正義のヒーロー

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1:なな:2013/04/04(木) 16:35 ID:Qpg

『ピピピピッピピピピッ…』

「ゆかり〜起きなさ〜い」
「…。」

いつもの朝。
6時30分に起きて母さんのうるさい声がして。
嫌いな制服に着替えて。髪をとかして。
朝食を食べて。歯を磨いて。カバンを持って学校に行く。

私の家から学校まで徒歩10分。
ああ、もう学校につく。
校門の前に先生。

「おはよう!ゆかり!」
「…。おはようございます。」
「どうした!元気ないな!」

その一言がイライラする。
当たり前じゃん。元気がなくて当然じゃん。


お前みたいにのうのうと、平凡に暮らしてるやつとは違うんだよ!

2:なな:2013/04/04(木) 16:45 ID:Qpg

下駄箱の目の前。
落書きされた靴。
「死ね」「なんで生きてるの」「ブス」「早く消えろ」

こんなのには慣れた。
いつものことだから。

ガラガラっ。

シーンと静まる教室。
机の上には花と中傷の落書き。
もう、慣れた。

「おい。ゆかり。」
「…。」
「無視してんじゃねぇよ。」
「…。」
「日本語わかんねぇの?」
「…。」

バチン!

頬を叩かれた。

「痛いんだけど。」
「あっそ。」
「ゆかり、なんなの?その態度。」
「は?」
「なんなのその態度って聞いてんだよ!!」
「きゃっ…!」

私はどつかれ、机の角に頭をぶつけた。

「ったぁ…」
笑うクラスメイト。手を貸そうともせず私を見下す人達。
嫌い。嫌い。大嫌い。

3:なな:2013/04/04(木) 16:50 ID:Qpg

頭がクラクラする。
保健室…。

ガラガラ

教室を出て廊下の壁にもたれかかりながらゆっくりと
歩く。

あー…やば…

よほど強く頭を打ったのだろう。
意識が遠のいていく。
でも、周りには誰もいない。

バタン!

立てないよ…誰か助けて…

私は意識を手放した。


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