夢をくれてありがとう

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1:ピース:2013/06/09(日) 17:42 ID:QY6

またもや掛け持ち…………↓↓
掛け持ちしてすみません。
これは最後まで続けるつもりで居るので
暖かく見守って下さい。

今回は青春系を書きます。
青春系って上手くかけないけど
応援の方、よろしくお願いします!
ではでは!今回も張り切って頑張ります!!

2:ピース:2013/06/09(日) 17:53 ID:QY6

「退院おめでとう」
「良かったわね!」
「嬉しい事よ」

こんな声…………聞き飽きた。
どうせ私は退院なんて出来ない。
退院しても………一時期だけ………。
そんなの退院って言わない!

「麻里、明日は学校よ。支度しなさい」

「ぅん…………」

お母さんに言われて支度をする。
学校の皆、私を覚えてるかな?
5か月も学校行って無いからな………。

大親友の武藤 神菜ちゃん。
友達の後藤 三雪ちゃん。木棟 鈴葉ちゃん。
大森 由美ちゃん。木刀 勇樹君。
たくさんの友達が居たよね………。

「今日は寝よう…………」

私は友達の事を忘れる事を誓った。
どうせいじめられる…………。
本を読んだから………かな?

次の日の朝________
お母さんの声で目が覚める。
朝ってこんなに辛かったっけな?

私は一階に降りた。
お母さんが朝食を並べていた。
私も手伝った。

「麻里、ありがとう。すぐ終わったわ。
お父さん起こして来て」

「うん!」

お父さんを起こしに部屋に行く。
お父さんはまだ寝ていた。
全く…………駄目親父。

「お父さ…………」

ズキッ!!

お腹に痛みが走る。
私はそこで倒れてしまった。
そして…………意識を失った。

3:ピース:2013/06/09(日) 19:39 ID:QY6

「んっ…………」

私が目覚めると見慣れた光景が広がっていた。
私は起き上がった。

ズキッ!!

「いった………。」

「麻里!大丈夫?」

「お母さん!」

お母さんが椅子に座っていた。
しかも隣には見たことがある女の子が座っていた。

「神菜…………?」

「麻里ぃ〜!良かったぁ〜!
麻里!ずっとお見舞い行けなくてごめん。
体育祭の準備で忙しくて………!」

嘘…………信じられない………。
私の事…………嫌いとか思ってないの?
私の事、まだ大親友って思ってくれてるの?

「体育祭か………。私、出れないや」

「ううん!体育祭は来月だよ!頑張ろうよ!
やる前から諦めていたら出来ないよ!」

「神菜………!うん………。」

私は神菜から勇気を貰った。
でも、勇気を貰った時点で学校には行けないの。
どうせまた、入院だもん。
私、いつになったら学校行けるの?

ガララララ…………

「失礼しまーす!おっ、目を覚ましたかー!麻里」

「えーっと…………勇樹!?」

4:ピース:2013/06/09(日) 20:37 ID:QY6

「よぉ、麻里」

「勇樹、なんでここに?もしかして心配してくれた?」

その瞬間、勇樹は顔を赤くした。
私は笑ってしまった。
あれ?私、久しぶりに笑ってる………。
今まであまり笑わなかったのに……。
ずっと…………入院してたからかな?

「大変だなー、今日、学校行くはずだったんだろ?
もうすぐでプールがあるぞ!!
そのあとは体育祭だ!!」

「勇樹!一人で盛り上がらないで!」

「わりぃ………」

「う………ううん!もっと聞かせて?
クラスの事とか…………。」

私は勇樹が大嫌いだったんだ。
入院する前__________
『絶対に死ぬなよー、死んだら殴る』
って言われたからなんだ。
今でも大嫌い。
勇樹はその事を忘れているみたい。

「明日は無理かな?」

「うーん………。行きたい………。
私、何がなんでも行きたい!
クラスの皆に会いたい!」

勇樹と神菜は顔を見合わせていた。
そして突然笑い出した。

「何か変!?」

5:ピース:2013/06/09(日) 21:05 ID:QY6

「麻里、入院前よりも良く笑うようになったなーって」

「私が…………笑う?」

そっか__________
入院前は私、いじめられてたもんな。
いじめが原因って言われたし。
でも、本当はいじめが原因じゃない………。
『心臓』が原因なんだ…………!

