☆麗愛のgdgd短編集☆

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1:麗愛:2013/02/16(土) 12:31 ID:RNw

雑談してOKですが、ほどほどにお願いしますね♪
感想などジャンジャン受け付けてます!!
題名の通り、短編集です!
気まぐれで小説を書いていきますので、催促などはお断りです(^^;

では、スタートです♪

2:麗愛:2013/02/16(土) 12:33 ID:RNw

〜前作紹介〜
「最後の勝者こそ敗者」完結
「私の友達と恋物語」途中放棄
「紳士と宿命」継続中

……といったような作者ですがよろしくお願いします♪
小説歴はまだ4ヵ月の新人です♪

3:麗愛:2013/02/16(土) 13:04 ID:RNw

「月照」って小説書きます!
ちゃんと完結できるようにがんばります♪

4:麗愛:2013/02/16(土) 13:38 ID:RNw


私が君を知ったのは、一年前の出来事。


<第一章>「月照の下で。」

一年前。
私は絶望の果てに居た。

暗くて、寒い。
真冬の夜の出来事だった。

「ねぇ、君。何してるの?」

突然声をかけられた。
ナンパかと思った。

だから、無視した。

「何?無視?」

私は無視し続けた。
もう全てどうでも良かった。

君の顔を私は知らない。
そして、君も私を知らない。

「まだ、無視するの?はぁ…………。死ぬなよ?俺は、もう行くから………………。」

ナンパなら、無理やり連れて行って欲しかった。
諦めないで欲しかった。
ただ、どこかへ連れて行って欲しくて………。

「待って!」

私は叫んだ。
でも、君は振り向かなかった。

振り向かない君の背中に月光があたり、照らされて…………



とても、綺麗だった。

5:麗愛:2013/02/16(土) 22:09 ID:RNw

照らされた背中。
そこにあるのは光。

私の光。

私は絶望の果てに居たはずだった。
でも、君が声を掛けてくれたから………。

私は今、此処に居る。



そして、君に恋したんだ。

6:麗愛:2013/02/16(土) 22:13 ID:RNw

君の顔も、名前も知らない。


知っているのは………………。

月光に照らされた背中と、
声だけ。

私は君に会いたくて、探した。
毎日君に声を掛けられた場所を歩いた。

君を求めて、ただ…………………



月光に照らされ、さまよい続けた。


<第一章>「月照の下で。」

7:麗愛:2013/02/16(土) 22:17 ID:RNw

<第二章>「繋がる光」

私はまだ君を追い続けている。
夢の中でも、いつでも。

ずっと…………………………

君を忘れた日はない。

一年前のあの出来事。
これが私にとっての全て。

生き甲斐なんです。

8:ヒヨドリ:2013/02/16(土) 22:21 ID:QdU

わぁ!すごい!新しいスレッド立てたんだ!
私はファン1号だ!イエーィ(^^)

続き楽しみ!早く更新してね!

9:麗愛:2013/02/16(土) 22:28 ID:RNw

名前を呼ばれる度、ドキドキする。
君に呼ばれているみたいで。

君は私の名前を知らない。
だから、そんなこと…………



ありえないのに。


期待しちゃう私ってバカ、だよね?
でも、本当に好きなんだ。

あ、そうそう。
私の名前は、白川美月って言うんだ。
私は名前を気に入っている。

いつでも君の近くに居られる気がして。
こんなことあの出来事がなかったら思わない。


会いたい。
会いたいよ。君に。


今日も待ってる。
だから、来て欲しい。


今日で丁度君に出会って、一年なんだ。

10:麗愛:2013/02/17(日) 08:59 ID:RNw

私、待つよ。
君に会えるなら。

昨日も今日もずっと………………
君が来る可能性なんて分からないのに。

君に出会って、もう一年経つんだね。

私にとっての君は王子様。
でも、君にとって私はお姫様じゃない。

でも、足取りは軽い。
君の場所。


君に出会った場所に今日も行くんですっ!


人の多い横断歩道を渡り、近道を使う。
ナンパもすり抜け、喧嘩だって買ったら捨ててやる。

時にには夜の町を全力で駆ける私を物珍しそうに見るカップルも居る。

でも、私は急ぐ。


君に会いたたいから。

「はぁっはあっ…………」

私は息を切らしながらビルの階段を登る。

ふと空を見上げて気づいた。

満月だった。

11:りり:2013/02/17(日) 09:01 ID:rsg

めっちゃ面白い><

頑張ってください!!

12:麗愛:2013/02/17(日) 09:08 ID:RNw

>りりs
ありがとうございます!
なんか、光栄です♪

13:麗愛:2013/02/17(日) 09:14 ID:RNw


君に出会った日も満月だったよね。

ここは鈴堂ビルの屋上。

とても高いビル。

もう少しで月に手が届きそうなくらい。

でも一昨年廃墟になっちゃったんだよなぁ……。
今の鈴堂ビルの通称は、自殺場。
一昨年女心の人が飛び降り自殺したんだって。

何故去年居たかって?

一年前、絶望の果てに居た私は死のうとしてたから。

14:麗愛:2013/02/17(日) 10:54 ID:RNw

君に助けられた。
恋した相手であり、命の恩人。

忘れられないよね…………

「月、綺麗……………………」

本当に綺麗。
君もどこかでこの月を見てるのかな?

見てて欲しいなぁ…………

「上弦の君ー下弦の僕ー月光照らす夢舞台ー」

私の大好きな歌。
思わず口ずさんじゃったよ……

上弦の君と下弦の私。
月光が照らしてくれた、夢舞台(キミノセナカ)。

私は恋に落ちた。
私ばかり、つらい思い。

でも、嫌じゃない。

「月、綺麗だよねー」

突然声が聞こえた。
君じゃなかって期待した。

後ろに居たのは見たことない人。
あ……私、君の顔しらないんだった……

「はっはい、綺麗ですよねっ」

戸惑ったけど、ちゃんと返事はしなきゃ。
当たり障りのない返事しちゃったよ……

「満月、俺大好き。綺麗だろ?」

「はい。私も大好きです。」

この人の声、聞いたことある。
落ち着いた口調だったから気づかなかったけど。

私の恋した人。
間違いない。

名前、聞かなくちゃ………

「あの、名前なんて言うんですか?」

「ん?俺の名前?」

「はい」

「何で?」

「知りたいから…………」

「ごめん、女の子に逆ナンされるのは、ちょっと…………。」

いえ、違いますよ!?
私は君が知りたい。

「ん。でも、逆ナンするような子じゃないねー。教えるよ。」

やった。

「筑波月夜(つくば つきや)。15歳ね。よろしく。君は?」

「私は、白川美月って言います。15歳です…………」

「ふぅん。」

君は興味なさげに返事をした。
ちょっと傷つくなぁ……

でも、こんなの私だけ。
君は私のことなんて覚えてない。

「…………なんで、ここに居るの?」

君の何気ない一言。
私を貫いた。

15:麗愛:2013/02/17(日) 10:59 ID:RNw

「え………………?私、ですか?」

「君以外に誰が居るの?」

「私、好きな人に会いに来たんです。」

「へぇ、俺も。」

君も好きな人に。
それって、私?
そんなわけないよね…………

「俺の恋人。ここで死んだの。」

「そうなんですか。私はここで助けられました。」

「へぇ。俺たち正反対だね。」

「はい。そうですね。でも、気は合いそうです。」

「かもねっ!」

君は笑う。だって、君なんだから。
好きな人。助けてくれた人。

でも、君の好きな人。
死んだの?

私、嫌。
なんか……チャンスみたいって思ってる。

そんな自分が嫌。

16:麗愛:2013/02/17(日) 11:46 ID:RNw

「ねぇ、誰に助けられたの?」

「え?」

突然の質問に戸惑いを隠せない私。

「だって、さっき助けられたって」

君です。なんて、言えない。
だから…………

「分かりません。」

こう答えるしかなかった。

「なんで、わからないんだ?」

「顔、知らないんです。声しか。」

「へぇ……」

ここまで言っても気づかない。
もしかして、別の人かな?

「あなたの彼女さんは?」

彼女。言いたくない。
けど、君を知りたいから我慢する。

少しでも、君の力になりたいから。

「俺の彼女。葉月って言うんだ。」

葉月さん。
何故かみんなの名前に月が入ってる。
運命、かな?

「葉月さ、ここから飛び降り自殺して……二年前に。」

「嘘、でしょ……………?」

思わず耳を疑った。
まさか、ここから飛び降り自殺したのは葉月さん?

「やっぱり、美月ちゃんも知ってるんだ……あっ、ごめんね?美月ちゃんって呼んでいい?」

「あっ、はい。」

「俺の事、月夜って呼んでもらって構わないから。」

「なら、私も美月でいいです。」

「うん。じゃあ、そうするね。でさ、葉月死んだんだ。遺書……って、こんな話してごめんね。初対面の人に。」

「いえ、月夜の話。聞きたいです。」

「なら、一年後のこの日。ここに来てくれる?続きするから。もう、夜遅いしね。」

「明日は、ダメなんですか?」

「うん、ごめん。俺、葉月の命日しかここ来ないんだ。」

月夜もつらいよね。
葉月さん死んだのに。
まだ二年しか経ってないのに。

私、ダメだ。
また、無視されちゃった。

引き時も、肝心……

入り込み過ぎると君が出て行く。

どうしたら、いいの?
これから一年。何を思えば?

一年後を願って生きるしかないの?

17:陽実 ◆NLsI:2013/02/17(日) 12:18 ID:AWs

御依頼ありがとうございます。
さて、激辛ということで敬語で激辛評価させていただきます。

結論。
100点満点中70点。
理由は下記

まず、正直もうさせていただきますと基本がちょっとなっていません。
“小説の基本”というのは結構あります。
例えば、三点リーダ(…)、ダッシュ(――)は偶数個連ねて表記する
感嘆符や疑問符(!や?)の次の文章は、一マスあける
会話文の終了の際、句読点を使用しない
段落の先頭には一マス開ける、等様々。

「――……俺? 俺は筑波 月夜(つくば つきや)。君、は?」
 そう言って筑波さんは私の顔を覗き込んだ。

基本の修正は大切なので、直したほうがいいと思います。


次に内容について。
切なげでいいですね、私こういうの大好きでs(
ただ、情景の描写が少し足りない気がします。
ついでに心情描写と説明文も少し足りないので増やしてみてください。
情景描写、心情描写、説明。
この三つはとても大事な意味を発揮します。
しっかり書いてみてください。絶対うまくなります。

はじめて四ヶ月でこのレベルと聞いてビビりました。
絶対に努力して、頑張っていれば上達する人だと思います。

長文失礼いたしました。
とても面白かったですが、基本や情景等が抜けているところが多々ありました。
そこを直してみてください。

では今日はこの辺で失礼させていただきます。
これからも頑張ってください!!

18:麗愛:2013/02/17(日) 12:23 ID:RNw

一年、とても長いけど君の為ならがんばれる。
明日も学校。

でも、逆に考えたら一年経ったらまた“会える”んだ!!

そう考えると心が軽くなった気がした。
家に帰る足取りも軽い。
行く時よりもずっと…………

何故か分からないけど、家に帰るまでナンパもされなかったし喧嘩も売られなかった。

そして、家に着く。

ふうっと大きな息をつく。
決してため息じゃない。


明日からカウントダウンされる。
君に会う日へのカウントダウン。

笑っても泣いても、365日のカウントダウン。
決して短くなることのないカウントダウンだ。

19:麗愛:2013/02/17(日) 12:32 ID:RNw

夢の中でも君を思うよ。
なんて、とてもベタだけど。

それでも、私は君を思ってる。

カレンダーの今日の日付に“一年後、あの場所”と書き込んだ。

そして、カウントダウンが待ち遠しい心を抑え眠りについた。

20:麗愛:2013/02/17(日) 13:00 ID:RNw

「ふぁーあ……………………」

目覚めOKっ!

すごいワクワクする。
一年前、君がくれた未来を楽しまなくちゃ!!

私はそう思いベッドからおりた。

「おはよぉーー…………」

「あっ!美月!おはよーー」

「お母さん…………おはよぉ……」

「眠たそうね。」

嘘!?
眠たそう!?
しっかり寝たはずなのにぃーー

それだけ、私。ワクワクしてたんだ。

「お母さん。私、学校行くね。」

「美月…………嬉しいっ!」

お母さんは私に抱きついた。
親子ってこんなのかな?

私には分からない。

本当のお母さんを知らないから。

私、不登校なの。
でも、今日からは違う。

君に会うまで、元気に生きるんだから!!


足取り軽く学校へと向かう。

21:麗愛:2013/02/17(日) 15:28 ID:RNw


私は職員室へ行く。

私、職員室嫌いなんだよなぁ…………

先生に挨拶をして、クラスを聞いて…………はぁっもう大変!

面倒な手続きを全て済ませて教室へと行く。

私はドキドキして教室の扉に手を掛ける。
そして、手を横に引く。

「おはよー!」

私は出る限りの空気を吸い大声で言った。

「あっ!美月ーー!会いたかったよぉ…………」

「真由ぅ…………」

私に飛びついてきたのは高橋真由。
私の大好きで一番の親友。

嬉しいな、ありがとう。真由。

「ねぇ、美月?なんで、学校来なかったの?」

真由が訪ねたことに、私は戸惑う。
だって、何て答えていいか分からないから。

君に……月夜に会うため?

私が考えていると、真由が私の顔を心配そうに覗き込む。
そんなに深刻な顔してた?

「まっ、いっか。美月来た事だし。ねっ?」

「真由、ありがと」

私は心から真由に感謝する。
だって、君に会いたかった。

なんて…………


言えない。


真由には絶対。
大好きだからこそ、言えない。


好きな人が死んだ君に恋した。なんて…………

22:麗愛:2013/02/17(日) 15:34 ID:RNw

スマソm(_ _)m

君って所、月夜に変えてお読み下さい。

私の大好きで一番の親友
 →私が大好きで一番の友達
訪ねる→尋ねる

23:麗愛:2013/02/17(日) 18:45 ID:RNw

「美月元気ないけど、どうしたの?」

真由が尋ねてきた。

「え?ごめん、大丈夫だよっ」

私は元気なフリをして笑った。
元気だけど、元気じゃない。
どういう事だろう?

なんか、心の奥がモヤモヤする。

なんでだろう?

今は、月夜も関係ない学校の時間。
でも、いつだって頭の中に君が居たっけ。

好きな人、死んじゃったの?
私が行った日があの日じゃなかったら。

私はきっと君を知らない。

神様、ありがとう。

心の中でそっと感謝した。
そして、そっとしておいてくれる真由にも感謝した。

いつかは言わなきゃいけない事実。

でも、自分から言う必要もないよね?

だから、私は言わないよ。
言いたい感情押し殺して心に誓った。

24:麗愛:2013/02/17(日) 22:48 ID:RNw

「はーぃ!みんな、アーユーハッピィ?」

「イェースイェース!」

何この授業……
そんなことを思いながら真由に尋ねる

「ねぇ、真由。英語っていつもこんなの?」

「うん、そうだよ!」

マジですか………………。
私は驚いた。

だって、一年生の時はもっと真面目でうざい授業だったじゃん。

一限目は英語。

なんか、うざい。

「オーゥ!ミス、シラカワー!」

は?私を呼んだのか?
てか、こいつ………………。
日本人。

ったく、ジャパニーズ英語だ。
いいこと思いついた。

「Hello,Ms Ogawa.My name is Mizuki Shirakawa.Nice to meet you.You is interesting teacher,isn’t she?」

先生は戸惑っている。
面白い。楽しい。
新しい学校の楽しみ方。

「オー!ミス、シラカワー!ユーイズグレィトスチューデント!」

「Not really.Thanks.」

「ふふっ、美月。先生をいじめなーいの!」

前から声が聞こえた。
真由…………。

「あれは、あの先生のいートコロだから許してやってよ」

ふぅん………………。
まっ、いっか。

「I’m sorry.I respect you.」

私は適当に慰め席についた。
私はあなたを尊敬しています。か…………。

私が尊敬しているのはいつも月夜だけ。
口ではどんな綺麗事だって言えるんだ。

ちなみに、クラス中大笑い。

私の英語攻撃によって戸惑う先生、本当に面白かった。

「美月最高!」

こんな声も飛び交っていた。

25:麗愛さんのこのスレッドのファン一号のヒヨドリ:2013/02/17(日) 23:07 ID:QdU

うんうん!
やっぱり麗愛様の小説、ほんとに楽しい!(^^)

続きが気になる・・・!

26:麗愛:2013/02/17(日) 23:10 ID:RNw

こんな小説読んでくれてありがとぅー(泣)

てか、今回の美月ちゃんのキャラが樹木に似てたw気がするww

ギャグっぽくしたら、あーなっただけなんだけど……ね……………™

27:ヒヨドリ:2013/02/17(日) 23:21 ID:QdU

え!似てるなんてそんな・・・・
別に似てても全然OK(^O^)。っていうかそこまで似てないから大丈夫☆

面白いよ!めちゃくちゃ!
麗愛様英語できるんですね!尊敬!

>>麗愛様

28:麗愛:2013/02/18(月) 19:40 ID:RNw

やっと一限目の授業が終わる。

今日は、二限目が数学で三限目が体育……。うーん、体育…………。

私、体育嫌い…………。
運動音痴だもん。

まっ、適当に行けばいいかな?

そんな事を思いながら休み時間を過ごしていた。

「美月ーー?」

「わっ!何っ?いきなり、もう…………」

「いきなり?ずっと覗き込んでたよ?」

わー。嘘だー。
絶対嘘だー。

なんか、ロボットみたい…………。

…………と、言いますか。
私、ずっと気づかかなかったの?

恥ずかしい…………。

「あのっ!美月ちゃんっ!」

ん?なんだろ?どーかしたのかな……?
嫌だ、こういう感じ。

一年前を思い出すじゃん。

「何?どーしたの?」

でも、私は君の為に頑張る。
強くなるから。

君を支えられるように…………隣で。

「あのさっ!友達に…………なって?」

友達…………。
嫌だな……。
裏切られるなんてつらいから。

隣では真由がこっちをジーって見つめている。
がんばれって。

やっぱりがんばらなきゃ……。
私はそう思った。
だから、私は笑顔で返す。

「えっ?ほんとっ?ありがとー!」

隣では真由がにっこり笑っている。
がんばったねって。

「うちの名前は三村優香って言うの!よろしくねっ?」

「うちは、田丘真実!」

「うちは、水谷飛鳥ー!よろしくね!」

3人の女の子が次々と名前を言う。
全員知らない子。

一年の時の私を、知らないのかな?
ま、どーでもいっか…………。
知らないで欲しい、かな?

「私は白川美月、よろしくねっ!」

私は笑った。
ちゃんと、笑えた。

笑えるんだ、私も。

29:麗愛:2013/02/18(月) 19:49 ID:RNw

〜登場人物の紹介1〜

白川美月 Shirakawa Mizuki
去年の2月6日、君と出会い恋に落ちる。
今年の2月6日に君に再会した。
誕生日は4月4日。
おひつじ座のO型。

筑波月夜 Tsukuba Tsukiya
二年前の2月6日に彼女が飛び降り自殺。
一年前2月6日にビルへ訪れて少女を助ける。
今年の2月6日に少女に再会した。
けど、美月がその少女だとは気づいていない。

誕生日は4月27日。
おうし座のA型。

30:麗愛:2013/02/18(月) 22:14 ID:RNw

〜登場人物紹介2〜

高橋真由 Takahashi Mayu
美月の小学校の時からの大親友。
いつも、美月のことを気にかけている。
運動も出来るし、頭もいい。

三村優香 Mimura Yuka
美月に最初に話しかけて来た子。
運動は出来るが頭は悪い。

田丘真実 Taoka Mami
すごい元気。
女子、男子共に人気がある。

水谷飛鳥 Mizutani Asuka
ちょっと大人しい子。
密かに男子に人気がある。

↓これから登場予定↓

増田大地 Masuda Daichi
美月に惚れる(予定)
女子に人気はあるが、女子は近づかない。
(↑この子、いかついって設定)

相馬智 Souma Satoshi
男子にも女子にも人気がある。
見た目チャラ男だけど、真面目。
頭いい。

31:麗愛:2013/02/18(月) 22:26 ID:RNw

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン____________________


うわ、予鈴だあっ…………

「美月!早く早くっ!」

「わーん、真由待ってぇ…………」

「もーう…………」

真由は嫌がる素振りを見せながらもいつも待ってくれる。
ありがとう、真由っ!!

「あれ?みーちゃん!急がないと遅刻するよ?」

「ほぇ?」

なんと間抜け声…………。
恥ずかしい…………。
ん?あ、飛鳥ちゃんだ。

「飛鳥ちゃんっ!」

「もー、ほら。真由ちゃんも待ってるでしょ?みーちゃん急いで!!」

真由は仕方なさそうな顔して笑っているかが、多分…………。
私って真由の迷惑ばっかしてる?

強くなるって決めたのに……
だらしないな、私。

あ!早くしなきゃ!

「真由ー!お待たせー!」

「もうっ!飛鳥も急ご!!」

「うんっ!」

私と飛鳥ちゃんは幸せそうな顔して笑った。
ように、私は見えた。

32:麗愛:2013/02/18(月) 23:14 ID:RNw

「二人一組でキャッチボールの練習してー!」

体育の先生、変わってないなぁ……
英語の先生は変わったのに。
あれ?前の英語先生辞めたのかな?

あと先生好きだったのにな……

三沢蓮先生。

今は、小川……なんだっけ?
思い出そうとしても思い出せないから諦めよーっと。

「こら!白川!はやくしなさい!」

「はっはいっ!」

なんか、反射的に返事したけど…………誰と?するの?

「真由ーっ!」

私は叫んだ。
真由はこっちを向き、微笑んだ。

飛鳥とやったらどう?つて。
仕方ない。

でも、飛鳥ちゃん運動得意そう……

「飛鳥ちゃーん!」

「あっ、美月ちゃん!」

「一緒に出来るかな?」

私はボールを手に持ち、笑って見せた。
笑い返してくれた。嬉しい。


「じゃあ、行っくよー!」

33:麗愛:2013/02/19(火) 16:56 ID:RNw


私のボールは、地上2メートルの所を2秒だけ舞い、ポンッと落ちた。

「……………………っ」

恥ずかしい。
全然飛ばないよ…………

「あれ?みーちゃん?」

「ふぁい…………」

もう、情けない返事しか出来ないよぉ……
強くなるって決めても…………運動だけは……………………


無理だ。

「ごめん!飛鳥ちゃんっ!」

「みーちゃん、心配しないで?真由ちゃんから聞いてるから!!」

何の励ましにもなってないよぉ…………。

ちはみに、

この出来事、次の休み時間に私たちのグループの話題になりました。

ううっ、恥ずかしい…………

34:麗愛:2013/02/19(火) 17:20 ID:RNw

[作者より。]
この小説、いじめ要素欲しいですか?

35:麗愛:2013/02/19(火) 19:10 ID:RNw

はい、四限目ー!

今日の四限目の授業「EX.E」って何だろ?
一年前は、無かったよね?
真由に聞くか……………………

「真由ー?」

「んー何?」

「EX.Eって何の授業??」

「ああ、英語の試験だよ」

試験っ!?なんですと!?
でも、英語か。楽勝楽勝。

私、英語だけは得意なんです。
英検準一級取得の私ですから!

んー?ってことは、EXAM(試験)とE(Englishの頭文字)ってわけだよね。

まっ、がんばろーっと。

…………みんな、余裕だね。
すっごいうるさいよ。

教室はザワザワしてるし、みんなうるさい。

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン____________________

ガラッていう音と同時に先生登場!

「さぁ、始めるぞー!今日は、入試レベルに挑戦だっ!」

教室は急にざわめき出した。

「難しいんだろ?」
「入試レベル?」
「めんどー」

など、いろんな声が飛び交っていた。

36:麗愛:2013/02/19(火) 21:03 ID:RNw

「みんなザワザワしない!1ヶ月後に入試受けるでしょ!?」

そっか、忘れてた。
入試があるんだ…………。

ちなみに、私の志望校は桜賀南高校。
偏差値は62で結構な名門校だ。

成績が不十分だけど、そこはテストでカバー!!
って、実際そんなこと出来ないから。

でも、出来るんだよ。

私のお父さん。
桜賀南高校の理事長!

ちょっと、コネあるけど学力に申し分はない。
私の偏差値は、64だから。
次の卒業テストで5位以内を取ったら、いいって。
まっ、そんなこと言ってる間にもテストは進もうとしています。

「はい、配ってー!」

みんなが一斉にテストを配る。
もう、ガヤガヤなんて聞こえない。

「じゃ、始め!!」

だって、集中してるから。
聞こえるのは、カリカリというシャーペンで書き込む音だけ。

私もようやく、問題を説き始めました。

37:麗愛:2013/02/19(火) 22:47 ID:RNw

んっと、(1)が……で(2)が…………。
ってすごい簡単じゃん…………。

あれ、でもみんな頭抱えてる?

えっと、(5)は……
I want to be a English teacher.
これでいっか…………

私、将来の夢決まってないし。
聞かれても困るよ。

は?その理由を2つだと!?

うーん、弱ったな………………。

よし。

First,I like English.
Second,English is very interesting.

うん、これでよし。
終わった。

「あと10分!」

まだ、十分もあるの!?

長文読解とか、得意中の得意。
私の大好きな問題!!
だから、数分で解けたもん。

「はい、終わりー!」

クラスのほとんどの人が、頭を抱えて「うわー、やべー」「やだー」と言っていた。

楽勝と思っていたのは私と飛鳥ちゃんと真実ちゃんと他数人だけだったらしい。

38:麗愛:2013/02/20(水) 13:59 ID:RNw

「テスト返しは一週間後ねー!」

先生はサラバというような感じで教室を出ていった。

「美月ー!今回ちょっと難しくなかった?」

「え?そうかな…………」

真由は今回のテストを難しいって言った。
あんなにテスト簡単だったのに……

今まではもっと簡単だった?

「いいよねー、美月は!かしこいもん!」

「えっ?真由もかしこいじゃん!」

「でも、英語は美月のが出来るじゃん」

「国語は真由のが出来るでしょ」

その後数秒、睨めっこしていた私たち。
結局、決着は引き分けです……。
相変わらず教室はうるさいから気づいている人も少ないと思う。

「真由ー!みーちゃん!」

「ん?」
「お?」

「優香たち!」
「飛鳥ちゃんたち!」

「もうっ、二人とも仲良しだよねー!嫉妬しちゃうよー」

……………………。
嫉妬、されてもなぁ…………。

「あっ、それと“ちゃん”つけなくていいよ!みーちゃん!優香って呼んで!」

うーん、呼び捨ては真由しか慣れないよぉ………………。
でも、まっいーや!

「分かった!優香って呼ぶね!私のこと美月でいいよ?」

「いやっ、遠慮しとく!みーちゃんがいい!」

優香って面白い子だなー。
って、いい人……。

真実ちゃんと、飛鳥ちゃんはニコニコ笑っている。優香は変だから許しやってって。

優香可愛いよなぁ…………
なんか、輝いてる。

私も優香みたいになりたい!

月の光になって、君を輝かせたいから。

39:麗愛:2013/02/20(水) 16:04 ID:RNw

今は放課後。
私は何も部活に入っていない。
いや、入っているけど帰宅部だからさ。

目の前には優香が一人で歩いている。
幸いにも周りには誰もいない。

「あのねっ、優香!!」

優香はくるっと振り向く。
優香の長い髪、すごい綺麗……

私のなんてボサボサ。

「可愛く、なりたいの…………」

優香は驚いた顔をした。
やっぱり……ダメか。
口に出さないだけで、美月には無理とか思ってるのかな?

そうだとしたらつらい。

あれ?優香?泣いてる?
どっどーしよ?泣かせちゃった。
って、なんで…………??

「優香っ?なんで泣くのっ?」

泣き止んでよーー。
私、悪者みたいじゃん。

でもさっき言ったとおり、周りには誰もいない。

「優香……………………?」

泣いてなんかいなかった。
必死に笑いをこらえているだけ。

やっぱり………………。

私は綺麗になれないのかな?

<第二章>「繋がる光」完結

40:麗愛:2013/02/20(水) 16:06 ID:RNw

[作者より]
いじめ要素欲しいですか?
誰か答えて欲しいです!
第三章が書けないので……(汗

今、アイデア詰まり中でして……

なんかいいアイデアありませんか?
あったらお願いします!

41:麗愛:2013/02/20(水) 17:15 ID:RNw

ちょっと、主人公の過去をいじります(笑)
あ、ちなみに主人公は15歳ですので(^^♪

受験生です

42:ヒヨドリ:2013/02/20(水) 17:29 ID:QdU

受験生かぁ・・・・・。色々と大変な時期ですね・・・・・・。
頑張れー!

いじめ要素ですか・・・・・、私は・・・・・・・・・・・・・・・

やっぱわからんです。とにかく青春(?)的な?

43:麗愛:2013/02/20(水) 19:15 ID:RNw

承った。青春ね、OK☆

44:麗愛:2013/02/20(水) 19:27 ID:RNw

<第三章>「私の過去」

中学2年生だった頃、私には彼氏が居た。
今を知らないその物語。

一年前____________________。

「美月ーっ!」

「あっ!純君!」

彼は伊丹純君。
私の彼氏です。

身長が高くて優しくて、自慢の彼氏なんです。
なんだって、他校の純君とはなかなか会えないので今日が素晴らしい日なんです。

「今日は空が青いよねっ」

私の心は踊り狂う。
嬉しくて、たまんんないの。

「うん、綺麗だね。俺、太陽好きだな」

「そーなの?私も大好き!みんなを照らしてくれてるっていうか…………」

「元気でるよね!」

私が詰まった言葉を上手くフォローしてくれる、そんな純君が大好きです。

今日は何故会えるかって?

それは、純君の誕生日だから!


2月2日。
伊丹純君の誕生日なんです!

純君は誰からの誘いも断って私と居てくれる。

「純君、誕生日おめでとっ!」

「ありがとっ!第一声がそれだったら良かったのにね」

私は自分が憎くなった。
なんで、名前を呼ばれた時におめでとうって言わなかったんだろう?って…………………………。

「どっか、カフェでも行ってお茶しない?」

私は誘われた。
断る理由もないし、なんたって純君の誕生日。純君が笑ってくれたら私はそれでいいの。

「うん!いいね!行こっ」

純君はこっちを見て、笑ってくれた。
それが、私にとっての幸せ。

純君の照れ笑いの顔を見れるのが私の特権。
誕生日に一緒に居れるのも彼女の特権なんです。

45:麗愛:2013/02/20(水) 19:42 ID:RNw

「いらっしゃいませー」

私たちが入ったのは「にゃん×2カフェ」という猫カフェ。ここは会員制で純君は会員さん。

純は猫が大好きなんです。
そういう一面も可愛くてキュンとしちゃいます。

店内のライトは暖色系のライトに照らされ、落ち着いた感じを表現している。

私はここが大好きなんす。

純君の可愛い顔が見れるのも理由だけど……………………


私とても猫好きなんです!!

