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1:何空:2013/05/05(日) 19:33 ID:zrs

何空(なにく)と言います。PNの由来は、7月29日生まれなので、729=なにく
です。(ネーミングセンスねぇ)
只の厨二です。生温かい目で見守って下さい。
IDちょくちょく変わりますが気にしないで下さい。
コメントして頂くと更新速度がUPします。

2:何空:2013/05/05(日) 19:38 ID:zrs

楽しい 楽しい 顔が笑ってしまう。


此処には、情も何も要らない。
ただ必要なのは力のみ。
力のみぞ正義。力無くは罪。


鉄の様な血の匂いこそ、自分の欲するモノ。
嗚呼。コレが戦場(いくさば)。



血の味を知ってしまったら、もう元には戻れない。

3:何空:2013/05/05(日) 20:00 ID:zrs

「よし。描けた。最新作【ブラッディ フレグランス】!!コレでデビューまっしぐら♪」
「ねーよ。大体何だよ。ブラッディ フレグランスって。ダサッ 寒ッ お前英語苦手だろ。」
「五月蠅い。批評は、読んでからにしてよね。」

ぱら…。←ページめくる音
「その男は言った。【俺に壊せないモノは無い】と…。
…何コレ。解体業か何か営んでんのコイツ。」
「違う!!世界最強の男 ルーベスク・サラヌマータよ!!」
「何人だよ。」
「時は未来。世界は3つに別れた。富によって世界を征服しようと目論む【アラスマン】…まぁ、
今でいうアジア、ヨーロッパの連合国ね。
それと、ボルベリンっていう宗教…愛を重んじる宗教ね、を信じる
【マファルマータ】…今でいう北アメリカ南アメリカの連合国。
最後に、力のまま、本能のまま生きる【ラビリット】…今のオセアニアが、
対立したの。
因みに主人公のルーベスク・サラヌマータは、ラビリットの頭領ね。
それで、サラヌマータの世界統一の野望を、たった130Pに納めて投稿するの!!」
「多過ぎだろ!!大体そんなのどうせサラヌマータが全世界統一してTHE ENDだろ!!」
「ちっちっちー。解って無いなー兄貴。此処は敢えてサラヌマータが
全世界統一間近で死ぬ…まぁ、織田信長みたいなアレね にするのがウケるのよ‼」
(うぜー。てめーみてえな厨二デビューさせる訳ねーだろ。)
「よし☆いっちょ投稿してくるわ☆」



そんなこんなで、原稿は落ちたのであった。

4:何空:2013/05/05(日) 20:20 ID:zrs

「…てな訳なんだ。どう思うよ?」
「ふふっ。良いじゃない。子供の夢はそのくらい大きくなきゃ。
和哉にもあったでしょう?そんな時が。」
「…まぁ…」
「パイロットになるー!!とか言ってたんでしょ?どうせ。」
「言ってねぇよ!!…馬鹿にすんなよ…。俺の夢は昔っから、一つだよ。」
「なぁに?」
「それは…。その…。」
「勿体ぶらずに教えてよ!」
「〜///」

耶麻(やま)を嫁にもらう事…何て言えねえ…。ベタ過ぎて…。
「もーケチ。」
「悪かったな。そーゆー所含めて付き合ってんだろ。」
「…。」
「耶麻?どうした…」
「…その事…なんだけど…」
耶麻は突然、その大きな目から溢れる涙を零した。
「は⁉何で泣いてんだよ!!」
「…っ…私達ッ…もうっ…付き合わない方が良い…の…かもっ…。」
「はぁ⁉何で…」
「…私…。妊娠したの…。」



その時、時間が止まった様な気がした。
妊娠した…? 耶麻が…?
でも俺たちはそんな行為はした事無い…。
じゃあ誰との子供…?



