ルンとささのリレー小説

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧 [書き込む] Twitter シェアする? ▼下へ
1:ルン:2013/03/18(月) 16:21 ID:7e.

ここでは、ルンとささがリレー小説をします!

ぜひ読んでくださ〜い♪
読んで下さった方は、交流板にある雑談スレに来てくださ〜い♪

>>2から始めます!

2:ルン:2013/03/31(日) 23:59 ID:7e.


「ドックン、ドックン…………。」

この音……
それは、俺の心臓の音だ。
今の俺の体は、皮がただれ、肉が見えている状態だ。

俺の体からは、大量の血がドバドバと流れ出てくる。
その血のせいで、心臓はこれでもかというぐらい、動いている。

3:ささ:2013/04/01(月) 00:22 ID:7e.



「お前、死なないんじゃなかったか?」
 嘲るような男の声。
 ヒールの高く響く様から女の物と思われる靴音。
 
 裏切られた。

 それは紛れもない事実だ。
 それなのに認めない自己が存在する。
 認めたくない。
 
 悲しくはない。
 こんなことで悲しんでいたら俺は此処にいないのだ。
 ただただ、悔しかった。
 それがいつぞや復讐の念に変わる。

 しかし体がついていかない。

 心臓は容赦なく波打ち、アスファルトを浸していく。
 ただれて剥がれ落ちた皮膚と肉の残骸が、身体の周りに散乱していた。
 そして人肉特有の悪臭が漂う。

 悪意や殺意が蔓延る。
 
 俺を狂わす。

4:ルン:2013/04/01(月) 13:11 ID:7e.


 「お前は死んだんじゃなかったのか?」

男は、俺に近づきさっきよりも大声で言った。

そう、俺は死んだんだ。いや、死んだはずだった。
 しかし、心臓は動いている。何なのか。
 皮がただれ、肉もはがれているのに生きている。
 いや、生きていないかもしれない。痛みを感じないのだから。
これは夢か?
 でも、こいつらがここにいるのだ。俺の頭の中はごちゃごちゃだ。
 
「……こいつは、始末するべき存在よ……。」

女が言った。
これから俺をどうするつもりだろう。
「……だな。」

男はそう言い、ナイフのような鋭い目で俺を睨みつける。

そして、こう言い放った。
「消えろ。」

その声は憎しみがつのった声だった。
男は、杖を俺に向ける。

「……あぁ、俺はとうとうこの世から消える時が来たか。」

心臓も動きが遅くなってきた。

5:ささ:2013/04/01(月) 13:29 ID:7e.


 最期が来たことを悟れば、自然とさっきまで気張っていた力が抜ける。
 苦痛は残らなかった。
 苦しくはない。痛くもない。
 全く辛くない。

 後に残るのは、一欠片の後悔と憎悪。
 静かな殺気と気迫に満ちた空間を創造している目前の人間に止めを刺せないことが悔しさ。
 顔を歪めた端正な顔立ちの男女に対する憎しみ。

 しかし俺に為す術はない。

 ただ、俺のもう機能しなくなってきた脳が思考を止め、俺の大量の血を溢れ出す心臓が動きを停止するその時をじっと耐えて待つ。
 俺に出来ることはそれだけだった。

 そもそもコイツ等を信じた俺が愚かだった。
 
「それでも俺は信じていたよ」
 告げたかった後悔と憎悪と、そして激しい裏切りへの失望を込めて。

 俺はその言葉を紡いだ。
 最後の言葉だと思い、その言葉に思いを託して。


 それで終わりだと思っていた。
 終わりのはずだったのに。

 
 運命というものがあるのだとしたら。
 俺の運命はそうでなかったらしかった。

6:あお ◆JsEU:2013/04/01(月) 13:42 ID:7e.



 俺は死ぬ。

そう思うと、男は術を唱え始めた。
そして、杖が鋭い光線を放った。

7:ささ:2013/04/01(月) 14:02 ID:7e.




