心の奥

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1:ヨモギ chip.mysweet-8@docomo.ne.jp:2013/07/21(日) 21:12 ID:2Ws



*プロローグ*

あの時、相談なんか乗らなければよかった____


好きと言うキモチを押し潰してまで

手に入れたいものって何?


キミの特別な人になりたいのに。

キミがどうしても遠く感じるよ…

友達の相談なんか乗って、自分のキモチには嘘ついて。


何も楽しくない……

お願い。もう、嘘をつきたくない…。

自分に素直になりたいよ…

2:& ◆LTBM chip.mysweet-8@docomo.ne.jp:2013/07/21(日) 21:42 ID:2Ws

「ありがとうサクラ!勇気出してみる!」

教室の一角、異様に女子が集まっている。
その中心に居るのが私。

中川さくら、高校一年生。
2か月前に、ココ、“緑川学院”に入学した。

クラスは他校の子ばかりで、知ってる子はいなかった。
でも、持ち前の明るいキャラで話しかけると、すぐに友達GET!

今じゃみんなが親友みたいな感じ
だから、こんなに相談されるのかも。

そう。今話してるのは全部、“恋愛相談”。
ほぼ毎日相談されて、解決していく。

何故か私に相談してきた人はみんな成功してて。
この頃じゃ恋愛の神様とか言われてる

でも
私自身は恋愛なんかしたことなくて。
恋ってものが何なのか、さっぱり。

逆にみんなに聞きたいくらい___

なーんてことを思ってると、また相談者が。

「サクラァ…相談していい?」

「唯?どうしたのー?そんな暗い顔して…」

唯は、私の前の席。
この頃好きな人ができて、すごく悩んでるらしい…

その好きな人ってのが、唯の隣の席の田沢誉。
唯以外にも、好きな人は結構いる。
特別顔がいいとかじゃないんだけど、
性格がいいのかな〜……?

後ろから唯と田沢を見てても、結構お似合いだと思うんだよな〜…
田沢も、唯とこと好きなんじゃないかな?

「サクラァ……あのね…」

唯は俯きながら話し出す。

顔を除きこむと、目には涙が溢れてた。

「えっ…どうしたの?」

私は少し慌てて、聞いてみる。
こんなに唯を見たのは初めてで。

……ビックリしちゃったんだ…。

3:ヨモギ chip.mysweet-8@docomo.ne.jp:2013/07/21(日) 22:03 ID:2Ws

「あのね…、莉子も誉のこと好きなんだって…」

「莉子も…?」

「うん…」

莉子。唯の親友。
隣のクラスの子で、結構可愛い。
田沢と同じ部活で、バスケ部。
バスケ部は男女混合だから、話す機械も多い

「でね、莉子…告白するんだって……。」

「えっ!?ヤバイじゃん!?」

「うん…どうしよ……」

唯は目に溢れてる涙を拭いながら言う。
こんなに唯は田沢好きなんだ…

「じゃあ…私、協力するよ。」

「えっ……?ホント…?」

私は、うん。と頷く。

「まず、何をすればいい?」

「じゃあ……。私のことどう思ってるかとか…」

おぉッ、積極的!
そういえば、今日は私と田沢が日直だったかも…?
そこで聞けばいいじゃん!

「分かった!今日、放課後聞いてみるよ!」

「あ、ありがとう…!」

約束♪と言って私たちは指切りをした。

4:& ◆LTBM chip.mysweet-8@docomo.ne.jp:2013/07/21(日) 23:36 ID:2Ws

放課後。
私と田沢は日直の仕事をしてた。

さっきの唯との約束、守らなきゃ…。
私は田沢をチラッと見る。

それに、学級日誌を書いていた田沢が気づいた

「なに?」

「べ、別に……、…あのさ……?」

「何かあるの?」

「ゆ、ゆゆ、唯のこと!どう思ってるの!」

ドストレートに聞いちゃったよー…。
聞く方の私も何か緊張するんだけど…!

「唯…?あぁ、う〜ん…何で?」

「へっ!?え、いやっ、何でって言うか…」

理由なんか言えるわけないでしょ…!?
唯に聞いてって言われたなんて言えないし、
嘘なんてついたら罪悪感残るし…!

「言って?」

田沢がこっちに来る。
えっ、こっちに来られても困る…!
どんどん迫ってきて、私は後ずさる。

ガタッ!