「耶麻、落ち着け。誰との子だ。いつ気付いた。コレからどうしようって思ってんだ?
産みたいのか?高校はどうすんだ_…」

お前が落ち着け。バ和哉。いっぺんに耶麻が答えられる訳ねぇだろ。
でも駄目だ。唇から溢れる言葉が_…止まらねえ…。


「…イタズラを…されたの…。クラスの男子から…。」
「名前は。」
「桜庭…和也君…。」


サクラバ カズヤ_…


「…安心しろ耶麻。お前は気にすんな。腹ン中のガキは
お前が産みてえなら構わねえ。だから」


心配スルナ

5:何空:2013/05/05(日) 20:28 ID:zrs

耶麻から聞いた話では、桜庭和也は成績優秀・容姿端麗おまけに運動神経抜群らしい。
そんな桜庭が耶麻に手を出したのは、【他人の玩具を壊すのが趣味】だから
なのらしい。
耶麻以外にも、彼氏が居る女子数名にイタズラを仕掛けた事があるとか。
耶麻は、自分はされないだろうと油断していたのだ。



因みに奴に彼女は居ないらしい。告白されないのか、しないのか、はたまた断っているのか
理由は定かでは無いが、誰かと付き合う気は無いらしい。



悪趣味変態野郎をどう調教してやろうかー…。
楽しみだな。

6:何空:2013/05/05(日) 20:53 ID:zrs

次の日は学校だった。
俺と耶麻はクラスが違う。
そして学科も違う。(俺は数学科で、耶麻は普通科)
だから、滅多に耶麻のクラスには行かないのだがー…。
今回ばかりは特別だ。
俺は耶麻と共に、耶麻のクラスへ足を運んだ。



桜庭は耶麻の隣の席らしい。解りやすいポジションで非常に助かる。



まだ桜庭は来て居ない様だ。
「桜庭君、市内の人じゃ無いから結構HRギリギリでくるの。」と聞いていたから、
割と遅めに来たのだが…。



「お早う、近藤さん。」
来やがったー…。
「おっ…お早う…桜庭君…。」
「珍しいね。彼氏?」
「うっ…うん…」
「あぁ、じゃあ悪い事しちゃったね。」
「何だ?悪い事って。」
俺が、事を知らない様に言うと、桜庭は唇を歪めて
「あぁ、いや。何でも無いよ。君には関係の無い事だから。」
と爽やかに切り返された。つくづく やな野郎だな。

「ところで、彼氏君は何をしに来たんだい?」
「いや耶麻が桜庭君の事を褒めててさー。どんな奴かなって見に来た訳ー。」
勿論、耶麻がこんなゴミ虫を評価する訳は無いが、怪しまれない様に嘘をついた。
「えー?照れるなぁ。そんな褒められる様な事したかなー?」
してねーよ。俺に恨まれる事はしたけどな。
「もう親切にして貰って嬉しいだの何だの…聞いてる俺が嫉妬するくれえ褒めててさ。」
「嬉しいなー。」
「じゃあ、俺用事もすんだし帰るわ。」
「じゃあね、和哉。」
「あぁ。浮気すんなよ。耶麻。」



「近藤さん。彼の名前ー…。」
「カズヤよ。でも、貴方とは大違いで、スポーツは苦手だし、全然勉強しないし
キレると周り見えなくなっちゃう奴よ。」
「でも、好きなんだろう?」
「…ええ。少なくても…貴方とは違って無理強いはしない人よ。」
耶麻は桜庭を睨みつけながら言った。
「まだ気にしてるの?」
「!!」
耶麻の右手は知らない内にジンジンと痺れていた。
「いった…。近藤さん…何をするんだ。」
「酷い…!!そんなに酷い人だとは思わなかった!!和哉から私を奪って
まだ気にしてる だなんて…。有り得ない!!貴方それでも人間⁉
人の気持ちも知らないで!!」
耶麻は教室を飛び出した。そして、和哉の居る教室まで走っていった。



