太陽みたいな風のにおい

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1:あゆみ ◆I1o.:2013/06/06(木) 17:52 ID:/JI


-プロローグ-


______これは恋なんだろうか
いつから恋なんだろうか

僕がいる
君がいる
そしてみんながいるそれがもう奇跡だったんだ

そう気付くにはきっと
一秒たりとも無駄じゃなかったんだ


****************************
考えに考えたタイトルとプロローグです!!

明日、本格的に書き始めるので、一度は読んでみてください……ね?

2:あゆみ ◆I1o.:2013/06/07(金) 22:10 ID:G3Y

太陽がジリジリと、僕を照らす
まぶしすぎる程に
爽やかな風は少しくすぐったい

____________この夏、君と出逢いました

「あ、大地!! もう、探したんだからぁ ぎゅうってしちゃう!!」

そうやって僕を背後からいきおい良く抱きしめたのは、僕の幼馴染で、僕の……
僕の彼女の夏希だ。

「おいおい夏希〜、皆ニヤニヤしながら見てるぞ、バカップルオーラ全開だぞ」

「大地最低!! せっかく可愛い彼女が迎えに来てあげたのに〜
あ、それと私のことは、「夏希先輩」って読んでよねー!!」

冗談っぽく僕を叱る姿は可愛らしい。
……でもそこに恋愛感情を抱かないのはどうしてだろう?

「あ、そうだ、もうちょっとで夏希の誕生日だよね。何ほしい?」

「あら大地、やっさしいー! でもいちばんほしいのは大地の愛!」
キャッ、と頬を赤らめる彼女。

「じゃあ俺は、愛情たっぷりの肩たたき券をあげよう!」
そうやってからかう。
まるでひとつ年上の夏希とひとつ年下の僕が入れ替わったみたいに。

一方彼女は、顔をむすーんとしている。
いつまでも子供っぽい横顔だ。
でも僕がその横顔を見てるときの気持は、「彼女を眺めてる」というのとちょっと違うような気がするんだ。

「……あ、そうだ! 私先生に手伝い頼まれてたんだよね! しばらく玄関の前で待ってて!」
そうやって夏希は走って行く。
嵐のようにやってきて、嵐のように去って行くな、ってつぐつぐ思う。


ーーーー……ここから何分後だろう。僕が本当に恋に落ちるのは

3:夜星桜音歌:2013/06/08(土) 10:58 ID:ez-wMM

少女マンガ見たい。かなり好き。とても弱い。続き気になる。また書いてね。素敵な小説書いてね。私いつまでも応援する。がんばってね。なかよくしてね。よろしくね。

4:あゆみ ◆I1o.:2013/06/08(土) 11:21 ID:EQU

>>3夜星桜音歌さん
はい!
これからもっと頑張って書きますのでどうぞよろしく。

5:あゆみ ◆I1o.:2013/06/08(土) 18:13 ID:EQU


「ちょっとお前〜、夏希先輩と仲良くしすぎだって。ヒューヒュー!!」

そうして冷やかして来たのは、俺と中学の頃からの腐れ縁の 咲坂 蓮。
いちいちしつこいなこいつ、て思ったので言い返してみた。

「れ、蓮だってよ〜、矢萩といちゃついてばっかりじゃんよー」
「そんなの当たり前じゃねえか……! だってリサと俺は運命の赤い糸で……」

あ〜あ、またなんか始まる、そう思って違う話題を降ってみた。

「はいストーップ !! 彼女自慢はここまで。そういえばさ、俺とここで一緒に夏希待ってていいの?
蓮も矢萩と帰るだろ?」
「あー、リサはほ…」
「補修でしょ? 一文字聞いただけで分かったし」

矢萩はなんかなぁ…… 見た目がど派手で頭が悪い。
でも、蓮が言うに、「世界一良い女」らしい。
ま、蓮は俺にはわからないところがいっぱいあるけど、なんだかんだで仲はいいんだ。

と、ちょっと考え事をして楽しくなってるところに、バシバシと蓮が肩を叩いてきた。

「なぁなぁ大地、ねぇ大地、マジで大地ー」
「見て見て!」
「何だよもう……全く…… あ」
大きな木の下に、少女が寝ていた。

中学生ぐらいかな? いや、小学生?
なんでこんなとこで寝てるんだろう

栗色の短い髪が、夕焼けに照らされていて綺麗だ
まつ毛は長く、頬に影が落ちている
柔らかそうな唇と頬はさわってみたいぐらい

今までしゃべったことも見たこともない彼女に、つい目が行ってしまう。
胸が熱くなる。

なんだろう? この気持ちは
夏希や他の女子への想いと全く違う、言葉にできない、そんな想い_______

6:みみち:2013/06/08(土) 20:53 ID:VtU

読ませていただきました。続きが気になる終わり方で、とても面白いです。頑張ってくださいね!!