もう、フワフワでまるで天国みたい。
来る度、可愛い猫が迎えてくれる。

でも、唯一天敵がいるんです………………。


それは、純君です!

だって、純君猫好きだから…………。

違うな…………。

純君が猫に好かれすぎてて私の所に来ないの!!

でも、一匹だけいつも来てくれるの。
いつも私は名前を呼ぶ。

「ルリちゃーん」

って。

46:麗愛:2013/02/20(水) 20:32 ID:RNw

私になついてくれる一匹の黒猫。
ルリちゃんって名前のメスの猫。

捨て猫を拾った私がここに預けたの。
名前をつけたのも私。

ルリっていう猫舌を以前飼っていたから……死んじゃったんだ…………。

私が拾わなければ生きて行けたかもしれない。
そう思うと涙がこみ上げてくるから。
だから、ルリって名前にした。

一緒にいれる気がしたから。

私じゃ守れない。だから、預けた。


「美月は相変わらずルリちゃん好きだね」

「うんっ」

私は元気に返事をする。

「純君はいつも猫に好かれるねーー」

「そーだね。人に好かれたいよ」

私はムッとした。私じゃ不十分?
他の人にも愛されたいの?
顔をちょっと赤らめている私。
目の前にはニコニコの純君が私を覗き込んでいる。

「な、何よ?」

「嫉妬してる美月も可愛いなーって」

赤かった顔が爆発3秒前みたいに、更に赤くなった。

「美月、好きだよ」

「私も」

私たちの仲直りの秘密の合い言葉。

47:麗愛:2013/02/20(水) 22:30 ID:RNw

 「にゃん×2カフェ」で二時間程遊んだ私たちは帰る途中。
実は、私。
純君にプレゼントがあるのです!

「純君っ!!」

「どうした?猫ともっと居たかった?」

私は首を横にブンブン振る。
違うって。

「あのねっ、プレゼントを…………」

「マジっ!?」

 純君、すごい嬉しそう。
私、嬉しい。でも、喜んでくれるかな?

私は恐る恐る差し出す。

手のひらの上にはマフラー。
彼氏へのプレゼントってマフラーが定番な気がするから。

「純、君………………?」

「美月、ありがとう」

 純君はちょっと濁った笑顔で返す。
濁った笑顔。どんなのか分からないけど、多分いまの純君その物。

「じゃあね、美月!」

純君は大きく手を振って駅へと歩いていった。
今度は濁りのない笑顔で。

私があげたマフラーを首に巻き

48:麗愛:2013/02/20(水) 22:32 ID:RNw

[作者より]
誤字・脱字が多すぎてごめんなさい(^^;
第三章は2月6日の真実に迫ります。

49:麗愛:2013/02/20(水) 22:52 ID:RNw

 2月5日、早朝5時45分。
私はいつもより15分早く目覚めた。

下に起きて行く気にもなれずベッドで携帯をいじっていた。

私たちの地域の学校は2月はずっと休みというラッキーな学校。
でもなく、夏休みは純君の学校より一週間短い。

「純、君…………好きだよ」

何の意味もなく呟いた言葉。
放った瞬間、携帯が鳴る。

偶然、だろうか?
この音楽は純君からのメールを知らせる音楽。

心を踊らせてメールを読もうとする。
早朝からのメールなんて珍しい。
何かいいことあったかな?

でも、あっさりとこの期待は裏切られる。

50:麗愛:2013/02/21(木) 12:46 ID:RNw


「別れよう」

 メールの内容はただそれだけ。
理由とか聞きたい。
まだ、会いたいよ。

私は何も考えずにメールを返信する。

「何で?嫌だ」って。

返信が来たのは数分後。
このメールで私は壊された。

「好きな人が出来た。ごめん」

私のこと好きって言ったよね?
ずっと前から浮気してたの?

笑顔が濁っていたのもそのせい?

嫌だよ………………

 だから、会いたい。

私は純君に電話をかける。

一回。
二回。
三回。
四回。
五回。

留守番サービスに接続しみす ぴーっと…………

出てよ、ねぇ?

学校で待ち伏せしようかな____________?



私は身支度をして、机に置き手紙を。
消えそうな筆圧で、行って来ます。って

純君の部活は朝練があって6時半開始。
今はまだ、6時。

行ける。
間に合う。

この行為は私の首をさらに絞めるとも知らずに。

51:麗愛:2013/02/21(木) 21:11 ID:RNw

「ううっ、寒っ…………」

 私は純君の学校の前に居る。
只今6時00分。

もうすぐ来る、はず……………………。

来た。
純君。

「純君っ!」

「…………………………」

無視?

酷い…………。
友達と来てるんだ。
へぇ、初めて知った。

「なあ、伊丹。あの女だれ?」

私は純君の彼女?

元彼女?

どっちでもいいや。

「知らない。誰だろね」

純君………………??

「ねぇっ、純君!?」

返事、してよぉ………………。

「私、美月だよ?」

「へぇ、美月って誰?」

私のこと、忘れたの?

私たちの関係ってそんなものなの?

「ひどいっ!純君なんて…………」




「嫌い!!」

言っちゃった。
本当は大好きなのにぃ…………。

涙を抑えて家まで一直線。
来た道のりが遠い。

私を不思議な目で見る人がいる。

何故?それは。

私に魅力がないから?



違う、取り残されたんだ。

純君の心に。

52:麗愛:2013/02/21(木) 21:12 ID:RNw

ごめん。↑の只今6時00分じゃなくて、6時10分。ごめん!

53:ヒヨドリ:2013/02/21(木) 21:50 ID:QdU

わあ!いい小説! ♪ベリーベリー d(^・ェ・^)(^・ェ・^)b グットグット♪
純君サイテー!(怒)

54:麗愛:2013/02/21(木) 22:19 ID:RNw

ごめんよ、純君イイコなの(泣

55:ヒヨドリ:2013/02/21(木) 22:49 ID:QdU

m(_ _;)m ゴメン!!
きっと本当は優しいんですよね。。。。
でも、美月が可哀想なんだもん。。。。

更新待ってるよー!

56:麗愛:2013/02/21(木) 23:08 ID:RNw

いや、純君ね。事情があって別れたの(汗

これ、美月の為なの……(^^;
がんばって小説で説明するからさ

57:麗愛:2013/02/22(金) 12:57 ID:RNw

 純君の心からの脱出。
一言で表すなら…………

死ぬか、忘れること。

今の私にはそれくらいしか思い浮かばない。


忘れる。

すごい、簡単に口に出来る。
けど、実際は難しい。

自殺。
口に出すのは難しいけど、
簡単に出来るんだ………………



私は月で、純君は太陽。

絶対交わらないのかな…………。

私が輝けば、純君は消える。
純君が輝けば、私は消える。

逆に言うと、私が消えれば、純君は輝く?



「死ぬ、か………………」

私は空を見上げて呟いた。
誰にも聞こえない、小さい声で。

58:麗挨拶:2013/02/22(金) 15:28 ID:RNw

私は美月。
美しい月、なんだ__________。

彼みたいな純粋な太陽にはなれない。

だから、死ぬ。



でも、今日は死なないよ。

美しい月は明日。
明日は満月だから。

私が好きな太陽は純君の太陽。
私の太陽を隠してしまいたい。

午前11時。

 私は泣いていた。
母は私の部屋の扉の前に居る。
どんどんって扉を叩く音がするから。

あと、啜り泣く声。

私も泣いてる。
私が泣くからお母さんは笑って?

こんな心の声届くはすないのに………………。

「お母さん、ごめん」

私の声は震えた小さな声。
お母さんがいる扉の向こうまで聞こえないはず。

でも、お母さんは聞いてくれてた。

「何?」

そっけない一言に聞こえるけど、とても暖かい一言なんだ。
これが分かるのは私だけ。
文字を読むだけの見知らぬ人には届かないし、届かなくていい。

私だけが聞こえてれば、いいの。

なんか、これって________________。



純君にも当てはまる。

59:麗愛:2013/02/22(金) 15:29 ID:RNw

↑名前がぁ(°_°;

60:ひろ:2013/02/22(金) 18:13 ID:9xQ

小説面白いです!!
純君なんで美月を振ったの〜?

呼びタメOKですからね〜

61:麗愛:2013/02/22(金) 23:34 ID:RNw

私だけが純君のそばに居たい。

これって__________独占欲、だよね?


私が嫌だ。

勝手に一人で勘違いしてたの?

純君は私のこと、好きじゃなかった?



はぁ………………もう、いいや。




明日、全てが終わるんだから…………………………。

62:麗愛:2013/02/22(金) 23:41 ID:RNw

>ひろ
麗もタメOKですょ。
麗って呼んで下さいなぁ♪

63:ひろ:2013/02/23(土) 08:48 ID:9xQ

>麗
私は…好きな呼び方していいよ〜
よろしく〜

自殺しようとした日の前日にこんな事があったんだ…

64:麗愛:2013/02/23(土) 11:46 ID:RNw

>ひろ
うぬ、そーなんですょ。
普通にひろって呼ぶねん☆

65:麗愛:2013/02/23(土) 12:01 ID:RNw

今日は死ぬ日、2月6日。

私にとって最高で最悪で、最後の日。


この世に神様がいるのか、幽霊がいるのか。疑問に思った人いない?

実際に私がそうなの。

死んだ後はどうなるのかなって_______________________。


でも、それももう終わるよ。

全てが分かる。

純君、最低だよ。
もし、幽霊になったら純君に取り憑く。

そして、生まれ変わったらまた純君に恋をしたい。

最低だけど、大好きなんだ。


私の疑問。解決する為に私は死ぬ。

純君の頭に刻みこまれるなら、私はなんだってする。


なのに………………………………。


こんな夢、何故見るの?

私の未練?欲?

私が見た夢。

66:ひろ:2013/02/23(土) 12:01 ID:9xQ

>麗
OK♪
いや〜すごいね
こんな面白い小説書くなんて

67:麗愛:2013/02/23(土) 12:09 ID:RNw

>ひろ
麗よりもっともーっと上手い人たくさんおる。麗はまだ小説歴4ヵ月の初心者やし、この小説もgdgdやし、書けるのは面白いって言ってくれる人のおかげやから…………。

他に上手い人たくんおるのに麗の小説読んでくれてありがとぅな

68:ひろ:2013/02/23(土) 12:14 ID:9xQ

>麗
4ヶ月なのにこんなに書けるのすごいよ!!
それにgdgdじゃないよ!
実は私、麗の「私の友達と恋物語」読んでたんだ♪
それで、ファンになったんだ〜

69:麗愛:2013/02/23(土) 13:02 ID:RNw

>ひろ
あの小説はもう忘れて……(泣)
途中挫折した上、話おかしくなって……m(_ _)mスマソ

70:ひろ:2013/02/23(土) 13:38 ID:9xQ

>麗
分かった〜
忘れるね
っていっても元々私あんまり記憶力よくないから
すぐ忘れるよ〜

この小説の続き楽しみにしてるからね〜

71:麗愛:2013/02/23(土) 13:42 ID:RNw

忘れることが簡単なひろだねw
美月ちゃんと正反対ww

次回、出会うのです(笑)

72:ひろ:2013/02/23(土) 16:36 ID:9xQ

>麗
ホントに忘れやすいんだよ〜
昨日なんて5時間目の後委員会あるのに忘れて
もう帰れる〜♪とかおもってたの
ホントに美月と正反対の性格なんですwwww

次回出会うのか〜w

73:麗愛:2013/02/23(土) 18:45 ID:RNw

私が見た夢、それは残酷で美しい。

純君のもとに悪魔が舞い降り大切な物を奪って、私のもとにも悪魔が舞い降り大切な物を奪っていった。

変な夢だったのに、嫌な夢じゃなかった。

その後、天使が舞い降りて私にだけ新しい何かを与えてくれた。

でも、それが何かは分からない。

目覚めた時には、全てなくなるから。
だって、夢だもん。


朝9時。
いつもより3時間も早い目覚め。

今日を逃したら15日は死ねない。
どうしても、満月の夜に死にたい。


今、扉の前にお母さんは居るのかな?
多分、居ないだろうな…………。

だって、本当に心配する相手じゃないもん、私。

本当の娘じゃないから。
お父さんの連れ子だもん。

お父さんは三年前に死んじゃった。
酔っ払って車運転してきた車にはねられて、お父さんだけ死んだ。

相手は軽傷。

お母さんが私を育てているのはお父さんが好きだったから。
多分、お父さんの影を探してるんだろう。

出て行こう。

夜になる前に。

74:麗愛:2013/02/23(土) 18:48 ID:RNw

いろいろミス!
3時間も早い→×
3時間も遅い→○

>ひろ
今回出会わなかったw
次回こそ出会うかな?

家から出てー………
次回も無理かも(^^;

スマソm(_ _)m

75:冬みかん:2013/02/23(土) 18:50 ID:V3M

スゴイッ!
面白いです!

76:麗愛:2013/02/23(土) 18:56 ID:RNw

 私は服を変え、財布を持ち、手紙を書いた。
書いた手紙は私の机の上。

<出かけてきます。美月より>

本当は育ててくれてありがとうとか書くんだろうな。でも、私は書かない。自分の心を満たすために私を育ててたんでしょ?

お母さん。
私を愛してるなら今、扉の向こうにいるよね。
でも、きっと居ない。

仕事の時間だもん。


私、愛が欲しかったな。

お母さんに怒られたかったな。

いつも褒めてばっかりだもん、怒ってよ。
それが、愛じゃないの?

行ってくるね、お母さん。

お母さんの大好きなお父さんのところに。


そして、私は部屋の扉を開けた。

77:麗愛:2013/02/23(土) 19:00 ID:RNw

扉の先にはお母さんが居た。

「お母さん……………………」

かすれた声。
この声にこもってる感情って何かな?

悲しい、かな?
それとも、寂しい?

ううん、多分……………………



嬉しいんだ。

こうやってお母さんが居てくれて。
でも、決意はゆるがないよ。



私は死ぬんだから。

78:麗愛:2013/02/23(土) 19:01 ID:RNw

>冬みかんs
小説読んでくれてありがとぅ。
駄作者でごめんょ(汗

79:冬みかん:2013/02/23(土) 19:22 ID:V3M

あぁ〜〜〜っ‼
続き楽しみすぎて寝られないっ‼
楽しみにしてます!
ついでに私も青春的がいいですっ‼

80:麗愛:2013/02/23(土) 19:24 ID:RNw

>冬みかんs
落ち着いて寝て下さい(笑)
睡眠不足はいけません(^▽^)
↑……………?

81:冬みかん:2013/02/23(土) 19:24 ID:V3M

いいえっ‼
駄作者じゃありませんっ‼ それなら私が駄作者ですっ‼

82:冬みかん:2013/02/23(土) 19:25 ID:V3M

その言葉がすごく嬉しいですっ‼
ありがとうございますっ‼

83:麗愛:2013/02/23(土) 19:28 ID:RNw

>冬みかんs
小説書いてるんですか?
良かったらスレ名教えて!!
見に行きたいです!

84:冬みかん:2013/02/23(土) 19:36 ID:V3M

とにかく日常☆って言う小説なんですけど下手過ぎだし、おかしいし、見にきてもらえる様な
小説じゃありませんので、絶対に期待はしないでください…
なんか変な事言ってすみません(−_−;)

85:麗愛:2013/02/23(土) 19:42 ID:RNw

>冬みかんs
んじゃ、行ってきゃす☆

86:麗愛:2013/02/23(土) 19:46 ID:RNw

“ヨツバクローバー”って名前??

87:冬みかん:2013/02/23(土) 19:48 ID:V3M

いや〜私、
名前変えるのが楽しいからつい…

88:麗愛:2013/02/23(土) 19:52 ID:RNw

続き楽しみにしてるねん☆

あと、絵文字使ってる?よね?
□になってるから気をつけて(汗

私のDSから読めにゃい……

89:冬みかん:2013/02/23(土) 20:18 ID:V3M

はっ‼ゴメン…


あのっ‼小説友達になってくれませんかっ⁉

90:麗愛:2013/02/23(土) 20:20 ID:RNw

いいよ、普通に(笑)

<はっ□ごめん…

あのっ□小説友達になってくれませんかっ□>

ってなってる

91:麗愛:2013/02/23(土) 20:29 ID:RNw

「お母さん……ごめんね、行ってくるよ」

私は小さな声で言った。
お母さんは寝言でごめんと繰り返している。

お母さん、寝てたんだ。

あれからずっと扉の前に居たってことだよね?

お腹、すいてるよね…………。


私はお母さんの為に目玉焼きとウインナーを焼いておいた。
ご飯は昨日のが残ってるから大丈夫。


ありがとう。お母さん。
直接言えなくて、ごめんね。


私の服のポケットには一つの手紙。
実は、二通書いてたんだ。

純君への手紙。

<私は純君が好きです。これが、最後の言葉です。また会ったら、よろしくね>

会うわけないよね……もう。
死ぬんだもん。

この手紙、どうしよう?
学校まで行って渡す?

いや、やめとこ………………

紙飛行機にしてあとでとばそう。

私のおもいと共に。

92:冬みかん:2013/02/23(土) 20:34 ID:V3M

やったーーーっ!
ありがとうございます!
ってまた⁉

93:麗愛:2013/02/23(土) 20:36 ID:RNw

<ってまた□>ww
だんだん面白くなってきた

94:冬みかん:2013/02/23(土) 20:38 ID:V3M

続きっ!続きっ!

95:冬みかん:2013/02/23(土) 20:46 ID:V3M

あーーーーっ!!

よしっ!これは大丈夫………だとおもいます

96:麗愛:2013/02/23(土) 20:49 ID:RNw

うん、大丈夫w
続き、書くね

97:冬みかん:2013/02/23(土) 20:56 ID:V3M

やったっ!!!!
感謝ですっ!!!

98:麗愛:2013/02/23(土) 21:01 ID:RNw

夜までどうやって過ごそう?
友達と遊ぼうかな?

携帯持ってるし。

真由にメールするか…………

_____________________
TO:真由
FROM:美月
_____________________

今日暇?
暇だったら遊ばない?
_____________________

いつも真由の返事遅いんだよなー。

携帯が鳴る。

あれ?はや…………


お母さん。か…………
って電話。

仕方ない、出よ

「もしもーーーし?」

「美月!遊びに出かけるなら行き先を__________ 」

言う訳ないでしょ。
今の私は最高に悪い子。

親からの電話はいきなり切るし、行き先も伝えない。

お、メール。
真由からだ、意外にはやかったなぁ……

____________________
TO:美月
FROM:真由
____________________

うん、暇だよ。遊ぼ。
家行っていい?
____________________

流石に、ダメ。
電話しよーっと。

「もしもしー?」

「電話珍しいね」

「いや、それはいいから……。今から駅来れるー?隣町行こーよ!」

「ん?いいよ。OK!今すぐ行くねー!」

「がんばれー。駅前の時計台で待ってるね」

「うん」

無理でしょ。
今すぐなんて。

隣町。行くの久しぶりだな。
死ぬ前にいい思い出作ろっと。

大体真由が来るまで30分。
何しよっかなー?

99:麗愛:2013/02/23(土) 21:10 ID:RNw

100に到達する〜〜(><)

100:麗愛:2013/02/23(土) 21:11 ID:RNw

祝100到達!
嬉しい♪

更新がんばるねん♪

101:冬みかん:2013/02/23(土) 21:29 ID:V3M

うんっ!!おめでとうっ!
頑張って!楽しみにしてますっ!

102:麗愛:2013/02/23(土) 22:20 ID:RNw

「ふぅーーーーーーっ」

思わず長いため息。
この30分、有効に使わなくちゃ。

最初に向かったのが駅構内の<ラブック>という本屋さん。ラブ(LOVE)+ブック(BOOK)でラブックだとか。

新刊の<etc>買わなくちゃ!

<etc>エトセトラは、人気がある雑誌なの!

私すごい好きなんだー!

あ、あったあった!

内容?

えっと、流行しているものとかを紹介する雑誌。人気があるのは読者モデルの凛くんがかっこいいから、かな?

「ありがとうございましたー」

ふうっ、あと20分!

あと、クレープも食べよーっと。

<スイーツYUME>のパフェ美味しいって有名。でも、私はクレープしか買わないの。

「ドリームクレープくださーい」

「お待たせしましたー」

うぬ、あと10分。
もう時計台で待ってよーっと。

真由と最高の思い出作るためにプランでも練ろう。

103:麗愛:2013/02/23(土) 22:31 ID:RNw

真由とプリ撮って、ご飯食べて映画見て。
スイーツも一緒に食べたいな。

お、はやい。もう10分経った。
時計を見ると只今10時30分。

「美月ー!」

「真由っ!」

「ふうっ、ごめんねー。遅れちゃって。行こっ」

「うんっ」

私の笑顔、歪んでないかな?
悲しみが溢れてないかな?

真由という友達を持った私は幸せ者だ。
優しくて、賢くて。

お別れしたくないって思う。

でも、しなくちゃ。

新しい一歩を踏み出すにはって、死ぬには。

104:麗愛:2013/02/23(土) 23:06 ID:RNw

 私たちは今、電車の中で揺れている。

「ねぇ、美月。どこ行く?」

「取りあえずプリ撮ろーよ!」

「ははっ、それは決定事項だねっ」

「うん、あとは映画見よ」

「何の?」

「真由が前見たいって言ってたやつ……」

名前が思い出せない!

どーしよっ。

「ああ、B,Dね!」

「うん、それ!」

「いいね、見よ!」

真由が喜ぶと私も嬉しい。
真由は友達以上恋人未満、みたいな?

そんな関係なんだ。
だから、真由が落ち込むと私の気も沈む。

「ねぇ、いきなりなんで隣町なの?」

「うーん、気分。かな?」

「ふーん、珍しいね。美月から誘うなんて」

「そーかな?」

「うん、そーだよ」

たしかに、私から真由を誘うなんて3ヵ月ぶりかもしれない。
いつも、真由がさそったてくれてたから。

私の町から隣町まで電車で15分。
結構15分ってはやい。

もう、着いたもん。

「よし!まず、映画行こう!」

「うん、そーだね!」

私は頷く。
B,Dって面白いのかな?

B,Dってのはね、BeautifulDevilっていうのでね、美しい悪魔って意味なの。なんか夢みたいだね。

「B,D、11時からだってー!」

「えっ?もう10時50分!急ご!」

「うんっ」

映画館に入って、チケット買って…………
結構大変なんだねっ。

私、友達と映画なんて初めて来た。

「おっ、始まったよー」

「うん」

映画が始まった。
これまでうるさかった館内も静かになった。

なんか、映画館って神秘的だなって思った。

105:麗愛:2013/02/24(日) 08:22 ID:RNw

 映画館って映画が始まると空気が変わる。

映画ってすごいよね。
私たち見てる人を世界に引き込んで、笑わせて、泣かせて。

それに、この映画……………面白い!!



私の夢見たい!!

主人公の女の子、みゆが記憶を失って。
彼氏の悠が記憶を取り戻そうとする物語。
なんだって、あらすじ。

106:麗愛:2013/02/24(日) 08:32 ID:RNw

<「きゃあーーーー!!」

みゆの叫び声が聞こえる。
悠は後ろを振り返る。

でも、後ろにみゆは居ない。

下に、倒れたみゆが居た。



「みゆっ!?」>

あらあら、彼女さん可哀想。
純君がああなったら嫌だな、私。

死なないで、欲しいかな。
でも、死ぬ訳ないよね。

これは、映画だから。

<「緊急搬送者一名!車にひかれたようです!意識不明!」

救急隊員の声とサイレンが鳴り響く。
俺はただ、泣くことしか出来ない。

どうしよう…………死んだら。

「みゆ…………死ぬなっ!」

「体を揺さぶらないで下さい!」

そんなこと言われても…………>

107:麗愛:2013/02/24(日) 08:34 ID:RNw

映画の説明↑
これで、美月が手紙を純君に渡しにいきます。

108:麗愛:2013/02/24(日) 09:03 ID:RNw

場所変わって病院。

<「みゆさんの一命は取り留めました。しかし、まだ安静です。決して体を揺さぶったりしないで下さい」

「はい…………」

みゆ、良かった。
今、みゆは集中治療室にいるらしい。

心も落ち着いたし、見に行こうかな。

「………………みゆ。ごめん」

俺がみゆの隣に居たら守ってやれたのにっ。
なんで、みゆだけ_____________?

集中治療室の中には、みゆを含め3人居た。

みゆの顔、青白い…………
みゆのそばへ行く。

もちろん、部屋に入れないからガラス窓の向こうから。

あ!目が!!

開いたっ!!!!

「先生、みゆさんが意識を取り戻しました!」

良かったぁーー!!

「でも、血圧が低いです」

「規定範囲内だろ?」

「ええ、一応」

「病室に運んでも、大丈夫か?」

「おそらく大丈夫でしょう」

病室ってことはみゆの顔をもっと近くで…………。やった。

「みゆっ!分かるか?」




「……………………誰、ですか?」>

109:麗愛:2013/02/24(日) 09:15 ID:RNw

<「え…………うそ……悠、だよ?」

「へぇ…………悠くん。私、君のこと分からない」

うそ、記憶喪失?
お医者さんに知らせなきゃ!

「あのー、みゆが記憶喪失みみたいで……」

「検査してみましょう」

「はい、お願いします…………」

みゆ…………俺のこと、忘れちゃった?

「そっち抑えて!」

看護師さんたちの慌ただしい声。
あ、れ?みゆの病室から…………

「なんで、私はここにいるのっ!?」

「事故に遭って搬送されたんですよ!」

「覚えてないよ!」

「大人しくして下さい!!」

そのまま、みゆは抑えられて検査室へと入っていった。>

110:麗愛:2013/02/24(日) 09:47 ID:RNw

<「えーっと、記憶障害がありますね。日常生活に問題はないと思いますが、人についてをほぼ全て忘れています。みゆさんから離れてあげるのもみゆさんのためかもしれません」

嫌だ。
離れたくないよ。

「記憶を戻す方法は?」

「何らかの精神衝撃で戻ったという前例はありますが______________。とても、危険ですね。記憶障害は自分の意思ではなく、嫌なことが起きた時になる可能性が高く…………」

「でも、離れらんない」

「なら、暖かく見守ってあげて下さい」

「はい」

もう、みゆは戻らないのかな?
いいや、戻るよね。

医者からの宣告はつらいけど、俺はみゆが好きだ。みゆの負担は俺が引き受けたい。>

ここで、一旦CMが入った。
何故、上映中にCM?って?

なんでやろね?

111:麗愛:2013/02/24(日) 11:03 ID:RNw

「美月ー、面白いね!」

「うん、そーだね!みゆちゃんどーなるんだろ?」

「やっぱり記憶は戻るんじゃないかな?」

「うーん、そーだよね……」

「なに、戻って欲しくないの?」

「ううん、戻って欲しい」

「だよね」

「お、始まったーー」

「うん、楽しみ」

<「みゆ……」

「純君、私は純君の何?」

「彼女、だよ」

「なら、私。最低ね」

「何で?」

「好きな人を忘れるんだもん」

「仕方ないよ」

俺はまゆの頬を撫でる。>

わー、すごい。
まゆちゃん…………最低じゃないよ。

<「退院は1週間で出来ますよ」

良かった。
1週間、がんばろう。

「げほっげほっ……」

「みゆ、大丈夫か?」

「うん、ごめんね」>

112:麗愛:2013/02/24(日) 11:04 ID:RNw

なんか、途中でまゆになってる…
ごめんなさいwみゆです!

113:麗愛:2013/02/24(日) 11:12 ID:RNw

<「みゆさん、どうしますか、先生?」

「余命が一週間なんて……言えないだろ」

「しかし、親御さんには電話いれましょうよ」

俺は聞いてしまった。
みゆが余命一週間だって。

だよな、調子いいようには見えねぇから。

「みゆーっ、大丈夫?」

「うん、大丈夫」

「退院したら外でいっぱい遊ぼ」

「うん、私も遊びたいな」

ごめんね、言えなくて。
つらいよ。

そして、一週間は短い。>

114:ひろ:2013/02/24(日) 12:11 ID:9xQ

あ〜やっぱり面白い!
自殺する日にこんなに最後の思い出作ってたんだ

115:麗愛:2013/02/24(日) 12:21 ID:RNw

>ひろ
ても結局死なないというw

116:麗愛:2013/02/24(日) 12:36 ID:RNw

<あっという間に一週間。

「14時31分、残念です」

死を宣告する電子音が聞こえる。
病室は静寂に包まれた。

その時、電子音が小刻みに鳴りだした。

「奇跡?」

「分かりません。でも、奇跡ですよ」

医者も看護師も驚いている。
自分も、みゆの家族も驚いている。

「……………悠。ごめんね」

「ううん、今は大人しく寝てて」

「うん。柏原、悠くん。」

「なんで、俺の名前__________?」

記憶が戻った?
嬉しい、やったぁ。

奇跡だらけ。

「私ね、ここで死んだらいけないって。だから、がんばったの」

「ありがとうっ」

俺は泣き崩れた。
奇跡に奇跡が重なって…………。

本当に良かった。>

117:麗愛:2013/02/24(日) 12:45 ID:RNw

<「お世話になりました!」

「元気になって、何よりです」

「では、さよーなら!」

みゆを送り出す医者の顔。
ちょっと、涙ぐんでないか?

「みゆ、あの時何があった?」

あの時というのは、生き返って記憶が戻ったときのこと。

「うーん、あのね。黒い男の子が私に羽を与えてくれたの」

羽?天使か?でも、黒_______________。
悪魔がみゆを助けた?

「それでね、こう言ったの。地上に降りて、って」

「へぇ……凄いね」

「うん。美しい、悪魔だった!!」

このして、少女と少年の物語は終わった。>

「荷物を忘れないように、お帰り下さい」

アナウンスがかかる。
終わった。

やばい、

「私、感動しちゃった」

「うん、私も」

感動したなぁ…………
映像ならではの迫力とか。
一週間の静止画とか。

私の最後にふさわしい映画だった。

もし、奇跡が起こるから………………




私はみゆちゃんになりたいって思った。
彼氏に、ああやって心配して貰えたら嬉しいだろうなって。



私、このままじゃ終われない。
手紙だけは、渡さなきゃ。


未練がいっぱいになっちゃう。

118:麗愛:2013/02/24(日) 12:50 ID:RNw

もし、奇跡が起こるから×
………………………なら○

誤字おおすぎる!