「和哉!!」
「耶麻⁉お前何して…」
和哉は言葉を紡ぐのを止めた。耶麻が崩れ落ちたからだ。
和哉は耶麻の元へ駆け寄った。
すると、耶麻が「私…。もう学校(ココ)には来ない…。避妊する…。だから…和哉の側にずっと居る…。」
と言った。
耶麻は目を瞑り、力無く肩を落とした。

7:何空:2013/05/05(日) 21:40 ID:zrs

耶麻は保健室へと運ばれた。
意識が戻り目が覚めた頃には、椅子に座ったまま寝ている和哉が居た。
(ずっと…居てくれたの?…ごめんね、和哉…。)
身体を起こし、和哉に声を掛けようとした。
和哉の肩を揺らし、和哉を起こした。
有難う と言おうとした。
でも声が出なかった。
「?どうした耶麻。」
出そうとしても出ない。まるで、身体が声を出すのを拒むかの様に。
「耶麻?耶麻!!声が…出ねえのか?」
耶麻は、涙を流しながら頷いた。
「…安心しろ。責めやしねえ。」
和哉は、耶麻の細くて、少しでも力を込めたら折れてしまいそうな身体を優しく抱き締めた。
「よく、逃げ出して来た。もう我慢すんな。泣きたいだけ泣け。
誰も見ちゃいねえよ。」

耶麻は、和哉の温もりに安心したのか、今の今まで堪えていた
感情の緒が切れたのか、「わぁぁぁん」という声が聞こえそうな程口を開いて、
泣いた。



自分がどんなに醜い顔をしていても、和哉なら綺麗だと
言ってくれる筈だと信じてるから、耶麻は子供の様に泣いた。

8:何空:2013/05/06(月) 11:41 ID:fcM

今更だけどキャラ紹介


相馬 和哉
身長174体重60
高校3年


相馬 奈々美
身長158体重43
中学2年

近藤 耶麻
身長172体重50
高校3年

桜庭 和也
身長180体重67


奈々美は和哉の妹。漫画家を夢見るお年頃。
彼氏は居ません。

9:何空:2013/05/06(月) 12:05 ID:ztc

↑訂正。彼氏は居ないと、勝手に和哉が決め付けてます。
ではでは本編。





その日、耶麻は早退した。
和哉も本当は耶麻の側に居たかったのだが、担任の日出先生(独身。38歳。男。)
が、「お前は成績悪いんだ。授業放置してたら留年しちまうぞ。」
と仰せた為、授業に出席しなければならなかった。
だが、和哉はその日の授業は上の空だった。
耶麻が気になって気になって。




和哉は部活をサボった。
そして全力で耶麻の家まで走っていった。



インターホンを鳴らす。



だが返事は来ない。



出掛けたのか? と思いつつ、耶麻の家のドアを開く。
鍵は掛かってなかった。



無用心だな…。何か盗まれたらどーすんだ と心配しながら、家に上がった。



家はシンとしていた。
「おいおい留守かよ…。」と言葉を漏らした瞬間
目を疑う光景が広がっていた。



リビングのフローリングの上に横たわってる耶麻が居た。
背中には包丁が刺さっている。
辺り一面血の海だ。
「…耶…麻…?耶麻…耶麻!!嘘だろ⁉起きろッ!耶麻…耶麻ァッ!」



