ミステリー研究会でパロディー

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1:休日の天使 ◆OYbk:2013/05/02(木) 20:38 ID:P0Q

詳しくはオリキャラ板の【こちらミステリー研究会】へ
http://ha10.net/test/read.cgi/chara/1365587326/

このスレでは上記のスレでパロディーを書きます。
念のためですが、パロディーは二次創作板ということでしたら指摘をお願いします。
では、手始めに良い子の童話である『赤ずきん』からいこうと思います。

2:休日の天使 ◆OYbk:2013/05/02(木) 20:39 ID:P0Q

 むかしむかし、あるところに、女の子がいました。
 ある時、その女の子のお婆さんが赤いビロードの布で、女の子の被る頭巾を作ってくれました。
 その頭巾が女の子にとても似合っていたので、みんなは女の子の事を、『赤ずきん』と呼ぶ様になりました。
 しかし、今から綴る物語では、あえて『赤ずきん』ではなく、女の子の名前である、黄川真花を使おうと思います。

   ・・・・・・

 ある日の事、お母さんの水無月千春は真花を呼んで言いました。
「真花、おばあさんの一ノ瀬燐がご病気になったらしい。燐はお前をとても可愛がっている……多分だけど。だから、お見舞いに行ってあげれば? きっと、喜ぶと思うから」
「はい、千春さん」
「それじゃ、このケーキ。それと、上等なブドウ酒を一本持って行って」
 真花が燐の所へ一人で行くのは始めての事だったので、千春は平然な表情だけど、心配でたまりません。
 でも千春には用事があって、一緒に行けないのです。
 その用事は、この辺りで起きた事件を解決する、ミステリー研究会。依頼は少ないけど、とても楽しいことなので真花はいつも憧れていました。
「途中で道草をしてはいけない。それから、オオカミに用心して。オオカミはどんな悪い事をするかわからないから、話しかけられても無視していて」
「はい、千春さん。大丈夫ですよ」
 真花は、千春を安心させるように元気良く、
「いってきまーす!」
と、言って、出かけて行きました。

3:休日の天使 ◆OYbk:2013/05/02(木) 20:42 ID:P0Q

 燐の家は、ここから歩いて三十分ぐらいかかる森の中にありました。
 その日はとても天気のよい日で、真花がスキップしながら歩いていると、そこへオオカミが現れたのです。
 しかしその正体はオオカミの衣装を着た神宮寺臨でした。この衣装は劇で使うものらしいです。しかし真花は気づきませんでした。
「こんにちは。赤いずきんが可愛い、真花ちゃん」
 臨はニコニコしながら、劇の口調のまま真花に話しかけました。
 真花はお母さんに言われた事を思い出しましたが、動物好きの真花には、ニコニコしているオオカミが悪い動物には見えません。
「こんにちは、オオカミさん」
 真花が返事をしてくれたので、臨はニヤリと笑うと尋ねました。
「真花ちゃん、今からどこへ行くの? たった一人で」
「燐さんのお家です。燐さんが病気ですから、お見舞いに行くんです」
「そうかい。それは偉いねえ。・・・おや? そのバスケットの中には、何が入っているのかな?」
「ケーキとブドウ酒です。燐さんの病気が早く良くなる様に、持って来たんです」
「なるほど、それでどこだい? 燐さんのお家は」
「森のずっと奥の方です。ここからなら、歩いて十五分くらいかかります」
「十五分か・・・」
 臨は、ちょっと考えました。
(燐の家を探して、燐を食べてしまうには、もう少し時間がいるな。よし・・・)
「真花ちゃん。燐さんの家に行く前に、周りを見てごらんよ。こんなにきれいに花が咲いているし、小鳥は歌っているよ。せっかくだから、楽しく遊びながら行ったらどうかな。たとえば、花をつむとか」
 真花は、臨の言う通りだと思いました。
 花をつんで持って行けば、燐はきっと喜んでくれるに違いありません。
「そうですね、オオカミさん、あなたの言う通りですね。私、花をつみながら行きます」
 真花はさっそく、色々な花を探し始めました。

