ネぇ、オぼエテる?

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1:双葉 ◆UZnQ:2013/03/08(金) 20:26 ID:cnc

前作の【ネェ、ぼく、のこと、オボエテル?】は途中中断すみません。
応援してくださった読者様達に失礼ながら新しく頑張って書きます。

題名は少し違いますがホラーです。
グロ系・怖いのが苦手な方は見ないのをお勧めします。

雑談禁止です、此方に書き込みしてください。
http://ha10.net/test/read.cgi/yy/1361341878/l50
感想・アドバイス大歓迎です!

では、スタートです。

2:双葉 ◆UZnQ:2013/03/09(土) 09:30 ID:cnc

   プロローグ

「俺以外の人は愛さないって、約束してくれる?」

彼は私にそう言ってきた。
私は、これは彼なりの愛情表現なんだと思ってしまった。

「絶対約束だよ?俺と由美は永遠一緒だよ死ぬまで、ううん死んでも一緒」

こんな言葉は面白がって冗談で言ってるんだと思って、約束してしまったんだ。
こんな約束守れるはずないのにね。
お互いの小指を絡めて上下に振りながら子供みたいに無邪気に笑って彼は言った。

「約束を破ったら____…」
こんな恐ろしい約束、しなきゃよかった。


私達には"愛"なんてないんだよ。
死んでもね、前世も来世も一生ない。

3:双葉 ◆UZnQ:2013/03/09(土) 14:39 ID:cnc

第一章 ー私の彼氏ー

夏休み間近の8月上旬。

「嫉妬させるのよ!」

そう言ったのは私、石塚由美(いしづかゆみ)の友達杉浦友湖(すぎうらともこ)。
休み時間、私は恋愛マスターと呼ばれてる友湖に
私の彼氏坂口葵(さかぐちあお)の相談に乗ってもらっていたところだ。
恋愛マスターということで人の恋愛にはうるさい。
私は最近、葵がそっ素なくなっていたことを感じていた。
そこでどうすればいいか、友湖に訪ねたところ「嫉妬させる!」と言う
真剣に考えてない回答に私は困ったように眉を寄せた。

「真剣に、考えて……」
「あら、私は至って真剣その物よ…」

問いただすと逆に友湖が困った顔をした。
それのどこが真剣だと……?だいたい、嫉妬ってどうやって。
私はひんやりして冷たい自分の机に顔を張り付けた。
季節は夏、机のひんやりさは丁度よかった。
冷たいー…ずっとここにいていいかも
うっすら瞼を閉じようとするとすかさず恋愛マスターさんが
このままでいいの?と焦らすように私に訪ねる。
その言葉を消すように渋々私は机から顔をシールのように剥がす。
机には先程のような冷たさは残っていなかった…生ぬるい。

「このまま、葵君他の女のとこいっちゃうよ?」
「…いやだ!葵のこと大好きなんだもん!」
「なら、これから私が言うことを絶対すること!!」

あ、油断したら…恋愛マスターの罠に填まってしまった。

窓からさしこむ夏の日射しがギラギラと私を照りつけた。

4:双葉 ◆UZnQ:2013/03/11(月) 17:36 ID:cnc

「んで、恋愛に鈍いあの葵君をどうやって嫉妬させるかが、問題ね。」

椅子に座りながら友湖の長いスラッとした足を組んで
おまけに手まで組んで「う"〜ん」と悩んだ表情を浮かばせていた。
その言葉は私に向けられているのか自分の中の自分に言っているのかわからないが

確かに、葵ははっきり恋愛に……鈍い
前、二人でアイスを食べてた時に私が思わず『好き』って言ったら…
『俺もアイス好きだよ!』と子供のような笑顔を見せてそのままアイスにかぶりついた。
あの時は、葵のことさすがに恨んだ。
ちきしょうめ!!私の愛の言葉はどうなったんだよ!!
私は、イラつく気持ちをバタバタ足を振って少し解消した。
友湖は私とは正反対で冷静で私の為に真剣に考えてくれてる。
数分経過した後、ついに友湖が口を開いた。

