2人で1つ

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1:りんご:2013/07/13(土) 14:17 ID:ejU

初めまして!
「りんご」です♪
小説書いてみました!
ファンタジーっぽい話です。

見てくれる方、気軽にコメください!(*´∀`*)

2:りんご:2013/07/13(土) 14:23 ID:ejU

  プロローグ 〜2人ノ望み〜

 とある、古い洋館にほこりをかぶった綺麗なオルゴールがありました。
 オルゴールには、繊細なガラス細工の女の子と男の子がつけられています。
 長い年月を経てそれらは心を持つようになりました。
 そして、2人は願います。
 「もっともっと広い世界を見てみたい」と――――。

3:りんご:2013/07/13(土) 14:43 ID:ejU

  1 2人ハ目覚める

 「・・・ッ!?」
 何も変わってない部屋。だけど何かが変わった。
 無機質で殺風景だった部屋が、突然鮮やかな色を放ち始めた。
 いや、色だけじゃない。爽やかな風の音、柔らかな木の匂い。そして、固く冷たい自分の靴。
 〈色〉という存在は知っていた。でもこんなに鮮やかじゃなかった。
 〈風〉も〈木〉も〈靴〉も知っていた。でもこんなに爽やかでも柔らかくも固くもなかった。
 そう、これはまるで自分のガラスの身体が機能し始めたとしか思えない。
 でもそんなことはありえない。いくら自分で望んでも絶対にありえるはずはない――。
 
 「こんにちは、リアン。それからレイン。」

4:りんご:2013/07/13(土) 15:05 ID:ejU

リアンside
 突然、背後から声がした。
 声がした方を振り返ると、すっごく綺麗な女の人が。
 ピンクと紫の中間っぽい色の・・・すみれ色っていうのかな?
 そんな色の艶やかな髪はウェーブがかかっていて腰まで伸びている。
 綺麗で整った顔立ちに、スタイルのいい身体。
 「すっごーい!!こういうの『ゼッセーノビジョ』って言うのかなぁ??
 思わず声が出ちゃった。あれ、絶世の美女って・・・。自分で言ったのに意味がわかんない!
 あっれー?ていうか、声が止まんない。思ったことが全部口から出ちゃうよ〜」
 焦っている私に、女の人は微笑んだ。
 「まぁ・・・。なんて正直なのー♪♪ ほらねカラス、私の与えた知識が正常に働いてるみたいね♪」
 ・・・あれれ?思ってた感じと違う。
 「なんか、ナルシスト?しかも、カラスに話しかけてるし。
 あれ?また声が勝手に。わぁぁぁぁ、目が怖いです目が!」
 睨まれて焦っている私をよそに、今度はカラスがしゃべりだした。
 「キルル様を絶世の美女とは・・・。知識というより視覚の調整が必要なようですね。
 そんなことより、私はカラスではなくれっきとした名前があり・・・」
 「わかったわ!お説教はおしまい!!」
 そんな2人・・・いや1人と1羽のやり取りを前に私は呆気にとられた。
 「カラスが、しゃべってるぅぅ!?」
 「カラスではありません!」


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