光と闇

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1:飛鳥:2013/04/29(月) 14:47 ID:KrA

プロローグ

助けて_____……

親は彼処の世界へ逝って
友達は_____皆、私を怖がって

どうしたらこの暗闇から脱け出せるの?


もう嫌だ____

誰か、私を光輝く世界へ
____導いて


そう願っても神様は、幸を与えてくれない。


もしも____願いが叶うとしたら


両親と香澄を返して______……

2:まゆ:2013/04/29(月) 14:52 ID:jBM

面白そうデス!
頑張ってください!!

3:飛鳥:2013/04/29(月) 15:12 ID:KrA

ジリリリリリ……

目覚まし時計のアラームが鳴り響く。

う……


私は、ベットから腰を上げてスイッチを押す。


ピッ……


急に過呼吸状態になった。


「はぁはぁはぁ……」


深呼吸をして心を落ち着かせる。


「またあの日の……事が……!」


額に手を当てると腕が見えた。


無数の傷を見るとまた思い出すので、
リストバンドを着けている。

光輝く月の様なリストバンドを___


『亜澄!』

ビク……!!


怯える私。

この声は……都…?!


「入るぞ!!」


バンッ!


急にノックもしないで入ってくる都。
ノック位しろ……!!!


『ちょっと都 ?!! 勝手に入ってくんな!』

「入ってくんなって……ここ俺の家」





コイツ……柏原 都は……一言で言うと____、

俺様キャラに近いかな?



幼馴染みの都は、昔からずっと一緒。

酷い位にね……。

腐れ縁で小学生の頃、噂にもなったりした。


で、五年前____妹の香澄が白血病で死んだ。

両親も後を追うかの様に____……

母は、乳癌
父は、肺癌

両方とも治らない癌にかかり死んでしまった。


独りぼっちになった私は_____

都の家に預けられた。
と言う訳。



「お前、顔色悪いけど……『大丈夫! 私___平気だから』


そう言ってリビングへ向かった。

都に見えない様に独り泣きながら。

4:亜澄:2013/04/29(月) 15:13 ID:KrA

おお!
早速読者が……、

ウレシイ……

ありがとうございます。

いきなりですが、落ちます……

5:飛鳥:2013/04/29(月) 17:39 ID:KrA

涙を拭いて立ち上がる。

こんな所で泣いてたら都に見られちゃう。

情けない姿を彼奴に見られたら笑われるだけだよ……。

「これだから泣き虫は」って……。


トントントン……


「お前、俺より先に下降りたのにおせーぞ」

「______」

涙がまた溢れてきた。
馬鹿……伯母さんも都も見てんじゃん。

伯母さんが都を睨み付ける。

「まさか、都…余計な事でも言った !??」

「や……違っ…! 亜澄、急にどうした?」


すると、香澄と都が重なって見えた。


「あ……亜澄…」

伯母さんが察知したのか呼び掛ける。


「とにかくご飯食べな、遅刻するよ」


グシッ……!


「はい…」


箸を持ち目玉焼きにかじりつく。
大好物の目玉焼きなのにちっとも嬉しくない。

味がしなくて砂を食べてる見たいだ。

「なぁ、学校……行きたくないから泣いてんの?」

ズコッ!


私は、都の鈍感さに思わずずっこけた。

椅子から落ちたので痛い。

「イタタタ……」


「ぷっ!」


へ……??


クスクス……


ちょっ! 何笑ってるのよ……!!

「笑えるんじゃん、泣いてても」


いつもの都らしく無い気がする。
笑い飛ばす癖に。

ま、笑ってるけどさ。


牛乳をいっきに飲み干し玄関へ出た。


「行ってきます」


紐をキュッと強く結びここから脱け出す。


脱け出すって言い方は周りから聞けば
可笑しい____と思うけど、

私は、今の仮の家が好きでは無い。

都は偉そうなのもそうだけど_____

たまに、都と香澄が重なって見える事があるのだ。

性格が似てたからかも知れない。

香澄も偉そうで憎まれ口だったから。

6:飛鳥:2013/04/29(月) 17:53 ID:KrA

古くて和風の家が並んでいる。
そこが通り道。


今日は、近道しようっと。

林檎園を通り過ぎ、歩道橋へ渡るとすぐそこに学校がある。


歩道橋へ進むとヒソヒソと私を軽蔑した目で見てきた。


それは当然の事_____


私の髪の毛は金髪だから。
それにピアスはキラッキラに。
制服も改造しているから。


すると横で都がフッと鼻で笑ってきた。

「染め直せよピアスも取ってさ……
制服改造はもう直せねーから
新しい制服でも買ってこいよ」


都の言うことは、正論だ。

正論だけど____
私は、このままで居たい。

この格好をしてると自然とホッとする。

普段の格好をしてると嫌で堪らなくなる。






教室へ着くと女子軍団が揃って此方へやって来る。


「ギャルの格好でもしてるつもり?」

リーダーの桜子が笑う。

「永田 亜澄____あんたさぁ、自分がどんな格好してるか分かってる?」

「そんなの猿でも、お前ら見たいな子豚でも分かる」


ピシッとヒビが入った音がした様に思えた。


「ふん!ギャルの子豚の癖に生意気よ」

桜子達はそそくさと逃げて行った。

7:飛鳥:2013/04/29(月) 19:32 ID:KrA

「でわ、HRを始めます____と言いたい所だが……永田!!」

「はぁ?」

朝っぱらから何だよ……。

先生が鋭く私を睨みつけている。
爺の癖に。
ま、まだ50なんだけどね。

「お説教ですか?皺が増えないようにご注意を」


クスクス笑い声が聞こえる。


「ギャルちゃん最高!!」

桜子……か。


「俺はまだ50だっ! てか、その金髪!!不良見たいに見えるだろうが!!」

桜子がまた余計な一言。

「先生、不良見たくじゃ無くてまさに不良ですよぉ」


桜子め〜!!!

「静かに……! 改めてHRを始める」


横からお腹を抱えて笑っている都が視界から入ってきた。


「朝っぱらから爺の説教ご愁傷さま」


ムカッ……


そして都は、絶対私が拒絶する事を言ったのだ。


「お前、いつもリストバンドしてるよな……? 授業中は取れば?」

「嫌……」


グイッ!


「取れって、爺に指摘されんぞ」

「やっ……!!」


私があまりにも拒絶するから都は、黙ってしまった。

ちょっと、やり過ぎたかな……。


「御免…『別に謝らなくても良いし』

やっぱり怒ってる……?!


『お気に入りだから触られたく無かったんだよな』


へ……?

都……鈍感過ぎ……!!

どうやったらそんな発想が浮かぶのか……。


ま、都らしいけどね。





[香澄の馬鹿……!!]
[お気に入りだから取られたくなかったんだね……御免、お姉]

[へ……?]
[だってそうなんでしょ?]

[もう……、鈍感だなぁ! 香澄は]

クスッ……





ズキン……!


あ、まただ都と香澄が重なって…。
都と暮らしてから変だよ私。

香澄の事、あんなに忘れようって言ってた癖に……。

昔の記憶思い出してるじゃん……。


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