「まず、他の男子と喋って焼きもちをやかせる!!」
それは、一番手っ取り早いね。
漫画でも見たことある、女の子が男子と喋ってたら男の子が邪魔してるやつ
あぁ、憧れ!!
私が一人脳内妄想していると、友湖が意外な言葉を口にした。

「葵君の、お兄さんと仲良くする。」
「一番、身近な人と仲良くなったら焼きもちやきそうじゃない!」

じゃない、ってもしも話じゃん。
私はしばらく首をかしげて考えた途中足を組もうか迷ったが私の短い足では無理そうでやめた。
う〜ん、確かに身近にいる人と仲良くなった方が視界にも入るしお兄さんにも協力してもらえるしね。
葵はお兄さんがいるって聞いたことあるけど会ったことがないしいい機会かも。
私は首を元の位置に戻し友湖に返事した

「それ賛成〜!!」
「んじゃ、決まり!後で葵君のお兄さんに電話しとくね!」
「うん。」

この時、私はどんな結果になるのが楽しみで。

なんで、友湖が葵のお兄さんのことを知ってるのか何故電話番号を知ってることなんて
考えられなかったんだ_______…。

5:双葉 ◆UZnQ:2013/03/12(火) 22:14 ID:cnc

-作戦実行-

「ねぇ、何話してーんの?お二人さん」

葵が友達の憐君と机の周りで楽しそうに話している所を友湖が中に入る。
友湖によると、葵の視界に入る人と仲良くした方が効率的にはいいらしいが
なんでもその相手が憐君あまり喋らない男子。朝、挨拶を交わす程度の仲。
友湖には憐君と話してと言われているが……無理だ。
男性と交流がない私にとってはもはや、地獄だ。
葵は女の子ぽい顔立ちで何だか、無理せずに話せやすかったから今に至った。
まぁ、頑張って話そう。

「ごっほん…今の政治の話をね、なんちってアハハ」

憐君がわざとぽく咳払いをして、冗談交えて笑いながら言ってきた。
私は友湖の後ろに隠れながら話に参加する。
それを見た友湖が肘で私の腕をつつく
鋭いよ、恋愛マスター……。
思わず苦笑いを浮かばせる。
そんな私をお構いなしに友湖は葵と話始めた。
話が違うじゃん、そうしたら葵が私にきずいてくれない。
もう、ヤケクソになった私は憐君に話しかけた。

「憐君の髪って綺麗だよねー…」
「え、そ…そうか?」

憐君の髪の毛がなびいて咄嗟に出た言葉だった。
憐君は照れ隠しなのか、前髪をちょくちょく触ってる。
よく考えたら、確かに綺麗かも。
染めてもない黒髪に少し茶髪が混じってて何だかかっこいい。
葵には敵わないが、憐君はなかなかのイケメンだ。

「石塚の髪もきれい……だと思うよ。」

突然。衝撃的な言葉を憐君から聞いた。
この言葉は私がさっき言ったお礼なのか?ノリ的に言ったのか!?
明らかに憐君の膨はほんのり赤く染まっていて瞳は前髪で隠れてて見えない。
憐君をみた途端、ボンッと熱くなる膨、動揺するな。
そう自分に言い聞かせるが無理だ。
この状況が葵に見られてたらもっと恥ずかしいし、嫉妬してほしいという願望も沸いてきた。
私は助けを求めて友湖のいる後ろに振り向く。
後ろを見た途端、私の熱帯びた膨はいっきに冷めた。

