっ!???」
福井は甲高い声で叫んだ。

☆    ☆    ☆
これで一旦この小説は終わりです。また新しいスレッドでお会いしましょう。
(明日あたり建てます)

67:匿名で悪かっら:2014/03/01(土) 14:59 ID:5zk

http://ha10.net/novel/1393653518.html
新小説 よんでね

68:匿名で悪かったな@再開:2014/05/21(水) 22:17 ID:5zk

4章 破滅の弾

 またあれからいろいろあって、ひとまず元通りの生活に戻る事ができた。
そこからまたいろいろあって、一通の手紙が来た。
また詳細は省略するが、新しい「ゲーム」に参加する事になったのだ。
詳しく説明するのはアレなので、今までの事は言わないでおく。

 さて、いつもの通り隼は、新しいゲームに期待を膨らませ、女々谷は隼の絵を書き、
 安藤はポテチを貪り、俺はそれを眺める。そして田原は……なぜかうちにいる。
まあ詳細は省略するが、田原も俺たちの
仲間になった。

69:匿名で悪かったな@ねむい:2014/05/21(水) 22:29 ID:5zk

で、俺と女々谷と田原と隼は、そのゲーム会場についた。安藤はお留守番だそう。
そこは、小学校の敷地のようだ。おそらく廃校になったのだろう。
大きな玄関を入ると、男が手続きの準備をしてくれた。
 そもそも何故参加したかと言うと、手紙には、「このゲームには一切のデメリットはありません」と、明記してあって、
これは単なる選挙ゲームの余り資金とドリームクリエイトのデモンストレーションのためだそう。
そしてこのゲームはネット上に公開される。
 手続きが終わると、いよいよ敵とのご対面となった……?
見覚えある顔……吉永?
「よぉ、久しぶり」
「あ、あぁ……」
「隼も」
「俺?」
そういえば隼もここ最近でだいぶフランクになった。
「皆さん、こんにちは」
11時30分、司会がやって来た。

70:匿名で悪かったな:2014/05/21(水) 22:50 ID:5zk

「こんにちは、今日皆様方のお世話をさせていただく西川と申します。ではさっそく今日のメインアイテムを配ります」
そう言って、西川は俺たちに銃のような物を配った。
「では、銃の画面に表示されている、数字を見て下さい。今は20と表示されているはずです。
 これが銃に入っている弾です。といっても、実際に入っているわけではないですが。
 次に、サブアイテムを配ります」
 今度は、ゲームに出てきそうな黒いインナースーツを渡された。
「銃を撃ったときに出る赤外線が、敵のスーツに当たると、弾数が10増えます。そして、最終的な弾数で、
 競うと言うわけです。今回は、チーム戦です。では、出欠を採ります。
 藍原、竹下、」
竹下?………………俺がフラれた好きな子じゃん!!!
あああああああああああ!!
頭がパンクした。どうすればいい、まずは落ち着く、落ち着こう。
「漆原、隼、女々谷、田原、吉永、今井、と。以上ですね。
チーム分けは、各自自由に、同数に分けてください。12時、ゲーム開始です」

71:匿名さん:2014/05/30(金) 20:28 ID:5zk

「あと、チームが決まったらA、またはBと着ているスーツの胸の辺りのボタンで入力してください。
 判定はスーツで行われるので間違えないようにしてください。
  ゲーム開始は30分後の午前12時。終了は12時間後です。6時に、食事休憩を取ります。
 時間になったら、ここに集まって下さい。賞金は、優勝チームに100万円、それとファイナルステージへの出場権
 以上です」
 始まる。
「チーム分けはどうするんだ?」
今井という男が聞く。
「まずは仲良しさんでまとめて」
吉永が俺たちを強く引っ張る。
「漆原でも行ってろ。お前らAな」
残りはB。
「おっとそう言っているうちにあと10分。散りましょう」
隼が言う。
 
 3…2…1。
ゲーム開始。
直後、後ろから気配がした。
ーーっ?
撃たれたと気付いたのはしばらく後だった。
「ふっ……性能クソだな、これ」
今井だった。

72:匿名で藁の盾:2014/05/30(金) 21:55 ID:5zk

「お前撃っても楽しくないな、じゃあな、頑張れ」
なんだ、アイツ?

