アイドル=いじめられる!?

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1:鏡時 ◆MUNk:2013/03/15(金) 21:19 ID:5zI

前書いていたラブ×ライバルがどっかいっちゃったんで、新しいの書きます。

キャラクター

・霧雨 哀泣 きりさめ あいな
小6女子。可愛い。実はアイドル。
クラスの子や友達には言っていない。

・下田 笑魔 しもだ えま
哀泣の親友。ドS。
口癖「あんた、死ぬ?」。

・梅谷 美歌 うめたに みか
笑魔のいとこ。同じクラス。
口癖「はぁ?」。


小説下手くそですが温かい目で見守って頂ければ、と思います。

2:鏡時 ◆MUNk:2013/03/15(金) 21:27 ID:5zI

こんにちは、霧雨哀泣です!

私、誰にも言っていないヒミツがあるんだ。

そのヒミツはね―……

〜哀泣side〜

「哀泣ーっ!起きなさいーっ!」

耳のそばで聞こえた大声。

頭の中でキィーンと響いた。

「もう7時半よー!遅刻しても知らないからねー!」

この一声で、私はベッドから跳ね起きた。

学校に着かなければいけない時刻は、朝の8時ジャスト。

うちの家から学校まで、歩いて20分。

つまり、もう家を出ないといけない時間!

あ、おまけに、私のそばで大声出してたのはお母さん。

なんか仕事行っちゃった。

「やばいやばいっ」

私は急いで準備した。

準備と言っても、顔を洗って服を着るだけ。

ランドセルを背負ってリビングに向かう。

家のカギと食パンを取って、玄関の扉を開けた。

3:鏡時 ◆MUNk:2013/03/16(土) 07:52 ID:5zI

食パンを口に咥え、ゆるめのダッシュで通学路を走る。

曲がり角の所で、誰かが私にぶつかった。

「いたた…」

そう声を出したのは相手の方。

私は痛くもなんともなかったからね。

「あれっ、哀泣!おはよう!遅刻しちゃう〜」

むむっ?何故私の名前を知っているのだ貴様ぁ!

いや、待てよ…。

この顔と声は……笑魔だ!!

「あっ、おはよう!笑魔も寝坊?」

私は笑魔に向かって言った。

笑魔は「哀泣と一緒にしないでよー」と言った。

相変わらず笑魔は口が達者だなぁ…。

「あれっ、もう50分!?ダッシュで行かなきゃ…」

笑魔は携帯を見て、そう言った。

小学生なのに…小学校に持って行っちゃダメじゃん…。

…って!!50分ってことはめっちゃ急がなきゃいけないじゃん!

「うわっ、ダッシュダッシュ!!」

私はそう言うと、笑魔の手を引いて猛ダッシュで走った。

4:夢猫:2013/03/16(土) 08:24 ID:VqI

私の小説来てくれてありがとう!

仲良さそうな二人組…
でも題名はいじめられる…

どうなっていくのか楽しみです!
また見に来ますね!

5:風花 ◆vPxo:2013/03/16(土) 09:08 ID:gBU

鏡〜
ソラだよ〜!

いじめ系か…
頑張れ( ̄▽ ̄)

6:鏡時 ◆MUNk:2013/03/16(土) 09:28 ID:5zI

夢猫>

ううん!

ありがとう〜(=^ω^=)

ソラ>

来てくれたんだ!

ありがとう、頑張る!


―学校―

「おはよー」

「おはよう!」

「おっはよぉー」

こんな声が飛び交う靴箱。

ここ、松ノ宮小学校は全校生がななななんと900人!

少し有名なんだよねー。

だから、靴箱もけっこう広い。

「笑魔ぁ!!おはよーっ!!」

サラッサラの黒髪を揺らしながら、可愛い子がこっちに来た。

笑魔の友達かな?

「おはよー、美歌」

笑魔は適当に挨拶をした。

美歌ちゃん…か。

友達希望だね!

私は美歌ちゃんに話しかけた。

「えっと…よろしくね!」

私がそう言うと、美歌ちゃんはニコッと笑ってこう言った。

「初見のくせに、慣れ慣れしいんだよ」

と。

こ…こわいなぁ…。

「えーと…なんかごめんね?」

私は一応謝る。

「だからぁ、普通にタメで喋って来るのがうざいの。分かんない?」

ギロっと睨みながら美歌ちゃんは言った。

世に言うつんでれっ娘か、貴様は!!

「こーら。この子、私の親友なんだからね。」

笑魔は美歌ちゃんの頭を軽く叩いた。

「えっ、うそっっ!笑魔の親友!?ごめ〜んっ」

美歌ちゃん…。

さっきの表情とは全っっ然違うように見えるのは、私だけかな…?

7:鏡時 ◆MUNk:2013/03/16(土) 10:45 ID:5zI

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。

もう靴箱にいる生徒はほとんどいない。

私たちも小走りで教室へ向かっていた。

6年の教室は本館3階。

生徒多いから本館と新館で分かれてるんだよね。

階段を1段とばしで進んでいく。

「ちょ…2人とも速い…っ」

美歌ちゃんが必死でついてくる。

「ごめんごめん!」

私は進足をゆるめずに言った。

誰もいない3階の廊下に到着。

6年の教室は1番奥。

まぁ、1学年5クラスあるからしょうがないかな。

廊下を進んでいくと、いつもの教室が見えた。

「やっとついたぁー」

美歌ちゃんは少し疲れたみたい。

私も少しだけ疲れちゃった。

あとからドラマの撮影あるのに…。

8:夢猫:2013/03/16(土) 10:59 ID:VqI

美歌ちゃん怖っ…
けど、そういうキャラがいるとお話っておもしろくなりますよね!
なのでどっちかというと、裏表ある子の方が好きです(^^♪

あと…鏡時さん呼びタメでいいかな?
敬語つかうと、どうしても上から目線っぽくなっちゃって……

9:麗愛:2013/03/16(土) 11:14 ID:RNw

鏡ーっ☆キタょ♪
更新ファイト!!

10:鏡時 ◆MUNk:2013/03/16(土) 11:31 ID:5zI

夢猫>

もちろん!

うちも呼びタメしちゃってるし…((汗

麗愛>

ありがとう、頑張る―っ!

11:鏡時 ◆MUNk:2013/03/16(土) 12:21 ID:5zI

今日、私は学校を早退する。

先生には私の事情を教えているから、気軽に早退できるんだ。

「そういえば、今日先生来ないっぽいよ。2組の女子が噂してた」

美歌ちゃんが言った。

先生…来ないのかなぁ。

まぁ来ようが来なかろうが私たちには関係なにけどね。

私があれこれ考えているうちに、笑魔は教室のドアを開けていた。

「おはよー」

「遅かったね、3人ともー」

クラスの女子たちに言われた。

笑魔は「まぁ、理由があってね」と言って、席についた。

私と美歌ちゃんも席につく。

「あっ、今日1日中自習らしいよ!先生高熱だって」

いろんな子がそう言っている。

やっぱり先生休みなんだ…。

でも授業しなくていいからラッキー!!

「みんな、ちゃんと自習しなよ」

クラスの代表委員が言った。

名前は…確か…楠木蟻砂だったと思う。

まぁ、私には関係ないけど。

急いでランドセルから教科書やらノートやらを机の中に入れ、ロッカーにランドセルを入れに行った。

笑魔はのろのろ準備をしている。

先生がいないから気にしてないんだろうね。

美歌ちゃんはもう準備を終えていた。

「みなさん、転校生です」

そんな声が聞こえた。

入ってきたのは4組の先生と小柄な女の子。

「え…と…宮乃真樹です…。よろしくね」

と言いながら、真樹って子はぺこりとお辞儀をした。

ふーん、私には負けるけどけっこうカワイイね!((←

まぁ、仲良くしていこうではないかっ!

12:夢猫:2013/03/16(土) 12:39 ID:VqI

「私には負けるけど」って…面白いww

鏡時(じゃあ呼びタメで♪)
がんばれっ!

13:麗愛:2013/03/16(土) 12:41 ID:RNw

>鏡
転校生かぁ、いいね♪
可愛いのね、うん

14:鏡時 ◆MUNk:2013/03/16(土) 17:22 ID:5zI

夢猫>

ははは、ありがとう!w

鏡時、がんばる!w

麗愛>

うん、可愛いw

15:鏡時 ◆MUNk:2013/03/16(土) 18:30 ID:5zI

あっと言う間に授業が終わり、今は業間休み

業間休みが終われば、3時間目が始まる。

でも3時間目の授業中、私はきっとテレビスタジオ。

業間休みの間に帰る用意とかして、3時間目が始まったら即座に早退。

「あの……、グループに入れてくれる……?」

私があれこれ考えていると、誰かが声をかけた。

その声は転校生・宮乃真樹ちゃんの声だった。


「あー、どうする?入れる?」

私の隣の席の笑魔が言った。

『どうする』って…。

「んー、可愛い子だし、いいんじゃなぁい?」

美歌ちゃんは頬杖をつきながら言った。

二人とも、適当だなぁ…。

「ねぇ、哀泣はどう思う?」

笑魔が面倒くさそうに言った。

…どう思うも何も、断られた方の気持ち考えてみれば分かるっしょ。

「いいよ。入れてあげよう」

私はそう言っていた。

だってさ、常識的に考えてみて?

