おじさんと私

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1:ヒヒーン ◆931k:2013/02/12(火) 21:36 ID:406

こんにちは。

ヒヒーンでございます。

見てくださってありがとうございます。
言葉にできないくらい嬉しいです。感激です。

妖のお話も書いております。
よかったらぜひ見てください。

今回は妖の方と少し違ったお話を書くつもりです。

あれ?これどこかで見たことあるような…

思うときもあるかもしれません。ですが、パクっているわけではありません。
そこは理解してください。お願いいたします。

荒らさないで・悪口言わないで・アドバイスください・感想ください・バカにしないで

これらのことを守って見てください。
ご協力お願いします。

2:ヒヒーン ◆931k:2013/02/12(火) 22:02 ID:406

【おじさん】

私はここの公園によく来ます。
ここの公園は木が少し生えてて、お花もたくさんあって
遊具も2つあって、見通しが良くて、とても良い場所です。
そして、昔からここのベンチを占領して四六時中お酒を飲んでいる人がいます。
それが、おじさんです。
おじさんはいつも一人です。
奥さんも子供もいません。
一人ベンチに座ってダンボールに語りかけています。
お母さんはあの人のことを良く思っていません。
「話してはいけない」と言うのです。
果たして本当にそうなのでしょうか?
私は毎日この公園に来ます。
いつもあのおじさんと出会います。
ですが、お母さんの言いつけを守って喋りません。
でも、いつも一人のおじさんがなんだか可哀想に思えてきて、うっかり口を聞いてしまいました。
するとおじさんはこっちを見て「お母さんに怒られるぞ」とだけいってあとは話してくれませんでした。
そのとき、私はこのおじさんはいい人だと思いました。

次の日もまた、公園に行きました。
やはり、あのおじさんはいました。

「こんにちは。今日はダンボールさんとお話はしないの?」
「…ダンボールさんはね、今は寝ているんだ」

一瞬、このおじさんは悲しそうな顔をしました。
ダンボールさんが眠っていて話し相手がいないからでしょうか。
それは私にはわかりません。

「おじさんはいつもここにいるけど、お家はどこなの?」

そう聞くとおじさんは鼻で笑って「帰る場所なんざねぇよ」と住宅街の方を向いて言いました。
その言葉を理解するにはもう少し年をとってからのようです。
おじさんはお酒の入ってないビンを口に持っていくと、お酒がないことに気づき、ビンを投げ捨てました。
私が「ポイ捨てはだめだよ」というとおじさんは「草に栄養を与えてやっているのさ」と言って取りに行こうとしませんでした。
私は仕方がなくそのビンを拾い、ごみかごに捨てに行きました。
その様子を見ていたおじさんが「嬢ちゃん、名前はなんて言うんだ」と聞いてきました。

「私は鈴木愛子」
「そうか…愛子ちゃん。もう遅くなるからお帰り」

おじさんは右手をヒラヒラとふるとお母さんが私の名前を呼んだ。
私はおじさんに手を振り返した。
それを見ていたお母さんが私を叱りました。
ただおじさんと喋っていただけなのに何ででしょうか。

おじさんは一人です。
一人でダンボールに語りかけています。
私はそんなおじさんと喋るのが少し楽しみになりそうです。

3:ヒヒーン ◆931k:2013/02/16(土) 23:23 ID:406

【案外おじさんのほうが小さい子の遊び相手になるかもしれない】

妹は最近、怪しいおっさんと話している。
俺といるときより楽しそうに笑って話している。
この前、俺は妹に「お兄ちゃんのことどう思う?」って聞いたんだ。
そしたら「ヘタレ」って返ってきたんだ。
六歳の妹にヘタレと言われる十三歳の兄。
俺の立場はいったいどこにあるんだ。
昨日、妹を学校まで迎えにいった。そしたらあいつは「気持ち悪いからついてこないで」って。
そういって、走っていった先はあの公園。
公園を覗いてみるとなんと妹がホームレスのおっさんと楽しそうに話している姿を見てしまった。
見た目四十代後半に負ける十三歳の兄。
この時、俺は完全に兄としての立場を失った。
いや、もともとなかったのかもしれない。
俺はその場に立ち尽くしていた。
俺の目の前では階段のついたゾウが嗤っていやがる。
嗤ってろ。どうせ俺なんかただのゴミだよ。
誰もそんなこと一言も言ってないのに勝手にゴミだと言いつける十三歳の兄。
完全にヘタレである。
俺、鈴木崚介はある日を境にあのおっさんに復讐しようと決意した。

次の日、俺は妹が来る前におっさんのところへいった。
案の定おっさんはベンチを独り占めし、ダンボールに語りかけていた。

「すみません」
「ん?」

話しかけたのはいいが、何を話していいのか全く考えていなかった。
ドンマイ、俺。諦めるな俺。
きっとなんか話題があるはずだ。
考えろ…考えるんだ。

「ベンチ…座るか?」
「あ、はい。ありがとうございます」

違ァァァう!俺がしたかったのはこんなことではない!
頭をポカポカとなぐり、気を戻そうとする。
…待てよ。今、周りから見た俺の姿はおっさんと二人で仲よくベンチに座っている変な中学生じゃないか!

「お前、あの子に似てるな」
「あ、愛子のことですか?愛子の兄です〜」

バカか俺は!こんなことをしたいわけではない!
俺は別の目的で…あれ?目的ってなんだっけ?
なにやってるんだ、俺は。
ただの変人じゃないか。




申し訳ありません!
時間がありませんでした!