 なんなんだろう。
 異質な空気に触れても妙に冷静で、俺は考えた。

 アイツが杖を俺に向け、光線が俺を刺した。
 その瞬間だった。
 俺は眩い白い光に包まれた。
 状況を把握するのに時間を費やしたせいで、景色を薄らとしか確認していないが、確かに綺麗だった。
 
 しかし一番驚いたのは……!
 現実離れしたことだと分かっている。
 多分、夢だ。
 
 俺の身体が宙に浮き、酷い傷が治っていったのだった。
 
 

8:ささ:2013/04/02(火) 08:06 ID:7e.

あげ

9:呱呱:2013/04/02(火) 18:27 ID:.q6

グ・・・グロい!!!
しかし描写が上手いんでなんかグロいだけのイヤな感じを受けません。
ストーリのなかに自然にグロい要素が含まれているって感じで。
これからの展開が楽しみです!

10:呱呱:2013/04/02(火) 18:30 ID:.q6

そして私の隣には「ささ」がいるwww
リアルです!

11:ルン:2013/04/02(火) 21:42 ID:BRw


「はぁ?」

不思議な空間に行ってからの俺の第一声は、 これだ。

あの酷い傷が治っただと?!
ありえない。
ありえないありえないありえないありえない!!

しかし、治っているのだ。これは信じるしかないだろう。

そんなことを思っていた…………。

「……と…………徹……。」

ん?

かすかだったが、俺の名前を呼んだ気が……。

「……徹?……あなた、徹でしょう?」

うん、俺は呼ばれている。
確かに。

「……はい、俺は徹ですが…………。」

俺は、恐る恐る答えた。

12:ささ:2013/04/03(水) 07:14 ID:7e.



 俺は思う。
 あぁ、今俺は天国に行くのだと。
 だから傷が治るのだ。
 だから痛くないんだな。


 しかし、白い光の後に下ろされた地は、なんというか……あまりにもリアル過ぎた。

 天国とはとても思えない。

 まぁ……そして名前を呼ばれた。

「なぜ、俺の名前を知って……」
 言いかけてゴクリと生唾を呑んだ。

 俺の名前を呼ぶのは、相当な美女だった。

 清楚かつ妖艶な美女に魅せられて、俺は思い直す。

 天国でも何処だって、いいや。

 だって……こんな美女が見れるんだぞ!!

13:ルン:2013/04/13(土) 09:09 ID:BRw


 「……徹、あなたはこの世界を救うただ一人の勇者なのです。」


 …………はぁ?

 今の俺の頭上は、?(ハテナ)がいっぱいだ。

 こ、この俺が勇者だと?!
 意味がわからない。

 「……意味が分かってらっしゃらない様ですね。」

 う、図星だ。この美女は俺の心が読めるのか?

 「では、詳しくご説明してさしあげましょう。」

14:ささ:2013/04/18(木) 19:21 ID:7e.




 まぁ、現実世界にここまで完成度が高い美女がいるとは信じ難いから、確かにこの非現実では、心が読める美女などいても可笑しくないかもしれない。
 目の前の美女を焼き付けるのに必死で、完全にショートしている頭で曖昧に思った。


「まず、あなたはこの世界の救世主です」
 ふっと鈴の音のような美女の声が聞こえて、俺は意識を引き戻した。
 この声が目覚ましだったら遅刻もしないだろうに。

 ってちょっと待った。救世主? だと?

「だからあなたはこの世界に潜む悪と戦うのです」 
 なんて重役。まるでヒーロー。
 なんて、言ってる場合じゃない。

「申し訳ないと思いますが、俺にはちょっと……」

「あなたしかいないのに」
 熱で潤んだ瞳で言われれば、俺はもう返す言葉がない。完敗です。

「分かった、分かった!」

「ありがとうございます」
 優雅に礼する美女。

 俺は、そこで一つ思いついた。


「……ただし、条件がある」

「なんなりと」

「君がついていくことだ!」

「……承知いたしました」

 心の中でガッツポーズ。
「ちなみに、名前は?」

「マオです」

 俺の彼女と同じ名前……?


 こうして、マオと俺は会議を終えた。


書き込む 最新10 サイトマップ