君が死ぬ夢を見たんだ。

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1:露:2013/04/04(木) 20:50 ID:Ng2

「うみ…」
耳元で、声が響いた。
その声は、懐かしくて、優しくて、温かくて、善で、
どこか、アクだった。
「好きだよ、有海」
そっか、これは、私の。
大切な、大切な…
「弦、くん…」

2:すももっち:2013/04/04(木) 21:28 ID:/To

えーーー!
続きが気になるよ―――!!

3:露:2013/04/05(金) 13:45 ID:Ng2

すももっちさん、どうもです!
楽しんでいただけると嬉しいです(`ω´)
よし、更新しよー!

4:露:2013/04/05(金) 14:11 ID:Ng2

ジリリリリリリ…
有海は、けたたましい目覚まし時計の音に身をよじった。
「ん…るさ…っ」
布団からだるそうに手を出すと、時計を強引に叩いた。
すると音が止まり、有海は満足そうに笑みを浮かべもぞもぞと動くと、また眠りの世界に入ろうとする。
と、そこで、ハッと気が付く。
布団を引っ剥がし、ちらかった勉強机の横の医者で貰ったカレンダーをのぞく。
曜日は、月曜日。
ヤバイ!
慌てて時計を引っ掴み、目を近づけ凝視する。
そして遅刻まで残り10分しかないという事実に、余計慌てて制服を身に着けると、木の扉を強引に開き、
階段を駆け下り、キッチンのあんぱんをひとつ引っ掴むと、スニーカーをひっかけ、家を出た。

5:すももっち:2013/04/05(金) 18:37 ID:/To

お話とっても面白いよ!
私なんかより全然上手!!
続き、楽しみにしているから、早めに更新してね!!

あと、よければ、友達になってくれませんか!?

6:匿名さん:2013/04/06(土) 04:33 ID:Ng2

すももっちさん、ありがとうございます!
すっごく嬉しいです!!\(^o^)/
喜んでお友達になります!!
更新頑張ります(^^)/

7:露:2013/04/06(土) 04:58 ID:Ng2

有海が高校の階段を駆け上がる頃には、もう3分前だった。
もぉ、また寝坊した!
心の中で悪態をつきながらも、必死で足を動かす。
寝坊しそうになっても起こしてくれる人がいない今、
有海はかなり困っていた。
事の起こりは有海の幼少時。
なんと、両親はまだ三歳だった可愛い盛りだったはずの有海を祖母に預け、
二人でチリ旅行に繰り出しやがった…
らしいのだ。有海も、覚えていないから祖母から聞いた話なのだが。
両親はなんだかんだ『有海たん、ちゅぐもどってきまちゅからね〜』だの言ってたらしいが、
それからもう14年経っているわけで、全く説得力無いのだが。
祖母は両親が残していったかわいい孫を大切に育ててくれ、
三年前急性心不全でこの世をバイバイした。
それからは、もう血縁有る人などいないわけで、祖母が残してくれたお金で細々と一人暮らししている。

8:& ◆rIwM:2013/04/06(土) 05:23 ID:Ng2

階段を登り終え、騒がしい教室に駆け込むと、残り一分前。
「危な!」
「カバンをしまい、席に飛び込む。
それから息を整えた。
「は〜い注目注目〜、今から今川クンの好きな人発表しまぁーす」
教卓の前では、一人がもう一人を引っ張る形で、制服をだらしなく着崩した男子校二人が立っている。
「ギャハ、今川だけに?」
「今キョンいっちまえ〜」
あちこちからくだらんヤジが飛ぶ。
それを、有海は興味無さそうに見る。
もともと冷めてる方じゃないが、それほど面白そうな話でもなかった。
てか、誰が言うかよぉ!離せ!」

9:& ◆rIwM:2013/04/06(土) 05:24 ID:Ng2

上の、露です!
バグった(-_-;)

10:& ◆rIwM:2013/04/06(土) 05:26 ID:Ng2

バグってるけど、露です…
上の、訂正です!
男子校→男子
です。
すみませんでした。

11:& ◆rIwM:2013/04/06(土) 05:29 ID:Ng2

あ、あと最後のてか、誰が…のところ、
一番最初のカギカッコが抜けてる!
すみませんでした(-_-;)

