ー・Drop hero・ー

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1:ミクサ ◆jLeY:2013/04/23(火) 17:00 ID:R96

「ー・Drop hero・ー」
■はじめに
1)荒らし、ナリなどの周囲に迷惑を与えることは勿論のこと禁止させていただきます
2)書き方(プロローグの有無など)については口出しをしないでいただけると嬉しいです
3)雑談、宣伝などはお控えください
4)それなりの努力はしますが、長く続くか分かりません。ご理解願います
5)以上のことは簡単かと思うのでお守りください

■一言
結構な駄作者です。意味不明な人類の言語でないと思えるかもしれません。
そういう場合お気軽に訊いていただけたら嬉しいです、私読み返さないので……。
のびのび、自分の楽しい世界を描きたいです。ちょっと理解できないようなあり得ない空想、
そんなのが登場しても主人公と一緒に驚いて楽しんでいただけるとと、思います
頑張ってみますので、コメントとか内容についてのアドバイス、いただけるの嬉しいです
では、どうぞ宜しくお願いします!

2:ボカロヲタク♪:2013/04/23(火) 17:57 ID:aVo


 あ、ミクサさんって3dsのスレに注意した人かな?

  人違いだったらごめんなしゃい><((泣

 まぁ、どっちにしても頑張って下さい!!

  良ければ、私のグダグダ小説も見て欲しいな♪
   恋は何の味? って、言う小説だぉ★

3:ミクサ ◆jLeY:2013/04/23(火) 18:14 ID:R96

>>2 To,ボカロヲタク♪様

あ、一応はそうですよ^^
それは置いといて……応援メッセージ、ありがとうございます!
まだ書いてすらいないのにいただけて本当に嬉しいです、感激です。
ありがとうございます、ボカロヲタク様<(__)>

一応読んだので、そちらのスレの方でコメントさせていただきます

4:ミクサ ◆jLeY:2013/04/23(火) 19:45 ID:R96

第一章 She is "Drop".

 気持ちのよい昼下がり。
春の日差しにしてはやや強い日光が、皆の上着を脱がせるかの如く暖かかった。
 そんな気候の緩やかな坂道を、これはまたのんびりと上がる簗瀬滴(ヤナセ シズク)の姿
があった。薄く羽織っていたパーカーを腰に巻き、ジーパンと半分まで捲り上げた袖のワイ
シャツに凄く緩くしたネクタイをしている。片手で新聞を見ながらぶらぶらと歩いている。

「んー、やっぱ田舎は事件がねえなあ」
 伸びをしながら呟く彼女、滴はほんの数年前に誕生した「職業」に就いている。最も危険
で最も安月給な仕事である。その名も「Hero」。誰でも幼い頃は憧れるアレだ。

 時代は変わり、近頃は殺人事件やテロ、人質をとった犯行や誘拐まで、はば広い事件が日
常茶飯事と化してきた。それも警察だけでは人手が足りぬというほどの。そこで誕生したの
がこの職というわけだ。やはり「Hero」というだけあって死とは隣り合わせである。友人
や家族との縁を断ち切り、人のために物事を、正義を行える者のみがなれる危険な職業。そ
のくせして公務員なのでそれなりの給料なのだが命懸けというには少なすぎるものだった。
それに加え、事件が起こらぬ限り給料は一文も入ってこない。Heroの皆が口を揃えて「こ
の食生活こそが命懸けだ」と言うものだ。

「ここら辺の土地受け持たなきゃ良かった」
 滴は後悔の愚痴を溢しながら路地裏の猫とじゃれあう。これくらいしかやることがないの
だ。本当に。「Hero職限定」のチャットでの会話では今日も大変だった、と今日も依頼来
なかった、の二つに分かれる。それほど差は激しく、どちらにしろ辛いことには代わりない
のだ。

5:ボカロヲタク♪:2013/04/24(水) 17:10 ID:aVo


 おぉ〜♪  おもしろい〜♪

  頑張って! 続き楽しみ♪

6:ミクサ ◆jLeY:2013/04/24(水) 18:15 ID:R96

>>5 To,ボカロヲタク♪様

嬉しいです、そんなお言葉……(涙)
めちゃくちゃ「書くやる気」が出ます
続き、頑張らせていただきますね^^

ボカロヲタク♪様も頑張ってくださいね、応援しています

7:ミクサ ◆jLeY:2013/04/24(水) 18:45 ID:R96

 暫くすると猫にも愛想を尽かされ、逃げられてしまう。仕方ない、そう呟くと立ち上がっ
て服についた毛をはらう。せめて友人一人でも残しておいたらと後悔もするが、「Hero」
になるには必要な関門だったのだ。チャットルーム入りでもしようかとポケットから携帯を
取り出すと共に電話の着信音がし、ブルブルと震える。素早く電話に出た。

「はい、もしもし。……え!? 仕事ですか? はい、勿論暇です! 今すぐ向かいます」
 驚きと喜び……つまりは驚喜の笑みを浮かべ、依頼者の元へと滴は駆け出した。その足に
迷いはなく、とても軽やかに思えた。

 今回の仕事、それは保育園からのものだった。内容は聞く前に切ってしまったが、宣伝の
ポスターを見たとのことだった。仕事のない「Heroes」は、とにかく何でもやるような人
となっており、よく、アニメでみるパンを元とした「ヒーロー」のようにボランティアなど
ではなく、きっちり代金はいただいていく。先週くらいから始めたポスターの活動の運ぶ仕
事が、ようやく舞い込んできたのだ。