断られたら超傷つくよね。

「そだねー。よろしく、真樹」

笑魔は瞬きをしながら言った。

美歌ちゃんはにっこり微笑むと、「よろ」とだけ言った。

まぁ、仲間が1人増えたことだし、いいとするか。

「ありがとうっ!えと…哀泣ちゃんに笑魔ちゃんに美歌ちゃん…よろしく」

真樹ちゃんは嬉しそうに言った。

その時、業間休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。

もうそろそろ教室を出なきゃ。

私は机に置いてあったランドセルを背負い、立ちあがった。

「え、哀泣、早退?」

事情を知らない笑魔はアタフタしながら言った。

「うん、家の用事」

とか言って適当に返事をする。

「じゃーねー」や、「明日ねー」とか言う声が聞こえてきた。

心から思ってないくせに。

私はそんな思いを心に閉まって、教室を出た。

静かな廊下を1人で歩き、階段をおりる。

「はぁ…」

私は正直、撮影なんて行きたくなかった。

新しくできた友達や、親友と笑い合いたかった。

でも、もう後戻りなんてできない。

そもそも、今まで早退なんて何回もしてきたんだし。

今更思っても仕方ないんだ。

階段には、私の足音だけが響いた。

16:鏡時 ◆MUNk:2013/03/16(土) 19:54 ID:5zI



今、私が立っている場所は、すごく綺麗なリビング。

どうして家にいるかって?

それはね、撮影現場が家だから!

もちろん私の家のじゃないけど、『今』は私の家。

「お父さん、どうして言ってくれなかったの…?」

私はセリフを読んだ。

このドラマは家族もので、主人公のお父さんが、自分は病気ってことを隠してるの。

お父さんが病気ってことに気付く主人公。

結局お父さんは死んじゃうんだけど、主人公はもともとお父さんが病気ってことを知ってたの!

わざと後から知ったふりみたいな感じ。

その主人公役が、この私なんだよね〜。

お父さん役は、世界の渡辺漢(わたなべ かん)。

45歳くらいだけど、めっちゃカッコイイの!

うちのお父さんはただのおっさんだから、憧れる〜〜。

おっとセリフ忘れてた!

「お前が…紗耶が傷つくと思ったから…!」

世界の渡辺漢は情のこもった声で言った。

あ、私は鈴木紗耶(すずき さや)役!!

地味子で、お父さんっ子の設定!

ま、私にかかれば地味子じゃなくて完璧な鈴木紗耶になるけどねっ!

17:鏡時 ◆MUNk:2013/03/17(日) 07:21 ID:5zI

「お父さん…お父さん、いつまでここに居られるの?」

声を震わせながら私は言った。

これも、セリフ。

「……1週間。もって1週間だそうだ…」

お父さん役の渡辺漢が言った。

私は驚いた顔をする。

これも、役。

「ど…して…言ってくれなかった…の?」

涙をこぼしながら私は言った。

この涙は、流さなくてもいい涙。


つい、私のお父さんと重ねちゃうだけ…。

18:鏡時 ◆SPPQ:2013/03/17(日) 12:05 ID:5zI

私のお父さんは私が4歳の時に病気で死んだ。

そこからお母さんはたった1人で、私を育て上げてくれた。

お父さんの病名は、くも膜下出血。

私はお葬式で泣き続けた。

泣かないでいるのは、逆にすごい。

…やば、思い出してたら涙が止まらなくなっちゃった。

「はい、カットー!!一旦休憩ー」

大きな声で聞こえた声。

その声は監督の声。

情、だしすぎちゃったかな。

「哀泣ちゃん、すごかったな!この年で涙流せるなんて…」

世界の渡辺漢は優しく言った。

まぁ、芸能界だし優しくしないとモンペ怖いでしょ。

「いえ…そんな…」

私は涙を拭きながら言った。

流そうと思って流した訳ではない。

勝手に能が反応してしまっていて、勝手に涙が零れたのだ。

「はい、いきまーーす」

監督が大声で叫んだ。

休憩、短っ!!

19:風花 ◆G9aM:2013/03/17(日) 13:14 ID:gBU

哀泣ちゃんのお父さんは
亡くなっていたのか…

渡辺漢みてみたいな〜( ̄▽ ̄)

20:鏡時 ◆SPPQ:2013/03/17(日) 13:28 ID:5zI

風花>

そう、亡くなってたんだよね…。

渡辺漢は、渡辺謙さんを元にしました_(._.)_

21:鏡時 ◆MUNk:2013/03/18(月) 20:11 ID:5zI

「……もう寝なさい」

渡辺漢はそう言って部屋を出て行った。

私は渡辺漢が出て行ったのを確認し、「お父さん…私、知ってたんだよ…?」と台本通りに呟いた。

また涙が出てきそうになる。

…私も、お父さんが病気ってことは知ってた。

お父さんは必死で隠そうとしてたけど、バレバレだった。

気がつくと床に小さな水たまりができていた。

零れないように、してたのに。

私は次涙が零れおちてこないように、目を優しく擦った。

あれ……次のセリフが思い浮かばない。

必死で練習したのに…っ。

思い出せ…思い出せ霧雨哀泣…!

結局私は思い出すことが出来ずに、小さな声でこう言っていた。

「お父さん…死んじゃやだよ…」

と。

勿論台本にはないセリフ……だと思わなくもないけど…。

22:鏡時 ◆MUNk:2013/03/23(土) 09:55 ID:5zI

「はいカットー!」

監督の声がまた響いた。

「哀泣ちゃん、セリフ頭の中から消えたっぽかったけど、思い出せて良かったわ!涙も良かったわよ〜」

プロデューサーが駆け寄る。

あ…合ってたんだ…!

「今日はもう終わりでーす。渡辺さん、哀泣ちゃん、おつかれさまー」

監督がまた声を響かせた。

もう終わり…。

もうじゃなくてやっとだよ…。

私は「おつかれさまでーす」と言って、スタジオを出た。

23:麗愛:2013/03/23(土) 17:05 ID:RNw

哀泣ちゃん、良かったねぇー(^^♪

24:鏡時 ◆MUNk:2013/03/24(日) 10:22 ID:Wzc

麗愛>だねーw




このスタジオからうちの家までは、歩いて10分。

お母さんが近いほうがいいでしょって、引っ越してくれた。

…正直、ありがた迷惑。

私は遠いほうが良かった。

いろんな景色を楽しめるし、友達に会える確率も…なくはないから。

「はぁ…。」

ため息をついて、メガネをかけて、私は歩き出した。

一応変装しないと、バレたら困るでしょ。

周囲に誰もいないことを確認する。

このとき、誰かが見ていたとも知らずに―

25:夢猫:2013/03/24(日) 10:38 ID:VqI

えっ…だれがいるんだ?
あいな!なにがあっても負けないでね!

鏡時また来るね〜
更新ワクワクしながら待ってますww

26:麗愛:2013/03/24(日) 19:49 ID:RNw

「だっ、誰だっ!?」

心の声にゃふ(^^♪

27:鏡時 ◆MUNk:2013/03/27(水) 10:35 ID:5zI

若干放置すみません!!

夢猫>うん、誰かがいるよ…!

また来てまた来て!(笑)

麗愛>うふふ、それはこれからのお楽しみ…。







ただいまー」

私は誰もいない家のドアを開ける。

お父さんは亡くなったし、お母さんは夜遅くまで仕事。

きょうだいなんていないし、ほとんど家では1人きり。

少しでもお母さんが楽になるよう、私はアイドルを始めた。

最初は笑魔に言おうと思ったけれど、笑魔はけっこうおしゃべりさん。

だから言うのはやめて、私とお母さんと先生だけのヒミツ。

先生に言っておかないと、休んでばっかりで心配かけそうだからね。

それに、先生は口が硬いから、大丈夫…だと思う。

…さて、私の事情を説明したところで、晩ご飯にしますか!!

私は冷蔵庫に入っているお皿をレンジに入れた。

これはお母さんが作りおきしてくれている晩ご飯。

お世辞にも見た目は綺麗と言えない。

でも味は五つ星ホテル並み!