12:& ◆rIwM:2013/04/06(土) 05:45 ID:Ng2

今キョンと呼ばれた男子は、赤面しながらもう一人を押した。
「ハイ、今キョンの好きな女子はぁ、佐藤有海でーす」
幼い頃から聞き慣れている名前が呼ばれた。
有海は目を剥いた。
周りの顔が一斉にこちらを向き、ヒューだのピーだの言う。
いや、私じゃないでしょ。 日本人佐藤多いじゃん…
という心の声は口に出さなかった。
「あぁもー、マジで言いやがったなお前!?」
「ギャハハ、どーするぅ!?」
また、うるさいくらいの騒音に包まれ、
「…佐藤」
と、男子が言った。
「へ?」
有海は間抜けな声を上げた。
「…今じゃなくていいから、考えといて?」
「ヒョー!」
やんややんやの拍手大喝采が巻き起こるなか。
有海の口は開いたままだった。

13:& ◆rIwM:2013/04/06(土) 06:46 ID:Ng2

有海は、学廊下をズンズンと歩いていた。
階段を上がり、上級生の階に着くと、早足で端まで歩き、そこの教室の扉から大声で叫んだ。
「玲兄―!」
すると、玲に向かって、やるぅだのお熱いねだの声が飛ぶ。
有海に向けてヒューと言う人もいる。
「有海」
玲は有海に気付くと、歩いてきた。
玲は、小さい頃からの幼馴染みだ。
そして、恋人でもある。
端正で爽やかな顔立ちに銀フレームメガネ、
長身で引き締まった体。
クールな性格、テストはいつも学年一位。
本当に漫画みたいだと思う。
この高校ではちょっとした有名人だ。
「玲兄〜!私ね、告白され…」
「止め。その続きは向こうで聞く」
有海は言われた通り口をつぐみ、見渡しに出た。
「玲兄、私ね、告白された!」
腕下のシャツを掴み、激しく揺する。
「落ち着け、誰からだ」
玲はいつも通り冷静に話を聞き出す。
「クラスの今川!」
玲は誰か考えもせず、次の質問を繰り出す。
「お前はokするのか」
「するわけないじゃん!私は玲兄のものだもん!」
いつもの、はたから聞いたらええとなるセリフを言う。
「だから言っただろ、落ち着けって」
冷静な瞳が、少し勝ち気になった。
「うん、玲兄大好きー」
長身の引き締まった体に抱き着く。
「落ち着け。ここは家じゃない、学校だ」
周りから、恨めしそうに女子達が有海を睨む。
「玲兄の匂いがするー」
シャツに顔を埋ずめるのを見て、さらに加速した嫉妬。
「当たり前だろ?俺なんだから」
玲はさらりと受け流す。
「うん。玲兄いい匂い」
さらに眼光が強くなる。
「そんなもの、夜嗅げ」
と、誤解されそうな発言をする玲。
同じく、眼光が強くなる。
「ね、家帰ってゆったりしない?」
ここで、サボリを公言する。
「お前、出席日数足りないぞ?」
玲が怪訝にもならず言う。
「ぇ、別に良くない?」
きょとんとした顔で有海が言うと、
「ダメ。授業に出ろ、有海」
と、玲が叱った。
「はーい…ちぇ、もっとぎゅーしたかった」
有海は、名残惜しそうに玲の腕をつついた。
すると、玲が有海を抱き締める。
ここで、周りから悲鳴とヤジが飛ぶ。
「わ〜い♪」
有海は顔を綻ばせた。
「満足したか」
公衆の面前で女を抱き締めたとは思えない平然とした顔。
「しな―い」
有海がくすくす笑う。
「ったく…」
玲も微笑んだ。
そして、有海の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
「じゃ、あとでな」
「はぁい」
ニコニコして手を振る有海に、玲はまた笑った。

14:露:2013/04/07(日) 08:57 ID:Ng2

おはよーございまーす、露です☆

15:PIASU ◆MYKc:2013/04/07(日) 14:28 ID:C1g

読ませていただきました!

すごく面白いです♪

これからも頑張ってください!!

16:露:2013/04/07(日) 18:28 ID:Ng2

PIASU ◆MYKcさん、どうもありがとうございます!
面白かったなんて言っていただいて、すっごくうれしいです(´г`゜)
これからも頑張ります!!!


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