7:あゆみ ◆I1o.:2013/06/09(日) 11:37 ID:ods


「大地〜、おーい大地〜」
蓮はパタパタと俺の顔の前で掌を振った。

「な、何!? 」
「ちょっとぼーっとしてたぞ、どうかした?」

どうして…… だろう?
この少女に見とれてたから?
いやいやいやそれはないって。ないよ…… 多分。

「ぶぇっくしょん !! うわあ、俺風邪かなぁ」
蓮は大きくくしゃみをした。

その拍子に、少女はゆっくりと体を起こした。

「あーもう起きちゃったじゃんかー」

「………え?」
眠そうに目をこすりながらこっちを見た。
予想通り、いや予想以上に可愛い超えるだった。
ふわっと淡いピンクのスカートが風で揺れ動いている。

「えー!? なになに可愛い!! お人形さんみたい! 中学生? 小学生?
いやさすがに高校生ではないよなぁ、あははは……」

蓮が一方的に彼女に話しかける。
普通はこんなに話すだろうか。初対面なのに。

「うぅ……!! 恐い……」
木の影に隠れてビクビクしている。
ヤバイ、とんだ人見知りだぞ、ってその行動を見て分かった。

「あー!! ごめん! でも俺恐がられるようなことしたっ……」
そんなことしたら余計に恐がられる、そう思って口をふさいだ。

そして、初めて彼女に向かい合って話し始める。
「ごめんね、でも蓮は、恐くないよ」

そして、ぴょこっと木から顔を出し、
「本当……に?」
と、問いかけてきた。

「うん、本当だよ。ちょっと派手だけど、いいやつだよ」
‘派手’って言葉に反応したからか、ちょっと考え込んでいた。

でもしばらくして、
「……うん!! 派手な人でも、いい人なんだね」
って素直に笑ってくれた。

その笑顔を見て、ちょっとドキドキして、自分まで笑顔になった。

「おーい、お前らさっきから派手な人派手な人うるせえぞー」
と、蓮は彼女の笑顔を気にせず、あくまで自分中心でつっこんできた。

ーーーー……もしかして、この子にときめいてるのは、俺だけ……?

そんなことあるわけ……
だって俺には夏希がいて、それに、あの“約束”があるし……

「おーい! みんなー!! 夏希だよ! 待たせてごめーん」
向こうから夏希が走ってきた。

今はちょっと……
彼女の顔を見るのが気まずかった。

8:あゆみ ◆I1o.:2013/06/09(日) 11:40 ID:ods

訂正。

予想以上に可愛い超えるだった。→予想以上に可愛い声だった。

9:あゆみ ◆I1o.:2013/06/10(月) 16:20 ID:ods


夏希が、ゆらゆらと長い黒髪のポニーテールをなびかせながら駆けつけてきた。

「あ、途中でリサちゃんに会ったから、一緒に来たんだ」
その、「リサちゃん」っていうのは、さっきから言ってた、蓮の彼女の、矢萩 リサだ。

「きゃー!! 蓮ー!! あたしずっと蓮と帰るの楽しみにしてたんだよ〜」
「お、いきなり飛びつくなよ〜、ま、そういうとこも可愛いんだけどなっ」

ふたりは相変わらずイチャイチャしている。
並んだら、派手さが極めて目立つぞ。

そんなおバカップルを、夏希も笑いながら眺めていた。

そして彼女はちょっと木の方を見た。すると、
「え、もしかしてひまちゃん!? ひまちゃんだよね?」
と、目を丸くして驚いていた。目線の先には、あの少女がいた。

「うん! 久しぶり、なっちゃん!!」
と、「ひまちゃん」と呼ばれる少女が応えた。
さっきまでのおとなしい姿から、急に元気な姿になった。

「え? どういうこと? ひまちゃん? なっちゃん?」
蓮はチンプンカンプンになっていた。

そして矢萩は少し深呼吸をして、
「もしかして夏希先輩の……隠し妹さん!?」
と、大きな声で驚いている。

「そんな訳ないだろ」
矢萩のアホさ加減にあきれ、つい突っ込んでしまった。

「ははっ リサちゃんおもしろいねぇ」
夏希は突っ込まんのかい。

「違うよ。ひまちゃんは、私のお母さんの従姉妹の娘。つまり、はとこだね! ほら、挨拶して」

夏希がやって来て、ようやく木の前に出てきてくれたと思ったら……
また木の影に隠れた。

「……花村……ひまりです……よろしくです」

ひまりちゃんかぁ……
花村ひまりちゃんか、可愛い名前。

真っ赤な顔も、ゆっくりとした喋り方も、その名前も、全部全部、俺にとって愛しかった。



この時はまだ気付かなかったんだ
“愛しい”の四文字に込められた、気づいちゃいけない想いに_______________

10:枢悠 ◆waco hoge:2013/06/11(火) 18:24 ID:RCw

凄く面白かったです。
描写とかが上手くて、本当に読みやすかったです。
この後の展開も楽しみです、頑張ってくださいね! 引き続き応援します

11:ひろにい 908:2013/06/14(金) 20:47 ID:9TA

面白いです。


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