だから私はお母さんの作る晩ご飯が大好きなの。

やっぱり親の作るご飯って、安心できるんだよね。

私はレンジが〈チーン>と音をたてたので、レンジの中からお皿を取り出した。

そのままお皿をテーブルに持って行き、木でできた椅子に座る。

「いただきまーす」

私はそう言って、温かくなった晩ご飯を食べた。

相変わらず味は100点満点。

あっと言う間に晩ご飯をたいらげる私。

お皿とお箸を洗い、自分の部屋へと向かった。

階段をのぼり、のぼってすぐの所にあるピンク色のドアを開ける。

洋服棚から、下着とパジャマをひっぱり出す。

その下着を手に持ち、私は部屋を出た。

リビングを通り過ぎ、お風呂場へ到着。

まぁもう分かってる人もいるだろうけど、私は今から入浴タイム。

1人で入るお風呂はちょっとだけ怖いけど、もう慣れた。

私はまたまたあっと言う間に入浴タイムを終え、自分の部屋へと向かった。

早足で階段をのぼり、またまたピンク色のドアを開ける。

そのままベッドにダーイブ!!

私は5分も経たないうちに、夢の中へと入って行った。

28:麗愛:2013/03/27(水) 11:03 ID:RNw

交流板の小説会作スレ、鏡来てね!
待ってるから!!

29:鏡時 ◆MUNk:2013/03/28(木) 17:49 ID:5zI

麗愛>分かった、行くね!
題名教えてー♪




「ふぁ…」

私はまだちゃんと開かない瞳で瞬きをした。

朝6時40分。

私の起床時間でもあり、戦いの時間でもある。

その戦いは、眠気との戦い。

誰もが体験したことがあるだろうね。

私、正真正銘の霧雨哀泣は、毎朝コイツと戦っているのだ!

よっこらしょと起き上がり、洋服ダンスに手をかける。

まだ寝ぼけてはいるが、今日の戦いには勝ったらしい。

「哀泣。起きてるの?」

ドアから聞こえた声。

少し高い、お母さんの声だと分かる。

「起きてるよ。今着替えてるから」

私はパパッとシンプルな服に着替え、ドアを開けた。

もうお母さんはドアの前にいなかった。

多分、リビングで化粧をしている。

…どうして大人はきちっと決まった時刻にたった1人で起きられるのか。

私は少し考え、結論が出ないまま、階段をおりて行った。

30:鏡時 ◆MUNk:2013/03/29(金) 12:18 ID:5zI

今日はそれほど急いでいる訳でもないため、ゆっくり朝食を食べる。

食べ終わった頃の時刻は朝の7時ジャスト。

まぁ、日常的な時間だと思う。

「今日掃除の日だから、お母さん仕事行くわよ。哀泣はちゃんと学校行きなさいよ」

お母さんはそう言って、仕事に出かけた。

お母さんの仕事場、朝掃除やるんだよねー。

少し羨ましいかも…。

…って、のんびりしてる場合じゃない!!

今は7時4分。

早く歯磨いて顔洗って家出ないと!

31:鏡時 ◆MUNk:2013/03/29(金) 14:00 ID:5zI

「おはよー」

私は靴箱で美歌ちゃんに声をかけた。

…なんとか普通の時間帯に学校着いたんだよね。

まぁよかったよかった。

「おはよう。笑魔は?」

美歌ちゃんはにっこり微笑んでそう言った。

そう、私の隣には笑魔がいない。

理由は分からないけど、多分学校を休むのだろう。

「多分、休み。理由は分かんないや」

私は残念な顔をし、靴を履き換えた。

美歌ちゃんも靴を履き替える。

2人で階段をのぼっていた時だった。

「ねぇ…あの子?霧雨哀泣って…」

「うん。何で普通に学校来れるんだろ」

「確かに…。テレビ局でも行ってドラマの撮影したらいいのに」

そんな声が聞こえた。

学校の掲示物を貼るところに、人だかりができていた。

32:鏡時 ◆MUNk:2013/03/31(日) 11:28 ID:Wzc

私と美歌も掲示物を貼るところに行く。

そして、その掲示板に貼られていたのは私がテレビ局から出ているところを収めた写真。

それと、ドラマの撮影をしている私を収めた写真。

「うわ…こいつ、なんで普通に学校来れんの」

「意味不明ー。」

「てか、ブスじゃん」

「うわー私、霧哀のこと好きだったのにー」

「私もだよー」

次々と空中に放たれる言葉。

どうして…どうして私の写真が…!?

「え…霧哀って哀泣だったの…?」

美歌ちゃんは私を見て言った。

…決定的証拠がここにあるのに、どう否定すればいいんだよ。

33:麗愛:2013/03/31(日) 16:46 ID:RNw

>鏡
哀泣ぁああああぁあああー!

34:鏡時 ◆MUNk:2013/04/01(月) 10:25 ID:5zI

あ、霧哀ってのは哀泣ちゃんの芸能名ですw
きりあいって言いますw
そんで、監督さんとか渡辺漢さんとかは何故か本名で呼んでますねwww





「あ………バレちゃった…か…。」

私は苦笑いをし、階段を一気に駆け上がった。

…どうしようどうしようどうしようどうしよう!!

誰が、何のために…!?

どうしよう…。

と、とりあえず状況把握だ、私…。

まず、何者かが私の写真をとった。

そして学校の掲示板に貼った…。

許せないよ…。

もうすぐ夏休みだけど、夏休み、楽しめそうにない…。

35:鏡時 ◆MUNk:2013/04/01(月) 13:34 ID:5zI

私に向けられる冷たい目。

その目はどこまでも私を追って来る。

「うわ…超ブス…」

「同じ6年として恥ずかしいよね」

「てかさ、コイツのドラマいつ始まるっけ?」

「え、確か8月12日からでしょ。そんで22時から」

「まじかー。その時間帯は寝るようにしよう」

先程とあまり変わらない言葉。

私は無視をして6−5のドアを開ける。

中に居る生徒も、階段や廊下に居た生徒と同じ目をしている。

怖い…怖いよ…。

私は自分の席に行く。

早くも私の机には落書きがされていた。

〈学校来るなよ〉と大きく書かれてあり、小さい字でたくさんのことが書かれていた。

〈死ねよ〉や、〈ブス〉、〈バーカ〉など…。

この人たちは、自分がやられて嬉しいのかなぁ。

少なくとも私は違う。

きっと私は今にも泣きそうな表情だろう。

「あれ、哀泣〜!やっと来たんだねぇー、こっち来て!!」

ニコニコした人が、大きく手を振っていた。

私はランドセルを机に置いて、その人の所へ行く。

その人の名札を見ると、〈下田笑魔〉と書かれていた。

え…どうして笑魔が…!?

今日は曲がり角の所に行っても居なかったのに…。

私がそう不思議に思っているときだった。

「あんた、死ぬ?」

と笑魔が言い、私の頭には何かが大量にかけられた。

36:鏡時 ◆MUNk:2013/04/01(月) 14:55 ID:5zI

「きゃ…っ」

私は思わず声を発した。

ぷ〜んと悪臭が漂う。

いかにも、私の頭にかけられたのは生ゴミだった。

「…良い気味…!!」

笑魔はそう言って、私を蹴り飛ばした。

…軽く3mほどふっとんだ。

笑魔はああ見えても空手、合気道、柔道黒帯。

特に、蹴りは誰よりも強い。

そんな笑魔に蹴り飛ばされた私。

痛くないはずがない。

「ど…して…」

私はやっとのことで声を出す。

すると笑魔は大声で笑いだし、こう言った。

「はぁ?『どうして』ぇ??あんたがうざいからに決まってんじゃん!!」

そして、少しずつ私に近づく笑魔。

どうして…?

私たち、昨日まで親友だったのに…。

37:鏡時 ◆MUNk:2013/04/01(月) 16:58 ID:5zI

私がそう思っていても、笑魔は全然思っていないと推測できる。

「笑魔!私に手伝えること、ある!?」

突然、そんな声が教室中に響き渡った。

その声を発したのは、ついさっき教室に入ってきた美歌ちゃんだった。

う…そ…美歌ちゃんまで…笑魔の味方…なの…?

「美歌!丁度いいところに来たわね。あんたは哀泣を抑えていて。」

笑魔は微笑んだ。

抑えて…か…。

この後私はどうなるんだろうか…。

「分かった。こんな感じでいい?」

美歌ちゃんは、私の腕をガムテープでぐるぐる巻きにしていく。

そして、私の足の上に座った。

い…痛い…!

