悪ノ召使

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1:砂 ◆g8ac:2013/04/04(木) 16:14 ID:g9o


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鐘の音が鳴り響いた。
広場全体に緊張が走る。集まっていたひとびとは固唾を呑んで、広場中央に設置された断頭台に注目する――正確には、断頭台の上に立つ。ふたつの人影に。
人影の片方、鎧に身を包んだ赤い髪の女が、腰に提げた鞘から剣を抜き放った。
その力強い意志の炎に燃える瞳が映すのは、見るも無惨な姿の、"華"。
諸国から悪逆非道の王国と蔑まれてきた、とある一国の、女王。

長くに渡って圧政を敷き、齢14にして"悪ノ華"の異名をもって畏れられた少女は今、世界のすべてを敵にまわしていた。

こがね色の髪は煤け、身に纏うドレスは所々破れ、両手は枷で拘束されている。
だが、そんな惨めな姿を民衆の前に晒してもなお、彼女の高貴さが失われることはない。
背筋を伸ばし、視線は前。口は真一文字にきゅっと引き結ばれている。

その凛とした姿はまるで、世界に立ち向かうかのようだった。

「"悪ノ華"よ」

赤い髪の女が、静かに口を開いた。
悪ノ華と呼ばれた少女は、無言で視線だけを女に向ける。

「言い遺すことは、あるか?」

そう言いながら女は手にした剣を振りかぶり、少女の細い首に狙いを定める。

それと同時に、広場に新たな人影が駆け込んできた。
漆黒の外套を頭から被っており、その顔を覗き見ることはできない。
しかし、隙間から僅かに覗く髪は――断頭台の上に立つ少女と、たしかに同じ色をしていた。
朝焼けのようなこがね色を。

「――っ」

息を切らして膝に手をついていた人影だったが、断頭台の上に立つ女と少女の姿を見るや、慌てたように人波を掻き分けていく。

「ねえどいて、おねがいっ。……まって、レ……!」

その人影の様子を断頭台の上から見ていた少女は微笑みを浮かべ、視線を地上から引き剥した。
空はまるで落とし穴のように深く、どこまでも広い。
絶えず鳴り響いている鐘の音に耳をすませるように目を閉じた。

そして広場をすり抜けていく風を心地良さそうに受け止めて――

「あら、おやつの時間だわ」

――"悪ノ華"は最後の言葉を遺し、この世を去った。

2:林檎:2013/04/04(木) 16:14 ID:KrA

二次創作で書いて下さい。

3:意外とリア充な匿名:2013/04/04(木) 16:16 ID:3VU

これってボカロの悪ノ召使ですよね。
批判するわけではないですが
既に存在している作品なので二次創作板で書く方が
いいと思いますよ。

4:あんず ◆kJjA hoge:2013/04/04(木) 16:28 ID:mTs

>>スレ主さん
下げた方がいいと思うので、>>2-3に感謝コメ?でもするならhogeかけて下さいね。

5:鏡時 ◆MUNk hoge:2013/04/04(木) 18:10 ID:5zI

二次創作。。


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