僕等の歌″

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1:杏音 - auune-:2013/04/26(金) 21:36 ID:xBM



「僕は、歌が好きなんだ。ただ単に。歌いたいだけ」


___赤い夕日に照らされた日々を思い出し

君に会いたくて、会いたくて

スニーカーのかかとを踏みつけて走ってく

髪が揺れて

息が切れる

君に会いたい

その一心で僕は今日も走ってくんだ___

2:杏音 -annne-:2013/04/26(金) 21:47 ID:xBM



「成瀬くん、今日も走りこみしてるよねぇ。よくもまぁ飽きないもんだ」

心友の莉子がクラリネットを組み立てながら苦笑した。
私は他のパートが音出しするのを見るふりをして、彼を見守る。

__頑張って。ここで見てるからね。

「智佳? どうしたの?」
「あっ……、ううん、何も」

誤魔化すように、私は組み立てたフルートを置いて、譜面台を組み立てる。
が、しかし、慌てて譜面台のクリップで手を挟んでしまう。

「痛っ……」
「あーあー、智佳だいじょぶ? 絆創膏あるよ?」
「うん、大丈夫大丈夫」


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