 Aチームは一緒に行動する事にした。隼の判断だ。
「今井には気を付けろ。アイツの狙撃術はプロ級だ」
隼がそっと呟く。
「ちょっと失礼」
そう言って、隼は俺に向かって銃を向けた。
「ちょちょちょなにやってんすか!!」
ドン!!!
重い破裂音が聞こえた。
「弾が一つ減るだけか」
そりゃそうだ。仲間に判定があればゲームじゃなくなってる。
「いいか、決して別行動はするな。みんなで固まる。いいな」
隼が念押しする。
「ディナーまでが勝負だ」

73:匿名で悪かったな:2014/06/01(日) 14:15 ID:5zk

スレと関係ない話題すみません
http://ha10.net/test/read.cgi/yy/1400795997/l50
ここで、お話したい人がもしいらっしゃったら来てください。
小説以外の話題でも結構です
よろしくお願いします

74:匿名で悪かったな:2014/06/27(金) 19:59 ID:5zk

「そうだ、もっといい作戦があるぞ」
そう言うなり、隼は女々谷を蓋付きのロッカーに押し込んだ。
「なにやってんすかぁぁ?!」
「ここからお前が狙撃するんだ。ここなら気づかれないし何かあったら蓋を閉めればいい。金属は光線を跳ね返すから」
「え、えぇ……」
「俺たちは散らばろう。銃にはトランシーバーが付いてるから」
逆に何故今まで気づかなかったのだろう。小さなマイクが付いてる。
じゃあ、3時間後にまた。
隼の言葉が響いた。
 午後3時。ディナーまで3時間だ。

75:れい:2014/07/05(土) 00:03 ID:b/Q

新章だぁぁぁぁ。・゜・(ノД`)・゜・。
嬉しすぎて♡

76:匿名で悪かったな@テスト総体終わったZE:2014/07/13(日) 13:46 ID:5zk

「はあっ……っ……」
自分の荒い鼻息だけがもれる。
誰もいない2階廊下。4年2組の教室が見える。
 銃を盾のようにして、襲う孤独をはねのけようとする。
「……っ!!?」
 突如、ガタンという音がした。
「誰だっ!出てこい……」
「俺だよ。漆原」
「ああ、お前か。何?」
「怖くてさ。だんだん暗くなってるし、なあ」
もう時計は6時前を指している。
「でもさ、隼は散らばれって……」
ダダダダダダダダッ!
 銃を撃つ音が聞こえる。
こっちに向かっている。
「吉永だっ!逃げろおおお!!」
「オラオラオラオラア!」
吉永は狂ったように撃ちまくる。
「後1分で終わる……」
「絶対生き延びてやる!」
永遠の時間が過ぎた……様な気がした。

77:匿名希望:2014/07/13(日) 16:27 ID:5zk

 皆様休憩タイムです。
 西川のアナウンスでロビーに集まる。

「大丈夫だったか?」
隼がきく。
「ホウキに頭ぶつけて散々でしたあ」
女々谷が言う。
「こ、これくらい余裕だし……」
漆原。
「藍原は?ビビりまくってただろうに」
「そんなことないし……」

78:匿名で悪かったな@野々村県議見たことある:2014/07/13(日) 16:29 ID:5zk

 西川が俺たちにコンビニ弁当と箸を配る。
それをほおばりながら作戦会議。
「何で女々谷をロッカーに押し込んだんですか?」
「あいつが一番やっていけなさそうだったから」
「なんですか!失礼な」
「これからはみんなで行動するから安心しろ」
隼がご飯を口に入れたまま言う。
「さて、これからの事なんだが……おい、藍原きょろきょろしすぎだぞ」
「えっ?なんもないなんもない!!!」
「藍原っていつも標準語だったと思うんだが……もしかして、アレ見てたの?」
 そこでは竹下がトンカツを綺麗に食べていた。
「図星って顔だな。そのしぐさだと恋仲……だった」
図星どころではない。その通りだ。
「フゥ、暑い」
竹下がインナースーツを脱ぐために更衣室に入る。
「どんな関係なんだ?」
「モトカノですよ。振られちゃいましたけど。高校3年生の事でした。『バカに使 う時間はないって、[経済の実験]に参加した時言われました」
「あの位置だと……ぎりぎり見えない。足フェチには良いかも知れんが」
竹下の足が少し見える。

79:匿名で悪かったな@:2014/07/13(日) 16:30 ID:5zk

「うーん、あんまり涼しくならないな」
 竹下が出てきた。
「あ、あのお……」
「もしかして、藍っち?久しぶり!!!!」
「うん……でも、頭いい竹下さんがなんでこんなゲームなんかに?」
「実は私も、[実験]の参加者だった。お金なかったから。たぶん藍っちとは違う日だったと思うけど、それで勝ち上がってきた。この頭でね!」
 竹下がニコニコしながら言う。
 

80:匿名で悪かったな@おひさ〜:2014/08/26(火) 16:45 ID:xI.