私の視界に入ったのは、いままで見たことない私の彼氏の最高の


       笑顔。

6:双葉 ◆UZnQ:2013/03/13(水) 18:36 ID:cnc

衝撃的すぎて、言葉が発っせなかった。
葵が友湖とすごく楽しそうに話してて笑ってて、
その笑顔は無理に笑ってないって誰が見てもわかる。

これが、本当の葵の笑顔。

私といる時の葵はいつも無理して笑っているようで辛かった。
葵は私のなのに、私の彼氏なのに……。
思わず、悔しくて自分の下唇を切れるほど強く噛み締める。
自分の玩具がとられたようにイラつき、自分が抑えられないこの衝動。
耐えきれず、友湖に話しかけようとしを遮るように憐君が私の肩を叩いてハッと我に返る。

「石塚?どうした……?」

話をかけた憐君は明らかに戸惑っていた。
すぐに憐君の方向に体を向ける。
憐君は眉を中央に寄せて困った笑みを浮かばせた。
私、憐君と喋ってたのに無視しちゃったよ。
無視されたこと、気にかけてるかな?
先程の込み上げていたイラつきが嘘のように消えて、憐君を気にかける。

「いや、なんでも…ないよ?」
「そんなことないだろ、葵のこと?」

図星をつつかれて、体が反応する。
あぁ、なんでこんなに鋭いの?
いきなり憐君に私の手首を掴まれる振り払えない強い力。
優しい顔より正反対に怖い顔をする憐君、私の顔もいつの間にか強ばっていて
もう、助けてよ…葵、彼氏でしょ?
それでも私は葵に助けを求めてるのに葵は友湖と楽しそうにしゃべってる。

これじゃ、私が嫉妬してるだけじゃん。

すると、耳に聞き飽きた学校のチャイムが響いた。

7:双葉 ◆UZnQ:2013/03/13(水) 18:46 ID:cnc

無駄レスすみません。

なんか、ホラーって言ってるくせにめちゃめちゃ
恋愛ぽいのは見なかったことにしてください。

後半くらいから怖くなると思いますんで、はい!

8:双葉 ◆UZnQ:2013/03/15(金) 22:35 ID:cnc

聞き慣れたチャイムを戸惑うことなく何の音かわかった。
私と話していた憐君だって、何も言わずに自分の席に座った。
次々に席に座り込む生徒を見て自分も席に座り込む。
私は方杖を突きながら、先生を待つ。
けれど私の少し前にはまだ話続けてる葵と友湖。
私が葵の彼女と知っていながら、私が君達の後ろの席で丸見えって知っていながら…
私に見せつけてんだよ。

段々、貧乏揺すりをしていて…ドンドン音を立てて教室に鳴った。
クラスメイト達は音に気づいたのか数人此方に振り向いて。
なんか、恥ずかしくて……やめた。

そのまま、方杖をついたままいつの間にか先生が教卓の前にいた。
うわっ!先生、空気の様に入ってきやがった。
すぐに、机の中を覗きながらで数学の教科書をとりだした。

私は先生が意味のわからない数学の授業をやるが勿論聞くはずなく、
二人の行動が気になってずっと大きく目を見開いて監視してた。
やっぱり、二人はコソコソと話をしてる。
もう……やだ。
すると、また同じリズムでチャイムがなった。
授業が終わっても何もやる気が出ず机の上で腕の中に顔を埋めていた。

「葵君って面白いよね!!」

すると、知ってる声が聞こえて無意識にピクっと耳が反応した。

「友湖も面白いと思うけどな」
「えぇ、可愛いって言ってくれないの?」
「え……うん、かわいい…よ」
「あ……ありがと、葵君はかっこいいよ」

顔を伏せながら聞こえる、ありがちな学園恋愛ドラマ的な台詞。
普通はここから、恋とやら始まるけどその恋は禁断だぞ。
葵の彼女は私だし、友湖は私の友達だしだし、だし……。
それだから、何だよ、と言いたいのはなんでだろう。
確かに、友達の彼氏を奪っちゃダメって法律もないし人を好きなるのはいいことだし。
頭の中がぐちゃぐちゃだよ。

私にあれこれ言える勇気もないし、権利も……ない。

9:双葉 ◆UZnQ:2013/03/15(金) 22:45 ID:cnc

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