夢中空界〜君と私の誓った約束〜

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1:白うさ:2013/06/02(日) 14:27 ID:H3E



嗚呼、あの時のあの子はあなただったんだね
覚えてなくてごめんなさい
あと……

_______ありがとう、大好きだったよ
それと、さよなら


*作者コメント*
どぉも!白うさです。
小説にチャレンジですw
多分短いです。ごりょーしょーm(_ _)m
あ、タイトルは「ゆうちゅうくうかい」と読みますw
ではでは!書いていきたいと思います!!

2:若宮鈴音 ◆RCWE:2013/06/02(日) 14:33 ID:ez-Y/A

白うさcーヽ(^p^)/

頑張ってね★

3:白うさ:2013/06/02(日) 14:54 ID:H3E

「…い、先ぱ…、先輩っ!」
「えっ!?あ…何?」

私は白石楓(しらい かえで)、15歳。
ここ、若ノ宮中学3年、演劇部部長です。

「このままでは本番まで主役が見つからないですよぉ」
後輩が焦った様子で私を見る。
「嫌!意地でも探すの!最後の舞台を出ずに終わらせたくないの!!」

そう、今年の文化祭で演技をしたら、もう私は卒業するまで舞台に立てないのだ。
理由は、これから1、2年を中心に練習するようになる。
だからこれが中学最後の舞台になるのだ。

「でも〜…」

コンコン…

突然ドアをノックする音が鳴り響いた。

「_____?」
皆がドアに目線を向ける。

「失礼しまー……あっっ!」
ドアから女の子が顔を出した。
確かこの子は…
同じクラスの北川実愛(きたがわ みあ)だ。

  しーん…
沈黙が続く。
どうやら部屋を間違えたらしい。

「すっすみませっ失礼しま…
「ちょっと待って!」

私はこの子に賭けよう。
この子に主役を…
最後の望みで頼んでみよう。

「えっ?」
混乱した顔で私を見る実愛。

「一度だけ、演技してみない?」

4:白うさ:2013/06/02(日) 14:56 ID:H3E

鈴ー☆
ありがとー!

ごっちゃごちゃ、ボロッボロ、何じゃこりゃ
小説になるよw気をつけて見てねw

5:若宮鈴音 ◆RCWE:2013/06/02(日) 14:57 ID:ez-Y/A

了解なのダっ♪

6:白うさ:2013/06/02(日) 14:58 ID:H3E

あ、
主人公の名字「しらいし」ですw
ごめんねー

7:白うさ:2013/06/02(日) 15:23 ID:H3E

展開早いなぁw

「えっ…えぇええ!?私が…演技!??」
「お願い!あなたが必要なの…!!」
私の発言で実愛はうつむいて黙ってしまった。

「む…無理かなぁ?」
手を合わせてお願いする。
「………て」
「え?」
「分かった、出る。から約束して」

「約束…?」
「あまり体を動かす役はやめて。私、体弱いから…」
「大丈夫!あまり動かないよ」
「本当?じゃあ、約束ね!」
一瞬にして暗い顔が明るい笑顔になった。
「うん、約そー……」
   ズキンッッ

「ーッ!?」
頭に一瞬電気が走るような痛み。
今もまだズキズキしている。

さっきの…実愛の台詞…笑顔……
見た事…ある?
最近?いや、もっと前に……

「どうしたの?楓ちゃん」
「あ、大丈夫!気にしないで?それよりこれ台本だから」
実愛に台本を渡す。

これから起きる事はまだ知らない私であった

8:白うさ:2013/06/02(日) 19:24 ID:H3E

あれから一週間が経った。
今、劇の練習の真っ最中。


「じゃあ、一回通すよ!」
顧問の先生が言う。
この一週間で覚えるのに三週間かかった台本を
実愛はなんと一週間で覚えたのだ。

「皆さんは予知夢を見た事があるだろうか。
予知夢は現実を夢の中で予知する事。
そしてこれは、主人公、理子とユカの物語___……」

ナレーションが言い終わる。
次は私の出番だ!

『ん……ここ、どこ…?』
グッタリと倒れ込んでいる演技から、頭を上げ、
額に手を添えて台詞を言う。

『理子』
『その声……ユカ?』

振り替えるとユカ役の実愛が居た。
『理子、ここに居ちゃ駄目…早く帰って…』
悲しい顔の実愛…いや、ユカが言う。
『何で?どうゆう事…?ねぇ、ユカ』
『本当の事は言えない。それより早く…!』
『え…うん…』

走り出そうとしたその時。
『理子…!!これを…っ』
渡された物は1枚の手紙だった
『さよなら…大好きだったよ』
『ユカ?ユカっ!ねぇ!!どうしたの…?』

「カット!もう一度そこのシーン!」
「「「はい!」」」


<放課後>
「ねえ、楓ちゃん」
「ん?なぁに?」
実愛が突然言う。
「入学式の約束、覚えてる?」
「え?」

入学式…?約束?
何かした?私達……
「やっぱ覚えてないんだね…」
「え、あ…ごめん……」
「いっいいの!覚えてないよねっそんな前の事!」

その時の実愛の笑顔が、無理しているように見えた___…。

9:白うさ:2013/06/04(火) 14:49 ID:H3E

<文化祭当日>
「わぁーっ!楓先輩と実愛先輩綺麗ですねぇ!!」
私は白いワンピースで、袖と裾がレースになってて、少し透けている、まるで
妖精のような格好。
実愛はというと、同じく白のワンピースでスカートがロング。
足が見えるか見えないかくらいの長さ。