「いい感じ!ありがとう、美歌」

笑魔は満足そうに言った。

そして、もう目の前に笑魔の顔はあった。

邪悪な笑みを浮かべている。

「そうね―…とりあえず、暴力にしとこうか」

笑魔はそう言って、私の体を何度も何度も蹴りつけた。

周りに居た6-5の生徒たちも、私に向かって罵声を浴びせたり笑魔と共に蹴ってくる。

痛くないはずがないじゃんか。

私はきっと苦しそうな表情だ。

「あはははははっ!なぁに?その気色悪い顔は。」

私を睨んで、笑魔は大きな声で言う。

「う…うるさい…。自分が言われて…嬉しいの…っ?」

私はこのいじめをうけ始めて、最初の言葉を叫んだ。

さすがに反抗してくるとは思っていなかったようで、笑魔やクラスメイトが一瞬いじめをやめた。

「アイドルは黙ってろ!!」

笑魔はそう言って、思い切り私を蹴った。

…骨が折れたと感じさせる痛み私を襲う。

けれども実際骨はきっと折れていない。

どうせ痛いなら、入院するくらいのケガにしてよ。

私は引き続き蹴って来る笑魔を睨んだ。

すると、笑魔はにっこり微笑んだ。

「…何よ。何よ、その目はぁ!!」

笑魔がそう言い終わった瞬間に、私の頬に激痛が走った。

辺りはシーンと静まり返る。

そう、笑魔は私の頬に強烈なビンタをお見舞いしたのだ。

ビンタをし終わった笑魔はというと。

名前の通り、笑う悪魔のような顔をしていた。

38:鏡時 ◆MUNk:2013/04/01(月) 18:44 ID:5zI

「もっと…もっとやりなよ!!」

笑魔は軽い蹴りをするクラスメイトに言った。

その言葉を聞いてか、少しだけ痛みが増してくる。

「美歌…もういいよ。離してやって。その代わり鋏を持ってきて」

ずーっと私の足の上に乗っている美歌ちゃんに向かって、笑魔は言った。

は…さみ…?

鋏で何をしようと言うの…?

私が怯えている間に、美歌ちゃんは大きな鋏を持ってきていた。

用意するのに時間はかかっていなかった。

「…何をすればいいの、笑魔?」

少し低い声で、美歌ちゃんは言った。

笑魔はクスクス笑い、「服を切って」と言った。

え…服を………!?

「分かった。どんなのでもいいよね」

美歌ちゃんはそう言って、シャキシャキと私の服を切って行った。

そして、チェックのスカートはもう使えない状態になってしまった。

「上はやめてあげて。その代わり―髪を切ってくれる?」

私のスカートを見て、満足そうに笑魔は言った。

「私の髪を?笑わせてくれるわ。」

ニヤッと私は笑い、そう言った。

「な…っ!!」

笑魔は顔を歪ませた。

ふ…っ、まるで分かっていないね…。

私は歯ぎしりする笑魔に向かって、こう言った。















「私の髪はね、2日で7pは伸びるの」

39:莉羽 ◆EppM:2013/04/01(月) 19:03 ID:oNo

いじめられるのがアイドルですか…。
発想が良いですね^^

面白いです!
頑張って下さい!

40:麗愛:2013/04/01(月) 19:53 ID:RNw

2日で7cmーーーー!!
すごぃ(^^♪

41:ラン:2013/04/01(月) 20:14 ID:iLU

初めまして! とても上手ですね
私も小説かいてるけれど下手で……
尊敬します! これからも見るので
よろしくお願いします

42:鏡時 ◆MUNk:2013/04/02(火) 08:35 ID:5zI

莉羽s>ありがとうございます!

面白いですか〜!

本当にありがとうございます。

これからも頑張りますので応援(?)よろしくおねがいしますっ!


麗愛>うん、ちょっと自分でも思った(笑)

ランs>はじめまして〜!

じ、上手だなんて、ありがとうございます…(////∀////)

そうなんですか!尊敬だなんて〜。

はい、これからも見て下さいね♪

うん、よろしくっ☆

43:鏡時 ◆MUNk:2013/04/02(火) 08:51 ID:5zI

私が言い終わると、周りは異常なくらい静かになった。

「…はぁっ!?じ、じゃあ、証明してみなさいよ!!」

笑魔は少し焦って言った。

美歌ちゃんも驚いた顔をしている。

てか、証明っ??

ふっ、それなら…。

「じゃあ、私の髪切ってみたら?明日には伸びてるよ」

私はニヤッと笑った。

「み…美歌…っ、髪切っちゃって!!」

笑魔は鋏を握りしめている美歌ちゃんに言った。

クラスメイトと笑魔は美歌ちゃんを見る。

美歌ちゃんは鋏を落とした。

「で…できない…っ」

震えた声で美歌ちゃんは言った。

笑魔は鬼の顔になって、美歌ちゃんを睨み、こう言った。

「うるさい!それなら私がやるよ!」

落ちた鋏を拾う笑魔。

自身に満ち溢れた顔の私。

さーて、どっちが勝つでしょう?

44:風花 ◆G9aM:2013/04/02(火) 09:26 ID:gBU

哀泣ちゃんはいじめられちゃったのか…

髪2日で7cm延びるって凄くないですか!?

45:鏡時 ◆MUNk:2013/04/02(火) 14:03 ID:5zI

風花s>

そうですねー、いじめられちゃいました。

凄いですよ、哀泣ちゃんwww

46:莉羽 ◆EppM:2013/04/02(火) 16:48 ID:oNo

美歌ちゃん、怖くなったのかしら…(´・ω・`)

2日で7cmか…。
なら1日で3.5cmか…。
……って、凄ッww

47:麗愛:2013/04/02(火) 17:00 ID:RNw

本当に切りそう笑魔ちゃんだもん。
でもさ、哀泣ちゃんにはウィッグという物が_______!!

48:鏡時 ◆MUNk:2013/04/02(火) 18:02 ID:5zI

莉羽s>そうですよ―…。
    美歌ちゃん、怖くなっちゃったんですよ―…。

    はい、すごいんです!
    1日で3,5pなので○○○○○○してるんですよ〜!(本編で出るので言えません☆)

麗愛>さぁ、どうかなぁ…?
   まだまだ分からないよ…。

   確かに(笑)
   …そこはアイドルやっててよかったのかな(笑)








シャキン。


鋏の鈍い音が教室中に響いた。

シャキンッシャキンッ。

笑魔は手を止めない。

「…や…やめてあげなよ……?」

美歌ちゃんは震える声でそう言った。

ピタッと笑魔の手が止まり少しの間静かになった。

「あんた、どうなるか分かってんの。クラス…いや、学校全体を敵に廻すことになるよ」

笑魔は低い声で言い、また手を動かし始めた。

私の髪はだんだんと床に落ちて行く。

「ふふふ…可哀そうねぇ」

誰かがそう言った。

笑魔は驚いた顔をしているから、言ったのは笑魔じゃない。

笑魔じゃない―他の誰か。

私と笑魔は言った人を探す。

すると、クスクス笑っている真樹の姿が目に入った。

「え…真樹…?」

私は顔を顰めた。

すると、真樹は口を開いた。

「そう、私は正真正銘の宮乃真樹。そして、あの写真をとったのも宮乃真樹。」

49:麗愛:2013/04/02(火) 18:24 ID:RNw

真紀ちゃん…………?

50:麗愛:2013/04/02(火) 18:25 ID:RNw

あ、漢字間違えた……
ごめん。
真樹ちゃんだ

51:風花 ◆G9aM:2013/04/02(火) 21:04 ID:gBU

やっぱり分からなかったかww

鏡、私はソラだよ。
名前変えたの( ̄▽ ̄)

52:鏡時 ◆MUNk:2013/04/03(水) 09:48 ID:5zI

麗愛>うふふふふ、真樹ちゃんだよ〜…。

風花>そうなのぉーーーー!!((行ってQのあいつっぽく
んー、なんて呼べばいい?
今まで通りソラでいい??










―笑魔目線―

あははははは。

なんて醜い顔をしているの、哀泣。

こんなにも清々しい気分になったのは久しぶり。

…私が楽しく哀泣の髪を切っているときだった。

急に判明した事実。

それは昨日転入してきた真樹が写真をとったってこと。

このことにはクラスメイト誰もが驚愕していた。

「だって、コイツ不自然なんだもん。それで昨日お父様に頼んで収録現場に行ったの。」

真樹はペラペラと喋り続ける。

「まぁ、気づかれずに写真とれて良かったわ。それにコイツ、私の事覚えてもいないし」

最後の言葉に驚いた。

覚えてもいないってことは、前に2人は会っていた…?

まぁそうだとしても。

そうだとしても私は哀泣へのいじめを止めることはできない。

私は再び鋏を動かし始め、こう言った。

「そうなんだ。ありがとう真樹。あなたがいたおかげで私は今哀泣をいじめることができる」

…私には誰にも言えない過去がある。

私にとって最初で最後の出来事。

………それは、私がアイドルになろうとしていたってこと。

何度もオーディションを受けて、それでもアイドルにはなれなくて。

少しでも―少しでも家計の役に立てば。

そう思い続けた結果が。

アイドルにはなれなかった。

そうして私の夢だったアイドルは、私の頭の中から完全に消去された。

だから私はスカウトを受けて何の理由もなくのほほんとアイドル生活…。

…いや、小学校生活を過ごしている哀泣が許せない。



























私は今朝から哀泣を親友から許さない存在へと変えた。

53:鏡時 ◆MUNk:2013/04/03(水) 11:38 ID:5zI

―哀泣目線―

え…?