ガラララララ………

「麻里!明日、学校に行けるそうよ!」

「本当!?やった」

「麻里!おめでとう!迎えに来るよ!
玄関で待ってて!」

「ありがとう!待ってるね!」

神菜と勇樹は帰った。
ってか学校に行った。
明日…………学校に行ける。
皆に会えるんだ!!!

「麻里ちゃん、お薬の時間よぉ〜。
お薬飲まないと明日学校に行けないよ」

「うげっ!!!看護師さん!今すぐ飲みます!」

看護師さんは笑って入ってきた。
いつもは私がごねてしまう。
だけど明日は学校に行く日。
体調不良とかなったら嫌だもん。

「ゴクリ………ふぅ〜!飲んだよ!」

「そうね、これで明日、学校に行ける『かもね』」

「えっ__________?」

『かもね』ってどういう意味………?
絶対行けるんじゃないの?
それとも………お母さん嘘ついたの?

私は目からたくさん涙が出てきた。

「麻里ちゃん!?」

6:ピース:2013/06/09(日) 21:29 ID:QY6

「私、学校行きません」

私は布団にくるまった。
そして、声が枯れるほど泣き続けた。

「麻里ちゃん………?どうしたの?
私、何か言った?」

「うわぁ〜んっ!!!」

私は看護師さんの言葉を無視して泣き続けた。
看護師さんは部屋から出ていった。
誰も信じられない…………!

「り………麻里!」

「んぁっ!?って………神菜………」

そうか………私、泣き続けて疲れて寝たんだ。
幼稚だな…………。泣くだなんて。
私は目をごしごし拭いた。

「麻里、学校行かないって本当?」

「えっ………うん。行きたく無くなった」

神菜はしょんぼりしている。
私…………悪い事したかな?
学校行かないって言ったら駄目だったかな?
私…………私…………!

パシンッ!!!

叩く音が部屋中に響く。
えっ………状況理解出来ない………。
私は神菜にほっぺたを叩かれたの?
なんで…………?

私は神菜を見た。
神菜は泣いていた。
私よりもたくさん泣いていた。

「馬鹿っ!今日皆に話したら楽しみにしてるって
言ってた!!!!皆の期待…………
麻里は裏切るの!?麻里はそんな子じゃないよね!?」

「神菜…………。」

「学校で何かあったらうちらが居るじゃん。
大親友じゃんか………」

7:ピース:2013/06/09(日) 22:26 ID:QY6

「神菜…………私、学校に行く。
皆に会いたいもん!」

「それでこそ麻里!」

「そっちこそぉ〜!」

私と神菜が話していた。
とても楽しく…………辛い現実を背負いながらも………。
強く生きる事を決心した。

「神菜、薬飲む時言ってね?」

「明日になったらね!じゃあ帰るよ。
塾あるんだぁ〜!」

そっか…………神菜、有名な進学校行くんだ。
『第一私立高校』
神菜とお別れなんだね………。
後…………1年くらいで。
私達2年生は受験の時大変だから今やりなさい!
って言われてきた。

「でも、神菜は違うんだよなぁ〜♪」

「麻里ちゃん、晩御飯よ」

「はぁ〜いっ!って………」

さっきの看護師さんだった。
気まずい…………
私は目を反らした。

「麻里ちゃんっ!さっきはごめんなさい。
麻里ちゃんは学校に行けるの!」

「…………知ってる………。
病気は少しずつ治して行かないといけないって事も
知ってる!」

「麻里ちゃん…………!」

8:凛音 ◆FG3Y:2013/06/09(日) 23:14 ID:K8M


始めまして!凛音と申します(*´∀`*)

すごく面白いですね!私の作品に比べたら神の領域ですよ!←
応援してます☆

9:ピース:2013/06/10(月) 17:56 ID:QY6

いえいえ!凛音さん。
今度小説見に行かせて下さい。
なんと言う小説でしょうか?
↓更新スタートなのです。

「私、学校に行くよ。神菜とも約束したし。
私、皆の期待は裏切れないもんね……」

「麻里ちゃん………。それでこそ麻里ちゃんよ。」

「大渕さん…………」(おおぶち)