「はい、どーもね」
「えへへっ…ありがとう♪」

何だ、この口調の差は…w

「演劇部の皆さん、そろそろ移動してくだい」
「「「はい!」」」

<1時間後>
「これより演劇部による舞台、<夢中空界-〜君と私の誓った約束〜>を
開演します」

演技が始まった。
ここで失敗は許されない____!
『理子…!!これを…っ』

渡された物は「手紙」ではなく、「ノート」だった。

ノート…?紙じゃなくて?それにこのノート、
見覚えある……?
『さよなら…大好きだったよ。“楓”』
『ユ…実愛?ねぇ!!どうしたの…?』

『実愛!!』
ガバッと起き上がる。
『ゆ…め?』
あっいけない!!人名だしちゃった!

『理子!今朝ユカちゃん家から電話掛かって…それで…』
母親役が今にも泣きそうな目をして言う。
『ユカちゃんが亡くなったって………』
『ユ…ユカが……?嘘でしょ?』
『本当…ですって…』

絶望に満ち溢れ、膝を付く。

『嘘っ…!ユカ!ユカぁ!ユカあああ!!!』

『数日後、彼女はユカの墓へ行ったのです』
ナレーションが上手い事進めていく。
『ユカ、理子だけど…。あの日のあの夢は
ユカに逢えた最後だったんだね…。最後に逢いに来てくれて
ありがと。それと…大好きだよ、ユカ』

台詞と共に音楽が流れた。
演劇部全員が舞台に上がる。
観客席では、涙を流す人まで居た。

「これで演劇部舞台、<夢中空界〜君と私の誓った約束〜>を
終了します。本日は誠にありがとうございました___」

演劇部全員が一斉に集まって来た。
「先輩!すごかったです!」
「あたしもぅ泣きそうでしたよ!!」
「先輩!格好いいです!!」
「ありがと。_____あれ?
実愛は?」

一瞬にして歓声が疑問に変わった
「実愛先輩?」
「そーいえば、どこ行ったんだろー…」

と、突然クラスの担任が来た。
「白石!ちょっと来い!」
「え」
顔をしかめながらも小走りで向かう。

「何ですか?」
「…………実はクラスの北川がな…」
「_____え?」

10:白うさ:2013/06/04(火) 18:30 ID:H3E

私は舞台衣装まま、街中へ出る。
ヒールを履いてる為、あまり速く走れない。
街ですれ違う人は必ず私を見た。

『北川が病気でついさっき亡くなったらしい』
先生がうつむいたまま言った言葉。

嘘でしょ?そんなはずがない。

ノートを片手に病院へ行った。

<病院>
コンコンッ

「しっ失礼します…」
全力で来た為、息切れをする。
「あ…え?あなたは…」
実愛の母親らしき人が訪ねる
「実愛のクラスメイトです。
実愛は、さっきまで演劇部の舞台に立っていたはずで…」
「何を言ってるのかね?実愛は…娘は入学式約10日後からずっと、だいたい2年間入院してたよ。
だが、娘は負けてしまったんだろうな…」
実愛の父親らしき人が今にも泣きそうな顔でこちらを見る。

「はっははっ…何言ってるんですか?さっきだって私、
実愛にこのノートを演技中に渡されて…」
ノートを見せた瞬間。
「な…このノートが何でここに?」
「え?」
ノートに向けていた目線を母親に向けると、
とてもビックリした顔をしていた。
「このノートは、実愛がとっても大切にしてたノートで、本人によると
楓ちゃんって言う子が実愛の書いた小説を将来演じてくれるってゆー約束したからって…」
「私と…約束……実愛の小説に…演じる?」

ドクンッ!!

「思い出した…あの時……」

<入学式>
『ねえねえ!君!!そこで何してんの?』
『ひゃあっ!?びっくりした…えと、小説書いてるんです』
『え、小説!?すごーい!見せてーっ』
『あ、あまり面白くないと面白いますよ』
『すごい!すっごく面白いね!気に入った!!』
『え?本当?嬉しい!』
『私ね、女優目指してるの!私が大きくなったら、君の書いた小説を
演じてみたいな!』
『本当ですか!?私も演じてほしいです!』
『うん!じゃあ、約束ね♪』
『はい!』

「何で…忘れてたんだろ…あの約束」

「も、もしかしてあなたが楓ちゃん?」
「はい」
「そーなのね…なら、このノートをあなたに授けるわね。いつか必ず、実愛の約束を…叶えてね」
「………はい!」
本当の夢中空界は、現実だったんだ___…

嗚呼、あの時のあの子はあなただったんだね
覚えてなくてごめんなさい
あと……

_____ありがとう、大好きだったよ
それと、さよなら

<数年後>
「伝説の女優、白石楓さんの登場です!」
煩いくらいの歓声が響き渡る中、私は舞台に立った

「次の映画の作品は、どのようなストーリーですか!?」
「えと、私の永友(ともだち)が考えた小説を
映画にしました」
「ちなみに、話変わりますが、女優をやめようと思った事は!?」
「ありません。私はこの女優という職業を死ぬまで続けたいと思います」

彼女の右手にはしっかりとノートが握られていた

<第一章終>


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