笑魔の言ったことはまだ分かる。

でも―真樹の言ったことは…分からない…。

私たちは前に会っていたの?

真樹はそれを覚えているの?

私は覚えていないのに…。

「…やっぱり覚えていない。昔、同じマンションに居たじゃない」

真樹は静かに言った。

マ…マンション…!?

「い…いつの事なの…」

私は必死に記憶を探った。

…そうだ。

私2、3才のときマンションに住んでたんだ。

毎日のように…友達と遊んで…。

「あっ!!」

そうだ、思い出した。

…真樹は私の親友だった。

生まれたときから一緒で、親同士も仲が良かった。

「…今になって思い出したんだ」

真樹は呆れたように言った。

私は確認する。

「真樹ちゃん…だよね…?」

「それ以外になにがあるのよ。私は正真正銘宮乃真樹よ」

54:鏡時 ◆MUNk:2013/04/03(水) 17:09 ID:5zI

周りは少し動揺している。

「な…何なの…どんな過去なの…っ!」

笑魔は鋏を乱暴に置いた。

知りたがりだなぁ…。

「うふふ、それはプライバシーなの。あなたにも教えられない。」

私が答える前に真樹ちゃんは答えた。

プ…プライバシー…。

人の職業探ってる時点でプライバシーの侵害してると思うんだけどな…。

55:鏡時 ◆MUNk:2013/04/03(水) 17:46 ID:5zI

「も…もういい…っ。哀泣、今日あんたんち行くからね!覚悟してなさいよ…っ」

笑魔はそう言って、鋏を美歌ちゃんに渡した。

そのまま歩いて笑魔は自分の席に座った。

はぁー、せっかくの放課後、台無しだよ…。

「だ…いじょ…ぶ…?」

美歌ちゃんが震える声で聞いてきた。

「ありがとう、大丈夫。」

私はそう言って席についた。

…そういえば、委員長居なかったよね。

トイレでも行ってたのかな?

いや、そうだとしても遅すぎるよね…。

なんだかんだで1時間位いじめられてたし。

「あー面白かった」

真樹がそう呟いた。

…私は全然面白くなかったけどね。

「どこが」

私は真樹に向かって言った。

真樹はまたクスクス笑い出す。

「どこって!全体だけど?」

笑いを抑えきれない様子の真樹。

全体ねぇ………。

全く意味が分かんないよ、最近の世代は。

私は髪を触って小さく呟いた。

「あーあ、けっこう短くなっちゃったなぁー」

56:鏡時 ◆MUNk:2013/04/04(木) 10:14 ID:5zI

「きりーつれいーさようならー」

面倒くさそうな日直の声が響き、クラスメイト皆が「さようならー」と言う。

これが私のクラスの挨拶。

まぁ、もう下校の時間だしね。

あの後、普通に自習をした。

隣のクラスも、不自然に思っていない。

…不公平だよね、そんなの。

こっちは超苦しいのに、嫌なのに、向こうは何とも思ってくれない。

私はランドセルを背負い、走って廊下をぬけた。

「ストップ30ーっ!!」

うちのクラスの代表委員が後ろから叫ぶ。

だがもはや私の耳には聞こえない。

作戦を練らないと。

笑魔が家に来る前に、作戦を…。

私は靴箱の中に上靴を乱暴に入れ、運動靴をひっぱりだす。

そして運動靴を持ったまま、靴下のまま走った。

周りからの視線はこれでもかという程突き刺さる。

風のように走り抜ける私を見て、「すごい」と呟く者もいた。

普段なら「あはは、あんたも私を目指せよ」とか言って走り抜けた。

でも、今は違う。

必死に頭の中で作戦を練る。

…そうだ、これならいける。

私は信号が赤に変わったので、靴を履いた。

57:風花 ◆G9aM:2013/04/04(木) 15:58 ID:pSc

鏡>ソラでOK((ローラっぽくww

はて?作戦とはなんなのか?
でも靴を履かないで走るとは…
師匠とお呼びしたいww

58:林檎:2013/04/04(木) 16:26 ID:KrA

【…】と【ー】が多いです。

…を使う場合は、二個にした方が良いです。

まぁ、個人の意見なので余り気にしなくても宜しいのですが……

59:鏡時 ◆MUNk:2013/04/04(木) 18:00 ID:5zI

ソラ>分かった、ソラって呼ぶ!

www
師匠ってw

60:鏡時 ◆MUNk age:2013/04/05(金) 09:39 ID:5zI

林檎さん>ありがとうございます。

そうですね、できるだけ少なくしてみます。



「ただいまっっ」

私は急いで家の中に入った。

ランドセルを放り出し、少し大きめのパーカーに着替える。

少し力を入れ、普段は夜伸びる髪を今伸ばす。

そしてピンをつけた。

あの作戦を成功させよう。

あの作戦さえ成功すれば…私はいじめられなくてすむんだ。

その時、ピンポーンとチャイムが鳴った。

「き…来た…!」

私はドアへ向かった。

「哀泣!いじめに来てやったぞ」

外から笑魔の声が聞こえる。

私は深呼吸をし、ドアを開けた。

61:鏡時 ◆MUNk:2013/04/06(土) 20:20 ID:5zI

「はーい、何の用ですか〜?」

私はいつもとは違う声で言った。

「哀泣ぁ?いじめに来てやった…わ…よ…!?」

笑魔は言葉の途中で目を丸くした。

…まぁこの状況なんだし、丸くしない方がおかしいかもね。

「あ…っ、なんでも…ないです…っ!!」

そう言ったかと思うと、笑魔は風のように走って行った。

「よかった、作戦成功だ…」

私はそう呟いて、家の中に入った。

…私が思いついた作戦はね。

双子のフリをすることなんだ。

私にそっくりな双子がいて、そいつのフリをするの。

そしたらいじめっ子は飛んで逃げて行く。

さらに、私は手に携帯電話を握っていた。

もちろん、することは録音。

明日校長室に届ける予定。

…これで、私はいじめられない。

絶対に―絶対に―。

62:らん:2013/04/07(日) 12:35 ID:mgk

めっちゃ面白いですね!
読ませてもらいます(_ _)

63:天使 璃々華菜:2013/04/07(日) 17:08 ID:CPY

鏡ー!来たよ♪(^∀^)ゝ((ケイレイデアリマス!
Σヤバイ!!ココも面白い!!
鏡頑張って!!応援してるよ!!

64:鏡時 ◆MUNk:2013/04/09(火) 13:35 ID:5zI

らんs>ありがとうございます!

天使 璃々華菜s>あの…ごめんなさい、誰か分からないんですけど…。
とりあえず、そっちっがタメなのでこっちもタメで行かせてもらいますよ!

面白いなんて、ありがと〜!(嬉泣)

ありがとう、頑張るっ!

65:らん:2013/04/09(火) 13:59 ID:mgk

続き楽しみにしてます!

66:麗華& ◆iFiQ:2013/04/12(金) 07:30 ID:6LU

鏡!おはよう( ^ω^ )あれれ?続き書かないの?

67:ナギ ◆r34U:2013/04/12(金) 14:36 ID:CPY

あーハンネが違うままカキコしてしまったぁ!!
ごめん!!俺だよ俺!!((なんかオレオレ詐欺みたいになって来た…
もしかして…俺も分かんない?w
>鏡

68:鏡時 ◆MUNk:2013/04/12(金) 18:38 ID:5zI

らんs>ありがとうございますっ。

麗>おはよw
 今から書くよ!

ナギ>あ〜、ナギだったんだ!
   いやいや、ナギのことは分かるよ?(笑)





「もう朝かぁー…?」

私は寝ぼけた声で呟いた。

今の時刻は――朝の6時50分!

若干タイムオーバーだけど、遅刻する程の遅さではない。

今日も適当に服を洋服ダンスから引っ張り出し、ささっと着替える。

たまたま手に取ったのはオレンジ色の袖なしワンピースパーカー?みたいなの。

急いでそれを着て、下にボーダーのレギンスを履く。

「哀泣ぁー、起きなさいー」

下からお母さんの声が聞こえた。

…もう起きてるっつーの。

私は無言でドアを開け、リビングへ向かった。

リビングで待っていたのはお母さん。

まだ化粧をしていない、世に言うすっぴんだ。

「おはよう」

「あら、起きてるじゃない。」

お母さんは化粧をしながら言った。

起きてますよーだ。

お母さんが知らなかっただけだしっ。

…さて、今の時刻は…っと。

7時ジャスト…ッ!!

