缶ジュース1本ください

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1:闇夜:2013/02/18(月) 18:07 ID:i-.OA

「彼氏できたんだ」

ある日、幼なじみの君はそう言った。



君はキラキラしていて


凄く幸せそう。


でも俺また地獄の生活の始まりだよ。



俺だって君が好きなのに。


「一生この人といたいの!」


そうか、そうか。


俺も君といたいのにさ…。



あぁ、そういえば。


君、その言葉何回目?

2:ゆず:2013/02/18(月) 18:12 ID:h1o

辛い…。
好きな人が違う人と付き合うことになるなんて…、辛い。
でも、その先を知りたいです。

3:闇夜:2013/02/18(月) 18:16 ID:i-.OA

「ねぇ!雅さんに彼氏できたんだって!」



「雅さん狙ってたのになぁ…」


クラスは花沢雅の話でもちきり。


誰もが口を揃えていう言葉。


「花沢雅は可愛いすぎる」


読者モデルをやっているんだ、それはあたり前のこと。


しかし問題はこの俺がその雅に恋をしていること。

幼なじみの君に。

「はぁ…」


「なぁにため息ついてんだよ、雄大」

この暑苦しい時期に長袖のシャツを着ているが岡部遥。


本人曰わく俺は日光にあたると死ぬと述べているが実際は日に焼けたくないだけ。


「また恋か?恋だろ…な?」


ニヤッと笑いながら探るように聞く。

こいつに教えると数分でクラスのさらし者になる。


「言わねぇよ、バカ」

4:闇夜:2013/02/18(月) 18:17 ID:i-TvA

ゆずさん、初めまして!

5:闇夜:2013/02/18(月) 18:26 ID:i-.OA

「ブー。何だよ、お前はやらしい奴だな」


「どこからやらしいがでてきたんだ、おい」


真面目ちゃんだなぁ、と遥は笑いながら言った。


わかってるっての。


俺、川崎雄大はどこにでもいる普通の男子。


遥みたいにクラスの中心にいるようなタイプでもない。


ごく普通の人。


前までは。


「雄大ー!!」


ガラッと音をたてながら教室のドアを誰かが開いた。


今にも折れてしまうのではないかというくらいな体に少し着崩した制服。


誰もが圧倒される存在感。


「何だよ、雅」


「聞いてよー!」


バタバタとこちらに走ってくる。


クラスのみんなは俺に視線を向ける。


冷たい視線。


いつからか毎日のように雅は朝、必ず俺のところに来るようになった。


それからというもの、クラスでは何時ものように「何話てたの?」


と質問の嵐。


だから、


本当に迷惑。



「雄大ー!」



な、はずない。

6:ゆず:2013/02/18(月) 18:57 ID:h1o

どうぞ、おがんばりを!

7:闇夜:2013/02/18(月) 19:17 ID:i-.OA

はい!

ありがとうございます!

8:闇夜:2013/02/18(月) 19:58 ID:i-w7w

「太陽がね〜!」


満面の笑みで自分の彼氏の自慢話をしてはや5分。


俺はもう耐えられずにいた。


ただ頷いているだけで、話をまともに聞いちゃいない。


しかし、雅のほうは彼氏がよっぽど好きなのか、お構いなしに話を進める。


「…遥」


前の席の遥に助けを求めて小さな声で呼ぶ。


遥はきずいたのかこちらを向いた。

「…頑張れ」


「えっ!おい!」


遥は頑張れと口パクで言った後また周りにいた人たちと話だした。



「聞いてるの…?」

「えっ!?」


雅は不満そうに口を尖らせてムスッとした態度をとる。


「わりぃ」


「もぉ…別に良いけど…。もう時間だから行くね!」


向日葵のような笑みを浮かべて雅は教室を後にした。



なんか、余計暑くなった気がする。

9:闇夜:2013/02/20(水) 17:11 ID:i-cjg

「お前、雅に話かけられてる時に助け求めたのに何で無視したんだよ」


「いや〜屋上は気持ちいいね。昼休みは最高だよっ」

うんうん、と頷きながら持っていた苺オレを飲みほした遥。


何だよ。


無視かよ。
俺はため息をつきながら卵焼きを口に運ぶ。


「でもよぉ〜雅ちゃんってやっぱモテるよなぁ」


「何だよ今更。」


「俺も彼女ほしぃ」

何故か勢い良く立ち上がり空に向かって叫ぶ。


当然、屋上にいた人たちのさらし者になった。


「ばかか、お前は」

10:闇夜:2013/02/20(水) 17:18 ID:i-cjg

「行くぞアホ」


俺はてきぱきと弁当を片付けて遥の腕をとり屋上をでる。


強引に引っ張っていたせいか遥は「いてぇ」と連呼していたが、今はそんなもの知るものか。









「ほら、教室ついたぞ」


遥を教室に叩き込み、俺も後から入る。


大袈裟に遥は転んでみせたがあえてスルーしておいた。


「ひでぇよ。無視なんて」


俺の足に腕を絡めてきた遥を振り払った。


「お前も無視しただろ〜」


「それは別だ。別」

何て自分勝手な奴だ。


「席につけよ〜。もう午後の授業始まるぞ」


「冷たい奴だな」


ごもっとも。


わかってますよ。


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