119:麗愛:2013/02/24(日) 13:05 ID:RNw

「次どこ行くー?」

「お腹すいたからご飯食べよーよ」

「あっ、そうだね!」

私、上映中ずっとポップコーン食べてたから…………

「どこで食べる?私、POPS行きたい」

「POPS??」

「あ、そっか。行ったことないもんね」

「うん、何屋さん?」

「スイーツのお店」

「行こーよ!私、大好き!!」

クレープ食べたけど、入る!

しかも、余裕で。
スイーツは別腹なのです!!

「お待たせしましたー、アップルバニラと、アイスドーナッツでーす」

「「おいしそー!!」」

声揃った。

「美月ー、そっちの一口ちょーだい?」

「じゃあ、真由のも一口ちょーだい?」

「もちろん!」

私のはアイスドーナッツ。
プレーンドーナッツ(熱々)の上にチョコレートアイスがのってるの。

真由のはアップルバニラ。
アップルパイの上にバニラアイスがのってるの。

どっちもおいしそー!!

「ん、おいしぃーーー!!」

「本当だ!!」

本当においしい!
真由、サンキュー!!

こんなおいしいもん死ぬ前に食べれて良かったー!!

なんか、初めて尽くしの今日。
いい思い出じゃない?

120:麗愛:2013/02/24(日) 13:45 ID:RNw

「もう3時じゃん!?最後はプリ撮って帰ろっか?」

「うん、そーしよ!」

「じゃあ、ゲーセンだねー」

「うん!」

私たちが来たのは<SERA>というゼームセンター。
初めて来た、ここ。

「あそこのプリ台可愛いんだよー!」

「そーなのっ?じゃあ、そこでー」

やっぱり私はついていくだけ。
自分で出来ることは真由の半分にも満たない。

でも、真由は一緒に居てくれる。
だって友達だもん。

「よーし、3、2、1、イェイ!」

「わわっ、目閉じちゃったかも……」

「気にしない、次ー!」

「今度はOK」

私たちは3つの機種で撮った。
どれも、真由は可愛くて。

嫉妬しちゃいそう。

私、真由みたいに可愛いかったら純君に捨てられなかったかな?
もう、後悔しても遅いよね…………

121:ひろ:2013/02/24(日) 14:01 ID:9xQ

>麗
確かに結局助かったね

122:麗愛:2013/02/24(日) 15:21 ID:HO2

>ひろ
うん、助かる。
助からんだら話つづかへん

123:麗愛:2013/02/24(日) 16:24 ID:RNw

「真由ー楽しかった、ありがとう!」

「うん、私も楽しかったよ。美月、また遊ぼうね!」

「うん!!」

また、か……………………
もう、私死ぬのになぁ…………。

今は5時30分。
純君の学校はもう終わってる時間。

純君の下駄箱に手紙を置いたら準備万端。

あとは、場所を決めるだけ。



確か、一年前に廃墟になった鈴堂ビルがあったよね。そこで、自殺した人が居るとか。

場所、決定。

あとは月が出るのを待つだけ_______________________________。

124:麗愛:2013/02/24(日) 16:32 ID:RNw

純君の学校___________________。
昨日来たばっかりなのに、久しぶりに感じる。

校庭の木々に葉は無くて、風の音だけ聞こえる。
職員室には電気がついている。

「純君の下駄箱はーっと」

あ、あった。あった。
“D-2.伊丹純”下駄箱にネームプレートがあるって小学生?

まぁ、正しくは友達が書いたらしーけど。
もちろん、遊びで。

かじかむ手を抑えて下駄箱に手紙を入れる。


この世界に“さよなら”を私は告げた。

125:ひろ:2013/02/24(日) 16:56 ID:9xQ

>麗
確かに助からなかったら話し続かないねw
純君に手紙書いて渡したんだ!

126:麗愛:2013/02/24(日) 17:01 ID:RNw

>ひろ
元々は紙飛行機にしようと思ってたけど、考え直した美月です(笑)

127:ひろ:2013/02/24(日) 17:05 ID:9xQ

>麗
紙飛行機だと誰に読まれるかわかんないからね〜
知らない人に読まれるのはさすがに恥ずかしい(*^_^*)

128:麗愛:2013/02/24(日) 17:07 ID:RNw

>ひろ
それを純君が拾う設定にしちゃえばいいw
小説は奇跡なんて起こしまくれるww

129:ひろ:2013/02/24(日) 17:10 ID:9xQ

>麗
確かにそうしたら都合がいいw
小説なんてフィクションが多いからなんだってできるんだwwwww

130:麗愛:2013/02/24(日) 17:28 ID:RNw

>ひろ
私の友達と恋物語←ほぼノンフィクションw

131:ひろ:2013/02/24(日) 17:33 ID:9xQ

>麗
わぉマジか
私今パソコンの付せんになんとなく小説書いてみてるんだけど、
しかもノンフィクションのやつ
フィクションだと書きやすそうだけどノンフィクションだと書くの大変!!

132:麗愛:2013/02/24(日) 21:01 ID:RNw

>ひろ
だって登場人物の名前ももじってるもんw
ノンフィクションって意外に書くの大変なんだよねww

ちなみに、あの小説に出てきた由香と憂弥はまだくっついてないww

133:麗愛:2013/02/24(日) 21:14 ID:RNw

午後7時。
お母さんからの着信が32件と、メールが17通。
返信は、一回だけした。

<今日だけ不良になる>って…………
何その返信って自分でも思うよ。

多分、自殺するって誰にも言えないのは心のどこかに迷いあるから。
いや、違う。

誰かに、助けて欲しいのかも__________。

月、綺麗だな…………

今、私は鈴堂ビルの屋上に居る。
フェンスはなくて、30cmほどの囲いがあるだけ。

夜風が頬を撫でて寒い。

そりゃ、2月の真冬だもんね。



夜空には星が輝いて、月も輝く。
この月が降れば太陽が輝く。

ずっと、太陽が出てたら__________。

月なんて、って思う。




私は、太陽を消す。
月が嫌いだ。

心から純君を消した。
私が憎い。

134:麗愛:2013/02/24(日) 22:12 ID:RNw

>4の物語へと

135:麗愛:2013/02/24(日) 22:12 ID:RNw

おう、>>4

136:冬みかん:2013/02/24(日) 22:22 ID:V3M

読みましたっ!
ますます続きが楽しみになって来ますっ!
自殺しちゃうのかな?でも、小説終わっちゃう…たぶん

137:麗愛:2013/02/24(日) 22:24 ID:RNw

ここから、飛び降りたら確実に死ねるかな?運悪く誰かに助けられるかな?

そんな時だった。

「ねぇ、君。何してるの?」

突然の声に驚いた私。
ナンパかな?

なら、どうでもいいや。
無視しよう。

「何?無視?」

その通りですよ。
全てがどうでもいい。
今の私には。

「まだ、無視するの?はぁ…………。死ぬなよ?俺は、もう行くから………………」

ナンパなら無理やり連れて行けばいいのに。
私をここから連れ出して。
助けてよ?

後ろを向く私。遠くなる君の背中。

「待って!」

私は叫んでいた。
でも、君は振り向いてくれなかった。

私を助けてくれる人はやっぱり居ないのかな?下を向く。

そしてまた君に視線ををうつす。

月に光が君の背中に反射して綺麗。



うん、生きよう…………………。

君に会って話がしたい。

これが私の夢。
このときの私は純君を忘れていた。

私は震える声で自分に誓う。

「私は君に会って話を
するまでは死なない。嫌なことがあっても」

これが私の決意。

そして、毎日ここへ通った。
でも、1ヶ月経っても君が来ることはなかった。

138:冬みかん:2013/02/24(日) 22:30 ID:V3M

えっ!? 終わっちゃった!?
ねぇまだだよねぇ〜‼

139:麗愛:2013/02/24(日) 22:43 ID:RNw

いやいや、第二章で再開したでしょw
終わってないし、二章中途半端やしww

140:麗愛:2013/02/24(日) 23:15 ID:RNw

もう、4月。

あれから毎日ここへ来ている。
学校も行ってない。

朝から夜まで、ずーっと。



君を待ってる__________________。

お母さんは私を邪魔しない。
朝は、お金を渡してくれるし夜はご飯が机に置いてある。

だから、会話が少ない。
あれ、メール。あ、電話だ。

真由から………………………。


「もしもし、美月?」

「もしもし?」

「クラス、一緒だよ!」

「本当っ!?」

「うん、だから……………………学校、こよ?」

「ごめんね」

「落ち着いたら来てね。私待ってるから……どんな事情だとしても、ね?」

「ありがと」

「じゃあ、切るね」

「うん、バイバイ」

「バイバイ」

通話時間2分45秒。

私と真由、同じクラスなんだ…………。

君に会えたら、学校に行こうかな__________?



そして、あの日から一年後の2月6日に会うことをまだ私は知らなかった。


<第三章>「私の過去」完結

141:麗愛:2013/02/25(月) 16:34 ID:RNw

<第四章>「優香の過去」

「みーちゃんは可愛いよ。私よりずっと」

「え…………?」

「私、より。可愛いよ」

「あれ、優香…………?」

今度は本当に泣いてる?

どうしたんだろ……………

「あのね、聞いてくれる?私の過去」

「うん………」

私は恐る恐る頷いた。
友達の過去を知るって怖いの…………


私の過去を思い出すのもつらいんだよ?

過去って人に話したくないもん。

でも、聞いてって言ってるから…………



私は聞く。優香を裏切らないから。

142:ひろ:2013/02/25(月) 17:43 ID:9xQ

>麗
本当にノンフィクションって書きやすそうだけど案外書きにくい〜
まだくっついてないって事はこれからくっつくかも?www

っていうかよくよく考えたら2月6日って
私の誕生日の前日wwww

143:麗愛:2013/02/25(月) 21:05 ID:RNw

「私ね、美月は知らないと思うけど…………一年前の2月14日。うん、バレンタイン…………」

「どうだったの?」

「OK貰えた」

「良かったじゃん!」

「でもね………………………」

私はこれから聞くことについて疑問を覚えていた。告白して、OK貰って。なのに、なんで今。こんなにつらい顔してるの__________________?


ああ、別れたんだ。きっと………………

「美月、誰にも話さないで」

「うん」

話す訳がない。
つらい過去は他人に知られたくないもん、私だって。

優香の話、聞いたら私も話そうかな__________?

「美月、ごめん。場所変えよ?」

「うん、いいよ」

そんなにつらいことなんだ…………
私は優香の気持ちを察して場所を公園へ移した。

144:麗愛:2013/02/25(月) 21:35 ID:RNw

優香は辺りを見回して小さく息をつくと共に話しだした。

「彼氏、I君でいいかな?

えっと、私たち付き合い始めたんだけど…………。
I君ね、事故で記憶の一部が欠けてて……………………。

私と居てもずっと上の空なの。
なんだろね…………悔しかったのかな?

私、聞いたんだ。[誰か好きな人居るの?]って………………

でも、居ないとは言わなかった。

ただ、一言。

分からないって…………

私、カッとなっちゃってさ…………」

「振ったの?」

「うん…………私、後悔してるの」

「私だってそれは後悔するよ。何で別れたんだろう?って」

「違うんだ…………」

えっ?

「私、浮かれてた。I君と付き合ったからって…………私、なんの努力もしなかった……………………。だから私、可愛くなりたいって思ったの」

「それで、私に…………?」

「うん、ごめんね。みーちゃん。みーちゃんはどうして可愛くなりたいって、思ったの____________?」

「好きな人の、為………………」

優香はちょっと驚いた顔をした。
そして、静かに頷いた。

「みーちゃん、協力する。私の二の舞にならないで………………」

145:麗愛:2013/02/25(月) 22:46 ID:RNw

「ありがとう。もう遅いし、メールちょうだい?アドレスはsky.xxx0206ull@……、あ。真由に聞いて」

「うん!」

「じゃあね、バイバイ!」

「ばいばい」

私たちは解散。って何の集合かはさて置いて……

優香にそんな過去があったなんて…………

自殺まで追い込まれるような自分が情けなくなった。過去をバネにして今を生きる優香。

私は優香を尊敬して、見習おう。

過去なんて忘れればいい、月夜だけを想えばいいんだ、よね?

146:麗愛:2013/02/26(火) 17:59 ID:RNw

その日、夕食を済ませた私は宿題へと取りかかる。

いままでの一年間、特別指導学校へと行っていた。
そこは、いろいろな問題を抱える児童の登校する施設で不登校の私なんて問題を抱えてない児童に等しい存在だった。

不登校児にもレベルがある。

レベル1は<過去に嫌なことがあったetc>
レベル2は<過去にいじめを受けた、人間不信etc>
レベル3は<家庭内暴力etc>
レベル4は<精神病、障害etc>
最高がレベル5<精神障害、性的いじめetc>

私はレベル1。
純君と別れたことによる精神ダメージ。
あと、月夜に会いたいという気持ちからの恋のやまい…………

わっ、自分で言うの恥ずかしい……

でも、私はもう学校へ通っているから後一週間ごとに1回。1ヶ月しか行かなくてもいい。

お、メール。

優香からだ

147:麗愛:2013/02/26(火) 23:05 ID:RNw

To.みーちゃん
From.優香

今日はごめんね?
いきなり私の過去なんて話して……
でも、聞いてくれて嬉しかった。
ありがとう。
−Yuka−

優香の過去。
私の過去と比べたらダメだけど……

つらかったんだね。

私も過去をバネにして生きる。
過去を未来へと繋げる。

1年前を、一年後へ。

To.優香
From.美月

ううん、優香の過去を知れて嬉しい。
今度、いろいろ教えて?

可愛くなる方法。

*END*


私、可愛くなりたい。
月夜を振り向かせたいから。

ね。協力、して?

To.みーちゃん
From.優香

もちろん(*^_^)/
おやすみっ
−Yuka−

うん、おやすみ…………

あ、宿題やってない。
やらなきゃ。

私は驚異の5分というスピードで宿題を終わらせ、眠りについた。

月夜、待ってて…………
葉月さんに縛られてる月夜を助ける。

148:麗愛:2013/02/27(水) 18:45 ID:RNw

上を見上げた。
そこには白い天井が広がる。
私の部屋……っ!じゃないよね!?

「えっ、えええっ!?」

あ、思わず声にしちゃった。

……………ってここどこ?

「純、大丈夫?」

純……純君…………
の、お母さん?

それで、純君は…………?

「母さん、俺…………」

「なにか思い出した?」

ってここ…………病院、だよね?

私、なんこんな所に______________?

「あっあの……」

私は声をかけた。
が、反応はない。

私、透明人間になっちゃったとか?

「純、過去は……忘れるのよ」

「俺は知りたい。あの女の子のこと……」

あの女の子?
ああ……………………例の好きな人か。

「あの女の子?誰?」

「分からない。多分、俺の大切な人……」

「記憶を無くす前の、彼女。ってことね?」

「ああ」

記憶が、ない?

149:麗愛:2013/02/27(水) 19:16 ID:RNw

「純の彼女を私は知らない。だって、純は教えてくれなかった。秘密主義な純、私好きだよ…………」

「……俺は思い出したい」

「思い出さなくてもいい。私が純の彼女よ…………」

純君の……お母さんじゃなくて彼女さん?

「協力してくれ」

「嫌よ、私を見て。帰るね」

「あぁ」

あれ?この顔…………

見た事、ある………………?

150:麗愛:2013/02/27(水) 20:03 ID:RNw

誰、だっけ?
思い出せないよ…………

「…………っっ!」

私は何とも言えない衝撃と共に目覚めた。
ここは、ベッドの下ってことは……落ちたね。またか……。

なんか、すごい不思議な夢を見た気がした。
なんだろう?この気持ち。

思い出そうとすればするほど、脳が拒絶する………………

「美月ー!そろそろ起きなさーい」

時計に目をやるともう7時。
急げば間に合うかな。
っていう中途半端な時間…………。

151:麗愛:2013/02/27(水) 21:19 ID:RNw

「おはよー、美月」

「おはよー!」

私は元気いっぱいの声で挨拶をした。
季節は冬から春に変わる2月末。

「美月、今日受かるかな?」

「もちろん!一緒に受かろう!」

「頼もしいね!がんばろっ!」

今日は2月29日。
今日は人生の分かれ目とも言える、受験の日です!

152:麗愛:2013/02/27(水) 21:27 ID:RNw

って言っても、今日はテストだけ。
面接試験は3月4日にある。

あ、ちなみに今年はうるう年なんですよ!
オリンピック開催年です。

でも、私オリンピック興味ないもんね……

「真由ー?」

大きい桜賀南高校の校舎を眺めていた私は気がつかなかった。
真由とはぐれたことに!!



「白川さん。急がないと受験遅れるぞ?」

153:麗愛:2013/02/28(木) 07:35 ID:RNw

後ろに立って居たのは…………

「よっ、白川さん」

「誰?」

私の知らない人、っていうか……
確かクラスの人なんだけど……

名前忘れた。

「誰?って酷いなぁー。って急げよ?自己紹介はまた後だ」

「あ…………はい」

そうだね、うん。急ごう。
時計を見ると9時37分。

試験開始まであと23分あるけど、45分集合だから……あと8分しかないことになる。

って……会場どこ!?

「会場、分かんないのか?」

あれ?また別の男の子だ…………
あ、この人は知ってる。

154:麗愛:2013/02/28(木) 20:14 ID:RNw


「うん、ごめんね?教えてくれないかな?」

「おう、任せときな」

私はただぼーっと背中を見つめていた。
綺麗だなーって。

「着いたぞ」

「ありがとうっ」

私はにっこり微笑んだ。

155:麗愛:2013/02/28(木) 20:28 ID:RNw

「何かあったら、頼れよ?」

「ありがとう、智くん!」

「…………くん?智でいいぞ?」

「オッケー。智ありがと」

「って行き先同じだから一緒に来ただけやけどなー?うん。感謝されるの悪い気しない」

智……って不思議な男の子…………。
彼は私のクラスで人気のある男の子。

んーっと、確か…………
真実の元カレ!!

で、飛鳥が片想いしてる相手。
さっ、試験会場入ろーっと。

「試験開始まで、あと15分。急いで会場に入って下さい」

このアナウンスが入ると共にこの会場がピリピリしだした。


そりゃ、そうだよ……
試験だもん。

でも、私にはコネがある。
多少の失敗は気にしない。

面接内容も聞いてるから、絶対合格できる!

156:麗愛:2013/02/28(木) 21:21 ID:RNw

−試験終了15分後−

「美月ー!どうやった?」

「バッチリ!!」

「さすが!」

真由の顔はどこか寂し気……

「真由は?」

「私?普通かなっ?」

「合格出来るといいね!」

「うん!!」

普通、かぁ…………

二人一緒に合格できたら嬉しいけど、どうかな?
真由、面接がんばってね。

桜賀南高校。
一緒に行こう!

「あれ?美月?」

「あ!真実!!」

真実は私のこと美月って呼んでる。
ってか、真実も桜賀南高校行くんだ!初めて知った。

「美月、出来た?」

「うん、出来たよ」

「そっか、飛鳥も来てたんだよー。知ってた?会場違うから知らないかな?ええーっと、飛鳥は202号室だったんだけど……美月は?」

「私も202だったけど飛鳥居たんだ?」

「うん。飛鳥に聞いてみたら分かるよー」

聞く、か…………
聞かないけどね……

私だけ受かったら嫌だし…………

157:ヒヨドリ:2013/03/01(金) 07:28 ID:QdU

先輩様!うますぎてみる気なくなるです。
でも、読んでみるとすっごく面白いんだよね(* ゜∀`*)ノ☆。
 うん、面白いってことが分かったから、出来たら更新のたびに見てみるよ(。・ω・)o
なんか、感動的だよぉ。。。  こんな小説書いてみたいな(*´・ω・)ノ

158:麗愛:2013/03/01(金) 20:53 ID:RNw

ー3月4日午後4時47分ー

桜賀南高校の面接試験終了後のこと。
場所は電車の中で。
真由が私に面接を報告中ー。

「もー、面接最悪だった……」

「あらら…………」

「だってね、座右の銘聞くんだよ?」

いやー、座右の銘を考えろって2年生の3学期に言われたじゃん……

「なんて言ったの?」

「一期一会………………」

「んー、別にいいんじゃ?」

「本当っ!?良かったぁーー」

「受かってるといいねー!」

「うん!!」

<まもなく雨憐駅ー。お降りの方は______>

「おっ、もう着いた」

「降りよっかー。忘れもんすんなよ?美月ー」

「うん。」

私たちは電車を降りる。
天気は雨。

桜賀南高校があるのは泳庄駅(Eisho Station)の近く。
私たちの住んでる所は、泳庄駅から5駅離れた雨憐駅(Meren Sutation)から10分歩いた所。

だから、向こうとこっちでは天気も多少違ってくる。

私の心の天気は晴れ。
だって、面接自信あるもんねーっ

159:麗愛:2013/03/01(金) 21:18 ID:RNw

ー3月5日in学校ー

「受験どうだったー?」

この話題で持ちきりーな感じっ。
だって、私たちもだもんね。

私と真由と真実と飛鳥は桜賀南を受けている。

桜賀南に落ちたらレベルに応じて桜賀涼高校。もしくは、桜賀星高校へ入れる。
統率してる人が一緒だから。

「おはよー、みんなー」

「おはよー優香!」
「優香。おはよっ」
「優香はよー」
「モーニング優香ー」

私たちは口々に挨拶をする。
なんか、ふざけが交じってるのはさて置いてー。

「あれ?優香はどこ受けたの?」

「あ、私?私は誠琳商だよー」

「え?卒業したら就職するの?」

「うん。だって貧乏だもん」

私たちのなかで笑いが起こった。
が、貧乏って深刻な問題でしょ?

「そんなしんきくさい顔しないでよー?」

「あっ、ううん」

私、無意識のうちに…………
表情に出るもんだね……

160:麗愛:2013/03/01(金) 23:06 ID:RNw

「うーん、じゃあせっかくだし……」

「え?」

「あっ、ううん。今日メールしていい?」

「いいよ」

私はなにをメールするのかも知らないっていうか、分からないからただ返事をしただけ。

「じゃ、今日も楽しく行きましょーっ」

優香の陽気な掛け声にこの場は和み、笑いが訪れた。

今日も1日楽しく出来そうって思った。

一限目から四限目まで今日は自習だった。
というか…………受験も終わったから学校は息抜きに来ているようなもの。

五・六限目に音楽があり、卒業式の合唱練習をする。といった1日の内容。


そして、四限目終了まで時は流れる。

161:麗愛:2013/03/01(金) 23:23 ID:RNw

「わーやっと昼だぁー!!」

「何もやってないじゃん」

優香のボケに真実のツッコミ。
最高でしょ?

今は、四限目が終わり昼食の時間。
私たちは学校にある食堂で食べる。
もちろん、弁当も持ち込みオッケー。
でも、私は食堂のBセットが好きなの。

「おばちゃーん、Bセット頂戴」

「あいよー、500円ねー!」

「はーい」

この会話。日常の習慣。
飽きないし、むしろ楽しい。

「あ、五限目からの合唱練習あるじゃん。題名なんだっけ?」

「え?ああ、なんだっけ?」

「んーっと……あ、そうそう!あなたへ、だ!!」

「それそれ!」

「ってどーしたの?」

「んー?いや、ちょっとさ」

よく分かんないけどこんな会話、私の耳には入って来てないんだ。
だって、私は____________________。


Bセットに夢中だから!!

「わーぉ、美月。豪快!」

「ほぇっ う゛ぅ…………」

恥ずかしいぜ。
ちなみに、豪快って言われても仕方ない状況。

だって、右手で箸持ってるのは当たり前だけどなかなか…………箸と同時にコップ持つ人居ないでしょ?
ちなみに左手にはエビフライ……

「むせこむなよ……」

「ぎょめんにゃひゃい(ごめんなさい)」

「汚いよ……」

「ぎょめんにゃひゃい」

はい、沈黙____________________。
だって汚いって言われたんだよ?

反省しろ、自分!

「うわ、あと5分で予鈴なるよ!急げー」

「特に美月。でしょ?」

「うん!美月ファイト……ってはや!!」

あー、ごめんね。
もう食べ終わってるよ?

高速移動ー、みたいな?

「さすが美月だわ!!」

「ありがとう」

「誉めてないよ!?」

知ってるって…………

162:麗愛:2013/03/02(土) 08:30 ID:RNw

「はーい、校歌から歌うよー」

今は五限目。
合唱の練習が始まりました。

私たちの学校の校歌は結構心に響くんだよ。聞いててね?

「いち、にー、さん、はいっ」

先生の掛け声と共に歌い出す私たち。
みんな歌が大好き。
だから、ふざける人なんていないんだ。

「声ー」
「響く時ー」
「信じあえるー」
「友を探しー」
「夢描いてー」
「空見上げ」
「心も空色にー」
「変える歌」
「歌おーうよ」
「雨憐のー学び持ちー」

うん、いい歌だよね。
って、音が分かんないもんね?

残念。でも、いいよ。
私たちだけの歌だから。

「じゃあ、今度はかあなたへを歌うよー」

私、この曲最後の高音歌えないよ……

163:ひろ:2013/03/02(土) 10:43 ID:9xQ

もう卒業シーズンだねぇ
私ももう卒業だなぁ…

164:麗愛:2013/03/02(土) 10:52 ID:RNw

私は来年卒業〜♪

165:ひろ:2013/03/02(土) 11:00 ID:9xQ

>麗
何年生?

166:麗愛:2013/03/02(土) 11:10 ID:RNw

私?中2だょ

167:ひろ:2013/03/02(土) 11:12 ID:9xQ

そっか〜
やっぱり年上だよね…

168:麗愛:2013/03/02(土) 11:16 ID:RNw

>ひろ
ってことゎ小6?

169:麗愛:2013/03/02(土) 11:24 ID:RNw

私、この曲のサビ好きだな!

「愛とー涙ーそしてー知るだろうー」
「人生という名の迷路のー果てにーぃー」
「あーあーあーああー悲しみを知ったぶん優しくなれることを」

ちなみに、私はソプラノだから最後大変なのです。
音、すっごい高いの。

わっ、もうすぐもうすぐー。

「あーあーあーぁ…………」

息切れ……最悪、だよ。

「美月どんまい」

真由は笑いながら言うけど自分の中では結構深刻な問題なんだよ?
真由はすごい。歌えてて…………

「はい、先週より良くなったよー!」

「さすが俺ら」
「良かった」

などの声が飛び交う。
が…………良かった。なんて思いは一瞬で崩れるよねーー…………

「ってことで、テストしまーす!!」

はい、悲鳴喝采。
パチパチパチーじゃんじゃじゃじゃん!

何これってくらい揃う拍手?

これ、なんか私のクラスではまってるんだよねー。私もついのっちゃうんだ。

「二人で一組ね、オッケー?」

二人、かあ…………
真由とやろっかな?

「でも、男女で二人。だよ!」

またまた悲鳴喝采。

170:ひろ:2013/03/02(土) 11:44 ID:9xQ

>麗
YES
小6です.

171:麗愛:2013/03/02(土) 11:46 ID:RNw

>ひろ
ほぉー。
中学勉強つらいぜぃw
がんばれ

172:ひろ:2013/03/02(土) 11:50 ID:9xQ

>麗
うぅ…
勉強は嫌だ…
学校が楽しそうに思えないから
せっかく小学校で勉強好きになったのに
また嫌いになっちゃう…
麗は中学受験した?

173:麗愛:2013/03/02(土) 11:55 ID:RNw

誰と組もう……
私、基本男子と話さないから…………

「白川さん、一緒にやりませんか?」

私に話しかけて来たのは一人の男の子。
受験の時、最初に話しかけてくれた子だった。
他に一緒にやる人のあてもない私にとっては嬉しい出来事だった。

「うん、いいよ。」

「あの……白川さん。美月って呼んでいいですか?」

「いいよ」

別にいけないはずがない。
って、名前__________________。

「おれ、増田大地って名前。よろしくな?」

「大地って呼んでいい?」

「もちろん」

大地。いかつい顔して敬語。似合わねー。
なんか、周囲の女子たちが私を見てる……

何故……………………?

174:麗愛:2013/03/02(土) 11:57 ID:RNw

>ひろ
してないよ。
小学校の隣の指定された中学校に通ってる。もちろん、受験した子もいるよ。

私が通ってる中学校評判悪いから……

175:ひろ:2013/03/02(土) 11:59 ID:9xQ

>麗
小学校の隣に中学校あるの!?
うちのところも評判悪いよ〜
今の中3で窓からイス投げた人いるらしいし…

176:麗愛:2013/03/02(土) 12:30 ID:RNw

>ひろ
うちの学校評判悪いけど、小説のネタになりそうな出来事いっぱいあるよw

例えば、彼女悪口を祝われた彼氏が悪口言った人と喧嘩になったり〜
あ、ちなみに殴り合いになりそうなとこまで行ったけど、必死にみんなが止めてた。

最近、泣いてる人がむっちゃおる。

177:麗愛:2013/03/02(土) 12:33 ID:RNw

ちなみに、私たち(私と大地)は無事テストを合格しましたとさ。いかつい大地だけど、声素晴らしかったなーなんて。

そして、今は休み時間。

五限目と六限目の間だから10分だけ。





…………………………質問攻めに遭っております。誰か助けて…………

178:ひろ:2013/03/02(土) 12:57 ID:9xQ

>麗
泣いてる人ねぇ〜
他のクラス(6年の)の先生で最近しょっちゅう泣いてる先生がいるw

質問攻めってどうしたの!?

179:麗愛:2013/03/02(土) 19:11 ID:RNw

今からの更新で分かるさ(^^;

180:麗愛:2013/03/02(土) 19:16 ID:RNw

「ねぇねぇ、大地くんとどういう関係?」

どうって聞かれても、ねぇ…………?
大地に助けろと視線を送ってみるが反応はない。
そりゃそーだよねぇ……

だって、親密な関係じゃないもん。

「何の話してるのーみんな?」

女子たちの歓喜の声。
軽く悲鳴とも言えるかも……

その声の主は、相馬智。
クラス一のモテモテボーイ。

通称、智様。

通称、じゃないんだけどね…………

近くに居た女子、ええーっと。
夢歌ちゃん。だっけ?
が、事情説明。
智は顔に悪魔のような笑みを浮かべている。

って、ちょい待て……………………。

何故、大地とテスト受けただけでこんなことなってるの!?