 さて、真花と別れた臨は、そのまま真っ直ぐ、燐の家へ行きました。

4:休日の天使 ◆OYbk:2013/05/02(木) 20:44 ID:P0Q

 トントンと、戸を叩くと、
「はーい。誰ですか?」
 と、言う、燐の声がしました。
 臨は、演劇で少ししたことがある声真似で、女の子の様な声を出しました。
「はい、真花です。ケーキとブドウ酒を持って来ました。開けてくれませんか?」
 それを聞いた燐は、うれしそうな声で、
「え、真花? ほら、カギはかかってないから、戸を押して入って。僕は体が弱っていて、ベットから起きられないから」
「そうかい。それじゃあ、遠慮なしに」
 臨は戸を押し開けると、ベッドに寝ている燐に飛びかかりました。
 臨は、怖さのあまり気を失ってしまった燐の格好をすると、あとはパクリと、燐を丸飲みに……することはできないので、そっと物陰に隠しました。それから、、ベッドの中へ潜り込みました。
 その頃、真花はまだ花を取っていましたが、やがて手に持ちきれないほどたくさん取ってしまうと、やっと燐の家へ行く事を思い出しました。
「あ……! 急いで行かないと」
 燐の家に行ってみると入り口の戸が開いていたので、真花は不思議に思いました。
「どうしたのかな? 燐さんは、いつも戸を閉めておくのに」

5:休日の天使 ◆OYbk:2013/05/02(木) 20:45 ID:P0Q

 真花が家の中へ入ると、部屋の奥のベッドに、燐が寝ていました。
「こんにちは、燐さん」
 真花が大きな声で挨拶しましたが、何の返事もありません。
 真花は、ベッドに近づきました。
(あれ? 燐さんの様子が変だ……。病気でこんなになってしまったのかな?)
 真花は思い切って、燐に尋ねてみました。
「燐さん、燐さんの耳は、ずいぶんと大きいんですね」
 すると、燐に化けた臨が言いました。
「そうだな、真花の言う事が、よく聞こえる様にね」
「それに目が大きくて、光っています。何だか……怖いです」
「怖がる事はない。可愛い真花を、よく見る為だからな」
 可愛いと言われて顔を赤くする真花でしたが、質問は続けました。
「それに、燐さんの手、大きいです。燐さんの手は、こんなに大きかったんですか?」
「大きくなかったら、真花を抱く事が出来ないだろ」
「それから何と言っても、その大きなお口です。燐さんの口があんまり大きいので、びっくりしました」
「そうとも。大きくなくては、お前を・・・」
「・・・お前を?」
「食べられないからさ!」
「きゃああああ!!」
 臨がそう言うと、赤ずきんは大きな悲鳴を上げました。

6:休日の天使 ◆OYbk:2013/05/02(木) 20:46 ID:P0Q

 そこへ、いつもこの森で狩りをしている猟師の、夕霧刹那と篠原千雪が通りかかりました。
「たーらばさん。今なんか悲鳴聞こえなかった?」
「たらば言うなや! でも確かに聞こえたな……女の子の」
 二人が悲鳴が聞こえた家の中へ入って、ベッドに近よると、
「……何やってんの? 臨」
 二人は正体に気づいたようで、オオカミの姿をした臨に声をかけました。

7:休日の天使 ◆OYbk:2013/05/02(木) 20:47 ID:P0Q

「い、いやこれは劇の練習というか……」
「劇の練習なら別の場所でやれよ……」
 刹那がそういうと、臨は家から出て行きました。
「あ、あの……助けてくれてありがとうございます」
「いや助けたというかなんというか……」
「たらばさん、何イチャイチャしてるの?」
「してねえよ!」
 と、ここで真花が二人がミステリー研究会の人だと気づいたようです。
「あ、あの、ミステリー研究会に入れてくれませんか?」
「な、なんでいきなり?」
「まあいいんじゃない?」
 こうして、真花は無事にミステリー研究会の一員となり、楽しく過ごすのでした。

 めでたしめでたし。

8:休日の天使 ◆OYbk:2013/05/02(木) 20:48 ID:P0Q

たったの7レスで終わった……!


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