佐々木家の家族事情

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1:希鏡 ◆MUNk:2013/07/09(火) 18:16 ID:02Q

どうも、希鏡です。

私は小説を完結させたことがありません。
今回こそ、長続きさせたいと思います。
多分、一回一回が、短くなります。

主なキャラクターだけ紹介しますね

・佐々木 百momo sasaki
佐々木家の長女。
海生学園高等部2年。
マイペースで、のんびりしている。

・佐々木 鈴rin sasaki
佐々木家の次女。
海生学園中等部1年。
言動、行動、全てが荒々しい。

・佐々木 涼rilyo sasaki
佐々木家の長男。
海生学園高等部3年。
しっかりしたお兄さんタイプ。

・佐々木 陸riku sasaki
佐々木家の次男。
海生学園高等部1年。
やんちゃっ子。

・佐々木 翼tubasa sasaki
佐々木家の三男。
海生学園中等部3年。
真面目くん。

キャラクター多すぎますね…。
これ以上増やさないようにします。

雑談などは出来るだけ控えて下さい。

2:希鏡 ◆MUNk:2013/07/09(火) 18:25 ID:02Q

「百姉ー」

12月の末。
― ―年末恒例の大掃除で忙しい家の中に、荒々しい声が響く。
そんな荒い声と対立するかのような声。

「なぁに〜?用件だけ言って
 今手が離せないのよぅ……」

そう言いつつ、モップで床を拭く私・百。
床はもう十分ピカピカなのに、念入りに拭いていた。

「あのさぁ、この本って捨てていーの?」

そんな中、再び声が響く。
私は手を止め、荒々しい声がする方を向いた。

「これよ、これ」

そう言って本を指差したのは、佐々木家の次女・鈴。
鈴が指差す方を見た私は、慌てて口を開いた。

「だっ、だめ!それは涼兄の……」

「何?何か呼んだー?」

私が言いかけた時
傍で窓を拭いていた男が振り返る。
その男は佐々木家の長男・涼。
とても頼れるお兄さん。
そんな兄が唯一大切にしている本を、鈴はゴミ箱に入れようとしていた。

「この本……涼兄のだよね……?」

3:希鏡 ◆MUNk:2013/07/11(木) 07:29 ID:02Q

私は鈴から本を取り、涼兄に見せる。
すると涼兄は慌てた顔をして、本を奪い取った。

「ごめん、これは捨てないで。
 大事なものだから、さ…………」

「そーなの?まっ、聞いといたあたしが一番偉いんだよねっ」

涼兄が本を自分の部屋に戻しに行き、鈴が威張る。
そんな様子を見ていた男が居た。

「アホらし……」

そう呟いた男は、佐々木家の次男・陸。
陸は佐々木家唯一のやんちゃっ子。
まぁ、小学生の時よりはマシになったけど……ねぇ。

4:希鏡 ◆MUNk:2013/07/14(日) 13:50 ID:02Q

陸が小学生の頃は、よく私も一緒になって怒られたなぁ……。
いつも私が「陸は悪くないんですぅ……」って言ってたっけ。
でも、陸はきっともう忘れてるだろうな。
私は再び床を拭き始めた。

「……百姉」

いつもと変わらず冷静な声。
その声の持ち主は、佐々木家の三男・翼。
翼はいつでも冷静で、絶対に声を荒げない。
そんな翼に、話しかけられた。
翼と会話するの、久しぶりかも。

「なぁに?翼」

「……教えて」

え……それって、今?
翼が手に持っていたのは数学の教科書。
な、何で今なんだろう……?

「あ、後でいいかしらぁ?」

私は苦笑いして、モップを動かした。
床に綺麗な線が一筋。
この綺麗な線を見るのが好きだから、私はモップ担当。

「ごめん そういう訳じゃなくてさ。
 僕の国語力が無かっただけかな……」

そう冷静な声がする。
私は翼の方を振り返って聞き返した。

「え?」

「どのゴミ箱に入れたらいいか、なんだけど」

ご、ゴミ箱ぉ?
……言われてみれば、あちこちにゴミ袋が置いてある。

5:希鏡 ◆MUNk:2013/07/22(月) 07:56 ID:yQs

「あぁ……あっちのゴミ箱に入れてくれるかしらぁ?」

私は東の方を指差す。
翼はめったに見せない笑顔を見せ、東の方へ去って行った。
そもそも、すごーく頭のいい翼が私に
「勉強教えて」だなんて言ってくるはずがないもわ!
そんなことも分からなかったのね、これだから私ってやつはぁ……。

「…………姉!百姉!!」

「はっ、はい!」

急に名前を呼ばれビックリした私は、つい敬語で対応してしまった。
最近、ぼーっとすることが多いわぁ……。
これからは気をつけなくちゃっ!
私は自分の頬をぺちんっと叩いた。

「何やってんの……」

そう後ろから声が聞こえたと思い、私はくるっと振り返った。

6:希鏡 ◆ZRpE:2013/07/26(金) 10:32 ID:yQs

振り返った先に居た者。
佐々木陸、佐々木家の次男。

「百姉、これお前のだろ」

そう言って陸が手を差し出す。
その手が握っていたのは、薔薇のペンダントだった。

「これ、ずっと探してた。
 陸、ありがとう……。」

私は礼を言ってペンダントを受け取った。
このペンダントは大事なもの。
お母さんの……お母さんの形見のペンダントだから……。


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