君がくれたあの鈴は。

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1:Madoka:2013/06/21(金) 19:32 ID:p0I

登場人物設定

* 園田 三月 ( ソノタ ミツキ )
・ 美羽の幼馴染み。性格悪。15歳。

* 空羽 美羽 ( ソラバネ ミウ )
・ とても優しい皆のお姉ちゃんタイプ。15歳。

* 園田 睛 ( ソノタ ヒトミ )
・とても美人で優しい三月の母。32歳。

* 園田 秀斗 ( ソノタ ヒデト )
・ とても面白く、とても怖い父。35歳。

2:Madoka:2013/06/21(金) 19:36 ID:p0I

「ねぇねぇ、みーちゃん!」

「なーに、美羽?」

「私達ずっと一緒だよね!」

「当たり前じゃん…馬鹿美羽。」

こんな

毎日の楽しい日々は
_________

________

_______


続かなかった…

3:Madoka:2013/06/21(金) 19:39 ID:p0I

そんなある日

「みーちゃん…あのね…?」

「…何?美羽。」

いつの間にか、少し表情を曇らせた美羽が私の目の前に立っていた。

「私…辛いんだ」

「は?」

どうしたの?

何であんな

いつも元気な

馬鹿が

あんなに

元気無いの?

4:Madoka:2013/06/21(金) 19:42 ID:p0I

「何かあったの?」

ポケットに手を突っ込みながら

問い掛けてみる私。

「私…っ、皆を……ぅ、守りっ…っうぅ…たいのっ…に…」

何故か

美羽の目からは

"涙"というものが

頬を

静かに

流れていった

5:Madoka:2013/06/21(金) 19:45 ID:p0I

「……は?どうしたの!」

何だか

心配になってきて

肩を揺さぶった。

「ちゃんと…守れなかった……っ」

ぽたり、ぽたり。

静かに床へと落ちる涙。

…そういえば

美羽の愛していた

妹、美和ちゃんは

昨日

亡くなったんだよね…

6:Madoka:2013/06/21(金) 19:49 ID:p0I

「……」

黙り込んでしまう私。

「も…私なんて……いきてる価値……」

そう言いながら

美羽は

窓を開けて

下を見下ろす。

そして

そこに座り

私を見た。

そして

静かに身体を後ろに傾け

「生きてる価値 無いね」

って。

7:Madoka:2013/06/21(金) 19:54 ID:p0I

「は?…え、ちょ、美羽…!!」

私は

美羽が何をするのか

やっとわかった。

「御免ね…また他界で会おう?」

涙でぐしゃぐしゃになった顔で

無理矢理笑顔を作って

私のポケットに

何かを入れると

「…大好き。みーちゃん。また、他界で遊んでね。美和と、待ってる。」

そう言い残し

身体を後ろに大きく傾け

ゆっくりと下へと落ちた美羽。

8:Madoka:2013/06/21(金) 19:57 ID:p0I

「っ…!いやっ、美羽っ!!」

首を思いきり横に振り

下へと手を伸ばしてみた

だけど

出遅れだった



私の視界に映っているのは

血まみれで

涙を流しながら倒れている

美羽だった

9:Madoka:2013/06/21(金) 20:47 ID:p0I

「っ……!あぁ…ぁ…」

私はその場に泣き崩れた。

その時

ちりん…ちりん…

綺麗な音が一瞬聴こえた。

「……!そだ、ポケット……!」

がさがさ、と泣きながら必死にポケットを漁り

中から出てきたものは

" みーちゃんへ 。 ずっと一緒に居るって約束したのにごめんね。私、美和を他界でも守るよ。みーちゃんは、私の分も頑張って生きてね?ばいばい。 "

そんな手紙と

一つの鈴がぽろり、と出てきた。

10:Madoka:2013/06/21(金) 20:49 ID:p0I

私はあまりにもショックで

そのまま倒れた。

そう

その手紙と

その鈴を

大事そうに

ぎゅっ、と

握り締めて…。

11:るぅ:2013/06/21(金) 20:55 ID:KAg

マドカあああああああ!!!!!!
。°(°´д`°)° 。

12:Madoka:2013/06/21(金) 20:57 ID:p0I

それから約3時間後。

「 ん… 」

どうやら誰かにココまで運ばれ家のベッドで寝ていたらしく、ゆっくり身体を起こすと見慣れた白い天井が視界に映っていた。

「 あぁ…自分の家か… 」

頭を掻こうと手を伸ばそうとしたとき。
ちりん…

綺麗な音色が部屋に鳴り響く。

そっか、そういえばそうだったね。

私は手を優しく開き、鈴をジッと見詰めた。

13:Madoka:2013/06/21(金) 20:58 ID:p0I

るなあぁああぁ!!(´Д`°)°。

14:Madoka:2013/06/22(土) 11:41 ID:p0I

あぁ、なんて綺麗な鈴なんだろう。

私はそう思いながら鈴を見詰めて

手を揺らしてみた。

ちりん……ちりりん…

あぁ、やっぱり何度聴いても変わらない。

まるで、美羽の声のような優しい音。

それに、よくよく思い出してみては

この鈴

美羽が大事にしてた鈴だよね。

美羽…

15:Madoka:2013/06/22(土) 17:25 ID:p0I

私は、暫く学校を休んだ。

毎日泣いて居て、ベッドから動かなかった。
_________________そんなある日。

私はいつものようにベッドの中で泣いて居た。

すると …

ちりん …

鈴が鳴った。

それと同時に

『みーちゃん ダメだよ。いつまでも そんなこと してちゃ』

って

声が聞こえた。

16:Madoka:2013/06/22(土) 17:30 ID:p0I

「 美羽…っ!? 」

ベッドから顔を出し、相手の名前を呼んでみた。

『…………』

…気のせいだよね。

そうだね。いつまでもこんなことしてちゃダメだよね。

「 ありがと、美羽。 」

そう、ボソッと呟いたとき、

『いえいえ』って聞こえたような気がした。

17:Runa:2013/06/22(土) 17:57 ID:KAg

ウワァーーーーー。°(°´д`°)° 。ーーーーーーン
めっちゃいい話や…(*;^;)

18:Madoka:2013/06/22(土) 18:08 ID:p0I

>>17

ありがとう!!

がんばるぜ←

19:Madoka:2013/06/22(土) 18:24 ID:p0I

次の日

私は泣くのを我慢して

学校へ向かった。

そして

今にも泣きそうな顔で

「お…はよ…ござ…ま…」

と、

先生に挨拶した。

その時

先生は笑って返してくれたけど

その笑みは…


黒かった。

20:Madoka:2013/06/22(土) 18:27 ID:p0I

そうして私は教室に入った。

その時、皆はこちらに視線を向けた。

「 え … ?」

何故か

皆は

こちらを

睨んでいた。

21:Runa:2013/06/22(土) 18:33 ID:KAg

えー!?三月はどうなるの!?!?
(“°□°)

22:Madoka:2013/06/22(土) 18:36 ID:p0I

「うわぁ…」 「来た…」
「あいつだ…」 「最悪」
「あの子よね…?」 「うっわ」

クラスメートの子が次々に言い出す。

以前は友達だった子も

「何で来るんだろ…」

って。

私の好きだった男の子も

「 帰ればいいのに…、」

って。


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