大渕さんとは長い付き合い。
小さい頃から病院だから、看護師さんは私の
お姉さん的存在なんだ。
特に、大渕さんはね………。

「麻里ちゃん、お薬飲んだわよね?」

「うん………飲んだよ!」

「それじゃあ寝ましょうか。
お昼寝も大切よ?明日はお昼寝出来ないもの」

「そっか………体の為にお昼寝する!」

私は布団に潜って寝た。
明日が楽しみ過ぎてね………

10:ピース:2013/06/10(月) 22:20 ID:QY6

「…………ん!麻里ちゃん!」

「んぁっ!?って朝…………?」

私は目を拭きながら起きた。
あれ?昨日からずっと寝てたんだ………。
楽しみ過ぎたんだね………。

「今日は学校に行けるわ。でも、条件が有る。
薬をちゃんと飲む事!適度な運動は良いわ」

「本当ですか?大渕さん!」

私は大渕さんを見た。
大渕さんは笑ってくれた。
その笑顔…………大好き♪

「あっ、そうだわ。昨日、神菜ちゃんって子が来て、
『職業体験で何するか決めてね』って
言ってたわ…………。」

「職業体験…………。」

私は職業体験が大嫌い。
だって…………夢なんて無いもの………。
お父さんが死んでから私は夢を捨てる事を決意したのよ。

「麻里っ!病室まで来ちゃった!」

「神菜!」

神菜が扉からこちらを覗いていた。
私はニッコリ笑った。

11:ピース:2013/06/10(月) 22:53 ID:QY6

私は急いで朝食を食べた。
ちょっと喉に詰まったけどね!

「大渕さん、行ってきます」

「お薬飲むの忘れないでね?」

「はい」

私は神菜と一緒に病院を出た。
久しぶりに外に出るな…………。
空が青い…………何でだろう?
私は空をずっと見ていた。

「麻里?空がどうかした?」

「あっ…………ううん。なんでもない!
行こっか!」

「うん!!!」

神菜はずっと空を見てた。
飽きたんだね…………
私は久しぶりに見たよ?
この雲一つ無い空を_________

「ハァ………ハァ………」

途中で息が切れてきた。
こんなに歩くの久しぶりだから辛い!
でも…………この困難を乗り越えないと、
皆に会えないんだよね…………。

「麻里?平気?少し休む?」

「ううん………行こう…………」

「そう?無理しないでね」

神菜はいつも優しい…………
私のお姉さんみたい♪

12:ピース:2013/06/11(火) 17:19 ID:QY6

「麻里!やっぱり休憩しよう?
麻里の体がもたないよ!」

「ううん…………平気…………」

私は息が切れて苦しかった。
私は視界が白く見えてきた。
あれ………?どうして………?

バタンッ!

「麻里!しっかりして!麻里!麻里!」

私はそこで倒れた。
そこからの記憶は無いんだ………。
だから私、職業体験なんて出来ないんだ。
皆に迷惑かけちゃう…………。

スゥー……………

心地よい風が吹くのが分かる。
私は今、何処に居るの?

「んっ…………」

ズキズキ

「麻里!目が覚めたんだね!
良かったぁ〜!」

「神菜………?ここは?」

神菜は泣いていた。
私の為に涙なんて流さないで………。
私が死んでも流さないで…………。
見てると辛くなってくる。

「保健室だよ!近かったから………
勇樹も手伝ってくれたんだよ!?
後でお礼言っといた方が良いよ」

「うん、そうする。神菜。ありがとう」

「友達じゃんか!」

友達…………?
大親友じゃなかったっけ?
入院しても…………『大親友だよ』
って約束したのに…………。

13:ピース:2013/06/11(火) 18:54 ID:QY6

私の目から涙が出てきた。

「えっ!?ちょっ…………どうしたの?」

神菜が困っている。
そんなの…………どうでもいい。
私にはやっぱり大親友なんて居なかった。

私は自分の手で目を隠した。
そして、神菜に枕を投げつけた。

「いっ……………」

「神菜なんて嫌い!!!出てけ!
私の目の前から消えてよ!」

「麻里………!ごめん………」

「謝っても許してあげないんだから!」

私は布団に潜る。
ズキズキと胸が痛む…………。
なんで痛むのよ………!
喧嘩して…………すっきりしたのに!
どうしてズキズキするの!?

ガラララララ

「麻里、どうしたんだ?」

これは…………………
勇樹の声!!!!
なんで勇樹がここに来るのよ!
あり得ない…………学校なんて最悪!!