さっ、さっさと食べて学校行って、校長に『アレ』を届けますか!!

69:らん:2013/04/12(金) 19:56 ID:mgk

で?で?どーなるの???
めっちゃ気になります(><)

70:鏡時 ◆MUNk:2013/04/12(金) 21:13 ID:5zI

らんs>ありがとうございます!

今日はもう寝るので、書けませんが、明日書きますね!!

71:らん:2013/04/12(金) 21:48 ID:mgk

ありがとうございます!
明日楽しみにしてます(><♪♪♪
絶対かいてくださいね!(←無理はしないでいいですよw)

72:麗華& ◆iFiQ:2013/04/12(金) 22:55 ID:taY

続き楽しみにしてるね( ^ω^ )

めっちゃオモロイ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

73:鏡時 ◆MUNk:2013/04/13(土) 07:51 ID:5zI

らんs>そんなっ、楽しみだなんて、照れちゃいますよぉ〜。
    はいっ、絶対書きますっ☆

麗華>ん?麗だよね?
   名前変えたの…?
 
   ありがとう、おもしろくしていくね!(笑)




誰にも会わずに通学路を抜け、校長室まで辿り着いた私。

コンコン…。

私が校長室のドアをノックすると、校長先生が出て来た。

朝早く居るもんなんだなぁ…。

「どうかしましたか。さ、中に入って…」

校長先生がニコッと笑う。

そう、私の学校の校長先生は女の人なのだぁーっ!!

…じゃなくて。

私は校長室の中に入った。

「おはようございます。私…届けたいものがありまして…」

私は録音が入っている携帯電話を紙袋に入れていた。

校長先生なら…校長先生なら分かってくれるはず…。

「何かしら…って、携帯電話…!?」

「あ…中の録音、聞いて下さい…っ!」

私は驚く校長先生がいる校長室を抜け出した。

急に…急に抜け出しちゃって、よかったのかな…。

私はいつもの長さに戻った髪を靡かせ、階段を駆け上がった。

この校長室の出来事を知る者はいない―そう思った私がバカだった。

74:らん:2013/04/13(土) 08:06 ID:mgk

うぉぉ!!!!
やっぱり上手ですね(><♪♪♪

75:鏡時 ◆MUNk:2013/04/13(土) 10:46 ID:5zI

らんs>毎回毎回ありがとうございます_(._.)_
    もう嬉しくて嬉しくて。。
    まだまだ未熟者ですが、引き続き見て頂ければ光栄です。





「あーいーなちゃんっ」

後ろから声をかけられた。

びくっとして私は振り返る。

立っていたのは正真正銘の真樹だった。

「何勝手にちくってんの」

低い声で聞かれる。

バ…レて…た…?

「ど…して…真樹ちゃんが知ってるの……」

私は絶望のどん底に突き落とされたような気分で言った。

真樹ちゃんは「きゃははははっ」と笑う。

何が可笑しいの。

何が可笑しいの、真樹ちゃん。

「あんた昔からほんっと鈍感だよねー!足音とかで気付かないのー?」

真樹ちゃんはそう言いながらゆっくりと近づいてきた。

足…音…?

まさか…ずっとつけてきたの…!?

あぁ、そうだ、思えばあの時だって私が注意していれば写真をとられずに済んだんだ…。

どうして…どうして私って、こんなにバカなんだろう…。

…これじゃ、いじめられたって文句言えないよ。

私がひたすら脳内会議をしている時、真樹ちゃんが口を開いた。

「ほんと、バカだよね。それにさ、校長の名前で分からない?」

76:鏡時 ◆MUNk:2013/04/13(土) 10:51 ID:5zI

「校長先生の…名前…?」

私は脳内会議をぴたっと止めた。

校長先生の名前………校長先生の名前………。

確か―宮乃愛実…。

そして校長先生はすごく若くて38歳…。

…まさか…真樹ちゃんのお母さん…!?

77:麗愛:2013/04/13(土) 11:28 ID:RNw

>>73
私は麗愛やでー(笑)
IDちゃうやろ??
麗華と麗愛は別人やに〜w

78:ナギ ◆r34U:2013/04/13(土) 11:48 ID:CPY

鏡おはよ!
お〜やっぱ面白いですな(・ω・´)

あ、俺が誰かは分かってくれたねw

79:麗愛:2013/04/13(土) 11:56 ID:RNw

38って私のお母さんと一緒ジャン!?

80:鏡時 ◆MUNk:2013/04/13(土) 12:49 ID:5zI

麗愛>あっ、そうなの!?
   なんかごめん_(._.)_

   えッ、麗愛の母ちゃん38歳!?
   若ッ!うちの母ちゃんなんか今年で40。
   でっ、でもっ、大学生の姉いるしっ!

ナギ>おはよ(うちからしたらこんにちはw)
   うんw分かったよw







「真樹ちゃんの…お母さん…なの…?」

私は一応確認する。

真樹ちゃんは私を睨みつけてこう言った。

「あんたさぁ、何で気付かないの?何回も会ったことあるんでしょ」

何回も…会ったこと…ある…。

確かに、気づかない方がバカだ。

「ある…けど、気づかなかった…」

私は目をそらしてそう言った。

私がそう言っている間に真樹ちゃんはもう私の目の前まで来ていた。

「…あんたって、ほんっと鈍感。おまけにバカでクズでドジでマヌケで何も出来なくて」

真樹ちゃんが吐き捨てるようにそう言った。

あまりの迫力に、私は言葉を失う。

…確かに私は鈍感でバカでクズでドジでマヌケかもしれない。

いつもいつも笑魔に助けてもらってばかりかもしれない。

でも。

真樹ちゃんに言われる筋合いなんてない…!!

「真樹ちゃんはどうして私のことを鈍感だと思うの」

「はぁ?そんなの自分が一番知ってるんじゃないの」

「いいから教えてよ」

「…鈍感は鈍感よ」

そう言って、真樹ちゃんは真樹ちゃんはその場を立ち去ろうとした。

だが、私は行かせない。

「理由もないのに言わないで。バカでクズでドジでマヌケっていうのも、理由なんてないんでしょ」

私は真樹ちゃんを睨んだ。

『理由もないのに言わないで』

…よく言った。

よく言ったよ、私。

昔から、真樹ちゃんは『理由』に弱い。

だからこれをもとにして、真樹ちゃんを味方につけよう。

この私の企みを、真樹ちゃんは知る訳がない。

すると、真樹ちゃんはくるっと振り返ってこう言った。




























「…悪かったわね。私、あなたの味方になってあげる」

81:らん:2013/04/13(土) 15:34 ID:mgk

鏡時s>>
いえいえ(^^)
私、暇人なのでw

え!?お母さん40ですか!?鏡時sは何歳ですか?
私なんか、小6になったばっかりでお母さん45〜6ですよ!!?

あと、失礼ですが「鏡時」ってなんと読むのですか?すいません…。教えてください

でゎ、続き楽しみにしてます(^^)

82:フブキ:2013/04/13(土) 15:40 ID:WgY

鏡時さん
これめっちゃ面白くないですか!?ww
尊敬です(*^^*)
これからもがんばってくださいー!!
応援してます(^^)

83:麗愛:2013/04/13(土) 19:08 ID:RNw

ほーぉ、なんという風の吹き回し!?

84:麗華& ◆iFiQ:2013/04/14(日) 19:58 ID:Ir.

凄い展開‼
鏡は才能あるね‼‼☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

85:鏡時 ◆MUNk:2013/04/15(月) 18:00 ID:5zI

らんs>それでも嬉しいですッ!

    はい、40です。。
    でもですね、今年19になる姉がいますので!
    って考えたら、お母さん21でお姉ちゃん産んでる(笑)

    そうなんですか!?
    でもでも、長く生きてる方がいろいろ知ってるし、それはそれでいいかと…。

    「きょうとき」と呼びます♪
めんどくさかったら「鏡」でいいですよ?


フブキs>ありがとうございますっ!!
     うわ〜ん、尊敬なんてお言葉、私になんてもったいなさすぎですよぉ〜。
     ありがとうございます、がんばりますね〜っ!
  
麗愛>だね(笑)

麗華s>そうですね、どっちの意味ですごいのか。。
    まぁきっと下手なほうでの「凄い」ですよn((殴

    はいっ!才能ありますっ!((黙っとけや
    失礼しました(笑)

86:マスカット:2013/04/16(火) 18:23 ID:q5E

林檎が 面白いと言ってたので
来てみました

……すごく 面白いです!

