君のその一言で。

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1:あんず ◆kJjA:2013/04/13(土) 23:50 ID:mTs

こんにちは、あんずです。
この作品も“恋愛物”になると思います。

荒し、中傷、ナリ等は禁止です。
酷い場合はアク禁依頼を出させていただきます。

次レスから開始です。

2:あんず ◆kJjA:2013/04/13(土) 23:59 ID:mTs

〜プロローグ〜

「いや、可愛いな、って思ってさ」


……私って、本当に“単純”。
馬鹿みたいに浮かれて、ニヤけちゃって……。

それ、本当に本当の本心か分からないのにさ。



「可愛いとか言うな。黙れ、このバカ」


…………私って、本っ当に……口悪い。
恥ずかしい、っていうしょうもない理由での照れ隠し。

本当にバカなのは……私、だ。



あぁ、もう嫌だ。
君のその一言で浮かれて、ニヤけて、バカな理由での照れ隠しに暴言吐いて……。



どうして、君のその一言みたいに素直になれないのかな。

3:あんず ◆kJjA:2013/04/14(日) 13:25 ID:mTs

教室内はいつものようにざわついていた。
本当、よくやるよ。
この蒸し暑い中グループで集まってお喋りだなんてさ。
どうせ、もう聞き飽きたようなリア充の話か、馬鹿みたいにキャーキャー言うような恋愛話だろう。
それか……クラスメイトへの嫌味ったらしい悪口か。

……本当、よくやるよ。


「……おはよう」


ぼそりと挨拶をしてもみんな自分の世界へ入り込んでいるのかなんなのか挨拶を返す素振りすら見られない。
まぁ、
「ねぇ、今『AちゃんとBくんが付き合ってる!?』っていう話してたんだけどさ、椎名さんはどう思う?」
なんて興味のない話を振られるよりはまだマシだけど。
色々と思考を働かせながら私は誰一人と会話をすることなく決められた席へと着く。
そして小さな溜め息をつくとパーカーのポケットから音楽プレーヤーを取り出した。
私の通う学校__明桜学院高等部は服装は自由……つまり私服OKだということ。
その為毎日Tシャツの上にパーカー。
そしてジャージのズボンにスニーカーというなんとも女子高生らしくない格好で私は登校している。
中高一貫校にしては変わっていると思うがスカートを毛嫌いしている私にとってこの学校はありがたいものだ。
むしろ、私服OKだ為にこの学校を受験したとも言える。
まぁ、こんな女子高生らしくない私だが“あれ”よりはいいだろう。
そう思う私の目線の先には目が痛くなるようなド派手な女子軍団。
馬鹿らしい話をしながらメールを打ったりお互いにネイルをしあったりしている。
もちろんのこと、成績下位の問題児だ。
そんな奴らを可哀想だ、なんて見下しながら私は音楽プレーヤーをいじっていた。


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