手を引いて、手を引かれて。

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1:あんず ◆kJjA:2013/04/18(木) 22:25 ID:mTs

スレ立てしては放置していてすいません。
本当にすいません。
これ、完結さけなかったらしばらくは止めるつもりです。
そういう覚悟で書きます。
普段から書けよ、って話ですがね。

◆ルール◆
荒し、中傷等禁止。
感想は嬉しいですが、訂正等と言って何レスも使わないでください。
アドバイスは感謝します。
宣伝はお断り、するならフリートーク等でしてください。

2:あんず ◆kJjA:2013/04/18(木) 22:32 ID:mTs

〜プロローグ〜



“君”と“あたし”のお話。


「また……明日ね!!」

「う、うん……!!」



輝く未来を、明日を夢見る少年と少女のお話。


「僕、月に行きたいんだ!! 格好いいと思わない!? 月だよ、月!!」

「……っ、はいはい。月……、ならあたしも……」





純粋に恋しあった__“二人”のお話……____。

3:あんず@「“」と「”」いりませんねww ◆kJjA:2013/04/18(木) 22:38 ID:mTs

「……んぁ……ぁ……」


眠い、……眠い。
ふかふかのベッドの上、あたしはこれしか思っていなかった。
あぁ、学校なんて休んでしまいたい。


「だぁぁぁ〜……ぁ、ぁ……ぁ」


大体、良く晴れた土曜日を女子高生から奪い取るとは……、学校とは最悪最低のものだ。
せっかくの休み。
親友と仲良くショッピングしたり、お互い教え合いながら勉強したりしたかったのに……。

……なんて、そんなことをする親友どころか友達も居ないが。

4:あんず ◆kJjA:2013/04/18(木) 23:12 ID:mTs

はぁ、と溜め息をつくと同時に激しい眠気に襲われる。
あぁ、もうどうだっていいや。
こんな思いが生まれたこの瞬間____あたしはすやすやと寝息をたてた。


「……て、アヤメ!! アヤメってば!!」


重い瞼を開けなくても誰なのかは分かるがしょうがない、目蓋を開けてやろう。
あたしがそっと目を見開くと、そこには“どアップ”であたしの目の前にハルキがいた。

5:あんず ◆kJjA:2013/04/19(金) 21:30 ID:mTs

改めて読むと何が言いたいのか分からない>>2のレス。
ということで書き直しさせてください。
本当にすいません。すいません、すいません!
それと あたし→私 で。











カチカチと時計の針が音を立てる。
薄暗いこの部屋で私__霧谷 彩芽(きりたに あやめ)は四角いもの……スマートフォンをいじっていた。
時刻は午前三時過ぎ。
しかしいっこうに私の体には睡魔も眠気という魔の手も襲ってこない。
至って普通だ。
むしろ私にとっては昼の方が辛いのである。
深夜、明け方は元気だが昼は辛いなんて、コウモリみたいな夜行性の動物に私はなってしまったようだ。
『私、夜行性っぽい〜!!』
思い付くとすぐに手が動き、いつの間にかツイッターへと書き込みをしていた。
『私もアヤメと同じ〜!!』
『それ私もなんだけど!!』
すぐに私、彩芽……いや、“アヤメ”へ返事が返ってくる。
自分の言葉に反応してくれることが嬉しい訳でもない。
が、暇潰し……と言っちゃ悪いが暇潰しとしてこのツイッターを利用している。
…………____気づけばもう時刻は午前四時。
雀が鳴き出し太陽が登り始めた時間。
私は、ようやくスマートフォンを机に置き、目を瞑る。
そう、お分かりのとおり、今から眠るのだ。
あぁ、本当に人とは逆の生活だ。
外は朝独特の自然の香りに包まれているのかと思いながら私は布団を自分の方へと寄せた。

6:あんず ◆kJjA:2013/04/20(土) 15:33 ID:mTs

全体的に青と白でまとめられたこの部屋にアラームが鳴り響く。
甲高く煩いこの音が耳を刺激する。
ソッと足を出してみるとものすごい寒気が全身へと伝染した。
あぁ、もういいや。
寒さに弱い私は「布団の温もりと柔らかさがいけないんだ!!」と言い張り、もう一度布団へと潜り込んだ。

____ようやく、部屋にも暖かい日射しが入り込んできたようだ。
カーテンの隙間から黄金の光が漏れているのを見てようやく私は今が朝だと感じた。
のそのそと布団から這い出ると、机の上のスマートフォンの電源を入れる。
……と、『6:48』という文字が画面に映し出された。
私はその文字に絶句する。
普段、高校に向かう時刻は6:40。
あぁ、バスが……行ってしまったようだ。
何故だ!?
私にとって午前四時という比較的早い時間に眠りについたのに。
まさか、眠りが浅かったというのか……!?!?


「学校、サボろうかな……」


もう一度布団に潜り、枕に顔を埋めると「私の中で異例の三度寝……」と呟き私は目を閉じた。

7:あんず@>>2-4無視で!! ◆kJjA:2013/04/21(日) 12:44 ID:mTs

「……め!! アヤメ……っ!!」


頭がぐらぐらと揺れる。
ぼんやりとした意識の中、眠気に勝てない私の目は半開き。
そこから見えたのはベリーショートでふんわりとした髪の女の子。
私の何倍も可愛い。
そういう趣味があるわけじゃないが、もっと顔をはっきりと見たくて、目を見開いた。

…………ん……?



「遥希……ハルキ……っ!?」


そこに居たのはどこからどう見ても私の幼馴染みのハルキ。
先程の可愛い女の子の姿はもうどこにもない。
ということは……。
私の中では激しい議論が行われていた。

“女の子の正体に気づけ、気づくんだ!!”
“止めろ、そんなこと受け止めちゃダメだ!!”

もう嫌だ。
男のハルキよりも女の私は下なのか……!?
ハルキという名の男に私は負けたのか……!?
呆然とハルキの顔を見つめる私の顔をハルキは思いきり引っ張った。


「何すんのよ……っ!! 痛____」

「僕、待ってるから早く支度してきてね!!」


私が怒る前にハルキは部屋から出ていった。
しばらくして、玄関のドアが閉まる音がする。

8:あんず ◆kJjA:2013/04/27(土) 11:29 ID:mTs

「ちょ…!? ハルキ……っ!?」


いくら叫んでも部屋の中から外にまで声が届くほど大きな声は私には出ない……と思う。
出したことも出そうと思ったこともないから何とも言えないが。
それにしても本当にアイツはバカだ。
別に一緒に登校する必要などないじゃないか。
私の親が「アヤメをよろしくね〜」なんて余計なことを言うまでは。
まぁ、それをアイツが無視してくれればよかったのだがアイツは高校二年生程の『バカ素直』な奴。
アイツが誰かを無視するなんて……ありえない。
ということで『別々に登校する』ということは論外になるのだった。

9:あんず ◆kJjA:2013/04/27(土) 11:44 ID:mTs

そうこうしているうちにも時間は過ぎていて。
時計を見ると遅刻は確定している時刻を針は指していた。


「同じ遅刻なら早く行く必要もないじゃん」


そう呟いた時、普段はダメダメな私の脳は『いいこと』を思いついてしまった。


「ハルキのことを待たせて、一緒の登校、嫌にさせちゃえばいいじゃん……っ!!」


名案だった。
本当に、名案だった。
私は解放される嬉しさから、ボフンとベッドへダイブした。
ガシャンという音を立てて落下した私の相棒、スマートフォンのことなんて今はどうでもいいくらいだ。


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