私は布団から出てあげた。
別に、勇樹の為じゃない。
なんでここに来たのか教えて貰う為。

「神菜が泣いてるなんてめずらしいな」

「ふん、ほっとけば?っでなんの用?」

私は目をブラウスの裾で拭きながら聞いた。
ブラウスが涙で濡れちゃった…………
家で洗わないと!!!

「その…………神菜の事で知ってて
欲しい事が有るんだけど…………」

「神菜の事で_________?」

14:ピース:2013/06/11(火) 19:40 ID:QY6

勇樹が深刻な顔してる…………。
なんなんだろう?
喧嘩して、嫌いになったけど知りたいよね。

「教室来れる?」

「なんで教室!?此処で話してよ!」

私が勇樹に言った。
勇樹は頭を横に思いっきり振った。
何?此処じゃあ、まずいの?
そんな話はしないで欲しい………。

「ぅん…………分かったよぉ………」

私は保健の先生にお礼を言い、勇樹に着いて行く。
勇樹の歩くスピードが早くなってきた。
駄目……………着いて行けない………。

私は勇樹に何も伝えずに壁にもたれかかる。
廊下の壁にもたれかかるって久しぶり。
なんでもかんでも久しぶり。

ズキンッ!

「うっ…………」

お腹が痛くなってきた。
勇樹の姿が見えなくなった。
どうしよう…………知らない人ばからなのに!

すると、私の目の前に1つの影が出来た。
私はゆっくり上を見上げる。

「どちら様ですか?」

お腹を抱えて言う。
男の子だった。
男の子は笑っていた。
何か可笑しい?

「僕、英 兼斗(けんと)。」

「英…………兼斗君?」

15:ピース:2013/06/11(火) 20:30 ID:QY6

「大丈夫?保健室行く?」

私は頭を横に振る。
勇樹ぃ〜…………ほってくなんて酷いよ!
こんな見知らぬ人と居るなんて無理!

「僕も小さい頃は体が弱かった。
なんでこんなに弱いんだろう!
って思ったよ」

英君はいきなり自分の昔話をし始めた。
私は仕方なく聞いてあげた。
お腹が痛いからお腹を抱えたなまま。

「でね、僕、退院した時に大親友がさ、
友達って言ってきたんだ…………。
最悪だったよ」

まるで私と神菜みたい…………。
いや、私達そのままね。

「それでその人とはどうなったの?」

「その子とは縁を切ったさ」

「縁を!?とても仲が良かったんじゃ………
大親友なんでしょ!?」

私が我を忘れて英君の肩を持つ。
そして、揺らした。
私、なんか泣けてきた。

「縁を切っても相手は大親友って
思ってるかもしれないわ!」

「そう…………だね。
でも君、君には泣かないで欲しいな」

16:ピース:2013/06/11(火) 21:18 ID:QY6

「私には…………?」

英君が私の顎を持ち上げる。
私の目線は英君の目と合った。
ドキドキしてきたぁ〜!

「僕と同じような経験をした人には泣いて欲しくない。
君には涙なんて似合わない」

真顔で言われたからドキンときた。
絶対…………顔赤いよね………?
英君…………。

「おいっ!麻里!何してんだ!」

勇樹が向こうから走って来る。
息が荒い………………
そんなに遠くまで私をほって行ったの?
最悪!!!!勇樹嫌い!!!

私は立ち上がった。
少しよろけてしまったけれど♪

「アホか…………心配させやがって」

「勇樹、耳赤い」

「!?…………//////」

勇樹は耳の次に顔まで赤くなっていった。
私、真顔で言い過ぎた!?

「勇樹、教室行こ?じゃあねっ!英く………」

私が後ろを振り返った。
そこには英君は居なかった………
クラスに戻ったんだ!
何組か聞けば良かったぁ〜!!!!

「おい、後ろに何か有るのか?」

「う………ううん!なんでもぉ〜?」

17:ピース:2013/06/11(火) 22:14 ID:QY6

私は勇樹の服の裾を掴む。
そしたら勇樹が急に止まった。
私は勇樹にぶつかった。

「きゃっ………。急に止まらないでよ」

私は勇樹の背中を叩いた。
勇樹は振り返った。
そして、私の顔を持ち上げた。

「えっ?何よ!」

「麻里…………。静かにして………」

キス!?
私、勇樹がファーストは嫌!!!!
勇樹との距離…………後………30cm!