181:麗愛:2013/03/02(土) 19:26 ID:RNw

「ねーねー、美月?」

「なんですか…………?」

智、その笑顔怖いから止めて。
でも、そんなこと口に出したら女子に怒られるかもなーなんて。

「大地のこと…………好きなの?」

「普通、ですかね」

人を嫌いというのはいい気がしませんから。
ですから、普通です。

智はしばらく考える素振りを見せ、最初から用意していたであろう質問をを私にぶつけた。

「うーん、じゃあ俺より?」

「………………同じと言ったら?」

ちゃんと答え考えてますよ、自分。
あと、更なる災難を生まないで、智。

周りの女子の視線が…………

ええーっと、輝いて?はないな……
怖い?でもないんだよ……

なんか真剣な眼差し。うん、これ。

やめてよ…………

182:麗愛:2013/03/02(土) 19:50 ID:RNw

「ふーん、どーでもいい。かな?」

うん、私もですよ。
智みたいな男子興味ないです。
みんなキャーキャー騒ぐだけじゃんよ?
智に恋はしない方がいいよ。
相手してもらえないもん、多分。
みんなへの教訓。

「じゃあねー、美月」

やっと去りましたか…………
目で追う気にもなれないけど追ってみたりー。

うげっ、大地んとこ行ってんじゃんよ。
あーもう、知らない。
月夜だけでいい。

183:麗愛:2013/03/02(土) 21:22 ID:RNw

いや、こっちも地獄だ。
智に対してうげーとか言ってられる場合じゃない。

「智様と大地様。どっち派!?」
「二人と仲良しなんてズルいよ」
「美月になりたいよー」

…………え。大地もモテるの?
私はこの事実に初めて気づいた。
私って……なんかすごい人と仲良くなってたの!?

「美月?答えようよ?」

「私は二人共好きじゃないよ。ってか普通、かな?」

私は素直に答えた。
なのに………………なんで疑うの?

「本当は好きなんでしょ?」とか「嘘つかなくていーよ」って声が聞こえる。
本当に違う、のに…………

「じゃあ、誰が好き…………なの?」

不思議そうに尋ねたのは夢歌ちゃん。
これって、正直に答えた方がいいのかな?
いや、月夜の存在は隠したい。

「好きな人。居ないよ」

私はこう答えるしか無かった。

「ってことは二人のどちらかを好きになる可能性があるの?」

「分かんない……」

これも悩んだ末の答え。
無いって答えると反感買いそうだしね。

184:麗愛:2013/03/02(土) 22:09 ID:RNw

3月5日、という時間は過ぎて。
今日という時間は永遠に終わらない。

世界の時。勝る物はないと思う。
時間が全て。絶対主義勢力。

私は逆らうことを許されないし、逆らえない。ただ純粋に従うことしか出来ない。
世界中の誰一人も逃げられない。避けられない____________________砦。

ー3月13日ー

受験合格者発表日。
桜賀南高校の定員は軽く超え、倍率は5倍以上。
例年を遥かに超えた志願者の数。

私はお父さんに頼んでおいた。

真由を合格させて。

185:麗愛:2013/03/02(土) 22:43 ID:RNw

「美月ードキドキする!」

「うん、私もー」

ドキドキ?無用な心配だよね?
っていうか…………。

真由……。

「何そのクマ!?」

「いや、あー。えへへ…………」

真由の目の下にはクマが出来ていた。
心配で眠れなかったとか!?

幼稚園児かよ!

って突っ込みたい……。
まっ、突っ込まないけど。

「美月、覚悟いい?」

「うん」

「私、129番」

「私は235番だよ」

「「せーっの」」

私はドキドキしてる素振り。
だって合格してるはずだから。

「やったぁーーーー!!」

「…………声デカい」

「あっ、ごめん……受かってたよ!美月も!」

「ありがとっ。あと、おめでとっ」

「うん、ありがとー。おめでとっ!広高校からも、よろしくね」

「うん!」

お父さんの権力を使ったなんて言えない。っていうか……普通に私が頼まなくっても真由は合格してただろーな、なんて……

186:麗愛:2013/03/02(土) 22:45 ID:RNw

訂正:広高校→高校

187:麗愛:2013/03/03(日) 09:35 ID:RNw

ー3月17日ー

今日はいよいよ卒業式だ。
今、私たちは卒業証書を授与して貰っている最中。

「篠原夢歌」

「はい」

次、だ…………
夢歌ちゃんは必死に涙をこらえているように見える。夢歌ちゃんはこの学校で3年間過ごしたんだもんね。私とは……違う。

「白川美月」

「はい」

私はこの学校に2年間しか通ってない。
だから…………涙なんて出ない。
中央のステージまで歩く時、真由が呟いた言葉に驚いた。

「……瞳、潤んでるよ」

嘘、でしょ………………って思った。
確認したら本当に嘘だった。
私は真由睨んだ。
そしたら、笑って。って………

私、多分無表情だったのかも。
だから、かな……?

私は自然に笑えた。

卒業証書を読み上げてる担任の三沢先生に向けて笑ったら笑い返してくれた気がした。

いい、卒業式だなぁ……って。
中央ステージから自分の椅子に戻る間に涙が出てくるのが自分でもわかった。

188:冬みかん:2013/03/03(日) 10:29 ID:V3M

スレ来〜いっ!

189:麗愛:2013/03/03(日) 11:58 ID:RNw

「相馬智」

「はーい」

この一言で流れてきた涙はどこかへ消え、会場は笑いに包まれた。
智はすごい。
って、思っていたのは私だけ?

多分、隣に居る夢歌ちゃんは「かっこいい」って思ってる。そして、先生は「ふざけるな」とか「勇気だけは認めよう」とか思ってるのかな?

そう思っている間にも時は過ぎてもう真由の番だ。

「高橋真由」

「はい」

真由の規則正しい歩幅には関心する。
そして、キリッとした綺麗な表情。

涙はこらえてるようには見えない。
瞳は楽しんでいるようにさえ見える。

次々に名前を呼ばれていくC組の生徒。

「増田大地」

「はい」

なんか名前を聞いただけで意識しちゃった。さっきのことがあったからかな?

美しい声。やっぱ綺麗。
透き通った声質。澄み切った瞳。
なんだか満足げな表情。

そして、卒業式は終わった。

今、私が思うこと。


月夜。君もどこかで卒業式を迎えて居ますか?私は迎えました。君にとって、今日が素晴らしい日でありますように。

心のどこかでそっと願った。

190:麗愛:2013/03/03(日) 12:26 ID:RNw

「写真撮ろー!!」

そう言って来たのは優香。
私たち4人(私と真由と真実のと飛鳥)は無事合格したのです。だから、優香とだけ離れる。

「OK!」
「もちろん!」
「イエッサー」
「りょーかいっ」

みんなが口々に言う。
その一つ一つが優香を苦しめてるとしたら?

一体どんな気持ちだろう……?

みんなが同じ高校で自分だけ違う高校だとしたら?なんか、置いてけぼりみたい……

でも、そんなことを感じさせない優香。
優香の過去。あの日のメール。

To.みーちゃん
From.優香

私ね、お父さん居ないんだ。
だからお母さんが必死に働いてる。
私はお母さんを助けたい。だから、高校は商業の系統へ行って、ちゃんと就職するの。

−YUKA−

「はいっチーズ!」

みんな最高の笑顔。
輝いてる。

優香、がんばって。
いつでも味方だから…………

<第四章>「優香の過去」完結

191:麗愛:2013/03/03(日) 13:06 ID:RNw

<第五章>「新たな出発」

ー4月7日ー

今日は桜賀南高校の入学式です。
新たな出会いがあるだろうと思う。

それが、私を苦しめるか楽しませるかなんて分からない。でも、後悔しても無駄でしょ__________?出会っちゃったならさ…………

「美月、美月ー?」

真由…………?

あれ、私。どうして…………?

「美月、良かったぁ………………」

私のお腹当たりで泣く真由。一体、何が起きたの………………?



あの顔、は……。

____________________月夜。

192:麗愛:2013/03/03(日) 13:40 ID:RNw

あれは……他人の空似?
それとも、本人?

私は確かめるべくベッドから降りようとする。が…………

「痛っ」

私を襲う激しい痛み。
そういえば、なんで私はここに居るの?

「美月、落ち着いて。ねぇ?」

「なにがあったの?」

「いきなり、美月が倒れたの……入学式の直前…………」

それは多分……月夜らしき人を見たから。
どうしよう、会いたい。
私の心の衝動を抑えることなんて出来ない。

会いたい……会いたいっ!!

謝り、たいよ…………。

そして、また私は眠りについた。

193:ひろ:2013/03/03(日) 14:13 ID:9xQ

>麗
高校にまさか月夜が!?

194:麗愛:2013/03/03(日) 14:21 ID:RNw

>ひろ
うん、実は。なのですねー。純君も居るぜぃ

195:麗愛:2013/03/03(日) 14:41 ID:RNw

私は今、夢の世界に居る。
抜け出したいのに抜け出せない。

起きたいと願えば願う程意識は遠くなる。

そして、起きたくないと思えば思うほど起きてしまう。

「…………真由?」

呼んでも返事はない。
聞こえるのはカーテンの向こうの話し声だけ。

真由と、誰かな………………?

私はベッドから静かに降り、スリッパを履く。少しミシミシという音がベッドから鳴り響く。
カーテンを静かに開ける。

そこに居たのは__________________。

196:麗愛:2013/03/03(日) 14:51 ID:RNw

美しいという言葉が似合う女性だった。
私は恐る恐る声を掛ける。

「あの…………」

「あ、美月!おきたの?」

「うん」

「白川さん。私は保健の先生の田辺菜々子よ。よろしくね」

「入学早々お世話になってごめんなさい……」

「いえ、いいのよ。私の仕事だもの」

長く美しい黒髪で、スタイルは抜群だ。おそらくナチュラルメイクだろう。色白で目がパッチリしていて容姿は誰もが惚れるだろう。そんなくらい美しい先生なんだ。

彼氏は絶対居るだろうなって確信した。

197:麗愛:2013/03/03(日) 15:59 ID:RNw

「ところで入学式は…………」

「え?もう終わってるわよ」

あっさり言う田辺先生。

「美月ー?」

真由は大丈夫?というように私の顔を覗き込む。

「えっとね、説明しなきゃ分からないわよね?」

はい、そうですね。
という視線を送りつつ黙っていた。

「まず、あなたが倒れたのが入学式前。そして、真由ちゃんは私にあなたのことを知らせてから入学式に出たわ。そして、今まで寝てたってわけね」

ちょっと自分でも驚いた。
入学式の間ずっと寝てたってことでしょ?

198:麗愛:2013/03/03(日) 16:36 ID:RNw

ちょっと自分に呆れた。
今は16時過ぎだという先生。

言われてみればカーテンは赤く燃えるように揺れている。窓を開けたらおそらく心地よい風が吹いているのだろう。

「私、帰りますね」

「ああ、わかったわ。荷物はベッド脇に置いてあるわ」

「ありがとうございます」

私は帰ることにした。
真由、ごめんね。心配かけて。

199:麗愛:2013/03/03(日) 16:39 ID:RNw

私は真由と一緒に帰った。

これから毎日使う電車。
これから毎日使う道。
これから毎日使うかばんに靴。制服。

全てが新鮮で新たな出会い。

200:麗愛:2013/03/03(日) 16:41 ID:RNw

200到達Thanks!!

嬉しいです♪
この小説を初めて半月。
これからもよろしく!!

201:麗愛:2013/03/03(日) 18:27 ID:RNw

ー4月8日ー

私は今日初めて教室へ入ることになる。
昨日は真由に心配かけたしね。

私、友達出来るかな?

本当は怖いよ、でも真由に心配かけらんないし………………
私はドキドキしながら扉に手をかける。

私のクラスはA組。真由はB組。真実と飛鳥は知らない。

このドキドキ…………
不登校を克服?した時と一緒だ……なんて。

「美月、どうかしたのか?」

後ろには大地が居た。

「ああ、ごめん。大地ってA組?」

「ああ、そーだよ。行こーぜ?」

「うん、ありがと」

大地と入るなら心強い、なんて…………
まるで好きみたいじゃん。
あれ、でも。信頼してるってのが正しいか……

202:麗愛:2013/03/03(日) 19:43 ID:RNw

私は遠慮せず扉を開ける大地の後ろにくっつき教室へ入る。

「えーっと、昨日入学式前に倒れた白川美月。みんな仲良くしてあげて?」

「はーい」「何?また女、手にかけた?」「あっ美月ちゃん」「可愛いー」「どこ中だろー?」「大地の彼女ー?」「白川さん俺タイプかも」

なんか、いろんな声が聞こえる。
でも、何一つちゃんとした言葉は耳に入らない。

「おーい、美月?自己紹介」

この言葉だけ耳に入った。
うーん、なんか複雑。

…………って。
自己紹介嫌いだ、な…………。でも、しなきゃ。

私は勇気を出して自己紹介をする。

「白川美月です。お願いします!!」


「俺、浅井蓮。よろしくな?」

一人の男の子が私に話しかけて来た。
整った顔立ちで絶対モテるだろーな、なんて…………。考えてる場合じゃない。
返事返事っ

「うん、よろしく!」

私は思いきった笑顔を見せた。
蓮くんの瞳は私を真っ直ぐ見つめていて…………純君を思い出させた。

203:麗愛:2013/03/03(日) 22:05 ID:RNw

「ねぇ、美月ちゃん」

蓮くんがしつこく話しかけてくる。
もしかして、私のこと……なんて思わない。だって、言う内容が…………。

「純の元彼、だよね?」

否定するべき?
私を知ってるってこと?
でも、過去は過去だもん。

「うん、そうだよ。それが?」

「じゃあ、2年生の時の2月。学校へ来た子だよね?」

え………………?
私は耳を疑った。何故知ってるの?って…………。

「純、秘密主義だからさ……彼女の話とかしないんだよね。いいんだか、悪いんだか」

蓮くんってもしかして…………
私が学校へ行った日、純君と居た子……?

「純のこと、好き?」

「ううん」

「なら…………俺は?」

「好きじゃないよ。友達、でしょ」

そう、友達だよ。蓮くんは。
私が好きなのは、月夜なんだからっ……

なのに心が揺れるのはどうして……?

204:ヒヨドリ:2013/03/04(月) 07:23 ID:QdU

200おめーーー!これからも頑張って!
応援してるよ☆ 

205:麗愛:2013/03/04(月) 16:30 ID:RNw

蓮くんの目はネコのように鋭く、甘い。
それは月夜を思い出させる鋭い目で純君を思い出させる甘い目。

それに、大地のような安心感。

私は彼らの全てを蓮くんに重ねた。


心地いい。でも…………




嫌だ。私は…………

206:ひろ:2013/03/04(月) 17:48 ID:9xQ

☆祝200☆
麗おめでとう!!

純君の友達ですか!?
ってか大地と同じクラスw

207:麗愛:2013/03/04(月) 19:14 ID:RNw

とにかく、クラスを同じにしてイベントおこそうかなーってw

純君と一緒に居た子居たでしょ?
えぇーっと、美月が純君の学校まで行ったときの子!「誰?」って聞いた子が蓮くん!

208:ひろ:2013/03/04(月) 19:30 ID:9xQ

>麗
なるほどね!
イベント起こるかな〜?w

209:麗愛:2013/03/04(月) 19:42 ID:RNw

どんなイベント欲しい?w

210:麗愛:2013/03/04(月) 21:06 ID:RNw

みんなを重ねたって…………
落ち着く存在。友達には心地いいよ……

でもさ。月夜の雰囲気には勝てない。

月夜には勝てない。私は判定する人なら月夜を褒め称えるよ。

友達、なら。いいんだよ……
純君も、蓮くんも、大地も。

「友達、それ以上はありえない」

私はきっぱり、冷たく一言を放った。
蓮くんは優しく笑って。

「友達の好きな人を俺は取ることなんて出来ない。でもね、俺諦めないよ?2年生だった俺の心を動かせたのは美月だけ。困ったことあったら言えよ?」

うん、絶対言う。友達として。
あの日、「伊丹の女?」って聞いた意味が分かるような気がする。でも、今は知らなくていいのが事実だから。

知らなくていいってわかってるのに、知ってしまったならどうすればいい?

211:麗愛:2013/03/04(月) 22:19 ID:RNw

うん、どうもしなくていい。

それが、事実。なんでしょ?
なら、受け止めてなんぼじゃん。

「美月居るー?」

いきなり後ろから響く声に私は驚いた。
誰、だろ?あ、真由!

私は嬉しくなった。真由が私のクラスまで会いに来てくれたんだ。

「居るょー!そこそこー」

クラスの子の声。誰かは分かんない。
そういえば…………自己紹介ってみんな終わったのかな?まぁ、いいや。

「よっ、美月!どう?」

「楽しいよ?ハラハラドキドキーみたいな?」

「何、好きな人でも?」

「まさかっ」

私は笑ってごまかした。

そう、後ろに居る人に気づかずに______ 。

「そうそう、あのね__________ 」

212:麗愛:2013/03/05(火) 07:22 ID:RNw

真由は「あのね」だけ言って口が止まった。そして、口を再び開いた。

「美月に会いたい人がいるって____________ 」

「え?」

私に、会いたい人?月夜、とか?
そんなわけないか…………。

後ろに居たのは、とても意外な人だった。

213:麗愛:2013/03/05(火) 18:43 ID:RNw

「……………………純君?」

そう、純君が居た。
私に会いたい?なんで?

私は、私はっ!
純君なんて…………私を裏切ったんだよ?
会いたいなんて………………軽々しく口に出さないでよ……。

「あのさ、名前。知りたいんだ」

名前?私の?知ってるでしょ?
いいよ、忘れたんでしょ?
どうせ………………私なんてそんな存在なんでしょ?

「なんで?私の名前、知ってるでしょ?」

わざわざ教える必要なんてない。
思い出してよ?

別に、思い出したって戻れないんだから。

「俺、記憶喪失で…………あの日、来た女の子が蓮のクラスに居るっていうから。親友の高橋に頼んで…………」



記憶、喪失__________?

214:ひろ:2013/03/05(火) 18:57 ID:9xQ

記憶喪失〜!?
マジかよ純君…

月夜が学校にいたら面白いかもね〜

215:麗愛:2013/03/05(火) 19:09 ID:RNw

夢が正夢なんだよね〜
ちなみに、優香の元彼ゎ純君だよ←ネタバラシw

216:暇人:2013/03/05(火) 19:13 ID:9xQ

えっ!?
そうなの?
ネタばらしwww

217:ひろ:2013/03/05(火) 19:13 ID:9xQ

ごめん
↑私

218:麗愛:2013/03/05(火) 19:21 ID:RNw

あ、暇あったら見てくれると嬉しい。

http://ameblo.jp/nar124/

私のブログ。

小説もテーマ一覧からいける。
<虹恋。>が一番オススメ?
闇ハートゎ見ないで欲しい、かな?

219:麗愛:2013/03/05(火) 20:14 ID:RNw

後ろには私にピースサインを送る蓮くんが居た。

ピースって、平和って意味だよ。
でも、勝利って意味でもあるんだ。
勝利。ビクトリーの頭文字“V”。

でも、私にはどっちも違う。
勝利でもないし、平和でもない。

私の心を揺るがす…………爆弾。

この爆弾が、爆発する時。
私はどうなっているだろう?

全ての始まりはここから始まったんだ。


<第五章>「新たな旅立ち」完結

220:麗愛:2013/03/05(火) 22:23 ID:RNw


<第六章>「過去の歯車連鎖」

「記憶、喪失?でも、あの日は蓮くんと普通に」

「うん、部分的な記憶障害って言うのかな?その時、強く願ったことを__________ 」

「忘れちゃうんだ?」

「うん、だから………………」

「私は、白川美月。これからよろしくね」

「うん」

純君は嬉しそうに微笑んだ。
その目に、鋭さはなくて優しさがあった。

揺らぐ心なんて存在するの?

本当に一筋なら________。
決して揺らがない、恋心。

221:麗愛:2013/03/06(水) 07:34 ID:RNw

私はずっと考えていた。

純君が、記憶喪失。

どこかで聞いた気がするんだ。
気のせいかもしれない。

でも、そんな気がする。

そして、私の心を裏切るようにチャイムはなる。
大きな音をたて扉を開けて入ってくる先生。多分、担任の先生だろう。

「よし、じゃあ自己紹介を始めようか?昨日配布したプリントを机に出せー」

「先生っ、私休んでたので貰ってません」

「そうか。はい、どうぞ」

先生は優しく笑い渡してくれた。
プリントに書かれていたのは、「自己紹介」の四文字と罫線。

「ありがとうございます」

私はよく分からなかったが、ありがとうございますと言った。やり方なんて隣の人に聞けばいいかな?なんて。

私の隣の子は、親切そうな女の子だし。
名札を見ると、「佐々木愛」と書いてあった。

222:麗愛:2013/03/06(水) 17:40 ID:RNw

「愛ちゃん、このプリントの書き方教えて?」

私は取り敢えず名札に書いてなる名前にちゃんを付けて話しかけてみた。
でも、反応はなし。

「美月ちゃん。その子、無口なんだよ。私も昨日話しかけたんだ、でも…………」

「そうなの?」

「うん」

でも、私は何か原因があるんだろうなって思った。だから、そのまま話し続けた。

先生の制止も聞かず。

「愛ちゃん。私は白川美月。よろしくね?」

本当に反応がない。
なら、返すまで言い続けてやる。

「よろしくね?」

「………………」

「よろしく」

「…………」

「うん、そう思ったよね?」

「…………」

「否定しない。正解でしょ?」

まだ無視するの?この子は…………

諦めかけた。その時だった。

223:ひろ:2013/03/06(水) 18:17 ID:9xQ

>麗
うん!
今度いってみるね〜
ちょっと今考えなきゃいけないことたくさんあるから
今はいけないんだ(>_<)

諦めかけたそのときに…?
どうしたんだ!!

224:麗愛:2013/03/06(水) 19:34 ID:RNw

「佐々木、愛。よろしく」

答えてくれたんだ。
私は何故かすごい嬉しかった。

なんか、急に…………
親近感を勝手に持ったから。

「うん!!よろしく!!」

私はつい大声を出してしまった。

「こら白川!うるさいぞ!」

だから…………怒られちゃった。
ちゃんと返事してくれるじゃん。

「愛ちゃん、教えて?」

「うん、いいよ」

私たちは急速に仲良くなった。
真由と愛も仲良くなって、3人とも仲良しなんだ。

私たちは交わらないはずの世界を歩んでいたはずの愛を私たちの世界に引き込んだ。

その反動で世界から消えた1人の少女は笑う。

「幸せそうなの、見てらんない」

225:麗愛:2013/03/06(水) 20:21 ID:RNw

少女はそう笑う。
私たちが気づかないくらい小さな声で呟き。

「よーし、じゃあ発表だ」

みんなは嫌とは言わない。
みんな緊張ししているんだろう。

「じゃあ、浅井からー」

あ、蓮くんだ。緊張してないなぁ……
尊敬する。私、緊張してきた。やばっ。

「浅井蓮です。よろしくお願いします。趣味はサッカー。なので、部活はサッカー部希望です」

ほぉー。サッカー好きなのか…………
なんか、かっこいいよね。

「次、伊藤!」

「伊藤唯です。部活は吹奏楽部希望です」

唯、ちゃん。かぁ…………
可愛い子だな……。

「次、上田ー」

次々と順番がまわる。
時もまわって。

思考回路もまわる。フル回転。

「次、白川」

うわ、私の番。来ちゃったよ…………
みんなみたいに名前言って、希望部活言えばいいよね。

「白川美月です。マネージャー希望です」

そう、私はマネージャー希望なの。
月夜の行く部活のマネージャーをする。

だから、どうしよう?
今日提出だよね。

仮入部届け。

226:麗愛:2013/03/06(水) 22:36 ID:RNw

この学校の体質を私は理解することが出来ない。

一年の予定についてのプリントを配られた、入学式の日。

その2日後には、仮入部届けを出さなければいけないこと。

そして、入学式から1週間後には仮入部期間が始まるということ。

中学校の時は、1ヶ月程度してから仮入部だったはず。

高校は入りたい部活が決まっているとの予想の結果だろう。

その考えると賢明な判断だとも思う。


今日という日が終わる。
そして、また始まる。

227:麗愛:2013/03/06(水) 22:39 ID:RNw

*補足*
美月と真由と愛が急速に仲良くなったのは未来の話。←次レスの呟きってところまでね。

で、「よーし……」は今の話。

未来と現在が混じって分かりにくい表現になっててごめん。

228:麗愛:2013/03/07(木) 06:39 ID:RNw

「美月ば部活どうするの?」

放課後、蓮くんが聞いてきた。
素直に言えば、月夜の部活のマネージャーになりたい。でも、そんなこと言えない。

「うーん、どうしよう。あ、蓮くんはサッカーだよね?」

「ああ、もちろん!将来はプロの選手になるんだ!」

いいなぁ……夢があって。
桜賀南高校はサッカー部が全国高校生大会でベスト4入りする強豪校。
ここらの地区でプロのサッカー選手を目指すなら一番いい高校だ。

「……それで、な」

「どうしたの?」

「サッカー部、来て欲しいんだ…………」

「うーん」

蓮くんは両手を顔の前で合わせ片目だけ開くといった、よく漫画でありそうな……。そんなこといいや。

私は考えるフリをした。
蓮くんが居るなら寂しくなんかないよね。

私の答えは決まっていた。

「いいよ」

229:麗愛:2013/03/07(木) 21:29 ID:RNw

ー5月24日ー

「付き合ってくれませんか?」

すごい唐突に言われた重い言葉。
言った相手は誰だろう?
考える余地も与えてくれない。

「ねぇ、美月ちゃん…………」

甘い言葉と共に抱きつかれた私。
胸がざわつく。

いい意味じゃない。
悪い意味で。

一発KO。私の勝利。

気がついたら、彼の顔を殴り飛ばしていた。顔は頬をおさえ、うずくまっている。

ビックリした。いきなり、あんなこと……

「なら、友達で。よろしくね?」

230:麗愛:2013/03/07(木) 22:23 ID:RNw

「復活、早いね。純君?」

私は倒れている影を見て気づいた。
純君だって。

私は悪魔とような笑みを向ける純君に向けて、言葉を送る。

「私は、揺らがないよ?今、もう友達でしょ?満足しないなら……嫌いになるよ?」

それは、困る。と言った顔つきで純君は走り去った。後ろから聞こえる笑い声。
私は鬼の形相で振り返った。

そこに居たのは__________。

「よっ、美月。純、馬鹿だよな」

蓮くんだった。

231:麗愛:2013/03/08(金) 06:50 ID:RNw

「蓮くん……」

「うわぉ!怖いよ、怖い」

あ、そうだった。
まだ私、鬼の形相だった。

って……あの黒幕は蓮くん?

「美月。純にさ、おすだけおせ。って言ったんだよ」

「それで?」

「今日、告白する!って…………」

純君。私のこと好きだったの?
記憶喪失……の彼と自殺未遂の私。
繋がらないかなー?

私を振ったのは記憶が無くなったから…………?

「ってもよ、放課後は部活だから今したんだってよ」

「ふぅん…………」

伊丹純君。私の彼氏だった純君と告白してきた純君は違うよね?

「ねぇ、記憶喪失になってから純君は誰かと付き合った…………?」

232:麗愛:2013/03/08(金) 12:43 ID:RNw

「どうしたんだ、急に?」

「ううん、ちょっとね」

「純は、昔から秘密主義なんだよ。だから、知らない」

「秘密、主義…………?」

この単語もどこかで……?
ううん、気のせいだよね……

「ああ、だから知らないんだ」

「そっか、ごめんね」

私は純君の元彼を知りたいと思った。
私の知ってる純君を知らない元彼さんに教えてあげたかったな、なんて。

私は弱虫だ。嘘つきだ。
強くなるって決めたのに。
結局、自分は変わらない。

233:麗愛:2013/03/08(金) 19:12 ID:RNw

自分、で。行動しなきゃ。
前に進まなきゃ。
なのに……
目の前に居るのに。

言えない。言いたいよ。でも、言えない。

そんなの自分が逃げてるだけ。
なんて、分かってるのに__________

言えない。

234:冬みかん:2013/03/08(金) 19:14 ID:V3M

来たよーっ!
今耳鼻科です。

235:麗愛:2013/03/08(金) 19:32 ID:RNw

>冬みかん
耳鼻科?花粉症とかかな?
おつかれさまです(笑)

236:冬みかん:2013/03/08(金) 19:47 ID:V3M

はいっ!
よく分かりましたねっ!
特に目が痛いです…
続きが楽しみですっ!

237:麗愛:2013/03/08(金) 20:42 ID:RNw

>冬みかん
じゃあ、花粉症で悩む冬みかんの為に?
更新しよっかな←え

238:麗愛:2013/03/08(金) 20:47 ID:RNw

「がんばれ」

後ろから聞こえる声にドキッとする。
落ち着きのある優しい声。

悲しみに満ちた純粋な音。

濁りのない、音。声。

「がんばれ、美月」

うん、がんばる__________。
私は後ろを振り返らない。

月夜、でしょう?
私、分かるよ。

大好きなんだから!!

「純。聞きたいことがあるの」

純。純粋な音?声?響き?
透き通った瞳に映る私。

心とか、見透かされてそうな……瞳。
あの頃には戻れない。

239:麗愛:2013/03/08(金) 23:08 ID:RNw

あなたがくれた出会いを無駄にしたくない。なんて言ったらおかしいかな?

「純の、前の彼女。教えて__________?」

私ね、心に引っかかってるの。
記憶喪失。秘密主義。引っかかるの。

どこかで……………………。

240:麗愛:2013/03/09(土) 06:31 ID:RNw

「……………………か」

純君が何かを言った。
私にききとれないほど小さな声で。
ちなみに、周りには私が前の彼女を聞いたことで野次馬がたくさんいる。

だから、声が聞き取れないっていうのもあった。

純はもう一度言った。

「伊藤優香」

伊藤、優香_______________?


って……………優香!?

241:ひろ:2013/03/09(土) 12:12 ID:9xQ

月夜キターーーー
ホントに月夜ですか?

って本当だ〜
優香と付き合ってたんだ…

242:麗愛:2013/03/09(土) 12:56 ID:RNw

>ひろ
設定分かりづらくてごめん(><)
月夜登場ですよー!
どんどん距離が近づくでーすよw
↑まっ、うん。…………これ以上は……ってこれは美月談ですがねw

243:麗愛:2013/03/09(土) 13:00 ID:RNw

+*•皆さんへ•*+
私のブログで<虹恋。>という内容が薄く展開の早い小説の番外編を書き始めました。
虹恋のURLは後日載せます。
全15話です。合計10分程度で読み終わる作品ですので、暇があったら読んで下さい。もし、よかったら読者登録もして下さい。

244:匿名さん:2013/03/09(土) 13:10 ID:RNw

一話「澄み切った空に虹」
 →http://ameblo.jp/nar124/entry-11397469123.html

二話「記憶のカケラ」
 →http://ameblo.jp/nar124/entry-11398291997.html

三話「記憶の扉」
 →http://ameblo.jp/nar124/entry-11399879228.html

245:匿名さん:2013/03/09(土) 13:11 ID:RNw

四話「心の鍵」
 →http://ameblo.jp/nar124/entry-11400296409.html

五話「交差する記憶」
 →http://ameblo.jp/nar124/entry-11401745172.html

六話「涼馬の大切な人」
 →http://ameblo.jp/nar124/entry-11403055243.html

246:麗愛:2013/03/09(土) 13:12 ID:RNw

優香の話に出てきたI君とは純の事だったの?そっか…………伊丹純<Itami Jun>だもんね。

純君と優香。
優香と私。

そして、純君と私。

優香の彼氏を奪ったのは私。

私が優香を泣かせた?