この話、続きます

4:マスカット:2013/02/17(日) 07:29 ID:q5E


面白いです
頑張って下さいね!
また 来まーす♪

5:ヒヒーン ◆931k:2013/02/17(日) 20:26 ID:406

マスカットさん。
コメントありがとうございます!
是非ぜひ来てください!



【案外おじさんのほうが小さい子の遊び相手になるかもしれない2】


よし、このおっさんを倒す方法を考えるんだ…。
おっさんは短気でキレやすいからな((お前だけの考えだ
慎重に…相手に怪しがられたら即ゲームオーバーだ。
落ち着くんだ…落ち着くんだ俺。
人間やろうと思えばやれる。少なくとも俺はそんなやつだ。

「おい、お兄ちゃん」
「はい〜、何でしょう?」
「さっきから何をぶつぶつと言っているんだ?」

ピーンチっっ!
考える間もなく危機に陥ってしまった!ドンマイじゃん俺。
だが、解決策はあるはずだ。
なにか無いものか…。

「アンパンマンマーチ歌ってました」

なぜそうなった。
くそ。このおっさんといるとペースが崩されてしかたがない((君が勝手に崩されているんだろ。
顔を両手でバチバチと叩き、気合いを入れる。
今度こそはしっかりするんだ。このおっさんを倒すんだろ?立つんだ、俺!

だが、時間が経過してもいっこうに作戦は思いつかず、もう6時ぐらいになっていた。
今日は妹は来なかった。
なぜ来なかったのだろう。
おっさんは普通の顔をしてるし、結局ギャフンとも言わせれなかった。
あぁ、時間を無駄にした。
三時間ほど、おっさんと一緒にベンチを占領してただけでおわった。
あぁ、友達に合わせる顔がない。

「おい」

なんか寒くなってきたや…。
風まで俺をバカにしようってのか?
嗤いたきゃ嗤え。どうせ俺はヘタレなんだ。

「聞こえてるか?」
「はい、聞こえてますよ。どうせ俺なんかヘタレで、妹には相手にされなくて…
彼女もできないし、それ以前にモテないし…あぁもう、ヘタレですよ!」

あぁ────しまった。
つい本音が出てしまった。
くそう。ただ俺が恥ずかしい思いをして終わっただけじゃないか!
よりによって聞かれた相手がおっさんだなんて…しかもホームレス。

「そうか。色々あるんだな…もし、何かあったらおじさんに相談しに来なよ」

…なんだよ。いいやつぶって…。
俺は騙されないぞ。
そうやって妹をたぶらかしたんだろ?
お前になんか相談しねーよ!
もう二度とごめんだ。あばよ!おっさん。俺はお前になんか興味ねーよ。


数日後…

「おっさん、聞いてくれよ!今日、智軌がな!」
「そうかそうか。大変だったな」
「おっさんはわかってくれるんだな!流石おっさん、頼りになるよ!」

人生とは良いな。
こんなにもいい人と出会えるなんて…!

6:マユ ◆Qx0Y:2013/02/17(日) 21:33 ID:OJ2

題名が気になり読んで見ました
メッチャ面白いです!!爆笑でした
これからも頑張って^^

7:ヒヒーン ◆931k:2013/02/19(火) 00:18 ID:406

マユさん、どうもありがとうございます!
頑張ります!

時間がなかったのでお話は次回にさせてください。
すみません

8:ヒヒーン ◆931k:2013/02/21(木) 19:10 ID:406

【お坊っちゃん】

近ごろ、この公園にあいつが来るようになった。
あいつはいつも俺をバカにするように話しかけてくるのだ。
狼がいたら真っ先に食われそうな体に片手にはドーナツのたくさんはいった箱。
蝶ネクタイをしめ、お金持ちのオーラが伝わってくるが、口のまわりに食べかすがついているなど、どこか欠けているところもあった。
やつは最近、毎日来る。俺をバカにしにくるんだ。
年は愛子ちゃんぐらいだった。

「おじさんおじさん」

やつはいつも話しかけてくる。
ドーナツを口にいれ、クチャクチャと音をたてながらじっと見つめてやがる。

「おじさんはドーナツ食べないの?」

そう聞くやつの口元は少しニヤッと笑った。
絶対バカにしてやがる…。
やつは口のなかのドーナツが無くなると、箱のなかからまたドーナツを取り出す。
昨日に比べて、より一層お腹が大きくなったような気がする。
全く…近ごろの若者は…食べるのに運動をしないからそうやって太るんだ。
それなのにやつは自分が太っているという自覚をもっていない。
ふん、お金持ちだからだろうな。
俺は一銭もないっていうのに…。

「おじさんは意気地無しだね」

そういってやつは鼻で笑う。
こうして、一日は終わるのだ。こいつの鼻笑いで。

夢にはいつもあいつの鼻笑いする姿が浮かぶ。
やつにとってお金は有り余って仕方がないものなのだろうか。
お札風呂をしている姿が見える…。
もちろん夢なのだが、やはり、バカにしてくる。

「おじさん?」

声がしたので目を開けてみると、そこには愛子ちゃんがいた。

「おぉ、愛子ちゃん。おはよう」
「おじさん、おじさんはおじさんのままで良いんだよ。おじさんはおじさんのままで…」

何故か目から雨が出てきた。
愛子ちゃんは「おじさん?」と聞くとベンチにすわった。

「おじさん…目が梅雨だわ」

愛子ちゃんは「目に季節なんかないよ」と笑った。
愛子ちゃん…君は優しい子だね…。こんなおじさんに話しかけるなんて…。

「でも、良かった。お兄ちゃんが最近ここに着てるって聞いたからおじさんもお兄ちゃん色に染まってないか心配だったの。染まってなくて良かったわ」

え…。


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