和哉の声が家中に木霊する。だが、返事は来ない。
和哉は耶麻の頬へ手を当てた。
陶器の様に滑らかな肌は、温もりを帯びていなかった。
「一体…誰が…こんな…!!」



すると、彼方から「くっ…くくくくく…」という
不気味な笑い声が聞こえた。



和哉はその声に聞き覚えがあった。


声のした方へ和哉は向かった。

10:何空:2013/05/06(月) 16:15 ID:H8Q

声のする方へ俺は行った。
すると、椅子に座って不気味な笑い声を連発している
見覚えのある顔の女が笑っていた。


「な…に…してんだ…?奈々美…。」


そう。声の正体は奈々美だった。
「遅かったわね、お兄ちゃん♪」
「…に…てんだ…。」
「何?聞こえないよ?」
「何やったんだよ!!」
俺は奈々美の胸倉を掴んだ。
「何ってわかんない?処理よ。」
「ざけんな!!」
「お兄ちゃんねぇ、解ってないようだから教えたげる。
この人は…耶麻さんは、私から大切なモノを奪った。
何か…解る?」
「…知るかよ…んなモン…。」
「やっぱり。大切な人には教えたくないでしょうね。
自分の醜く愚かな裏の顔(本性)なんて。」
「耶麻が何を奪ったんだよ!!」
「私の彼氏をよ。」
「…はぁ?」
「はぁ?じゃないわよ!!」
「耶麻が浮気なんてするわけ…」
「随分と信頼されてるのね耶麻さんは。
お兄ちゃん知ってる?女の浮気はバレにくいの。
耶麻さんの浮気の証拠写真…見る?」



床に、何枚かの写真がバラ撒かれた。
耶麻より頭一つ分弱背の高い男と耶麻が、卑猥な事をしている写真だ。



「嘘…だろ…。」

浮気相手は、桜庭だった。


「嘘だ!!耶麻はこいつに強姦され…「強姦?何言ってるの?
耶麻さんから誘ったのよ。学校でするだなんて言い出すから
和也さんは断った。妊娠するかも知れないからダメだって。
でも耶麻さんは、貴方の子なら産みたい。今更学校に執着なんてしないって言った
らしいわ。

本当、大した女よ。私から和也さんを奪って…。」
「でも!!耶麻は、桜庭に一方的にって…。」「嘘に決まってるじゃない。
耶麻さんに妊娠させちゃったのは自分の所為だからって
自分を悪者にしたのよ。あの人は。」
「じゃあ、他人の玩具を壊すのが趣味ってのは…」
「何それ?和也さんが言ったの?あの人は他人の幸せの
為なら何でもする、たとえ自分が悪者になってでもその人の
幸せを願う 優しい人よ?」











悪者は…いつだって近くに居た。
消さねえといけねえ奴は俺の愛した人間だった。
「…ッ…あぁぁっ!!!」


息が上手く出来ねえ。足が、手が、唇が震える。
狂った様に笑いだす。
「くっ…あははっ!!ふはははははは!!!」
「どうしたの?お兄ちゃん…。」


俺は、そんなに良い奴を憎んで、呪って、





コロシタ…。

11:何空:2013/05/06(月) 16:29 ID:H8Q

「お兄ちゃん、落ち着いて…何があったの⁉」
「…俺…。最低だ…。俺が死にゃあ良かったんだ…。クソ虫は…俺の方だ…!!」
「何?どうしたの」
「俺…桜庭を殺した…。耶麻の仇…とろうって…。
何も知らねえで…。最低…。そんな良い奴に俺は…
俺は…!!」
「殺したモノは元には戻らない。壊したモノは蘇らない。
だったら、私達に出来る事は何?…自首…でしょ?」
「でも…無期懲役かわかんねえぞ!!まだ未成年だし…
青年法が…。」
「そうよね。やっちゃいけない事として良い事の判別くらい
もう良い歳なんだから解る…。
でも、それと自首しないのは関係ないでしょ。
今直ぐしよ?私もするから…。」



兄妹揃っての自首…。その先にあるのは…。

12:何空:2013/05/06(月) 17:21 ID:H8Q

「つー漫画のオチって大抵、そいつ等が青年法使われて、
一回は脱獄したものの、結局構成せずにまたやらかすってヤツだろ?
つまんねーなー最近の小説。」
「何言ってんだよ。面白え奴もあんだろ。」
「下ネタばっかだけどな。」
「けっ。じゃ、帰るか。」

13:何空:2013/05/06(月) 18:02 ID:cq.