優香に謝る。
謝ってばかりじゃ進めないよね。
でも………………………

247:麗愛:2013/03/09(土) 13:14 ID:RNw

七話「不思議な心」
 →http://ameblo.jp/nar124/entry-11403461247.html

八話「苦い記憶の断片」
 →http://ameblo.jp/nar124/entry-11404300783.html

九話「閉ざされた記憶」
 →http://ameblo.jp/nar124/entry-11404982794.html

248:ひろ:2013/03/09(土) 14:30 ID:9xQ

>麗
月夜だ〜(*^_^*)
近づいちゃう?W

249:麗愛:2013/03/09(土) 16:00 ID:RNw

>ひろ
うん、ぐいっと?
今思ったけど、全然短編集じゃない!!

250:ひろ:2013/03/09(土) 16:23 ID:9xQ

>麗
確かに!
でも、これが終わって後に次回作もここに書いたら短編じゃないけど
小説集になるんじゃない?

251:麗愛:2013/03/09(土) 18:07 ID:RNw

>ひろ
うん、でもいつ終わるかなw
っと、小説更新しようかな(●^w^●)

252:麗愛:2013/03/09(土) 18:16 ID:RNw

憂鬱な時間は終わった。
今から、部活がある。

「おーい、美月。行くぞ!!」

「蓮くんっ。待ってよ」

「早くしろよ」

私を呼ぶ蓮くん。と、私に向かって手をくいくいさせる純。

もう、私。決意したの。

純って呼ぶ!!

えっ……?って?うん、だよね。
決意ってほどの物じゃないもん。

優香を泣かせたのは紛れもない私。
優香を笑わせられるのも私。

なんて、綺麗事言ってらんない。

だけど、これが綺麗事じゃないとしたら___________?

きっと素晴らしいだろう。

「今行くね!!」

私と純の過去は変わらない。
なら、優香と純の過去も。

これからも続くかもしれない。

私たちの過去の連鎖。

でも、きっとこの鎖は取れるから__________。

<第六章>「過去の歯車連鎖」完結

253:ひろ:2013/03/09(土) 18:30 ID:9xQ

>麗
いつか終わるよ!w

254:麗愛:2013/03/09(土) 18:44 ID:RNw

>ひろ
次の章あたりを醍醐味的な感じにしようかな……?いや、次の次か…………?
展開が必要だもんね。
7で展開させて8で具体的にしよーかなw

255:麗愛:2013/03/09(土) 21:04 ID:RNw

<第七章>「真夏の月夜に」

「月夜ーっ」

私は、月夜に話しかけた。
この学校へ来て、初めて。声をかけた。

もう、2ヶ月近く経つとに…………

振り向く月夜は私をとても迷惑そうに見る。

…………別にいいもん。

「何?」

素っ気ない返事。
好き。って伝えたい。でも、伝えたら……
この関係が壊れちゃいそうで、怖い。

「葉月さんの話、聞きたいな」

独り言のように呟く私。
月夜まそれを聞き逃さなかった。

「2月6日まで待てよ」

うーん。毎日会える、話せるのに。
聞けない、なんて…………。

これ以上つらいことないよ?

「いいよ、話してやる。アドレス教えてくんねぇ?」

あっ……アドレス!?
わっ、私のアドレス。
skyとか0206とか入ってるんだけど…………。変に思われないかな?

「はい、受信完了?みたいな」

後ろから聞こえるのは、純の声。
赤くなりかけた顔がもとに戻る。

「サンキュ、伊丹」

「おう、任せとけ」

熱い友情!みたいな?

私としたことが…………変な想像しちゃった。

256:麗愛:2013/03/09(土) 23:25 ID:RNw

「なぁ、美月。今日暇か?」

「えっでも、部活が…………………」

そうすると蓮くんが深いため息をついて私に言った。

「先生の話。聞いてなかったのか?」

私は、ポカーンとしていた。
そうしたら、蓮くんが大きな口を開けてこい言った。

「テスト期間。だよ」

「じゃっ、じゃあ。勉強しなきゃじゃん。暇じゃないでしょ!?」

蓮くんはもう一度大きなため息をつき、今度は咳払いをしてから言った。
何かを改めるように。

「一緒に、勉強しねぇか?ってこと」

「おっ、いいね。愛も誘っていいでしょ?」

「お前がいいならな」

今の蓮くんの表情が妙に歪んで見えた。
でも、気のせいだろうな。

再び見た時にはいつもの蓮くんだったから。

「じゃあ、俺もいいか?」
「俺も行きたい」

257:麗愛:2013/03/10(日) 09:25 ID:RNw

そして、結局集まったメンバーは5人。

愛と私。そして、蓮くんと大地と月夜。
何故、純が居ないかって?

塾の都合らしいですね。

可哀想って思いますか?
可哀想ですよね……
だって純、勉強大嫌いですから!!

258:ひろ:2013/03/10(日) 12:46 ID:9xQ

勉強嫌いなのに塾行ってるんだ…
そういう子多いよね〜

259:麗愛:2013/03/10(日) 17:21 ID:RNw

「純、またな」
「ばいばい」
「じゃあねー」
「塾がんばれ」
「じゃあね、純くん」

月夜の普通の挨拶から始まり、私、大地、蓮くん、愛。口々にさよならを言った。
中には笑えるのもあったかな?

でも、いたって普通の挨拶。

でも、一つ一つに気持ちがこもっててすごい。

私が純と付き合っているときにしていた挨拶にこもるのは“好き”って気持ち。“明日も会いたい”って気持ち。

あの気持ちは今の私にはない。

ただ、ただ…………“また”って意味しかない。

特別な感情ってさ、自分には分からないの。よく、真由に言われるんだ。「最近、浮かれてない?」って。

あ………………………………。

真由に言わなきゃ。って、ああ。いいんだ。真由は部活か……いや、それより______________。

真由に伝えたい、この気持ちを。

260:麗愛:2013/03/10(日) 19:46 ID:RNw

抑えらんない。
なんだろ、はやる心。

鼓動がめっちゃ速い。
月夜に恋してるから……?
ううん、違うの。

真由がすごい大事なのっ!

真由に伝えたい、伝えたいの。
月夜に恋してるって……………………

でもさ、月夜と過ごせる時間は全部過ごしたいし……。それだけ、貴重なの。

でもさ、逆に真由と話せるのは……
電車に乗ってる間の数十分間と、学校。

どっちが貴重かな?

…………天秤になんて、かけられない。



「美月、行くぞー?」

「うんっ」

でも、私には今を生きることしか出来ないから…………。
選択なんて、出来ない。

その時、その時。早い者勝ち。

261:麗愛:2013/03/11(月) 07:58 ID:RNw

人通りの多くがやがやと賑わう大通りを歩く私たち。制服姿だけど、意外に目立たない。
制服姿の人なんて他にもたくさんいるから。

「ねぇ、どこでするの?」

「うーん、ノープラン」

おい…………うーん。
どこか、いい所………………?

「あつ、じゃあ俺の家は?」

「賛成」

決まった場所とは____________ 。

262:ひろ:2013/03/11(月) 18:43 ID:9xQ

どこどこ?
どこに行くの?

263:麗愛:2013/03/11(月) 20:39 ID:RNw

>ひろ
お風呂出たら更新するね♪
今からお風呂だし、ブログも更新したいし……ちゃっと行ってちゃっと帰ってくるね♪

264:麗愛:2013/03/11(月) 21:37 ID:RNw

「俺の家、OKってよ」

それを発したのは意外にも大地で。
って失礼…………。

さっき電話してたのはそういうことか。
とか、思いつつみんなの後ををつける。

「ねぇ、美月?」

「どうしたの、愛?」

「あのさっ……大地くんの家って行ったことある?」

「ないよ。なんで?」

「実はね…………超ボロいらしいの」

「えっ、嘘っ」

「本当かは分からない。だって噂だもん」

「まっ、行けば分かるよ」

「だね」

みんなの後ろを歩きながらしていた愛との話に衝撃を受けた。
何故かって?

ボロいらしいからに決まってるじゃん……?

嫌だぁ、行きたくない…………。
潔癖症じやないけどさ……。

なんか、怖いっていうか………………

ソワソワしてきた。

265:麗愛:2013/03/11(月) 23:01 ID:RNw

3.11。被災地のみなさんへ。

わざわざここで書くことじゃないかもしれません。でも、分かってて書きます。

あの震災から二年が経った今でも、心から爪跡は消えないと思います。

時には忘れたいって思うかもしれません。

でも、絶対に忘れないで下さい。

あの出来事が、今後自分の命を救うかもしれないんです。津波の恐ろしさが日本中に伝えられました。

津波が到達すると言われたら避難する意識。

この震災によって、心に刻みこまれたこと。

絶対忘れしないで下さい。

2013年3月11日。
 麗愛

266:麗愛:2013/03/11(月) 23:01 ID:RNw

3.11。被災地のみなさんへ。

わざわざここで書くことじゃないかもしれません。でも、分かってて書きます。

あの震災から二年が経った今でも、心から爪跡は消えないと思います。

時には忘れたいって思うかもしれません。

でも、絶対に忘れないで下さい。

あの出来事が、今後自分の命を救うかもしれないんです。津波の恐ろしさが日本中に伝えられました。

津波が到達すると言われたら避難する意識。

この震災によって、心に刻みこまれたこと。

絶対忘れしないで下さい。

2013年3月11日。
 麗愛

267:麗愛:2013/03/11(月) 23:03 ID:RNw

わっ、2連でおんなじのやっちゃった。
なんて、嘘。

大事だから二回☆
いや、本当はPCがバグしただけなんだけど……

268:麗愛:2013/03/12(火) 07:47 ID:RNw

「ついたよ」

目の前にあるのは一軒の豪邸。
それ以外には庭があるだけ。
他の家。ボロい家なんんてどこにもない。

「愛、正反対じゃん……」

「ぽいね……」

私たちは驚きを隠せず引きつる笑顔で笑い合った。

「さては、噂を知ってる風だな?」

いきなり話しかけてきた大地驚く二人。

「うん。なんであんな嘘…………?」

私は恐る恐る聞いた。
誰が流したのかなんてきっと本人にも分からないだろうし、知る術もない。

「あの噂ね__________。」

269:ひろ:2013/03/12(火) 18:17 ID:9xQ

えっ!?
大地の家豪邸ですか!?

震災すごかったよね…
うちでも震度5あったし…

270:麗愛:2013/03/12(火) 18:41 ID:RNw

>ひろ

YES.豪邸w
震災があったとき私、学校に居たなぁ〜
気持ち悪い揺れ方だった。怖かった。

271:ひろ:2013/03/12(火) 19:18 ID:9xQ

>麗
私も学校だったよ〜
算数やってたww

272:麗愛:2013/03/12(火) 19:32 ID:RNw

「俺が流したん」

その言葉を発したのは紛れもない大地で。
なんで、そんな噂を流したんだろう?って気持ちもある。
広い庭には微かに甘い匂いが漂っている。

「家に来たいって思わせないため」

大地はさすが俺、といった表情で笑っている私と愛は顔を見合わせている。

「大地、行こーぜ?」

そう声をかけたのは月夜だった。
そういえば、月夜や蓮は入ったことあるんだろうか?

「おう」

大地は私たちを置いて走り去った。
でも、20メートルくらい進んだ時にハッとしたように後ろを振り向き早く来いって手招きをした。

男子の家、初めてだな______________。

273:麗愛:2013/03/12(火) 19:35 ID:RNw

かくかくしかじかあり、美月ちゃんは蓮と呼んでいます。
ってか、男子全員呼び捨てですね、はい。

愛はみんなくんがついています。

主役の友達交代です。

主に愛が出てきて、真由は美月の救世主くらいの登場です。

なにか出して欲しい子いたら教えて〜

274:麗愛:2013/03/13(水) 07:53 ID:RNw

「おじゃましまーす」

私はちょっと緊張しながら挨拶をして大地の家に入った。
外から見える豪邸から予想通りの内装だった。部屋の壁紙はシンプルに白で統一されているようにも見えるが、壁のそばにある置物が高級感を醸し出している。

「あら、いらっしゃい」

そう言い出て来たのは綺麗な女の人。
ストレートの黒髪は綺麗に肩で切り揃えられている。美しいより綺麗が似合う女性だった。
大地のお母さんかな。

「こちら、学校の友達」

「浅井蓮です」
「筑波月夜です」
「佐々木愛です。よろしくお願いします」
「白川美月です。今日はお世話になります」

みんな次々に挨拶をする。
私も緊張を見せないように挨拶をする。

心臓がバクバク言ってる…………

「俺の部屋でいいよな?」

275:まかろん:2013/03/13(水) 15:42 ID:UaM

来ましたっ
けっこう長く続いてるから途中まで読みました。

いいですね! こういう系好き!
おもしろいからこれからも読み続けます♪

276:麗愛:2013/03/13(水) 16:10 ID:RNw

面白いって言ってくれてありがとー(((o(°□°)o))

277:麗愛:2013/03/13(水) 16:30 ID:RNw

「あとでお菓子持っていくわね」

「母さん、ありがとう」

大地の部屋か……きっと広いんだろうな。
だって、玄関の広さだけで私の部屋くらいの大きさだったもん。

それに、親子で仲良しだなって。
私のお母さんは血が繋がってないし……
お父さんは事故しちゃったし。

「じゃあ、みんな行くよ?」

いよいよ大地の部屋に行くのか。
男子の家行くのも初めてなのに、男子の部屋に入るなんて。心の準備が……。

でも、別に好きな人の部屋に入る訳じゃないし適当にくつろげばいいよね?

うん、そうしよう。くつろごう。

私の家の階段は上り下りする時、ギシギシを音をたてるが、大地の家の階段は何も音がしない。

家も洋服な感じだったから、最近建てた家だろうな、なんて。

「はい、ここね」

大地の部屋の前についた。
扉は私の部屋の扉と同じくらいの大きさ。

でも、隣の部屋の扉までおよそ7メートル。
結構大きいだろうな、と私は思った。

「おじゃましまーす」

最初に入ったのは蓮。そして、月夜。
私たちは二人の後ろにくっついて入った。

愛も男子の部屋に入るのが初めてらしくその緊張は顔にも見えている。

扉の先に広がった光景を見て、私は驚いた。

278:麗愛:2013/03/13(水) 16:49 ID:RNw

おそらく私の部屋の4倍の大きさはあるだろう。
しかし、驚いたのはそこではない。

家具の量だ。

こんなに大きな部屋なのに置いてある家具はというと…………

タンス、机、ベッド、棚。これだけだ。

特別、サイズが大きいわけでもないのに。
たった四つしか置いてないのだ。

棚の中だってすごい整頓されている。

「大地……家具少なくないか?」

「うーん、そう?でも、少ない方が落ち着くんだよ」

「えー?」

蓮も気になったんだろう。家具の少なさに。えー、と言った蓮はなんか不機嫌そうに口を尖らしている。

「そんなこといいじゃん、勉強しよーぜ?」

「おう」

おそらく勉強の指揮は大地がとるのだろう。まぁ、大地の部屋だしいいけど……。

何故か緊張してる私が居る。
くつろぐにくつろげないこの状況。

「えっと、入学テストの結果で教える側2人と、教えられる側3人に分かれよう。みんな5教科の合計点数は?」

私は、合計448点だった。

「俺、452点」

蓮に負けた……。ちょっと悔しいかも。

「俺は、485点だよ」

くそーといった表情の蓮。
私、教えられる側決定だ。

その後、大地、愛、私の順に成績を言った。そして、決まった結果が____________。

279:陽実 ◆NLsI:2013/03/13(水) 17:32 ID:p16

御依頼ありがとうございます!!
激辛、だよね?

結論。
100点満点中80点。
理由は下記。

まず、前も言ったように基本かな。
基本がちょっとなってない感じ。

三点リーダやダッシュの偶数個連ねる使用。
会話文の終了の際、句読点を使用しない。
感嘆符や疑問符の次の文章は、一マス開ける。
段落の最初に一マス開ける。

ここを気をつけて書くともっといいかも。

あと三点リーダ(…)の量が多い気がする。
それとダッシュ(―)も。


次に、内容について。

腕を上げましたね、麗愛ちゃん!!←
前読んだ時よりももっと面白くなってるよ!!
私は今回、麗愛ちゃんがたくさん更新してるからあんまりいっぱい読めなかったんだけど(ごめんね)
読めたところだけでもいろいろと鍵になりそうな部分が詰め込まれててすごく読みやすかった。

私みたいな糞駄作者が言うのもなんだけど自信持っていいと思うよ。

きっと麗愛ちゃんはすごく努力したんだなっていうのが伝わってきたから。


長文失礼しました。
今日はこの辺で失礼します!
これからも頑張ってね!!

280:ひろ:2013/03/13(水) 17:47 ID:9xQ

>麗
優香出して!
優香の元彼が純だと知った美月はどんな行動に出るのか知りたい!

281:麗愛:2013/03/13(水) 18:35 ID:RNw

優香ね、OK!
がんばってみる!

じゃあ、テスト終了後の休日にでも……

282:麗愛:2013/03/13(水) 18:54 ID:RNw

予想通り、私は教えられる側。

先生役は、月夜と愛。
大地は月夜に一点差。
なら、大地も先生でいいじゃん?なんて。

「愛ー、ここ教えて?」

「あっ、うん。ここはねー、まずこの公式を使って……応用して。で、こう!わかった?」

「うん、ありがと!」

文面では分からないと思うが、愛の説明はもの凄い分かりやすい。

ちなみに、みんなの順位はこう。

一位は愛。
二位は月夜。
三位は月夜と一点差で大地。
四位は蓮。
で、五位は私。

私、みんなよりバカだ。
入試合格したのって本当にコネだなって思った。

なんか、悔しい。

みんなより出来ない私が______悔しい。

283:ひろ:2013/03/13(水) 18:55 ID:9xQ

>麗
ありがとう!
いつでもいいよ麗のタイミングで♪
楽しみ〜

284:麗愛:2013/03/13(水) 19:07 ID:RNw

優香は彼氏さん出来るのかなぁ…

285:ひろ:2013/03/13(水) 19:18 ID:9xQ

できるといいんだけど…

286:麗愛:2013/03/13(水) 19:26 ID:RNw

今日更新出来たらがんばる!
でも、遅くなるかも……

明日になるかも……

287:ひろ:2013/03/13(水) 19:27 ID:9xQ

>麗
今日でも明日でもOK!
結局次来るのは明日だから〜

288:麗愛:2013/03/13(水) 19:34 ID:RNw

そっか!
つて雑談になってきてるから、もう今日はやめとく!明日更新したときまたコメントして〜(^^♪

289:麗愛:2013/03/14(木) 07:04 ID:RNw

だから、勉強やらなきゃ。

桜賀南高校を卒業した後の為にも______。


突然、扉をノックする音が聞こえた。

「大地ー、お菓子持ってきたわよ?」

「ありがとう」

あっ……そういえば言ってたな。
あとでお菓子持ってくわねって。

大地が扉の方へ歩いて行き、お菓子をお母さんから受け取り帰ってきた。

「あれ?その二人……?」

お母さんが私と月夜を見て言った。
私はびっくりした。
でも、すぐにお母さんは口を濁した。

「いいえ、なんでもないわ。じゃ、失礼するわね」

そう言い、大地のお母さんは部屋を出て言った。

勉強を始めて丁度30分。
やってる実感湧かないなぁ、なんて。

「今4時40分だけど、みんないつまで大丈夫なの?」

「俺は7時くらいかな?」
「私は6時」
「僕は連絡入れれば8時まで」
「私はメールたから7時までね、って」

愛が6時までで、私と蓮が7時まで。
月夜は8時まで大丈夫で、大地は自分の家だしいつまででも大丈夫なんだって。

「じゃあ、愛が6時だからそれまででいい?」

「ごめんね、大地くん」

「よし!じゃあ、あと一時間!がんばろうぜ」

私たち全員は何故な無言で頷いた。
それが大地は気にくわなかったらしく……

「おー!とか言えよ」

「え、そんなことよりやろうよ?」

「はい……」

月夜が丁寧に反撃した結果。一発K.O?
月夜って真面目な目……怖いんだよね。

月夜に吠える狼みたいで。

290:麗愛:2013/03/14(木) 07:06 ID:RNw

*訂正*
メールしたから7時→×
メールしたら7時→○

291:ひろ:2013/03/14(木) 18:34 ID:9xQ

>麗
来たのでコメントしておくね〜

大地のお母さんは月夜と美月を見て何を思ったの!?
続きが気になる!!

292:麗愛:2013/03/14(木) 19:35 ID:RNw

>ひろ
真相は……うん、秘密ってことで(笑)

293:麗愛:2013/03/14(木) 20:18 ID:RNw

そして、無事に勉強会は終わった。

「ふぁあーーーー!終わった!」

蓮はあくびをしながら眠たそうに言った。
が、まだ5時45分。
眠い時間ではないだろう。

「よし、終わり!テストがんばろうな!一週間後の笑顔を待ってるぜ」

そういい、大地は送り出してくれた。

「「「「おじゃましましたー」」」」

見事にハモる感謝の言葉。
もちろん、大地のお母さん宛て。

「また、来てちょうだいね」

大地のお母さん、本当に綺麗。
改めて思った。

家帰ったらまた勉強だよな……
面倒くさい。

お母さんもテスト週間はピリピリしてる。
お父さんだってピリピリしてる。

一緒に住んでるお父さんもお母さんも、私の肉親じゃないもんね。

でも、心配とか。してくれて______ありがとう。

294:麗愛:2013/03/14(木) 20:36 ID:RNw

*ちょっと説明*

記憶力の良い最初から読んでる方は、あれ?って思ったかもしれません。
美月の家庭について、です。

お父さんってあれ?死んだって…でも、理事長?え?みたいなww

それを説明しまぁす☆

まず、美月は死んだお父さんと名前の知らないお母さんの子供。

↓お父さん離婚

↓お父さん再婚

現在のお母さんと実のお父さんが再婚。

↓お父さん事故で死亡

↓お母さんが再婚

現在の桜賀南の理事長がお父さんだが、今にあんま居ない。
お母さんの名前は「美夜」。



要するに、美月はお父さんもお母さんもいないの。孤独の身なのね。血縁関係がないんだ…………。可哀想。
こんな主人公にしちゃった私を許して……

295:麗愛:2013/03/14(木) 22:53 ID:RNw

柔らかな夜風が頬を撫でる。
午後6時前後の風は特に気持ちいい。

まだ5月だから昼は長い。

だから、空は明るい。

愛とも別れ、月夜と蓮は駅前のファミレスで夜ご飯を食べてから帰るらしい。

私は電車に揺られて思っていた。

私はお父さんにとってどんな存在だろう?
娘?だよね。

そう、信じたいな。

<次は雨憐駅ー>

考えるな、というようにアナウンスが流れる。聞いて、みようかな__________?

296:ひろ:2013/03/15(金) 17:45 ID:9xQ

>麗
秘密か〜w
まぁその真相が出てくるのを気長に待つよ(^_^)
美月聞いちゃうの!?
悲しい結果が出たらどうするの〜?

297:麗愛:2013/03/15(金) 18:32 ID:RNw

>ひろ
聞いて欲しい?聞かないで欲しい?
ちなみに、結果は残酷だよw

298:ひろ:2013/03/15(金) 18:37 ID:9xQ

>麗
それで美月が成長するのなら聴いて欲しい!!
そうでないのならどっちでもいいかなぁ〜

299:麗愛:2013/03/15(金) 19:01 ID:RNw

>ひろ
いや、悪い方向へ行きそうだ。

300:麗会い愛:2013/03/15(金) 19:02 ID:RNw

祝300!!

ちょっと雑談もあったけど、ここまで来れるなんて思わなかった!!
Thanks!!

301:麗愛:2013/03/15(金) 19:03 ID:RNw

えっへん、感謝のあまり「会い」が入った麗愛でしたw

302:冬みかん:2013/03/15(金) 19:06 ID:VvU

えーーーっ!!

303:ひろ:2013/03/15(金) 19:08 ID:9xQ

>麗
☆祝300☆
おめでとう!!

悪い方向か…
だったらどっちでもいいかな〜

ホントだ!!
「会い」
が入ってる〜

304:麗愛:2013/03/15(金) 19:33 ID:RNw

>冬みかん
えーーーっ!!って、え…?

>ひろ
じゃあ、小説には含ませずに言うわ!

結論
→「俺の娘ならもっと勉強をしろ」

とか、いわれますw
一応、理事長さんの娘だしね(笑)

305:麗愛:2013/03/15(金) 19:37 ID:RNw

電車の扉が閉まる音がする。

どこか、遠い所に一人。
私を置き去りにして走り去ったみたいで。

孤独を感じてる。

お父さん、きっと私の事はなんとも思ってないよね?だって、私は________。

全く関係のない戸籍のみで繋がる家族だもん。

私のわがままはいつも聞いてくれる。
でも、これは________愛じゃない。

お父さんはきっとお母さんのことを愛してる。
でも、きっと私は邪魔者の存在なんだ。

迷惑だって、かけてきたもん。

お父さんが土日にしか家に居ないのは、仕事が終わってないから。なんて理由じゃない。

私に会わないようにしてるんじゃないの?
会うのは土日だけじゃん。

306:ひろ:2013/03/15(金) 20:05 ID:9xQ

>麗
確かに勉強しろって言われそうwww

307:麗愛:2013/03/15(金) 20:13 ID:RNw

>ひろ
理事長の娘ってのも大変そうだよねw
でも、実の娘じゃないだけ良かったのかも

308:ひろ:2013/03/15(金) 20:14 ID:9xQ

>麗
実の娘だったら本気で勉強させられていたかも…

309:麗愛:2013/03/15(金) 20:49 ID:RNw

>ひろ
うん、だろうね。
実の娘だというのに、けしからん!みたいなw

310:麗愛:2013/03/15(金) 20:53 ID:RNw

お父さんは土日会うと必ず言うんだ「もっと遅くまで起きてたら会えるのに」って。

まるで自分は私に会いたい、みたいな言い分じゃない。じゃあ、起きててあげるわ。って話だよ。

そして、決意した。

起きててやる。ってね。


どんな決意かは分かんないけどさ、お父さんと話したいんだ。ううん、話したくはない。
ただ、声が聞きたいの。

「ただいま」って一言でいい。
「おかえり」って笑顔で私は迎えるから。

311:麗愛:2013/03/15(金) 21:53 ID:RNw

その為には理由が必要。
だけど、運良くテスト期間。
勉強するという口実で起きていられる。

別に悪い事じゃないのに、罪悪感だけ体に染みる。

勉強してたって言ったら誉めてくれる?
それとも、早く寝なさいかな?

当たり前だ、なんていわれたら嫌だな。

312:梅 ◆Glcw:2013/03/15(金) 22:14 ID:azQ

しばらく歩いてやっと学校に着いた。

今年で最後に背負うランドセルは少し小さく思えた。
卒業まで、半年か。

実感なんか持てないな。

「教室まで歩いて競争しよう」

私は返事をせず、構える。
よーいどん、の合図も聞かずにフライング。


結果、私が圧勝。

言っちゃダメだけどまず美波は足遅い。
クラスでも一番遅いくらいだし。

「わぁ」
「えっ?」

目の前を見ると松尾の姿があったりして。

「変態、視界から失せろ」

まずは、言葉で精神を傷つけてみる……が、
効いた様子もなくへろっとした顔であたしの目の前に立ったまま。

鬱陶しくなると手が出るあたしは鬱陶しいこいつに向かって手を振り上げる。

チーンとでもなっといてくれ。
そう願いながら手を振り下ろした。

313:梅 ◆Glcw:2013/03/15(金) 22:15 ID:azQ

すいません!!!書き込むところ間違えました……

314:麗愛:2013/03/15(金) 23:14 ID:RNw

>梅さん
わは〜
ちょっと驚いた(^ω^)
気にしなくていいよ

315:麗愛:2013/03/15(金) 23:30 ID:RNw

人通りの少ない時間。
でも、きっとこの静かな歩道も三十分後には帰宅する人々で賑わうだろう。

あと3分くらい歩いたら家という距離まで来た。
なんか今日はこの道のりがとても長く感じる。

「あれ?美月?」

ふうに後ろから投げられる言葉。
この声の持ち主は考えなくても分かる。

「真由!」

「どーしたの?こんな遅い時間」

「え?ちょっと勉強会してたの」

「そーなんだ。がんばってね!」

「うん」

この短い会話が永遠に続けばいいというふうに感じた。
決めたのに、脳は拒絶してる。
体には逆らえるのに、脳には逆らえない。

違う…………。
体も言う事を聞かない。

そして、歩みが止まった。
何もするあてなんて、ないのに。

316:麗愛:2013/03/16(土) 07:51 ID:RNw

 進まなきゃ。なのに、どうして____?

お父さんに会うんでしょ?
声聞きたいんでしょ?

私の心はそう語りかける。
でも、分かんない。
本当にお父さんに会いたいの?
自分から、会いたいの?

…………土日に会えるよ、別にいいじゃない。

 私の脳はそう語るんだ。

そっか、土日に会えるなら。
なんて思わない。決意したんだ。土日に言う「おはよう」とか「おやすみ」なんて、一般家庭ではごく普通の事。「おかえり」とか「ただいま」だって…………。

 私の家庭は一般じゃない。

 起きている。

強い決意を固めた。

317:麗愛:2013/03/16(土) 09:35 ID:RNw

 さて、問題はどうやって家に帰るか。
どうも足は動きそうにない。

雨でも降ってきてくれたら……
お母さんが迎えに来てくれるのに。

 でも、そんな私の安易な作戦にゼウスはどうも乗る気はないらしい。むしろ、私を嘲笑している。

 今、私を照らしている太陽は、月が出るのを邪魔している。心の闇を冷気を、吸い尽くしている__________。

 そして、心の闇夜は消えた。体も動く。
行こう、決戦の時ではないが決意は大きい。お父さん、待ってるよ。

318:ひろ:2013/03/16(土) 09:39 ID:9xQ

>麗
お父さん居るかな?