後ろの机にぶつかって、後ろに下がれなくなった。
もう、逃げられな……っ

「もー!だからァ!
 唯がアンタのこと好きだからキモチ知りたいんだって!」

「えっ?」

「…あっ……」

ア、嘘。言っちゃっ…!
私は慌てて両手で口を覆い被す。

「違っ、そーじゃなくて……ッ」

「…そうなんだ?」

田沢の細くなった目で見られると、身震いする。
……嘘をつけなくなる………。

私は黙って、コクりと頷いた。

田沢は、はぁ…とため息をひとつついて

「…普通。俺、好きなやついるし。」

と、腕を組んで、私から離れて言った。
……普通…ねぇ……。曖昧な答えだな…
それに、好きな人いるのは予想外。

「ふーん…。好きな人いるんだ。」

「まぁ…。普通いるでしょ」

「私いないし。」

当たり前。と言う顔をしながら言う田沢に、
私はキッパリと言い放つ。

田沢は少々驚いてる様子だ。

「……悪いかっ!」

私はちょっと無機になって言ってしまった。
私だって好きな人くらいほしいよ。
でも、恋愛がどうかなんてわからないから…。

「別に…悪くないけど。」

しばらく、沈黙が続いた。
私は、この沈黙が嫌になって、変える準備をし始めた。

「帰んの?まだ、仕事あるけど」

「帰らないよ。まだ。
 けど、早く帰りたいから早く終わらせよ」

イヤ、ぶっちゃけ帰ろうとした。
田沢といると話すことないんだもん…。
何か、ヤダ…。変な感じがする…

「…やっぱり帰るね……。」

私は席を立った。

その瞬間。

田沢に腕を捕まれて、動けなくなった。

「えっ、放してよ…?」

意味わかんないんだけど…。何で……

「な、なに!?私帰りたいんだけど…!」

グイッと腕に力を加えても、田沢の力には勝てなくて。
席に座って、此方を見上げる田沢の顔に、不覚にもドキッとなってしまう。
窓から入ってくる風が頬に当たってくすぐったい。

「俺が好きなのは、中川だよ…」

頬をピンク色にして、田沢が言った。


え……?

5:ヨモギ chip.mysweet-8@docomo.ne.jp:2013/07/22(月) 00:01 ID:2Ws

なに言ってんの、コイツ…?
私を好きって……。

「じ、冗談やめて……」

私はひきつった顔を無理矢理動かして、苦笑いした。
そう言っても、田沢は真面目な顔を崩さない。
……嘘じゃないの…?

でも、田沢は……。
田沢は、唯の好きな人……

私が好きになっちゃダメなんだ…。

「俺、本気だよ」

「……っ!」

そんなこと言われたら……私…、断れなくなる…

「は、放してよっ!」

私は腕を無理矢理田沢から解放した。
そして、すぐに走って帰った。

泣きながら帰った。
理由なんて、わからない……。

6:& ◆LTBM chip.mysweet-8@docomo.ne.jp:2013/07/22(月) 06:55 ID:2Ws

☆第2話☆

帰ってから、ずっと自室に居て。
どうも物事をする気持ちにはなれなかった。

『俺、本気だよ』

田沢の言葉が横切って、胸が苦しくなる。
私はベッドに横になって、スマホの電源を入れた。
メールボックスを開くと、
知らないアドレスからきているのに気づいて。

「あれ…?誰だろ、コレ?」

――――――――――――――――――
2013/06/23 20:13:42

【from】Fomare0814@docomo.ne.jp
 【To】中川さくら
【SUB】無題

【本文】
  俺。田沢誉。
  突然メールしてごめん。メアド聞いた
  
  昼間言ったことは嘘じゃないから。
  返事、待ってる。

――――――――END――――――――

「た、田沢……?」

田沢、本気で……
わたしは、彼が嘘をついていないと確信した

でも、私は特別田沢を好きなわけでもない。
それに……、無理だよ。

唯を裏切ることは、私にはできない…。

7:Saki+*:2013/07/22(月) 07:28 ID:jQE


や…ヤバイ
この小説の、読者になっていいですか!!?w

8:ヨモギ chip.mysweet-8@docomo.ne.jp:2013/07/22(月) 19:09 ID:guQ

是非ともー!
ありがとうございます♪

>>7


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