孤独の屋敷

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1:アリス pmp3:2013/03/03(日) 00:14 ID:Gfw

バタバタバタバタ……

「キモイんだよ!」

待って…あたしを置いていかないで…

一人にしないでっ…

ガッ……

「っ……」

痛い。カラダもココロも。

つまづいて足をすりむく。血がでる。

それでも君は走る足を止めない。

  バタンッッッ!!

勢いよく館の扉が閉まり、とうとう屋敷の中は私一人になった。

あーあ……逃げられちゃった。

でも…今回の人はすごい。
私から逃げられたんだもの。

確かに足はとっても早かった。

でも…屋敷の仕掛けをあんなによけるなんて……すごいわ。

ふふっ…でもまた次の獲物がやって来る。

そう思いながらすりむいた血を舐める。

相変わらずどこか苦くて酸っぱい…

“愛”もこんな苦くて酸っぱいのね…

2:アリス pmp3:2013/03/05(火) 01:25 ID:Gfw

暗い寝室に一人。

黒が縁取られたレースのベッドに乗る。

いつもすることはない。
好きなこともない。
したいこともない。
そんな人間くさい感情、昔のうちに捨てちゃった。

すべてどうでもいい。そう感じる。

でも、わたしは、ほんとに好きなものが無いわけではない。

あるといえばある。

それは“男”…

好きな異性といると、人間らしい心になれる。そしてどこか楽しい。
あたしは、そこくらいしか、唯一人間らしいところがない。

好きな人といるときだけ、わたしの“感情”というものが表にでる。

3:アリス pmp3:2013/03/05(火) 22:32 ID:Gfw

でも、男なんてあたしからすればただの“獲物”同然。

ずうっと、逃がしはしない。
死んでも、同じ場所で死んで。

永遠の、本物の“愛”を、わたしは手に入れたい。

でもなぜか、愛せば男は逃げる。
なぜか逃げる。しまいにはわたしを化け物扱いする。

結局1年も経たないまま、屋敷から出て行く。

でも私は、屋敷から外へは追わない。
私は、光が嫌いだし、“獲物”なんて、わたしが少し外にでたら寄ってくるし。。。

そんな感じで、一人考えながら、広い庭で紅茶を飲む。
今は、そんなに光は当たっていないし、心地よい風が吹き抜けている。

本を読みながら、紅茶を飲む。

あと、お茶菓子のチーズケーキも食べながら。

………私は、高校にはいっていない。
高校なんて、中退。
高校にいって、心が消えた。
感情なんてもう悲しいしか感じなくて。

どっちにせよ、わたしは仕事なんてしなくていい。だから行く必要も分からない。
だから、やめた_______


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