319:麗愛:2013/03/16(土) 09:59 ID:RNw

流石に勉強してたら帰ってくるでしょ。
一日中家を空けるお父さんなんて嫌いだぁー←え

320:麗愛:2013/03/16(土) 10:36 ID:RNw

 歩き始めると3分なんてすぐに過ぎる。
私の意志を嘲笑してるのか分からないが、時は残酷に過ぎる。

家に帰るまであまり人を見かけなかった。
見かけたのは、真由と犬の散歩をしてる近所のおばさん。

 扉の前に立った私は息を大きく吸い込んだ。なんか、緊張してきた。
家に入るだけなのに______。

321:& ◆g8RQ:2013/03/16(土) 10:53 ID:9xQ

嫌いかーー
まぁ帰ってくるよね

322:麗愛:2013/03/16(土) 10:59 ID:RNw

だね

323:麗愛:2013/03/16(土) 12:57 ID:RNw

 右腕に力を込めて玄関の扉を握る。
私をもし見てる人が居るなら、不思議に思うだろう。何してるの?って。

だって、扉の前で力を入れただけで引いてないんだもん。この扉の先は、いつもの玄関なのに。引けない。

 何か、怖いものが居るみたい。

そう考えると外のがいいかもって思うけど、それじゃ何も始まらないし。終わらない。

私はもう一度大きく息を吸い、もう一度扉のノブに手をかけた。

324:麗愛:2013/03/16(土) 14:44 ID:RNw

 そして、一気に引く。

ビックリした。私が思ってたより扉は軽くて。って、当たり前なのにね。

 一歩後ろに下がってしまった。

この一歩は、私の後ろめたさから来たのだろうか?決意の反動だろうか?

 ______どっちでもいいや。


がんばろう、運命の日と心得て。

325:麗愛:2013/03/16(土) 16:57 ID:RNw

「ただいまー」

 誰も居ない家に静かに響く。
こんな空気には、もう慣れた。

 ここに、お父さんやお母さんが「おかえり」って迎えてくれたらどんなに嬉しいだろう。でも、そんなの夢にすぎないんだ。

 お父さんは学校に居て、でも私が学校に居ても会うことはめったに無くて。会えたとしても話せない。理事長の娘ってバレたらまた大変だからって話しかけてくれないし、私が話しかけても他人のフリをしてくる。

 それが私にとって、大事なことだと思っているんだと思う。

 もし、家族として話すとしても理事長室でだけ。それに、理事長室に来て下さいって担任に言われる度、変な目で見られる。

 また呼び出しされてるって____。

そう思うと、肩身の狭い思いをするんだ。

 そして、お母さんは病院の看護婦をしている。いつも、7時ころに帰ってくる。

 要するに、もうすぐ帰ってくる時間だ。

326:麗愛:2013/03/16(土) 18:48 ID:RNw

 無惨な程静かに時計の針は進む。
カチカチ、と音がする度恐怖に襲われる。

 ごはん、しなきゃ____。
 そう思い、私は台所に立った。

でも、そんな気分になれないから簡単なカレーを作ることにした。

玉ねぎを切るとき、やっぱり目に染みて涙が出てくる。でも、同時に本当の涙も出てきた。私の頬をゆっくり流れる涙。

鍋に入らないようにティッシュで拭う。
我慢、しなくちゃ。

どんなに結果がつらくても。

でも、起きてるだけだもん。話があるわけじゃない。

 「おかえり」って一言。言いたいだけだもん。

327:麗愛:2013/03/16(土) 20:32 ID:RNw

「ただいまー」

ガチャリ、という扉の開閉音と共にお母さんの声が聞こえる。

「おかえりー」

 私は、思いを悟られないようにいつも通りに返事をする。そして、私は作っておいたカレーを温める。温める程は覚めていなかったようで、すぐに熱々になった。

「お母さん、カレー作ったよ」

「あ、ありがとー。助かるわ」

 私が作ることなんてほぼ日常的な事。
 そして、カレーは1ヶ月に一回は出る定番メニュー。
 まあ、私が疲れてる時。イコール、カレーなんだよね。お母さんはそれを知らない。別に、いいけど。

「「いただきまーす」」

私とお母さんは声を揃えて言った。
私が学校に行き始めて4ヵ月と少し。お母さんとの関係もより近いものになった。

 それと、嬉しいこともあった。

 初めて、怒られたんだ。

 あの日の夜、家に帰ったらお母さんは机にうつぶせになり寝ていた。
私は起こさないよう、そーっと階段を登っていた。が、気づかれた。「み……づき?」声をかけられた途端に私は階段をダッシュで登ろうとした。でも、「待ちなさい!」この一言で阻止された。

それから、一時間説教タイム。

 普通の人なら、嫌々聞くんだろう。でも、嬉しくて。つい、顔が緩んでたみたい。さらに怒られた、そしてお母さんは泣いた。「心配したんだよっ」って。

 あの出来事が嬉しくて嬉しくて、私も一緒に泣いた。「ありがとう」って。

なんか、当時を思い出したら…………。

「美月、どうしたの?」

328:大和:2013/03/16(土) 21:24 ID:/qE

評価です。
最初に言っておきますが、これは個人的な評価であります。
基本僕はあまり「基本」と呼ばれるものの注意は致しません。
また、優しい言い方ではありませんので。
上記をご了承願います。

評価。

まずは改行についてです。
この小説は全体的に改行が多いため、一見多く小説を書いているように見えますが、
無駄な改行を省くととても文章は少ないです。
なので改行(行空け)の使い方のポイントとしては、
・インパクトをつけたいとき。
・場面の切り替え。
・会話文の前後(これは自由です)
・段落、形式段落等。
主にこんなことに使います。
それ以外は基本文章は続けて書きます。
そして、短文でも長文でも、句読点では改行することをオススメします。
長文の場合はきりのいいところで句点を打ち、改行がよいでしょう。

次に書き方についてです。
この小説は会話文のカッコ→「 」
これの連続。
つまりは
「「おはよー」」
などという使い方が多いですが、これは禁止です。
確かにそちらのほうがあらわしやすいのですが、
それも文章であらわすのが小説です。
例。

「おはよー」

私と○○はそう言って挨拶をする。

このような文を入れるだけで、その「」内の挨拶を言っているのが、
複数であることがわかります。

あとは、ダッシュの使い方がおかしいです。
ダッシュは基本、感嘆の前後が自然かと。

これで一応以上ですが、
この小説は一人称小説にしてなかなか情景描写のなっているものだと思うので、
もっと情景描写に気を使うといいと思います。

329:麗愛:2013/03/16(土) 21:52 ID:RNw

>大和さん
評価ありがとうございました。
改行、「」を重ねない、ダッシュの使い方に気をつけて書いて行こうと思います。

330:麗愛:2013/03/17(日) 11:05 ID:RNw

「え?」

「だって、美月。涙が……」

 頬を指で拭うと涙が指についた。
やっぱり、お父さんは私のこと避けてるのかな?なんて考え出すとキリがない。

「ねぇ、お母さん」

「何?」

うん、そうだ。お母さんに聞こう。
お父さんが私のことどう思ってるか、なんて。

「お父さんってさ、私のこと…………」

「美月」

 お母さんはちょっと強い口調で私が言葉を紡ぐことを止めた。
「言うな」って言ってるの?

なんでよ。

「お父さんは美月が好きよ、娘だもん」

「そっか」

 私は完璧に笑顔を、作った。
今は、ぐっと涙が出そうなのを押し殺している。
涙、流したら……負けでしょ。

でも、お母さんは気づいていた。

「美月、無理して笑わないで」

無理して笑ってること、バレてたんだ。
嫌だ、何で分かるの?
お母さんはなんで私のこと分かるの?

「雅行さんに、あなたはよく似てる」

 え………………?
雅行って、私の本当のお父さん。

「今の美月は、雅行さんと同じ目をしているわ」

「どんな…………」

「暗闇に覆われないように……必死な目」

暗闇……。やっぱりお母さんは流石だよ。
お父さんとは、違う………………。

「っ、っ、お母さん!!」

私はお母さんに飛びつき、泣いた。
お父さんが帰ってきた時、「おかえり」って言う勇気も一緒に…………流れた。

331:& ◆g8RQ:2013/03/17(日) 11:06 ID:9xQ

うぅ名前が出ない…
ID見て私だと判断してー
カレー美味しそう☆

332:ひろ:2013/03/17(日) 11:10 ID:9xQ

>>331
やっぱり名前出てない…
パソコンに変えたから出るはず〜

333:麗愛:2013/03/17(日) 11:35 ID:RNw

>ひろ
大丈夫だょ☆
私のスレにコメしてくれる人って、ひろと冬みかんが大抵だからww

334:麗愛:2013/03/17(日) 11:49 ID:RNw

「美月、大丈夫?」

 お母さんの優しい声。ほっとする。
そっか、私……あれから泣き続けたんだった。

 時計の針が丁度、8時を指す。
勉強、しなきゃ…………。

「私、勉強してくるね」

「そう。後でお茶持って行くわ」

「ありがとう」

 私は「ありがとう」だけ言い、階段へ向かった。ギシギシと音がする度、幸せそうな大地を思い出す。

 ちょっとは、近づけたかな…………?

 私は、まだ流れ続ける涙を無視してダッシュで階段を駆け上がった。
 私の部屋は階段を上がってすぐだから迷わない。って、普通は迷わないけど……。
 まぁ、さて置いて。

 私は扉を開ける。
 そして、ベッドへダイブ。ふかふかで気持ちいいな。大地の家とは全然違う。

 落ち着く場所。

335:麗愛:2013/03/17(日) 12:12 ID:RNw

 ダイブしたベッドの中で、私は涙を流す。体がベッドに沈むと共に、涙も沈む。
なんで、私って。泣いちゃうんだろう?

 私の、泣き虫。強くなれてない。

 私はベッドに座り直し、両手を広げてみた。何も変わってない、私の両手。

あれから、一年以上経ってるのに……………………何も掴めてない。

336:ヒヨドリ:2013/03/17(日) 12:16 ID:QdU

>>麗   天才。 言葉失う!
まず、進むスピード早いからねー! がんばれー!いっつも見てるよー!
雑談が多くならない程度に、失礼!

でも、本当に天才だ。麗は。

337:麗愛:2013/03/17(日) 12:36 ID:RNw

>ヒヨ
進むスピードはやくしないと沈んじゃいそうで怖い……
雑談に関しては、8レス以上小説以外が続かないように心がけてる。つもり。

338:麗愛:2013/03/17(日) 13:25 ID:RNw

 私の、この両手を見てると悲しく……虚しくなってくる。

なにも掴めない自分が悔しい。
目には見えないものを掴めない、自分が悔しい。

「美月、入るわね」

 お母さんが部屋にはいってきた。
お茶を持って、私を心配するように。

「美月、勉強どう?」

「順調だよ。今日、友達に教えてもらったもん」

「そう、分からない所があったら聞いてね?あなたより勉強してるんだもの」

「ありがとう」

私は微笑んだ。
作り物じゃなくて…………

正真正銘、本物の笑顔で。

339:& ◆g8RQ:2013/03/17(日) 15:07 ID:9xQ

雑談(?)多くてすみません
雑談控えめにするよ〜

340:麗愛:2013/03/17(日) 18:19 ID:RNw

>ひろ
大丈夫だよ。ちょっとはしても☆
さすがに、じゃんじゃんして!とは言わないけど〜(笑)

今から更新するね☆ミ

341:& ◆Vo/k:2013/03/17(日) 18:28 ID:RNw

 ちょっと笑えたさっきの会話。
でも、大分心が落ち着いた。ホッとした。
勉強、しよう。

 時計の針は8時半を指そうとしていた。
お風呂がいつも9時だから、あと30分。
 決めた。暗記をしよう。

 えーっと、数学の公式と……。理科の科学分解、日本史の4ページから8ページを暗記しよう。
効率がいいか、悪いかなんて分からない。
ただ、ひたすらに勉強するんだ。

私は机の端に置いてあるお茶に手を伸ばした。そして、飲んだ。

おいしい。

きっと、これは…………玲羽茶だ。
私の住んでいる雨憐の隣町、玲羽市で有名なお茶。とても、おいしい。

342:& ◆3CXE:2013/03/17(日) 20:26 ID:9xQ

数学の暗記…
考えるだけでもヤダー

343:麗愛:2013/03/17(日) 20:28 ID:rwY

>ひろ
だね。でも、高校はもっと大変だろうねw
私まだ中2だけど、恐ろしいもん!

344:ひろ♪:2013/03/17(日) 20:45 ID:9xQ

恐ろしいの…?
さらに嫌になったww
算数でさえ嫌いなのにー

明日、成績発表される…

345:麗愛:2013/03/17(日) 21:07 ID:RNw

 多分、この玲羽茶は頂いた物だと思う。
確か、お母さんの親戚が玲羽市に住んでるから。雪香さん、だったかな。忘れちゃった。

 でも、今は勉強に集中しなきゃ。

 えっと、3年生で習った因数分解の公式をマスターしたら解ける問題だったよね、確か。愛に教えて貰った問題だもん。
解けなきゃ、愛に悪い。

346:麗愛:2013/03/18(月) 07:31 ID:RNw

「美月、お風呂よー」

 下からお母さんが呼ぶ声がした。

「はぁーい」

 私は適当に返事を済ませ、下へ降りて行った。お風呂場へレッツゴー。

うん、なかなかの湯加減。っておっさんかよ。でも、丁度いいかな。
39度か…………まぁ、5月だからね。

冬は42度くらいあって熱い。
私は春が好きだ。

347:麗愛:2013/03/18(月) 19:09 ID:RNw

 この季節。春が一番……好き。
 桜はふわふわ舞い、出会いを迎え、別れを惜しみ。そして…………

 強くなる勇気をくれる、春が好きだ。

私は誰と出会い、誰と別れた?
強く……なれたの?

優香と別れた、蓮と出会った。
愛と出会った。月夜とも。純とも再会した。つらい事より楽しい事が多過ぎる。

 私は強くする何かを見失った。

自分を責めても始まらない。

目の前にあることから…………がんばろう。

348:麗愛:2013/03/18(月) 22:06 ID:RNw

「お母さん、おやすみ」

 お風呂から出た私は、歯を磨き自分の部屋に戻った。時計の針は10時を指そうとしていた。もう寝ようか、寝ないで勉強しようか。勉強することが強くなる勇気への道導になるなら、がんばろうかな。

 よし、頑張ろう。11時までの1時間を有効に使い、成績を出せるように。

 突然なりだす携帯の着信音。誰?と思いつつ携帯を手に取る。

「もしもーし?どうしたの?」

「あ、明日の予定教えてくれない?」

「メールでいいじゃんよ」

「えー?だって美月、返信遅いもん」

「ごめんね、愛」

「勉強どう?」

「順調だよ。後で予定送るね」

「そう。ありがとう、おやすみ」

「おん、おやすみ」

 私は携帯の通話終了ボタンを押す。
たわいない会話が私を癒やす。がんばろう。

349:麗愛:2013/03/19(火) 06:20 ID:RNw

 心地よい夜風だったはずの風はうなりをたて始めた。時計を見ると、もう11時。
40分はがんばったかな?

 お茶を飲んで寝よう…………。

 おやすみなさい、明日が素晴らしい1日でありますように。

350:麗愛:2013/03/19(火) 15:28 ID:RNw

「美月、私よ?分かる?」

「……ん、誰?」

「お姉ちゃんだよ…………」

「嘘つかないで?私にお姉ちゃんは居ないわ」

「ううん、居るよ。覚えいないのね……」

351:麗愛:2013/03/19(火) 19:20 ID:RNw

「美月、起きなさーい」

 私は妙な夢を見た。私のお姉ちゃんらしき人の夢を。お姉ちゃんなんて、居ないはず。物心ついた時からお父さんと私の二人だった。

 夢の中の私はなにも聞けないちっぽけな私。勇気が無くて、不安に包まれた。グレーな私。

2年前の私のようだった。

352:麗愛:2013/03/20(水) 22:41 ID:RNw

今日は頭痛が酷いので更新をお休みさせて下さい。雨でやられました。

あと、風が物凄いです。
部屋が揺れてます……

353:麗愛:2013/03/21(木) 14:46 ID:RNw

「はぁ…………」

 私はため息をつきながら一階へと降りる。お母さんは私の方を向き、すぐ近寄って来た。

「美月、熱でもあるの?」

 そう聞かれる程に顔色が悪かった。

「熱、測りなさい」

 そう言ってお母さんは私に体温計を手渡した。

そして、五分後。
体温計を見ると…………

354:麗愛:2013/03/21(木) 19:58 ID:RNw

 37.7度…………。

「お母さん、37.7度」

「休んだら?病院行こ?」

 病院行く程の熱じゃないと思う。
それに、季節的に考えてもただの風邪だろう。
インフルエンザが流行る季節でもないし。

「ううん、大丈夫。マスクして学校行くね」

「そう。無理はいけないからね」

「うん、ありがと」

 愛のある会話……かな?
心配されることは愛の証拠?
 ちょっと頭痛いし、クラクラする。
でも、言えないよ。体育だけ見学しよっと。

355:春みかん:2013/03/22(金) 19:28 ID:VvU

そろそろ春なので春みかんにしてみました!何か違うけど…
関係ないんですけど、麗愛さんって中学生ですか?
小説の腕前見たら気になって…

356:麗愛:2013/03/22(金) 21:52 ID:RNw

>春みかん
春だもんね、うん♪
私は、中2だょ。次、3年生なるの。

357:麗愛:2013/03/22(金) 22:36 ID:RNw

午後3時________。


 見渡す限りの白い…………空?雲?

私は、気がついた時には保健室に居た。

「美月っ?美月っ?」

真由…………?
真実…………?
飛鳥…………?

なんか、懐かしい顔が2つ並ぶとなんか笑えてきた。

私は、ふっと、笑った。

「心配したんだよ?」
「何よ美月?」
「みーちゃん、大丈夫?」

真由に飛鳥、それに真実。
真由は毎日会ってるけど、飛鳥と真実はこの学校に入って初めて会ったかも……。

「あら、白川さん。具合どう?」

358:麗愛:2013/03/23(土) 16:11 ID:RNw

 菜々子先生……?

「もう、白川さんは。入学して2ヵ月も経ってないのに……貧血で二度目ね」

 私は、「はは」と笑う事しか出来なかった。貧血、かぁ…………。

「ちゃんと鉄分取らなきゃダメよ」

と言いながら先生は私に<鉄分アメ>とかかれた袋を手渡した。
うーん、ネーミングセンスないな。とか思いつつ私は受け取った。

359:麗愛:2013/03/23(土) 18:35 ID:RNw

ちょっと、携帯小説風になる所があるかもですが、ごめんなさい。

↓続き↓

「あ、美月が起きた」

っっ蓮!?顔近いっ!?

「はーぁ、起きちゃった。つまんねー」

「…………はぁ?」

「いや、ちょーっと唇でも奪ってやろうかと…………」

「バカ!蓮!嫌い!」

 ビンタ往復三連発の効果あるんじゃない?
ごめんね、蓮。

「あのさ、聞いてくれ。俺、美月が好きなんだよ」

360:麗愛:2013/03/23(土) 23:09 ID:RNw

[作者より]

結末をどーして欲しいですか?

A,美月&月夜
B,美月&蓮
C,美月&純
D,美月&大地

361:ひろ:2013/03/23(土) 23:12 ID:9xQ

私はAで!!

362:麗愛:2013/03/24(日) 06:43 ID:RNw

>ひろ
やっぱ月夜くんだよね〜
蓮くん可哀想w告白しちゃってぇw

363:麗愛:2013/03/24(日) 19:54 ID:RNw

 蓮の突然の告白に戸惑いを隠せない私。
そんな私を見て、蓮はふっと笑った。

「実はな、俺。初日に話しかけた時の告白…………本気なんだ」

「え………………?」

「純を裏切るような行為はしたくねぇ、でもよ…………好きだ、美月」

 そんな事言われても、私が好きなのは月夜だよ?
蓮には答えられないよ…………

「蓮っ…………、っ」

「いい、言うな」

 私が「ごめん」と言おうとした瞬間、蓮に遮られた。

保健室の扉の向こうで笑う不気味な声に私たちは気づかなかった。

364:麗愛:2013/03/25(月) 15:53 ID:RNw

 私は重い足取りで教室へと向かう。
教室から溢れ出す声は楽しそうで、つらくなった。

「きたー。美月、大丈夫?」

「うん、大丈夫」

 心配してくれる友達が居て、私は本当に幸せ者だ。

「白川さん、ちょっと手伝って欲しい事があるんだけど…………」

 話しかけて来たのは……誰だっけ?

「え、未来。美月、体調悪いし私が変わりに手伝うよ」

あ、そうそう……未来ちゃん。

「ううん、白川さんがいいの」

私、信頼されてる?
なら、答えなきゃ________。

「うん、いいよ」

 私はこの時、人生の電車は脱線し、歯車は壊れ始めた。

365:麗愛:2013/03/25(月) 23:12 ID:RNw

「ねぇ、未来ちゃん…………?」

 私が連れて来られたのは空き教室。
何故、未来ちゃんは私をここに____?

「ねぇ、白川さん」

「はい……?」

「蓮の事、好きなの?」

「いいえ」

「でも…………許せないわ」

「え……………………?」

 私は自分の耳を疑った。
許せ、ない……?
私、何も悪い事してないから。

「私、蓮の事好きなの…………」

「…………」

「だから……あなたを許さない」

366:麗愛:2013/03/26(火) 15:28 ID:RNw

「許さないって?」

「うん、許さないから」

 そう言い残して未来ちゃんはこの部屋から立ち去ろうとした。
でも、言いたいこと言って逃げられるとでも…………?

「未来ちゃん、待って?」

 私の言葉が聞こえてなかったかのようにスタスタと歩き続ける。
だから駆け寄り、腕を掴んだ。
そして、ドスの聞いた声で言った。

「おい、未来待てよ」

「なんでよっ…………」

 未来ちゃんは、ううん。
未来はこちらに顔を一切向けず腕を振りほどこうとした。
でも、そんな簡単に離れるはずがない。

「あんたなんかにっ、私の気持ちなんて…………」

「分かんないよ?」

「なら、引き止めないでっ」

「私の気持ちも知らないくせに……」

367:麗愛:2013/03/26(火) 16:49 ID:RNw

 未来は一瞬驚いたように進むのを止めたが、またすぐに歩き始めた。

「未来、話してよ?」

 は?って思われるかもしれない。
だってかまかけたもん。
でも、何か隠してるでしょ。

368:麗愛:2013/03/26(火) 23:21 ID:RNw

「私は……蓮に憧れてた」

「うん」

「今年、ううん。3日前に告白した」

「…………」

「そして、振られたの」

「………………」

「好きな人が居るって」

「だからって、私に当たらないで?」

 なんで私に当たるの?
蓮は私に告白した。
でも、知らないでしょ?
私、苦しかったんだからっ____!

「知ってるんだから!」

「何を」

「保健室で、蓮に告白されたことっっ」

 まさか、見てたの?
もう、最悪………………。

 その時、扉が開いた。
そしてこの空気は更に重くなった。

369:麗愛:2013/03/27(水) 16:01 ID:RNw

「蓮っ…………」

 何でこんな時に入ってくるの?
空気読んでよ、KY!

「騒がしいから来たんだけど……?」

「蓮、白川さんは蓮のことなんて眼中にないんだよ?私とっ____ 」

「なら、美月を振り向かせるまで」

「無理よ、だって……」

「だって?」

 しばらく沈黙が続いた。
そして、この沈黙を破ったのは私。

「私、好きな人いるからっ」

 私はそういい残し空き教室を後にした。

 振り向けなかった。
怖くて。

蓮の視線がすごい背中に刺さった。

370:麗愛:2013/03/27(水) 19:29 ID:RNw

 また教室へ入ることに気が重くなった。
もう、疲れた____!

私が扉の前で立ち尽くしていると……。

「あれ、美月。入らねぇの?」

「大地__ 」

「ふぅん、扉開けるよ?」

「うん」

 目の前の光景は、闇から明るく賑やかになった。

371:麗愛:2013/03/28(木) 11:11 ID:RNw

 私は帰り道、音楽を聞きながら歩いていた。

<えー、みなさんが幸福なのは義務なんです♪>

<果たしてますかー?>

<義務ですよー?>

<幸せじゃないなら>

<×× ×× ×× ××× ×× ×× ×××× ××××>

<×× ××× × ×>

<好きなのを選んでね♪>

 幸福が義務かぁ……。
この国はきっと幸せな人たちがあふれているんだろう…………。






明日、テスト。
勉強してない。
私は不幸だ。

幸福じゃないなら…………

372:麗愛:2013/03/28(木) 15:39 ID:RNw

 私、は……幸せじゃない。
しあわせになれる方法……。

 月夜に告白。

これしか見あたらないよ。

でも、まずテスト…………。




がんばろ。

明日、がんばろ

373:麗愛:2013/03/29(金) 12:51 ID:RNw

 私はテストの日を覚えていない。
テスト終了後、熱に犯された。
39.2度の高熱だ。

みんなに迷惑を掛けた。
心配させた。

私はなんて…………不幸で幸せなんだろう…………?

374:麗愛:2013/03/29(金) 20:20 ID:RNw

 もう、意識が遠い。
部屋のベッドでうなる私。

もう、2日目だ……。

でも、大分熱も下がったのに……えらい。


突然、部屋のノック音が聞こえた。

「美月、入るわよ」

 お母さん………………。

「あのさ、病院行こ?」

「嫌だ……あと、一週間して治らなかったら行く」

 お母さんはため息をつきながら頷いた。

「わかった」

375:麗愛:2013/04/02(火) 19:57 ID:RNw

 お母さんは私の部屋から出て行った。
私はなんだか寂しい気持ちになった。
 それと同時に涙があふれて来た。

「っ……うぅ…………」

 言葉にならない苦しみを抑えてメールした。
もちろん、相手は__________月夜。

__________

To.月夜
From.美月
____________________

月夜の事が好きです。
熱でおかしくなってるから言います。
葉月さんに……なりたかった。

-Mizuki-
______________________

 これが今の精一杯の気持ちだから。
答えてくれなくたっていい。
受け取って__________________。

376:麗愛:2013/04/02(火) 19:59 ID:RNw

「−Miduki−」が正しいです、ごめん

377:麗愛:2013/04/06(土) 13:38 ID:RNw

本当に「__ 」多いな、自分。

気をつけなきゃ………

(上げます)

378:麗愛:2013/04/06(土) 13:46 ID:RNw

 それから一週間経っても私の病状は良くならなかった。
それて、メールの返信も来なかった。

「美月、もう病院へ行きましょ」

「うん……」

 私は震えた声でそう言った。
窓に目をやるが太陽の光に反射してよく見えない。
ただ、分かるのは外が私を裏切るように晴れていること。
暑さで頭がおかしくなりそう……。

 私はふらふらとした足取りで車へ乗り込んだ。

379:麗愛:2013/04/06(土) 13:49 ID:RNw

*ひろへ*
優香ちゃん最終回には出すつもりだけど、他には出ないかも!ごめんね……。
だから、番外編に出します!!

380:karin:2013/04/06(土) 15:40 ID:9xQ

>麗
ハーイ分かりました!!
ちょっとでもいいよ〜
リクエストに答えてくれるだけで嬉しいから(>_<)

381:麗愛:2013/04/06(土) 19:47 ID:RNw

 車でゆられて20分後。
なんかだんだん気持ち悪くなってきた。

「お母さん……気持ち悪い」

「あと5分でつくから」

「うん……」

 私は頷くと車の座席を倒して少し仰向けに寝た。
それでも気持ち悪いのは止まらない。
早くついて……。
そう願っていると、今度は左手の小指が痛くなってきた。

 その時、私はすぐに病院へ行けばよかったと思った。
変な意地なんて張らなきゃよかった……。

382:麗愛:2013/04/06(土) 22:13 ID:RNw

「美月、ついたわよ」

「うん……」

 今にも倒れてしまいそうなくらいつらい。
でも、ここでがんばらなきゃ。
そう思い、私はアスファルトの地面を踏みつける。
暑い……くらくらする。

 でも、あともう少しがんばらなきゃ。

やっと院内に入れた。
そう思うと同時に座り込んでしまった。

「美月っ!?」

 先に歩いていたお母さんが私にかけよる。
まだ、大丈夫……がんばる。
いけるもん。

 私は強くなる!

 その想いが強く、私は再び立った。
そして、院内の椅子に座り名前が呼ばれるのを待った。

「白川さーん、白川美月さーん」

 やっと私の番、だ……。
ちょっと安心したと思ったらゲホゲホと咳が出てしまった。

383:麗愛:2013/04/07(日) 21:23 ID:RNw

 診察室に入ると病院独特の薬品の匂いと白い景色が広がった。

「白川美月さん、病状は?」

「えっと、咳と頭痛と吐き気です。それと…………」

「はい、それと?」

「あまり関係ないと思いますが……左手の小指が痛いんです……」

 私がそう言うと先生は驚いた顔をして看護師に耳打ちをした。

「美月さん、総合病院へ車を出します。裏へ回ってください」

「えっ?あ、はい。分かりました」

 私は何のことかさっぱり分からずお母さんの方を向いた。
お母さんは顔をうつむけている。
私が見ていることにも気づいていない様子。

「お母さん……?」

 私が尋ねると「ううん」と笑顔で返した。
が……お母さんの瞳は悲しさが見えた。

384:麗愛:2013/04/08(月) 20:24 ID:RNw

 きっと、重い病気なんだろうな……私はそう確信した。
私、きっと死ぬんだ。
私は、月夜に伝えた。
だからもう、何も未練は______あった。
 返事が聞きたい。
私は私情に駆られた。

「お医者さん、何の病気?」

 私は沈黙を切り裂くように尋ねた。
だが、医者は何も答えなかった。
きっと、私のお母さんの精神を安定させるため。

「美月さん、車を回したので行きましょう」

「はい…………」

 私にはこれから何が起こるかなんて分からない。
でも、一つだけ分かる事。
残酷で無残で……そして、幸せなストーリー。

385:麗愛:2013/04/09(火) 21:47 ID:RNw

 幸せ、なんて綺麗な物じゃないかもしれない。
でも、きっと最後は最高なストーリーが待ってるはず。
 良い方に転んでも、悪い方に転んでも。
結局神様は私たちの味方なんだって。
私はそう信じてる。

「美月、あなたは生きれる。だから、がんばって……」

 私は車に揺られながらその言葉を聞いていた。
でも、返事はしない。

 「生きたい」って口にしても、「死にたい」って口にしても、どうせ「がんばれ」の一言しか返って来ないのだから。

 総合病院までは10分程度で着いた。
それまで、私は全ての神経を思考に使っていた。
だから、解放された途端苦しくなった。
が、弱音は吐きたくない。

 君の為に強くなるって決めたんだから。

386:麗愛:2013/04/10(水) 19:01 ID:RNw

 病院に入ったら看護師さん達2人と医者らしき人が私のもとへ駆け寄って来た。

「白川さん、こちらの部屋へ」

 私がびっくりしていると一人の看護師さんが私にそう言った。
私は言われるがままに看護師さんに指定された部屋へと入った。
 そこもやっぱり薬品の匂いが漂い、あまりいい気はしなかった。

「お母様もお入り下さい」

医者らしき人がお母さんを私の後ろで待つように指摘した。
そして、医者らしき人だけ入ってきた。

「僕はここの病院の医者です、安心して聞いて下さい」

「は……い……」

 私は恐怖に煽られて上手く声が出せなかった。
でも、拳をグッと握り締めた。

「結論から申し上げます。おそらく白川さんは心筋梗塞をほうっておいたら起こしてしまうような状態にあります。要するに。危険です。ですから、入院することになります。美月さんには今から検査を受けて頂きます。お母様は着替えなどの用意を取って来て下さい」

「分かりました」

 お母さんはそう言って私の両肩を抑え、「がんばれ」と小さな声でつぶやいた。

387:麗愛:2013/04/10(水) 21:40 ID:RNw

*訂正*

医者らしき人だけ→×
医者らしき人と共に→○

388:麗愛:2013/04/11(木) 19:06 ID:RNw

「よろしくお願いします。私、がんばりますから」

 お母さんの期待に答えるべく私は震えた声でもしっかりと返事をした。
これは、医者への返事じゃない。
お母さんへの返事を医者に言った。
それを聞いた医者は私を落ち着かせるように口元を緩め、こう言った。

「では、検査にうつりましょう」と____。

 私は静かに頷き、席を立った。

389:karin:2013/04/11(木) 19:24 ID:9xQ

え……
病気………?