8:ミクサ ◆jLeY:2013/04/24(水) 21:41 ID:R96

「……到着ーっ!」
 電話が来てから、ほんの数分。呼ばれた保育園にはすぐ着いた。町自体が狭いため、そう
時間は掛からないといえるだろう。

 重たい雲が空を覆い、全体的に薄暗かった。雲の深いのか薄いのかも分からない所が蒼く
染まりセピアのような空を映し出していた。そんなことは気にする様子もなく、園庭には園
児達がブランコや滑り台、鬼ごっこをしたりなどして遊んでいる。滴はその様子をにこりと
微笑みながら「やっぱり、この町っていいなあ」と呟き保護者用の入り口から中に入る。ま
ず、一人の通りがかった保母さんに案内され事務所についた。園長や、園児の書類に目を通
されてる先生もいた。コーヒーを出され、園長と初めて向き合う。

「こんにちは、この町の『Hero』簗瀬滴さん」
 にこやかに微笑む園長は五十代前半ほどの優しそうな先生だった。赤と白のチェックのエ
プロンをしていて、とても楽しそうに微笑んでいる。
「こんにちは。えっと……」
「立花(タチバナ)、立花環子(ワコ)といいます。ここの園長を勤めさせていただいています」
立花環子、そう名乗り園長はまた、にっこりと微笑んだ。きっと子供もすぐなつくだろう。
「えっと、では立花さん。今回のご依頼ですが」
「ああ。実は、お話をしてほしいんです」
「お話……とは?」
「最近、あなた達のようにヒーローが必要になるように、子供の感情の教育にも力が入って
いるのよ。そこで、将来にあなたのように正義を歩むように子供に伝えてほしいの」

9:ミクサ ◆jLeY:2013/04/25(木) 22:12 ID:R96

 依頼はそこまで嫌なものではなかった。職業を語る、ただそれだけなのだ。お金も出すと
言ってくれたし、断る理由は特にない。一度園児と話しみて、やはり辞めるというのも別に
良いと言ってくれたので、一応は「はい」と回答した。立花さんはにこりと笑い、善は急げ
ですから、と早速園児全員が保護者の帰りを待ち一つの部屋にいる頃を狙って案内をしてく
れた。
 壁には折り紙で出来たチューリップを貼った絵や、そのクラスの園児の名前を誕生日の月
別に貼ったものなどがあった。棚にはおままごとの道具やパズル、モノブロックなど小さい
頃に一度は遊んだものが並んでいる。
 丁度園児は絵本や紙芝居の読み聞かせ、手遊びを行っていた。部屋に入ると皆の視線を浴
び、中には近くの先生にあれ誰? と訊く者もいた。とにかく滴はしどろもどろになり、ど
うすれば良いのかという表情でさんを見る。立花さんはまた、にこりと微笑んで__
「この町のヒーローの簗瀬滴さんですよ」

10:ミクサ ◆jLeY:2013/04/27(土) 14:22 ID:R96

そう言った。子供達が急に目をキラキラとさせ、寄ってくる。それもそうだ。つい先程までヒーロー
物の絵本などを読んでもらっていた園児もいるのだから。

「お姉さん、ヒーローなの?」
 一番近くの五歳か六歳程の園児に訊かれる。「お姉さん」などと呼ばれ、一瞬誰のことだ? と
思ったがすぐ気がついて照れてしまう。
 一応はまだ二十歳。同い年の子たちは大学でサークルだとか楽しんでたりもしている。そんな中、
高校中退で孤児、友人関係も乏しかった滴が成れた職業というのが、最近有名になりつつある「H
ero」。他人との関係は「Hero仲間」だけとなり、こんな園児のような年下は愚か、同い年との交
流は皆無だった。仕事の先輩はリストラで職を失った元サラリーマンや、薬物などで一度逮捕され
就職の難しくなった人ばかりだった。

「そうだよ。『Hero』ってお仕事をしてます」
 質問をしてきた少年と目を合わせるようにそう伝えると、近くの子供がすごーい、と寄ってきて
質問合戦だ。が、中にはそういう反応をせず冷めた反応を示すマセガキもいた。

11:ボカロヲタク♪:2013/04/28(日) 13:19 ID:aVo


 わぁぁぁー!!
  すっごくおもしろい!!

 はやく続き読みたい〜♪

  頑張ってねぇー★

12:ミクサ ◆jLeY:2013/04/28(日) 14:40 ID:R96

>>11 To.ボカロヲタク♪様

いつもいつも読んでいただき、ありがとうございます<(_ _)>
本当に更新の糧になって……感涙しそうになります

ボカロヲタク♪様の「恋は何の味?」凄い面白いです
あーちゃん、優しいですね^^
こちらで感想書くのもどうかとですが、本当に面白いかったので……
続きも頑張ってくださいね 応援してます(・▽・´)

13:ミクサ ◆jLeY:2013/04/29(月) 22:36 ID:R96

「ヒーローなら何で仕事してないの?」
言い方は子供らしいが、怪しんでいるという様子だった。それもそうだ。「Hero」を名乗っ
ているが服装なんかはワイシャツにパーカーの組み合わせ。「Hero」らしい物であるどこ
ろか社会人らしい服装とすら言えなさそうだ。安売りのワイシャツと高校からのパーカー、
金額的に可能でスーツらしく黒のパーカーなんて思考がおかしかったのだ。

「お姉さん、町を守るのもお仕事だけど、町の中の人で、悪い人を出さないのもお仕事なの」
 それらしいことを言って微笑んだ。思わず自画自賛したくなるほどの上手い言い回し方だ。
子供らは納得したのかしてないのか、そのままチョコチョコと歩いて先生の元へと帰って行っ
た。それを見ていた園長に、そっと耳打ちされる。
「どうかしら? このお仕事やってくれる?」
私はもう決断していた。元から決まっていたような気分だ。全然変える気持ちなど、一切な
い。
「はいっ!」
満面の笑顔でそう言った。今回は、チャットでいい知らせが出来そうだ。


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