「じゃあ俺こっちだから。またな。」
「おう。」




…まただ。



最近、俺の後ろを誰かがつけている気がする。
ストーカー?男に?
でも、100%ねぇとは言い切れねえ…。
やべぇ、ガラにもなく怖くなってきた…。
やべーよ。後ろの奴めっちゃ鼻息荒れぇよ。
めっちゃハスハス言ってるよ。
コレって、ガチストーカー?
後ろ怖くて振り向けねぇ。どーしよ。めっちゃ怖ぇ。



俺は走り出した。流石に追い掛けて来ねえと確信をしていた。
だが、相手はついてきた。
嘘だろ⁉マジで⁉キモッ!!
と心の叫びを抑えながら俺は家まで走って帰った。



バタン←家のドアを閉めた。



ボスン←ベットに倒れ込んだ。



…もう居ねえよな。

「隼斗ー。今日ねーお月様真ん丸だよー。」
「コラ、芽依ちゃん。隼斗君でしょ。」
「綺麗だよー。隼斗ー。」



「プッ。芽依の奴怒られてらぁ。まぁたまにゃお月様
眺めんのも悪かねえか。」

俺はカーテンを開いた。そして、可愛い妹が教えてくれた
お月様を眺めた。



「本当…綺麗だ…。」
この世をば 我が世ぞと思ふ望月の 欠けたることもなしと思えば
ってどっかのオッサンが言ってたな…。
全然欠けてねぇ綺麗な満月…。昔も見えてたんだな。



と、詩人ぶっていたのも束の間我に返り課題をやろうとした。
そして、窓の外へ視線を向けた。
すると、眼鏡を掛けた中年のデブジジイが
頬を、いや、顔を真っ赤にさせながら、俺を見つめていた。
俺はカーテンを即座に閉めた。


俺はうずくまった。
「んだ彼奴…気味悪ぃ…!!」



良い歳こいてストーカーにビビるなんざ恥ずかしくて親にも言えねえ…!!
でも、彼奴の顔が焼き付いて離れねぇ…‼



すると、電話がかかってきた。
「圭斗…。」
『あ?もしもし隼斗ー…「圭斗!!」…どーしたんだよ隼斗ー。
そんなに俺からの電話待ってたのぉ?…悪ぃ、ちっとばかし
ふざけ過ぎた。』
「いや、大、丈夫…。」
『何かあった?』
「…」
『ちょっと待ってろ。今家に居んだろ?そっち行く。』



「隼斗…!!」
「圭斗…」
隼斗は、崩れ落ちた。圭斗は急いで隼斗の体を支えた。
「大丈夫か?」
「あぁ…。へーき…。」
「待ってろ、取り敢えず部屋に運ぶ。」


隼斗の腕を自分の肩にまわし、部屋まで連れていった。



「どうしたんだよ隼斗。」
「…っく…。」
「なっ!!俺何かした⁉わっ悪ぃ!!」
「…んっ…違ッ…。っ…そのっ、…来てくれて、有ッ…がと。」
「…!!…どー致しまして。友達なんだから当然でしょ?」
「んっ…。…あのさ、俺…。」
「ん?」
「ストーカー…されてるみたいなんだ。」
「…!!…うん…。」



圭斗は、「うっそー!!」何て言わなかった。
今の俺が嘘をついているように見えないのか、
はたまた、俺が更に泣いちまうと悟ったからなのか
解らないが。
「いつ、気付いた?」
「ここ数日前から…。」
「俺と一緒に帰ってる時は?」
「感じなかった。」
「一人のトコを尾行するだなんて…最低だな。
んで、何かされた?」
「いや、まだ何も…。」
「解った。なら、これから送ってやるから。心配すんな。」
「うん…。有難う…。悪かったな。ところでお前、電話で何言いたかったんだ?」
「ん?…あーいや、大した事じゃねぇし大丈夫。」
「んだよずりぃ!!俺はお前に相談のってもらったのに、
俺は何もしてやれねぇなんて不公平過ぎんだろ!!
良いから言え!!」
(優しいのか我儘なのか…(^^;;)
「月、丸いぞ って言おうとしただけ。」

14:何空:2013/05/06(月) 18:10 ID:cq.

