花の喫茶

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1:秋:2013/05/03(金) 10:30 ID:4Xo

ここ、『花の喫茶』には色々なお客さんが来る。子供であったり会社員であったり……

       でもそれだけじゃないの。
というか、むしろそれだけじゃない事の方が多い。

両親の事で悩んだり、学校や会社の事だったり・・・
そういう人達には皆共通点がある。
その共通点とは・・・

2:秋:2013/05/03(金) 11:35 ID:4Xo

今日も店のシャッターを開ける。
心地よい朝の風が店内に入ってきた。

「ん〜っ♪これでよし。」

店の前でうんと延びをした彼女は、看板を見て話していた。
その店の名前?あぁ。

     『花の喫茶』

3:秋:2013/05/03(金) 23:07 ID:4Xo

「今日はいつになく空が青い!」

天に向かって大声を上げた彼女こそ、『花の喫茶』の店長。

神田 清花(カンダ キヨカ)。ついこないだ成人を向かえ、酒が少々飲めるようになった、
まだまだ小さな少女だ。
喫茶に来る客の話を毎日のように聞く彼女の目は、生き生きとしている。
ただ・・・彼女には両親がいない。・・・いや。ついこの間いなくなった。
永遠の旅行に二人して出掛けてしまったのだ。彼女の成人式の日に。

あれは、彼女の成人式の日・・・・

成人を祝う為にある店にいった仲のよい3人の人影。
あぁ・・・アレは父親。あれは母親。そしてあれは子供か・・・
仲良く食事をするその家族はとても微笑ましい。

「お父さん。14代目喫茶店店長おめでとう!名前は・・・『草の喫茶』だね!」

どうやら、あの娘は父親の店の名前を決めたらしい。

「清花こそ、成人になったね。おめでとう。」

この父親は娘の成人を祝う。
おめでたいことが二つも重なると、幸せになるよな〜・・・
おっ。そうこうしてるまにあの家族は店を出た。

「看板もかえなきゃね〜」

母親が車に乗り込みながら相談する。
その後は他愛もない会話をしながら家へと帰る家族。
すると突然・・・
        ドオオオン!!

けたたましい急ブレーキの音に重なった、激しくぶつかる音。
黙々と煙のあがる車。・・・どうやら暴走車と衝突したらしい。
反対側の車からは人が出てきた。・・・あの家族の乗った車は!?
気づいた時には遅かった・・・家族の車が突然真っ赤な炎を上げて燃えた。

『止めてくれ!!あの家族の幸せを奪わないでくれ!!』

4:秋 hoge:2013/05/05(日) 09:40 ID:4Xo

ゴウゴウと燃える炎には誰も近付けない。
助けなきゃ!!助けないと!!

『あの家族が死んじまうっ!!』

手を伸ばす自分の手は一人の少女を掴んだ。

「・・だ・・れ・・だか分かりま・・・せん・・が、娘を・・・娘を・・・助けて下さい!」

自分の身よりも娘の身を大切にするその父親は、今の自分が出せる精一杯の声を振り絞って叫んだ。

「早く・・・早くしないと・・・逃げて・・・下・・さい。」

そこまで聞くと、その少女を担いで車から離れた。
しばらくすると、救急車のサイレンが聞こえた。

『頑張れ・・・頑張ってくれ!お前の父親に頼まれたんだよ!む、娘を助けて下さい!ってな!
だからお前は生きろ!生きなきゃいけないんだ!』

当然相手には聴こえない筈の声だった。
しかし、その少女は・・・
コクンと一回。確かに頷いたのだった。

5:H hoge:2013/05/05(日) 09:41 ID:4Xo

hogeごめんなさい!

6:秋:2013/05/05(日) 09:42 ID:4Xo

またもやhogeごめんなさい!


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