高校1年生の初恋

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1:あいたん SKE48:2013/03/07(木) 16:14 ID:EHQ

私の名前は、大西茉由。
高校1年生の15歳。
私は、今まで男子を好きになったことなんて、一回もない。
だから、恋の楽しさが私にはわからない。
そんな私に、ついに“初恋”というのをする日が来た。

2:あいたん SKE48:2013/03/07(木) 16:21 ID:EHQ

__4月1日。

私は、“聖凛高校”という高校に入学した。クラスには、そこそこかっこいい奴はたくさんいた。

入学して一週間が過ぎた頃だった。
突然、あの人と目が合い、イナズマが落ちた。きっと・・・恋に落ちたのだろう・・・・・・。
その人の名前は、城山孝俊。
クラス1のモテ男。
私は、孝俊のことが好きになっていった。

3:あいたん SKE48:2013/03/07(木) 16:32 ID:EHQ

「今日も疲れた〜」
親友の 武本優佳ちゃんがそういった。
「うん。疲れたね〜」
「ねぇねぇ・・・・・・」
「どうかした?」
「茉由が孝俊のこと好きって噂になってるんだけど・・・・・・ホン・・・ト?」
ドキッ!!
えー?なんでそんな噂が流れてるのよぉ・・・。とりあえず、返事しとかないと怪しまれるよね・・・・・・。
「茉由?」
「孝俊?いくらなんでも私は好きにならないよ〜。第一・・・人を好きになったことなんてないし・・・・・・」
「あらそう・・・。」
私って最低な女! 嘘つくなんて、ひどすぎる!!しかも、親友相手に・・・。

<プルルルルルル>
電話が来た。誰だろう・・・
[着信:孝俊]
『はい もしもし?』
『あー俺。孝俊!』
『うん・・・、わかるよ・・・。』
あーそうだった。同じ班になって、アドレス交換したんだった。
『あのさ・・・・・・』
『うん』
『優佳のアドレス知ってるか?俺さ、優佳だけ登録するの忘れてて』
なぁ〜んだ、そんなことか・・・。
『・・・うん、知ってるょ』

かれこれ通話時間は20分。
なんでこんな話しかできないんだろう。はぁ・・・・・・。

4:あいたん SKE48:2013/03/07(木) 16:49 ID:EHQ

【叶わない恋とさしのべられる手】5月

私の恋は、絶対叶うわけない。叶ったとしても、私は変な態度をとってしまう。ツンデレだから・・・・・・。

「おーい、茉由〜」
クラスの男子の裕斗だ。
「何?裕斗ッ!」
裕斗は、私のことを知り尽くしている、ちょっと怖いけど仲がいい男子。
「今日の放課後、屋上に来てね」
「どうして屋上?」
「言いたいことがある・・・」
「・・・うん」

<放課後 屋上>
んーと、屋上ってここでいいんだよね・・・?
「あっやっと来た・・・」
「んで、話って何?」
「・・・・・・。」
「もしかして、告白とかw?!」
「茉由・・・。俺さぁ」
「・・・?」
「お前のこと好きなんだよね。付き合ってよ」
「え・・・・・・」
驚くことしかできない。“付き合ってよ”?裕斗は、確か理咲ちゃんと付き合ってるって・・・
「ダ・・・メ?」
「ダメ」
「即答ってやつか・・・。でもなんで?」
「理咲ちゃんと付き合ってるくせに。浮気しないでよね」
あれ?返事が来ないな。言い過ぎた?もしかして、理咲ちゃんとうまくいってないとか?!
「浮気・・・・・・か」
「は?」
「浮気って言うか、なんつーか その・・・」
「じれったいなぁ」
「俺と理咲、もう付き合ってないんだけど」
「そ、そうなんだ」
「だから、浮気じゃねーよw」
「返事、今いった方がいい?」
「どっちでも。まぁふられる覚悟で告ってるからなw それなりの覚悟はでててる」
「・・・ぃぃょ」
「ん?何ていったか聞こえん。声ちっチェーンだよ!」
「だから・・・いいよ」
「なんで?」
「何でって・・・気になるから。あ でも」
「何?」
「孝俊のことは諦めないからね」
「おい、お前こそ浮気じゃんかw」
「でも、私はこれでいいの・・・」

