泣き顔にキス

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1:クロエ ◆kcps:2013/03/09(土) 19:05 ID:uY2


ずっと恋してた。
諦めたときもあった。
どうして恋ってこうも上手くいかないんだろう。
君との恋愛には壁が多すぎた。


「泣くなよ。いま泣かせないって約束したばっかり何だけど?」
そういった彼は微笑んで泣き顔の私に甘い、甘いキスをした

2:クロエ ◆kcps:2013/03/09(土) 23:24 ID:uY2


「はよー」
「あ、おはよう。芽玖(めぐ)」

友達、いや親友の天野美和が教室に入りながら挨拶をする私にそう声をかけた。
美和の他にも教室にいるたくさんの友達が声をかけてくれた。

「おはよ、芽玖」
他の男子よりも少し低くて掠れてる声が私の耳に届く。少し声量が小さかったにも関わらず私の耳には十分すぎるくらい。
その声を聞くと私の鼓動は少しドクンと大きく脈打つ。

「・・・・・・、はよ。壮輔(そうすけ)」
飛鳥壮輔。わかったかもしれないけど私の好きな人、だとおもう・・・。

「今日はやけに早いな。なんかあったのか?」
「馨が今日は早く行きたいって言い出したから一緒に来たの」
「ほーん」
「なによ、『ほーん』て・・・・・・」
「なんでもなーい」
「なんかムカつくな」
「まあまあ、そう怒んなって」
少し微笑んでそう聞いた壮輔に私はそっけなくそう答えた。
馨って言うのは私の妹。意外と可愛いんだよね(←)

「・・・・・・怒らせてんのは、あんたなんだけど?」
「ええやん、許せやー」
「その中途半端な関西弁止めてー」
そういつもと変わらない会話をするのが好き。
こんなくだらない会話でもすごい楽しいんだ。
この、壮輔の笑顔が好きだから。綺麗な弧を描くように出来た三日月形の目。
そんなことを考えてると実感する。
私は壮輔がほんとに好きなんだなって。

「あらぁー? なんだかいちゃついている方がいるわねぇ・・・・・・」
「そうだな、熱いなー」
「あれで付き合っていないって言うほうが不思議よねー」
「もういっそのこと付き合っちゃえばぁ?」
ニヤニヤとした笑いで友人の高田実侑(みう)と滝沢光輝が私たちのことを茶化してくる。
あんたらの方がずっとお似合いだよ
そんな突込みを心の中でしながら実侑の頬っぺたを両方抓って引っ張る。
「芽玖っ痛いっ」
「実侑がそんなこというからお仕置きだよー」
本気で痛がっているのか少し涙目の実侑をニヤと笑いながらそういう。
壮輔も向こうで光輝のことをなんか言ってる。

「ねえ、壮輔くんー?」
「んー?」
「実侑と光輝ってちょー! お似合いだと思わない?」
「思うね。お前らこそ付き合っちゃえば?」
壮輔を大きな声で呼び実侑たちに聞こえるようにわざと大きな声で私は言ってみたら壮輔もそれがわかったように
同じように大きな声で言った。

3:クロエ ◆kcps:2013/03/10(日) 18:24 ID:uY2

「ちょ、なんてこと言うのよ! なんで、私が光輝と付き合わないといけないの!?」
「そうだ! なんでこんな奴と!」
「こんな奴とはなによ!」
「べっつにー?」
「つくづくムカつく奴よね、あんたって!」
「はいはい、何とでも言ってくださいなー」
「そういうところがムカつくからやめてって「あーもう! うるさい!」
そろそろ我慢が利かなくなってきたもんで(テヘ☆
さすがにずっと聞いてたらムカつきますよ。中学二年生には耐えるのは辛いね。
それより久しぶりにこんなでっかい声出したなー。いつぶりだろ

ちょうど謂いタイミングで予鈴が聞こえてきた。
空気読めるね予鈴さん。
「ほら、鐘もなったし席に戻ったぁ、戻ったぁ」
そうやってみんなを席に戻した後、私も一息ついて席に座った。
疲れる。光輝と実侑の相手してるの。
いっつも言い合いしてるから止めるのは私の役目。それか、まだ来てないけど、中村梓奈(しな)の役目。暫く梓奈が、止めててくれたから私が大声出さなくて済んだんだけど。梓奈、今日は遅刻だね。

今日は始業式だってのに。
二年になったらクラス替えあるから気になって早く来ちゃった☆とかならないのかね。
夕は完璧遅刻。


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