「ただいまより、第2部を始めます。まずはAチームから移動してください」
 まずはみんなが散るところから始まる。
 ちょっとだけ暑いような気もする。今はちょっとだけ調子が悪い気がする。
 服もきついし。1回着た服をもう1回着ると違和感がするアレに似てる。
 気のせいか良いにおいがする。ローズの香りだ。
でもそれが田原の髪のにおいに似ていたので、少し気分が悪くなった。
「おい、なにぼっとしてんだよ、行くぞ」
隼の声だ。

「で、今からどうするんですか?」
「点数稼ぎに決まってんだろ」
「そんなことできるわけないじゃないですか、僕たちの身体能力だったらとてもかないません」
「これ以上つべこべ言うと撃つぞ?」
そう言って隼は銃口を俺に向け、引き金を引いた。

81:匿名で悪かったな◆h. いーめーる:2014/08/26(火) 17:34 ID:xI.

「いきなり何するんですかっ!!!」
「ほら、見てみろ。ポイントが増えてる。これ、どういうことかわかるか?」
「分かりませんよ……どういうことですか?」
「簡単に言うと、お前は敵チームとして認識されている。具体的に言うと、
 お前のスーツと竹下のスーツを入れ替えた」
「どういうことですかっ!!なんで勝手に!」
「気付かなかったんだから良いだろ。モトカノなんだからいいじゃないか」
「そういう問題じゃないんですけど……」
「ま、とりあえず、みんな、藍原を撃て!藍原、もったいないからお前の銃貸せ」
みんなが一斉に自分を撃ってくる光景は逆に気持ちがいい。
「これが6時間続くんだ、交代しながらやろう。藍原は立ちっぱなしな」
「そんなあ、ひどいですよ!」


Bチーム
 吉永が口をあんぐりと開けてモニターを見つめていた。
「Aチームの点数がすげえ増えてる……」
他の人も立ちすくんでいた。
「藍っちの匂いがする……」
竹下がつぶやいた。

82:匿名で悪かったな◆h. いーめーる:2014/08/28(木) 14:09 ID:xI.

「あっ、分かったぞ!」
吉永が叫ぶ。
「竹下のスーツと藍原のを入れ替えたんだよ、だからこんなに点が増えてる。
 隼を探せエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!」


Aチーム
「この調子でいけば、1万越えられるんじゃないか?」
隼が上機嫌で撃つ。
 そこに、
ガタンッと音がして、男が現れた。手に枝のようなものを持っている。
吉永だった。
「あとちょっとのところだったが残念。今度も俺の勝ちだな」
そう言って、隼の持つ銃に向かってゴムパチンコで石を飛ばした。
石は銃に命中し、隼たちは銃を落としてしまった。
「あっ、銃が落ちてる、もーらお」
吉永が自信たっぷりに言う。
「今回……ばかりは……負けた」
対照的な声で隼が言う。

「おまえら、もっと論理的に考えたらどうだ?」
声が聞こえた。

83:匿名で悪かったな@コメントしてだれか いーめーる:2014/08/28(木) 14:16 ID:xI.

誰かコメントくれ
ここまで書いて100いかんとは

84:ここでもたちほー:2014/09/21(日) 23:05 ID:qXE

おろろろろろ

85:ここでもたちほー:2014/09/21(日) 23:08 ID:qXE

『竹下』と言う名前には因縁がある。

86:ここでもたちほー:2014/09/21(日) 23:14 ID:qXE

みんなまってる×3更新

87:匿名で悪かったな:2014/09/25(木) 22:21 ID:ffY

荒らし沸いてるな

88:匿名希望 hoge:2014/11/07(金) 22:23 ID:ffY

なんか作者さんがなろうで書いてるっぽいです
http://mypage.syosetu.com/508729/


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