物の怪退治

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1:嚠 ◆YTOg:2013/03/30(土) 19:26 ID:i-wOA

初小説。

最後まで書ききるが目標。ではスタート

2:劉 ◆YTOg:2013/03/31(日) 14:57 ID:vT.



××県のとある田舎町――――

そこでは二人の男女がトランプを広げ相手を睨み合っていた。
男が女をにらみながらぷるぷると手を震わせつつ女にトランプの先をつまませそのまま引かせる。
男が手に残った一枚を震えた手で持っているなか女は淡々とトランプに書いた柄を見て二枚のトランプを机の上に山になるように積まれている虎トランプの束の上にポンッと投げた。

「うわー! また負けたー!」
男は持っていたJOKERのカードをトランプの束の上に乱暴に投げると頭を抱えてそう叫ぶ。

「はは、銀は弱ぇな」
女は頬杖をつきクスクスと肩を揺らしながら男の頭を叩くとトランプの束を机にぶつけ整えるとトランプを箱に仕舞い元在った場所へ戻すと机の引き出しをあけ数枚の写真を撮ると先程までいた『銀』がいる机に向かい椅子に座るとその写真を銀の前に置いた。
銀はその音に気付くと顔を上げ写真を手に取りまじまじとその写真に写っているものを見つめる。

「……また出たの」
女は小さく頷くと写真をコンコンと叩いてゆっくりと口を開く。
「そう。しかもまた此処の地域。今月に入ってもう7回目だ。この近くに何かがあるとしか考えられない」
「そうだな。まあ、一刻も早く行って退治した方がいい。1時間後に出発、いいな?頼(より)」
『頼』と銀は頷くと立ち上がって自室に向かった。

3:劉 ◆YTOg:2013/03/31(日) 15:09 ID:vT.


【誤字・脱字】
そこでは二人の男女が――――
  ↓
そこにある古い建物の中では二人の男女が――――

4:劉 ◆YTOg:2013/04/01(月) 16:39 ID:vT.


「さて、行くか」
「……もしかして、アレ?」
「当たり前」
俺は深く長いため息をして頭を抱えその場にしゃがみ込んだ。
もう少し人の気持ち考えろよな……

「ほら! 時間ないんだからさっさと行くぞ!」
勝手に決めんなよ……。疲れんだぞ、アレ!
しょうがない、文句言ったらさらにひどい事されそうだし、もう行くか。
外に出て片方の手は頼の手を握りもう片方は地面につけ、ゆっくりと口を開く

「大地の自然よ、この言葉において聞き届け、その力を賜(たまわ)る」
ぼう、と俺の立っているところと俺の目が燃えたように黄色く光る。

「おい、頼。ちゃんと俺の手握ってねえとお前闇んなか行くから絶対話すなよ」
頼は握っている手をギュッと強く握ると首を縦にゆっくりと動かした。
それを確認してから俺は奔(はし)りだした

5:劉 ◆YTOg:2013/04/02(火) 11:43 ID:vT.


「ふぅ、着いた……」
「てめぇは何もしてねーだろが!」
業とらしく爽やかな笑顔で手の甲で汗を拭く真似をしている頼に思わず叫んでツッコんでしまう。
だけど、手を握ってるだけで奔ってるわけでもないのに疲れたとか言ってんのは地味に腹が立つ。
あれは、力を借りるとはいえ自分の体力も消耗する。普通の人間は耐えられない量の力を。まあ、俺は違うから耐えられるわけだけど。
あんまり使わない方法もあるんだけど急げって言うからそれにしたっけ流石にやり過ぎたと自分でも思う。
息切れが止まらん……

「つーかさ、ここでいいんだろ? 化けもんが出たって場所は」
息を整えてから着いた場所をぐるりと見渡す。
特に何もないような俺らがいたところよりも田舎。家は1km離れて家がありまた1q離れて家があるといった感じに、何軒かしかない。
こんなところと言っちゃあ失礼だけど、ここに何かあるとは考えられない。
「だけど、ここで間違いない。ちゃんと調べてる。多分もう少ししたら出ると思うから」
「ふーん……」
頼が言うなら間違いないと思うけど、もう少しってどのくらいだよ。
もう少しって今かもしれないし、もう5分先かもしれないしー
まずどこまでがもう少しなのかが分からないっていうね(笑)

「キャァァ!」
「来たぞ、銀。準備しとけー」
遠くの方から女の人の悲鳴が聞こえると頼はポケットの中に入っていた呪符を取り出しそう俺に声をかけた。
「わかってるって」
それに少し口角を上げながら俺は答えた。


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