390:麗愛:2013/04/11(木) 19:32 ID:RNw

>karin
はい、主人公病気……(泣)
こんな作者ですみませんw

391:karin:2013/04/11(木) 20:11 ID:9xQ

>麗
いやいや
こんな作者じゃないでしょ!!w
でもさらに続きが楽しみになったよ♪

392:麗愛:2013/04/11(木) 22:17 ID:RNw

>karin
ありがとぉー(°□°)

明日更新します!!

393:karin:2013/04/12(金) 18:46 ID:9xQ

>麗
楽しみにしてます♪

394:麗愛:2013/04/12(金) 18:58 ID:RNw

____入院2日目。

 私が入院して2日目の朝を迎えた。
入院した日は検査をたくさんしたけど今日はいくつするのだろうか?
そう考えていると病室の扉がノックされた。
そして、看護師さんが入ってくる。

「採血、血圧の検査を毎日行いますね」

 採血って、血を採るんだよね……。
ちょっと怖いかも。
でも、3ヶ月後の手術を受けて、成功したらちゃんと学校に行けるって。

だから、がんばるよ。
君からの返事を聞きたいから。

395:麗愛:2013/04/14(日) 09:07 ID:RNw

「______、安静にしててくださいね」

 看護師さんは何かを言って病室を出て行った。
検査についての知識が全くない私(ほとんどの人がないだろう)にとっては何を言ったか全く分からなかった。

 窓の外では小鳥が泣き、桜の青葉が茂っている。
つばめも飛んでくる。とても暇だ……。

 私がそう思っていた時、携帯が鳴った。
差出人は……月夜だった。

396:karin:2013/04/14(日) 09:12 ID:9xQ

月夜は何てメールしたの!?
楽しみ〜o(^o^)oワクワク

397:麗愛:2013/04/14(日) 22:16 ID:RNw

>>396
明日更新するゎ!!
今日はもう寝る、ごめんよ。

月夜のメールはね……めっちゃ期待外れですよw

398:麗愛:2013/04/15(月) 21:58 ID:RNw

「月夜……」

__________

To:美月
From:月夜
__________

体調大丈夫か?

__________

 えぇっ!?ただ、それだけ!?

「はぁ……」

 私は思わず溜め息をついた。
告白の返事とかは……?

399:karin:2013/04/16(火) 06:37 ID:9xQ

月夜まさかのそれ!?wwwwww
体調心配してくれるの嬉しいけどww
返事は?wwwww

400:麗愛:2013/04/16(火) 06:51 ID:RNw

いぇーぃ☆祝400ですっ☆
そして、丁度2ヵ月☆

感謝(><)

これからもよろしく〜♪

401:karin:2013/04/16(火) 17:39 ID:9xQ

☆祝400☆
おめでとう♪

402:麗愛:2013/04/16(火) 19:22 ID:RNw

_______________

To:月夜
From:美月
_______________

うん、大丈夫だよ。
心配してくれてありがとう(^^)

−MIDUKI−
_______________

「はぁ…………」

 私は溜め息をつき、布団に潜り込んだ。
その時っ…………。

403:麗愛:2013/04/18(木) 23:21 ID:RNw

「美月っっ!!久しぶり!!」
「美月ー!!」
「みーちゃん、久しぶりだね」
「私なんて中学校以来よ?みーちゃん、5ヵ月ぶりっ」

 …………みんな。
扉から勢い良く入って来た少女4人組。
それは、真由と真実と飛鳥。
それに、優香だった。

404:karin ◆gh9k:2013/04/19(金) 19:03 ID:9xQ

優香の登場だ(☆_☆)キラーン

405:麗愛:2013/04/19(金) 22:18 ID:RNw

>karin
YES!!
優香ちゃんの登場です!!

406:麗愛:2013/04/20(土) 19:54 ID:RNw

「優香っ…………!!」

 私は思わず声を出してしまった。
そうすると優香は不気味な笑みを浮かべ、私の頬をつねりながら言った。

「なーんで呼び捨て?」

 え?ああ、そんなこと?
って、私呼び捨てだった!?
ごめんなさいごめんなさい……。
私が心の中で謝り続けていると、私を見透かしたかのように優香は言った。

「そんな顔せんでも……別に優香でええし」

 優香は呆れながらも笑みを浮かべている。
何かいい事でもあったのだろうか……?

「まっ、みーちゃんが元気そうで何よりだ!!」

「うん。美月、心配したんだよ」

 優香の大きな励ましに真由も賛同する。

「じゃあ、失礼しようかな?はい、これ」

「あ、大地が心配してたよ」

 飛鳥は鞄の中を漁り、一つの小さな箱を取り出して私に手渡した。
真実はちょっとしたジョークをして。

 …………賑やかな一時は終わった。

407:麗愛:2013/04/20(土) 21:37 ID:RNw

「はーぁ……」

 4人は帰り病室は一気にシーンとなった。
そしてベッドに一度潜りこんだ後、私は飛鳥に貰った箱の存在を思い出した。
 5cmくらいしかないが包装してある箱を綺麗に開けようと試みた。
でも、思うように手が動かなかった。

408:麗愛:2013/04/21(日) 18:41 ID:RNw

 でも、私は手を動かすことをやめない。
「何故?」って聞かれたらなんと答えたらいいか分からないが、「時間がない」と答えても不思議じゃないと思う。
心筋梗塞はいつ発生してもおかしくない状況らしい。
それに手術は早く3ヵ月後。
だからそれまで生きていられる保証がない。
私の体調は入院してから良くなったように感じられた。
でも、“嵐の前の静けさ”ということわざが似合うくらいに良く感じている。
点滴をしているからこんなに体調がいいのだろう。

 きっと私は____手術前に死ぬと思う。

409:麗愛:2013/04/21(日) 23:05 ID:RNw

 そして小さな箱を開け終えた時、私は力が果ててスヤスヤと眠りに落ちてしまった。
 その時、誰が私の部屋に来たかなんて覚えていない。
でも、微かに耳に入ってきた言葉。

「美月、愛してる。俺は諦めるからっ……」

 誰の声だったかなんて覚えていない。
でも、確かに分かるのは男の人だったこと。
そして、小さな箱を持ち去ったこと。

 私が起きた時にその箱が存在しなかったから、それだけは絶対だ。

410:麗愛:2013/04/24(水) 17:18 ID:RNw

*訂正*

「美月、愛してる。俺は諦めるからっ……」

じゃなくて!!

「美月、愛してる。俺は諦めないからっ……」

です!!
ごめんなさい!!

411:麗愛:2013/04/24(水) 17:22 ID:RNw

 私は携帯を取り出して飛鳥にメールする。
消えてしまった箱の中身を聞く為だ。

__________

To:飛鳥
From.美月
__________
箱の中身って何?

-Miduki-
__________


 あの箱の中身、それに持ち去った人は誰?

412:麗愛:2013/04/26(金) 06:49 ID:RNw

 数分後飛鳥からの返信があった。

__________

To.美月
From.飛鳥
__________

さぁ?分かんない。
筑波さんに渡してって言われただけだから。

−ASUKA−
__________


筑波って、月夜に渡されたってこと?
もう、中身がますます気になるじゃん。
持ち去ったのは誰?

 頭を回転させていると疲れたのか昼寝をしたばかりなのに眠りについてしまった。

413:麗愛:2013/04/26(金) 23:12 ID:RNw

 私が次に目覚めた時はもう既に辺りは暗くなっていた。
そして、眠気はとんでいて夜をどう過ごそうかをを考えていた。
消灯時間のせいであと電気をを点けていられるのは15分のみ。
つまりここの消灯時間が10時だから現在は9時45分。

携帯は暗い所で使うと視力が低下するから嫌だし、そもそも病室で携帯使っちゃダメなんだけど……。

 そして私は仕方なくというこれ以外にすることがないので箱を持ち去った犯人を考えることにした。

414:麗愛:2013/04/27(土) 11:39 ID:RNw

 箱を盗んだ人はこう言った。
「美月愛してる。俺は諦めないから」そう言ったんだ。

 すると心当たりがあるのが蓮、純の二人。
でも、純はもう私のことなんて好きじゃないはず。
蓮は告白してきたから……どうだろ?
他の人とは考えられない。
直接聞けばいいのかな?

____でもそんな勇気ないよ。

415:麗愛:2013/04/27(土) 22:00 ID:RNw

__________2ヵ月の月日が経った。

 もうすぐ8月。
8月の末に手術を受ける予定。
私が思っていた以上に毎日の体調は良かった。
本当に1日という日は長い。

 その時、私の病室がノックされた。
多分、看護師さん。

「みーちゃん、おはよ」

 でも、そこに立っていたのは優香だった。
どうしたんだろう?と思うと同時になんかホッとした。

416:麗愛:2013/04/29(月) 19:28 ID:RNw

「いきなり、ごめんね」

 私は首をブンブン横に振った。
だって、嬉しいから……。

「どうしたの?」

「えっとね……」

 優香はもったいぶるような素振りを見せてから言った。

「私、元彼とより戻したの!!」

「えっ!?そーなの!?って誰!?」

「あれ、言ってなかったっけ?伊丹純だよ、記憶喪失の彼」

「あああああああああ!!」

 私の夢の記憶が蘇った。

417:麗愛:2013/05/01(水) 19:00 ID:RNw

 記憶喪失の純、見た事ある彼女。
あの夢の指す結末はこれか。

正夢?予知夢?現実?

 何か分かんないけど、一人減った。
蓮が箱を盗んだ犯人とは信じたくないけど、他に思い当たらない。

 携帯、携帯…………。

 私は携帯を探し、見つけて手を伸ばしたがやめた。
 優香はキョトンとしている。
 そりゃ、いきなり叫ぶし手はとめるし仕方ないか。

「優香、おめでと。あのさ、頼みたい事あるんだけど……」

「ん?何?」

 私は優香に結末を託した。

純に頼んで貰って蓮から聞き出して貰う。

 これは……最終兵器かな。

418:麗愛:2013/05/01(水) 21:36 ID:RNw

 それから3週間が経ったが、優香はあれ以来来なかった。
 他のみんなも同じ、薄情者め。

 でも、唯一来てくれた人が居た。

「美月、具合どう?」

「大丈夫だよ」

 それは親友の真由だった。
 真由だけは、部活の帰りに寄ってくれた。
 まぁ、部活の帰りに寄ってくれたというよりは部活が終わってから来てくれたのが正しいかもしれない。
 だって、高校からこの病院までは数十キロある。
 雨憐駅から南十字線に乗り妙茉駅<Mimatsu station>まで、ゆられて20分。
 そこから徒歩10分。

 決して近いとは言えない距離を真由は来てくれた。
 しかも、交通費は自己負担で。

 その真由の温かみが嬉しくて、でも寂しくて。
 真由は来る度笑顔が薄れていって。
 今では仮面をつけているようで、怖くて。



 真由は死の訪れを知っているかのようだった。

419:麗愛:2013/05/08(水) 19:34 ID:RNw

 それから2週間が経ち、宣告された。

「手術まであと1週間ちょっとですが、正直に申し上げると健康状態が完璧ではなく、手術出来る状態に戻すのは困難かと思われます」

 この言葉を聞き、お母さんは涙をこらえて言った。

「どうしたら……娘は助かりますか?」

 医師はしばらく黙ってから口を開き、こう言った。

「抗生物質の投与をすれば、1ヵ月は生きられます。が、それ以降は……分かりません。それに抗生物質の副作用も大分きついものですから……精神的にも負担がかかるので……」

「美月、どうする?」

 お母さんは私を覗き込み言った。
 一時の苦しみに耐え、一生を幸せに生きれる可能性は20パーセント以下。

 一時の苦しみに耐え、死ぬか。

 1ヶ月の苦しみに耐え、1ヶ月生きるか。



 そんなのとっくに決まっていた。

420:麗愛:2013/05/10(金) 17:57 ID:RNw

「手術を受けます。その為なら……どんな苦しみも耐え抜きます」

 これが私のはっきりとした決意で、みんなと生きたいという心の表れだった。

「分かりました。ではお母様は残って貰えますか?」

「……分かりました」

 その後お医者さんとお母さんの間に沈黙が流れ、そして私はこの部屋を看護師さんんに連れられ立ち去った。

421:麗愛:2013/05/12(日) 00:02 ID:RNw

 あと1ヶ月、何をして生きようか? そんな事、考えたくないから私は手術を受けると言った。
 本当は、真由とかみんなに……月夜に、ちゃんとさよならしたかったなぁ。
 でも、私がここで手術受けて、失敗して死ねば月夜の心に刻まれるよね? 成功したら一緒に生きられるよね? 月夜を思う気持ちは純を思っていた頃の数倍に膨れ上がり、爆発寸前。
 だから……やっぱり生きたいって思うんだね。
 怖い、怖いよ……でも、がんばるからさ。
 そして、扉は開く。

 そう、既に決意した日から1週間が経っていた。

422:麗愛:2013/05/12(日) 09:11 ID:RNw

 私は今日までの一週間、点滴の量を増やされ、薬も17種類飲んだ。
 こんなに飲んでいいのか? って程に。
 そして、朝から夜までずーっと、面会遮絶で……みんなにも会えない。
 でも時は無惨に刻々と過ぎて行って、私の心を引き裂いていくようで、つらい。

「手術室へ行き、麻酔をうつのでトイレだけ済ませ、5分後には戻って来て下さいね」

「はい……」

 恐怖と不安が入り混じって最悪な感情。
 笑えないから、空元気も使えない。

 私はみんなにメールを入れ、トイレへと向かった。

423:麗愛:2013/05/15(水) 15:23 ID:RNw

 私は点滴のついた棒(?)をカラカラと押しながらトイレへ向かう。
 病院のトイレは学校の数百倍綺麗で清潔で、トイレとは思えないほど落ち着くんだ。
 それは、点滴をして足が少し不自由な私にとって幸せだった。
 そして、私はトイレを済ませて自分の病室へと戻った。

「美月さん、この台に乗り寝転がって下さい」

 私が病室に入るとほぼ同時に看護師にそう言われ、私は言われるがままその台に乗った。 
 おそらく、これで手術室まで行くんだろうと考えていた。
 すると、看護師さんは私に携帯を渡して言った。

「音楽鳴ってたわよ。メール来てるんじゃない?」

 私は携帯を受け取ると受信ボックスを開き、メールを見た。
 さっき送った人全員から返信が届いていた。

 真由からは「がんばってね」って一言、飛鳥からは「みーちゃんなら大丈夫」って。
 真実からは「美月!また絶対遊ぼうね」と心強いメッセージ。

 蓮と純と大地からは「がんばれ」と同じ内容。
 
 そして最後に恐る恐るメールを覗き込む。
 月夜からのメールだ。

 「手術、耐え抜けよ? 成功しなきゃ許さないし、秘密も教えられねーから」と不思議なメッセージ。
 私が少し首を傾げると、看護師さんが「青春ね」と笑っていった。
 秘密って何だろう?

424:karin ◆WfHE:2013/05/15(水) 18:04 ID:9xQ

ひっ秘密!?

秘密とはなんだね月夜さんや〜

425:麗愛:2013/05/15(水) 19:39 ID:RNw

>>424
久しぶり〜!!
秘密とはね……美月に関することだよ(笑)←ネタバラシ!?

426:夏鈴 ◆WfHE:2013/05/15(水) 19:49 ID:9xQ

確かに久しぶりw
続き楽しみに待ってるね♪

427:麗愛:2013/05/15(水) 20:08 ID:RNw

>>426
でも、期待しないでね(笑)
明日にでも更新するね

428:乃愛:2013/05/18(土) 16:53 ID:RNw

名前変えました!!
でも、名前変えちゃうと麗愛じゃない(笑)

429:夏鈴 ◆WfHE:2013/05/18(土) 17:26 ID:9xQ

確かにスレタイwwww

430:乃愛:2013/05/18(土) 23:54 ID:RNw

>>429
ま、大丈夫だよ。
そろそろ完結するし!!

431:乃愛:2013/05/19(日) 00:19 ID:RNw

 月夜の秘密、か____。

 ……全力で頑張る気になれるたよ、ありがとう__月夜。

「お願いします」

 私は静かに、看護師に言った。

432:乃愛:2013/05/19(日) 07:55 ID:RNw

 私は目を閉じ、この台に身を委ねた。
 そして、手術室横の待合室へと入る。

「麻酔うつので、力抜いて下さい」

 そして、私は腕に異物の存在を体で感知した。

 そして5分が経った頃、私はうとうとし始めた。

433:乃愛:2013/05/25(土) 08:14 ID:RNw

 一度眠ったら夢の中。

 手術に失敗したら____二度と目覚めはしない。

「__始めます__」

 手術室に医師の声が響き渡る、私の鼓膜が揺れる。
 決して私の耳に届くことのないその声は……でもどこかで聞こえたような気がした。

 もう聞こえない。

 意識は既にないから。

 死んでも、死んだことに気づかないんだろうな。

____2時間後。

「終わりました」

 決して私には届くことのない声。

「麻酔が切れるまでに、お母さんに連絡を____」

434:乃愛:2013/05/26(日) 13:24 ID:RNw

読者さんが来ない……誰か来てー…

435:karin ◆WfHE:2013/05/26(日) 13:35 ID:9xQ

はーい何ですか〜?wwww

手術の結果はどうなんだっ!?

436:乃愛:2013/05/26(日) 13:41 ID:RNw

はやっ!!
感動……ジ----ン

437:乃愛:2013/05/26(日) 13:51 ID:RNw


「手術自体は成功です。意識が戻るまで待ってください」

 私、手術成功したんだって。なのに、体が動かないよ……、なんで?成功したんでしょ?麻酔のせい?そっか…………。
しばらく寝てよう、明日を夢見て。

ニ時間後____。

「そろそろ麻酔が切れる頃かと思います」

 医者の声が私に響く。でも、体は動かなくて……私は正直絶望したんだ。

それから一時間経ち、正直自分でも諦めていた所救世主が現れたんだ。

「美月っ、がんばれっっ!」

 私が一番聞きたい月夜の声が聞こえてきたんだ。
 その声に続けて真由、優香、飛鳥、真実、大地、蓮、純。
 それに……聞きなれない声も続いた。

「美月、久しぶり。元気にしてる?」

 っ!してるわけないでしょ!?
 でもその気持ちは届く事なく泡のように瞬く間に消える。その声の主は、智。
多分……いや、絶対そうだ。

「あれ?怒って起きるかと思ったのに?」

 ふざけるのも大概にしてよね。
でも、もうダメかも……。

 自分の心が訴えてる。

 私の最後を。

 終わりの時を。

 そして希望を。

438:karin ◆WfHE:2013/05/26(日) 14:59 ID:9xQ

え……?
まさか美月さん………

439:乃愛:2013/05/26(日) 15:03 ID:RNw

何、死んで欲しいの?(笑)

440:karin ◆WfHE:2013/05/26(日) 15:44 ID:9xQ

いやいやいやww
死んでほしいわけ無いでしょ!!
ハッピーエンドがいいよww

441:乃愛:2013/05/26(日) 18:42 ID:RNw

「数値下がってます!危険です!」

 看護師たちの慌てふためく声が私の耳に微かに届く。
 でも、私の心臓は警告してるんだ。

“ここで踏ん張らないと死んじゃうよ?”

 ってことは、ここで踏ん張ったら……生きれるってことよね?

 頑張って、私____。




「がんばれよっ!!」

 

 月夜の声が私の耳に届く。
そして、私の目の前には綺麗なお姉さんが現れた。きっと、走馬灯ってやつ。


 私……死ぬのかな?


「が、ん、ば、れ」

 そのお姉さんは私にそう言った。
私はその声に聞き覚えがあった。
子供の頃、別れちゃった…………。

「お、ねぇ……っ…………ちゃん……」

 気づいた時、私の手は月夜が包んでいて頬には涙が伝っていた。

442:乃愛:2013/05/26(日) 18:43 ID:RNw

>karin
ちゃんと行き返りますよーっ。
……その前に死んでない(笑)

443:karin ◆WfHE:2013/05/26(日) 18:50 ID:9xQ

お姉ちゃーん!www

444:乃愛:2013/05/26(日) 19:10 ID:RNw

まー、お姉ちゃんは死んでるんやけど(笑)

445:karin ◆WfHE:2013/05/26(日) 19:38 ID:9xQ

ちょいww
死人の声が聞こえるってよっぽど崖っぷちやんww

446:乃愛:2013/05/26(日) 19:47 ID:RNw

うんにゃぁ〜……走馬灯(キリッ

447:乃愛:2013/05/26(日) 19:50 ID:RNw

 その後、私の状態は回復した。
月夜は回復し、退院した私にこう言ったんだ。

「美月、好きだ。本当に……」

 月夜からの告白は私にとって何より嬉しくて、死んでもいいって思った。
でも、死んでもいいって思ったけどこれからを楽しまなきゃ損でしょ?

「月夜、大好き」

 私は君に今日も愛の言葉を捧げるよ。


+真夏の月夜 完結+


   *   *   *

あと一章で完結っす。

448:karin ◆WfHE:2013/05/26(日) 21:02 ID:9xQ

わあお!
両思いおめでとうw

完結か〜
案外早いもんだね(>_<)

449:乃愛:2013/05/26(日) 21:54 ID:RNw

一応開設から3ヵ月は経ってるけどね。
でも、まだ3ヵ月だよね、多分…。

450:乃愛:2013/05/26(日) 22:26 ID:RNw

祝450!!

451:乃愛:2013/05/27(月) 22:34 ID:RNw

*最後の告白*

「美月、俺の元彼女……覚えてる?」

「うん、葉月さんでしょ……」

 思い出したくない、でも思い出さなきゃ前に進めないでしょ?私は葉月さんの事もちゃんと理解して、心に繋ぎ留めなきゃ。

「葉月の苗字はな……白川なんだ」

 し、ら、か……わ…………?私と同じ苗字じゃん。
偶然なんてよくあるよ。
でも、心が苦しい……。

「葉月は、美月の……生き別れの姉だ」

 私は耳を疑った。

452:乃愛:2013/05/28(火) 08:00 ID:RNw

一つの話で約400れすw
短編集じゃないww

453:乃愛:2013/05/29(水) 20:16 ID:RNw

「いや、死んだから……まぁ葉月は美月の姉だ」

「嘘……でしょ?」

 お姉ちゃんが居るのは知ってたけどまさか葉月さんがお姉ちゃんとは……。
じゃあ、集中治療室であの時私を助けてくれた幽霊みたいな少女は____。

 お姉ちゃんであって、葉月さん?

 なんか嫌だよ……だってさ。
 私とお姉ちゃん重ねてるんじゃないかって心のどこかで考えちゃう自分が居るの……。

454:乃愛:2013/05/30(木) 18:07 ID:RNw

「俺の秘密……それはね、美月が好きなこと」

「嬉しい……かな?」

 月夜が私に好きって言ってくれるのは何よりも嬉しいよ。
 でも、それは葉月さんと重ねて私を見てんじゃないの?

「俺さ、鈴堂ビルの屋上で君を最初見つけた時……葉月かと思った」

「だから声かけたの…………?」

 私が自殺しようとしてた時の話だなって、私の直感は囁いていた。

「うん……」

 月夜は頭をポリポリかきながら言った。

 言わないで欲しかった。頷かないで欲しかった……。

455:乃愛:2013/06/01(土) 19:07 ID:RNw

「あの時は君と葉月を重ねて見てたせいもあって好きって感情は曖昧だった。でもさ……やっぱり俺は美月が好きなんだって高校で再開して気づいた」

「そっか……」

 今の月夜は、私と葉月さんを重ねて見てないって解釈して……いいんだよね?
 信じて…………いいんだよね?

「あのさ……大地と美月の関係、教えてくれないか?」

 大地と……私?

「普通の友達だよ?」

「そっか……俺、守るから。葉月の二の舞にはさせないからっ…………」

 “葉月”という言葉にはまだ少し抵抗があるけど、お姉ちゃんと重ねて見てくれていたとしても違っても、私は愛されれてるんだって信じたい。

 そう信じる事で私は強くなれる気が…………っっ。

「美月…………?」

 気づいた時、私は涙を流して空を見ていた。

「ヤバッ……逃げんぞ!」

 月夜はそう言い、私の腕を引き走った。
 ここは、鈴堂ビルの屋上。
 おそらく管理人でも来たんじゃないかって思う。

 でも、私は見つかっても見つからなくても…………この時間が永遠に続けばいいと思う。

 月夜に腕を引かれ、下から屋上へと繋がる階段から離れ、建物内部から屋上へと繋がる扉の裏へ移動した。

 その間にも、カツンカツンというヒールが登る音が近づく。
 鼓動が高まる。君にも聞こえそうなくらい。

 そして、扉が開く音が聞こえた____。

456:乃愛:2013/06/01(土) 23:38 ID:iuM

 カツンカツンと更に近づく足音。
 その足音は私たちのすぐ近くで止まった。

「美月ちゃん、月夜くん。出ておいで?」

 私と月夜は顔を見合わせた。
 何故名前を知って____?

「ど、どうする?」

 私は小声で月夜に尋ねた。

「しゃーなし、出るか」

 そして、私たちは立ち上がり女の人の前へと出た。
 私たちはその女性の顔を見た途端ビックリした。

 だって、彼女は____。

457:karin ◆WfHE:2013/06/02(日) 09:14 ID:9xQ

誰?誰なんだーーーー!!

458:乃愛:2013/06/02(日) 09:20 ID:iuM

>>457
お、karin!!

459:karin ◆WfHE:2013/06/02(日) 09:23 ID:9xQ

はい夏鈴ですよ

460:乃愛:2013/06/02(日) 09:28 ID:iuM

来てくれてサンキュ!
でも、今日の更新は午後以降になる…

461:karin ◆WfHE:2013/06/02(日) 09:59 ID:9xQ

了解ゞ
楽しみですな♪

462:遊:2013/06/02(日) 11:42 ID:QdU

アク禁のときに、麗の小説すべて読みつくしたけど・・・・・・

 なんていうか、表現がうまくなって・・・・・なんていうのかな、小説がうまくなった!!
さすがだなって思う。

 この麗gdも、めちゃくちゃいい。 これは本にするべきだ。

463:乃愛:2013/06/02(日) 14:01 ID:rwY

え、遊アク禁だったの!?
ってことは、復活?お疲れー!!

本……それはないな(笑)

464:乃愛 ◆fVBU:2013/06/02(日) 14:20 ID:rwY


「…………大地のお母さん?」

「ええ、そうよ」

 何で大地のお母さんがここに__?

「やっぱり君達二人だったんだね」

 私と月夜は顔を見合わせて首をかしげた。

「2月6日、満月の夜の二人」

 ああ、そういうことだったんだ……。
大地の家に遊びに行った時、あの時の二人っていうのは……。

「なんで居るの? って顔ね。鈴堂ビルは私たちの会社が所有する建物なの。だから、巡回があるってわけ」

 納得……。

465:乃愛 ◆fVBU:2013/06/02(日) 16:00 ID:rwY

「あなたたち、ここか無くなったら寂しい?」

「何でそんなことを聞くんですか? ここが来年の2月6日、取り壊されるから?」

「ええ……」

「俺たちには何も出来ない」

 ちょっと待って____。

「……取り壊されるの?」

466:乃愛 ◆fVBU:2013/06/02(日) 16:02 ID:rwY

「ええ、そうよ。ここは取り壊される……」

「嫌!寂しい!」

「そう、本音が聞けて良かったわ……」

 そう言い、大地のお母さんは立ち去った。
てか、私まだ大地のお母さんの名前知らない……。

467:乃愛 ◆Je4c:2013/06/02(日) 18:59 ID:rwY

 私は太陽が沈み切った後の空を見上げて呟いた。

「ここ……なくなんの?」

「ああ」

 月夜ははっきり言った。
そっか………、なくなっちゃうのか。

「私たちが出会った場所は消えちゃうんだね。思い出も__全部」

「消えないだろ? 心の中でずっと」

「私が月夜に恋した事も、好きって伝えたことも……全部…………心で生きてるんだよね?」

「そうだよ、ずっと消えない。好きだよ__」

 夜空に君の声は切なく響いた。
私は「うん」と小さく頷き、月夜の肩にもたれた。

 そして、君に口付けをした。

 いつまでも二人で居る事なんて出来ないけど、この時間が永遠に続けばいいって思った。

 この月の下で私達は出会って、結ばれて……。

 最高だった。

 大好きだよ、月夜。


 ずっと好きで居られるように____。

 この月がずっと私たちを照らしてくれるように____。



*最後の告白*完結

468:乃愛 ◆Je4c:2013/06/02(日) 19:03 ID:rwY

2013/2/16に始まったこの小説「月照」も完結しました。
私にとってここまで続いたのは初めてで、みんなが居たからこそ完結出来たんだって思います。
ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします。

   乃愛   2013/6/2

469:karin ◆WfHE:2013/06/02(日) 19:25 ID:9xQ

終わってしまったーーーー(>_<)

じゃなくて、
完結おめでとう(≧▽≦)

470:乃愛:2013/06/02(日) 19:29 ID:rwY

あ、言い忘れてました。
番外編書こうと思ってます!
次の作品は下書きとかもしてちゃんと筋の通った作品を真面目に書いてみようと思ってます。

だから、番外編書く!←え

471:karin ◆WfHE:2013/06/02(日) 19:34 ID:9xQ

番外編楽しみ(≧▽≦)

472:若宮鈴音 ◆RCWE:2013/06/02(日) 19:56 ID:ez-LVE

*のんのん..

