俺の天使の願い事

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1:楓:2013/06/08(土) 13:16 ID:Xx6

第1話「天使の噂?」

「おい、悠里!!」

「あー?なんだよ…?」

「お前さ〜天使の噂知らねぇ?」

「は?天使?」

非現実的な友達の言葉を聞き、頭を疑ってしま う。

「んなのいるわけねーだろ?寝言は寝てから言 えよ。 」

マジでいるんだよ、



「いや、

ポケットからスマホを取りだし、

達。

「優太朗も尚も見たって言ってたし…それに、 ほら。 」

スマホの画面を俺に向ける。

そこに写っていたのは…

「?」

夜の暗い空に、大きな翼を広げて飛ぶ、髪の長 い女の 子。

顔は見えないが、月の美しい光を金色の髪にキ ラキラ とはんしゃその少女はまさしく…

天使。

だけど、

「合成じゃね?」

ケラケラ笑いながら言う。

天使なんているわけないじゃないか。

「やっぱそうかな…。」

「ったりめーだろ。んなのに騙されんなよ。」

「皆がいってたのは?」

「嘘なんじゃん?」

「そんなもんかな…」

「そんなもんだろーよ。」

「そっか。」

笑いながらてをふり、

いなが ら教室を出ていく友達。

もうすぐ7時になる教室には、

い。

鞄に教科書などを詰め、教室をあとにする。

天使なんているわけないじゃないか。

いたら、

もしいるならば、










優奈は生きていた。

2:& ◆RsrM:2013/06/08(土) 13:20 ID:Xx6

第2話 「記憶」

俺はまだ中2だった3年前。

妹の優奈は6年生。

可愛くて、優しくて、何でもできた優奈。

そんな優奈は俺の自慢の妹だった。

いつも笑っていた。幸せそうに。楽しそうに。

でも、そんなある日だった。

『お前、そのけが、

彼女のほっそりした白い腕にくっきり浮かび上がる青紫色のあざ。

『あぁ、これ?』

優奈はあざに目をやると、小さく笑う。

『階段からね、落ちちゃったの。』

『大丈夫か?』

『あははっ!全然痛くないよ、

ケラケラ笑う優奈は、

『あ、でも、お母さんに言わないで、怪我したこと。』

『何で?』

『怒られそうだし。』

『…わかった。』

それから、一週間後の事だった。

俺達家族の幸せが奪われたのは。

遠くでなる、救急車の音。

周囲のざわめき。

……真っ赤な鮮血を流し、倒れている優奈。

『優…奈…?』

嘘だろ。嘘だろ?

何で怪我してんだよ。

何で血だらけなんだよ。

何で笑ってねぇんだよ。

笑えよ。兄ちゃん!って言えよ。

起きろよ。起きろよ、優奈。

優奈…優奈…

『優奈ぁぁぁぁ!』

優奈が自殺した原因はいじめだった。

彼女の部屋にあった、

『階段からね、落ちちゃったの。』

そう言って、笑った優奈。

何で兄ちゃんに言わなかったんだよ。

何で笑ってたんだよ。

何で隠してたんだよ。

あのあざを見たとき、

母さんに言っていれば。

…優奈は…死ななかったんじゃないか?

俺のせいだ。

全部。

優奈…

ごめんな。

兄ちゃん、ちゃんと償うから。

一生かけて償うから。








ごめんな。守ってやれなくて。


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