5:あいたん:2013/03/08(金) 16:28 ID:vWg

【心が動き始める】


裕斗に告白されてからなんだか裕斗の事が気になってしょうがない。一体どうしてかなぁ?別に、前まではなんとも思わなかった私。でも、彼氏として認めてから(?)一方的にひかれまくる私。裕斗と会うたび、心臓がドキドキして仕方がない・・・・・・。
「ねぇ。何ボケッとしてるの?」
そう裕斗は言った。
あぁ、そうだった・・・。今は、裕斗の家に来てるんだった。ん〜忘れてたなぁ。
「ねぇってば!!」
「わっっ!!ご、ごめん・・・」
「ところでさ、なんで俺の事ふらなかったの?」
えっ・・・・・・。それは・・・気まぐれで・・・
「え?なんでって・・・」
「俺の事が好きだから?」
「えぇ?! ・・・・・・う、うん。そうかな・・・」
「心臓・・・」
「え?」
「心臓、スゲェードクドクいってるよ」
「嘘ぉ?!」
「嘘♪」
「もぅ・・・」
「あっねぇ」
「どうしたの?」
「もう12時だよ・・・」
「まぢか!?」
「電車・・・」
「・・・え?」
「電車、11時までなんだ、ここ。」
「うっそぉ・・・(涙」
「田舎だからさ・・・終電が早いんだよ」
「どうやって帰ろう・・・?」
「・・・まる?」
「なんていった?」
「俺んち、泊まる?」
「えっ?でも・・・・・・」
「大丈夫。何もしないよ。それに、そうするしか手段ないしね」
「・・・そうだね。ならお言葉に甘えて・・・。」

6:あいたん:2013/03/10(日) 16:56 ID:ECk

【二人きりの夜・・・】
留まるしか手段はなかったけど・・・、ドキドキして寝れないなぁ・・・・・・。
「ん・・・」
いいなぁ、裕斗は・・・。ぐっすり寝れて。あぁ・・・・・・寝顔可愛いなぁ
<バンッ>
「な〜に、そんなに俺のこと見てるの?」
「ゆ、裕斗・・・。起き・・・・・・てたんだ」
「寝れるわけねーだろ」
「え・・・」
「バーカ。俺だって好きな女と一緒に居たらドキドキするに決まってんだろ。第一・・・・・・」
「・・・。」
「女と寝ることなんて、俺、初めてだもん」
「そ、そうなんだ・・・」
「安心した?」
「・・・え?」
「いや、なんでもねーよ」
「う、うん」
「早く寝ろよ」
はぁ・・・・・・。早く寝ろよって言われても、ドキドキして逆に寝れない・・・。
早く明日にならないかな・・・・・・。

7:あいたん:2013/03/11(月) 17:34 ID:PLQ

【ドキドキの学校】

昨日は、すごくドキドキしてあまり眠れなくて・・・今はすごく眠いです・・・・・・。でも、あのハプニングは私にとって大きな勇気になった。

__昼放課。
私は、孝俊に呼び出されていた・・・。孝俊より早く来た私を見て、孝俊はこう言った。
「何お前。期待してんの?」
バカみたい。私は孝俊なんかに期待してない。なんでだろう・・・・・・。
「別に、孝俊なんかに期待してないし」
「ふーん」
何これ。孝俊、一体何がしたいわけ?!でも、何でこんなに孝俊に対して冷たいんだろう・・・・・・。
「なんなの・・・・・・」
「何が?」
「こんなこと言うために呼び出したの?」
「・・・こんなこと?」
「『期待してんの?』って言うために・・・」
<ギュッ>
『・・・・・・なにしてんの?』と思う暇もなくハグをされた。私は、すごく嫌だった。いつしか、裕斗のことしか考えることができず、孝俊のことは気にしてなかった・・・・・・。
「・・・・・・やめて・・・」
「何で・・・?」
「離してよ」
「嫌」
「・・・離してっていってるじゃん!」
「・・・・・・。」
言い過ぎてしまった私。でも、後悔はしてない。今は、裕斗が好きだから・・・。
「俺・・・・・・」
「・・・何よ?」
「お前の事が好きみたいなんだ。ずっと前から・・・・・・」
「・・・・・・。」
「好きだった。俺と・・・付き合って下さい!」
え・・・。今さら遅いよ。私の初恋は叶わないと思って、孝俊の事、諦めたのに・・・・・・。
「・・・ごめん」
私は、ごめんとしか言葉が出なかった。ここの空気がいやになり、私は急いで駆け出した。何もなかったかのように・・・・・・。