「勇樹!!!!」

私は勇樹の顔を押した。
ありゃぁ〜。痛かったかな?
別にこんぐらいしないと駄目よね!

「んだよっ。睫毛取ってやろうって
思っただけなのにさ」

「へ?まっ………睫毛!?」

「そっ、目の下に付いてる」

18:ピース:2013/06/11(火) 22:49 ID:QY6

勇樹が睫毛を取ってくれた。
なぁ〜んだ!
キスされなくて良かった。
ファーストはあの人って決めてるもん!

「あんれぇ〜?麻里じゃん☆
学校来ても平気なのぉ〜?」

「あっ、実李亜。(みりあ)久しぶり。
心配は要らないよ。薬持ってきたし」

私は実李亜に薬を見せた。
実李亜は安心していた。
あれは実李亜のせいじゃない。

「麻里もやるぅ〜?チョォ〜楽しいよっ♪」

「チョォ〜楽しい?なにそれ?
やってみたい!」

私は勇樹をほって、実李亜について行く。
実李亜の他にもたくさん居る。
実李亜は私が入院してた時にお見舞いに良く来てくれた。
友達でも無かったのに…………。
心優しい女の子なの。

「さぁ♪開けてみてぇ〜」

ガラララララ

私は教室の扉を開けた。

私の目の前にはあり得ない光景が広がっていた。
えっ__________

「凄いでしょ?神菜をいじめてるの!
あのゴリラをよ!?」

実李亜は高笑いしていた。
神菜がいじめられてるの!?
どうして!?責任感があって…………
頼りになるのに!

19:ピース:2013/06/12(水) 07:28 ID:QY6

「実李亜…………止めてあげてよ」

私は実李亜にすがりつき、頼む。
でも実李亜は私の頭に手を乗せた。

「クズはこのクラスに必要無いわ。
お蔵入りするのよ?」

「お蔵入りって…………!」

パシンッ!

私は実李亜にほっぺたを叩かれた。
とてつもなく痛かった。
私はほっぺたを抑えたままにする。

「良い子ぶってんじゃないわよ!!
麻里だって神菜いじめたいって
言ってたじゃないのっ!それを叶えてあげたのよ!?
麻里の『夢』を叶えてあげたの!」

20:ピース:2013/06/12(水) 17:45 ID:QY6

こんなのっ…………『夢』なんて言わない。
ただのいじめじゃんか……

「麻里っ!」

「勇樹…………勇樹の伝えたい事ってこれ?」

勇樹は髪の毛をくしゃくしゃにした。
そして、溜め息をついた。

「そーだよ。神菜と麻里は『大親友』
って奴なんだろう?」

ズキン……………

胸の奥がとてつもなく痛む。
嫌だ…………神菜とは普通の
『クラスメート』
に、戻ったんだから…………

「神菜な、お前が居なくても代わりに仕事してたぞ?」

そう…………私は学級委員長。
推薦で選ばれた…………
推薦したのは…………
『神菜』
だったの………。

「麻里っ!!!麻里なら助けてくれるよね!?
うちら…………大親友じゃんか!」

神菜にすがりつかれた。
私は少し迷った。
でも…………心の奥で決めた。

「私、神菜を助けられないわ!」

21:ピース:2013/06/12(水) 22:55 ID:QY6

「麻里!?嘘よね…………!?
私を助けないだなんて………!」

神菜……………もう決めたの。
心の奥で決めたの…………。
私の決断に狂いなんて無いわ。
全てが正しいのよ!!!

「麻里、良く言ったわ。
誉めてあげないとね!」

「麻里ぃ〜!凄いよ!?」

皆が私のところに集まって来た。
暑苦しい……………
熱中症で倒れそう……………。
私、いろんな病気持ってるんだよな………
不便だな…………

私の視界はボーッとしてきた。
私の体も言う事を聞かない。

「退きなさいよっ!」

「神菜!?」

私は我を取り戻した。
神菜のおかげだ……………
あんな事言っちゃったのに…………。
私、決断を間違えたのかな!?

神菜がだんだん私に近づいて来る。
私は後ろに下がって行く。

ドンッ!

壁だ………………
逃げようにも回りに人が居て逃げられない!
私、どうなっちゃうの!?