そこでですが ちょっと言いますね

>>58と一緒で
【…】は 偶数にした方がいいと
思いますよ

【……】など……

この説明 分かりにくいと思いますがw

頑張ってください!応援してます♪

87:らん:2013/04/16(火) 19:52 ID:wqA

鏡時s>>
きょうときですか!
可愛いですね♪
じゃあ鏡sとよばせていただきます

88:鏡時 ◆MUNk:2013/04/17(水) 17:23 ID:5zI

マスカットs>ありがとうございます!
       分かりました、がんばってみます!

らんs>ありがとうございます〜。
    はい、鏡って呼んでくださいね♪







「ほら!さっさとしろよ!」

そう言いながら、笑魔に蹴られた。

今私がやらされているのは
『口で雑巾を咥え、地面に這いつくばる様にしてトイレの床を拭く』というものだった。

学校が終わって、放課後のトイレに呼び出されたのだ。

最初は抵抗した。

この学校のトイレはけっこう汚い。

…いや、私たちが使っている東トイレが汚い。

東トイレ以外は、新しくて綺麗なトイレなのだ。

どう考えても不公平。

私がいじめられるのも、こうやって床を這いつくばらなければいけないのも…。

神様は、どうして私に幸せをくれないの?

昨日からこっそり考えていたこと。

もちろん誰も知らない、私だけのヒミツ…。

「何ボーッとしとうねん、さっさとやり返せや!!」

私が自分だけの世界に入ろうとした時、後ろから大きな声が聞こえた。

か…関西弁…!?

私とその場にいた皆が、後ろを振り返った。

当然のように立っていたのは、私の味方になってくれた真樹。

…真樹って、関西人だったっけ?

「真樹…!何であんたが…。」

笑魔はひたすら蹴り続ける足を止め、真樹を睨んだ。

どちらの意味での『何であんたが』なのかは、分からない。

だって、『何で関西弁喋ってんの』って意味でもあるし、『何でコイツの味方なの』って意味もあるじゃん?

私の推測では、『何でコイツの味方なの』の方かなって思うんだけど。

実際、笑魔がどう思っているかは分からない。

もしかしたら笑魔なりの考えもあったのかもね。

89:鏡時 ◆MUNk:2013/04/17(水) 17:24 ID:5zI

訂正です!

そう言いながら笑魔に蹴られた。×

そう言っている笑魔に蹴られた。○

です!
ごめんなさい。。

90:らん:2013/04/17(水) 18:45 ID:wqA

関西人!?

91:らん:2013/04/17(水) 20:50 ID:wqA

真樹関西人!?

92:鏡時 ◆MUNk:2013/04/18(木) 16:31 ID:5zI

らんs>関西人です笑


訂正!哀泣ちゃんは真樹のことを真樹ちゃんと呼んでいます!
何度もごめんなさい。。

93:鏡時 ◆MUNk:2013/04/18(木) 17:22 ID:5zI

「とりあえず!哀泣、こっち来い!」

真樹ちゃんは笑魔たちには目もくれずに、手招きした。

何の用なんだろ…。

私は立ちあがって真樹ちゃんの方へ行った。

「お前、何でやり返さへんねん!いつまでたってもこのままでええんか!?」

真樹ちゃんの方へ着いたとき、大声で言われた。

や…やり返す…?

私さっき、校長先生に録音入ったケータイ持って行ったんですけど…。

それじゃ、『やり返す』に入らないのかなぁ?

「だぁー、もーっ!!」

真樹ちゃんは黙りこくる私を見て、不満足そうにそう言った。

な…何か言えばいいのかなぁ…。

「今後一切こういうことはやめて?」

試しに一言言ってみた

すると皆笑いだす。

笑魔なんか、大笑いしていた。

真樹ちゃんはため息をついて、「やれやれ」という顔で私を見る。

すると笑魔が口を開いた。

「あんたさぁ、ほんとバカだよね!
 普通さ、『いじめないで』とか言われておとなしくやめる奴がいる!?
 ストーカーされてる人がいたとしてさ、『殺さないで』って言って殺さない奴いないでしょ!」

94:匿名ちゃん hoge:2013/04/19(金) 17:10 ID:YJk

>>93いや、ストーカーで殺す人は少ないと思うのですが・・・

95:☆マリー☆:2013/04/19(金) 17:26 ID:toA

やめときなよ

96:匿名ちゃん hoge:2013/04/19(金) 17:37 ID:YJk

>>95は?

97:鏡時 ◆MUNk:2013/04/19(金) 18:16 ID:5zI

匿名ちゃんs>まぁ、そうでしょうねw
    
☆マリー☆s>ありがとうございます_(._.)_

98:☆マリー☆:2013/04/19(金) 18:51 ID:toA

>>96
>>95?うちの事?

>>97
いえいえ

99:らん:2013/04/19(金) 19:04 ID:wqA

まぁ面白いしいいじゃん♪

100:鏡時 ◆MUNk:2013/04/20(土) 16:09 ID:5zI

祝100!
みなさんのおかげで100いけました!
この調子で、1000いきたいです!!

101:鏡時 ◆MUNk:2013/04/20(土) 16:37 ID:5zI

笑魔の言葉を聞いて、周りの女子どもは笑う。

「ほんと、バカ」

真樹ちゃんがそう呟いた。

…はい、バカです。

私は正真正銘のバカです…。

「やり返せっつっとうやろが…!」

真樹ちゃんはまた呟いた。

そして真樹ちゃんの手はいつの間に用意したのか、水の入ったバケツを持っている。

「何しようってんの、関西人」

笑魔がそう言って、真樹ちゃんの肩を押した。

その時、バシャッと鈍い音がトイレに響いた。

「ま…き…ちゃん…!?」

私は後ずさりする。

そう、真樹ちゃんは持っていたバケツの水を思い切り笑魔にかけたのだ。

周りの女子どもはザワザワし始める。

「あんた…!あんたねぇっ!!」

笑魔がそう大声で言い、真樹ちゃんの髪をつかんだ。

思い切り笑魔が手を引っ張って、小さな音だがブチブチブチッと聞こえた。

まさか…真樹ちゃんの髪を…ぬいたの…!?

「笑魔…っ、やめてよ…っ!」

私は笑魔の腕を真樹ちゃんから引きはがそうとする。

すると、真樹ちゃんが急に大声で笑い出した。

周りは一気にシーンと静まり返る。

真樹ちゃんは笑うことをやめ、こう言った。

「…自分がしてたようなことだよ?」

102:らん:2013/04/20(土) 20:47 ID:wqA

100おめでとう\(^o^)/♪
これからも頑張ってね!!

おぉ!真樹強い!!!

103:麗愛:2013/04/20(土) 21:12 ID:RNw

100おめ〜☆

…真樹いぃ♪

104:鏡時 ◆MUNk:2013/04/21(日) 21:06 ID:5zI

らんs>ありがとうございます!
     本当にありがとうございます、がんばりますねっ!

麗>ありがと〜う。
   どうだ、真樹を好きになったか((ドヤァ




真樹ちゃんはそう言い終えると、笑魔をキッと睨んだ。

笑魔はビクッとして、後ずさりする。

「…同じこと、したろか?」

そう言った真樹ちゃんは、ポケットから鋏を取り出した。

フルフルと首を横に振って引き続き後ずさりする笑魔。

私はただただ見つめることしかできなかった。

「私が何しようとしてるか、分かる?」

標準語に戻った真樹ちゃんは、鋏をカシャカシャ動かす。

笑魔はゆっくりと口を開いて、こう言った。

「私が…哀泣にしようとしてたこと…。」

それを聞いて、真樹ちゃんはニッと笑った。

そのままじりじりと笑魔に詰め寄る。

「や…やめて…ほら…あんたたちも何か…」

笑魔が言い終わる前に、真樹ちゃんの手が動いた。

シャキンという音が響く。

真樹ちゃんは手を止めなかった。

「真樹ちゃん…やめようよ…っ!」

私は真樹ちゃんの所へ行った。

きっと今の真樹ちゃんはおかしいんだ。

「うるさいっ。あんた、悔しくないの…!?」

真樹ちゃんは手を止めずに言った。

私は真樹ちゃんの腕に手をあてる。

「やめて…やめてよ!」

私は今まで出したことのない大声を出した。

ピタッと真樹ちゃんの手が止まる。

震えた声で真樹ちゃんが喋りだした。

「あんたのためにやってるのに…!あんたのために…っ」

気づくと、真樹ちゃんの頬には涙が伝っている。

私はスカートのポケットからハンカチを取り出して、真樹ちゃんの頬を拭いた。

「ありがとう真樹ちゃん。でもね、私、人が傷つくところは見られない。」

私はそう小さく呟いて、鋏を握りしめる真樹ちゃんの手を優しく握った。

一瞬、涙の量が倍になったと思えた。

「どうして…っどうしてあんたは昔からそんなに優しいのよ…っ!!」

真樹ちゃんはそう言って、鋏を床に落とした。

105:麗愛:2013/04/21(日) 22:09 ID:RNw

元々真樹©大好きだょ!?
ちょっとSっぽいトコロが大好き♪

106:莉羽 ◆EppM:2013/04/22(月) 16:56 ID:oNo

お久しぶりに来ますた((

やっぱり、いつ読んでも面白いです!
まさか、真樹ちゃんが味方になるとは考えていませんでしたからッ←
これからも頑張って下さい!(`・ω・)b

107:らん:2013/04/22(月) 18:44 ID:kc2

2人とも頑張って!!