「じゃあ俺帰るわ。」
「あぁ、本当悪ぃな。」
「いーよ、困った時はお互い様だし。…でも、隼斗君?
お手々離してくんないと僕帰れないんだけど…。」
「ん。」
「いや、ん。じゃなくて。」



圭斗に話聞いてもらって安心した。
でも、心のどっかでは、まだ怖がってる。
情けねえ話だが…。
「…。もー、そんなに側に居て欲しいんなら素直にそう言やあ良いのに。
おばさーん、今日世話になって良いですかー?」
「あら、構わないけどどうして?」
「親が今日仕事で帰って来なくて…一人怖いんで…。」
「あら、圭君にも怖いものなんかあったのね。良いわよ。
あ、でも寝る場所が…。」
「大丈夫です。そこんとこは隼斗君が面倒見てくれるんで。ね?」
「あっ…あぁ。」
「そう?なら良いんだけど。あ、そうだ、晩ご飯食べる?」
「良いんですか?なら頂きます。」



本当、こいつが居て助かった。

15:何空:2013/05/07(火) 07:32 ID:cq.

「どーする?流石に風呂は別々だよな?「当たり前だろ!!」…
そんな顔赤くすんなや。冗談冗談。」
「あ…でも…。」「ん?」
「見張っててくれたら…な…なんて。」
「…。どうすんの。俺そっちの道行っちゃうよ?」
「何でだよ!!」
「冗談だって。良いよ。」
「…悪ぃ…」
「今更何言ってんの。」











何やかんや有りまして、就寝。
「で?俺お前と同じ布団に寝りゃ良いの?」
「…///」コクン…←頷いた。
「解った解った。別に男同士だし変な事しねえよ!!」











「…圭斗…本当、今日は有難う…。」
「どう致しまして。」
「俺…明日からどうしよう…。」
「送ってってやるってんだろ?」
「そしたら圭斗が狙われるかも知れねえ…!!」
「いーよ。どうせ、あと一年もしねえで此処から出るし。」
「そういやそうだな。何処の大学だっけ。」
「大阪。」
圭斗は大阪の大学から推薦状が来ている。
「俺も大阪行こうかな…」
「お前は高校出たら●●(大手企業)で働くんじゃなかったか?」
「それもそうだけど…。」
「大丈夫だって。●●は山梨にあっから、こっから大阪に行くより
遠いだろ。」
「…そうだな。悪ぃ。」
「へーき。んじゃ寝るか。」











朝…。
目が覚めると、圭斗は既に居なかった。


「…帰った…のか…?それとも…夢?」
すると、部屋の入り口から声が聞こえた。
「夢何かじゃねえよ。荷物取りに帰っただけだ。
起こしちまったか?」
「いや…。」
「そっか。なら良かった。」
「圭君ー。隼斗ー。ご飯だよー。」
「あぁ、今行く…。」
「じゃ、行こっか。」











「おー芽依ちゃーん!!大きくなったねー!!
どり、高い高〜い!!」
「わーい!!」




「ゴメンね圭君。あんな狭いトコに寝せちゃって。」
「いえいえ。此方こそ、いきなりお邪魔してご飯まで
頂いて。」


謝んなきゃいけねえのも、お礼言わなきゃいけねえのも
全部俺だ。
でも、それを圭斗が肩代わりしてくれた。
全部、全部。
有難う。本当に。どんだけ言っても足りねえ。
言葉じゃ全部伝えられねえ。


「どうした隼斗?具合悪ぃ?」
「いやっ、何でもねえ。」
「そっか。」











その日は、行く時も帰りも視線を感じなかった。
圭斗が居たからか、それとも、ターゲットを変えたのか…。
ストーカーが消えてくれる事を俺は信じた。


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