22:ピース:2013/06/13(木) 07:27 ID:QY6

「麻里、私…………あの時間違えたよね。
『友達』って言ったけど…………
本当は『大親友』なんだよね!?」

神菜………………。
泣いてる………悲しいの?
私と喧嘩するのが嫌なの?
私、神菜には関われないんだ。
だって…………私までいじめられるもん。

「麻里ぃ〜!そのなの無視無視!
こっちで遊ぼう〜!」

「麻里っ!早く早くぅ〜!」

皆が呼んでくれている。
嬉しい……………私。
神菜と大親友なんて止めて、
他の子と大親友になろう…………。

私は神菜のお腹を叩いた。
そして、神菜が床に倒れた。

「言い間違い!?そんなのっ………
信じないからね!?
私の目の前から消えてよ!」

私は実李亜達の方に行く。
実李亜達と居れば安心安全。
これで……………良かったんだ。
これで____________

23:ピース:2013/06/13(木) 20:00 ID:QY6

「麻里、今日からうちのグループの一員よ!
皆、仲良くしてね」

「よっ…………よろしく」

私は久しぶりにクラスメートに会う。
だからついつい挨拶しちゃう。
皆は優しく笑ってくれた。

「もうっ!うちら前から友達やんか。
忘れたの?麻ぁ〜里っ!」

「麻里が入院してる時さ!
お見舞い行けなくてごめん!
部活あってさ………!最悪やろ!?」

「そんな部活に入るからよ」

「ぶぅ〜!」

「ハハハッ!」

皆で笑い合える。
こんな時が欲しかった。
神菜は真面目過ぎてついていけなかった。
実李亜達ならついて行ける。
友達から始めるもんね。

「麻里、今後の神菜いじめについて
話をしておきましょう。
皆っ!!!集合して」

実李亜が手を叩く。
その途端、皆が一斉に実李亜の所に来る。
神菜いじめを止めて。
神菜は相変わらず泣いている。
泣き止んでよ。
最悪、ブスの顔なんてみたくない。

「もうチャイム鳴るよ?
後で話そうよぉ〜!」

「そうね!後で話しましょう。」

あっ…………薬!
飲めないよぉ〜!!!
薬飲まないと病院行きになるぅ〜!

24:ピース:2013/06/13(木) 21:46 ID:QY6

チャイム鳴るのに薬飲んでない………。
私は椅子に座った。
次は________地理!?
無理無理!あんな声デカの人の授業………

私の目の前に影が出来た。
私は顔をゆっくり上げた。
そこには神菜が立って居た。

「薬、飲んだ?」

「えっ……………?」

「だから、薬飲んだって聞いてるの」

「まっ…………まだ」

私は何が起きたか全く分からない。
神菜、いじめられてるのに私の所に来る!?
尋常じゃないかもね…………。
神菜、結構根性有るじゃないの。

「早く飲みなよ。怒られないよ」

「うん…………ありがと………」

私は薬を飲んだ。
チャイムが鳴っている事に気づかず、
先生に怒られた。
私は許してくれたけど、神菜が

「私、麻里と喋ってました。
文句有りますか?」

なんて聞くから驚いたよ。
神菜、私をかばったって言わないよね?
私、神菜から遠ざかって行ってるのに…………
許してくれる________?
今なら大親友に戻れる?
貴女の意見を聞かせてよ________

25:ピース:2013/06/14(金) 17:38 ID:QY6

「っ…………」

私は椅子に座って居たら、激しい痛みが心臓を襲う。
痛いっ…………心臓だわっ………
私は我慢した。
神菜が怒られ終わり、席に戻る。
私の横を通るんだよなぁ〜…………

「!?麻里!?大丈夫!?」

「えっ………?何が?意味分かんない」

私は心臓の部分を抑えながら言う。
神菜には分かっちゃったか………。
バレルって分かってた。
何年間、私と居るんだろう………。

「痛いの!?」

「うん………ちょっとだけだよ。
大丈夫、薬を飲めば治る」

「後ろ…………だよね!?取ってくる!」

神菜が自分の席を通り越し、ロッカーに向かう。
私の鞄を取りだし、薬を出す。

「おいっ!なにしてるんだ!!!
座りなさいっ!」

先生…………怒ったし。
最悪…………怒らないで欲しい。
ズキズキするから…………

「先生っ!一大事なんですよ!?
座ってられません!!!
こう言うときに助けるのが………
『大親友』の役目なんです!!!!」


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