108:夏希 ◆unV2:2013/04/22(月) 21:08 ID:6RU

あ、アド〜←

鏡、来たです!!
【…】三点リーダは二つか三つの方がいいですよ^^
……か、………の方がいいよ!


でも、話面白いね(`・ω・)b
頑張ってね!!!

109:鏡時 ◆MUNk:2013/04/24(水) 14:48 ID:5zI

コメ返し後で><


「哀泣……そうよ、どうしてそんなに……。私、貴方にひどいことばかりしたのに……」

そう言った笑魔の声は、震えていた。

優しい…か。

どこが優しいのかな?

友達を大切にするところ?

…ううん、違う。

友達を傷つけないところだ………。

私が1人で考え込んでいると、ふと声が聞こえた。

「こんな事になるくらいなら…っ。」

そう聞こえたのもつかの間。

シャキンッシャキンッ。

ぱらぱらと栗色の髪が床に落ちて行く。

ま…まさか、笑魔……っ。

「笑魔!?」

私は驚きを隠せなかった。

110:らん:2013/04/24(水) 15:24 ID:kc2

笑魔ぁ!!?

111:鏡時 ◆MUNk:2013/04/25(木) 14:27 ID:5zI

麗愛>あっそうなの?w

莉羽s>ごめんなさい、覚えていまs((殴
    
    ありがとうございます!
    引き続き頑張りますので、よろしくお願いします_(._.)_

らんs>哀泣「がんばるっ!」
    真樹「…ここでがんばらない奴がどこに居るのよ」

夏希>ありがとう!
   注意してみるね♪

112:鏡時 ◆MUNk:2013/04/25(木) 14:32 ID:5zI

「笑魔!?どうしてっ」

私は笑魔を見る。

笑魔は鋏を握ったままだ。

「どうせ…どうせこんなことに…なるなら…これで良かったの…っ」

そう言う笑魔は、再び鋏を動かし始めた。

真樹ちゃんは唖然。

周りの女子も唖然。

私も唖然。

トイレの床に、栗色の髪。

笑魔の胸まであった髪は、一瞬にしてショートになった。

「これで…良かったのよ…」

笑魔はそう呟いて、鋏を落とした。

先程まで泣いていた真樹ちゃんが、口を開く。

「何が…何がええねん…っ」

確かにそう聞こえた。

でも、それ以上喋ろうとしない。

トイレには、長い長い沈黙が訪れていた。

113:らん:2013/04/26(金) 20:49 ID:kc2

キャラクターがいってくれるなんて!!!
ありがとうございます!!!

つつ``き楽しみ!!!

114:麗の:2013/04/26(金) 23:24 ID:RNw

まきっちゃああぁーん!!

115:麗愛:2013/04/26(金) 23:30 ID:RNw

おっと、名前MISS!!

116:鏡時 ◆MUNk:2013/04/27(土) 07:10 ID:5zI

姉を押しのけてきましたw

らんs>いえいえ笑
    ありがとうございます、続き書きますね。

麗>どんだけ真樹好きなのーw
  

117:鏡時 ◆MUNk:2013/04/27(土) 10:45 ID:5zI

沈黙はまだまだ続こうとしている。

でもそんな沈黙を破ったのは、1人の女子生徒だった。

「哀泣笑魔、真樹!!」

私たちはそんな声にビクッとして、後ろを見る。

息を切らし立っていたのは美歌ちゃんだった。

「何…してるの…っ」

笑魔の姿を見た美歌ちゃんは、ゆっくりと私たちに近づく。

「美歌、これでいいの。これで…全部…。」

美歌ちゃんが来たのを確認した笑魔は、そう言って床に落ちた毛を拾い始めた。

ゆっくり、確実に…。

「どうしてなのよ…!!どうして笑魔が…っ」

美歌ちゃんは、未だにこの状況を把握できていなかった。

118:優奈 sana:2013/04/28(日) 18:37 ID:3c.

この小説すごく面白いですね!
  あと、タメでもいいですか?

119:鏡時 ◆MUNk:2013/04/28(日) 18:58 ID:5zI

優奈さん>ありがとうございます!
     いいですよ、「鏡」や「鏡時」等、自由に呼んでください。

120:優奈 sana:2013/04/28(日) 19:03 ID:3c.

わかった!
 鏡cとよぶね!

121:らん:2013/04/28(日) 21:08 ID:kc2

更新ありがとうございます!

122:まゆ:2013/04/29(月) 15:30 ID:jBM

100おめでとうございます!!
小説面白いですね!!
続き楽しみにしてます!

123:鏡時 ◆MUNk:2013/05/05(日) 17:18 ID:MU.

皆さん、コメントありがとうございます。

それと、これからは更新が遅くなると思います。
実質ぜんっぜん更新出来ていません。

本当に申しわけありません。

124:らん:2013/05/06(月) 19:32 ID:kc2

いいですよ!
更新待ってます

125:匿名さん:2013/05/07(火) 12:07 ID:qaA

ネタ切れ?

126:麻里亜 sana:2013/05/08(水) 18:50 ID:3c.

いつでもまってるよ!

127:麗愛:2013/05/08(水) 19:21 ID:RNw

鏡のペースで更新してくれればいーんだよっ☆
私はいつでも待ってるから!!

128:鏡時 ◆MUNk:2013/05/10(金) 16:09 ID:5zI

皆さん、本当にありがとうございます。
それと 今日から書き方変えます。



「美歌。今から言うことをよく聞いて?」

笑魔は美歌ちゃんに言った。

「美歌は何事も無かったかのように、家に帰って。
 これはね、私たちの問題。あんたがどうこう言っても何も変わらない。」

美歌ちゃんは震えた声で
「わか……った………」
と言い、しゃくりながらトイレを出て行った。

それにしても。
どうして?どうして笑魔はあんな行動にでたの。
私がいじめられれば良かった話じゃないの?

どうしてあの時
私の気持ちを分かってくれたの?

ずっと無言で考えた結果
あの時の思い出が蘇ったからという結論にたどり着いた。

129:鏡時 ◆MUNk:2013/05/10(金) 22:34 ID:5zI

「哀泣っ!あーそーぼっ」

インターホン越しに聞こえる、可愛い声。
その声は笑魔の物だった。

私は罠に引っ掛かったとも知らずに、玄関へ向かった。

「笑魔〜!うん、あそぼ!」

ニッコリ笑った私は
何の躊躇もなく笑魔と歩いていた。

「ねぇ哀泣。公園いこーよ」

笑魔は満面の笑みで言った。
私は少し戸惑ったが

「いいよ!そうだね、ブランコとか…」

と、話を進めていった。
この時、笑魔が誰かと合図をしていたことにも気付かずに。

「ねぇ哀泣!あたしたち、夢の4年生だねっ」

笑魔が私の方を向いた。

そう、今日から私たちは4年生。
4年生になると、野外活動がある為
笑魔も私も、4年生になるのを待ち構えていた。

今日の午後、始業式があった。
見事クラスは同じで、とても幸せな気分。
今、こうして笑魔と遊ぶことができてるのも、一つの幸せ。

「そうだね。野活、楽しみ!」

私はニコニコしながらそう言う。
笑魔はうんうん頷いていた。

「あっ、あそこの公園でいいよね?」

私は目に留まった公園を指差す。
笑魔は、ニッコリして「そこだよ」と言った。

公園に着いたやいなや、笑魔がモジモジし始めた。

「ねぇ哀泣、私、トイレ行きたい。ついてきてよ」

私は笑魔に言われるままに、ついていった。

もちろん、公衆トイレ。
悪臭を漂わせるトイレは、なんとも言えない雰囲気。

「哀泣、まっててね」

笑魔が小さく言って、個室に入った。

130:娃魅:2013/05/11(土) 18:55 ID:z6.

鏡時!!面白い!!来たよ!!頑張って!!

131:鏡時 ◆MUNk:2013/05/11(土) 19:21 ID:5zI

あみ!ありがとう、頑張る♪

132:優奈 sana:2013/05/12(日) 17:17 ID:3c.

鏡c
久々に見たよ!
やっぱり面白いね!

133:マリア:2013/12/14(土) 09:19 ID:/To

続き気になるーー!


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