8:あいたん:2013/03/12(火) 17:14 ID:o1s

【変わらぬ思い】


孝俊に告られたけど、どうも嬉しくない。それは、嫌いだからか? それとも、手遅れだと怒っているのか? 私自身でも、わからない。でも、孝俊より裕斗の方が大事だと思ったのはまちがいない。
最近、裕斗と付き合っているという噂が流れ、私にはいじめが始まった。同級生の 桜井李子ちゃんだ。李子ちゃんとは、普通になかがよかったのに、いつの間にかいじめが始まったんだ・・・。

__李子ちゃんは、裕斗が好きらしい・・・・・・。

私は、『そんな些細なことでいじめは始まるのか?』と疑問だった。でも、李子ちゃんと裕斗は“お似合いコンビ”と言われていた(理咲ちゃんと付き合う前は)。もちろん、理咲ちゃんもいじめを受け、別れたという・・・。でも、私は絶対に諦めない。

「おい、茉由。ジュースないみた〜い。あ、そーだ。買ってこいよ」
李子ちゃんがそういった。続いて、李子ちゃんの親友、大島瑠莉佳ちゃんが
「無視? 李子に逆らうつもり?」
と強い口調で言った。
「ジュース位、自分で買ってこれば?なんで私が李子ちゃんに従わなきゃいけないの?私達、友達でしょ?」
「瑠莉佳、今の聞いた?」
「聞いた、聞いた!『私達、友達でしょ?』だってw」
「違う・・・・・・の?」
「違うのも何も、私ら、友達じゃないわよ。ねー、瑠莉佳!」
「うん。お前と友達になんかなれるかよ」
「ハハハハハw」
そういって、二人は去っていった。信じていた友達・・・いや、あの子達に裏切られた私は、苦しかった。私はこう思った。

『これからがホントの戦いなんだ』

と・・・・・・。

9:あいたん:2013/03/12(火) 17:35 ID:o1s

【裏切られても僕は味方だよ。】

<ガラッ>
冷たい目線・・・。
ヒソヒソ声・・・。
私は、教室のドアを開ける度、いつもこんな感じで軽く見られている。
席に座ろうとすると、李子ちゃんと瑠莉佳ちゃんが来た。その後ろに、もう一人女の子の姿があった。『誰だろう』と思っていると、李子ちゃんが
「この子、新入り。」
といい、女の子を前に出した。
すると、瑠莉佳ちゃんは
「挨拶しよっか♪ コイツだよ、これから、玲華ちゃんとうちらでいじめる相手。」
『え・・・・・・?』

__山田玲華ちゃん。 お嬢様だ。

「山田玲華です。これから、あなたをいじめさせていただきますね」
何これ?なんで挨拶なんかするの?なんで『いじめさせていただきますね』って予言吐くの・・・・・・?怖い。予言を吐くってことは、大変なんだ・・・。
「よし!いい子♪私は、瑠莉佳。」
「んーで、うちが李子ね!!」
何でだろう。
私の目の前で仲良しの集団がイチャイチャすると、イラつく。


__あの日から6日後。
「新入りの 太田佐菜ちゃん。元 サッカー部。まぁ、茉由を蹴るときに活動する子」

__あの日から8日後。
「新入りでーす。木本萌江ちゃん。空手やってるから、茉由を殺すとなると、簡単だわ」

__あの日から11日後。
「新入りの・・・・・・」
びっくりした。今までずっと女の子だったのに、男子が二人入ってきた。
「俺は、本田幸登」「僕は、泉亮」
「殺せる人、また増えたねぇ」
李子は悪そうな笑い方。
<チョン チョン>
ん? 後ろから、誰かに制服を二度引っ張られた気がした。振り向くと、泉亮くんが居た。『殺される・・・』と思うと、私の耳元で「李子達に茉由が裏切られても、僕は味方だよ」。

一瞬、心が救われた。
『罠かも』とも思いもした。
けれど、味方ができた。
裕斗の次に信頼できる友達ができた。

10:あいたん:2013/03/16(土) 15:07 ID:F42

【嘘のように・・・】


裕斗と亮は幼なじみと知り、私は亮といる時間が嫌になった。自分勝手とは思っているけど、友達以上にはなろうとは思わなかった。
亮に紹介されて、いつの間にか友達が沢山できた。木崎ユナちゃん、菅よう子ちゃん、櫻川那緒ちゃん、木下麻優美ちゃん、大関涼花ちゃん・・・・・・そして、私の大親友の松井美樹ちゃん。他にも、沢山できた。