「☆葉っぱ限定何でも屋☆」の若宮鈴音です。
……って、もうご存知だよね^ ^
要望通り、評価致します。

キャラクター ★★★☆☆
内容 ★★★★☆
総合 ★★★★☆

えっと、ほぼ文句のないA評価、95点です!
私が言うのもなんだけど、描写もきっちり要約されて書かれてあるし、大変読みやすいです。
しかし、気になる点が一つ...
記号についてです。
一般的な小説では"_"より"―"を使ってます。
三点リーダーはきちんと偶数で使えてるのに勿体無い!
なので、私的には"_"より"―"を使用することをオススメします。
最後に感想……
私が葉っぱに来てから最初に読んだ小説が完結するなんて寂しい(泣)
でも、それと共に嬉しいです^ ^
番外編、楽しみにしてます。
これからも頑張ってねッ♪
生意気なこと言ってすんませんでした(泣)

473:姫蘭:2013/06/02(日) 23:01 ID:pZQ

 乃愛サマ…*……*

 完結おめでとうございます!!!

 読むのが遅い私は、最初は最後まで読めるか少し心配でしたが、読み始めると私も主人公になったつもりであっという間に読み終えられました。

 私、このお話超大好きになりました=∀=
 切なくて綺麗な恋…… 。

 本当にこれは本になってくれというぐらい面白です。
 
これは皆にも読んでもらいたい小説です♪

           by 姫蘭☆

474:乃愛:2013/06/03(月) 08:05 ID:miM

>>472
私、DSから来てるんです。
だから、_しか出なくて…

あと、ありがとうございます。
そうやって言って貰えると感激です!

>>473
ありがとうございます!
読むの大変でしたよね(^^;

475:乃愛:2013/06/03(月) 21:51 ID:EYU

*アンケート*
番外編、何のキャラ出して欲しいですか?

476:karin ◆WfHE:2013/06/03(月) 22:02 ID:9xQ

まぁまずは月夜と美月のその後見たいな〜
真由ちゃんと優香!!

477:乃愛:2013/06/03(月) 22:18 ID:EYU

>>476
美月と月夜のその後…ね。メモメモ

478:若宮鈴音 ◆RCWE:2013/06/03(月) 22:36 ID:ez-RbM

*のんのん..

タメでいいよッ★
あ、そうなんだ...
そりゃ仕方ないねぇ(´艸`;)

479:乃愛:2013/06/04(火) 07:12 ID:T4A

「月照」番外編part1

*二人のその後*

「おはよ!」

 私の朝はいつも通り真由に挨拶して、一緒に登校して始まる。

 今日は2月5日。
明日、鈴宮ビルは取り壊される。

「美月、月夜君と登校したりしなくていいの?」

「えっ……?」

「だって、彼氏でしょ?」

 月夜と登校……頭に浮かばなかった。
そもそも月夜の家ってどこだろう?
私の家と近いのかな……?

「月夜と登校はしないよ」

「ふーん……」

 だって真由との時間が大切だから。

480:蒼太 ◆VDyM:2013/06/04(火) 14:56 ID:9xQ

さっそく…!!
私のリクエストにこたえていただきありがとうございます!!

481:乃愛:2013/06/04(火) 17:07 ID:iuM

>>480
名前変わってる〜〜!!

482:遥斗 ◆.Zq.:2013/06/04(火) 17:14 ID:9xQ

いろんな名前があるのでww

483:乃愛:2013/06/04(火) 18:49 ID:HO2

>>482
そっか♪

484:乃愛:2013/06/04(火) 18:57 ID:HO2

「月夜君と最近どう?」

 真由は私にそんなことを尋ねながら携帯をいじる。

「ん? 幸せ……かな?」

「そう。なら、いいわ」

「あっ! 明日デートなんだっ!」

「楽しんで来なよ」

「うんっ!」

 デートなんて嘘だよ……。
本当は明日、鈴宮ビルの取り壊し作業を見に行くんだ。
真由、ありがとう。
深く聞かないでくれて。
ま、興味ないだけだろうけど……。

「あ、もうすぐ着くよ」

「えっ! 早い!」

 私たちが二人で過ごせる唯一の時間。
その時間はたとえ10分であっても私にとっては幸せなんだ。

 そして、私たちは電車を降り学校へ向かった。

485:乃愛:2013/06/04(火) 19:59 ID:HO2

これから、更新が本当にスローになります。
ごめんなさい。

勉強しないとダメなんで…

486:karin ◆WfHE:2013/06/04(火) 21:09 ID:9xQ

>>485
了解(^o^ゞ
全然OKっす

私も勉強しないとテストだぁ

487:乃愛:2013/06/05(水) 15:27 ID:HO2

「おはよー! 月夜!」

 私は月夜を見つけると同時に元気よく挨拶した。
もう私たちが付き合っていることは暗黙の了解。
そりゃ……手術後の時、真由も真実も飛鳥も大地も居たんだから。

「おはよ、美月」

 月夜は私に笑みを向けた。
その瞬間心が苦しくなって君が愛しくて。

「今日……直接ビル行くの?」

 私はちょっと戸惑いながら尋ねた。

「うん。行くよ。美月も行くだろ?」

「……うん」

 私ね、本当は行きたくないんだ。
思い出の場所が壊される瞬間を私は自分の目を通して見たくないの。
でも、思い出は心にあるからって月夜は私を説得させた。
まぁ、説得させられたのは私なんだけど。

「大丈夫だから」

 すると月夜が私の不安そうな表情を読み取ったのかして私の肩に手を置き、微笑んだ。

488:乃愛:2013/06/06(木) 22:22 ID:rwY

「大丈夫やから……行こ?」

 月夜は私の目をしっかりと見てもう一度言ったんだ。
月夜そんな顔されたら、反抗出来ないじゃん……。

大好きな君だから。

たった一人の君だから。

 私は裏切れないの……怖くても、寂しくても、つらくても、苦しくても君とならって思えちゃう自分が居るんだ。

「うん……」

 そんな私は操られたように頷いてしまったんだ。
本当は、本当に……行きたくないの。
でも君を困らせたくないから、覚悟を決めるね。

 そして、始業のチャイムが鳴った。
私たちを心配そうに見ていたみんなはバタバタと足音をたてて、自分の席へついた。

489:乃愛:2013/06/07(金) 21:09 ID:rwY

 行きたくないけど、行かなきゃ。
私の頭はこれしかリピートしない。
大好きな数学の先生の声さえ頭に入って来ない。

「っ! さんっ! 白川さんっ!」

 もちろん、私を当てる声だって____。
そして、私はやっと気づいた。

 何故気づいたかって?
隣の愛が私の肩を叩いてくれたから。
でも、当てられても分かるはずがない。
授業の内容なんて覚えてないし、何で当てられてるかも分からないんだから。

「はぁー……、白川さん。大丈夫? 調子悪いんじゃない?」

「いえ、大丈夫……です、多分」

 全然、大丈夫じゃないよ。
でも、みんなに迷惑掛けられなはいじゃんか。
保健室行ったら、迷惑掛けずに済む?
誰か付き添いが来る?
こないよね、みんな真剣に授業受けてるんだもん……。

「ごめんなさい、保健室行っていいですか?」

「いいですよ。誰か一緒に……」

「大丈夫です」

 やっぱり先生は誰か付き添わせようとした。
でも、私は現実を見たくないから。
誰も付き添いにで手を上げないという現実を____。

「私、ついて行きます」

 そう自ら名乗り出たのは意外にも、未来だった。

490:乃愛:2013/06/07(金) 22:26 ID:rwY

>>24の英語クソワロタ(笑)
また訂正しとくわwwwww

491:乃愛:2013/06/09(日) 11:00 ID:iuM

>>24の訂正です。

「はーぃ!みんな、アーユーハッピィ?」

「イェースイェース!」

何この授業……
そんなことを思いながら真由に尋ねる

「ねぇ、真由。英語っていつもこんなの?」

「うん、そうだよ!」

マジですか………………。
私は驚いた。

だって、一年生の時はもっと真面目でうざい授業だったじゃん。

一限目は英語。

なんか、うざい。

「オーゥ!ミス、シラカワー!」

は?私を呼んだのか?
てか、こいつ………………。
日本人。

ったく、ジャパニーズ英語だ。
いいこと思いついた。

「Hello,Ms Ogawa.My name is Miduki Shirakawa.Nice to meet you.You are interesting teacher,aren’t you?」

先生は戸惑っている。
面白い。楽しい。
新しい学校の楽しみ方。

「オー!ミス、シラカワー!ユーアーグレィトスチューデント!」

「Not really.Thanks.」

「ふふっ、美月。先生をいじめなーいの!」

前から声が聞こえた。
真由…………。

「あれは、あの先生のいートコロだから許してやってよ」

ふぅん………………。
まっ、いっか。

「I’m sorry.I respect you.」

私は適当に慰め席についた。
私はあなたを尊敬しています。か…………。

私が尊敬しているのはいつも月夜だけ。
口ではどんな綺麗事だって言えるんだ。

ちなみに、クラス中大笑い。

私の英語攻撃によって戸惑う先生、本当に面白かった。

「美月最高!」

こんな声も飛び交っていた。


・・・今ごろ直してごめんね。

492:乃愛:2013/06/09(日) 19:24 ID:rwY

「そうか、よろしくな」

 先生は名乗り出した未来によろしくと頼み授業を再開した。
そして私たちは教室を出た。

「美月って呼んでいいかな……?」

 未来が照れくさそうに私に尋ねた。
なんか急に親近感が沸いて、嬉しくなって……。

「うん! 私も未来でいい?」

 元気良く返事をしてしまった。
教室まで届いて居ただろうか……?と心配になった。

「うん、いいよ」

 未来は私に微笑みながら言った。
そして、未来はさらに言葉を紡いだ。

「あのね……蓮のこと……ごめんね?」

 蓮の事……?あ、もしかして空き教室での出来事の話かな?

「いいよ」

 私はすんなりと許した。

「まだ蓮の事好きなの……?」

 私はちょっと気になったので尋ねてみた。
そしたら意外というか、予想通りの返事が返って来た。

「うん……」

「応援するね!」

 私がそう言うと未来は頬を赤らめながらもありがとうって言った。

493:乃愛:2013/06/11(火) 22:00 ID:T4A

 それから数分話しただろうか?
あまり時間がかかると未来が怒られるって分かってても、この時間が幸せで何にも変えられなくて。
そんなこんなで、結局5分以上はかかっただろう。
普通に歩けば、3分でつくのに。

 私は保健室の扉に手をかけ、そのまま扉を横に引いた。

「失礼しまーす…………」

 私は扉を開けた途端にハテナマークが頭に数個浮かんだ。
いつもなら全部開いているはずのカーテンが一つだけ閉まっている。
 まぁ、そんなこともあるか……と思いながら辺りをキョロキョロと見回した。

 ……いない。

 そう、先生が居ないのだ。
おそらく職員室に居るのだろう。
私はそのまま扉を閉めようとした。

 すると____。

「待って」

 そんな声が聞こえた。
さっきのカーテンの後ろから。
ちょっとビックリしたが、私はそのカーテンの方へと歩いた。
 そして、カーテンの前に来た時、シャッとそのカーテンは引かれた。
私はびっくりして後ろへ一歩下がった。
未来も同じく後ろへ下がった。

 カーテンの奥から出て来たのは意外な人物であって、保健室に居てもおかしくない女性だった。

494:乃挨拶:2013/06/12(水) 15:54 ID:QSY

テスト2週間前だから更新ストップ

495:乃愛:2013/06/12(水) 15:55 ID:QSY

名前ミス

496:乃愛:2013/06/12(水) 19:22 ID:T4A

「菜々子先生……?」

 そう、そのカーテンの奥に居たのは菜々子先生。
田辺菜々子先生という私が入学早々にお世話になった先生だ。
先生の長い黒髪は今も健在で、妖艶という言葉がこの学校のどの先生よりも似合っていた。

「どうしたの?」

 菜々子先生は、その整った顔で私を覗き込んだ。
相手は先生だというのに、しかも女の。
なのに、少しときめきを感じてしまう。
おそらく、彼女の居ない男子は一瞬だが恋をするだろうというような美しさだ。
思わずため息が出てしまう程、うっとりしてしまうのだ。

「田辺先生、美月は気分が悪くなって……」

「あら、そうなの? なら、ベッドで寝てなさい。私は職員室へと報告してくるわ」

 そう言って菜々子先生は出て行った。

497:乃愛:2013/06/12(水) 21:53 ID:Kyg

自室にパソコンが来ました!イェ--イ☆
これから、。掲示板の更新は基本パソコンでしようと思います!!

498:乃愛:2013/06/12(水) 21:56 ID:Kyg

 菜々子先生が出て行った後、私たちは二人きりになり何故か妙にドキドキした。

「美月、大丈夫……?」

 未来は心配そうに私を覗き込んだ。
それに気づいた私は無理に笑顔を作って大丈夫と伝えた。

 そして、数分後____。

「美月ちゃん、熱計ってね」

 そう言い、菜々子先生は私に体温計を手渡した。
太陽は空高くに登ろうとするとき、時計の針は10時を指していた。

499:乃愛:2013/06/14(金) 07:29 ID:T4A

今日は早起きなんで書きますね!

500:乃愛:2013/06/14(金) 07:30 ID:T4A

祝☆500

501:乃愛:2013/06/14(金) 07:35 ID:T4A

 私は体温計を受け取るとベッドに腰をかけ、体温計を脇に挟んだ。

「未来さんは教室戻っていいよ、ありがとう」

 菜々子先生は未来にそう言うと未来は素直に「分かりました」と返事をし、ガラッと扉を開け出て行った。

「頭痛いとか、ある?」

 菜々子先生は私に優しく問いかけた。

「いえ、なんか……気持ち悪いっていうか……モヤモヤするんです」

 私がそう言うと、菜々子先生はニヤッと笑った。

「それは……恋の病かしら?」

 菜々子先生は誇らしげに“恋の病”と言った。
 私は聞いた途端にイラッときた。
なんか、菜々子先生のドヤ顔がムカついたのもあったけど……。
なにより、ちょっと図星だったから。

502:乃愛:2013/06/21(金) 23:12 ID:CVQ

「違います」

 私がそう言い切ると菜々子先生は「ちぇっ、そんなに怒らなくても」とぶつぶつ言っていた。
正直、私の頬は少し赤かったんだと思う。
でもそれに気づかないからと言って菜々子先生は保健の先生として失格ではない。
いつだって生徒と証正面から接する菜々子先生は____天使みたいな存在だから。

「んで、相手は?」

 私は一瞬菜々子先生が何を言ってるのか分からなかった。
でも、よく考えてみたら心当たりがあった。

 恋の病の、相手。

503:sweet:2013/06/26(水) 18:21 ID:Dyc

ブログから来ました〜。

504:乃愛:2013/06/26(水) 18:46 ID:CVQ

>>503
お!sweetさん!

505:乃愛:2013/06/28(金) 07:51 ID:HO2

「んもーっ! そんなの居ないですよ……」

 どうやら、こんな演技では振り切れないらしい。
菜々子先生は更に尋ねた。

「筑波月夜……じゃないかな?」

 うっっ!?なんでバレたの?
私の顔は今、太陽より火照ってるに違いない。

「ほら、せーかいだ」

「失礼します」

 その時、扉がガラッと開き一人の男子生徒が入ってきた。

一番、大好きなヤツで。
一番、分からないヤツ。

506:乃愛:2013/06/28(金) 07:56 ID:HO2

ちょっと前、ブログにて月照の画像を載せました。
良かったら見て下さい。

http://ameblo.jp/nar124/

507:乃愛:2013/07/04(木) 18:59 ID:yCY

 私は月夜の声を聞いた瞬間に布団に潜り込んだ。

「あれ、美月来てません?」

「来てるよー。そこのカーテン引いてあるとこー」

 ちょっ!なんで言っちゃうんですか?
こんな真っ赤な顔見せらんないよ……。

「美月、大丈夫?」

 月夜はカーテンをしゃっと引き、中に入ってきた。

「授業は?」

 本当は、大丈夫っていいたいだけなのに口が勝手にそんな言葉を発してしまう。

「大丈夫」

 月夜はそういい、ベッドに腰をかけた。

508:乃愛:2013/07/09(火) 06:50 ID:unY

「あ、あまり青春しちゃダメよー?」

 月夜が私に笑って“大丈夫”と言った直後、カーテンの外からおちゃらけたような子供っぽい声で菜々子先生はそう言った。

「っっ!?」

 私はそんなこと何も意識してなかったもんだから、顔を真っ赤にしてしまった。
でも月夜はそれに気づいてないみたい。

 …………ったく、鈍感で良かった。

「美月、ビル……行かなくてもいいよ? 無理はしないで?」

 でも、私にとってそういう言葉をかけられることすらが重くて

言われたら行かざるをえないような雰囲気を勝手に自分で作り出して

 自分の意志なんてほっからかして……。

「ごめんね、大丈夫だから」

 結局、私は断れないんだ。

509:乃愛:2013/07/10(水) 21:40 ID:EJw

「さっ、行こ?」

 私は目眩を抑えて元気よく立ち上がった。
なんて弱い人間なんだろ、私は……。

「大丈夫なの?」

 菜々子先生は心配そうに私を覗き込んだ。

「大丈夫です」

 私はそういい、保健室を後にした__。

510:乃愛:2013/07/12(金) 16:15 ID:Wm6

 保健室を出た後、私と月夜の間には重苦しい空気と沈黙が漂っていた。

「…………なぁ」

 月夜が沈黙を破ったが、重苦しい空気が変わることはない。

 私はその空気にいつまで耐えられるだろうか?どうしたら打破できるだろう?
そればかりを考えていた。

「おい!」

 ああ、呼ばれてたんだっけ?

「何?」

 なんなの、そっけない返事……。

 耐えらんないよ。

 君とこんな空気。


 気づいた時は既に遅く、私は走り出していた。

511:りな ◆snuQ:2013/07/16(火) 16:07 ID:eGE

名前を統一します。
りなに変えます。

同じ名前が居る可能性も高いので、
トリップつけます。

512:りな ◆snuQ:2013/07/16(火) 20:00 ID:eGE


 私は自分を失っていた。

 ただただ……走り続けた。
 行く宛なんて、ないのに……。

 私はふと後ろを振り返った。
月夜が追いかけてないかって、期待を込めて。

「美月っ! 待てっ!」

 ありがとう。追いかけてくれて。



 私は一年間ずっと君を追い求めてきた。

 

 私はずっと君が好きだった。



 心が通じたのが、嬉しくて。



 君を離したくないって強く願って。





 ………………なら、何故逃げる?


 この問いかけが私の足を止めた。

513:りな ◆snuQ:2013/07/16(火) 20:01 ID:eGE

なんか、改行マジ多くてごめん。

514:りな ◆snuQ:2013/07/19(金) 14:21 ID:T8Y

みんな、サマーバケーションを満喫しましょう!

……てな、わけで次完結。

515:りな ◆snuQ:2013/07/19(金) 14:33 ID:T8Y

 怖いから?つらいから?嫌だから?

 ____ううん、違う。


 君が大好きだから、迷惑掛けたくない。


 このまま、行ってしまおうか。



…………鈴堂ビルへ。




 まだ、月は出てない。
 
 まだ11時すぎだもん。




 照らさないで、月の光。

 今度は、一人で______。



*二人のその後*完結

516:りな ◆snuQ:2013/07/19(金) 14:34 ID:T8Y

ちなみに、最後の“______”に何が入るかわかった人いますか?

517:茉里奈 ◆h8rM:2013/07/19(金) 14:36 ID:9xQ

馬鹿なので分かりませんww

518:りな ◆snuQ:2013/07/19(金) 19:04 ID:hwg

>517
あれ、書き禁とけたの!!??
おめでとっ!

519:りな ◆snuQ:2013/07/19(金) 19:12 ID:hwg

二次創作板にて、「名のないシシャ」を書き始めました。
山田悠介さんの作品を題材にしています。

520:夏鈴:2013/07/19(金) 19:21 ID:9xQ

>>518
解けてないよww
パソコンでは書き込めるだけww

521:りな ◆snuQ:2013/07/19(金) 19:28 ID:hwg

>>520
そーなの?

522:夏鈴:2013/07/19(金) 19:44 ID:9xQ

>>521
うん
だからしょっちゅうは来れないけど
いつも更新されたらちゃんと見てるから
これからも頑張ってね!!

二次創作の方も原作知らないけど見ます!!
図書館行ったら原作探します!ww

523:りは ◆snuQ:2013/07/19(金) 22:48 ID:hwg

>夏
うん!探してみて!
めっちゃ面白かったよ!
私は友達に借りた

524:りな ◆snuQ:2013/07/20(土) 19:39 ID:Nvk

今度は、番外編ではなく……。
新しいの書こうかなって考えてます。
1ヵ月くらいで完結させられるような短編を書きます。

夏の恋を題材に書きます!

525:りな ◆snuQ:2013/07/27(土) 22:22 ID:27k

二次創作板の方は、書くのやめました。

素晴らしい作者様の小説作品の続編を書こうと思うなんてまだまだ未熟です。

完全オリジナルで、「純粋レモン」って小説書きます。

まぁ、恋愛系です。

526:りな ◆snuQ:2013/07/27(土) 22:28 ID:27k

<純粋レモン>

 最近の私は常にイライラしている。
何故かって?そりゃ、もちろん…………。

「竜成のバカっ! バーカバーカ!」

 恋をしているから。

527:りな ◆snuQ:2013/07/28(日) 23:34 ID:/N6

「純粋レモン」は素直になれない女の子が主人公というありきたりなストーリーです

528:りな ◆snuQ:2013/07/30(火) 11:45 ID:aW2

 私の名前は、愛澤桃(アイザワ モモ)。
名前は桃だけど、レモンみたいな女の子なんです。
なんにでもなじめて誰とでも仲良くできるレモンみたいな私。

 でも、最近……恋をしたんです。

 相手は、南竜成(ミナミ リュウセイ)。
ソーダ水みたいな少年です。
みんなに好かれる君は、私にとってパチパチはじける泡のような存在。
パチパチとはじけた泡は消えちゃうんじゃなくて、心に届く。
そして、またはじける。

「なぁ、桃ちゃんよ。いい加減仲良くしようぜ?」

 私はあんたに、さっきバカと言った。
なのに、話かけてくる君は物好きかな?

「なんで、あんたと仲良くしなきゃ・・・」

 あーあ、また言っちゃった。
本当は仲良くしたいのに。

 素直になれない私はまだまだ、桃には程遠いレモンだなって思い直したよ。
いつかあんたの隣に並べるような、桃になるからさ。
そのときは覚悟してて欲しいもんだよね。

 窓際の私の席には午前10時の太陽の光が反射してて、あんたの横顔を照らしてた。

529:りな ◆snuQ:2013/07/31(水) 00:16 ID:BlQ

「桃ちゃーん、一緒に弁当食おうぜ?」

 また来たよ。
2時間しかまだ経ってないのに。

 2時間も経ってるんだ______。

「仕方ないなー、ええよ」

 珍しく私はOKした。
桃になろうって決めたから。
レモンは卒業しようって決めたから。

 OKしたら、あんたは何故か不思議そうな顔をした。
でも、そないなこと気にしてられんから。

 そんで、何故か屋上で食べることになった。
私と、あんたの“二人”で。

530:りな ◆snuQ:2013/07/31(水) 00:18 ID:BlQ

ちょーっと、関西弁混じりになっているのは主人公のイメージからです。

主人公は、関西弁使うって設定にしました。

レモンっていうと、何故か関西弁?
あんたとか、使いたかった。

ほんまの関西の人から見たら、
おかしな言葉になってるかもしれやんけど、
甘く見過ごしてくれるとありがたいです。

531:りな ◆snuQ:2013/08/01(木) 13:21 ID:dWQ

 私たちはたわいない会話をしていた。
話を持ちかけるのはいつもあいつやけど。
でも楽しいんだよね、なんでやろ?
竜成の友達の葛西誠(カサイ マコト)が浅井鈴(アサイ スズ)と付き合い始めたとか、岬蓮華(ミサキ-レンカ)が他校の女子生徒と別れたとか。
そんなたわいない話やのに。

「桃って読んでいい?」

 いきなり何だよ。
竜成は突然私にそう聞いた。

食べていたプチトマトが口から飛び出るかと思った。

「ええけど……どしたん?」

「ううん、なんでもないよ」

 なんかオネエみたいやなー、とか思ったけど竜成やで許すし。
もう、なんか……ゾッコンやな、私。

「なぁ、桃ってさ……コレみたいだよな?」

 竜成は1階の自動販売機で買ったであろうBBレモンを軽く左右に振りながら言った。

「レモン?」

「うん、そう。なんか……話しやすいけど、とげがある。みたいな?」

「そう?」

 あんたの何気ない一言が私の心を苦しめた。
やっぱり、あんたも私のことどうでもいいんやな、って。
弁当に入っている卵を突き刺しながらおもった。

そして、最後の一口を食べ終えると素早く弁当を包み直し、スッとその場を経った。

532:りな ◆IoXo:2013/08/03(土) 08:22 ID:jvs

あ、最後…“経った”じゃなくて“立った”だ……すんません。

533:りな ◆IoXo:2013/08/03(土) 16:17 ID:uwM

「ちょ、ちょっと待てよ!」

 後ろから慌てて竜成は私に声をかけたが、私は無視した。
だって……私の両目からは数粒の涙が宝石の如く輝きを放って落ちていくのだから。

「桃っ!」

 竜成は思い切り私の右腕を引いた。
右手から持っていた弁当が転がり落ちる。
同時に、私の涙も____。

「泣いてるの? もしかして、さっきのレ……」

 私は竜成に最後まで言わさせなかった。
言われたくなかった。
 自覚してても、あんたに言われたら……苦しいやん。

 だから……咄嗟に私の口は動いた。
自分を守るためかもしれない。

「どうせ、私はレモンや!」

 それでもいいから。

「名前みたいにはなれへんのや!」

 君に……。

「でも、あんたが好きなん……」

 伝わって欲しかった。

 大きな声で叫んだもんだから、ちょっと喉がヒリヒリするけど、でもそんなん気にしやん。

 前を見れない、あんたの顔を見れやん。
恥ずかしくて……苦しくて。
私のことをどう思ってるかなんて、本当は分かっとるよ。
ただの……友達、でしょ?

「ごめんな、桃……」

 竜成の放ったこの言葉に私の思考回路は途切れた。

 私の時間を止め、すぐに動き出した時の歯車。

 もう、誰にも止められない____。

534:りな ◆IoXo:2013/08/04(日) 22:59 ID:sL.

「桃……ありがとう。桃の本当の気持ち聞けて嬉しい」

 これは、“NO”という意味……?
言うんじゃなかった。
ずっと心の奥の檻に閉じ込めておけばっ……。

「……だよね。私、レモンだもん」

 レモンみたいな私なんて相手にして貰えないことくらい分かってた。
でも、相手にしてくれる可能性が1%でもあるならがんばってみよう、って。
絶対、不可能なんかじゃないって自分に言い聞かせてきた。
でも、いざとなると……苦しいな。

「あのさ、桃みたいになるから……嫌いに、ならないで……?」

 好きじゃなくてもいい。
だから……嫌わないで。
あんたが桃みたいな子供が好きなら、私は努力する。
あんたの理想に近づけるように……努力。

「桃は、レモンでいいよ。桃はレモンのままでいてよ?」

 それって、どういう意味?
私は変わっても、相手にして貰えないの?
どうして?神様の意地悪?

 ううん、そんなんじゃないんだよね。

 ______力不足。

 この単語が私の心に深く深く突き刺さり、胸を苦しくさせる。

「……ごめんね、ごめん。忘れてよ、今の……」

 私は少しふらふらとした足取りで屋上から下の階へ繋がる階段に手を伸ばした。
しかし、扉には触れられなかった。
触れさせて貰えなかった。

 何故なら……後ろから、竜成が抱きついてきたから。
なんなの?一体……。

「離してよ」

 私は少し抵抗しながら強めの口調でそう言った。

「嫌だ」

竜成は少し意地悪な声で言った。
いくら好きな相手でも、心地よいとは感じない。
なんでだろ?好きなのに。

「離してよ……」

 私の声は少し震えていた。
そして、そのなんとも言えない想いは爆発した。

「離してよっ! 私のこと好きじゃないんでしょ!? そんなことしないでよっ!」

 いつもの後悔が私に襲いかかることは無かった。
これは……この言葉が紛れもない本心であって、なんとも言えない想いの正体だった。

535:りな ◆IoXo:2013/08/05(月) 00:03 ID:sL.

短編集を読んでくれてる読者さんがいない……

536:りな ◆IoXo:2013/08/06(火) 09:43 ID:BvI

なんか……恋愛って難しい。

537:りな ◆IoXo:2013/08/07(水) 08:30 ID:HfQ

「好きだよ」

 そっと耳元で囁かれた言葉に少しゾクッとしたが、何より驚いたのが言葉。

 ________好きだよ。

「嘘……」

 私はいつもよりはやくうつ鼓動を押さえつけ、言った。

「嘘じゃない、本当……」

 この瞬間が嬉しくて、永遠に続いて欲しくて私は私を後ろから抱きしめる竜成の腕をきゅっと軽く抱きしめた。


「桃は、桃らしいレモンでいて欲しい」

 竜成はそう呟いた。
そっか、そういう意味だったんだ__。
レモンらしい、桃が好きってこと。

「竜成……大好き……」

 このとき、竜成に対して何故か素直になれた。
心を本当の意味で開けたような気がした。

 桃の季節もレモンの季節もずっとこのままで____。

<純粋レモン>

 

538:りな ◆IoXo:2013/08/09(金) 10:22 ID:b.6

小説のネタ思い浮かばん……。
どしよ…………。

まぁ、いっか。
このスレ下げます。

ネタ思い浮かんだら書きます。
てか、短編集とかじゃなく長編で書けるように新しくスレたてます。


8/9 りな

きっと次回逢うときは、きっと里奈という名前です(><)
じゃあ、いままでありがとうございました。

539:りな:2013/12/22(日) 23:48 ID:9Fk

あ、いきなりなんですが……

“______”の部分に入る言葉は“君を照らすから”なんです(^^♪

結論を言うと…

最初は、月光が月夜(の背中)を照らしてましたよね?
だから、最後は美月が一人で月夜を照らすという……なんじゃこれ?

540:♪さんご ◆iAoc:2013/12/24(火) 19:03 ID:F1A

久しぶりに読んだなぁ〜
やっぱすごいわ......((・・=3

  /l、
   (゚、 。`フ
   」  "ヽ
  ()ιし(~)〜

541:♪さんご ◆iAoc:2013/12/24(火) 19:05 ID:F1A

りなに戻ってたし……気づいたらw

542:りな:2013/12/24(火) 23:16 ID:9Fk

>>541
ここではりなって名乗ってたからね^^


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