__夜。
裕斗の家にとまっていることに気づいた。そう。夜は裕斗の家で亮や美樹達と食事をしたからだ。私は、きっと寝てしまったのだろう。
「かわいいなぁ・・・」
どこかで、そう誰かが呟いた。『この声って・・・・・・』
<バシッ>
「いってぇぇぇ!!!」
ん?何が怒ったの?? すると、亮らしき声の人が
「お前、茉由のこと見すぎ」
と裕斗に少しきれぎみで言った。
「は、はぁ? み、見てねーし・・・・・・」
「動揺しすぎだ。アホ」
「動揺してねーし」
『おもしろいなぁ』
私はそう思い、再び寝た・・・

11:あいたん rjdSW:2013/03/18(月) 13:43 ID:DTw

「おーい、いつまで寝てんだ?」
私は、ハッとして起きた。時計をみたら、8時だった。
「ヤバイ!遅刻だぁ・・・」
「フフッ(笑)」
「な、何笑ってるの? 遅刻だよ!!」
「バカだなぁ・・・・・・」
「・・・はぁ?」
「今日、学校ないよ」
「何言ってんの?!」
「土曜日だよ」
『えっ』
びっくりした。今日は土曜日だと忘れていた。『だから、裕斗は普通にしてたんだ・・・』
「忘れてたよ・・・・・・」
「もし、今日学校あったら泊めないし。普通に考えろよな(笑)」
「・・・うん」
「なぁ、俺と二人でどっか行こッ!」
「えぇ? どこに?」
「うーんと・・・・・・。水族館とか?」
「ねぇ・・・」
「何?」
「それって・・・・・・デートじゃん」
「俺は、デートのつもりッ♪」
「・・・わかった。行こっか」


__水族館。
「わぁー・・・久しぶりだなぁ〜♪」
思った以上にはしゃいでしまう私。だって、大好きな人とデートだなんて・・・・・・幸せすぎる! それに、水族館ってデートっぽい感じすごいあるし・・・!!
「なぁなぁ」
「どうしたの?」
「水族館って・・・・・・ラブラブのカップルだらけなんだな・・・」
「・・・ホ、ホントだね」
私もこんな人達みたいに仲良くなりたいなぁ。でも、なれないよね・・・。李子ちゃんがいる限り、裕斗にこれ以上近づけないし・・・・・・。
「俺たちも・・・こんな風になろーな・・・・・・」
「ハッ?!」
「び、びっくりしすぎ・・・・・・」
だって、思ってたことが早速おきるなんてあり得ないし。
「俺は本気・・・」
本気・・・か。本気なら、私もなりたいな・・・・・・。

12:あいたん:2013/03/20(水) 16:20 ID:L9Y

【#12 まさか…】

<プルルルルル プルルルルル>


[着信:亮]

「もしもし?」
『あ、出た・・・』
「どうしたの?」
『お前じゃなきゃダメなんだ・・・俺・・・・・・』
「は・・・?」
『俺、お前じゃないとダメなの・・・・・・』
「なんで?」
『お前が必要』
「だからなんで?」
『その・・・・・・す・・・』
「・・・。」
『す・・・・・・水筒がなくて、お前の水筒、俺のと似てたから貸してほしくて』
「え?水筒?いいけど・・・? てゆーか・・・・・・」
『何?』
「そんなけで緊張しすぎでしょ(笑)」
『だ、だよな・・・(笑)』
「じゃあね。明日、学校に持ってくから」
『お、おう・・・!』
「切るよ?」
『・・・・・・うん』
<ブチッ ピーピーピーピー…>
亮、なんか変だな。水筒なくすって・・・。水筒なくしても買えばいいし、私じゃなくても・・・・・・。
とりあえず、学校行こっと。

「おはよー!茉由〜」
「あー、おはよー。咲良ちゃん」
鬼頭咲良ちゃん。
いつの間にか仲良くなった。
「あれ?水筒?」
「うん」
「なんで?」
「亮に頼まれて・・・・・・」
「りょっ亮?!」
「・・・うん」
「水筒・・・ねぇ・・・・・・。ふーん(笑)」
「ちょっと、どーしたの?」
「水筒って、博多弁で好きですって意味なの。アイツ、福岡出身だから。『好いとう』だってさぁー」
「そうなの?」
私が好きなのかどうかわかんないけど、ちょっと複雑な気分。少しずつ、李子ちゃんの目線がほんの少しずつやわらいでいったのが感じとれた・・・・・・。


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